JP2586899Y2 - 抵抗溶接機用の加圧力測定装置 - Google Patents

抵抗溶接機用の加圧力測定装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、抵抗溶接機における加
圧力を測定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接において、加圧力は溶接電流、
通電時間とともに溶接品質を左右する3大溶接条件の1
つとされている。従来から、抵抗溶接機の加圧力を測定
する装置として、ロードセル等からなる加圧力センサを
被溶接物の代わりに一対の溶接電極間に挿入し、それら
の溶接電極を介して該加圧力センサに加えられる加圧力
をメータ表示する加圧力計が使われている。
【0003】図5に示すように、この種の加圧力計10
0は、ロードセルを内蔵した円盤状の加圧力センサ10
2を柄104の先端に取り付けてなる。センサ102の
両面の中心突起部102aは内蔵のロードセルに直結し
ている感圧部である。柄104の基端部より出ているケ
ーブル106は、ロードセルの出力信号を本体(図示せ
ず)側の測定値演算表示部に送るものである。
【0004】図6に示すように、この加圧力計100に
よって抵抗溶接機の加圧力を測定するときは、測定者ま
たは作業員(図示せず)が柄104を手で把持してセン
サ102を一対の溶接電極108,110間に挿入し、
溶接回路を止めて溶接電流は流さずに、加圧機構112
を溶接時と同じ条件で作動させ、溶接電極108,11
0間でセンサ102を挟み込み加圧する。そうすると、
センサ102に加えられる加圧力に応じた電気信号がセ
ンサ102内のロードセルから出力され、本体114の
表示部に加圧力測定値が表示される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような加圧力計
100においては、溶接電極108,110の先端部が
センサ102の感圧部102aからずれて当接したり、
あるいは斜め方向に当接すると、加圧力を正しく測定す
ることができなくなる。したがって、作業員は、センサ
102の感圧部102aが正しい角度で溶接電極10
8,110間に挟み込まれるように、上手に加圧力計1
00を扱わなければならない。この点、図6に示す抵抗
溶接機は、加圧時に上部溶接電極108が上下運動する
だけで、他の部分は常に静止している定置形であるか
ら、作業員にとって、柄104を把持操作してセンサ1
02を溶接電極108,110間に正しい位置・角度で
入れるのはさほど難しいことではない。
【0006】しかし、図7に示すようなC形溶接ガン1
20、あるいは図8に示すようなX形溶接ガン130等
のように、ロボット122,132に搭載される可搬形
の抵抗溶接機においては、溶接電極(124,12
6)、(134,136)の位置・向きが不定であるた
め、センサ102を溶接電極(124,126)、(1
34,136)間に正しい位置・角度で挿入して担持す
ることは、作業員にとっては極めて困難な作業である。
特に、X形溶接ガン130の場合は、両溶接電極13
4,136が動くため、センサ102の位置合わせが極
めて難しいばかりか、誤って作業員の手が電極134,
136に挟み込まれる危険性もあった。このため、可搬
形の抵抗溶接機における加圧力の測定には、上記従来の
加圧力計100を使用することができなかった。
【0007】また、上記従来の加圧力計100では、実
際に溶接されるワーク(被溶接物)に代えてセンサ10
2を溶接電極間に挿入して挟み込むが、センサ102は
変形しないように剛体からなり、その厚みが約20mm
もあり、板厚が約1mm程度の一般のワークとは異なる
被加圧物である。このため、センサ102に対する溶接
電極の当たり具合はワークに対するそれとは異なり、し
たがって加圧具合も相違し、その違いが測定値の誤差と
なって現れる不具合があった。
【0008】さらに、上記従来の加圧力計100によっ
て加圧力の測定を行う場合には、加圧力計100に溶接
電流が流れないよう溶接回路を止めなければならず、実
際に通電している状態つまり溶接実行中の加圧力を測定
することは不可能であった。
【0009】本考案は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、作業員の特別な労を必要とすることがなく、可
搬形の抵抗溶接機でも安全・容易・高精度に加圧力の測
定が行うことができ、さらには実際の被溶接部に対して
通電中にも加圧力を測定することができる簡易で汎用形
の加圧力測定装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の加圧力測定装置は、抵抗溶接機における
加圧力を測定するための加圧力測定装置であって、溶接
電極の先端部のチップホルダに着脱可能に取り付けられ
電気的に接続される導電性のチップ基端部と、前記チッ
プ基端部の上面に接続して設けられたチップ中間部と、
被加圧物と接触するための頭部と前記チップ中間部およ
び前記チップ基端部を内側に収納する胴部とを有し、か
つ前記チップホルダと電気的に接続される導電性のキャ
ップチップ本体と、前記チップ中間部に取り付けられ、
前記チップ頭部に加えられた加圧力を測定する加圧力セ
ンサと、前記チップ中間部を前記チップ基端部および前
記キャップチップ本体から電気的に絶縁する絶縁材と、
前記加圧力センサより前記キャップチップ本体の外へ前
記キャップチップ本体から電気的に絶縁されて引き出さ
れる導線とを具備する構成とした。
【0011】本考案の加圧力測定装置において、好まし
くは、前記キャップチップ本体が、前記チップ中間部を
内側に収納する筒状のチップ胴部と、このチップ胴部の
上面を覆い被加圧物と接触するためのチップ頭部とを有
するコップ状導体からなるものであってよい。また、前
記加圧力センサが、チップ長手方向の加圧力を検出する
ための第1の歪みゲージと、チップ長手方向と直交する
方向の加圧力を検出するための第2の歪みゲージとを含
む構成であってよい。
【0012】
【作用】本考案においては、導通可能なキャップチップ
に加圧力センサが設けられるため、実際の被溶接物にキ
ャップチップを介して加圧力を加えかつ溶接電流を流し
ながらでも、加圧力の測定を行うことができる。したが
って、作業員の特別な手加減操作は不要であり、溶接実
行中の加圧力を測定することができる。また、キャップ
チップをチップホルダに取付するだけで加圧力の測定が
行えるので、ロボットに搭載される可搬形の抵抗溶接機
のように不定の位置・向き・姿勢をとる溶接機において
も、安全・容易・高精度に加圧力を測定することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して本考案の実施例
を説明する。図1〜図3は本考案による加圧力測定装置
の一実施例を説明するための図であって、図1はこの加
圧力測定装置の内部の構成を示す縦断面図、図2はこの
加圧力測定装置の外観構成を示す斜視図、図3はこの加
圧力測定装置の使用態様例を示す側面図である。
【0014】図2に示すように、本実施例による加圧力
測定装置10は、抵抗溶接機のチップホルダ12に着脱
可能に取付されるキャップチップ形の装置であり、外見
的には普通のキャップチップ形溶接電極と同様に、導電
性の金属たとえば銅で一体に形成された円筒状のチップ
胴部14と球面状のチップ頭部16とを有する。ただ
し、センサ出力信号を送出するためのケーブル18がチ
ップ胴部14の側面から出ている。
【0015】図1に示すように、キャップチップ本体は
チップ胴部14とチップ頭部16とからなり、逆向きコ
ップ状に作られる。チップ胴部14の下端開口部14a
には有底筒状のチップ基端部20が逆さ向きで、つまり
開口20aを外側に向けて嵌め込まれており、チップ胴
部14の内側には密閉された加圧センサ収容室22が設
けられている。この加圧センサ収容室22において、チ
ップ頭部16の裏側に位置する天井面には板状または層
状の絶縁材24が貼付されるとともに、チップ基端部2
0の開口20aの裏側に位置する底面にも板状または層
状の絶縁材28が貼付され、これら一対の絶縁材24,
26の間にチップ中間部28が配設されている。
【0016】チップ中間部28は全体が金属たとえばス
テンレス鋼からなり、絶縁材24,26を介してそれぞ
れチップ頭部16側およびチップ基端部20側と対向す
る一対の板状加圧力受け部28a,28bと、それら上
部および下部加圧力受け部28a,28bの間で軸方向
に延在する四角柱状のストレン・ゲージ取付部28cと
を有している。ストレン・ゲージ取付部28cの側面に
は、たとえば抵抗線歪みゲージ30A,30B,30
C,30D(図1ではゲージ30Dは裏に隠れているた
め見えない)が貼付される。各抵抗線歪みゲージ30A
〜30Dは、紙やプラスチック等の薄い基材上にニッケ
ル合金等の抵抗線(ゲージ線)を所定のパターンで延在
させてホイートストン・プリッジ回路を構成してなり、
加圧力を受けてストレン・ゲージ取付部28cの各側面
(測定面)が歪むと、その歪みに応じて抵抗線の長さ、
直径、比抵抗が変化することによって、加圧力に応じた
電気信号が取り出せるようになっている。各ゲージ30
A〜30Dの出力線は、チップ胴部14の外側面に取付
されたセンサ引出部32に引き込まれ、センサ出力ケー
ブル18に接続されている。この実施例では、軸方向に
平行な加圧力だけでなく軸方向に垂直な加圧力をも同時
に測定できるように、たとえばゲージ30A,30Bを
垂直方向の加圧力を検出する向きに貼付し、ゲージ30
C,30Dを水平方向の加圧力を検出する向きに貼付し
ている。
【0017】チップ基端部20の内周面は内奥に向かう
ほど孔径が小さくなるようなテーパ状に加工されてお
り、このテーパ孔20bがチップホルダ12のテーパ形
先端部12aに嵌合することで、キャップチップ形の本
加圧力測定装置10がチップホルダ12に着脱可能に取
付され、かつ取付状態では電気的にもチップホルダ12
に接続されるようになっている。チップ基端部20の外
側面はチップ胴部14の内側面に遊嵌され、チップ基端
部20に対してチップ胴部14が軸方向に摺動変位でき
るようになっている。
【0018】チップホルダ12は導電度の高い金属たと
えば銅からなる中空管であり、その先端部にはこのキャ
ップチップを水冷するための冷却水供給管34が同軸状
に入っている。溶接通電時、冷却水供給管34から噴出
した冷却水はチップ基端部20の底面に当たってからチ
ップホルダ12の管内を通って冷却水回収部(図示せ
ず)に回収されるようになっている。
【0019】図3に示すように、本実施例による加圧力
測定装置10は、抵抗溶接機において一対のチップホル
ダ12A,12Bの一方、たとえば下部チップホルダ1
2Bにキャップチップとして着脱可能に取付される。他
方の(上部)チップホルダ12Aにもキャップチップと
して普通の電極チップ40が着脱可能に取付される。
【0020】本実施例によれば、図3に示すように、被
溶接物42,44を被加圧物として両キャップチップ1
0,40間に挿入し、両キャップチップ10,40を介
して被溶接物42,44に加圧力を加え溶接電流を流し
て通常に抵抗溶接を実行しながら、加圧力の測定を行う
ことができる。
【0021】以下、抵抗溶接の実行時における本実施例
の加圧力測定装置10の作用を説明する。抵抗溶接動作
が開始されると、最初に加圧機構(図示せず)が作動し
て、加圧機構の可動部に一体に結合されている上部アー
ム46が下降し、上部キャップチップ40が被溶接物4
2,44を下部キャップチップ10に対して押圧する。
下部キャップチップ10は、固定下部アーム48によっ
て固定支持されているため被溶接物42,44を受け止
める。こうして,被溶接物42,44には両キャップチ
ップ40,10を介して加圧力が加えられる。そして、
所定のタイミングで溶接通電が開始され、溶接電流が上
部アーム46、上部チップホルダ12A、上部キャップ
チップ40、被溶接物42,44、下部キャップチップ
(本加圧力測定装置)10、下部チップホルダ12Bお
よび下部アーム48を通って流れる。
【0022】上記のようにして被溶接物42,44に加
圧力が加えられると、下部キャップチップとしての本加
圧力測定装置10においては、被溶接物42,44に対
するのと同じ加圧力がチップ頭部16に加えられ、チッ
プ頭部16およびチップ胴部14がチップ中間部28お
よびチップ基端部20に抗して下方へ僅かに変位し、チ
ップ中間部28はチップ頭部16とチップ基端部20と
の間で挟まれるようにして幾らか圧縮変形し、そのスト
レン・ゲージ取付部28cの各側面(測定面)が歪み、
これによって各抵抗線歪みゲージ30A,30B,30
C,30Dより軸方向の加圧力または水平方向の加圧力
を表す電気信号が得られる。これらの加圧力検出信号は
ケーブル18を介して測定装置本体(図示せず)の演算
部に送られ、測定値本体の表示部に加圧力測定値が表示
される。
【0023】また、上記のようにして溶接通電が行われ
ると、本加圧力測定装置10において、被溶接物44側
からの溶接電流はチップ頭部16、チップ胴部14、チ
ップ基端部20を通って下部チップホルダ12B側へ流
れる。チップ中間部28は、上部および下部絶縁材2
4,26によってチップ頭部16およびチップ基端部2
0から絶縁されているため、そこには溶接電流が流れな
い。したがって、抵抗線歪みゲージ30A,30B,3
0C,30Dは大電流である溶接電流から安全に保護さ
れる。
【0024】このように、本実施例においては、キャッ
プチップ形の加圧力測定装置10を一方の(たとえば下
部)チップホルダ12Bに装着し、被溶接物42,44
に両キャップチップ40,10を介して加圧力を加え溶
接電流を流しながら、その加圧力を装置10に設けた加
圧力センサによって測定する。したがって、加圧力測定
に際して、作業員が加圧力センサを把持する等のマニュ
アル操作を行う必要もなければ、溶接回路を止める必要
もなく、常に正確な角度でストレン・ゲージに通電中の
被測定加圧力を与えることができ、高い精度で溶接実行
時の加圧力を容易に測定することができる。
【0025】また、本実施例の加圧力測定装置10で
は、球面状のチップ頭部16が被溶接物42,44と接
触するので、被溶接物42,44に加えられる加圧力が
斜め方向であってもそのままベクトル的な加圧力として
感圧することができ、かつ4個の直交形抵抗線歪みゲー
ジ30A〜30Dによってそのままベクトル的な加圧力
として測定することができる。したがって、より高い精
度の加圧力測定値を得ることができる。さらには、ゲー
ジ30A〜30Dの周囲が導電性のチップ頭部16、チ
ップ胴部14およびチップ基端部20で電磁的に遮蔽さ
れているため、各ゲージが外部からのノイズの影響を受
けることがなく、ノイズに強い高精度な加圧力測定が行
える。
【0026】図3では、本実施例によるキャップチップ
形加圧力測定装置10を定置形の抵抗溶接機で用いる場
合を例示したが、C形溶接ガンやX形溶接ガン等の可搬
形抵抗溶接機においても定置形と同様にチップホルダに
装着するだけでよく、上記と同様の作用効果が得られ
る。
【0027】以上、好適な一実施例について説明した
が、本考案の技術的思想の範囲内で種々の変形・変更が
可能である。たとえば、チップ中間部28の形状やスト
レン・ゲージの取付箇所・設置数は上記実施例のものに
限定されるわけではなく、種々の形状・取付箇所・設置
数が可能である。
【0028】たとえば、図4に示すように、チップ中間
部28の上部および下部加圧力受け部28a,28bを
垂直方向に延在させ、ゲージ取付部28cを水平方向に
延在させることも可能である。この場合、チップ頭部1
6に受ける上方からの加圧力により上部加圧力受け部2
8aが下方に沈み、その上部加圧力受け部28aの変位
に応じてゲージ取付部28cが歪むことで、各抵抗線歪
みゲージ30A,30B,…より加圧力検出信号が得ら
れる。なお、下部絶縁材26は下部加圧力受け部28b
の外周面とチップ筒部14の内周面との間および下部加
圧力受け部28bの下端面とチップ基端部20の上面と
の間に挿入される。この構成によれば、センサ収容室2
2を軸方向に狭くできるため、そのぶんキャップチップ
長を短くすることができる。
【0029】また、ストレン・ゲージとしては、抵抗線
歪みゲージ以外にも半導体歪みゲージ等の他の型のゲー
ジを用いることも可能であり、さらにはストレン・ゲー
ジ以外の加圧力センサをキャップチップに設けることも
可能である。また、センサ収容室22内の上部および下
部絶縁材24,26のうちの一方を省略することも可能
であり、チップ中間部28に電流を流さないようにする
ために任意の絶縁構造が可能である。また、チップ基端
部20をチップホルダにネジ止めによって取付する構造
とすることもできる。
【0030】また、上記実施例では、通電をかけながら
加圧力の測定を行う場合について説明したが、通電を止
めて加圧力を測定することももちろん可能であり、被溶
接物以外の物を被加圧物とすることも可能である。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の抵抗溶接
機用加圧力測定装置によれば、キャップチップに加圧力
センサを設け、被溶接物にキャップチップを介して加圧
力を加え、溶接電流を流しながらでも、加圧力の測定が
行えるようにしたので、定置形の抵抗溶接機はもちろん
のこと可搬形の抵抗溶接機においても、作業員の労を煩
わすことなく、安全・容易・高精度に加圧力を測定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による加圧力測定装置の内部
構成を示す縦断面図である。
【図2】実施例における加圧力測定装置の外観構成を示
す斜視図である。
【図3】実施例における加圧力測定装置の使用態様例を
示す側面図である。
【図4】実施例における加圧力測定装置の変形例を示す
縦断面図である。
【図5】従来の加圧力測定装置としての加圧力計の外観
構成を示す斜視図である。
【図6】定置形の抵抗溶接機における従来の加圧力計の
使用態様を示す斜視図である。
【図7】ロボットに搭載されるC形溶接ガンにおける従
来の加圧力計の使用態様を示す斜視図である。
【図8】ロボットに搭載されるX形溶接ガンにおける従
来の加圧力計の使用態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 キャップチップ形加圧力測定装置 12 チップホルダ 14 チップ胴部 16 チップ頭部 18 ケーブル 20 チップ基端部 22 センサ収容室 24,26 絶縁材 28 チップ中間部 30A〜30D 抵抗線歪みゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 11/24

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗溶接機における加圧力を測定するた
    めの加圧力測定装置であって、 溶接電極の先端部のチップホルダに着脱可能に取り付け
    られ電気的に接続される導電性のチップ基端部と、 前記チップ基端部の上面に接続して設けられたチップ中
    間部と、 被加圧物と接触するための頭部と前記チップ中間部およ
    び前記チップ基端部を内側に収納する胴部とを有し、か
    つ前記チップホルダと電気的に接続される導電性のキャ
    ップチップ本体と、 前記チップ中間部に取り付けられ、前記チップ頭部に加
    えられた加圧力を測定する加圧力センサと、 前記チップ中間部を前記チップ基端部および前記キャッ
    プチップ本体から電気的に絶縁する絶縁材と、 前記加圧力センサより前記キャップチップ本体の外へ前
    記キャップチップ本体から電気的に絶縁されて引き出さ
    れる導線とを具備することを特徴とする加圧力測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記キャップチップ本体が、前記チップ
    中間部を内側に収納する筒状のチップ胴部と、このチッ
    プ胴部の上面を覆い被加圧物と接触するためのチップ頭
    部とを有するコップ状導体からなることを特徴とする請
    求項1記載の加圧力測定装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧力センサが、チップ長手方向の
    加圧力を検出するための第1の歪みゲージと、チップ長
    手方向と直交する方向の加圧力を検出するための第2の
    歪みゲージとを含むことを特徴とする請求項1記載の加
    圧力測定装置。
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