JPH069909U - コンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置 - Google Patents

コンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置

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JPH069909U
JPH069909U JP5640792U JP5640792U JPH069909U JP H069909 U JPH069909 U JP H069909U JP 5640792 U JP5640792 U JP 5640792U JP 5640792 U JP5640792 U JP 5640792U JP H069909 U JPH069909 U JP H069909U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天地逆に製造するコンクリートブロックの天
端に勾配の付与・暗渠ブロックの上版部の厚さ・擁壁の
高さの設定が短時間で容易に行え、多品種少量化に対応
する自動化生産に有用な、コンクリートブロック用型枠
の可変勾配成形装置を提供すること。 【構成】 略製品天端幅を有する底面部材50をベース
40上に固着し、ベース両端下面の整合手段44を設け
た連結部45に2組の昇降機構150を連結し、垂直部
81の一面で型枠の妻板02内面に当接し、他面に底面
部材50の両端部50eを封着して摺動可能かつ挿脱自
在な挿入溝85を横設した、任意形状の可動端面部材8
0を揺動自在にベース40端部に係着し、可動端面部材
を妻板側へ付勢する付勢スプリング80sをベース端部
に設け、型枠との当接面に漏洩防止手段88を周設して
構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
天地逆に製造するコンクリートブロック(暗渠・擁壁ブロック等)の天端(上 面部)に勾配の付与・暗渠ブロックの上版部の厚さ・擁壁の高さ等の設定の変更 が短時間で容易に行え、少量多品種化に対応する自動化生産に有用な、コンクリ ートブロック用型枠の可変勾配成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を調査してみたが、暗渠ブロック・側溝ブロック用型枠の、昇降及び 勾配付与可能な可変勾配成形装置は見当たらなかった、また、従来の擁壁ブロッ ク用型枠により、擁壁の天端に勾配を成形したり、高さ等の異なる製品の製造に は、製造用型枠の底面部(天地逆に製造するため)の下に、その都度高さ調整用 のブロック体を挿入したり、底面部を仮り留め溶接して対応している。
【0003】 順不同であるが、図11に示す従来技術の説明図を参照して説明する、図11 (a)に示す一部省略した擁壁ブロック用型枠WKの場合には、底面部T(製品 の天端となる)下面にその都度調整用ブロック体BL等を挿入し、前後の高さに 差を付けて所要の勾配SLを付けたり、平行に高さ調整をして、所要高さのフラ ット・勾配製品に対応し、数量の少ない場合には、L形の受け金具等を併用して 溶着したり、底面部Tを直接中子Nに溶着し、底面部Tの両側面の漏洩防止のた めパッキンpを貼付けたり、ガムテープの貼着等で対応している。また、製品が 単品の場合底面部以下の空間部KUに切断した発砲スチロール板を充填すること も行われている、図11(b)に示す一部省略した側溝ブロック用型枠UKの場 合も、擁壁同様に調整用ブロック体BLの載置又は溶着で図示のようにすれば対 応できるが、コンクリート製品の製造では、良質なコンクリートを得るために、 強力な振動機による締め固めを行うため、調整用ブロック体BLの固着・溶着に よる底面部Tの仮り留め溶接WE等は煩雑(堅固に固着しなければコンクリート 重量と振動荷重で溶着部が疲労で破損する)を極め、最近の多品種少量生産化は その都度型枠を傷めるとともに、取り外し後溶接部の補修・再度の装着に長時間 を要する等の欠点があり、昇降自在・勾配自在で省力化の計れる、型枠用の可変 勾配成形装置が要望されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の上記欠点を排除し、コンクリートブロック(暗渠・擁壁ブロック等 )の天端(上面部)に勾配の付与・暗渠ブロックの上版部の厚さ・擁壁の高さ等 の設定の変更が容易に行え、少量多品種化に対応する自動化生産に有用な、コン クリートブロック用型枠の可変勾配成形装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1では、略製品天端幅を有する任意形状の底 面部材をベース上に固着し、該ベース両端部下面に整合手段を有する連結部を設 け、該連結部に2組の昇降機構を連結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部を 有し、該垂直部の他面に前記底面部材の両端部を封着して摺動可能かつ挿脱自在 な挿入溝を横設した任意形状の可動端面部材を、ベース両端面に揺動可能に係着 して設け、前記両端部の外方向へ該可動端面部材を付勢する付勢手段を該ベース 両端面に設け、型枠との当接面に漏洩防止手段を周設した、ことを特徴とするコ ンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
【0006】 請求項2では、略製品天端幅を有する任意形状の底面部材をベース上に固着し 、該ベース両端部下面に整合手段を有する連結部を設け、該連結部に2組の昇降 機構を連結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部の他面略中間部から水平方向 に挿入脚を突設し、該挿入脚付け根隅部に可動端面部材の両端部を封着して摺動 可能かつ挿脱自在な挿入溝を横設した弾性体より成る任意形状の可動端面部材を 、前記底面部材の両端部下面に設けた受容部内に弾発可能に挿入し、型枠との当 接面に漏洩防止手段を周設した、ことを特徴とするコンクリートブロック製造用 型枠の可変勾配成形装置。
【0007】 請求項3では、略製品天端幅を有する任意形状の底面部材をベース上に固着し 、該ベース両端部下面に整合手段を有する連結部を設け、該連結部に2組の昇降 機構を連結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部の他面に前記底面部材の両端 部を封着して摺動可能かつ挿脱自在な挿入溝を刻設し、該垂直部の下部に可撓部 を設けた弾性体より成る任意形状の可動端面部材の、該可撓部の終縁部を前記ベ ース両端部に固着し、前記可動端面部材を妻板側へ付勢する付勢手段を該ベース 両端部に設け、型枠との当接面に漏洩防止手段を周設した、ことを特徴とするコ ンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
【0008】 また、請求項4では、2組の昇降機構が、回動頭部の直後に平歯車を設けた螺 杆の前部軸を、中央部に軸受部を設け両端に軸支部を有する前部軸受により回動 自在に支承し、中央部に螺刻し両端に軸支部を有するスライダナットを該螺杆に 滑動自在に螺入し、該螺杆の後部軸を後部軸受により回動自在に支承し、前記前 部軸受及び後部軸受を取付部材上に固着し、前部軸支部に短リンクの一端孔部を 回動自在に軸支し、他端孔部は長リンクの中点孔部に回動自在に連結し、該長リ ンクの下端孔部をスライダナットの軸支部に回動自在に軸支し、上端部にベース の連結部に連結可能な連結軸を設け、前記平歯車に常時噛合し押圧時解除可能な ロック部材を取付部材端部に設けた、ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1 項記載のコンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
【0009】 さらに、請求項5では、前部端面部側の可動端面部材が、連動機構を介し型枠 の前部妻板に接続可能に設けた可動端面部材である、ことを特徴とする請求項4 記載のコンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置を構成している。
【0010】
【作用】
一定長さの型枠の前後妻板間に装着する底面部材に、勾配を付ければ斜長の伸 びにより底面部材の長さが不足するが、請求項1乃至3記載の、コンクリートブ ロック製造用型枠の可変勾配成形装置は、底面部材の両端部を可動端面部材の内 面側に設けた漏洩防止可能な挿入溝に、許容勾配範囲内における斜長の延び寸法 を考慮して、延び寸法の1/2以上摺動かつ挿脱自在に挿入し、両可動端面部材 を妻板内面側へ押圧する手段を具備し揺動可能に係着しているため、可動底面部 材の昇降・勾配付与に関わらず、該可動底板端面部材を妻板内面に平行して密着 (封着)させ、打設したコンクリートのトロ洩れ防止と製品の接続目地(製品上 面の接続部に造る空間部でモルタルを充填する)の成形ができ、請求項1,3記 載のものは、脱型時に使用型枠の妻板を開けば、前後可動端面部材が前方及び後 方へ倒れ、前方へ製品を脱型可能となり(請求項2記載のものは、上方へ脱型す る。)脱型が容易となる、また、両昇降機構を同期回動または高低差をつけて回 動操作すれば、使用する同一型枠の許容高さ範囲において、高さ・勾配の異なる 製品に対応する位置に底面部材を移動できる、また、勾配付与時における両昇降 機構先端の連結軸間距離(延長する)とベースに設けた両連結部間(変化しない )の延び寸法差は、底面部材のベース両端部下面の軸間寸法の整合手段(後述す る)を設けた両連結部が整合し、昇降操作を円滑にさせる。
【0011】 請求項4記載の昇降機構では、生産ラインの自動機の駆動軸先端のソケットレ ンチを挿入すれば、回動頭部直後の平歯車と噛合していたロック部材が押されて 噛合を解除され、回動頭部を回動すれば、螺杆に螺入したスライダナットが滑動 し、中点孔部を短リンクと連結した長リンクの下端部を前後方向に移動させ、長 リンク先端の連結軸を垂直を描く軌跡上の任意位置に昇降させ、連結した底面部 材を所要高さに昇降させて、高さ・勾配の調整が行える、前記ソケットレンチを 抜き去れば、前記ロック部材が螺杆の平歯車に噛合してロックされ、振動機によ るコンクリート締固め時に、螺杆が振動(共震)を伴う荷重により逆回転し、ス ライダナットが移動して昇降位置が降下するのを防止する。また、昇降に関わら ず回動頭部(螺軸)の軸線が不変であるため、生産ラインにおける回動操作の自 動化が容易になる。
【0012】 請求項5記載では、脱型(製品を型枠から取り出す)時に、型枠の前部妻板を 開けば、前部妻板に連結した連動機構を介して前部可動端面部材の後部が押上ら れ、該前部可動端面部材が前方水平方向へ強制的に倒されるから、底面部材上に 障害物がなくなり脱型が容易になり、脱型後のウオーターゼット等による型枠掃 除も容易に行える。また、打設時に前部妻板を閉じれば、前部可動端面部材の後 部が連動機構に引っ張られ、該前部可動端面部材を垂直方向へ回転させ、前部可 動端面部材の挿入溝を底面部材の端面部に当接させ、型枠の妻板を完全に閉じて 緊合すれば、該端面部は挿入溝内に挿入され漏洩を防止するから、生産ラインの 省力化が容易となる作用がある。
【0013】
【実施例】
図1乃至図7は、本考案の実施例を示すもので、図1は、本考案実施例の構成 と型枠への装着状態を示す斜視図、図2は、本考案実施例の一部分解斜視図、図 3は、本考案実施例の型枠装着時の側面図、図4は、本考案実施例の構成及び動 作説明図、図5は、請求項2に係る実施例の構成及び動作説明図、図6は、請求 項3に係る実施例の構成及び動作説明図、図7は、請求項5に係る実施例の構成 及び動作説明図、図8は、本考案適用による各種製品の斜視図である。
【0014】 以下、図1乃至図8を参照して各実施例の構成及び動作を説明する。
【0015】 図1は、本考案実施例の構成と型枠への装着状態を示す斜視図であり、細線で 示す暗渠ブロック用型枠K(以下型枠と称うす)の台枠5上に、装着した本考案 の脱型時の状態を示す図で、前部妻板02側から見て右側の側板と、転支した後 部妻板02’(後退している)に支持された拡縮自在な中子04は輪郭の一部を 除いて他を省略し、左側の側板03と前後妻板02,02’を解放し、本考案の 底面部材50は水平に上昇している、底面部材50に対し揺動かつ挿脱自在に取 付けた前部可動端面部材80は、底面部材50の端部50eから抜け出して倒れ 、後部可動底板端面部80も後部妻板02’の後退により端部50eから抜け出 し傾斜している、暗渠ブロック等は天地逆に製造(図8参照)するため、底面部 材50上面が製品の天端(上面)となり両昇降機構150,150を操作して底 面部材50に勾配(高低差)を付け、型枠を鎖線矢印方向へ閉じれば、図8に示 す可変勾配暗渠ブロック等を製造する型枠の打設空間が形成される。
【0016】 図1を参照して本考案の概略構成を述べる、略製品天端幅を有し両側面50s にパッキンp1を埋設した底面部材50をベース40上に固着し、該ベース40 両端部下面に軸間寸法(昇降機構の両連結軸間)の整合手段44を有する連結部 45を設け、該連結部45に2組の昇降機構150の連結軸180を連結し、該 底面部材50の両端部50eに、型枠の妻板02に一面で当接する垂直部81を 有し、漏洩防止手段88を該垂直部両面に具備し、前記両端部50eに摺動かつ 挿脱自在に、挿入可能な挿入溝85を内面側に横設した任意形状の可動端面部材 80を、ベース40両端面40eに揺動可能に係着して設け、該前記両端部50 eの外方向へ両可動端面部材80を押圧する付勢スプリング80sを、該ベース 40両端面40eに設けて構成している。
【0017】 図2は、本考案実施例の一部分解斜視図であり、底面部材50は一例として道 路境界付きの可変勾配暗渠ブロックB1(図8参照)用を示し、上方(引出し線 で示す)には、図8に示す各種暗渠・擁壁ブロック等に対応する各底面部材50 (B1),50(B2),50(B3),50(W1)の形状を示し、該底面部 材50の両端部50e,50eに挿入する前後の可動端面部材80,80(前部 側は分解して挿入溝側を示す)と、前後2組の昇降機構150,150(上昇状 態)は底面部材50のベース40の整合手段44を設けた連結部45から分解し て示し、図下部に、昇降機構150の螺杆153に設けたロック機構(逆転防止 の)152と、後述する勾配時の整合手段44を拡大して示している、ロック機 構152は、回動頭部151回動時にソケットレンチを外嵌して矢符F方向から 押圧すれば、ロック部材152Lと平歯車152Gとの噛合が解除される、sp とwは噛合を付勢する付勢するスプリングとウエイトである、図中の鎖線は、各 部の組付関係を示し、細線で示すのは本考案の取付部材185を固着する他を省 略した型枠の台枠部5である。
【0018】 任意形状の底面部材50は、型枠の両側板(擁壁ブロックの場合では中子・側 板)に当接する両側面部50sに漏洩防止手段としてパッキンp1を埋設し、ベ ース40上に固着して設け、該ベース40の両端下面に、勾配付与時の延び寸法 の整合手段44として、ベース長手方向に平行した長孔44、または図下部に示 す弾性体44a,44bに置き換えた延び寸法の整合手段44を設けた連結部4 5を固着し、該連結部45に後述する両昇降機構150の長リンク170上端に 設けた連結軸180を鎖線のように連結し、2組の昇降機構150,150の回 動操作により、該底面部材50を昇降自在・勾配付与自在に構成している。
【0019】 上記底面部材50の両端部50e,50eに装着する可動端面部材80の内側 には、該両端部50eの断面形状に合致し、使用時(型枠の妻板閉じ時)に該両 端部50eを封着(水密に)したまま摺動自在であり、かつ、両妻板02,02 ’解放時に挿脱自在(妻板で押圧時に挿入・製品脱型時に抜ける)な、少なくと も勾配付与時の伸び寸法の1/2以上の挿入深さを有するコ型断面のパッキンを 埋設して成る挿入溝85を設けるとともに、型枠の妻板02当接面側にもパッキ ンを埋設した漏洩防止手段88を設け、可動端面部材80の内側下部に、長孔8 6を設けた揺動部材87を突設し、該揺動部材87を前記ベース40の両端面4 0eに設けた軸支部材42に揺動自在に軸着し、先鋭のガイドピンgpを該可動 端面部材80の挿入溝85下部に突設し、挿入位置を案内するガイド孔ghを端 部50e下に設け(ガイドピンgpとガイド孔ghの設置場所は逆でも可)、可 動端面部材80を妻板内面に常時密着させて押圧する付勢スプリング80sをベ ース40両端面40eに設けて構成している。
【0020】 図3は、本考案実施例の型枠装着時の側面図であり、型枠K(二点鎖線で示す )の手前側側板を省略し前後妻板02,02’を閉じ、該型枠Kの台枠5に装着 した本考案(実線で示す)を、水平に上昇させた側面図で示している、以下昇降 機構150を詳記する、2組の昇降機構150は、回動頭部151の直後に平歯 車152Gを設けた螺杆153の前部軸を、螺杆153の軸線と直交する両端部 に軸支部154sを有する前部支承部154に回動自在に支承し、螺杆153に 、螺杆の軸線と直交する両端部に軸支部155sを有するスライダナット155 を滑動自在に螺入し、該螺軸153後部軸を後部支承部156で回動自在に支承 し、前記前部支承部154及び後部支承部156を取付部材185上に固着し、 前部支承部154両端部の軸支部154sに、長リンク170の1/2長さに設 けた短リンク160の下端孔部を回動自在に軸着し、他端孔部は長リンク170 の中点孔部172に回動自在に連結し、該長リンク170の下端孔部をスライダ ナット155両端部に設けた軸支部155sに回動自在に軸着し、上端部に連結 軸180を設け、該連結軸180を前記整合手段44を設けた連結部45に回動 自在に連結し、螺杆153の逆転を防止するロック機構として、前記(図2参照 )平歯車152Gに常時噛合しソケットレンチよる回動操作時に、噛合部が後退 して解除可能なロック部材152Lを、取付部材185両端部に蝶着して構成し ている、この昇降機構150は、昇降の上限・下限間の昇降差が大きく、一型枠 の適用範囲を拡げている。なお、図ではロック部材152L下部に常時噛合を付 勢するウエイトwを設けているが、該ロック部材152L背面に噛合を付勢する スプリングspに置き換える、又は追加することもできる。
【0021】 図4は、本考案実施例の動作説明図であり、底面部材50の中間部分を省略し 両可動底板端面部80及び両昇降機構150の連結部の一部を、断面図で示して いる、図4(a)は、両昇降機構の回動頭部151を均等に回動操作して底面部 材50を水平に上昇させ、両妻板02,02’を閉じた打設時を示している、両 妻板を閉じれば開いていた両可動端面部材は、妻板内面に押されて端部50e側 へ回転し、図示しない前記ガイドピンgpがガイド孔ghに挿入され、型枠の緊 合により両端部50eが両可動端面部材80の挿入溝85の略最奥部まで挿入さ れ、同部からのコンクリートの漏洩を防止し、両可動端面部材80の専有する空 間部(底面部材より上方の)が製品Sの接続目地M(図9参照)の成形を行う、 水平に上昇している両昇降機構150の連結軸180は、連結部45の整合手段 である長孔部44(または44a,44b)の内側部で支承され、両可動端面部 材80は、下部の揺動部材87に穿設した長孔86部の略中央部を、軸支部材4 2の軸部に揺動自在に軸支され、可動底板端面部材80は、付勢スプリング80 sの弾発力により、妻板内面に密着する。なお、図中のL1は水平時の両連結軸 180,180の軸間距離(最短)であり、Sは打設された製品である。
【0022】 図4(b)は、両昇降機構150,150に高低差を付けて回動操作し底面部 材50に勾配を付与して、両妻板02,02’を閉じた打設時を示している、勾 配付与に伴う両昇降機構150,150の連結軸180,180間の軸間距離L 2は前記L1より延びるが、連結部45内に設けた整合手段44である長孔部4 4或いは図2で示した弾性体による44a内を連結軸180が移動(又はサンド イッチ状に設けた弾性体44bが弾性変形する)して、延び寸法との差を吸収し て整合し昇降操作を円滑にさせる、また、揺動自在に軸支された両可動端面部材 80は付勢スプリング80sにより、両妻板02,02’に平行して押圧され、 妻板02との当接面を密着させて漏洩を防止し、軸支部材42の軸部は、揺動部 材87の長孔86部内を移動し、該可動端面部材80の両端部50eは、挿入溝 85内を延び寸法差の略1/2深さ分抜け出る方向に封着されたまま摺動し、延 び寸法差による同部からのコンクリートの漏洩を防止する。
【0023】 図4(c)は製品脱型時の動作説明図である、前部妻板02を開けば(図示の 型枠では同時に後部妻板02’も後退する)前部可動端面部材80は、付勢スプ リング80の弾発力で、挿入溝85が端部50eから抜けて前方へ倒れ、後部可 動端面部材も端部50eから抜けて図示のように後傾し、製品Sを前方(矢符d 側)へ引き抜き可能となり容易に脱型ができる、また打設時には型枠を掃除し、 図示しない両側板と両後妻板02,02’等を閉じて緊合すれば、両可動端面部 材80,80は妻板内面に押されて、挿入溝85が両端部50eに挿入され、直 ちに次回打設が可能となる。使用する型枠の許容高さ範囲に於いて、両昇降機構 150の回動操作により底面部材50を昇降又は勾配を付与して、暗渠ブロック の場合は上版部の厚さ・勾配調整、擁壁ブロックの場合は高さ・勾配調整が自由 に設定できる。なお、製品の上面(天端)勾配(最も多く使われる勾配範囲)は 、製品長約2mの場合暗渠ブロックは5%以内、擁壁ブロックは10%以内のも のが多く使用されている。
【0024】 図5は、請求項2に係る別の実施例の構成及び動作説明図であり、前後妻板が 擺動して開き、製品を上方へ脱型する擁壁ブロック(又は側溝ブロック)用型枠 等に適用できる、図5(a)は、要部の構成を示す図で、後部側を省略し一部を 破断した側面図で示している、両昇降機構150(片側のみ図示)を同期的に回 動し、底面部材50を水平にして妻板02は閉じられている、型枠の妻板02内 面に一面で当接する垂直部81と、他面の略中間部から水平方向に挿入脚部82 を突設した、断面略横T字形の弾性体より成る可動端面部材80は、該挿入脚部 82付け根隅部に挿入溝85を刻設し、該挿入溝85内に前記両端部50eを摺 動自在に挿入し、該挿入脚部82をベース40両端部の受容部47に弾発可能( 両妻板を押圧可能として)に挿入し、妻板02の押圧を解けば、可動底板端面部 材80は端部50eから抜け出す方向へ摺動するよう設けている、前記垂直部8 1或いは垂直部81と挿入脚82の一部には鎖線で示す硬質材84を内設するこ ともできる、また、弾発力を付勢するスプリングspを、受容部47内に設ける こともできる。なお、図中L1は、水平昇降時における両連結軸180,180 の軸間距離である。
【0025】 図5(b)は、上記構成による実施例の動作説明図であり、要部以外を省略し 一部を破断した側面図で示している、図5(a)では、両昇降機構を均等に回動 操作し底面部材50を水平に昇降させて示したが、この図では、前後の昇降機構 の回動差(高低差)により、底面部材50に勾配が付けられている、勾配付与に より前後の可動端面部材80,80は最初二点鎖線の状態に傾いているが、両妻 板02,02’を閉じれば、両妻板内面で押圧され、挿入溝85内に端部50e が挿入され、可撓部83が撓んで図示のように、妻板内面に平行して密着する、 勾配による斜長の延び寸法差は、弾性体である挿入脚82の弾発力により、可撓 部でもある付け根隅部の挿入溝85に挿入している両端部50eが僅か抜け出し た位置85’(水平状態時に比較して)に摺動して、勾配付与による延長寸法を 補い水密状態を保持し、同部からのコンクリートの漏洩を防止する、また挿入脚 82に弾発力を付勢するスプリングspを、受容部47内に設けたものは、垂直 部81を妻板内面により密着させてコンクリートの漏洩を防止する、また、勾配 付与による両昇降機構の軸間距離の延び寸法差(L1とL2との差)は、整合手 段である連結部45内の長孔部44或いは弾性体44a内を連結軸180が移動 する、又は44bが弾性変形することで前記延び寸法差を整合し、昇降操作を円 滑にさせることは前記実施例と同様である。
【0026】 図6は、請求項3に係る実施例の構成及び動作説明図であり、製品を前方又は 上方へ脱型する暗渠ブロック(又は側溝ブロック)・擁壁ブロック用型枠等に適 用できる、図6(a)は、要部の構成を示す図で、他を省略し一部を破断した側 面図で示している、この図は、両昇降機構150(片側のみ図示)を同期的に回 動し、底面部材50を水平にした場合であり、鎖線で示す妻板02は閉じられて いる、両可動端面部材80,80は、型枠の妻板02内面に一面で当接し、他面 に底面部材50の端部50eが挿入可能な挿入溝85を刻設した垂直部81と、 該垂直部81下部にV字又はU字形等の可撓部83を突設した弾性体より成り、 該可撓部83の終縁部83bをベース40の端部40eに固着し、前記垂直部8 1を揺動自在に支持し、先鋭のガイドピンgpを該可動端面部材80の挿入溝8 5下部に突設し、ベース端部40eに妻板02に対しての押圧を付勢する付勢ス プリング80sを設け、該付勢スプリング80sの内径部を前記ガイドピンgp の案内とし、妻板側からの押圧時に前記可撓部83が撓み、挿入溝85内に底面 部材50の端部50eを挿入可能に設け、妻板02に対しての押圧を付勢する付 勢スプリング80sを、ベース端部40eに設けている、また、垂直部81及び 可撓部83には硬質材84を内設してもよく、可撓部83前体をバネ材に置き換 えることも可能である。
【0027】 図6(b)は、上記実施例の動作説明図である、前図同様要部以外を省略し一 部を破断した側面図で示している、前後の可動端面部材80,80は最初この状 態に開いているが、両妻板02,02’を閉じれば、両妻板内面で押圧され可撓 部83が撓んで回転し、先鋭に設けたガイドピンgaが付勢スプリング80sを ガイド孔として(鎖線矢印に示す)、挿入溝85部を適正位置に案内し、挿入溝 85に両端部50eが前図(a)のように挿入される、脱型時に両妻板を解放す れば、両可動端面部材80は、可撓部83と付勢スプリングの弾発力により図示 位置に復帰する。
【0028】 図6(c)は、勾配付与時の動作説明図で、前後の昇降機構の回動差(高低差 )により、底面部材50に勾配を付けて両妻板02,02’(鎖線で示す)は閉 じられている、勾配による斜長の延び寸法差は、弾性のある挿入溝85に挿入し ている両端部50eが、該挿入溝内を水密状態を保ったまま僅か移動(摺動)し て、勾配付与による延長寸法を補い、付勢スプリング80sは両可動端面部材8 0の垂直部81を内側から押圧し、より妻板02内面に密着させ、コンクリート の漏洩を防止する、また、勾配付与による両昇降機構の軸間距離の延び寸法差( L1とL2の差)は、連結部45内の長孔部44或いは弾性体による44a内を 連結軸180が移動する、又は44bが弾性変形する整合手段で整合して、昇降 操作を円滑にさせることは前記実施例と同様である。
【0029】 図7は、請求項5記載の実施例の構成及び動作説明図であり、図7(a)は、 二点鎖線で示す型枠の前部と、連動機構200を介し型枠の前部妻板02に接続 可能に設けた可動端面部材80等の要部を、一部を破断した側面図で示している 、両昇降機構150(片側のみ図示)を同期的に回動操作し底面部材50を水平 にした場合であり、妻板02は閉じられている、両可動端面部材80の垂直部8 1は型枠の前部妻板02内面に一面で当接し、他面に刻設した挿入溝85に端部 50eを摺動自在かつ挿脱自在に挿入していることは、他の実施例と同様である 、本実施例では、前部可動底板端面部材80の挿入溝85側に連結金具89を突 設し、外筒部の両端部を上下方向に回動自在に軸支した外筒付フレキシブルシャ フト95(押引力を伝達でき可撓性のある)の先端部96を前記作動杆89に連 結し、該外筒付フレキシブルシャフト95の他の先端部97を、前部妻板02の 作動腕02Aに連結し、挿入溝85挿入時のガイドとして、ベース40端部にフ レキシブルシャフト95に游嵌した付勢スプリング80sを設け、該付勢スプリ ング80sの内径部に連結金具89が、誘導されるよう構成している。製品を前 方へ脱型する暗渠ブロック(又は側溝ブロック)・擁壁ブロック用型枠等に有用 である。
【0030】 以下、上記実施例の動作説明図をする、前部可動端面部材80は前部妻板解放 時には二点鎖線の位置に傾いているが、前部妻板02を閉じれば、前部妻板下部 の操作部90に連結したフレキシブルシャフト95が引っ張られ、連結金具89 が引付けられ、可動端面部材80は端部50e側へ回転し、端部50eは挿入溝 85に当接する、妻板を完全に閉じ型枠を緊合すれば、該挿入溝85は端部50 eに挿入される、妻板の起倒による操作部90の位置変化は、底面部材50の勾 配付与・昇降位置の高低に関わらず、正確な前後運動としてフレキシブルシャフ ト95を介して可動底板端面部材80に伝導でき、可動底板端面部材80を起倒 させ、フレキシブルシャフト95に游嵌した付勢スプリング80sの内径部が、 連結金具89を誘導し挿入溝85部を定位置へ案内する、また、妻板02を開け ば作動腕02Aがフレキシブルシャフト95の先端部97を後退させ、該フレキ シブルシャフトの上端部が突出し、連結した連結金具89が押されて可動底板端 面部材80を二点鎖線位置に押し開く(回転させて)よう動作する。
【0031】 図7(b)は、請求項5に係る別の実施例の構成及び動作説明図であり、要部 以外を省略し、一部を破断した側面図で示している、連動機構を、前部の可動端 面部材の背面に連結金具89を突設し、該連結金具89とべース40の間にアク チュエータ80Aを介在させ、該アクチュエータ80Aに接続した可撓管Pを、 妻板02開閉力を流体圧に変換するシリンダ・ダイアフラム等を利用した圧力発 生器PWに接続し、該圧力発生器のロッド90を前部妻板02の作動腕02Aに 連結して構成している。
【0032】 上記のように構成すれば、重量物(数百kgある)である妻板02の開閉により 、妻板の作動腕90が圧力発生器PWのピストンまたは、ダイアフラムを前後さ せて流体圧を発生させ、該流体圧が可撓管Pを介してアクチュエータ80Aを前 後に作動させ、底面部材50の勾配付与・昇降位置の高低に関わらず、該アクチ ュエータに連結した可動底板端面部材80が妻板を開けば倒れ、閉じれば起きる よう連動して動作する。
【0033】 図8は、本考案適用による各種製品の斜視図であり、歩車道境界部に用いる道 路境界付可変勾配暗渠ブロックB1、幹線道路等に用いる道路境界ブロック載置 用可変勾配暗渠ブロックB2、駐車場等に用いる中央集水型の暗渠ブロックB3 、景観を考慮した天端勾配自在擁壁W1、底面部材を所要高さに昇降(水平)さ せて製品高さHを変化させる擁壁ブロック(鎖線で示す)等を示している、B1 の道路境界付き可変勾配暗渠ブロックは、図1乃至3記載の本考案を適用した型 枠により造られ、底面部材の勾配SL付与により上面01(上版部)が傾斜して いる、底面部材に成形ピンを設けて路面水排水用の排水孔01wを設けることも できる、B2,B3等も底面部材50、可動底板端面部材80等の形状変更によ り造られる、以上の可変勾配暗渠ブロックは、道路勾配と流水勾配が異なる場合 の施工時に使用されるが、使用条件により底面部材を水平に昇降させて、上版部 厚さtを変更することも可能である、また、図下部の天端勾配自在擁壁W1は、 本考案を適用して造る擁壁ブロックで、一型枠で許容高さHから昇降機構の高低 によりhの範囲内の各サイズを造ることができ、布設する地形の景観を考慮した 設計条件にマッチした勾配製品を造ることができる。なお、図中の矢符aは製品 の打設方向であり、DKは歩車道を区別する道路境界部、DK2は施工時に接着 する道路境界ブロック、Mは可動端面部材により成形された接続用目地で、製品 接続(布設)時にモルタルを充填する部分である。
【0034】 図9は、本考案適用型枠による可変勾配暗渠ブロックの説明図、図10は、自 在勾配側溝ブロックの説明図であり、可変勾配暗渠ブロックと同一目的に使用さ れている。
【0035】 図9(a)に示す可変勾配暗渠ブロックB1(B2,B3タイプでも同様)は 製品の上面01に勾配が付き、中空部hoは底面に対し平行している、この種の 上面に勾配の付いた暗渠ブロックは型枠の実施が困難なため従来無かったが、同 一目的に使用する側溝ブロックに、図10自在勾配側溝ブロック説明図に示す自 在勾配側溝ブロックVと呼称される製品がある、順不同であるが先に説明する、 図10(a)は、自在勾配側溝ブロックの形状を示す図で、一対の側壁部1と矩 形状開口部kaを上版部2に設けた略逆U字形断面に形成され、打設時には対峙 する側壁部1の狭い両下面aからコンクリートを投入して製造するため打設と脱 型が煩雑で時間(打設20分・脱型20分)が掛かり、脱型後も底面部がないた めコンクリートの水和反応が進行するまでの破損も多い、施工時(布設)には、 図10(b)の道路do路肩の掘削穴H内に構築した基礎砕石3、基礎コンクリ ート4等より成る基礎工上に、自在勾配側溝ブロックVを吊り降ろし、上面の開 口部kaからコンクリートcを投入し、図10(c)の施工断面図に示すよう、 人力による鏝均し作業で所要勾配(自在勾配の所以)の水路敷(底面)INに仕 上げている、水路幅員Eが30cm〜40cmの製品が道路の路肩部に多用される ため、狭い上面の開口部kaからコンクリートcを投入し、作業員が内部に入り 水路敷INを仕上げる作業は困難であり、埋戻し作業後開口部kaに溝蓋・グレ ーチングを嵌装して施工が完了する。作業員不足と施工期間が長期にわたるため 施工のトータルコストが高価になる等の欠点がある。なお、図中矢符dsは道路 勾配、矢符wsは流水勾配である。
【0036】 図9(a)に示す可変勾配暗渠ブロックB1は自在勾配側溝ブロックVと同一 目的に使用される、可変勾配暗渠ブロックB1は広い底面部から打設するため、 約2,5分で打設でき、脱型は前方へ引き抜くため同じく2,5分の短時間で完 了する、図9(b)の二点鎖線で示すのは、施工時を示す図で、道路doの掘削 穴H内に設けた基礎工(基礎砕石3基礎コンクリート4)の上に製品を吊り降ろ した図で、施工する道路勾配dsと水路の流水勾配が異なる時には、予め基礎工 の仕上げ面に勾配を付けて施工しておく、製品を布設し連結すれば、直ちに埋戻 しができ省力化が計れる、図9(c)は、可変勾配暗渠ブロックB1の施工断面 図で、矢符dsは道路勾配、矢符wsは流水勾配であり、本考案の適用による各 サイズのB1,B1’等を連設すれば、道路勾配dsと流水勾配wsの異なる水 路の構築が短期間で容易にでき、溝蓋等を使用しないため蓋の破損・取り替え等 のメンテナンスは不要であり、所定スパン毎にグレーチングを嵌装した管理桝を 設置しゼット水流等による堆積物清掃の維持管理をする。
【0037】
【考案の効果】
本考案を適用すれば、擁壁ブロック用型枠の場合には、昇降機構の回動操作の みで、製品高さの変更及び天端勾配の調整が自由にしかも短時間で設定でき、暗 渠ブロック用型枠に適用すれば、暗渠ブロックの上版厚さ変更と上面勾配の調整 が自由にしかも短時間で設定でき、擁壁・暗渠ブロック用自動生産ラインに有用 である、一型枠で各種対応ができるため、少量多品種化時代における、型枠の稼 働率がよくなり投資効果が大きい、特に、可変勾配暗渠ブロック用型枠に適用す れば、型枠上面から打設した可変勾配暗渠ブロックを前方へ脱型する、今まで無 かった脱型方法の採用が可能となり、生産が飛躍的に向上する効果がある、また 、本考案の適用型枠による可変勾配暗渠ブロックは、水路の構築が工期短縮がで き、施工も容易で作業員不足が解消される等の効果がある。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の構成と型枠への装着状態を示す
斜視図。
【図2】本考案実施例の一部分解斜視図。
【図3】本考案実施例の型枠装着時の側面図。
【図4】本考案実施例の構成及び動作説明図。
【図5】請求項2に係る実施例の構成及び動作説明図。
【図6】請求項3に係る実施例の構成及び動作説明図。
【図7】請求項5に係る実施例の構成及び動作説明図。
【図8】本考案適用による各種製品の斜視図。
【図9】本考案適用型枠による可変勾配暗渠ブロックの
説明図。
【図10】自在勾配側溝ブロックの説明図。
【図11】従来技術の説明図。
【符号の説明】
脱型方向 d 型枠 K 前後妻板 02,02´ 製品 S ベース 40 整合手段(長孔) 44 整合手段(弾性体による) 44a,44b 連結部 45 底面部材 50 可動底板端面部材 80 垂直部 81 挿入脚 82 可撓部 83 硬質材 84 挿入溝 85 長孔(揺動部材に設けた) 86 揺動部材 87 漏洩防止手段 88 昇降機構 150 ロック部材 152L 螺杆 153 短リンク 160 長リンク 170 連結軸 180 連動機構 200

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略製品天端幅を有する任意形状の底面部
    材をベース上に固着し、該ベース両端部下面に整合手段
    を有する連結部を設け、該連結部に2組の昇降機構を連
    結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部を有し、該垂
    直部の他面に前記底面部材の両端部を封着して摺動可能
    かつ挿脱自在な挿入溝を横設した任意形状の可動端面部
    材を、ベース両端面に揺動可能に係着して設け、前記両
    端部の外方向へ該可動端面部材を付勢する付勢手段を該
    ベース両端面に設け、型枠との当接面に漏洩防止手段を
    周設した、ことを特徴とするコンクリートブロック製造
    用型枠の可変勾配成形装置。
  2. 【請求項2】 略製品天端幅を有する任意形状の底面部
    材をベース上に固着し、該ベース両端部下面に整合手段
    を有する連結部を設け、該連結部に2組の昇降機構を連
    結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部の他面略中間
    部から水平方向に挿入脚を突設し、該挿入脚付け根隅部
    に可動端面部材の両端部を封着して摺動可能かつ挿脱自
    在な挿入溝を横設した弾性体より成る任意形状の可動端
    面部材を、前記底面部材の両端部下面に設けた受容部内
    に弾発可能に挿入し、型枠との当接面に漏洩防止手段を
    周設した、ことを特徴とするコンクリートブロック製造
    用型枠の可変勾配成形装置。
  3. 【請求項3】 略製品天端幅を有する任意形状の底面部
    材をベース上に固着し、該ベース両端部下面に整合手段
    を有する連結部を設け、該連結部に2組の昇降機構を連
    結し、型枠の妻板に一面で当接する垂直部の他面に前記
    底面部材の両端部を封着して摺動可能かつ挿脱自在な挿
    入溝を刻設し、該垂直部の下部に可撓部を設けた弾性体
    より成る任意形状の可動端面部材の、該可撓部の終縁部
    を前記ベース両端部に固着し、前記可動端面部材を妻板
    側へ付勢する付勢手段を該ベース両端部に設け、型枠と
    の当接面に漏洩防止手段を周設した、ことを特徴とする
    コンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
  4. 【請求項4】 2組の昇降機構が、回動頭部の直後に平
    歯車を設けた螺杆の前部軸を、中央部に軸受部を設け両
    端に軸支部を有する前部軸受により回動自在に支承し、
    中央部に螺刻し両端に軸支部を有するスライダナットを
    該螺杆に滑動自在に螺入し、該螺杆の後部軸を後部軸受
    により回動自在に支承し、前記前部軸受及び後部軸受を
    取付部材上に固着し、前部軸支部に短リンクの一端孔部
    を回動自在に軸支し、他端孔部は長リンクの中点孔部に
    回動自在に連結し、該長リンクの下端孔部をスライダナ
    ットの軸支部に回動自在に軸支し、上端部にベースの連
    結部に連結可能な連結軸を設け、前記平歯車に常時噛合
    し押圧時解除可能なロック部材を取付部材端部に設け
    た、ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の
    コンクリートブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
  5. 【請求項5】 前部端面部側の可動端面部材が、連動機
    構を介し型枠の前部妻板に接続可能に設けた可動端面部
    材である、ことを特徴とする請求項4記載のコンクリー
    トブロック製造用型枠の可変勾配成形装置。
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