JP2587324Y2 - コンクリート用養生シート - Google Patents
コンクリート用養生シートInfo
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- JP2587324Y2 JP2587324Y2 JP1993012610U JP1261093U JP2587324Y2 JP 2587324 Y2 JP2587324 Y2 JP 2587324Y2 JP 1993012610 U JP1993012610 U JP 1993012610U JP 1261093 U JP1261093 U JP 1261093U JP 2587324 Y2 JP2587324 Y2 JP 2587324Y2
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Description
場、その他で用いるコンクリート用養生シートに関する
ものである。
土木建設現場では、品質のよいコンクリート構造物を得
るためにコンクリートの養生は極めて重要なことであ
る。
に直接接する位置に養生シートが配置されるが、かかる
養生シートとしては発泡ポリウレタンを主体とする物が
公知である。これは水を打った面に敷くことにより、発
泡ポリウレタンの連続気泡構造が水分を保持し、この保
水部により蒸散を防ぐという発想による。
に替えて、一般の単一シートであるブルーシートもよく
用いられる。
タンの養生シートは水を吸った状態では極めて重くな
り、巻き上げることも容易ではないので現実の使用には
適さない。
ム壁面の養生においては、縦バタの上にブルーシートを
被せることが通例であったが、このような断熱性に乏し
いブルーシートでは気休め程度の保温性しか期待できな
かった。
し、軽量なので現場作業性がよく、しかも保温性に優れ
る安価なコンクリート用養生シートを提供することにあ
る。
するため、多数の突起を有するキャップフィルムに平滑
なバックフィルムを貼着して独立気泡シートを形成し、
この独立気泡シートを多重にし、かつその外側表面に光
線反射層を設けたこと、または、この構成に加えて、キ
ャップフィルムとバックフィルムは、紫外線吸収剤を1
%以上含むポリオレフィン膜で形成したこと、もしく
は、前記いずれかの構成に加えて、独立気泡シートにフ
ラットヤーンクロスを貼着したことを要旨とするもので
ある。
トは、自然対流熱伝達と熱伝導の両方を防止することが
でき、また、このような独立気泡シートを多重にした構
造のため、一種のラビリンス・シールの機能が発揮さ
れ、水分の蒸散が防止され、かつ充分な断熱性が得られ
るものとなる。
表面に光線反射層を設けたことにより、冬場は放射冷却
を反射し、夏場は放射加熱を反射して、放熱効果を確実
に図ることができる。
冬場におけるコンクリート打設面の凍結防止、夏場に於
けるコンクリート打設面の乾燥防止という3つの機能を
同時に満足させることができるものとなる。
に加えて、キャップフィルムとバックフィルムがともに
紫外線を吸収するので、それだけ独立気泡シートの内部
への放射加熱を抑止できる。
に加えて、フラットヤーンクロスにより機械的強度を向
上させることができる。
説明する。図1は本考案のコンクリート用養生シートの
1実施例を示す一部切欠いた斜視図、図2は同上縦断正
面図である。
ポリオレフィン膜より形成されるものとして、多数の突
起を有するキャップフィルム21と平滑なバックフィルム
22とを貼着した独立気泡シート2を使用し、この独立気
泡シート2を多重〔図示では2重(2W)〕にし、その
表面側に光線反射層4を設けたものである。
うちバックフィルム22の外側表面にフラットヤーンクロ
ス5を貼着してもよく、また、独立気泡シート2の相互
間にはライナフィルム23を介在させてもよい。一方、独
立気泡シート2の独立気泡内部はガス封入部3となる。
して図3に示すようにガス封入部3の直径R=10mm、隣
接するガス封入部3の中心間の距離は、D1=11.5mm、
D2=10mmとする。また、図2における下方の独立気泡
シート2の高さ=4mm、上方の独立気泡シート2、フラ
ットヤーンクロス5、光線反射層の4つの合計の高さ=
4mm、すなわち、養生シート1の厚み=8mmとした。
ム21と平滑なバックフィルム22とを貼着したポリオレフ
ィン樹脂を素材とする独立気泡シート2は、緩衝包装材
その他に広く用いられているものを利用できる。
も断熱性を考慮して適宜選択できる。さらに、他の実施
例として図示は省略するが、ポリオレフィン膜には紫外
線吸収剤を1%以上含むものを使用してもよい。一方、
必要に応じて、独立気泡シート2のうちキャップフィル
ム21の外側表面にフラットヤーンクロス5を貼着しても
よい。
ート2の目付け、下方の独立気泡シート2の目付けは、
それぞれ約 110g/平方メートル、約70g/平方メート
ルとした。
フィルム22とを貼着した独立気泡シート2相互の組合せ
は、図4に示すようにバックフィルム22側を外にして間
にライナフィルム23を介在させ、このうち上方の独立気
泡シート2のバックフィルム22の上にフラットヤーンク
ロス5を、さらにその上に光線反射層4を設ける場合
や、図5に示すようにフラットヤーンクロス5を省略し
て直接光線反射層4をバックフィルム22の上に設ける場
合がある。
シート2は上方と下方の独立気泡シート2と目付けが対
称的なものとして、その両者間にライナフィルム23を介
在させたもの、図7に示すように、例えばPE(ポリエ
チレン)フィルム等によるフラットヤーンクロス5を下
方の独立気泡シート2の下に配置するもの、図8に示す
ように、例えばPE(ポリエチレン)フィルム等による
ライナフィルム23を省略して上方の独立気泡シート2の
バックフィルム22の上にフラットヤーンクロス5を、さ
らにその上に金属分子層4を設けるもの、図9に示すよ
うに、図8の例からフラットヤーンクロス5を省略した
ものなど様々である。
リート打設面の上面養生を行う場合には図10に示すよう
にコンクリート6の面に敷設する。
を行う場合は、図11に示すようにメタルフォーム7、横
バタ8、縦バタ9からなる型枠材のメタルフォーム7と
横バタ8間に挟み込むようにすればよい。
用養生シートは、連続気泡構造により保水しなければ水
分の蒸散は防げないという従来の発想を捨て、ポリオレ
フィン膜より形成される独立気泡の多重構造と光線反射
層の組み合わせを用いることにより、現場作業性良好な
る湿潤養生シートとすることができるものである。
のすべてを防止する保温性が発揮でき、夏・冬兼用で汎
用性も高く、しかも、打設面養生シートとメタルフォー
ム養生シートを兼用することができる比較的安価なもの
である。
を示す一部切欠いた斜視図である。
を示す縦断正面図である。
を示す平面図である。
例を示す部分縦断正面図である。
例を示す部分縦断正面図である。
例を示す部分縦断正面図である。
例を示す部分縦断正面図である。
例を示す部分縦断正面図である。
例を示す部分縦断正面図である。
リート打設面の上面養生での使用例を示す縦断正面図で
ある。
リート打設の壁面養生での使用例を示す斜視図である。
ィルム 2…独立気泡シート 22…バックフィ
ルム 2W…独立気泡2重構造 23…ライナフィ
ルム 3…ガス封入部 4…光線反射層 5…フラットヤーンクロス 6…コンクリート 7…メタルフォーム 8…横バタ 9…縦バタ D1…隣接するガス封入部の中心間距離 D2…隣接するガス封入部の中心間距離 R…ガス封入部の直径
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の突起を有するキャップフィルムに
平滑なバックフィルムを貼着して独立気泡シートを形成
し、この独立気泡シートを多重にし、かつその外側表面
に光線反射層を設けたことを特徴とするコンクリート用
養生シート。 - 【請求項2】 キャップフィルムとバックフィルムは、
紫外線吸収剤を1%以上含むポリオレフィン膜で形成し
た請求項1記載のコンクリート用養生シート。 - 【請求項3】 独立気泡シートにフラットヤーンクロス
を貼着した請求項1または請求項2に記載のコンクリー
ト用養生シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012610U JP2587324Y2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | コンクリート用養生シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012610U JP2587324Y2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | コンクリート用養生シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665558U JPH0665558U (ja) | 1994-09-16 |
JP2587324Y2 true JP2587324Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=11810140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993012610U Expired - Lifetime JP2587324Y2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | コンクリート用養生シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587324Y2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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-
1993
- 1993-02-24 JP JP1993012610U patent/JP2587324Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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