JP2586220Y2 - スピーカ用スタンド - Google Patents

スピーカ用スタンド

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JP2586220Y2
JP2586220Y2 JP5158093U JP5158093U JP2586220Y2 JP 2586220 Y2 JP2586220 Y2 JP 2586220Y2 JP 5158093 U JP5158093 U JP 5158093U JP 5158093 U JP5158093 U JP 5158093U JP 2586220 Y2 JP2586220 Y2 JP 2586220Y2
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JP
Japan
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speaker
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ドレイク アイヴァン
昌則 寺前
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スピーカのキャビネッ
トに係入することが可能な係止部を持つスピーカ用スタ
ンドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピーカは、聴取者の耳に正面か
ら直接音が達するような状態で設置するとよい。そこ
で、適宜な高さの台などの上にスピーカを載せて使用す
ることがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、スピーカ専用
の台を設けるには面倒で、実際にはこれを用いない聴取
者が多かった。また台を用いる場合でも、体裁が悪くな
りがちであった。そのうえ、これらの台を用いてもスピ
ーカの向き、特に高さ方向の向きを調整するのが困難で
あった。
【0004】そこで本考案は、上述したような課題を解
決したものであって、スピーカの高さ方向の向きを適宜
設定することが容易で、その上スピーカを体裁よく設置
することが可能なスピーカ用スタンドを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本考案においては、平坦な設置位置に載置される基
部と、スピーカのリアキャビネットに設けられたネジ用
のボス穴に係入する係止部を具備したことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】図1に示すように、スピーカ用スタンド10は
平板状の基部14と、基部14の後端から上方に延出す
る立設部16と、立設部16から前方に突出する二つの
係止部18から構成されている。一方、スピーカ12に
は、リアキャビネット24の背面24aからスピーカ1
2内部に向かって二つのボス穴28Aが設けられてい
る。そして係止部18をボス穴28Aに差込むことによ
って、スピーカ用スタンド10がスピーカ12に係止さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係るスピーカ用スタンドの一
実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は、本考案によるスピーカ用スタンド
10でスピーカ12が設置されている状態を示す。この
スピーカ用スタンド10はプラスチックで一体的に形成
されたものであって、床面や机上などの平坦な設置面に
載置される平板状の基部14と、この基部14の後端か
ら上方に延出する板状の立設部16と、この立設部16
から適宜な角度で突出してスピーカ12を支持する丸棒
状の二つの係止部18から構成されている。
【0009】スピーカ12を安定良く支持するため、基
部14の幅は前方へ向けて徐々に広がっている。立設部
16の根元部は前方へ向かって僅かに若干傾斜している
が、スピーカ12をバランスよく支持するために立設部
16の上端部20は後方へ向かって比較的大きな角度で
傾斜している。係止部18の傾斜角θ(図3)は、スピ
ーカ12からの音が所望な高さを向くように設定されて
いる。すなわち、後述するように、聴取者の耳に向かう
ようなスピーカ12の傾斜角をαとして、スピーカ12
を支持するようになっている。基部14と立設部16の
両端には丸みを帯びた突条21が形成されており、この
突条21で基部14と立設部16が補強されている。
【0010】さて係止部18は立設部16の上端部20
に突設され、前方かつ若干上方を向いている。係止部1
8はスピーカ12の後面側に設けられた一対のボス穴2
8Aに挿入されており、これによってスピーカ用スタン
ド10でスピーカ12を安定良く支持することが可能に
なっている。
【0011】図2に示すように、スピーカ12の外装
は、前面側のメッシュ22、メッシュ22が取り付けら
れたフロントキャビネット23、及びフロントキャビネ
ット23と対になってスピーカ12のユニット(図示せ
ず)を収納するリアキャビネット24からなっている。
リアキャビネット24の背面24aは円弧状になってお
り、その下面24bは平面になっている。背面24aの
上下には円筒状のボス穴26A,28Aが各2本ずつリ
アキャビネット24の内部に向かって突設されている。
またボス穴26A,28Aの先端には、ボス穴28Aよ
り小径の取付孔26B,28Bが設けられている。
【0012】フロントキャビネット23はリアキャビネ
ット24に嵌め込まれており、フロントキャビネット2
3の裏面に形成された取付部23a,23bがリアキャ
ビネット24のボス穴26A,28Aの端部に当接して
いる。そしてボス穴26A,28Aの取付穴26B,2
8Bにネジ30が挿入され、このネジ30が取付部23
a,23bのネジ穴に螺入されることによって、フロン
トキャビネット23がリアキャビネット24に固定され
ている。
【0013】上述したように、スピーカ用スタンド10
の係止部18は下方のボス穴28Aに挿入されている。
つまり、スピーカ12の組立てに用いるため予め形成さ
れているボス穴28Aにスピーカ用スタンド10の係止
部18を挿入することによってスピーカ12が安定良く
支持されている。ボス穴28Aと係止部18は先細りに
なっている。これによってスピーカ12がスピーカ用ス
タンド10に取付け易くなり、またスピーカ12がスピ
ーカ用スタンド10に強固に取付けられる。
【0014】また図3に示すように、各係止部18の先
端部から中央にかけてスリット30ならびにこれと直角
な位置に一対の突条32が形成されている。ただし、係
止部18をボス穴28Aに挿入し易いように、係止部1
8の最先端から少し後側に突条32が形成されている。
【0015】係止部18がボス穴28Aに挿入されると
きは、上下の突条32がボス穴28Aの内周面に当接し
てこれに押圧される。これによりスリット30で分けら
れた係止部18の上部33と下部34が互いに接近する
ように撓む。従って、上部33と下部34がバネとして
機能し、ボス穴28Aにバネ力が作用するので、係止部
18とボス穴28Aとの間の摩擦力が増加する。これに
よりスピーカ12が係止部18に強固に保持されるよう
になる。
【0016】さて係止部18はボス穴28Aとほぼ同じ
長さを持っており、係止部18がボス穴28Aに差込ま
れると、図4に示すようにリアキャビネット24の背面
24aが立設部16の上端部20に当接し、これ以後上
端部20にもスピーカ12の荷重が加わるようになって
いる。このため立設部16の背面には上端部20を補強
するために三角形の板状の補強部36が適宜設けられて
いる。
【0017】またリアキャビネット24の背面24aか
らスピーカ12のコード38が延びている。そしてスピ
ーカ用スタンド10の上端部20の中央に矩形の切欠4
0が形成されており、コード38がここを通過するよう
になっている。このようにして、スピーカ用スタンド1
0の上端部20にスピーカ12の背面24aが当接して
も、コード38がその間に挟まれるのが防止されてい
る。
【0018】なお上述したように、リアキャビネット2
4の下面24bは平面状に形成されている(図2)。従
って、このスピーカ12は床や台に直接載置することも
できる。また背面24aのほぼ中央には、凹部41(図
2)が形成されており、ここに補強用の掛板42が固定
されている。この掛板42には図4に示すように、鍵穴
状の掛孔44が形成されている。壁などに設けた止め金
(図示せず)に掛孔44を係止させることによって、ス
ピーカ12を壁に掛けることも可能になっている。
【0019】このスピーカ12は図5に示すように、例
えばCDプレーヤ51などに接続され、適宜な高さのテ
ーブル50上にスピーカ用スタンド10を用いて載置さ
れる。そして二つのスピーカ12を聴取者に対して適宜
な位置に配置する。
【0020】上述のように、スピーカ12の傾斜角α
は、聴取者の耳に音が向かうように設定されているの
で、音響効果が向上する。また、スピーカ12を床面や
テーブル50の面よりも高い位置に設置することができ
るので、スピーカ12を床面やテーブル50の面に直接
載置した場合に比較して音質も変更することが可能にな
る。
【0021】本実施例においては、スピーカ12がスピ
ーカ用スタンド10に係止されて、体裁よく設置される
ようになっている。スピーカ12をスピーカ用スタンド
10に係止させる作業は、係止部18をボス穴28Aに
差し込むだけであり簡単に行うことができる。
【0022】スピーカ12をスピーカ用スタンド10か
ら外すには、係止部18とボス穴28Aとの間の摩擦力
に対抗して、スピーカ12を引き抜くだけでよい。従っ
て、聴取者の意向や聴取環境に応じて、スピーカ12を
スピーカ用スタンド12から外して直接床や台に置いた
り、壁に掛けたりすることもでき、これによってさらに
聴取者に選択の幅を与えることが可能である。
【0023】なお、スピーカ用スタンド10の立設部1
6と基部14との間に軸を設け、立設部16と基部14
とをこの軸を中心に回動可能に連結し、この軸を立設部
16及び基部14との間にフリクションがかかるような
構成にすれば、スピーカ12の傾斜角度を変更すること
ができる。これによりスピーカ12の音が直接聴取者の
耳に向かうように、調整することができる。またネジや
ギヤによりスピーカの傾斜角を調整するよう構成するこ
とができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のスピーカ
用スタンドは、平坦な設置位置に載置される基部と、ス
ピーカのリアキャビネットに設けられたネジ用のボス穴
に係入する係止部を具備したものである。
【0025】従って、本考案によれば、ボス穴に係止部
を係入することで、スピーカ用スタンドをスピーカに取
付けることができる。このため別個の取付具を用いたり
スピーカの形状を変更したりする必要がなく、しかも係
止部の角度を適宜設定することよって高さ方向の向きを
調整可能であると共に、体裁よくスピーカの設置が可能
であるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスピーカ用スタンド10の使用状態を
示す斜視図である。
【図2】スピーカ用スタンド10に支持されるスピーカ
12の構造を示す側面図である。
【図3】スピーカ用スタンド10の形状を示す斜視図で
ある。
【図4】背後から見たスピーカ用スタンド10の使用状
態を示す斜視図である。
【図5】スピーカ12の設置例を説明する図である。
【符号の説明】
10 スピーカ用スタンド 12 スピーカ 14 基部 18 係止部 23 フロントキャビネット 24 リアキャビネット 28A ボス穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 1/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な設置位置に載置される基部と、ス
    ピーカのリアキャビネットに設けられたネジ用のボス穴
    に係入する係止部を具備したことを特徴とするスピーカ
    用スタンド。
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