JP2586214Y2 - トラクタの油圧取出し装置 - Google Patents
トラクタの油圧取出し装置Info
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- JP2586214Y2 JP2586214Y2 JP3787893U JP3787893U JP2586214Y2 JP 2586214 Y2 JP2586214 Y2 JP 2586214Y2 JP 3787893 U JP3787893 U JP 3787893U JP 3787893 U JP3787893 U JP 3787893U JP 2586214 Y2 JP2586214 Y2 JP 2586214Y2
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- tractor
- hose
- coupler
- working machine
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラクタにおける油圧
取出し装置に係り、詳しくは、リンク装置が傾斜(水
平)制御用からなり、該傾斜制御用のアクチュエ−タへ
の油圧を取出すカプラを利用する油圧取出し装置に関す
る。
取出し装置に係り、詳しくは、リンク装置が傾斜(水
平)制御用からなり、該傾斜制御用のアクチュエ−タへ
の油圧を取出すカプラを利用する油圧取出し装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの機体後方のリンク装置
に油圧装置を有する作業機を装着し、前記トラクタの油
圧により作業機の油圧アクチュエ−タを作動させる場
合、前記トラクタの外部油圧取出し口に、油圧取出し用
補助バルブを付属装置として取り付けることにより、ト
ラクタの油圧回路からの油圧を作業機の油圧アクチュエ
−タに連通していた。
に油圧装置を有する作業機を装着し、前記トラクタの油
圧により作業機の油圧アクチュエ−タを作動させる場
合、前記トラクタの外部油圧取出し口に、油圧取出し用
補助バルブを付属装置として取り付けることにより、ト
ラクタの油圧回路からの油圧を作業機の油圧アクチュエ
−タに連通していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、トラク
タの機体後方のリンク装置に油圧装置を有する作業機を
装着する場合、付属装置として油圧取出し用補助バルブ
等を取付けねばならず、該油圧取出し用補助バルブのキ
ットが必要となり、大きなコストが掛かると共に、この
取付けに際しての一定の作業用場所と作業時間も要して
いた。一方、トラクタの機体後方に装着される油圧装置
を有する作業機の内、ライム・ソワ−等のような作業機
ではトラクタのリフトロッドの油圧アクチュエ−タを使
用しての傾斜制御等をしなくて済むものがあった。
タの機体後方のリンク装置に油圧装置を有する作業機を
装着する場合、付属装置として油圧取出し用補助バルブ
等を取付けねばならず、該油圧取出し用補助バルブのキ
ットが必要となり、大きなコストが掛かると共に、この
取付けに際しての一定の作業用場所と作業時間も要して
いた。一方、トラクタの機体後方に装着される油圧装置
を有する作業機の内、ライム・ソワ−等のような作業機
ではトラクタのリフトロッドの油圧アクチュエ−タを使
用しての傾斜制御等をしなくて済むものがあった。
【0004】そこで、本考案はトラクタ機体後方のリン
ク装置に装着される作業機が油圧装置を有しており、か
つトラクタのリフトロッドの油圧アクチュエ−タを使用
する必要がない場合、トラクタ後部に油圧回路からの油
圧を外部に取り出す油圧取出し用の連通カプラ及び油圧
の流れを止める塞閉カプラを設け、油圧アクチュエ−タ
からのホ−スを塞閉カプラに連結すると共に作業機から
のホ−スを連通カプラに連結して、トラクタの操作手段
を用いて作業機の油圧装置の油圧を制御することによ
り、上述の課題を解決したトラクタの油圧取出し装置を
提供することを目的とするものである。
ク装置に装着される作業機が油圧装置を有しており、か
つトラクタのリフトロッドの油圧アクチュエ−タを使用
する必要がない場合、トラクタ後部に油圧回路からの油
圧を外部に取り出す油圧取出し用の連通カプラ及び油圧
の流れを止める塞閉カプラを設け、油圧アクチュエ−タ
からのホ−スを塞閉カプラに連結すると共に作業機から
のホ−スを連通カプラに連結して、トラクタの操作手段
を用いて作業機の油圧装置の油圧を制御することによ
り、上述の課題を解決したトラクタの油圧取出し装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の如き事
情に鑑みてなされたもので、機体後部に一対のロワ−リ
ンク(22,23)を支持すると共に、これらロワ−リ
ンク(22,23)に連結する一対のリフトロッド(1
9,21)の一方に油圧アクチュエ−タ(20)を介在
してなるリンク装置(28)を備え、該リンク装置(2
8)に作業機を支持し、かつ前記油圧アクチュエ−タ
(20)を操作手段(13)にて伸縮制御してなる、ト
ラクタ(1)において、前記機体(5)に、油圧回路か
らの油圧を前記油圧アクチュエ−タ(20)に導くホ−
ス(30,30)を着脱自在に装着し得る連通カプラ
(27,27)を設け、また油圧の流れを阻止する塞閉
カプラ(31,31)を配設し、油圧装置(35)を有
する前記作業機(32)を前記リンク装置(28)に装
着するに際し、該作業機(32)からのホ−ス(36,
36)連通カプラ(27,27)に連結すると共に、前
記油圧アクチュエ−タ(20)からのホ−スを前記塞閉
カプラ(31,31)に連結して、前記操作手段(1
3)にて前記作業機(32)の油圧装置(35)を制御
してなる、ことを特徴とするものである。
情に鑑みてなされたもので、機体後部に一対のロワ−リ
ンク(22,23)を支持すると共に、これらロワ−リ
ンク(22,23)に連結する一対のリフトロッド(1
9,21)の一方に油圧アクチュエ−タ(20)を介在
してなるリンク装置(28)を備え、該リンク装置(2
8)に作業機を支持し、かつ前記油圧アクチュエ−タ
(20)を操作手段(13)にて伸縮制御してなる、ト
ラクタ(1)において、前記機体(5)に、油圧回路か
らの油圧を前記油圧アクチュエ−タ(20)に導くホ−
ス(30,30)を着脱自在に装着し得る連通カプラ
(27,27)を設け、また油圧の流れを阻止する塞閉
カプラ(31,31)を配設し、油圧装置(35)を有
する前記作業機(32)を前記リンク装置(28)に装
着するに際し、該作業機(32)からのホ−ス(36,
36)連通カプラ(27,27)に連結すると共に、前
記油圧アクチュエ−タ(20)からのホ−スを前記塞閉
カプラ(31,31)に連結して、前記操作手段(1
3)にて前記作業機(32)の油圧装置(35)を制御
してなる、ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】以上構成に基づき、トラクタ(1)のリンク装
置(28)に作業機(32)を装着する際して、油圧ア
クチュエ−タ(20)に導くホ−ス(30,30)を連
通カプラ(27,27)から取り外して、塞閉カプラ
(31,31)に連結して油圧の流れを止めると共に、
上記作業機(32)からのホ−ス(36,36)を前記
連通カプラ(27,27)に連結して、トラクタ(1)
の油圧回路からの油圧を作業機(32)の油圧装置(3
5)に圧送する。これにより、トラクタ(1)の操作手
段(13)の操作に基づき所定油圧が作業機(32)の
油圧装置(35)に伝達され、例えば油圧装置(35)
が作動してライム・ソワ−(32)のシャッタ−の開閉
調節がなされ、積載された肥料等の散布がおこなわれ
る。
置(28)に作業機(32)を装着する際して、油圧ア
クチュエ−タ(20)に導くホ−ス(30,30)を連
通カプラ(27,27)から取り外して、塞閉カプラ
(31,31)に連結して油圧の流れを止めると共に、
上記作業機(32)からのホ−ス(36,36)を前記
連通カプラ(27,27)に連結して、トラクタ(1)
の油圧回路からの油圧を作業機(32)の油圧装置(3
5)に圧送する。これにより、トラクタ(1)の操作手
段(13)の操作に基づき所定油圧が作業機(32)の
油圧装置(35)に伝達され、例えば油圧装置(35)
が作動してライム・ソワ−(32)のシャッタ−の開閉
調節がなされ、積載された肥料等の散布がおこなわれ
る。
【0007】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、何等本発明を限定するもので
はない。
するためのものであるが、何等本発明を限定するもので
はない。
【0008】
【実施例】以下、図面に添って、本考案の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0009】トラクタ1は、図5に示すように、前輪2
及び後輪3により支持されている機体5を有しており、
該機体5の前部にはエンジンが搭載されており、後部に
は運転席6が配設されている。更に、該運転席6には運
転シ−ト7が設置されており、かつ該運転シ−ト7の一
側方には、サイドプレ−ト9がもうけられており、該サ
イドプレ−ト9には運転操作用サイドパネル10が配設
されている。上記操作パネル10には図3に示すよう
に、ポジションコントロ−ルレバ−11、耕深設定ボリ
ュ−ム12及び傾斜設定ボリュ−ム13等が配設されて
いる。前記傾斜設定ボリュ−ム13は、オペレ−タが該
傾斜設定ボリュ−ム13を操作して作業機の傾斜角度を
設定すると、リンク装置のリフトロッドの複動油圧シリ
ンダが作動して、この設定された作業機の傾斜角度をト
ラクタと一体的に、かつ一定に保つようになっている。
トラクタ1の後部において、図1に示すように、ミッシ
ョンケ−ス15の上部には、一対のリフトア−ム16,
17が回動自在に支持されており、該リフトア−ム1
6,17の自由端には、リフトロッド19及び複動油圧
シリンダ20を介在して伸縮可能なリフトロッド21が
支持されており、またミッションケ−ス15の下部には
一対のロワ−リンク22,23が軸支されており,該ロ
ワ−リンク21,22の略中央部に上記リフトロッド1
9及びリフトロッド21の下端部が枢支されており、こ
れにより、上記ロワ−リンク22,23は上下方向に回
動自在に支持されている。ミッションケ−ス15の中央
部にはトップリンクブラケット24が固定されており、
該ブラケット24には、トップリンク25が上下方向に
回動自在に支持されており、トップリンク25と一対の
ロワ−リンク22,23等がリンク装置28を構成して
いる。ミッションケ−ス15の一側上部にはブラケット
26が固定されており、該ブラケット26は、図4に示
すように、その上部に連通カプラ27、27の外筒部が
固定されており、一端がトラクタの油圧回路からの油圧
ホ−ス29に連結されていると共に他端は複動油圧シリ
ンダ20からの油圧ホ−ス30に連結されており、ま
た、ブラケット26の下部に塞閉カプラ31,31が固
定されている。前記連通カプラ27、27は複動油圧シ
リンダ20からの油圧ホ−ス30を着脱自在に装着する
ことができると共に、油圧ホ−スが連結されない状態で
は油路が完全に遮断され、連結されると完全に油路が開
くようになっている。塞閉カプラ31,31は連結され
る油圧ホ−スの油圧の流れを阻止するものである。
及び後輪3により支持されている機体5を有しており、
該機体5の前部にはエンジンが搭載されており、後部に
は運転席6が配設されている。更に、該運転席6には運
転シ−ト7が設置されており、かつ該運転シ−ト7の一
側方には、サイドプレ−ト9がもうけられており、該サ
イドプレ−ト9には運転操作用サイドパネル10が配設
されている。上記操作パネル10には図3に示すよう
に、ポジションコントロ−ルレバ−11、耕深設定ボリ
ュ−ム12及び傾斜設定ボリュ−ム13等が配設されて
いる。前記傾斜設定ボリュ−ム13は、オペレ−タが該
傾斜設定ボリュ−ム13を操作して作業機の傾斜角度を
設定すると、リンク装置のリフトロッドの複動油圧シリ
ンダが作動して、この設定された作業機の傾斜角度をト
ラクタと一体的に、かつ一定に保つようになっている。
トラクタ1の後部において、図1に示すように、ミッシ
ョンケ−ス15の上部には、一対のリフトア−ム16,
17が回動自在に支持されており、該リフトア−ム1
6,17の自由端には、リフトロッド19及び複動油圧
シリンダ20を介在して伸縮可能なリフトロッド21が
支持されており、またミッションケ−ス15の下部には
一対のロワ−リンク22,23が軸支されており,該ロ
ワ−リンク21,22の略中央部に上記リフトロッド1
9及びリフトロッド21の下端部が枢支されており、こ
れにより、上記ロワ−リンク22,23は上下方向に回
動自在に支持されている。ミッションケ−ス15の中央
部にはトップリンクブラケット24が固定されており、
該ブラケット24には、トップリンク25が上下方向に
回動自在に支持されており、トップリンク25と一対の
ロワ−リンク22,23等がリンク装置28を構成して
いる。ミッションケ−ス15の一側上部にはブラケット
26が固定されており、該ブラケット26は、図4に示
すように、その上部に連通カプラ27、27の外筒部が
固定されており、一端がトラクタの油圧回路からの油圧
ホ−ス29に連結されていると共に他端は複動油圧シリ
ンダ20からの油圧ホ−ス30に連結されており、ま
た、ブラケット26の下部に塞閉カプラ31,31が固
定されている。前記連通カプラ27、27は複動油圧シ
リンダ20からの油圧ホ−ス30を着脱自在に装着する
ことができると共に、油圧ホ−スが連結されない状態で
は油路が完全に遮断され、連結されると完全に油路が開
くようになっている。塞閉カプラ31,31は連結され
る油圧ホ−スの油圧の流れを阻止するものである。
【0010】また、油圧装置を有する作業機としてのラ
イム・ソワ−32は、図2に示すように、その前部には
油圧シリンダ35が配設されており、下部には不図示の
開口部が開設されていると共に該開口部を遮蔽可能なシ
ャッタ−が取付けられており、該シャッタ−はリンクロ
ッドを介して、油圧シリンダ35に接続されている。上
記ライム・ソワ−32に積載される石灰、化学肥料等は
油圧シリンダ35の作動によるシャッタ−の開閉調節に
より、散布量がコントロ−ルされるようになっている。
そして、トラクタ1のリンク装置28に取付けられたオ
−トヒッチ36を介してライム・ソワ−32が装着され
るようになっている。
イム・ソワ−32は、図2に示すように、その前部には
油圧シリンダ35が配設されており、下部には不図示の
開口部が開設されていると共に該開口部を遮蔽可能なシ
ャッタ−が取付けられており、該シャッタ−はリンクロ
ッドを介して、油圧シリンダ35に接続されている。上
記ライム・ソワ−32に積載される石灰、化学肥料等は
油圧シリンダ35の作動によるシャッタ−の開閉調節に
より、散布量がコントロ−ルされるようになっている。
そして、トラクタ1のリンク装置28に取付けられたオ
−トヒッチ36を介してライム・ソワ−32が装着され
るようになっている。
【0011】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
る。
【0012】トラクタ1のリンク装置28に取付けられ
たオ−トヒッチ36を介してライム・ソワ−32を装着
するに際し、オペレ−タがトラクタ1の複動油圧シリン
ダ20からの油圧ホ−ス30を連通カプラ27,27か
ら取り外し、塞閉カプラ31,31に嵌挿する。つい
で、ライム・ソワ−32からの油圧ホ−ス36を連通カ
プラ27,27に接続することにより、トラクタ1の油
圧回路からの油圧がソレノイドバルブ、ホ−ス29、連
通カプラ27,27を経て、ライム・ソワ−32のホ−
ス36、油圧シリンダ35へと伝達される。そして、運
転操作用サイドパネル10の傾斜設定ボリュ−ム13を
操作して所定の値を設定すると、該ボリュ−ム13の操
作に基づきソレノイドバルブが励磁されて所定の油圧が
ライム・ソワ−32の油圧アクチュエ−タ35に圧送さ
れ、該油圧アクチュエ−タ35は作動する。これによ
り、ライム・ソワ−32の開口部のシャッタ−が開閉調
節され、積載されている石灰、化学肥料等が散布され
る。
たオ−トヒッチ36を介してライム・ソワ−32を装着
するに際し、オペレ−タがトラクタ1の複動油圧シリン
ダ20からの油圧ホ−ス30を連通カプラ27,27か
ら取り外し、塞閉カプラ31,31に嵌挿する。つい
で、ライム・ソワ−32からの油圧ホ−ス36を連通カ
プラ27,27に接続することにより、トラクタ1の油
圧回路からの油圧がソレノイドバルブ、ホ−ス29、連
通カプラ27,27を経て、ライム・ソワ−32のホ−
ス36、油圧シリンダ35へと伝達される。そして、運
転操作用サイドパネル10の傾斜設定ボリュ−ム13を
操作して所定の値を設定すると、該ボリュ−ム13の操
作に基づきソレノイドバルブが励磁されて所定の油圧が
ライム・ソワ−32の油圧アクチュエ−タ35に圧送さ
れ、該油圧アクチュエ−タ35は作動する。これによ
り、ライム・ソワ−32の開口部のシャッタ−が開閉調
節され、積載されている石灰、化学肥料等が散布され
る。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
トラクタの機体後部にリンク装置のリフトロッドに設け
られた油圧アクチュエ−タの油圧回路に着脱可能な連通
カプラを設け、かつ塞閉カプラを配設し、リフトロッド
の油圧アクチュエ−タからのホ−スを塞閉カプラに連結
すると共に、作業機からのホ−スを上記連通カプラに連
結して、トラクタの操作手段にて前記作業機の油圧装置
の油圧を制御することができるようにしたので、油圧取
出し用補助バルブを必要とせず、コストを軽減すること
が可能となると共に該油圧取出し用補助バルブを取付け
る一定の作業用場所と多くの作業時間とを要せずして、
油圧ホ−スの着脱が連通カプラ及び塞閉カプラで極めて
簡単にでき、かつ油圧取出し用補助バルブ取付けによる
でっぱり部分による障害がなくなり、さらに、トラクタ
の操作手段の操作による作業機の油圧装置への制御が容
易に行われ、操作の煩雑さを解消できる。また、油圧ア
クチュエ−タの油圧油は塞閉カプラにより確実に封止す
ることができる。
トラクタの機体後部にリンク装置のリフトロッドに設け
られた油圧アクチュエ−タの油圧回路に着脱可能な連通
カプラを設け、かつ塞閉カプラを配設し、リフトロッド
の油圧アクチュエ−タからのホ−スを塞閉カプラに連結
すると共に、作業機からのホ−スを上記連通カプラに連
結して、トラクタの操作手段にて前記作業機の油圧装置
の油圧を制御することができるようにしたので、油圧取
出し用補助バルブを必要とせず、コストを軽減すること
が可能となると共に該油圧取出し用補助バルブを取付け
る一定の作業用場所と多くの作業時間とを要せずして、
油圧ホ−スの着脱が連通カプラ及び塞閉カプラで極めて
簡単にでき、かつ油圧取出し用補助バルブ取付けによる
でっぱり部分による障害がなくなり、さらに、トラクタ
の操作手段の操作による作業機の油圧装置への制御が容
易に行われ、操作の煩雑さを解消できる。また、油圧ア
クチュエ−タの油圧油は塞閉カプラにより確実に封止す
ることができる。
【図1】本考案の実施例に係るトラクタ後部の斜視図。
【図2】同トラクタの機体後方に作業機を装着した状態
を示す全体平面図。
を示す全体平面図。
【図3】同運転操作用サイドパネルを示す平面図。
【図4】同油圧取出し装置の拡大側面図。
【図5】本考案を適用し得るトラクタを示す全体斜視
図。
図。
1 トラクタ 5 機体 13 操作手段(傾斜設定ボリュ−ム) 19 リフトロッド 20 油圧アクチュエ−タ(複動油圧シリン
ダ) 21 リフトロッド 22 ロワ−リンク 23 ロワ−リンク 27,27 連通カプラ 28 リンク装置 30 ホ−ス 31,31 塞閉カプラ 32 作業機 35 油圧装置(油圧シリンダ) 36 ホ−ス
ダ) 21 リフトロッド 22 ロワ−リンク 23 ロワ−リンク 27,27 連通カプラ 28 リンク装置 30 ホ−ス 31,31 塞閉カプラ 32 作業機 35 油圧装置(油圧シリンダ) 36 ホ−ス
Claims (1)
- 【請求項1】 機体後部に一対のロワ−リンクを支持す
ると共に、これらロワ−リンクに連結する一対のリフト
ロッドの一方に油圧アクチュエ−タを介在してなるリン
ク装置を備え、該リンク装置に作業機を支持し、かつ前
記油圧アクチュエ−タを操作手段にて伸縮制御してな
る、トラクタにおいて、 前記機体に、油圧回路からの油圧を前記油圧アクチュエ
−タに導くホ−スを着脱自在に装着し得る連通カプラを
設け、 また油圧の流れを阻止する塞閉カプラを配設し、 油圧装置を有する前記作業機を前記リンク装置に装着す
るに際し、該作業機からのホ−スを前記連通カプラに連
結すると共に、前記油圧アクチュエ−タからのホ−スを
前記塞閉カプラに連結して、前記操作手段にて前記作業
機の油圧装置を制御してなる、 ことを特徴とするトラクタの油圧取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3787893U JP2586214Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | トラクタの油圧取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3787893U JP2586214Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | トラクタの油圧取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071702U JPH071702U (ja) | 1995-01-13 |
JP2586214Y2 true JP2586214Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=12509798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3787893U Expired - Lifetime JP2586214Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | トラクタの油圧取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586214Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7188308B2 (ja) * | 2019-07-25 | 2022-12-13 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP3787893U patent/JP2586214Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071702U (ja) | 1995-01-13 |
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