JP2586697B2 - 蓄積一括復調器 - Google Patents

蓄積一括復調器

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JP2586697B2 JP2172915A JP17291590A JP2586697B2 JP 2586697 B2 JP2586697 B2 JP 2586697B2 JP 2172915 A JP2172915 A JP 2172915A JP 17291590 A JP17291590 A JP 17291590A JP 2586697 B2 JP2586697 B2 JP 2586697B2
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智喜 大澤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、位相変調されたバースト信号を復調する蓄
積一括復調器に関する。
(従来の技術) 従来、位相変調されたバースト信号を復調するものと
しては、バースト信号を仮復調してメモリに蓄え、該メ
モリに蓄えた信号からデータシーケンスによってキャリ
ア位相・周波数を推定して前記バースト信号を復調する
蓄積一括復調器がある。この蓄積一括復調器としては、
文献(並木淳治;“無線短パケット用蓄積一括復調方
式”、信学論(B),J67−B,pp54−61(昭59−01):電
子情報通信学会)、文献(本田輝彦、小林英雄;“PSK
信号の計算的復調法に関する検討”、信学技報、CS87−
109(1987):電子情報通信学会)、文献(大澤智喜;
“逐次回帰推定法を用いた蓄積一括復調方式”、信学論
(B−I),J72−B−I,No.6,pp540−512(昭64−0
6))等に記載されているものがあり、これらは全て、
バースト全体に渡り最適なキャリア位相・周波数を求め
るものであった。
また、逐次復調技術を用いた蓄積一括復調器として
は、文献(大澤智喜、並木淳治;“プリアンブルレス復
調方式”昭59信学総全大、2395:電子情報通信学会)に
示されるようにスイッチバック方式を用いたものがあ
る。しかしながら、このスイッチバック方式の蓄積一括
復調器はPLLを用いたものであり、搬送波周波数オフセ
ットが大きくなると引き込み時間が長くなって一往復で
は位相引き込み、信号復調を行うことができなくなって
いた。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の蓄積一括復調器では、低伝速度の移動
体衛星通信のような搬送波周波数オフセットが大きく、
かつフェーディング等による時間的周波数変動がある場
合、復調特性が大きく劣化するという問題がある。ま
た、スイッチバック方式を用いる蓄積一括復調器は時間
的周波数変動を追従できるが、搬送波周波数オフセット
の値が大きい場合、収束しないという問題がある。そこ
で本発明の目的は、以上の2つの問題点を同時に解決す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の蓄積一括復調器は、 ある一定時間における位相変調されたベースバンドの
バースト信号の受信信号を記憶する記憶回路と、前記受
信信号を入力して当該受信信号の周波数を位相変調の相
数に等しい倍数に高める周波数逓倍器と、トランスバー
サルフィルタでなり前記周波数逓倍器の出力信号から搬
送波成分を抽出する適応輝線強調器と、前記搬送波成分
から前記受信信号の搬送波信号を再生して出力する周波
数分周器と、乗積検波器と、前記一定時間が経過した時
点に前記適応輝線強調器から出力される前記搬送波成分
の位相を用いて前記適応輝線強調器のトランスバーサル
フィルタのタップデータを位相回転させる第1の逆時間
変換器と、前記一定時間が経過した時点に前記適応輝線
強調器から出力される前記搬送波成分の位相を用いて前
記記憶回路に記憶してある前記受信信号を位相回転させ
る第2の逆時間変換器とから構成され、前記一定時間が
経過した時点に位相回転された前記記憶回路の前記受信
信号を逆順で出力し、当該位相回転された前記受信信号
と前記搬送波信号とを前記乗積検波器に入力して前記バ
ースト信号を復調することを特徴とする。
(作用) 第1図は本発明の蓄積一括復調器の構成を示す図であ
る。クロック同期がとれておりアイの開いたボー間隔の
バースト信号である受信信号r(i)は、端子2001から
入力して記憶回路2に格納されるとともに、位相変調信
号復調器1にも入力する。位相変調信号復調器1は、周
波数逓倍器11、適応輝線強調器12、周波数分周器13、乗
積検波器14とから構成されている。周波数逓倍器11はM
相位相変調されたバースト信号の受信信号r(i)に対
して、 x(i)=r(i) ……(1) の操作を行う。この位相変調信号復調器1は適応輝線強
調器を用いた復調器を指す。ここで、適応輝線強調器12
は第3図に示すように、相関分離器121、トランスバー
サルフィルタ122、加算器123、係数演算器124とから構
成される。受信信号の位相変化の例を第2図に示す。第
2図において、線201が受信信号の位相変化である。一
定の時間に受信された信号のシンボル数をN個とする
と、一点鎖線207で示されるシンボル数Nの時点におい
て位相同期は終了している。またこのとき、トランスバ
ーサルフィルタ122の各タップのデータは2重線205で占
められた部分であるとする(x(N−L)からx(N)
のデータ;但しLはタップの数)。このとき適応輝線強
調器12の出力信号である搬送波成分をycとすると、第1
の逆時間変換器3によりトランスバーサルフィルタ122
の各タップのデータを x(i)=x(i)exp{−j・arg(yc)}……(2) 但し、N−L〈i〈N、jは虚数、arg( )は複素
数( )の位相角を示す。
と設定し直す。このように逆時間変換されたデータは、
第2図の2重線206に値する。同時に記憶回路2に格納
されているデータ(r(1)からr(N))の位相変化
をトランスバーサルフィルタ122の各タップのデータの
位相変化(2重線206)と連続にするために、第2の逆
時間変換器4により r(i)=r(i)exp{j・arg(yc)/M} ……
(3) 但し、AはAの共役複素数を示す。
の操作を行う。この操作により記憶回路2にあるデータ
の位相は、第2図の線202を共役複素数にすることによ
り線203に変換され、続いて線204に変換される。これら
の操作によりトランスバーサルフィルタ122の各タップ
のデータと記憶回路2のデータとは位相連続となる。こ
の逆時間変換操作を施した記憶回路2のデータを位相変
調信号復調器1内の乗積検波器14に入力することにより
バースト信号の受信信号は復調される。
(実施例) 第4図に本発明をBPSK信号の復調に応用した一実施例
を示す。本発明の蓄積一括復調器は往路(位相同期過
程)と復路(復調過程)の切り替えをカウンタ6を用い
てスイッチ51を切り替えることにより行っている。この
カウンタ6はスタートと同時にデータの入力に同期して
カウントを始め、カウント数がNになったときにスイッ
チ51を切り替えるとともにテンポラリスイッチ52,53を
オンして逆時間変換器3,4に適応輝線強調器12の出力を
渡し、逆時間変換器3,4はそれぞれの出力値を設定す
る。端子2001より入力したデータはスイッチ51を通り位
相変調信号復調器1へ入力する。またその入力データは
記憶回路2のスタックメモリ21にも入力する。位相変調
信号復調器1は、自乗回路でなる周波数逓倍器11、適応
輝線強調器12、周波数分周器13、複素乗算器でなる乗積
検波器14とで構成されている。適応輝線強調器12のトラ
ンスバーサルフィルタ122は、通常、遅延回路1221、複
素係数乗算器1223、加算器1224で構成されるが、本発明
では各タップのデータを式(2)に従って変換するか
ら、複素乗算器1222を挿入している。通常、複素乗算器
1222で乗算される係数はスイッチ52により係数記憶器54
の値(1+j0)に設定されている。また、本実施例では
トランスバーサルフィルタのアルゴリズムにLMSを用い
ているから、複素乗算器1227,1228、係数記憶器1226、
遅延回路1220、複素加算器1229を設けている。カウンタ
6の値がNになったとき、スイッチ51は51b側に切り替
わる。また、スイッチ53を瞬間的にいれて、適応輝線強
調器12の出力値ycを逆時間変換器3,4に引き渡す。逆時
間変換器3,4はROM(Read Only Memory)でできており、
それぞれ式(2),(3)の指数部分の演算結果を出力
し続ける。スタックメモリ21の出力は、複素共役回路22
を通り、複素乗算器23で逆時間変換器4の出力と乗算さ
れることにより式(3)の演算を行う。これらの操作に
より適応輝線強調器12のトランスバーサルフィルタの各
タップのデータと、スタックメモリ21のデータとは位相
連続となり、位相変調信号復調器1に入力データに続い
てスタックメモリ21の値を出力することにより、端子20
02よりバースト信号の復調信号が出力される。第5図に
本実施例のスイッチのタイミングチャートを示す。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば、搬送波周波
数オフセットの値が大きいバースト信号でもプリアンブ
ルを用いずに信号を復調できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蓄積一括復調器の構成を示す図、第2
図は本発明のスイッチバックにおける位相の連続を説明
するための図、第3図は適応輝線強調器12の構成を示す
図、第4図は本発明の一実施例を示す図、第5図は本実
施例のスイッチのタイムチャートを示す図である。 1……位相変調信号復調器、2……記憶回路、3,4……
逆時間変換器、6……カウンタ、11……周波数逓倍器、
12……適応輝線強調器、13……周波数分周器、14……乗
積検波器、121……相関分離器、122……トランスバーサ
ルフィルタ、123,1224,1225……加算器、124……係数演
算器、21……スタックメモリ、22……複素共役回路、2
3,1222,1227,1228……複素乗算器、51,52,53……スイッ
チ、54,1226……係数記憶器、1220,1221……遅延回路、
1223……複素係数乗算器、1229……複素加算器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある一定時間における位相変調されたベー
    スバンドのバースト信号の受信信号を記憶する記憶回路
    と、前記受信信号を入力して当該受信信号の周波数を位
    相変調の相数に等しい倍数に高める周波数逓倍器と、ト
    ランスバーサルフィルタでなり前記周波数逓倍器の出力
    信号から搬送波成分を抽出する適応輝線強調器と、前記
    搬送波成分から前記受信信号の搬送波信号を再生して出
    力する周波数分周器と、乗積検波器と、前記一定時間が
    経過した時点に前記適応輝線強調器から出力される前記
    搬送波成分の位相を用いて前記適応輝線強調器のトラン
    スバーサルフィルタのタップデータを位相回転させる第
    1の逆時間変換器と、前記一定時間が経過した時点に前
    記適応輝線強調器から出力される前記搬送波成分の位相
    を用いて前記記憶回路に記憶してある前記受信信号を位
    相回転させる第2の逆時間変換器とから構成され、前記
    一定時間が経過した時点に位相回転された前記記憶回路
    の前記受信信号を逆順で出力し、当該位相回転された前
    記受信信号と前記搬送波信号とを前記乗積検波器に入力
    して前記バースト信号を復調することを特徴とする蓄積
    一括復調器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
昭和59年度電子通信学会総合全国大会講演論文集、P.10−95
電子情報通信学会技術研究報告.Vol.89,No.219,SAT89−28

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