JP2586913Y2 - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JP2586913Y2
JP2586913Y2 JP191193U JP191193U JP2586913Y2 JP 2586913 Y2 JP2586913 Y2 JP 2586913Y2 JP 191193 U JP191193 U JP 191193U JP 191193 U JP191193 U JP 191193U JP 2586913 Y2 JP2586913 Y2 JP 2586913Y2
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noise
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nmr signal
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JP191193U
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Inventor
英明 宇野
博巳 川口
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスパイクノイズの影響を
受けることがないMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置(磁気共鳴画像撮影装置)
は、患者に対してRFパルスを印加し、患者での核磁気
共鳴(NMR)現象で生じるNMR信号を観察すること
により、患者の断層像を撮影する装置である。
【0003】このようなMRI装置においては、画像デ
ータ取得のために患者をRFパルスで励起している時刻
と、患者からのNMR信号を受信している時刻には差が
ある。一般に、励起に使用される高周波電力や励起部位
の選択に使用される傾斜磁場の電力は大きい。例えば、
励起のための高周波電力では瞬時に10kWを越える。
また、傾斜磁場用コイルには、100A近い電流が流れ
る。一方、患者から返ってくるNMR信号は極めて微弱
な信号であり、一般には60〜80dB程度の利得を有
する受信機で増幅される。
【0004】従って、受信中の外来ノイズに対して注意
を要する必要があり、先に述べた高周波電力を作り出す
送信部や傾斜磁場用コイルを駆動する傾斜磁場電源など
は、患者からのNMR信号受信中には、いかなるノイズ
をも生じないように設計しなければならない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな大電力を作り出す装置からは、まれに雑音を発生す
る場合がある。また、これら以外の部分においても雑音
が作られる可能性がある。このような雑音のうち、先に
述べたような大電力を扱う部分から発生するものについ
ては、放電現象のように短時間に現れるものが多い。こ
のような雑音をスパイクノイズと呼ぶ。
【0006】このスパイクノイズが受信期間中に発生す
ると、多くの確率で受信信号に混ざって検出される。M
RI装置では、受信信号の周波数成分を解析することで
画像を作り出しているために、スパイクノイズについて
は画像への影響が大きい。このようなスパイクノイズが
混入した場合、画像領域全体に偽像を生じることにな
る。これは、スパイクノイズのような急峻な波形の信号
は周波数帯域が広いからである。
【0007】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、スパイクノイズの影響を受けることが
ないMRI装置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
考案は、被検体に対してRFパルスを照射し、被検体で
発生するNMR信号を検出することにより被検体内部の
画像情報を得るMRI装置において、被検体から検出さ
れたNMR信号を周波数領域変換した結果よりスパイク
ノイズの混入を検出するノイズ検出手段と、ノイズ検出
手段での検出結果を受け、スパイクノイズの混入があっ
たビューではRFパルスの照射及びNMR信号の検出を
再度行うようを制御する制御手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】ノイズ検出手段によりスパイクノイズの混入が
が検出されると、制御手段の指示によりスパイクノイズ
の存在するビューでRFパルスの照射及びNMR信号の
検出が再度行われる。これにより、スパイクノイズの影
響のない画像情報が得られる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は本考案のMRI装置の全体構成を示
す構成図である。この図において、マグネットアッセン
ブリ1は内部に被検体(患者)を挿入するための空間部
分を有し、この空間部分を取り巻くようにして、被検体
に一定の静磁場を印加する静磁場コイルと、傾斜磁場を
発生するx ,y ,z 3軸の傾斜磁場コイルと、被検体内
の原子核のスピンを励起するためのRFパルスを与える
RF送信コイルと、被検体からのNMR信号を検出する
受信コイル等が配置されている。これら静磁場コイル,
傾斜磁場コイル,RF送信コイル及び受信コイルは、そ
れぞれ静磁場電源2、傾斜磁場駆動回路3,RF電力増
幅器4及び前置増幅器5に接続されている。
【0011】シーケンス記憶回路6は計算機7の指令に
従ってゲート変調回路8に励起用高周波信号(変調信
号)を入力して、RF発振回路9からのRF出力信号を
変調させる。10はRF発振回路9の出力を参照信号と
して前置増幅器5の受信信号出力を位相検波する位相検
波器で、AD変換器11は位相検波器10の出力信号を
ディジタル信号に変換して計算機7に入力する。操作コ
ンソール12は計算機7に種々のパルスシーケンスを実
現させるための指示及び種々の設定値等を入力し、表示
装置13は計算機7において画像再構成された画像情報
をイメージとして表示する。
【0012】また、計算機7は、AD変換器11の出力
を受けて画像再構成処理を行う画像再構成部7a,MR
I装置全体を制御する制御部7b,スパイクノイズを検
出するノイズ検出部7cとから構成されている。
【0013】このように構成した本実施例装置の動作を
図2のタイムチャートを参照して説明する。シーケンス
記憶回路6からの指示により、傾斜磁場駆動回路3が患
者の部位を選択するための第1ビューについての傾斜磁
場(図2(a))を生成し、同時にRF電力増幅器が
高周波励起のためのRFパルス(図2(b))を生成
する。これにより、位相検波器10の検波結果として第
1ビューについての受信信号(図2(c))が得ら
れ、これがA/D変換器11にてディジタル信号(図2
(d))に変換される。
【0014】このディジタル信号を画像再構成部7aに
て周波数領域変換した結果を図3(a)に示す。この図
3(a)に示すように、周波数領域変換された波形は再
構成範囲に収まっている。この周波数領域変換された波
形をノイズ検出部7cが監視しており、波形のスペクト
ルが再構成範囲内に収まっていて、その外に広がってい
ない場合は正常と判断する。
【0015】同様に、傾斜磁場駆動回路3が第2ビュー
についての傾斜磁場(図2(a))を生成し、同時に
RF電力増幅器が高周波励起のためのRFパルス(図2
(b))を生成する。これにより、位相検波器10に
は第2ビューについての受信信号(図2(c))が得
られ、これがA/D変換器11にてディジタル信号(図
2(d))に変換される。この第2ビューの受信信号
にはスパイクノイズが混入している。
【0016】このスパイクノイズが混入したディジタル
信号を画像再構成部7aにて周波数領域変換した結果を
図3(b)に示す。スパイクノイズは短時間に大きな変
化を示す波形であるために、ノイズ成分は幅広い周波数
成分を有している。従って、この図3に示すように、周
波数領域変換された波形は高周波成分が重畳していると
共に、再構成範囲外(A,B)にまでスペクトルが広が
っている。
【0017】ノイズ検出部7cはこの周波数領域変換し
た結果を監視しており、再構成範囲外(図3A,B)に
までスペクトルが広がっている場合をエラーとして判断
し、制御部7bに通知する。このエラーの通知を受けた
制御部7bは、再度第2ビューの動作を行うようシーケ
ンス記憶回路6に指令を与える。また、画像再構成部7
aに対して、第2ビューのデータの破棄を命ずる。
【0018】このように、第1ビューから最終ビューま
で、スパイクノイズの混入を周波数領域変換の結果のス
ペクトルの広がりにより検出しつつ、ノイズの混入した
ビューを再度行うようにして動作を行なっている。従っ
て、データにスパイクノイズが混入しても、それによる
画像劣化は発生しない。
【0019】図4はノイズ除去に関する他の例を示す説
明図である。上の動作説明ではノイズ混入のビューを再
度行うことにより画質劣化を防止していた。これに対
し、この図4に示す例は、ノイズのみを除去するもので
ある。ノイズ検出部7cによりノイズの混入が検出され
た場合、画像再構成部7aはディジタルデータの連続性
を検出する。この図4に示す場合、データDa〜Dfま
では略一定の変化率でデータが推移している。そして、
データDf,Dg,Dhで不連続を検出する。そして、
データDh以降は再び一定の変化率でデータが推移す
る。これにより、データDgがノイズの影響を受けたデ
ータであると判断する。そして、前後のデータDf及び
Dhを平均して得た補間データDg′(=(Df+D
h)/2)で置換して画像再構成を行う。このようにす
ることで、同じビューのデータを再取得する必要が無く
なり、測定時間が伸びることも防止できる。
【0020】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案では、
周波数領域変換したデータからスパイクノイズを検出
し、スパイクノイズの存在するビューではデータを破棄
すると共にRFパルスの照射及びNMR信号の検出を再
度行うようにすることで、スパイクノイズの影響のない
画像情報を得ることができる。また、スパイクノイズの
存在するビューのノイズの影響を受けたデータを検出
し、そのデータのみを破棄して補間データを生成するこ
とで、スパイクノイズの影響のない画像情報を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の装置の構成を示す構成図で
ある。
【図2】本考案の一実施例の動作説明のためのタイムチ
ャートである。
【図3】本考案の一実施例の動作説明のための波形図で
ある。
【図4】本考案の一実施例の動作説明のための波形図で
ある。
【符号の説明】
1 マグネットアセンブリ 2 静磁場電源 3 勾配磁場駆動回路 4 RF電力増幅器 5 前置増幅器 6 シ―ケンス記憶回路 7 計算機 7a 画像再構成部 7b 制御部 7c ノイズ検出部 8 ゲ―ト変調回路 9 RF発振回路 10 位相検波器 11 AD変換器 12 操作コンソ―ル 13 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/055

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対してRFパルスを照射し、被
    検体で発生するNMR信号を検出することにより被検体
    内部の画像情報を得るMRI装置において、 被検体から検出されたNMR信号を周波数領域変換した
    結果よりスパイクノイズの混入を検出するノイズ検出手
    段(7c)と、 ノイズ検出手段(7c)での検出結果を受け、スパイク
    ノイズの混入があったビューではRFパルスの照射及び
    NMR信号の検出を再度行うようを制御する制御手段
    (7b)とを備えたことを特徴とするMRI装置。
  2. 【請求項2】 被検体に対してRFパルスを照射し、被
    検体で発生するNMR信号を検出することにより被検体
    内部の画像情報を得るMRI装置において、 被検体から検出されたNMR信号を周波数領域変換した
    結果よりスパイクノイズの混入を検出するノイズ検出手
    段(7c)と、 ノイズ検出手段での検出結果を受け、スパイクノイズの
    混入があったビュー内のノイズデータを検出し、このノ
    イズデータを前後のデータから求めた補間データで置換
    する処理手段(7a)とを備えたことを特徴とするMR
    I装置。
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JPH0658913U JPH0658913U (ja) 1994-08-16
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JP4795567B2 (ja) * 2001-06-11 2011-10-19 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴撮像装置
JP6366949B2 (ja) * 2014-02-13 2018-08-01 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴撮像装置
US10034645B1 (en) * 2017-04-13 2018-07-31 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Systems and methods for detecting complex networks in MRI image data

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