JP2586825Y2 - コンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置 - Google Patents

コンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置

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JP2586825Y2
JP2586825Y2 JP5640792U JP5640792U JP2586825Y2 JP 2586825 Y2 JP2586825 Y2 JP 2586825Y2 JP 5640792 U JP5640792 U JP 5640792U JP 5640792 U JP5640792 U JP 5640792U JP 2586825 Y2 JP2586825 Y2 JP 2586825Y2
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利勝 林
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株式会社カイエーテクノ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】天地逆に製造するコンクリートブ
ロック(暗渠・擁壁ブロック等)の天端(上面部)に勾
配の付与・暗渠ブロックの上版部の厚さ・擁壁の高さ等
の設定の変更が短時間で容易に行え、少量多品種化に対
応する自動化生産に有用な、コンクリートブロック製造
用型枠の可変勾配成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を調査してみたが、暗渠ブロッ
ク・側溝ブロック用型枠の昇降及び勾配付与可能な可変
勾配成形装置は見当たらなかったまた、従来の擁壁ブ
ロック用型枠により、擁壁の天端に勾配を成形したり、
高さ等の異なる製品の製造には、製造用型枠の底面部
(天地逆に製造するため)の下に、その都度高さ調整用
のブロック体を挿入したり、底面部を仮り留め溶接して
対応している。
【0003】順不同であるが、図11に示す従来技術の
説明図を参照して説明する図11(a)に示す一部省
略した擁壁ブロック用型枠WKの場合には、底面部T
(製品の天端となる)下面にその都度調整用ブロック体
BL等を挿入し、前後の高さに差を付けて所要の勾配S
Lを付けたり、平行に高さ調整をして、所要高さのフラ
ット・勾配製品に対応し、数量の少ない場合にはL形の
受け金具等を併用して溶着したり、底面部Tを直接中子
Nに溶着し、底面部Tの両側面の漏洩防止のためパッキ
ンpを貼付けたり、ガムテープの貼着等で対応してい
る。また、製品が単品の場合底面部以下の空間部KU
に切断した発砲スチロール板を充填することも行われて
いる図11(b)に示す一部省略した側溝ブロック用
型枠UKの場合も、擁壁同様に調整用ブロック体BLの
載置又は溶着で図示のようにすれば対応できるが、コン
クリート製品の製造では、良質なコンクリートを得るた
めに、強力な振動機による締め固めを行うため、調整用
ブロック体BLの固着・溶着による底面部Tの仮り留め
溶接WE等は煩雑(堅固に固着しなければコンクリート
重量と振動荷重で溶着部が疲労で破損する)を極め、最
近の多品種少量生産化はその都度型枠を傷めるととも
に、取り外し後溶接部の補修・再度の装着に長時間を要
する等の欠点があり、昇降自在・勾配自在で省力化の計
れる型枠の可変勾配成形装置が要望されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の上記欠点を
排除し、コンクリートブロック(暗渠・擁壁ブロック
等)の天端(上面部)に勾配の付与・暗渠ブロックの上
版部の厚さ・擁壁の高さ等の設定の変更が容易に行え、
少量多品種化に対応する自動化生産に有用な、コンクリ
ートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置を提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1では、略製品天端幅を有する任意形状の底
面部材をベース上に固着し、該ベース両端部下面に整合
手段を有する連結部を設け、該連結部に2組の昇降機構
を連結し、型枠の妻板に一面で当接し他面に前記底面部
材の端部を封着して摺動かつ挿脱自在な挿入溝を横設し
た任意形状の可動端面部材を、ベース両端面に揺動可能
に係着し、前記両端部の外方向へ可動端面部材を付勢す
る付勢手段をベース両端面に設け、型枠との当接面に漏
洩防止手段を周設した、ことを特徴とするコンクリート
ブロック製造用型枠の可変勾配成形装置を構成してい
【0006】請求項2では、略製品天端幅を有する任意
形状の底面部材をベース上に固着し、該ベース両端部下
面に整合手段を有する連結部を設け、該連結部に2組の
昇降機構を連結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部
の他面略中間部から水平方向に挿入脚を突設し、該挿入
脚付け根隅部に前記底面部材の端部を封着して摺動可能
挿入溝を横設した弾性体より成る任意形状の可動端面
部材を、前記底面部材の両端部下面に設けた受容部内に
弾発可能に挿入し、型枠との当接面に漏洩防止手段を周
設した、ことを特徴とするコンクリートブロック製造用
型枠の可変勾配成形装置を構成している
【0007】請求項3では、略製品天端幅を有する任意
形状の底面部材をベース上に固着し、該ベース両端部下
面に整合手段を有する連結部を設け、該連結部に2組の
昇降機構を連結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部
の他面に前記底面部材の端部を封着して摺動かつ挿脱自
在な挿入溝を横設し、前記垂直部の下部に可撓部を設け
た弾性体より成る任意形状の可動端面部材の、可撓部の
終縁部を前記ベース両端部に固着し、前記可動端面部材
を妻板側へ付勢する付勢手段を前記ベース両端部に設
け、型枠との当接面に漏洩防止手段を周設した、ことを
特徴とするコンクリートブロック製造用型枠の可変勾配
成形装置を構成している。
【0008】また、請求項4では、2組の昇降機構が、
回動頭部の直後に平歯車を設けた螺杆の前部軸を、中央
部に軸受部を設け両端に軸支部を有する前部軸受により
回動自在に支承し、中央部に螺刻し両端に軸支部を有す
るスライダナットを前記螺杆に滑動自在に螺入し、該螺
杆の後部軸を後部軸受により回動自在に支承し、前記前
部軸受及び後部軸受を取付部材上に固着し、前記前部軸
受の軸支部に短リンクの一端孔部を回動自在に軸支し、
他端孔部は長リンクの中点孔部に回動自在に連結し、該
長リンクの下端孔部をスライダナットの軸支部に回動自
在に軸支し、上端部にベースの連結部に連結可能な連結
軸を設け、前記平歯車に常時噛合し押圧時解除可能なロ
ック部材を取付部材端部に設けた、ことを特徴とする請
求項1乃至3何れか1項記載のコンクリートブロック製
造用型枠の可変勾配成形装置を構成している
【0009】さらに、請求項5では、前部端面部の可
動端面部材が、連動機構を介し型枠の前妻板に接続可能
に設けた可動端面部材である、ことを特徴とする請求項
4記載のコンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成
形装置を構成している。
【0010】
【作用】一定長さの型枠の前後妻板間に装着する底面部
材に勾配を付ければ斜長の伸びにより底面部材の長さが
不足するが、請求項1乃至3記載の、コンクリートブロ
ック製造用型枠の可変勾配成形装置は、底面部材の両端
部を可動端面部材の内面側に設けた漏洩防止可能な挿入
溝に、許容勾配範囲内における斜長の延び寸法を考慮し
て、延び寸法の1/2以上摺動かつ挿脱自在に挿入し、
両可動端面部材を妻板内面側へ押圧する手段を具備し揺
動可能に係着しているため、底面部材の昇降・勾配付与
に関わらず、可動端面部材を妻板内面に平行して密着
(封着)させることにより、打設したコンクリートのト
ロ洩れ防止と製品の接続目地(製品上面の接続部に造る
空間部でモルタルを充填する)の成形ができ、請求項
1,3記載のものは、脱型時に使用型枠の妻板を開け
ば、可動端面部材が前方及び後方へ倒れ、前方へ製品
引き抜き可能となり(請求項2記載のものは、上方へ
脱型する)脱型が容易となるまた、両昇降機構を同期
回動または高低差をつけて回動操作すれば、使用する同
一型枠の許容高さ範囲において、高さ・勾配の異なる製
品に対応する位置に底面部材を移動できる。また、勾配
付与時における両昇降機構先端の連結軸間距離とベース
に設けた両連結部間の延び寸法差は、後述する整合手段
により吸収して昇降操作を円滑にさせる。
【0011】請求項4記載の昇降機構では、生産ライン
の自動機の駆動軸先端のソケットレンチを挿入すれば、
回動頭部直後の平歯車と噛合していたロック部材が押さ
れて噛合を解除され、回動頭部を回動すれば、螺杆に螺
入したスライダナットが滑動し、中点孔部を短リンクと
連結した長リンクの下端部を前後方向に移動させ、長リ
ンク先端の連結軸を垂直を描く軌跡上の任意位置に昇降
させ、連結した底面部材を所要高さに昇降させて、高さ
・勾配の調整が行える前記ソケットレンチを抜き去れ
ば、ロック部材が螺杆の平歯車に噛合してロックされ、
振動機によるコンクリート締固め時に、螺杆が振動(
)を伴う荷重により逆回転しスライダナットが移動し
て昇降位置が降下するのを防止するまた、昇降に関わ
らず回動頭部(螺軸)の軸線が不変であるため、生産ラ
インにおける回動操作の自動化が容易になる。
【0012】請求項5記載では、脱型(製品を型枠から
取り出す)時に型枠の前妻板を開けば、前妻板に連結し
た連動機構を介して前部可動端面部材の後部が押上ら
れ、該前部可動端面部材が前方水平方向へ強制的に倒さ
れるから脱型が容易になり、脱型後のウオータージェッ
ト等による型枠掃除も容易に行える。また、打設時に前
妻板を閉じれば、前部可動端面部材は連動機構に引っ張
られて垂直方向へ回転し、前部可動端面部材の挿入溝が
底面部材の端面部に当接し型枠の妻板を閉じて緊合すれ
ば、端面部は挿入溝内に挿入され漏洩を防止することが
できる。
【0013】
【実施例】図1乃至図7は、本考案の実施例を示すもの
で、図1は、本考案実施例の構成と型枠への装着状態を
示す斜視図、図2は、本考案実施例の一部分解斜視図、
図3は、本考案実施例の型枠装着時の側面図、図4は、
本考案実施例の構成及び動作説明図、図5は、請求項2
に係る実施例の構成及び動作説明図、図6は、請求項3
に係る実施例の構成及び動作説明図、図7は、請求項5
に係る実施例の構成及び動作説明図、図8は、本考案適
用による各種製品の斜視図である。
【0014】以下、図1乃至図8を参照して各実施例の
構成及び動作を説明する。
【0015】図1は、本考案実施例の構成と型枠への装
着状態を示す斜視図であり、細線で示す暗渠ブロック用
型枠Kの台枠5上に、装着した本考案の脱型時の状態を
示す図で、前妻板02側から見て右側の側板と、転支し
た後妻板02’(後退している)に支持された拡縮自在
な中子04は輪郭の一部を除いて他を省略し、左側の側
板03と前後妻板02,02’を解放し、本考案の底面
部材50は水平に上昇している底面部材50に対し揺
動かつ挿脱自在に取付けた前部可動端面部材80は、底
面部材50の端部50eから抜け出して倒れ、後部可動
端面材80も後妻板02’の後退により端部50eから
抜け出し傾斜している暗渠ブロック等は天地逆に製造
(図8参照)するため、底面部材50上面が製品の天端
(上面)となり両昇降機構150を操作して底面部材5
0に勾配(高低差)を付け、型枠を鎖線矢印方向へ閉じ
れば、図8に示す可変勾配暗渠ブロック等を製造する型
枠の打設空間が形成される。
【0016】図1を参照して本考案の概略構成を述べ
略製品天端幅を有し両側面50sにパッキンp1を
埋設した底面部材50をベース40上に固着し、該ベー
ス40両端部下面に軸間寸法(昇降機構の両連結軸間)
の整合手段44を有する連結部45を設け、該連結部4
5に2組の昇降機構150の連結軸180を連結し、底
面部材50の両端部50eに、型枠の両妻板02,0
2’に一面で当接する垂直部81と該垂直部81両側面
に漏洩防止手段88を具備し、前記両端部50eに摺動
かつ挿脱自在に挿入可能な挿入溝85を内面側に横設し
た任意形状の可動端面部材80を揺動可能に係着して設
け、両可動端面部材80を両妻板02,02’側へ付勢
するスプリング80sをベース両端面40eに設け構成
している。
【0017】図2は、本考案実施例の一部分解斜視図で
あって、図中の底面部材50は一例として道路境界付き
の可変勾配暗渠ブロックB1(図8参照)用を示し、上
方(引出し線で示す)には、図8に示す各種暗渠・擁壁
ブロック等に対応する各底面部材50,50(B2),
50(B3),50(W1)の形状を示し、底面部材5
0の両端部50eに挿入する前後の可動端面部材80
(前部側は分解して挿入溝側を示す)と、前後2組の昇
降機構150は(上昇状態)連結部45から分解して示
し、図下部に、昇降機構150の螺杆153に設けたロ
ック機構152と、後述する勾配時の整合手段44を拡
大し示しているロック機構152は回動頭部151回
動時にソケットレンチを外嵌して矢符F方向から押圧す
れば、ロック部材152Lと平歯車152Gの噛合が解
除され、spとwは噛合を付勢するスプリングとウエイ
であり、図中の鎖線は各部の組付関係を示し、細線で
示すのは本考案の取付部材185を固着する他を省略し
た型枠の台枠5である。
【0018】任意形状の底面部材50は、型枠の両側板
03(擁壁ブロックの場合では中子・側板)に当接する
両側面部50sに漏洩防止手段としてパッキンp1を埋
設し、ベース40上に固着して設け、該ベース40の両
端下面に、勾配付与時の延び寸法を吸収する整合手段4
4として、ベース長手方向に平行した長孔44、または
図下部に示すゴムまたはウレタン樹脂等の弾性体44
a,44bを設けた連結部45を固着し、該連結部45
に後述する両昇降機構150の長リンク170上端に設
けた連結軸180を鎖線のように連結し、2組の昇降機
構150の回動操作により、底面部材50を昇降自在・
勾配付与自在に構成している。
【0019】前記底面部材50の両端部50eに装着す
る可動端面部材80の内側には、前記両端部50eの断
面形状に合致し、使用時(型枠の妻板閉じ時)に両端部
50eを封着(水密に)したまま摺動自在であり、か
つ、両妻板02,02’解放時に挿脱自在(妻板で押圧
時に挿入・製品脱型時に抜ける)な、少なくとも勾配付
与時の伸び寸法の1/2以上の挿入深さを有するコ型断
面のパッキンを埋設して成る挿入溝85を設けるととも
に、型枠の両妻板02,02’当接面側にもパッキンを
埋設した漏洩防止手段88を設け、可動端面部材80の
内側下部に長孔86を設けた揺動部材87を突設し、該
揺動部材87を前記ベース40の両端面40eに設けた
軸支部材42に揺動自在に軸着し、先鋭のガイドピンg
pを可動端面部材80の挿入溝85下部に突設し、挿入
位置を案内するガイド孔ghをベース両端面40e下に
設け(ガイドピンgpとガイド孔ghの設置場所は逆で
も可)、可動端面部材80を妻板内面に常時密着させて
押圧する付勢スプリング80sをベース40両端面40
eに設けて構成している。
【0020】図3は、本考案実施例の型枠装着時の側面
図であり、型枠K(二点鎖線で示す)の手前側側板を省
略し妻板02,02’を閉じ、型枠Kの台枠5に装着
した本考案(実線で示す)を、水平に上昇させて示して
いる2組の昇降機構150は、回動頭部151の直後
に平歯車152Gを設けた螺杆153の前部軸を、
杆153の軸線と直交する軸支部154sを両端部に有
する前部支承部154に回動自在に支承し、前記螺杆1
53に、該螺杆153の軸線と直交する軸支部155s
を両端部に有するスライダナット155を滑動自在に螺
入し、前記螺杆153の後部軸を後部支承部156で回
動自在に支承し、前記前部支承部154及び後部支承部
156を取付部材185上に固着し、前部支承部154
両端部の軸支部154sに長リンク170の1/2長さ
の短リンク160下端孔部を回動自在に軸着し、他端孔
部は長リンク170の中点孔部172に回動自在に連結
し、長リンク170の下端孔部をスライダナット155
両端部軸支部155sに回動自在に軸着し、長リンク
170の上端部に連結軸180を設け、該連結軸180
を前記整合手段44を設けた連結部45に連結し、螺杆
153の逆転を防止するロック機構として、前記(図2
参照)平歯車152Gに常時噛合しソケットレンチよる
回動操作時に、噛合部が後退して解除可能なロック部材
152Lを、取付部材185両端部に蝶着して構成して
いるこの昇降機構150は、昇降の上限・下限間の昇
降差が大きく、一型枠の適用範囲を拡げている。なお、
図ではロック部材152L下部に常時噛合を付勢するウ
エイトwを設けているが、ロック部材152L背面に噛
合を付勢するスプリングspに置き換える、又は追加す
ることもできる。
【0021】図4は、本考案実施例の動作説明図であ
り、底面部材50の中間部分を省略し両可動端面部材
0及び両昇降機構150の連結部の一部を、断面図で示
している図4(a)は、両昇降機構の回動頭部151
を均等に回動操作して底面部材50を水平に上昇させ、
両妻板02,02’を閉じた打設時を示している両妻
板を閉じれば開いていた両可動端面部材は、妻板内面に
押されて端部50e側へ回転し、図2で示したガイドピ
ンgpがガイド孔ghに挿入され、型枠の緊合により両
端部50eが両可動端面部材80の挿入溝85の略最奥
部まで挿入され同部からのコンクリートの漏洩を防止
し、両可動端面部材80の専有する空間部(底面部材よ
り上方の)が製品Sの接続目地M(図9参照)の成形を
、水平に上昇している両昇降機構150の連結軸1
80は連結部45の整合手段である長孔部44(または
44a,44b)の内側部で支承され、両可動端面部材
80 は下部の揺動部材87に穿設した長孔86の略中央
部に軸支部材42を介して揺動自在に軸支され、可動端
面部材80は付勢スプリング80sの弾発力により妻板
内面に密着する。なお、図中のL1は水平時の両連結軸
180,180の軸間距離(最短)であり、Sは打設さ
れた製品である。
【0022】図4(b)は、両昇降機構150に高低差
を付けて回動操作し底面部材50に勾配を付与して、両
妻板02,02’を閉じた打設時を示している勾配付
与に伴う両昇降機構150の連結軸180,180間の
軸間距離L2は前記L1より延びるが、連結部45内に
設けた整合手段44である長孔部44或いは図2で示し
た弾性体による44a内を連結軸180が移動(又はサ
ンドイッチ状に設けた弾性体44bが弾性変形する)し
て、延び寸法との差を吸収して整合し昇降操作を円滑に
させるまた、揺動自在に軸支された両可動端面部材8
0は付勢スプリング80sにより、両妻板02,02’
に平行して当接面を密着して漏洩を防止し、軸支部材4
2の軸部は揺動部材87の長孔86内を移動し、底面部
材50の両端部50eは、挿入溝85内を延び寸法差の
略1/2深さ分抜け出る方向に封着されたまま摺動し、
同部からのコンクリートの漏洩を防止する。
【0023】図4(c)は製品脱型時の動作説明図であ
、前妻板02を開けば(図示の型枠では同時に後妻板
02’も後退する)前部可動端面部材80がスプリング
80sの弾発力で挿入溝85が端部50eから抜けて前
方へ倒れ、後部可動端面部材80も端部50eから抜け
て図示のように後傾し、製品Sを前方(矢符d側)へ引
き抜き可能となり容易に脱型ができるまた打設時には
型枠を掃除し、図示しない両側板と両妻板02,02’
等を閉じて緊合すれば、両可動端面部材80は妻板内面
に押されて挿入溝85が両端部50eに挿入され、直ち
に次回打設が可能となる。使用する型枠の許容高さ範囲
に於いて、両昇降機構150の回動操作により底面部材
50を昇降又は勾配を付与して、暗渠ブロックの場合は
上版部の厚さ・勾配調整、擁壁ブロックの場合は高さ・
勾配調整が自由に設定できるなお、製品の天端(上
面)勾配(最も多く使われる勾配範囲)は、製品長約2
mの場合暗渠ブロックは5%以内、擁壁ブロックは10
%以内のものが多く使用されている。
【0024】図5は、請求項2に係る別の実施例の構成
及び動作説明図であり、妻板が擺動して開き、製品を
上方へ脱型する擁壁ブロック(又は側溝ブロック)用型
枠等に適用できる図5(a)は、要部の構成を示す図
で、後部側を省略し一部を破断した側面図で示し、両昇
降機構150(片側のみ図示)を同期的に回動して底面
部材50を水平にし妻板02(02’)は閉じられてい
型枠の妻板02(02’)内面に一面で当接する垂
直部81と、他面の略中間部から水平方向に挿入脚82
を突設した断面略横T字形の弾性体より成る可動端面部
材80は、挿入脚82付け根隅部に挿入溝85を横設
し、挿入溝85内に前記両端部50eを摺動自在に挿入
し、挿入脚82をベース40両端部の受容部47に弾発
可能(両妻板を押圧可能として)に挿入し、両妻板の押
圧を解けば、可動端面部材80は端部50eから抜け出
す方向へ摺動するよう設けている前記垂直部81或い
は垂直部81と挿入脚82の一部には鎖線で示す鋼板等
硬質材84を内設してもよく、また、弾発力を付勢す
るスプリングspを受容部47内に設けることもでき
なお、図中L1は、水平昇降時における両連結軸1
80,180の軸間距離である。
【0025】図5(b)は、前後の昇降機構の回動差
(高低差)により底面部材50に勾配が付けられ、両妻
板02,02’閉じにより両端面部材が妻板内面で押圧
され(中二点鎖線は押圧前)、挿入溝85内に端部5
0eが入り込み、可撓部83が撓んで妻板内面に密着し
ている状態を示している。勾配による斜長の延び寸法差
は、弾性体である挿入脚82の弾発力により、両端部5
0eが妻板側に僅か抜け出した位置(水平状態時に比較
して)に摺動して、勾配付与による延長寸法を補い水密
状態を保持し同部からのコンクリートの漏洩を防止す
また、挿入脚82に弾発力を付勢するスプリングs
pを受容部47内に設ければ、垂直部81を妻板内面に
より密着させコンクリートの漏洩を防止する。勾配付与
による両昇降機構の軸間距離の延び寸法差(L1とL2
との差)は、前記実施例と同様に寸法差を吸収する整合
手段44によって、昇降操作を円滑にさせることができ
る。
【0026】図6は、請求項3に係る実施例の構成及び
動作説明図であり、製品を前方又は上方へ脱型する暗渠
ブロック(又は側溝ブロック)・擁壁ブロック用型枠等
に適用できる図6(a)は、要部の構成を示す図で、
他を省略し一部を破断した側面図で示している。図示
、両昇降機構150(片側のみ図示)を同期的に回動
し、底面部材50を水平にした場合であり、鎖線で示す
妻板02は閉じられている可動端面部材80は、型枠
の妻板02内面に一面で当接し他面に底面部材50の端
部50eが挿入可能な挿入溝85を横設した垂直部81
と、該垂直部81下部にV字又はU字形等の可撓部83
を突設した弾性体より成り、該可撓部83の終縁部83
bをベース40の端部40eに固着し、前記垂直部81
を揺動自在に支持し、先鋭のガイドピンgpを可動端面
部材80の挿入溝85下部に突設し、ベース端部40e
に妻板02に対しての押圧を付勢するスプリング80s
を設け、該スプリング80sの内径部を前記ガイドピン
gpの案内とし、妻板側からの押圧時に前記可撓部83
が撓み、挿入溝85内に底面部材50の端部50eを挿
入可能に設け、前記スプリング80sをベース端部40
eに設けているまた、垂直部81及び可撓部83に
板等の硬質材84を内設してもよく、可撓部83全体
バネ材に置き換えることも可能である。
【0027】図6(b)は、上記実施例の動作説明図で
あり、前図同様要部以外を省略し一部を破断した側面図
で示している可動端面部材80は最初この状態に開い
ているが、妻板02を閉じれば、妻板内面で押圧され可
撓部83が撓んで回転し、ガイドピンgがスプリング
80sをガイド孔として(鎖線矢印に示す)挿入溝85
部を適正位置に案内し、挿入溝85に端部50eが前図
(a)のように挿入され、脱型時に両妻板を解放すれ
ば、両可動端面部材80は可撓部83とスプリング80
の弾発力により図示位置に復帰する。
【0028】図6(c)は、勾配付与時の動作説明図
で、前後の昇降機構の回動差(高低差)により底面部材
50に勾配を付けて両妻板02,02’(鎖線で示す)
は閉じられている勾配による斜長の延び寸法差は、弾
性のある挿入溝85に挿入している両端部50eが、挿
入溝内を水密状態を保ったまま僅か移動(摺動)して勾
配付与による延長寸法を補い、スプリング80sは両可
動端面部材80の垂直部81を内側から押圧し妻板0
,02’内面に密着させ、コンクリートの漏洩を防止
する。勾配付与による両昇降機構の軸間距離の延び寸法
差(L1とL2との差)は、前記実施例と同様に寸法差
を吸収する整合手段44によって、昇降操作を円滑にさ
せることができる。
【0029】図7は、請求項5記載の実施例の構成及び
動作説明図であり、図7(a)は、二点鎖線で示す型枠
の前部と、連動機構200を介し型枠の前部妻板02に
接続可能に設けた前部可動端面部材80等の要部を、一
部を破断した側面図で示し、両昇降機構150(片側の
み図示)を同期的に回動操作し底面部材50を水平に
し、妻板02は閉じられている前部可動端面部材80
の垂直部81は型枠の前妻板02内面に一面で当接し、
他面に横設した挿入溝85に端部50eを摺動かつ挿脱
自在に挿入し、前部可動端面部材80の挿入溝85側に
連結金具89を突設し、外筒部の両端部を上下方向に
自在に軸支した外筒付フレキシブルシャフト95(押
引力を伝達でき可撓性のある)の先端部96を前記連結
金具89に連結し、外筒付フレキシブルシャフト95の
他の先端部97を前部妻板02の作動腕02Aに連結
し、挿入溝85挿入時のガイドとして、ベース40端部
にフレキシブルシャフト95に游嵌したスプリング80
sを設け、該スプリング80sの内径部に連結金具89
が誘導されるよう構成している。製品を前方へ脱型する
暗渠ブロック(又は側溝ブロック)・擁壁ブロック用型
枠等に有用である。
【0030】以下、上記実施例の動作を説明する。前部
可動端面部材80は前妻板解放時には鎖線の位置に傾い
ているが、前妻板02を閉じれば、前妻板下部の作動腕
02Aに連結したフレキシブルシャフト95が引っ張ら
れ、連結金具89が引付けられ、前部可動端面部材80
は端部50e側へ回転し、端部50eは挿入溝85に当
、妻板を閉じ型枠を緊合すれば、挿入溝85は端部
50eに挿入される妻板の起倒による作動腕02A
位置変化は、底面部材50の勾配付与・昇降位置の高低
に関わらず、正確な前後運動としてフレキシブルシャフ
ト95を介して前部可動端面部材80に伝導して、前部
可動端面部材80を起倒させ、フレキシブルシャフト9
5に游嵌したスプリング80sの内径部が、連結金具8
9を誘導し挿入溝85部を定位置へ案内するまた、妻
板02を開けば作動腕02Aがフレキシブルシャフト9
5の先端部97を後退させ、フレキシブルシャフトの上
端部が突出し、連結した連結金具89が押されて前部可
動端面部材80を鎖線位置に押し開く(回転させて)よ
う動作する。
【0031】図7(b)は、請求項5に係る別の実施例
の構成及び動作説明図であり、要部以外を省略し、一部
を破断した側面図で示している。この実施例では、前部
可動端面部材80の背面に連結金具89を突設し、該連
結金具89とベース40の間に流体圧で作動するアクチ
ュエータ80Aを介在させ、該アクチュエータ80Aに
接続した可撓管95Pを、妻板02開閉力を流体圧に変
換するシリンダ・ダイアフラム等を利用した圧力発生器
PWに接続し、該圧力発生器のロッドを前妻板02の作
動腕02Aに連結して構成している。
【0032】上記のように構成すれば、重量物(数百k
gある)である妻板02の開閉により、妻板の作動腕
2Aが圧力発生器PWのピストンまたは、ダイアフラム
を前後させて流体圧を発生させ、該流体圧が可撓管95
を介してアクチュエータ80Aを前後に作動させ、底
面部材50の勾配付与・昇降位置の高低に関わらずアク
チュエータに連結した前部可動端面部材80が妻板を開
けば倒れ、閉じれば起きるよう連動する。
【0033】図8は、本考案適用による各種製品の斜視
図であり、歩車道境界部に用いる道路境界付可変勾配暗
渠ブロックB1、幹線道路等に用いる道路境界ブロック
載置用可変勾配暗渠ブロックB2、駐車場等に用いる中
央集水型の暗渠ブロックB3、景観を考慮した天端勾配
自在擁壁W1、底面部材を所要高さに昇降(水平)させ
て製品高さHを変化させる擁壁ブロック(鎖線で示す)
等を示しているB1の道路境界付可変勾配暗渠ブロッ
クは、図1乃至3記載の本考案を適用した型枠により造
られ、底面部材の勾配SL付与により上面01(上版
部)が傾斜し、底面部材に成形ピンを設けて路面水排水
用の排水孔01wを設けることもで、B2,B3等も
底面部材50、可動端面部材80等の形状変更により造
られる以上の可変勾配暗渠ブロックは、道路勾配と流
水勾配が異なる場合の施工時に使用されるが、使用条件
により底面部材を水平に昇降させて、上版部厚さtを変
更することも可能であるまた、図下部の天端勾配自在
擁壁W1は、本考案を適用して造る擁壁ブロックで、一
型枠で許容高さHから昇降機構の高低によりhの範囲内
の各サイズを造ることができ、布設する地形の景観を考
慮した設計条件にマッチした勾配製品を造ることができ
る。なお、図中の矢符aは製品の打設方向であり、DK
は歩車道を区別する道路境界部、DK2は施工時に接着
する道路境界ブロック、Mは可動端面部材により成形さ
れた接続用目地で、製品接続(布設)時にモルタルを充
填する部分である。
【0034】図9は、本考案適用型枠による可変勾配暗
渠ブロックの説明図、図10は、従来技術による自在勾
配側溝ブロックの説明図であり、可変勾配暗渠ブロック
と同一目的に使用されている。
【0035】図9(a)に示す可変勾配暗渠ブロックB
1(B2,B3タイプでも同様)は製品の上面01に勾
配が付き、中空部hoは底面に対し平行しているこの
種の上面に勾配の付いた暗渠ブロックは型枠の実施が困
難なため従来無かったが、同一目的に使用する側溝ブロ
ックに、図10に示す自在勾配側溝ブロックVと呼称さ
れる製品があり順不同であるが先に説明する図10
(a)は、自在勾配側溝ブロックの形状を示す図で、一
対の側壁部1と矩形状開口部kaを上版部2に設けた略
逆U字形断面に形成され、打設時には対峙する側壁部1
の狭い両下面aからコンクリートを投入して製造するた
め打設と脱型が煩雑で時間(打設20分・脱型20分)
が掛かり、脱型後も底面部がないためコンクリートの水
和反応が進行するまでの破損も多い施工時(布設)に
は、図10(b)の道路do路肩の掘削穴H内に構築し
た基礎砕石3、基礎コンクリート4等より成る基礎工上
に、自在勾配側溝ブロックVを吊り降ろし、上面の開口
部kaからコンクリートcを投入し、図10(c)の施
工断面図に示すよう、人力による鏝均し作業で所要勾配
(自在勾配の所以)の水路敷(底面)INに仕上げてい
水路幅員Eが30cm〜40cmの製品が道路の路
肩部に多用されるため、狭い上面の開口部kaからコン
クリートcを投入し、作業員が内部に入り水路敷INを
仕上げる作業は困難であり、埋戻し作業後開口部kaに
溝蓋・グレーチングを嵌装して施工が完了する、作業
員不足と施工期間が長期にわたるため施工のトータルコ
ストが増加する等の欠点がある。なお、図中矢符dsは
道路勾配、矢符wsは流水勾配である。
【0036】図9(a)に示す道路境界付可変勾配暗渠
ブロックB1は自在勾配側溝ブロックVと同一目的に使
用され、道路境界付可変勾配暗渠ブロックB1は広い底
面部から打設するため約25分で打設でき、脱型は前
方へ引き抜くため同じく25分の短時間で完了する
図9(b)の二点鎖線で示すのは、施工時を示す図で、
道路doの掘削穴H内に設けた基礎工(基礎砕石3基礎
コンクリート4)の上に製品を吊り降ろした図で、施工
する道路勾配dsと水路の流水勾配が異なる時は、予め
基礎工の仕上げ面に勾配を付けて施工し、製品を布設し
連結すれば直ちに埋戻しができ省力化が計れる図9
(c)は、道路境界付可変勾配暗渠ブロックB1の施工
断面図で、矢符dsは道路勾配、矢符wsは流水勾配で
あり、本考案の適用による各サイズのB1,B1’等を
連設すれば、道路勾配dsと流水勾配wsの異なる水路
の構築が短期間で容易にでき、溝蓋等を使用しないため
蓋の破損・取り替え等のメンテナンスは不要であり、所
定スパン毎にグレーチングを嵌装した管理桝を設置し
ェット水流等による堆積物清掃の維持管理をする。
【0037】
【考案の効果】本考案を適用すれば、擁壁ブロック用型
枠の場合には、昇降機構の回動操作のみで、製品高さの
変更及び天端勾配の調整が自由にしかも短時間で設定で
き、暗渠ブロック用型枠に適用すれば、暗渠ブロックの
上版厚さ変更と上面勾配の調整が自由にしかも短時間で
設定でき、擁壁・暗渠ブロック用自動生産ラインに有用
であ、一型枠で各種対応ができるため、少量多品種化
時代における型枠の稼働率がよくなり投資効果が大き
い、特に、可変勾配暗渠ブロック用型枠に適用すれば、
型枠上面から打設した可変勾配暗渠ブロックを前方へ脱
型する今まで無かった脱型方法の採用が可能となり、生
産が飛躍的に向上する効果があるまた、本考案の適用
型枠による可変勾配暗渠ブロックは、水路の構築が工期
短縮ができ、施工も容易で作業員不足が解消される等の
効果がある。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の構成と型枠への装着状態を示す
斜視図。
【図2】本考案実施例の一部分解斜視図。
【図3】本考案実施例の型枠装着時の側面図。
【図4】本考案実施例の構成及び動作説明図。
【図5】請求項2に係る実施例の構成及び動作説明図。
【図6】請求項3に係る実施例の構成及び動作説明図。
【図7】請求項5に係る実施例の構成及び動作説明図。
【図8】本考案適用による各種製品の斜視図。
【図9】本考案適用型枠による可変勾配暗渠ブロックの
説明図。
【図10】自在勾配側溝ブロックの説明図。
【図11】従来技術の説明図。
【符号の説明】
脱型方向 d 型枠 K 前後妻板 02,02′ 製品 S ベース 40 整合手段(長孔) 44 整合手段(弾性体による) 44a,44b 連結部 45 底面部材 50 可動底板端面部材 80 垂直部 81 挿入脚 82 可撓部 83 硬質材 84 挿入溝 85 長孔(揺動部材に設けた) 86 揺動部材 87 漏洩防止手段 88 昇降機構 150 ロック部材 152L 螺杆 153 短リンク 160 長リンク 170 連結軸 180 連動機構 200

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略製品天端幅を有する任意形状の底面部
    材をベース上に固着し、該ベース両端部下面の整合手段
    を有する連結部に2組の昇降機構を連結し、型枠の妻板
    に一面で当接し他面に前記底面部材の端部を封着して摺
    動かつ挿脱自在な挿入溝を横設した任意形状の可動端面
    部材をベース両端面に揺動可能に係着し、前記端部の外
    方向へ可動端面部材を付勢する付勢手段を前記ベース両
    端面に設け、型枠との当接面に漏洩防止手段を周設し
    た、ことを特徴とするコンクリートブロック製造用型枠
    の可変勾配成形装置。
  2. 【請求項2】 略製品天端幅を有する任意形状の底面部
    材をベース上に固着し、該ベース両端部下面の整合手段
    を有する連結部に2組の昇降機構を連結し、型枠の妻板
    に一面で当接する垂直部の他面略中間部から水平方向に
    挿入脚を突設し、該挿入脚付け根隅部に前記底面部材の
    端部を封着して摺動可能な挿入溝を横設した弾性体より
    成る任意形状の可動端面部材を、前記底面部材の両端部
    下面に設けた受容部内に弾発可能に挿入し、型枠との当
    接面に漏洩防止手段を周設した、ことを特徴とするコン
    クリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
  3. 【請求項3】 略製品天端幅を有する任意形状の底面部
    材をベース上に固着し、該ベース両端部下面の整合手段
    を有する連結部に2組の昇降機構を連結し、型枠の妻板
    に一面で当接する垂直部の他面に前記底面部材の端部を
    封着して摺動かつ挿脱自在な挿入溝を横設し、前記垂直
    部の下部に可撓部を設けた弾性体より成る任意形状の可
    動端面部材の、可撓部の終縁部を前記ベース両端部に固
    着し、前記可動端面部材を妻板側へ付勢する付勢手段を
    前記ベース両端部に設け、型枠との当接面に漏洩防止手
    段を周設した、ことを特徴とするコンクリートブロック
    製造用型枠の可変勾配成形装置。
  4. 【請求項4】 2組の昇降機構が、回動頭部の直後に平
    歯車を設けた螺杆の前部軸を、中央部に軸受部を設け両
    端に軸支部を有する前部軸受により回動自在に支承し、
    中央部に螺刻し両端に軸支部を有するスライダナットを
    前記螺杆に滑動自在に螺入し、該螺杆の後部軸を後部軸
    受により回動自在に支承し、前記前部軸受及び後部軸受
    を取付部材上に固着し、前記前部軸受の軸支部に短リン
    クの一端孔部を回動自在に軸支し、他端孔部は長リンク
    の中点孔部に回動自在に連結し、該長リンクの下端孔部
    をスライダナットの軸支部に回動自在に軸支し、上端部
    にベースの連結部に連結可能な連結軸を設け、前記平歯
    車に常時噛合し押圧時解除可能なロック部材を取付部材
    端部に設けた、ことを特徴とする請求項1乃至3何れか
    1項記載のコンクリートブロック製造用型枠の可変勾配
    成形装置。
  5. 【請求項5】 前部端面部の可動端面部材が、連動機
    構を介し型枠の前妻板に接続可能に設けた可動端面部材
    である、ことを特徴とする請求項4記載のコンクリート
    ブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
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KR101285293B1 (ko) * 2011-02-09 2013-07-11 이종찬 식생옹벽블록 금형장치
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