JP2586159Y2 - 内容物を充填した袋のシール不良検出装置 - Google Patents

内容物を充填した袋のシール不良検出装置

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JP2586159Y2
JP2586159Y2 JP1992084828U JP8482892U JP2586159Y2 JP 2586159 Y2 JP2586159 Y2 JP 2586159Y2 JP 1992084828 U JP1992084828 U JP 1992084828U JP 8482892 U JP8482892 U JP 8482892U JP 2586159 Y2 JP2586159 Y2 JP 2586159Y2
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carton
bag
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filling
inner bag
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敏明 中野
日出男 石森
和雄 後閑
浩 中山
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案はバッグインボックス型のカ
ートンの内袋に内容物を充填してシール後、袋のシール
不良を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品類の包装容器として使用されている
中に、アルミ箔を主材として、これにポリエチレンやポ
リプロピレン等の可塑性合成樹脂をラミネートした複合
フイルムで構成した袋や、このアルミ箔を主材として構
成した複合フィルからなる袋を内袋とし、カートン原紙
で外箱を構成して胴体部で接着したバッグインボックス
型のカートンがある。バッグインボックス型のカートン
に内容物を充填する場合には、充填包装機のヒータで内
袋の底をシールし、外箱の底のフラップを折り畳んで接
着することにより、底部を形成し、その後上部より内袋
に内容物を充填し、次いで内袋の上部をヒーターでシー
ルし、最後に外箱の上部フラップを折り畳んで接着する
ことにより充填包装が完了する。この充填包装機による
と、充填する内容物の特性やカートン、特に内袋の変形
等によってシール不良やシールの脆弱な部分が発生する
ことがある。
【0003】そして、これらの包装容器は、カートンで
内袋を保護しているため、内袋にシール不良や脆弱なシ
ール部分があると、流通段階で酸化されたり、吸湿によ
り内容物を完全に保護できない問題がある。一方この充
填包装は連続工程で行われるため、袋のシール不良や脆
弱なシール部分があっても工程中で検出することは極め
て困難である。このため従来は充填包装製品を一定時間
毎に工程から抜き取り、破壊試験によって内袋のシール
不良や、脆弱なシール部分の発生がないかどうか検査し
ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の抜き取
り検査方法は、破壊試験による検査のため無駄があると
いう問題がある上、製品全数について検査できないとい
う問題があった。したがって、本案はバッグインボック
ス型のカートンの内袋の充填包装製品に対するシール不
良や、脆弱なシールを検査するために製品を破壊するこ
となく、全数検査ができるシール不良検出装置をうるこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本案は以上のような目的
を達成するため、バッグインボックス型のカートンの内
袋に内容物を充填し、シールし、カートンを組立てた後
のシール不良検出装置を提供するものである。すなわ
ち、充填包装ライン中の充填機側より突出したステーに
対して、その位置が調節自在に設けられたシール不良検
出装置は、そのシリンダーロッドの先端にロードセルを
設けるとともに、このロードセルをして、充填包装ライ
ン中の各ステーションに間欠移送されるチェーンに設け
られたカートンホルダーに保持されて充填機側にある、
内袋に内容物が充填シールされているバッグインボック
スのカートンに対して対設した構成をとっている。
【0006】
【作用】充填包装機によって組立てられ、カートンホル
ダーに保持されているバッグインボックス型のカートン
内の内袋に内容物を充填し、シール後、包装が完了した
製品を、搬送チエーン上で一旦静止固定する。そして、
一定圧力で作動するシリンダーのロッドの先端のロード
セルによって静止固定状態にある包装製品のバッグイン
ボックス型のカートンの側面の一部を押圧する。この押
圧によりシール不良、又はシールが脆弱であれば、内袋
内に残っている空気がシール不良部又は脆弱なシール部
から外部へ排出される。このため、ロードセルにかかる
負荷が良品より低下するので、この負荷をロードセルで
検出し、充填包装機の停止やチェッカーでラインから排
除、又はブーザー等でオペレーターが判るようにするこ
とにより確実にシール不良やシールの脆弱な包装製品が
検出できる。
【0007】
【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。本
案はバッグインボックス型のカートンの内袋のシール不
良を検出するものである。バッグインボックス型のカー
トンは、カートン原紙を外箱とし、内袋をアルミ箔を主
材としてこれにポリエチレンやポリプロピレン等の可塑
性合成樹脂をラミネートした複合フイルムで構成して内
袋と外箱を胴体部で接着したものである。以上のような
カートンの充填包装機における各ステーションについて
説明すると、次のようである。図7に示すようにカート
ンホルダー1は、チエーン2にブラケットを介して複数
連結されて包装ラインの各ステーションに間欠移送され
る。カートンホルダー1は図8、図9に示すようにチェ
ーン2に連結された固定ホルダー1aと、これに対して
外方に向かって揺動自在な揺動ホルダー1bとからなっ
ている。カートンaは、外箱に内袋を接着した状態で偏
平に積み重ねられてスタッカーに収納されていて、これ
から1枚ずつ取り出されて揺動ホルダー1bが開いた状
態のカートンホルダー1にBステーションで供給され、
揺動ホルダー1bが閉じることによってカートンは立体
的に開かれ、この開かれた状態でチェーン2の間欠移送
により遊びのCステーションを経てDステーションで下
側内袋成形予備シールが行われ、次いでEステーション
で下側内袋本シールが行われてFステーションで外箱の
下側のフラップ折込み接着が行われる。続いてGステー
ションで1個置きに内容物が内袋に充填される。内容物
の充填後、H、I、Jの各遊びステーションを経てKス
テーションで更に残りの未充填のカートンの内袋に内容
物が充填され、Lステーションで上側内袋成形シールが
行われ、Mステーションで上側内袋の本シールが行われ
る。次いでNステーションで上側フラップの折込み接着
が行われる。更に遊びOステーションを経てPステーシ
ョンから充填包装されたカートンaが排出され、搬送コ
ンベアに移送される。
【0008】この充填包装機のOステーションでシール
不良カートンを検出するものである。図1、図2、図
3、図4のものは、このシール不良検出装置を示す。そ
して、図4は充填機3に対してステー4を介してシリン
ダーベース5が取り付けられたものを示す。このシリン
ダーベース5には、シリンダー6が上下位置調整自在に
取り付けられる。その構造は先ず前後取付金具7、8で
シリンダー6は取付板9に取り付けられ、この取付板9
がシリンダーベース5のスリット溝10、11中をスラ
イド調節されるボルト12、13でシリンダーベース5
に取り付けられていることによりシリンダー6は上下動
調節自在である。図示してないが、シリンダー6は以上
のような上下動調節自在の他、左右動調節自在及び前後
動調節自在にシリンダーベース5に取り付けられる。そ
して、図1に示すように、シリンダー6のロッド14の
先端に押圧板15が取り付けられており、その前面にロ
ードセル16が設けられている。このロードセル16
は、いわゆる圧電結晶に圧力をかけ、結晶を横切る電圧
を測定することにより圧力を測定する原理に基づくセン
サーである。
【0009】図1に示すようにシリンダー6へのエアの
供給は、エアフイルター17と精密レギュレータ18を
経て電磁弁19から供給される。また、20は位置決め
用センサーであり、21は良否判定検査装置であって、
位置決め信号が入力されてからエアシリンダー始動信号
が出力されて、ロードセル16からの不良信号か入力さ
れることにより不良品キヤッチ信号が出力されるように
なっている。
【0010】さて充填包装機によってバッグインボック
ス型のカートンaの内袋に内容物が充填され、カートン
aの組立て包装が完了した製品は、充填包装機の間欠作
動によるチェーン2の間欠移送にてOステーションで静
止する。この静止位置は位置決めセンサー20で確認さ
れる。その静止の際、カートンaはカートンホルダー1
によって固定されている。このように充填包装機3のO
ステーションでカートンaが位置決めセンサー20で図
5の22のように検知すると、この信号が良否判定検査
装置21に入力され、この良否判定検査装置21からエ
アシリンダー始動信号が出力されて電磁弁19を介し、
シリンダー6が図5の23のように作動する。この場
合、シリンダー6の駆動エア回路には、出力を一定にで
きるように精密レギュレータ18が組み込んであるの
で、電磁弁19を介して一定の圧力でカートンaの側面
を押圧板15で押す。この時、ガードルール26はカー
トンの受けとなり、ロードセル16は図5の23のよう
に測定を開始する。その際の圧力偏差をロードセル16
の荷重変化、すなわち負荷として捉えて、デジタル指示
計へ図5の24のように入力され正常、不良を判定す
る。シール不良の場合は、図5の25のように警報ラン
プ、ブザーが作動すると共に充填機が停止する。そし
て、カートンaが検知されなかったり、シールが正常の
場合、図5の24に示すデジタル指示計を経て最初の図
5の22に示す製品検知状態に移る。このシール状態を
チェックする本案の袋のシール不良検出装置は、充填機
側より突出させるステーに対して、その位置が調節自在
に設けられるとともに、その押圧板に支持されるロード
セルを、充填機側のバッグインボックス型のカートンに
対設したところに特徴を有するものである。
【0011】
【考案の効果】本案は、内容物を充填した袋のシール不
良検出装置が、充填包装ライン中の充填機側より突出し
たステーに調節自在に設置されており、またこれによっ
て検出されるバッグインボックス型のカートンは、充填
包装ライン中の充填機側にあって、チエーンで間欠的に
移動されるカートンホルダーで保持されているものであ
るところから、被検出物に対するシール不良検出装置の
位置調節は、他物にかかわることなく容易にすることが
でき、また装置の調節は勿論その他の点検、修理、部品
交換等の装置のメンテナンスがし易いものである。ま
た、内袋に内容物が充填されたバッグインボックス型の
カートンが、カートンホルダーで保持されて静止状態に
あるときは、その側面の一部を一定圧力で作動するシリ
ンダーロッドの押圧板に付設したロードセルで押圧する
ので、シール不良製品やシールの脆弱な製品を容易に検
出することができ、包装製品を破損することなく、容易
に全数を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置の側面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】本案検出装置のステー部分を示す側面図であ
る。
【図5】本案検出装置のフローシートを示す。
【図6】押圧板にロードセルを設けた説明図である。
【図7】充填包装機各ステーション説明図である。
【図8】カートンホルダーの切断上面図である。
【図9】同上の側面図である。
【符号の説明】
6 シリンダー 14 シリンダーロッド 15 押圧板 16 ロードセル 18 精密レギュレーター 20 位置決めセンサー 21 良否判定検査装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−41027(JP,A) 特開 昭63−191727(JP,A) 特開 平5−139417(JP,A) 特開 昭62−260638(JP,A) 特開 昭53−11685(JP,A) 実開 昭60−154208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 7/00 B65B 57/00 - 57/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填包装ライン中の充填機側より突出し
    たステーに対して、その位置が調節自在に設けられたシ
    ール不良検出装置は、そのシリンダーロッドの先端にロ
    ードセルを設けるとともに、このロードセルをして、充
    填包装ライン中の各ステーションに間欠移送されるチェ
    ーンに設けられたカートンホルダーに保持されて充填機
    側にある、内袋に内容物が充填シールされているバッグ
    インボックスのカートンに対して設けられている内容物
    を充填した袋のシール不良検出装置。
JP1992084828U 1992-12-09 1992-12-09 内容物を充填した袋のシール不良検出装置 Expired - Lifetime JP2586159Y2 (ja)

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