JP3223970U - 遮熱体およびその配列構造 - Google Patents

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哲 一原
哲 一原
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株式会社 一原産業
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【課題】屋根下地材として用いた場合に遮熱の断裂が生じない遮熱体およびその配列構造を提供する。【解決手段】基材10と、前記基材10の一方の表面に配設された耐熱性および耐候性を有する耐熱耐候被覆層20と、前記基材10の他方の表面に配設された遮熱被覆層30とを備え、前記耐熱耐候被覆層20の両端が前記基材10の両側端から突出させられ、前記遮熱被覆層30の両端が前記基材10の両側端から突出させられてなる遮熱体Sであり、その配列においては、一方の遮熱体Sの耐熱耐候被覆層20の突出させられた側端部に他方の遮熱体Sの側端部が載置され、かつ、一方の遮熱体Sの側端上面が他方の遮熱被覆層30の突出させれた側端部によりカバーされてなるもの。【選択図】図1

Description

本考案は遮熱体およびその配列構造に関する。さらに詳しくは、耐候性を有して夏場における消費電力のピークを消失できる遮熱体およびその配列構造に関する。
従来より、住宅および非住宅を含めた建築物の内部の断熱にグラスウールが利用されている。
しかしながら、所望の断熱性能を確保できるグラスウールの厚みは、100mm程度とされているので、外壁と内壁との隙間にグラスウールを充填して断熱を行うと壁などの厚みが厚くなる、という問題がある。
また、鋼板屋根の下にグラスウールを敷いて断熱を図ることもなされている。しかるに、屋根は太陽の直射日光に長時間照らされることから、太陽光からの熱エネルギーがグラスウールに蓄熱されるという現象が生ずる。このグラスウールに蓄熱された熱エネルギーは夜間に放熱され、いわゆる熱籠り現象が生じて期待された断熱効果を得ることができない、という問題もある。
さらに、グラスウールは吸湿性を有するため、屋根内や壁内の結露水や湿気を吸収するという現象も生ずる。その結果、グラスウールは吸収した水分の重みで厚みが薄くなったり、沈降したりして、つまり痩せるという現象が生じて断熱性能が著しく低下する、という問題も生ずる。その上、高温でしかも水分が存在すると、屋根裏などにカビが発生し、その発生したカビが建築物を侵蝕してその寿命を縮める、という問題も生ずる。
かかる事情などから、従来の住宅および非住宅を含めた建築物においては、充分な断熱がなし得ず、しかも近年の温暖化の影響も加わって、夏場には各建築物において冷房のためにエアコンが使用されている。夏場のエアコンの使用は、各建築物において一斉になされるため、夏場に消費電力のピークが発生している。
電力会社は、消費電力のピーク時における大規模停電を回避するため、発電能力をピーク時に対応したものとしておく必要がある。ピーク時は、その名のとおりピークであるからその期間は、きわめて短い。それにもかかわらず、ピーク時に対応させた発電能力としているため、発電設備の稼働率の低下を招来している。その結果、発電コストの上昇をも招来している。
そのため、夏場における消費電力のピークを消失できる断熱構造の出現が熱望されている。
本考案者は、かかる従来技術の課題を解決すべく、既にシステム断熱構造を提案している(特許文献1)。
しかしながら、本考案者の先の提案に係るシステム断熱構造を鋼板屋根の屋根下地材として用いた場合、図5に示すように、基材である発泡体パネル101と、遮熱機能を発揮するアルミ箔シート102とが同サイズとされているので、遮熱の断裂部dが生じて遮熱機能が低下するという問題を有することが判明した。
なお、断裂部dを遮熱テープにより塞いだ場合、施工工数の増大、施工期間の長期化、および施工コストの増大という別の問題を生ずる。
特開2017−227101号公報
本考案はかかる本考案者の先の提案に係る構造の課題に鑑みなされたものであって、屋根下地材として用いた場合に遮熱の断裂が生じない遮熱体およびその配列構造を提供することを目的としている。
本考案の第1形態は、基材と、前記基材の一方の表面に配設された耐熱性および耐候性を有する耐熱耐候被覆層と、前記基材の他方の表面に配設された遮熱被覆層とを備え、前記耐熱耐候被覆層の両端が前記基材の両側端から突出させられ、前記遮熱被覆層の両端が前記基材の両側端から突出させられてなることを特徴とする遮熱体に関する。
本考案の第1形態においては、基材が硬質断熱基材とされてなるのが好ましい。その場合、基材が、所定泡倍率または所定密度の発泡ポリスチレンフォームとされてなるのが好ましい。ここで、所定発泡倍率が15倍程度とされ、または所定密度が66kg/m程度とされる。
また、本考案の第1形態においては、耐熱耐候被覆層が、ポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフィルム)またはアルミフィルムとされてなるのが好ましい。その場合、アルミフィルムが、耐熱耐候保護被膜が形成されたアルミ箔とされてなるのが好ましい。
また、本考案の第1形態においては、遮熱被覆層が、アルミフィルムとされてなるのが好ましい。その場合、アルミフィルムが、保護被膜が形成されたアルミ箔とされてなるのが好ましい。
本考案の第2形態は、前記いずれかに記載の遮熱体を用いてなる配列構造であって、一方の遮熱体の耐熱耐候被覆層の突出させられた側端部に他方の遮熱体の側端部が載置され、かつ、一方の遮熱体の側端上面が他方の遮熱被覆層の突出させれた遮熱被覆層によりカバーされてなることを特徴とする配列構造に関する。
本考案の第1形態は、前記の如く構成されているので、遮熱性および耐熱耐候性が優れているとともに、製品管理が容易であるという優れた効果を奏する。
また、本考案の第2形態は、前記の如く構成されているので、施工性および施工期間が短縮されるという優れた効果を奏する。
本考案の一実施形態に係る遮熱体の分解積層図である。 同実施形態の遮熱体同士の隣接部概略図である。 本考案の実施例1の概略図である。 本考案の実施例2の概略図である。 特許文献1の提案における図2相当図である。
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施形態に基づいて説明するが、本考案はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
実施形態
図1に、本考案の一実施形態に係る遮熱体Sを分解積層図で示す。
本実施形態に係る遮熱体Sは、図1に示すように、硬質断熱基材(以下、単に基材ということもある)10と、硬質断熱基材10の一方の表面(図示例では下面)に配設された耐熱被覆層20と、硬質断熱基材10の他方の表面(図示例では上面)に配設された遮熱被覆層30とを備えてなるものとされる。
硬質断熱基材10は、例えば発泡ポリスチレンフォームとされ、その厚みは20mm−40mm程度とされる。また、発泡ポリスチレンフォームの発泡倍率は15倍程度とされ、あるいは発泡ポリスチレンフォームの所定密度は66kg/m程度とされる。
耐熱被覆層20は、ポリプロピレンフィルム(PPフィルム)とされてもよいが、耐候性が勝るところからポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフィルム)とされるのがよく、あるいは表面に耐熱耐候保護被膜が形成されたアルミ箔とされてもよい。表面に耐熱耐候保護被膜が形成されたアルミ箔は、例えばコンフォートフォーム株式会社製のものとされる。つまり、耐熱被覆層20は、本実施形態では、耐熱性および耐候性を有する耐熱耐候被覆層20とされる。
耐熱耐候被覆層20は、図1に示すように、両側端が基材10の両側端から所定幅、例えば10mm−20mm程度突出するようにされている。
遮熱被覆層30は、例えば表面に耐熱保護被膜が形成されたアルミ箔とされる。表面に保護被膜が形成されたアルミ箔は、例えばコンフォートフォーム株式会社製のものとされる。
遮熱被覆層30は、図1に示すように、両側端が基材10の両側端から所定幅、例えば10mm−20mm程度突出するようにされている。
図2に、本実施形態の遮熱体S同士の隣接部Jを概略図で示す。図2中、符号Nは耐火野地板を示す。なお、作図の便宜上、図2おいて隙間は誇張されている。
隣接部Jは、図2に示すように、一方の遮熱体Sの耐熱耐候被覆層20の突出させられた側端部に他方の遮熱体Sの側端部が載置され、また一方の遮熱体Sの側端上面が他方の遮熱被覆層30の突出させれた側端部によりカバーされてなるものとされる。
かかる配列構成とすることにより、遮熱の断裂が回避され、また耐熱の断裂も回避される。そのため、遮熱性能および断熱性能が向上する。
このように、本実施形態の遮熱体Sによれば、耐熱耐候被覆層20両側端部および遮熱被覆層30両側端部が、それぞれ基材10の両端から突出させられているので、製造現場および施工現場における製品管理が容易となる。また、かかる構成とされているので、左右のいずれからも施工ができて施工が容易となる。さらに、左右の両端から同時に施工することもできるので、施工期間の短縮が図られ施工コストの低減が図られる。
実施例1
図3に、本考案の実施例1に係る遮熱体S1を分解積層図で示す。
基材10は、厚みが20mmの発泡倍率が15倍の発泡ポリスチレンフォームとされる。
耐熱耐候被覆層20は、ポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフィルム)21とされる。
遮熱被覆層30は、保護皮膜(図示はされていない)が形成されたアルミフィルム31とされる。
耐熱耐候被覆層20および遮熱被覆層30の両側端は、それぞれ基材10の両側端から10mm突出させられている。
実施例2
図4に本考案の実施例2に係る遮熱体S2を分解積層図で示す。
実施例2は実施例1を改変してなるものであって、耐熱耐候被覆層20は耐熱耐候保護皮膜(図示はされていない)が形成されたアルミフィルム22とされる。
なお、実施例2のその余の構成は実施例1と同様とされている。
以上、本考案を実施形態および実施例に基づいて説明してきたが、本考案はかかる実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々改変が可能である。
例えば、実施例では屋根構造を例に取り説明されているが、本考案の適用は屋根構造に限定されるものではなく、壁面構造にも適用できる。
本考案は建築産業に適用できる。
S,S1,S2 遮熱体
J 隣接部
N 耐火野地板
10 硬質断熱基材
20 耐熱被覆層(耐熱耐候被覆層)
21 ポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフィルム)
22 アルミフィルム
30 遮熱被覆層
31 アルミフィルム

Claims (9)

  1. 基材と、前記基材の一方の表面に配設された耐熱性および耐候性を有する耐熱耐候被覆層と、前記基材の他方の表面に配設された遮熱被覆層とを備え、
    前記耐熱耐候被覆層の両端が前記基材の両側端から突出させられ、
    前記遮熱被覆層の両端が前記基材の両側端から突出させられてなる
    ことを特徴とする遮熱体。
  2. 基材が硬質断熱基材とされてなることを特徴とする請求項1記載の遮熱体。
  3. 基材が、所定発泡倍率または所定密度の発泡ポリスチレンフォームとされてなることを特徴とする請求項2記載の遮熱体。
  4. 所定発泡倍率が15倍程度とされ、または所定密度が66kg/m程度とされてなることを特徴とする請求項3記載の遮熱体。
  5. 耐熱耐候被覆層が、ポリエチレンテレフタレートフイルムまたはアルミフィルムとされてなることを特徴とする請求項1記載の遮熱体。
  6. アルミフィルムが、耐熱耐候保護被膜が形成されたアルミ箔とされてなることを特徴とする請求項5記載の遮熱体。
  7. 遮熱被覆層が、アルミフィルムとされてなることを特徴とする請求項1記載の遮熱体。
  8. アルミフィルムが、保護被膜が形成されたアルミ箔とされてなることを特徴とする請求項7記載の遮熱体。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の遮熱体を用いてなる配列構造であって、
    一方の遮熱体の耐熱耐候被覆層の突出させられた側端部に他方の遮熱体の側端部が載置され、かつ、一方の遮熱体の側端上面が他方の遮熱被覆層の突出させれた遮熱被覆層によりカバーされてなることを特徴とする配列構造。
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