JP2587660Y2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

Info

Publication number
JP2587660Y2
JP2587660Y2 JP1993069468U JP6946893U JP2587660Y2 JP 2587660 Y2 JP2587660 Y2 JP 2587660Y2 JP 1993069468 U JP1993069468 U JP 1993069468U JP 6946893 U JP6946893 U JP 6946893U JP 2587660 Y2 JP2587660 Y2 JP 2587660Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
seat member
leg
wall
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993069468U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0736880U (ja
Inventor
浩司 新藤
登志樹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1993069468U priority Critical patent/JP2587660Y2/ja
Publication of JPH0736880U publication Critical patent/JPH0736880U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587660Y2 publication Critical patent/JP2587660Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Chairs (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、浴室に設置し
て入浴時に使用することができる椅子に関し、更に詳し
くは、腰掛部材を設け、前記腰掛部材を支える脚部材を
設けてある椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の椅子としては、腰掛部材
と脚部材とを一体的に固着してあるものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、例えば浴室で使
用する椅子に対しては、限られたスペース内での使用を
前提にして、コンパクトで場所をとらないことが要求さ
れてきたが、平均寿命の高齢化が進む近年においては、
お年寄りや体の不自由な人の入浴に際して、安定した状
態で使用でき、且つ、座面が広く座り心地のよいことも
要求されるようになってきた。上述した従来の椅子によ
れば、腰掛部材と脚部材とを一体的に固着して形成して
あるから、安定性や座り心地をよくするのに座面を広く
形成すれば、椅子全体が大きくなり、邪魔になって取り
扱い難いという問題が発生する。また、コンパクトに形
成すると、座り難くなると共に、お年寄りや体の不自由
な人が使用し難くなるという問題が発生する。即ち、従
来の椅子によれば、邪魔になり難く、広い座面を備えて
座り易くするという二つの要求を満たすことが困難であ
るという問題点がある。
【0004】従って、本考案の目的は、上記問題点を解
消し、広い座面に形成しても、邪魔になり難い椅子を提
供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本考案の椅子の特徴構成は、腰掛部材の基端部を壁に
対して取り付ける取付部材を設け、前記腰掛部材を支え
る脚部材の基端部を枢支連結する第一枢支部を前記腰掛
部材の先端部に設け、前記腰掛部材を上下に揺動自在に
連結する第二枢支部を、前記取付部材に設け、前記腰掛
部材及び脚部材を、前記第二枢支部及び第一枢支部周り
に夫々揺動させて前記壁に沿わせた状態で、前記脚部材
の先端部を支持して係止自在な係止部を設けてあるとこ
ろにある。
【0006】
【作用】本考案の椅子の特徴構成によれば、腰掛部材の
基端部を壁に対して取り付ける取付部材を設けてあるか
ら、前記取付部材を、壁に取り付けることができ、前記
取付部材を壁に取り付けることによって、椅子の安定性
を向上させることが可能となる。
【0007】また、前記腰掛部材を支える脚部材の基端
部を枢支連結する第一枢支部を前記腰掛部材の先端部に
設け、前記腰掛部材を上下に揺動自在に連結する第二枢
支部を、前記取付部材に設けてあるから、前記腰掛部材
及び脚部材を、前記第二枢支部及び第一枢支部周りに夫
々揺動させるだけの簡単な操作で、前記腰掛部材及び脚
部材を前記壁に沿わせて折り畳んだ椅子収納状態に姿勢
変更することが可能となる。従って、腰掛部材の座面を
大きく形成しても、未使用時には壁に沿わせて折りたた
んでおくことで、邪魔になることなく、限られたスペー
スを広く使用することができると共に、座面を大きく形
成することができるから、座り易く、お年寄りや体の不
自由な人でも、安心して使用することが可能となる。
【0008】そして、前記腰掛部材及び脚部材を、前記
第二枢支部及び第一枢支部周りに夫々揺動させて前記壁
に沿わせた状態で、前記脚部材の先端部を支持して係止
自在な係止部を設けてあるから、その係止部に前記脚部
材の先端部を支持させた状態に係止することによって、
前記脚部材のみならず前記腰掛部材をも姿勢安定を図る
ことができ前記椅子収納状態を維持することが可能とな
る。また、前記腰掛部材のみを係止することで前記椅子
収納状態を維持できるように構成するものも考えられる
が、その場合は、脚部材が固定されないために、例え
ば、人が接触した時に、脚部材が引っ掛かって揺動し易
く、邪魔になる問題があり、本考案の椅子によれば、脚
部材の先端部を係止することができるから、前記椅子収
納状態の椅子に人が接触しても、不用意に脚部材が揺動
して邪魔になることを防止することが可能となる。
【0009】
【考案の効果】従って、本考案の椅子によれば、腰掛部
材の座面を広く形成して、座り易くすることができなが
ら、使用しないときには、壁側に簡単な操作で折りたた
んだ状態に姿勢保持できるようになって、機能性・操作
性・環境適応性を共に向上させることが可能となった。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図4は、本考案の椅子の一実施例Kを設置
してあるバスルームYを示すもので、椅子Kは、その座
面を、浴槽1上縁部とほぼ同一レベルにして使用できる
ように洗い場Uの壁W部分に取り付けてあり、椅子K本
来の機能の他に、例えば、お年寄りや体の不自由な人の
入浴に際して、徐々に浴槽1へ入ることができるステッ
プとして使用できる機能を付加してある。
【0012】前記椅子Kは、図1・2に示すように、腰
掛部材2を設け、その腰掛部材2を支える脚部材3を設
け、腰掛部材2の基端部を壁Wに対して取り付ける取付
部材4を設けて構成してある。
【0013】前記腰掛部材2は、チャンネル材からなる
枠部2aと、この枠部2aにスノコ状に取り付けた複数
の木製腰掛板2bとを備えて構成してあり、前記腰掛板
2bの上面が座面となる。腰掛部材2は、前記枠部2a
の基端部両側部を、第二ボルト5(第二枢支部の一例)
を介して前記取付部材4に取り付けてあり、第二ボルト
5周りに揺動自在に支持してある。一方、前記枠部2a
の先端部両側部には、前記脚部材3の基端部を枢支連結
する第一枢支部の一例である第一ボルト6を各別に取り
付けてあり、この第一ボルト6を介して前記脚部材3は
前後方向に揺動自在な状態で腰掛部材2に連結してあ
る。また、前記枠部2aの両側部には、前記第二ボルト
5取付位置より先端側の部分に、両側方へ突出する係止
用突起7を各別に設けてあり、腰掛部材2を壁Wに沿わ
せた椅子収納状態時に、後述する取付部材4の係止凹部
11に前記係止用突起7を係止させることによって、腰
掛部材2の倒れ出しを防止できるように構成してある。
【0014】前記脚部材3は、前記第一ボルト6が両端
部に各別に取り付く円筒状の第一ボルト取付部3aと、
洗い場U床に接地させる接地部3bと、前記第一ボルト
取付部3aと接地部3bとを一体的に連結する連結部3
cとを備えて構成してある。前記円筒状の第一ボルト取
付部3aの両端外周部には、径方向に突出すると共に前
記第一ボルト6周りの揺動に伴って前記枠部2aの下面
に当接する突起部8を各別に設けてあり、この突起部8
が枠部2aに当接することで、腰掛部材2に対する脚部
材3の揺動終端位置を規制できるように構成してある。
【0015】前記取付部材4は、板金製で、壁Wへ取付
自在な取付本体4aを設け、前記第二ボルト5を取り付
ける第二ボルト取付部4bを、取付本体4aの両端部に
前方へ屈曲する状態に各別に設け、前記腰掛部材2及び
脚部材3を前記第二ボルト5及び第一ボルト6周りに夫
々揺動させて前記壁Wに沿わせた状態で前記脚部材3の
先端部を支持して係止自在な係止部9を設けて構成して
ある。前記取付本体4aには、複数のビス孔10を設け
てあり、このビス孔10を通して取付部材4は壁Wにビ
ス固定してある。前記両第二ボルト取付部4bは、前記
取付本体4aの両端部から夫々屈曲状態に延出する板状
体で構成してあり、前記第二ボルト5を挿通自在な縦長
形状の長孔11aを各別に設け、前記腰掛部材2の係止
用突起7が上から下への方向で係入自在な係止凹部11
を上縁部に設けて構成してある。従って、前記係止凹部
11に枠部2aの係止用突起7を対向するまで前記腰掛
部材2を第二ボルト5周りに上方向へ揺動させて、前記
係止凹部11に係止用突起7が係入するように落し込む
ことによって、腰掛部材2の揺動を阻止することが可能
となり、前記椅子収納状態の姿勢を維持することが可能
となる。前記係止部9は、前記取付本体4aの下端部か
ら前方へ屈曲する第一屈曲部9aと、その第一屈曲部9
aの前端部から上方向に屈曲する第二屈曲部9bとを備
えて構成してあり、前記第一屈曲部9aは、前記椅子収
納状態において腰掛部材2と共に壁Wに沿わせた脚部材
3の接地部3bを載置させて支持することができ、前記
第二屈曲部9bは、前記椅子収納状態において第一屈曲
部9aに支持させた状態の接地部3bが壁W前方に移動
するのを阻止し、不用意に脚部材3のみが揺動して邪魔
になるのを防止することができるように形成してある。
【0016】本実施例の椅子Kによれば、図3(イ)に
示すように、脚部材3の突起部8が枠部2aに当接する
まで脚部材3を揺動させて且つ接地部3bを洗い場U床
面に接当させた椅子使用状態から、腰掛部材2を第二ボ
ルト5周りの上方向に揺動操作することによって、図3
(ロ)に示すように、腰掛部材2及び脚部材3を壁Wに
沿う状態に折り畳むことができ、そのまま係止用突起7
を係止凹部11に落し込むように腰掛部材2を下方へ移
動させることによって、図3(ハ)に示すように、腰掛
部材2の揺動を阻止した状態に、且つ、脚部材3の接地
部3bが係止部9に支持されて揺動を阻止された状態に
して、安定した椅子収納状態を維持できる姿勢に折り畳
むことができる。
【0017】〔別実施例〕 以下に別実施例を説明する。
【0018】本考案の椅子は、バスルームY以外にも様
々な箇所に幅広く設置することができると共に、各構成
の形状や取付状態は、先の実施例で説明したものに限定
されるものではなく、例えば、取付部材4と係止部9と
を一体に構成するものに限らず、別体に構成してあって
もよく、更には、前記腰掛部材2の裏面部に係止部を設
けるものであってもよい。また、前記係止部9は、第一
・第二屈曲部9a,9bから構成するものに替えて、例
えば、弾性部材からなるC字状リングによって係止部9
を構成し、前記リングの開口部を通して径方向に沿って
係入した脚部材を挟持支持できるように構成したもので
あってもよい。
【0019】尚、実用新案登録請求の範囲の項に、図面
との対照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の椅子を示す側面図
【図2】実施例の椅子を示す正面図
【図3】実施例の椅子の作用を説明する図
【図4】実施例の椅子の取付状況を示す図
【符号の説明】
2 腰掛部材 3 脚部材 4 取付部材 5 第二枢支部 6 第一枢支部 9 係止部 W 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−47985(JP,U) 実開 平7−1206(JP,U) 実開 平1−94501(JP,U) 実開 昭63−71791(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 9/00 - 9/06 A47C 7/56 A47K 3/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰掛部材(2)を設け、前記腰掛部材
    (2)を支える脚部材(3)を設けてある椅子であっ
    て、 前記腰掛部材(2)の基端部を壁(W)に対して取り付
    ける取付部材(4)を設け、前記脚部材(3)の基端部
    を枢支連結する第一枢支部(6)を前記腰掛部材(2)
    の先端部に設け、前記腰掛部材(2)を上下に揺動自在
    に連結する第二枢支部(5)を、前記取付部材(4)に
    設け、前記腰掛部材(2)及び脚部材(3)を、前記第
    二枢支部(5)及び第一枢支部(6)周りに夫々揺動さ
    せて前記壁(W)に沿わせた状態で、前記脚部材(3)
    の先端部を支持して係止自在な係止部(9)を設けてあ
    る椅子。
JP1993069468U 1993-12-27 1993-12-27 椅 子 Expired - Lifetime JP2587660Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993069468U JP2587660Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 椅 子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993069468U JP2587660Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 椅 子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0736880U JPH0736880U (ja) 1995-07-11
JP2587660Y2 true JP2587660Y2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=13403534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993069468U Expired - Lifetime JP2587660Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 椅 子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587660Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102162113B1 (ko) * 2020-06-09 2020-10-06 하성수 그늘막용 접이형 의자

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228840A (ja) * 2007-03-17 2008-10-02 Yasaka:Kk 浴室の洗い場の座台ユニット
CN107048793A (zh) * 2017-06-05 2017-08-18 张遂峰 一种壁挂式折叠转椅

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102162113B1 (ko) * 2020-06-09 2020-10-06 하성수 그늘막용 접이형 의자

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0736880U (ja) 1995-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2587660Y2 (ja) 椅 子
US6904622B1 (en) Auxiliary toilet seat
KR200421443Y1 (ko) 보조등받이가 구비된 의자
US6158060A (en) Toilet seat cover assembly
GB2338724A (en) Toilet seat aid
JP6817665B1 (ja) トイレ用肘掛け装置
JP2003310386A (ja) 壁面取り付け用折畳み椅子
JP4435583B2 (ja) 簡易便器
JP3301970B2 (ja) 携帯用便器のアームレスト構造
JP3973653B2 (ja) 椅子型簡易便器
JP2000232995A (ja) 介助用システムチェア
JPH076875Y2 (ja) 椅子型便器
JP3201974B2 (ja) 折畳み椅子
JPH0739678U (ja) 椅 子
KR200294510Y1 (ko) 엘리베이터의 슬림(Slim)형 접이식 의자
JP3785233B2 (ja) 跳ね上げ式簡易ひじ掛け体
KR200340998Y1 (ko) 좌변기
US5044023A (en) Integrated mattress and commode with segmented mattress/commode section
JPH0731758Y2 (ja) 折畳み式シャワーチェア
JP3230705U (ja) 浴室内介助用ボード及び浴室
JP2005087584A (ja) シャワー用折畳み椅子
JPH0736879U (ja) 浴室用椅子
JPH06502092A (ja) 便座
KR200165621Y1 (ko) 연결식 의자
JP3037917U (ja) 椅 子