JP2587930Y2 - 磁気ベルト - Google Patents

磁気ベルト

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JP2587930Y2
JP2587930Y2 JP1993001274U JP127493U JP2587930Y2 JP 2587930 Y2 JP2587930 Y2 JP 2587930Y2 JP 1993001274 U JP1993001274 U JP 1993001274U JP 127493 U JP127493 U JP 127493U JP 2587930 Y2 JP2587930 Y2 JP 2587930Y2
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belt
magnetic
woven fabric
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dimensional knitted
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JP1993001274U
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JPH0661256U (ja
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正彦 三和
桂介 折原
繁富 岡本
喬 太刀川
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁力効果により腰の血行
を促進させる健康ベルトとして、また指圧効果により腰
の筋肉の凝りをほぐす健康ベルトとして使用される磁気
ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から磁気ベルトとしては、通常の平
面的メッシュ編地などに厚みのある磁気体を別布で包み
込むように縫い合せて取り付けてなるものが広く使用さ
れている。しかしこのような構成の磁気ベルトを身体に
装着したとき、前記磁気体の厚みによる凹凸がベルトに
生じ、一体感、装着感に問題があった。また、腹腔圧を
高めるために高密度の平面的メッシュ編地などを用いて
いるため、通気性に欠け蒸れが生じ、被服内環境が悪く
なるなど快適度に問題があった。さらに、前記磁気体の
厚みによる凹凸が意匠性の欠如にもなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような課
題を解決するもので、一体感、装着感、通気性、意匠性
に優れた磁気ベルトを提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案者らは一体感、装
着感、通気性、意匠性について鋭意研究を重ねた結果、
連結糸を部分的に欠落させ空洞部を有した構成の立体編
織物布帛を用いれば極めて最適な磁気ベルトが得られる
との知見を得て本考案に達したものである。即ち、本考
案は表側および裏側の地組織が連結糸で連結された立体
編織物布帛でベルト本体を構成し、このベルト本体の連
結糸を部分的に欠落させて空洞部を構成し、この空洞部
に磁気体を装填してなることを特徴とする磁気ベルトを
要旨とするものである。
【0005】以下、本考案を図面を用いて詳細に説明す
る。図1および図2は上記立体編織物布帛からなるベル
ト本体1の複数列の空洞部2a〜2dに磁気体3を埋め
込んだ支持体9を装填し、ベルト本体1の外面両端に面
ファスナーの一方の係止布片4aを縫着すると共にベル
ト本体1の外周縁部が縫着された補強布5で包まれてな
る磁気ベルト6を示し、この磁気ベルト6のベルト本体
1の内面の一端には図2に示すように外面他端の一方の
係止布片4aと結合するための面ファスナーの他方の係
止布片4bが縫着され、またベルト本体1の外面には腹
腔圧を高めるためのゴムバンド7が縫着されている。こ
のゴムバンド7の両端内面には図1および図2に示す如
く腹腔圧を維持するため面ファスナーの他方の係止布片
4cが縫着されて面ファスナーの一方の係止布片4aと
結合する。なお、このゴムバンド7の長さ方向中央部は
ベルト本体1に縫着されている。
【0006】図4は前記磁気体3を埋め込む穴8を複数
個適当間隔おきに有する支持体9を示し、前記穴8に磁
気体3を埋め込んで磁気体3の抜け落ちを防止するよう
に構成されている。そして、この支持体9は前記空洞部
2a〜2dに挿入されて、前記ベルト本体1の外周縁部
に縫着された補強布5によって抜け落ちを防止されてい
る。支持体9は良好な装着感を発現せしめるために例え
ば発泡ウレタンや発泡ポリエチレンなど適度の圧縮弾性
を有する材料で作られている。
【0007】次に本考案の磁気ベルト6に用いる立体編
織物布帛について説明する。本考案の磁気ベルト6に用
いる立体編織物布帛はダブルラッセル編機あるいはモケ
ット織機などにより製編織されるものである。
【0008】さらに詳しくは図3に示すように表側地組
織10と裏側地組織11を連結糸12で連結して立体的に布帛
を形成する。表裏の地組織10,11に用いる繊維は合成繊
維、再生繊維、天然繊維、無機繊維などの何れでも良
く、単独若しくは混合して製糸した糸条であっても良
い。さらにこれらの糸条を表裏同種、異種で用いたり、
あるいは交編、交織することについては何ら制限される
ものではないが、好ましくは身体側に向く面は吸湿性の
高い天然繊維を使用するのが望ましい。表裏の地組織1
0,11は任意の組織を採用することができるが、特徴的
な組織の組み合わせとして、表裏の地組織10,11とも
メッシュ状組織とする。表裏の地組織10,11とも平坦
組織とする。表側地組織10がメッシュ状で裏側地組織
11が平坦な組織とする。メッシュ状と平坦な組織を表
裏の一方あるいは両方に混在させる、等々何ら制限を受
けない。
【0009】表裏の地組織10,11を立体的に連結する連
結糸12に用いる素材としては、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン46、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
の合成繊維が好ましい。さらには立体形状保持、立体的
柔軟性、適度の空隙量を必要とするために単糸の直径が
0.025〜0.4mmのモノフィラメントまたはマル
チフィラメントなどの適度の剛性を有する糸条が好まし
い。
【0010】連結糸12の間隔、配置位置、配置方向など
は表裏の地組織10,11を考慮したり、必要に応じ任意に
決定しうる事項である。例えば垂直方向に表裏の地組織
10,11を連結しても良く、襷掛け、斜め方向の何れか二
者、さらには三者を組み合わせて配置しても良い。
【0011】さらに磁気体3を備えた支持体9を挿入す
る前記空洞部2a〜2dの作製は連結糸12を部分的に欠
落させて構成する。前記空洞部2a〜2dの表裏の地組
織10a,11aはメッシュ状、平坦あるいは両者の組み合
わせであっても良く、適切な組織を選択すれば良い。さ
らに空洞部2a〜2dは磁力効果の出る好ましい個所お
よび数で必要に応じ任意に配置される。
【0012】上記により製編織された立体編織物布帛か
らなるベルト本体1は優れた通気性を保持するために下
記式で示す空隙指数Kが0.4〜0.95であることが
好ましい。空隙指数Kが0.4未満であると繊維密度が
高すぎて通気性が阻害されたり重すぎたりする。また、
空隙指数Kが0.95より大きいと立体形状が保ちにく
いばかりでなく腹腔圧も得られにくい。空隙指数Kは単
位面積当たりの見掛けの体積から布帛を構成する糸条の
体積を減ずることにより、実際の布帛の空隙量がどの程
度であるかを示すものである。なお、繊維素材の平均密
度はそれぞれの繊維素材の密度を加重平均して求める。
【0013】 また、立体編織物布帛からなるベルト本体1に対し安定
な立体形状を保持せしめるためテンターにより熱セット
を施すのが好ましい。さらには適当量の硬化樹脂を含浸
硬化させ、より以上の立体形状を配慮する場合もある。
【0014】次に立体編織物布帛からなるベルト本体1
は磁気ベルト6の構成部材としての意匠性、商品価値を
高めるため種々工夫をする場合がある。例示すれば表裏
の地組織10,11の一部または全てに着色された一色ある
いは複数色の色糸を用いる。または連結糸12にも同様に
色糸を用いる。勿論、色糸の配置、組織は特に制約を受
けるものではなく、無地調、柄調、ジャカードなど選択
は自由である。この様にして得られた立体編織物布帛か
らなるベルト本体1を用いて磁気ベルト6を構成する。
【0015】
【作用】本考案の磁気ベルトは表裏の地組織を適度の剛
性を有する連結糸で連結し、さらに磁気体を装填する空
洞部が構成された圧縮弾性に優れた立体編織物布帛を用
いるため、磁気体の凹凸のない一体的ベルトとなり、装
着感、意匠性が向上する。さらに空隙量が極めて多いた
め通気性を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。表
側地組織は綿20/2番手、裏側地組織はポリエステル
マルチフィラメント250d/48fを用い、連結糸に
ナイロンモノフィラメント1号を用いて14Gダブルラ
ッセル機(カールマイヤー社製)により図3に示すよう
な立体編織物布帛を構成した。
【0017】空洞部2a〜2dの表裏の地組織10a,11
aを除く地組織10,11は1イン1アウトで、空洞部2a
〜2dの表裏の地組織10a,11aはオールインで通糸
し、2枚筬で前記地組織10,11はメッシュ状組織とし、
空洞部地組織10a,11aは寸法安定性の良い平坦組織と
した。
【0018】連結糸12は2枚筬で表裏の地組織10,11に
対し垂直に連結して立体形状を構築した。なお、空洞部
2a〜2dはその中に入れられる磁気体から磁力効果を
効果的に発揮させるために、4箇所設けられ、各空洞部
の幅、即ち空洞部地組織10a,11aの幅を25mmとし
た。また、空洞部2b,2c間の地組織10,11の幅を3
0mm、空洞部2a,2b間および2c,2d間の地組
織10,11の幅を10mm、空洞部2aからベルト本体1
の一端部までおよび空洞部2dからベルト本体1の他端
部までの地組織10,11の幅を500mmとした。
【0019】さらに、得られた立体編織物布帛の立体形
状を安定化せしめるため市金工業(株)製ピンテンター
により150℃×2分間の熱セットを実施した。このと
きの立体編織物布帛の厚みは4.0mmであった。
【0020】このようにして得られた立体編織物布帛の
綿糸を用いた表側地組織が身体側に向くように用いてベ
ルト本体1として磁気体をセットして図1および図2に
示す磁気ベルトを作製した。この場合の磁気体は半球状
で磁束密度1000±50Gのものを用い、発泡ポリエ
チレンの支持体に等間隔に3個および4個埋め込み、そ
れぞれ2本づつ用いて計4本空洞部に装填した。なお、
磁気体の球面は身体側を向いており互いに両隣が異極性
となっている。空洞部2b,2cに4個の磁気体を埋め
込んだ支持体を、空洞部2a,2dに3個の磁気体を埋
め込んだ支持体をそれぞれ装填した。次にポリエステル
250d/48fハーフ組織シングルラッセル編地より
なる補強布でベルト本体の外周をパイピングした。さら
に面ファスナー付きゴムバンドをベルト本体の外面に縫
着して図1および図2に示す磁気ベルトを作製した。
【0021】以上のようにして得られた磁気ベルトは一
体感、装着感、通気性、意匠性に優れているばかりでな
く、立体編織物布帛の有する適度な圧縮弾性のため従来
の磁気ベルトに比べ腹腔圧による締め付け感がほとんど
なく、フィット性にも優れ、同時に滑り止め効果も併せ
持つ磁気ベルトであった。
【0022】
【考案の効果】本考案の磁気ベルトは立体編織物布帛で
ベルト本体を構成し、このベルト本体の空洞部に磁気体
を装填することにより、磁気体の凹凸のない一体的ベル
トとなり、装着感、意匠性が向上する。さらに空隙量が
極めて多いため通気性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく磁気ベルトの一例を示す一部切
欠斜視図である。
【図2】同磁気ベルトを背面側から見た斜視図である。
【図3】本考案に用いる立体編織物布帛の一例を示す要
部拡大斜視図である。
【図4】本考案に用いる磁気体を埋め込んだ支持体の一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体 2a〜2d 空洞部 3 磁気体 4a〜4c 係止布片 6 磁気ベルト 8 穴 9 支持体 10 表側地組織 11 裏側地組織 10a,11a 地組織 12 連結糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡本 繁富 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番 3号 ユニチカ株式会社大阪本社内 (72)考案者 太刀川 喬 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10番9 号新日本橋第2長岡ビル4F 新商株式 会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61N 2/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側および裏側の地組織が連結糸で連結
    された立体編織物布帛でベルト本体を構成し、このベル
    ト本体の連結糸を部分的に欠落させて空洞部を構成し、
    この空洞部に磁気体を装填してなることを特徴とする磁
    気ベルト。
JP1993001274U 1992-12-22 1993-01-22 磁気ベルト Expired - Lifetime JP2587930Y2 (ja)

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JP1993001274U JP2587930Y2 (ja) 1992-12-22 1993-01-22 磁気ベルト

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JP8748892 1992-12-22
JP4-87488 1992-12-22
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JPH0661256U JPH0661256U (ja) 1994-08-30
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