JP2587458B2 - 樋継手 - Google Patents
樋継手Info
- Publication number
- JP2587458B2 JP2587458B2 JP63139027A JP13902788A JP2587458B2 JP 2587458 B2 JP2587458 B2 JP 2587458B2 JP 63139027 A JP63139027 A JP 63139027A JP 13902788 A JP13902788 A JP 13902788A JP 2587458 B2 JP2587458 B2 JP 2587458B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soft elastic
- insert
- molded
- gutter
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、軒樋を接続する樋継手に関し、詳しくは金
型構成を比較的簡素になしながら煩わしい接着作業を回
避し、樋接続時の水密性を確実なものになそうとする技
術に係るものである。
型構成を比較的簡素になしながら煩わしい接着作業を回
避し、樋接続時の水密性を確実なものになそうとする技
術に係るものである。
［従来の技術］ 従来、軒樋を接続する樋継手は、第７図に示すよう
に、硬質の接続部３′の挿入接続凹所２を形成している
延出片2aに断面波形の軟質伸縮部４を接着剤６にて接続
するものであった。
に、硬質の接続部３′の挿入接続凹所２を形成している
延出片2aに断面波形の軟質伸縮部４を接着剤６にて接続
するものであった。
［発明が解決しようとする課題］ ところが、このように接着剤を使って軟質伸縮部４を
硬質の接続部３′に接続するのに、接着剤６を接続箇所
からはみ出さないようにそれでいて充分に接着剤を塗布
する作業が面倒であり、その生産性が低いものとなって
いた。又、接着剤を使用するから、特にコーナー部にお
いて接着不良及び剥離が生じやすく、更に接着剤の劣化
にて接続箇所に漏水が生じる等の問題があった。ところ
で従来において硬質の接続部３′に軟質伸縮部４を一体
成型することも考えられるが、簡素な構成の成形金型で
は一体成型することができず、一体成型をなすためには
きわめて複雑な成形金型が必要となるという問題があ
る。
硬質の接続部３′に接続するのに、接着剤６を接続箇所
からはみ出さないようにそれでいて充分に接着剤を塗布
する作業が面倒であり、その生産性が低いものとなって
いた。又、接着剤を使用するから、特にコーナー部にお
いて接着不良及び剥離が生じやすく、更に接着剤の劣化
にて接続箇所に漏水が生じる等の問題があった。ところ
で従来において硬質の接続部３′に軟質伸縮部４を一体
成型することも考えられるが、簡素な構成の成形金型で
は一体成型することができず、一体成型をなすためには
きわめて複雑な成形金型が必要となるという問題があ
る。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、成形金型を複雑化するこ
となくそれでいて煩わしい接続剤を使用することを回避
し、生産性を向上させるとともに長期にわたって所期通
りの水密性を維持できる樋継手を提供することにある。
り、その目的とするところは、成形金型を複雑化するこ
となくそれでいて煩わしい接続剤を使用することを回避
し、生産性を向上させるとともに長期にわたって所期通
りの水密性を維持できる樋継手を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明の樋継手は、軒樋１の端部が挿入接続される挿
入接続凹所２を備えるとともに挿入接続凹所２の下片７
と略面一になるインサート部12を備えている一対の接続
部3,3と、これら接続部3,3を連結する断面略波形の軟質
伸縮部４とから成り、軟質伸縮部４の成型時にインサー
ト部12をインサート成型して軟質伸縮部４と接続部3,3
とを一体化してあることを特徴とするものである。
入接続凹所２を備えるとともに挿入接続凹所２の下片７
と略面一になるインサート部12を備えている一対の接続
部3,3と、これら接続部3,3を連結する断面略波形の軟質
伸縮部４とから成り、軟質伸縮部４の成型時にインサー
ト部12をインサート成型して軟質伸縮部４と接続部3,3
とを一体化してあることを特徴とするものである。
［作用］ このように、軟質伸縮部４の成型時に接続部３をイン
サート成型して軟質伸縮部４と接続部３とを一体化する
ことによって、つまり成型された接続部３を軟質伸縮部
４の成型金型の両側に配し、軟質伸縮部４の成形時に接
続部３をインサート成型することによって、接続部３に
軟質伸縮部４を接着剤にて接着するという煩わしい作業
を回避し、インサート成型して一体化することでその生
産性を向上し、接続部３と軟質伸縮部４とを確実な水密
性をもって接続でき、しかして成型金型を複雑化するこ
となくコストを抑えながら所期の水密機能を長期にわた
って安定的に発揮できるようにしたものであり、しか
も、インサート部12が挿入接続凹所２の下片７と面一に
なっており、これらの上に軟質伸縮部４の両接続片を載
置してインサート成型するのであり、軟質伸縮部４の両
側に接続部3,3を良好に接続でき、かつ、挿入接続凹所
２と軟質伸縮部４との接続箇所に段差が生じることもな
く、しかも、軟質伸縮部４の両接続片が軒樋１に接続さ
れる接続部３のインサート部12の上側に配置されて、軒
樋１内を流れる雨水の重量によっても軟質伸縮部４の両
接続片が剥がれ難いものである。
サート成型して軟質伸縮部４と接続部３とを一体化する
ことによって、つまり成型された接続部３を軟質伸縮部
４の成型金型の両側に配し、軟質伸縮部４の成形時に接
続部３をインサート成型することによって、接続部３に
軟質伸縮部４を接着剤にて接着するという煩わしい作業
を回避し、インサート成型して一体化することでその生
産性を向上し、接続部３と軟質伸縮部４とを確実な水密
性をもって接続でき、しかして成型金型を複雑化するこ
となくコストを抑えながら所期の水密機能を長期にわた
って安定的に発揮できるようにしたものであり、しか
も、インサート部12が挿入接続凹所２の下片７と面一に
なっており、これらの上に軟質伸縮部４の両接続片を載
置してインサート成型するのであり、軟質伸縮部４の両
側に接続部3,3を良好に接続でき、かつ、挿入接続凹所
２と軟質伸縮部４との接続箇所に段差が生じることもな
く、しかも、軟質伸縮部４の両接続片が軒樋１に接続さ
れる接続部３のインサート部12の上側に配置されて、軒
樋１内を流れる雨水の重量によっても軟質伸縮部４の両
接続片が剥がれ難いものである。
［実施例］ 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
接続部３は硬質合成樹脂の成型品であり、全体形状は
略角型Ｕ字状をしていて、下片７と上片８及び両片7,8
を奥部で連結する連結部９から構成され、その下片７の
上面形状は角型の軒樋１の下面形状に略一致させてあ
り、上片８の下面形状は軒樋１の内面形状に略一致させ
てある。下片７は上片８よりも長く、又、軒樋１の巾方
向に分割され、尖鋭部10が形成され、しかして上片７と
下片８間の挿入接続凹所２に軒樋１の端部を挿入接続す
ることができるようにしてある。かかる接続に際してコ
ーキング剤を使用してもよい。そしてこれら一対の接続
部3,3の中間部には断面略波形の軟質伸縮部４を設け
て、この軟質伸縮部４にて接続部3,3が連結されて、本
発明の樋継手11が構成されていて、接続部3,3の挿入接
続凹所２に挿入接続した軒樋1,1の熱膨張及び熱伸縮を
軟質伸縮部４の伸縮にて吸収できるようにしてある。
略角型Ｕ字状をしていて、下片７と上片８及び両片7,8
を奥部で連結する連結部９から構成され、その下片７の
上面形状は角型の軒樋１の下面形状に略一致させてあ
り、上片８の下面形状は軒樋１の内面形状に略一致させ
てある。下片７は上片８よりも長く、又、軒樋１の巾方
向に分割され、尖鋭部10が形成され、しかして上片７と
下片８間の挿入接続凹所２に軒樋１の端部を挿入接続す
ることができるようにしてある。かかる接続に際してコ
ーキング剤を使用してもよい。そしてこれら一対の接続
部3,3の中間部には断面略波形の軟質伸縮部４を設け
て、この軟質伸縮部４にて接続部3,3が連結されて、本
発明の樋継手11が構成されていて、接続部3,3の挿入接
続凹所２に挿入接続した軒樋1,1の熱膨張及び熱伸縮を
軟質伸縮部４の伸縮にて吸収できるようにしてある。
このような樋継手11を成型するには、例えば軟質塩化
ビニル製のような断面波形の軟質伸縮部４の成型時にそ
の成形金型（図示せず）のキャビテイ内に接続部３から
奥側に延出されたインサート部12を挿入し、このインサ
ート部12においてインサート成型して、軟質伸縮部４と
接続部３とを一体化してある。
ビニル製のような断面波形の軟質伸縮部４の成型時にそ
の成形金型（図示せず）のキャビテイ内に接続部３から
奥側に延出されたインサート部12を挿入し、このインサ
ート部12においてインサート成型して、軟質伸縮部４と
接続部３とを一体化してある。
このように、軟質伸縮部４の成型時に接続部３をイン
サート成型して軟質伸縮部４と接続部３とを一体化する
ことで、軟質伸縮部４の成形時に接続部３をインサート
成型でき、接続部３に軟質伸縮部４を接着剤にて接着す
るという煩わしい作業を回避するのであり、このような
インサート成型にて一体化することでその生産性を向上
し、接続部３と軟質伸縮部４とを確実な水密性をもって
接続し、成型金型を複雑化することなくコストを抑えな
がら所期の水密機能を長期にわたって安定的に発揮する
のである。
サート成型して軟質伸縮部４と接続部３とを一体化する
ことで、軟質伸縮部４の成形時に接続部３をインサート
成型でき、接続部３に軟質伸縮部４を接着剤にて接着す
るという煩わしい作業を回避するのであり、このような
インサート成型にて一体化することでその生産性を向上
し、接続部３と軟質伸縮部４とを確実な水密性をもって
接続し、成型金型を複雑化することなくコストを抑えな
がら所期の水密機能を長期にわたって安定的に発揮する
のである。
［発明の効果］ 以上要するに本発明は、軟質伸縮部の成型時に接続部
をインサート成型して軟質伸縮部と接続部とを一体化す
るから、つまり成型された接続部を軟質伸縮部の成型金
型の両側に配し、軟質伸縮部の成形時に接続部をインサ
ート成型する故、接続部に軟質伸縮部を接続剤にて接着
するという煩わしい作業を回避し、インサート成型して
一体化することでその生産性を向上し、接続部と軟質伸
縮部とを確実な水密性をもって接続でき、しかして成型
金型を複雑化することなくコストを抑えながり所期の水
密機能を長期にわたって安定的に発揮できるという利点
がある。
をインサート成型して軟質伸縮部と接続部とを一体化す
るから、つまり成型された接続部を軟質伸縮部の成型金
型の両側に配し、軟質伸縮部の成形時に接続部をインサ
ート成型する故、接続部に軟質伸縮部を接続剤にて接着
するという煩わしい作業を回避し、インサート成型して
一体化することでその生産性を向上し、接続部と軟質伸
縮部とを確実な水密性をもって接続でき、しかして成型
金型を複雑化することなくコストを抑えながり所期の水
密機能を長期にわたって安定的に発揮できるという利点
がある。
加えて、インサート部が挿入接続凹所の下片と面一に
なっており、これらの上に軟質伸縮部の両接続片を載置
してインサート成型するのであり、軟質伸縮部の両側に
接続部を良好に接続でき、かつ、挿入接続凹所と軟質伸
縮部との接続箇所に段差が生じることもなく、しかも、
軟質伸縮部の両接続片が軒樋に接続される接続部のイン
サート部の上側に配置されて、軒樋内を流れる雨水の重
量によっても軟質伸縮部の両接続片が剥がれ難いという
利点がある。
なっており、これらの上に軟質伸縮部の両接続片を載置
してインサート成型するのであり、軟質伸縮部の両側に
接続部を良好に接続でき、かつ、挿入接続凹所と軟質伸
縮部との接続箇所に段差が生じることもなく、しかも、
軟質伸縮部の両接続片が軒樋に接続される接続部のイン
サート部の上側に配置されて、軒樋内を流れる雨水の重
量によっても軟質伸縮部の両接続片が剥がれ難いという
利点がある。
第１図は本発明の一実施例の平面図、第２図は同上の側
面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第２
図のＢ−Ｂ線断面図、第５図は第３図のＤ−Ｄ線断面
図、第６図は第３図のＣ部の拡大図、第７図は従来例の
断面図であり、１は軒樋、２は挿入接続凹所、３は接続
部、４は軟質伸縮部、７は下片、12はインサート部であ
る。
面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第２
図のＢ−Ｂ線断面図、第５図は第３図のＤ−Ｄ線断面
図、第６図は第３図のＣ部の拡大図、第７図は従来例の
断面図であり、１は軒樋、２は挿入接続凹所、３は接続
部、４は軟質伸縮部、７は下片、12はインサート部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 良典 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 大井 信行 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−75922（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】軒樋の端部が挿入接続される挿入接続凹所
を備えるとともに挿入接続凹所の下片と略面一になるイ
ンサート部を備えている一対の接続部と、これら接続部
を連結する断面略波形の軟質伸縮部とから成り、軟質伸
縮部の成型時にインサート部をインサート成型して軟質
伸縮部と接続部とを一体化して成ることを特徴とする樋
継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63139027A JP2587458B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 樋継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63139027A JP2587458B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 樋継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01310051A JPH01310051A (ja) | 1989-12-14 |
| JP2587458B2 true JP2587458B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=15235756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63139027A Expired - Lifetime JP2587458B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 樋継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587458B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5624746Y2 (ja) * | 1975-12-05 | 1981-06-11 |
-
1988
- 1988-06-06 JP JP63139027A patent/JP2587458B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01310051A (ja) | 1989-12-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205 Year of fee payment: 11 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |