JP3209820B2 - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JP3209820B2
JP3209820B2 JP05602393A JP5602393A JP3209820B2 JP 3209820 B2 JP3209820 B2 JP 3209820B2 JP 05602393 A JP05602393 A JP 05602393A JP 5602393 A JP5602393 A JP 5602393A JP 3209820 B2 JP3209820 B2 JP 3209820B2
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勝彦 水戸部
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MRI装置に関し、
さらに詳しくは、血流の流速スペクトラムを表示するこ
とが可能なMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMRI装置は、血流イメージング
としてMRアンギオ機能を有しているが、流速スペクト
ラムを表示する機能は有していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】超音波診断装置では、
血流イメージングとしてドプライメージングの機能を有
しているが、これに加えて、流速スペクトラムとしてド
プラスペクトラムの機能をも有している。この流速スペ
クトラムは、循環系の診断において欠かせないものとな
っている。しかし、従来のMRI装置では、流速スペク
トラムを表示する機能は有していない問題点があった。
そこで、この発明の目的は、血流の流速スペクトラムを
表示することが可能なMRI装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のMRI装置
は、着目する血流部分が含まれる領域を選択励起する選
択励起手段と、前記領域が選択励起されてから着目する
血流部分の血流方向にフローエンコード勾配を所定回数
連続的に印加するフローエンコード勾配印加手段と、そ
れらフローエンコード勾配と合せたタイミングでサンプ
リングデータを所定回数収集するデータ収集手段と、そ
れらサンプリングデータをフーリエ変換するフーリエ変
換手段と、フーリエ変換後のデータに基づき流速スペク
トラムを表示する流速スペクトラム表示手段とを具備し
たことを構成上の特徴とするものである。
【0005】
【作用】この発明のMRI装置では、着目する血流部分
を含む領域が選択励起手段により選択励起され、次い
で、着目する血流部分の血流方向にフローエンコード勾
配印加手段によりフローエンコード勾配が連続的に印加
される。このため、血流部分のスピンは、前記フローエ
ンコード勾配が印加されるごとに、流速によって決まる
一定量ずつ、位相シフトする。一方、それらフローエン
コード勾配を印加するのに合せたタイミングで、データ
収集手段により、サンプリングデータを収集する。そこ
で、収集されたサンプリングデータは、血流部分の流速
によって決まる一定量ずつ位相シフトしたデータであ
り、換言すると、血流部分の流速に対応した周波数スペ
クトルをもつデータである。そして、それらサンプリン
グデータをフーリエ変換手段によりフーリエ変換すると
周波数スペクトルが求まるが、これは上記のように血流
部分の流速に対応した流速スペクトルである。従って、
フーリエ変換後のデータに基づき流速スペクトラム表示
手段により流速スペクトラムが表示されることとなる。
【0006】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。図1は、この発明の一実施例の
MRI装置1のブロック図である。計算機2は、操作卓
13からの指示に基づき、全体の作動を制御する。シー
ケンスコントローラ3は、記憶しているシーケンスに基
づいて、勾配磁場駆動回路4を作動させ、マグネットア
センブリ5の勾配磁場コイルで勾配磁場を発生させる。
また、ゲート変調回路7を制御し、RF発振回路6で発
生したRFパルスを所定の波形に変調して、RF電力増
幅器8からマグネットアセンブリ5の送信コイルに加え
る。
【0007】マグネットアセンブリ5の受信コイルで得
られたNMR信号は、前置増幅器9を介して位相検波器
10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機
2に入力される。計算機2は、AD変換器11から得た
NMR信号のデータに基づき、イメージを再構成し、表
示装置12で表示する。
【0008】図2は、このMRI装置1により実行され
る流速スペクトラム表示処理のフロー図である。所定の
シーケンスに基づくスキャンによって得られた診断部位
の断層イメージImを、図3に示すように表示装置12
に表示してから、ユーザが、操作卓13を用いて流速ス
ペクトラム表示の指示を与えると、計算機2が、図2の
フロー図に従って以下の処理を実行する。なお、図3
中、Bは着目する血流部分である。また、説明の簡略化
のために、着目する血流部分Bの血流方向はz軸に沿っ
ているものとする。
【0009】ステップS1にて、計算機2は、一般的な
領域制限手法(例えば Pre-Satura-tion)を用いて、血
流部分Bを含むボクセルR(図4参照)以外の所からの
信号が出ないようにしておいた後に、図5に示すような
パルスシーケンスAに基づいてスキャンを実行し、サン
プリングデータを収集する。なお、図4中、Δxはx軸
のスライス厚である。Δyはy軸のスライス厚である。
Δzはz軸のスライス厚である。図5に示したパルスシ
ーケンスAでは、90゜パルスを印加すると共にスライ
ス勾配Sz1を印加するスライシングと、180゜パル
スを印加すると共にスライス勾配Sz2,Sx,Syを
印加するスライシングとにより、血流部分Bを含むボク
セルRのみから信号が取り出せる。
【0010】ディフェーズ勾配DPは、180゜パルス
より先に印加され、n個のフローエンコード勾配FE
は、180゜パルスより後に連続的に印加される。な
お、[n/2]個目のフローエンコード勾配FEを印加
し終えるタイミング(即ち、{[n/2]+1}個目の
フローエンコード勾配FEを印加し始めるタイミング)
が、エコー時間TEのタイミングに一致している。
【0011】前記ディフェーズ勾配DPおよびn個のフ
ローエンコード勾配FEは、正極側と負極側とで同じ振
幅で,且つ,同じ時間だけ印加される勾配であって、静
止しているスピンに対してはディフェーズ効果を及ぼし
得ないが、移動するスピンに対してはディフェーズ効果
を発揮する。例えばフローエンコード勾配FEによる横
磁化の位相シフトは、z軸に沿った流速vのスピンで、
φ(v)である。したがって、n個のフローエンコード
勾配FEによる横磁化の位相シフトは、n・φ(v)で
ある。但し、フローエンコード勾配FEは、最大流速v
maxでの位相シフトφ(2vmax)が2πを越えないよう
に、振幅と印加時間とが設定されている。また、例えば
ディフェーズ勾配DPによる横磁化の位相シフトは、z
軸に沿った流速vのスピンで、前記フローエンコード勾
配FEによる位相シフトφ(v)のn/2倍のn・φ
(v)/2である。
【0012】サンプリングタイミングは、n個のフロー
エンコード勾配FEのそれぞれを印加し終えるタイミン
グであり、[n/2]番目のサンプリングタイミングが
エコー時間TEのタイミングに一致している。
【0013】静止しているスピンでは、180゜パルス
が印加された後、次第に横磁化の位相が揃って、エコー
時間TEのタイミングでスピンエコー信号の強度は最大
となる。他方、z軸に沿った流速vのスピンでは、18
0゜パルスが印加された後、静止しているスピンと同様
な横磁化の変化に加えて、フローエンコード勾配FEが
印加されるごとにφ(v)ずつ位相シフトを生じる。
【0014】このため、サンプリングタイミングごとに
収集されるn個のサンプリングデータには、サンプリン
グデータごとにφ(v)ずつ積算された前記流速vのス
ピンによる位相シフトが反映される。但し、z軸に沿っ
た流速vのスピンは、180゜パルスが印加される前
に、ディフェーズ勾配DPによりn・φ(v)/2の位
相シフトを生じているので、1個目から[n/2]個目
までのフローエンコード勾配FEによるn・φ(v)/
2の位相シフトがリフェーズ的に作用して、エコー時間
TEのタイミングでの位相シフトがゼロである。
【0015】図2に戻って、ステップS2にて、計算機
2は、収集したn個のサンプリングデータをフーリエ変
換し、周波数スペクトルを求める。そして、例えば図6
に示すような振幅G0 ,印加時間Tのフローエンコード
勾配G(t)により、流速vのスピンが得る位相シフト
ψ(v)は ψ(v)=π・γ・G0・v・T2/2 のように表されることに基づいて、周波数に対応するス
ピンの流速を求めて、流速スペクトラムを算出する。ス
テップS3にて、計算機2は、例えば図7に示すよう
に、流速スペクトラムH1を表示装置12に表示する。
なお、図7中、縦軸は流速±vであり,横軸は時間tで
ある。また、流速スペクトラムH1上の輝度分布で流速
分布を表している。
【0016】ステップS4にて、計算機2は、ユーザか
ら流速スペクトラム表示の終了指示が与えられたか否か
を判断する。ユーザから流速スペクトラム表示の終了指
示が与えられていなければ、ステップS1以降を繰り返
し、例えば図7に示すような流速スペクトラムH2(二
点鎖線)を表示する。また、ユーザから流速スペクトラ
ム表示の終了指示が与えられていれば、処理を終了す
る。
【0017】上記実施例では、SE法を適用したパルス
シーケンスAを用いているが、FE法を適用したパルス
シーケンスを用いることも可能である。また、マルチエ
コー手法を適用することも可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明のMRI装置によれば、フロー
エンコード勾配により生じる位相シフトを利用して、血
流の流速スペクトラムを表示することが出来るようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のMRI装置の一実施例のブロック図
である。
【図2】図1の装置により実行される流速スペクトラム
表示のフロー図である。
【図3】図1の装置による断層イメージの例示図であ
る。
【図4】図1の装置により選択励起される領域の説明図
である。
【図5】図1の装置による流速スペクトラム表示に用い
られるパルスシーケンスの例示図である。
【図6】フローエンコード勾配の例示図である。
【図7】図1の装置による流速スペクトラム表示の例示
図である。
【符号の説明】
1 MRI装置 2 計算機 A パルスシーケンス B 着目する血流部分 FE フローエンコード勾配 H1 流速スペクトラム Im 断層イメージ TE エコー時間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着目する血流部分が含まれる領域を選択
    励起する選択励起手段と、前記領域が選択励起されてか
    ら着目する血流部分の血流方向にフローエンコード勾配
    を所定回数連続的に印加するフローエンコード勾配印加
    手段と、それらフローエンコード勾配と合せたタイミン
    グでサンプリングデータを所定回数収集するデータ収集
    手段と、それらサンプリングデータをフーリエ変換する
    フーリエ変換手段と、フーリエ変換後のデータに基づき
    流速スペクトラムを表示する流速スペクトラム表示手段
    とを具備したことを特徴とするMRI装置。
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JP5380585B2 (ja) * 2012-07-05 2014-01-08 株式会社東芝 Mri装置

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