JP2587737C - - Google Patents

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JP2587737C
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明はテンポ設定装置に係わり、特に、リズム、コードなどの自動演奏機能
が設けられている電子キーボードに用いて好適なものである。 【0002】 【従来の技術】 電子キーボード(電子ピアノなど)においては、自動リズム伴奏、自動コード
伴奏などの自動伴奏機能があり、ROM等に記憶されたリズムやコードなどの自
動演奏データに基づいて1小節〜4小節の自動伴奏音を繰返し演奏するようにな
されている。 また電子キーボードなどにおいては、リズムやコードの自動演奏のテンポを操
作パネル上のテンポ設定釦で自由に設定(増減)できるようになっている。 【0003】 また、自動演奏データには、リズム毎に標準的なプリセットテンポデータが含
まれていて、自動演奏を行っているときに操作パネル上のプリセットテンポ釦が
押されると、選択したリズムに対応した標準的なプリセットテンポで自動演奏さ
れるようになされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 演奏者が設定した自由テンポでリズムやコードの自動演奏を行っているときに
、リズムに対応したプリセットテンポを設定すると、自動演奏中の曲のテンポが
小節の途中で突然に変わり、曲の進行上、違和感が生じる不都合がある。 また自動演奏中にテンポ設定釦を用いてテンポを変更すると、上述と同様に小
節の途中でテンポが急変し、違和感が生じる。 従って、演奏中にテンポを変更する時には、自動演奏を一旦中止してからテン
ポを変更し、自動演奏を再設定するという煩雑な操作を必要としていた。 【0005】 本発明は上述の問題点に鑑み、リズムに対応したプリセットテンポを設定する
際に、上記プリセットテンポの設定が行われた次の小節の頭でテンポが変わるよ
うにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明の自動伴奏装置は、リズムごとのプリセットテンポデータを含む自動伴
奏データが小節単位で記憶されている自動演奏データメモリと、上記自動演奏デ
ータメモリから読み出された自動伴奏データに基づいて波形ROMから発音波形
データを読み出し、これを楽音信号として導出する楽音発生回路と、上記自動演
奏データメモリから自動伴奏データを読出すテンポを上記自動伴奏データ中のプ
リセットテンポデータに従ったテンポに設定することを指示するプリセットテン
ポ釦と、上記プリセットテンポ釦が押されたタイミングでフラグをオンに設定し
、その後、上記自動伴奏データ中の小節タイミングのデータを検出したときに
記フラグがオンであれば、上記プリセットテンポデータに従ったテンポへの設定 を行うと共に上記フラグをオフに 設定するテンポ制御部とを具備している。 【0007】 【作用】 自動演奏中にプリセットテンポ釦が押された場合に、演奏中のテンポをプリセ
ットテンポにすぐに変更するのではなく、演奏が小節の頭になった時にテンポを
プリセットテンポに変更して演奏を続けるので、曲の進行上の違和感がなくなる
。 【0008】 【実施例】 図1は、本発明の自動伴奏装置の一実施例を示す電子楽器の構成図である。こ
の電子楽器は、鍵盤1およびパネル操作子3を備える。そして、これらの鍵盤1
およびパネル操作子3は、鍵盤インターフェイス2およびパネルインターフェイ
ス4をを介してデータバスにそれぞれ接続されている。 【0009】 電子楽器の回路部は、データバスによって結合されているCPU5、プログラ
ムメモリ6、RAM7から成るマイクロコンピュータで構成されている。CPU
5は、鍵盤1に結合された鍵盤インターフェイス2から鍵盤1の操作情報を検出
するとともに、パネル操作子3に結合されたパネルインターフェイス4からパネ
ル操作子3の操作情報を検出する。そして、鍵盤1の操作に対応した音符情報や
パネル操作子3の操作に対応したリズム、音色などのパラメータ情報を楽音発生
回路10に送出する。 【0010】 楽音発生回路10は、これらの情報に基づいて波形ROMからなる波形メモリ
9からPCM音源データSPを読み出し、その振幅やエンベロープを加工して図
示しないD/A変換器に出力する。そして、D/A変換器によりディジタル/ア
ナログ変換された楽音信号が、アンプ11を介してスピーカ12に与えられる。 【0011】 自動演奏パターンデータメモリ8には、自動伴奏データが書き込まれていて、 CPU5がパネル操作子の操作に対応する自動伴奏データを自動演奏パターンデ
ータメモリ8から読み出し、楽音発生回路10に与える。楽音発生回路10は、
自動伴奏データが与えられると、それに対応するコード、ベース、ドラムなどの
波形データを波形メモリ9から読み出し、D/A変換器に導出する。従って、鍵
盤1の操作に対応した発音と共に、自動伴奏のコード音、ベース音、ドラム音が
スピーカ12から得られる。 【0012】 図2は、本発明の要素的特徴を示すブロック図である。リズムセレクタ15は
操作パネルに設けられているテンキースイッチで構成されている。また、この操
作パネルには、自動演奏パターンデータメモリ8から自動伴奏データを読出すテ
ンポを設定するためのテンポ設定操作手段16が設けられ、このテンポ設定操作
手段16にプリセットテンポ釦17や、テンポ増減釦18a,18b等のテンポ
を設定する釦が配設されている。 【0013】 図2に示したように、自動演奏パターンデータメモリ8にはテンポ、音色、ノ
ート(音符)データ等の種々のデータが格納されていて、リズムごとにコード、
ベース、ドラムなどの自動伴奏のための音符データ列を記憶したテーブルを備え
ている。各音符データは、キー(音程)番号、発音タイミング、発音時間幅、音
量などのデータからなる。そして、リズムセレクタ15から与えられるリズム番
号信号Snoに基づいて選択されたノートデータSndが楽音発生回路10に与えら
れるとともに、テンポデータStdがテンポ制御部19に与えられる。このテンポ
制御部19はCPUによって構成されていて、テンポ設定操作手段16からプリ
セットテンポ信号Spreや、テンポ増減信号Sfs等が与えられる。 【0014】 テンポ制御部19は、テンポ設定操作手段16から与えられるこれらのプリセ
ットテンポ信号Spreやテンポ増減信号Sfs等に基づいて設定されたテンポでテ
ンポクロックを発生し、このテンポクロックに基づいて読出しアドレスRADR
自動演奏パターンデータメモリ8に導出する。自動演奏パターンデータメモリ8
から読み出されたリズムやコードなどの音色データやノートデータSndは、楽音 発生回路10に送られリズムやコードなどの伴奏音の楽音信号が形成される。 【0015】 自動演奏パターンデータメモリ8から読み出されたノートデータ中の小節タイ
ミング(小節終端)を示すデータB0、B1、B2・・・・は、テンポ制御部1
9に与えられる。テンポ制御部19は、これらの小節タイミングデータを参照し
て、後述のようにテンポ変更の操作があったときには、小節の先頭でテンポクロ
ックの周波数、即ちテンポを変更する。 【0016】 図3は、メイン処理の詳細を説明するためのフローチャートである。先ず、こ
の電子鍵盤楽器の電源が投入されると、ステップ30でイニシャル処理が行われ
、音源が初期化されるとともに、RAMのクリア等が行われる。次に、ステップ
31で鍵盤1の全ての鍵の操作状態を順次調べるキースキャンが行われ、操作(
押鍵、離鍵)された鍵があることが検出されると、その鍵操作に対する発音消音
等の処理が行われる。 次に、ステップ32でパネル処理が行われ、操作パネル3の全ての操作子の操
作状態が順次調べられ、操作子の操作に応じた処理が行われる。その後、ステッ
プ33に進んで自動演奏処理が行われるとともに、ステップ34でその他の処理
が行われる。 【0017】 図4は、図3のメイン処理におけるステップ32のパネル処理の内容を示すフ
ローチャートである。先ず、ステップ40でスキャン処理を行い、ステップ41
でプリセットテンポスイッチがオンになっているか否かが調べられる。そして、
プリセットテンポスイッチがオンになっている場合には、ステップ42に進んで
テンポセットフラッグをオンにする。また、プリセットテンポスイッチがオンに
なっていないことがステップ41で判定された場合は、ステップ43に進んでそ
の他の処理を行う。 【0018】 図5は、演奏データを再生するときの処理を示している。先ず、ステップ51
において、4分音符の1/24のタイミング(96クロック=1小節のクロック ごとのタイミング)を検出し、そのタイミングであればステップ52に進み、リ
ズム演奏モードがオンになっているか否かを調べる。 ステップ52で否であればステップ55に進んでその他の処理を行ってリター
ンとなる。また、リズム演奏モードオンになっている場合には、ステップ53に
進んでリズム再生処理を行うとともに、ステップ54に進んでプレイカウンタの
カウント値を1つ増やしてからステップ55のその他の処理に進む。 【0019】 図6は、リズムプレイ(再生)の処理を示す。この場合、ステップ60で時間
軸カウンタのカウント値がリズムなどの音符データのステップタイムと一致して
いるか否かを調べ、一致しているときには、ステップ61に進んで読み出しアド
レスをセットし、自動演奏パターンデータメモリ8から4バイト分の音符データ
を読み出す。また、時間軸カウンタのカウント値がステップタイムと一致してい
ない場合にはリターンとなる。 【0020】 次に、ステップ62において読み出した音符データが小節のエンドであるか否
かを調べる。そして、小節のエンドでない場合には、ステップ63に進んで発音
処理を行うとともに、次に、ステップ64で読み出しアドレスを4つ増加させる
。次いで、ステップ65において次の音符データがリピートマークであるか否か
をチェックし、リピートマークでない場合にはステップ66で次の音符のステッ
プタイムデータをセットしてリターンする。また、リピートマークの場合にはス
テップ67でリピート処理を行ってからリターンする。 【0021】 ステップ62における判定の結果、読み出した音符データが小節のエンドであ
る場合にはステップ68に進み、テンポセットフラッグがオンであるか否かを調
べる。そして、テンポセットフラッグがオンになっていない場合にはステップ7
1に直接進んてプレイカウンタをクリアする。 また、テンポセットフラッグがオンになっている場合には、ステップ69で自
動演奏パターンデータメモリ8の該当リズムにおけるプリセットテンポデータを
をテンポ制御部19においてセットするとともに、ステップ70でテンポセット フラッグをクリアしてからステップ71に進む。 【0022】 本実施例の自動伴奏装置は上述したようにしてテンポ設定を行うので、リズム
演奏中にテンポ設定用のスイッチ釦が押されることにより、例えば演奏中に自由
テンポからリズムに対応した標準テンポを設定する際に、次の小節の頭で設定し
たテンポに変わる。すなわち、例えばプリセットテンポに設定する場合に、図7
のタイミングチャートに示すように、時点t1でプリセットテンポ釦が押されて
もすぐにはテンポが変化しないで、演奏が小節の頭B1になった時点t2でテン
ポ変化が行われるようにすることができる。したがって、本実施例のテンポ設定
装置は、演奏中にテンポが突然に変化することによる曲の進行上の違和感をなく
すことができ、スムースなテンポ設定を行うことができる。 なお、上述の説明
においては、リズムごとに持っているプリセットテンポデータに設定する場合に
ついて説明したが、本発明はテンポ増減釦18a,18bが押されることにより
、自由テンポを増減するテンポ変更の際にも同様に適用することができる。 【0023】 【発明の効果】 本発明は上述したように、自動演奏中にプリセットテンポ釦が押された場合は
、演奏が小節の頭になったときにリズムに対応したプリセットテンポを現在のテ
ンポ値として設定して演奏を続けるようにしたので、突然のテンポ変化による曲
の進行上の違和感をなくすことができ、プリセットテンポへの変更の際に自動演
奏を中断するような煩雑な操作を行う必要がなく、演奏中のプリセットテンポ
変更が制約なく自在にできるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のテンポ設定装置の一実施例を示す電子楽器の構成図である。 【図2】 本発明の要素的特徴を示す要部ブロック図である。 【図3】 CPUのメイン処理を示すフローチャートである。 【図4】 パネル処理の内容を示すフローチャートである。 【図5】 演奏データを再生するときの処理を示すフローチャートである。 【図6】 リズムプレイの処理を示すフローチャートである。 【図7】 テンポを変更する際のタイミングを示すタイミングチャートである。 【符号の説明】 1 鍵盤 2 鍵盤インターフェイス 3 パネル操作子 4 パネルインターフェイス 5 CPU 6 プログラムメモリ 7 RAM 8 自動演奏パターンデータメモリ 9 楽音波形メモリ 10 楽音発生回路 11 アンプ 12 スピーカ 15 リズムセレクタ 16 テンポ設定操作手段 17 プリセットテンポ釦 18a,18b テンポ増減釦 19 テンポ制御部 Sfs テンポ増減信号 Spre プリセットテンポ信号 Std テンポデータ信号 Snd ノートデータ信号 Sno リズム番号信号 RSDR 読出しアドレス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リズムごとのプリセットテンポデータを含む自動伴奏データが
    小節単位で記憶されている自動演奏データメモリと、 上記自動演奏データメモリから読み出された自動伴奏データに基づいて波形R
    OMから発音波形データを読み出し、これを楽音信号として導出する楽音発生回
    路と、 上記自動演奏データメモリから自動伴奏データを読出すテンポを上記自動伴奏
    データ中のプリセットテンポデータに従ったテンポに設定することを指示するプ
    リセットテンポ釦と、 上記プリセットテンポ釦が押されたタイミングでフラグをオンに設定し、その
    後、上記自動伴奏データ中の小節タイミングのデータを検出したときに上記フラ
    グがオンであれば、上記プリセットテンポデータに従ったテンポへの設定を行う
    と共に上記フラグをオフに設定するテンポ制御部とを具備することを特徴とする
    自動伴奏装置。

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