JP2586002B2 - エポキシ樹脂封止材 - Google Patents

エポキシ樹脂封止材

Info

Publication number
JP2586002B2
JP2586002B2 JP1458792A JP1458792A JP2586002B2 JP 2586002 B2 JP2586002 B2 JP 2586002B2 JP 1458792 A JP1458792 A JP 1458792A JP 1458792 A JP1458792 A JP 1458792A JP 2586002 B2 JP2586002 B2 JP 2586002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic powder
powder filler
epoxy resin
volume
particle size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1458792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05205901A (ja
Inventor
泰久 岸上
真治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1458792A priority Critical patent/JP2586002B2/ja
Publication of JPH05205901A publication Critical patent/JPH05205901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586002B2 publication Critical patent/JP2586002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を保護する
ために用いられるエポキシ樹脂封止材に関し、特に、ト
ランスファー成型用の固形タイプのエポキシ樹脂封止材
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を保護するために用いられる
エポキシ樹脂封止材には、スポット封止用の常温で液状
のタイプとトランスファー成型用の固形タイプがある
が、どちらも無機粉末充填材、エポキシ化合物及び硬化
剤を主成分として含有している。この無機粉末充填材は
エポキシ樹脂封止材の硬化物の熱膨張率低減、吸湿率低
減、熱伝導率向上、強度向上などの目的で使用されてい
る。そして、これらのエポキシ樹脂封止材の硬化物の物
性をさらに向上するためには無機粉末充填材の含有率を
上げること、すなわち、高充填化することが有効である
が、無機粉末充填材の含有率を上げると封止材の粘度が
上昇し、流動性が低下するという問題が生じるため高充
填化には限度があるのが現状である。この問題を改善す
るための技術としては、球状の充填材を使用したり、連
続粒度分布で最密充填状態を与えるフューラー(Fulle
r)やアンドレーゼン(Andreasen )などの経験式を基
本に粒度分布関数のパラメーターに着目して粒度分布の
幅を広くしたり、無機粉末充填材のタッピング充填特性
を利用したものがあるが、いまだ、エポキシ樹脂封止材
の無機粉末充填材の含有率を高くし、且つ、封止材の粘
度を低く保持して、流動性を低下させないようにするこ
とは達成できていない。
【0003】また、トランスファー成型用の固形タイプ
のエポキシ樹脂封止材については、上記の高充填化して
エポキシ樹脂封止材の硬化物の物性を向上することの他
に、成型時のバリが半導体封止品のリード部の導電性を
阻害したり、リード部の加工性を低下させる原因になる
ので、バリの発生が極力少ないことが求められている。
これまでバリの抑制については、粒度分布がブロードな
破砕状の充填材の使用や、チキソ性を向上させる超微粒
子充填材の使用などが試みられているが、これらの手法
はいずれもエポキシ樹脂封止材の流動性とトレードオフ
の関係にあり、高充填化されたエポキシ樹脂封止材のバ
リの抑制手法としては満足しうるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、エポキシ樹脂封止材中
の無機粉末充填材の含有率を高くすることにより硬化物
の物性を改善しようとすると、封止材の粘度を低く保持
して、流動性を良好に保つことが困難であるという問題
点と成型時のバリの発生を抑制することが困難であると
いう問題点を同時に解決することである。すなわち、本
発明は成型時の流動性が良好であって、且つ、バリの発
生が少ない、高充填化されたエポキシ樹脂封止材を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、無機粉末充填
材の含有率が65重量%以上であるエポキシ樹脂封止材
において、無機粉末充填材が、圧縮成形前の無機粉末充
填材の平均粒径が圧縮成形後も保持される圧力で無機粉
末充填材のみを圧縮成形して得られる成形体における無
機粉末充填材の体積分率が75体積%以上であり、且
つ、粒径1〜5μmの粒子が無機粉末充填材の5〜30
体積%を占める無機粉末充填材であることを特徴とする
エポキシ樹脂封止材である。
【0006】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明で用いる無機粉末充填材の材質としては、結晶性シ
リカ、非晶質シリカ、アルミナ、窒化珪素、炭化珪素、
窒化アルミニウム、窒化ホウ素等が例示できるが、上記
の例示材質に限定されるものではない。
【0007】そして、本発明は高充填化されたエポキシ
樹脂封止材における従来の問題点を解決することが課題
であり、この高充填化されたエポキシ樹脂封止材とは具
体的にはエポキシ樹脂封止材中の無機粉末充填材の含有
率が65重量%以上のもののことである。
【0008】また、本発明におけるエポキシ樹脂封止材
は主成分として無機粉末充填材、エポキシ化合物、硬化
剤を含有し、その他に、必要に応じて硬化促進剤、難燃
剤、離型剤、顔料等が添加されている組成物である。
【0009】本発明のエポキシ樹脂封止材に使用するエ
ポキシ化合物は1分子内にエポキシ基を2個以上有する
化合物であって、例えばフェノールノボラックエポキシ
樹脂、クレゾールノボラックエポキシ樹脂、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ
樹脂、脂環式エポキシ樹脂などがある。
【0010】また、本発明のエポキシ樹脂封止材に使用
する硬化剤としては、フェノール系硬化剤やアミン系硬
化剤等があるが、吸湿率の低い硬化物を得ることのでき
るエポキシ樹脂封止材とするには、硬化物の吸湿率低減
に有効なフェノール系硬化剤を使用することが好まし
い。このフェノール系硬化剤とはSP2タイプの電子軌
道を持つ、炭素原子6個から形成される6員環に水酸基
が1個以上結合した原子団を持つ化合物であり、例えば
フェノールノボラック樹脂及びその誘導体、クレゾール
ノボラック樹脂及びその誘導体、フェノールとジシクロ
ペンタジエンの共重合体、ヒドロキシスチレン及びその
誘導体の重合体、モノ又はジヒドロキシナフタレン及び
その誘導体のモノマー又は重合体などである。
【0011】また、本発明のエポキシ樹脂封止材に使用
する硬化促進剤としては、例えばトリフェニルフォスフ
ィン及びその誘導体、ジアザビシクロウンデセン及びそ
の誘導体、イミダゾール及びその誘導体等が挙げられ
る。
【0012】次に、本発明で使用する無機粉末充填材の
性質として取り上げている、圧縮成形して得られる成形
体における無機粉末充填材の体積分率について説明す
る。無機粉末充填材として使用するn種(nは1以上の
整数)の無機粉末のそれぞれの真比重をdi 、各無機粉
末のそれぞれの配合重量をwi (i は1〜nの中の整
数)とした場合の無機粉末充填材全体の真比重dは下記
の式(A)で算出される値となる。 d=Σwi /Σ(wi /di ) −−−−(A) そして、成形体における無機粉末充填材の体積分率P
は、無機粉末充填材Wグラムを圧縮して得られる成型体
の体積Vccから下記の式(B)で算出される値であ
る。 P=100(W/d)/V −−−−(B) そして、本発明では、体積分率Pを測定するために行う
無機粉末充填材の圧縮成形の成形圧力は、圧縮成形前の
平均粒径が圧縮成形後も保持される圧力であることが重
要である。この成形圧力が高すぎると、無機粉末充填材
の粒子が破壊され、圧縮成形後の平均粒径は圧縮成形前
の平均粒径とは異なるものになり、測定される体積分率
Pはエポキシ樹脂封止材中の無機粉末充填材の性質を示
さなくなる不都合が生じる。なぜなら、どのような無機
粉末充填材でも、圧縮成形の時の成形圧力を極端に高く
すると、粒子が破壊されて、得られる成形体中には空隙
が含まれない状態に近づき、測定される体積分率Pは1
00体積%に漸近するようになるからである。従って、
本発明ではエポキシ樹脂封止材中に含有させる無機粉末
充填材と同じ状態で、圧縮成形して得られる成形体中に
無機粉末充填材が存在するように、圧縮成形の圧力は圧
縮成形前の無機粉末充填材の平均粒径が圧縮成形後も保
持される圧力で行うように限定している。
【0013】なお、圧縮成形前の無機粉末充填材の平均
粒径が圧縮成形後も保持される圧力の範囲内の最高圧力
(以降Fmaxと略す)で成型した成型体により得られ
る体積分率Pは、Fmax未満で成型した成型体により
得られる体積分率Pより必ず大きい値となる。すなわ
ち、Fmax未満で成型した成型体の無機粉末充填材の
体積分率Pが75体積%以上となる場合には、その無機
粉末充填材の体積分率PはFmaxで成型した時には必
ず75体積%以上となる。
【0014】本発明では、上記の圧力及び計算式を用い
て得られる体積分率Pが75体積%以上である無機粉末
充填材を使用していることが流動性を良好に保ちなが
ら、高充填化されているエポキシ樹脂封止材を得るため
には重要である。
【0015】さらに、本発明で使用する無機粉末充填材
としては上記の体積分率Pが75体積%以上であって、
且つ粒径1〜5μmの粒子が無機粉末充填材の5〜30
体積%を占める無機粉末充填材であることがエポキシ樹
脂封止材の成型時の流動性を良好に保ち、且つバリの発
生を少なくするためには重要である。
【0016】このような結論に到った経過を以下に説明
する。一般に加圧成型時のバリは、金型の上型と下型と
の間のクリアランスを通して発生する。使用している無
機粉末充填材の粒度分布がシャープな場合、粒径がクリ
アランスより大きければ樹脂だけが、また粒径がクリア
ランスより小さければ充填材と樹脂の両方がバリとして
クリアランスから流出してしまう。これに対し充填材の
粒度分布がブロードな場合は、成型時に封止材が加圧さ
れてクリアランス付近に流動してきた場合に、大きな粒
径の充填材間の空隙に小さな粒径の充填材が充填されて
いくという現象を繰り返し、その結果、クリアランス付
近の充填材密度は非常に密になり、バリのクリアランス
からの流出はなくなる。従って、バリを抑制する手段と
しては、使用する充填材の粒度分布がブロードであっ
て、連続的であることが有効であると考えられる。
【0017】本発明の目的である成型時の流動性が良好
で、且つ、バリの発生が少ない、高充填化されたエポキ
シ樹脂封止剤を得るために、まず市販の破砕状の充填材
と球状の充填材について検討したところ、破砕状のもの
には粒度分布がブロードであり、バリの発生を抑制でき
るものがあるが、高充填化された場合に封止剤の流動性
を良好に保てるもの、すなわち、前記の体積分率Pが7
5体積%以上あるものはなかった。一方、市販の球状の
充填材にはバリの発生を抑制できるような粒度分布のブ
ロードなものがなく、特に粒子径1〜5μmの領域の粒
子の含有量が極端に少ないということが判明した。そこ
で、市販の破砕状及び球状の充填材から空気分級等の手
法で得られる各種の粒径の充填材を混合することによ
り、高充填化された場合に流動性を良好に保て、且つ、
バリの発生を抑制できる粒度分布のブロードな混合粉末
を作製できないかを検討した。その結果、体積分率Pが
75体積%以上であって、且つ、粒径1〜5μmの粒子
が無機粉末充填材の5〜30体積%を占めるように調整
された無機粉末充填材であれば、高充填化されたエポキ
シ樹脂封止材の成型時の流動性を良好に保ち、且つバリ
の発生を少なくすることができることを見いだして本発
明に至ったものである。
【0018】なお、粒径1〜5μmの粒子の含有量が5
体積%未満である無機粉末充填材を用いた場合にはバリ
の発生を抑制することができず、また、前記の体積分率
Pが75体積%以上という条件を満足させ、且つ、粒径
1〜5μmの粒子の含有量が30体積%より多い無機粉
末充填材を作製することは困難であるという理由で、本
発明では無機粉末充填材における粒径1〜5μmの粒子
の含有率を5〜30体積%と限定している。
【0019】
【作用】無機粉末充填材を圧縮成形して得られる成形体
における無機粉末充填材の密な充填状態は、流動可能な
状態にある封止材中の無機粉末充填材の充填状態に近似
している。そして、成形体における無機粉末充填材の体
積分率Pが大きいということは、成形体中に残っている
空隙が小さいことを意味している。この空隙部分を液状
成分で埋めた複合材を考えると、液状成分の体積が空隙
部分の体積と等しいか又は小さい場合には、粒子同士の
接触により複合材全体の変形が妨げられ、全く流動しな
いものとなり、一方、液状成分の体積が空隙部分の体積
よりも大きい場合には、粒子は液状成分により隔てられ
るので、粒子はある程度自由に動くことが可能であり、
複合材全体としては変形可能、つまり流動可能な状態と
なる。従って、無機粉末充填材の含有率が同じ封止材で
は、成形体における無機粉末充填材の体積分率Pが大き
い無機粉末充填材を使用することは、エポキシ樹脂封止
材の流動性を良くし、流動状態の粘度を低くする働きを
する。そして、無機粉末充填材含有率が65重量%を越
えるような高充填化されたエポキシ樹脂封止材では、上
記の無機粉末充填材の体積分率Pが75%以上であるこ
とがエポキシ樹脂封止材の粘度を低く保持して、流動性
を良好に保つのに有効である。
【0020】また、前述したように、無機粉末充填材の
粒度分布がブロードなことはバリのクリアランスからの
流出抑制に有効である。そして、本発明で用いる無機粉
末充填材に粒径1〜5μmの粒子を5〜30体積%含有
させることは、前記の体積分率Pが75%以上ある無機
粉末充填材の粒度分布をブロードにする働きをする。従
って、本発明で用いる無機粉末充填材は高充填化された
エポキシ樹脂封止材の成型時のバリの抑制に有効であ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。勿
論、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【0022】無機粉末充填材として、下記の表1に示す
7種類の無機粉末を使用した。
【0023】
【表1】
【0024】(実施例1〜4及び比較例1〜4)前記の
表1に示した無機粉末を表2及び表3に示す混合量(重
量部)で混合し、得られた混合粉末の粒子径1〜5μm
の粒子の含有率(体積%)と、圧縮成型して得られる成
型体における混合粉末の体積分率P(体積%)を測定
し、その結果を表2及び表3に示した。なお、混合粉末
の圧縮成型は300kg/cm2 の圧力で単軸加圧によ
り行い、円筒状の成形体を得るようにした。得られた成
型体を解砕して圧縮成型後の粉末の平均粒径を測定した
結果、成型に供した粉末の平均粒径の測定結果と同じで
あったので、この圧力では圧縮成型による粒子の破壊は
生じていないといえる。また、圧縮成型して得られる成
型体における混合粉末の体積分率Pは成型体の直径と厚
みから算出される成型体の体積Vと重量W及び無機粉末
充填材の真比重dからすでに述べた式(B)で算出し
た。
【0025】次いで、混合粉末、エポキシ樹脂、硬化
剤、硬化促進剤及び離型剤をそれぞれ表2及び表3に示
す配合量(重量部)で配合し、混合してエポキシ樹脂封
止材を作製した。なお、エポキシ樹脂としては油化シェ
ル(株)製のエポキシ樹脂YX−4000Hを、硬化剤
としてはフェノール系硬化剤である日本化薬(株)製の
ナフタレンノボラック樹脂OCN7000を、硬化促進
剤しては北興化学(株)製のトリフェニルフォスフィン
を、離型剤としては天然カルナバワックスをそれぞれ使
用し、また、エポキシ樹脂封止材の作製は、各原料を配
合したものを90℃のミキシングロールで10分間混練
後、室温まで冷却し、粉砕する方法を取った。
【0026】得られたエポキシ樹脂封止材の溶融粘度を
島津製作所(株)製のフローテスターを用いて、温度1
75℃、荷重10kgの条件で測定し、その結果を表2
及び表3に示す。また、10μm及び20μmのスリッ
トを持つバリフロー金型を用い、前記のエポキシ樹脂封
止材を成型温度170℃でトランスファー成型してバリ
フローを測定し、その結果を同じく表2及び表3に示
す。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】表2及び表3の測定結果の比較から明らか
なように、成型体における無機粉末充填材の体積分率P
が75%以上で、且つ、粒径1〜5μmの粒子を5〜3
0体積%含有する混合粉末を充填材として用いた実施例
1〜4では溶融粘度が低く、且つ、バリフローの小さい
エポキシ樹脂封止材が得られているが、成型体における
無機粉末充填材の体積分率Pが75%未満であるか、又
は、粒径1〜5μmの粒子の含有率が5〜30体積%の
範囲にない無機粉末を充填材として用いた比較例1〜4
では溶融粘度が低く、且つ、バリフローが小さいという
エポキシ樹脂封止材は得られていない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、エポキシ樹脂封止材中
の無機粉末充填材の含有率を高くすることにより硬化物
の物性を改善しようとすると、封止材の粘度が高くなっ
てしまい、流動性を良好に保つことが困難であるという
問題点と成型時のバリの発生を抑制することが困難であ
るという二つの問題点を同時に解決することができ、従
って、流動性が良好であって、且つ、バリの発生が少な
い高充填化されたエポキシ樹脂封止材を提供することが
できる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機粉末充填材の含有率が65重量%以
    上であるエポキシ樹脂封止材において、無機粉末充填材
    が、圧縮成形前の無機粉末充填材の平均粒径が圧縮成形
    後も保持される圧力で無機粉末充填材のみを圧縮成形し
    て得られる成形体における無機粉末充填材の体積分率が
    75体積%以上であり、且つ、粒径1〜5μmの粒子が
    無機粉末充填材の5〜30体積%を占める無機粉末充填
    材であることを特徴とするエポキシ樹脂封止材。
JP1458792A 1992-01-30 1992-01-30 エポキシ樹脂封止材 Expired - Lifetime JP2586002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1458792A JP2586002B2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 エポキシ樹脂封止材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1458792A JP2586002B2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 エポキシ樹脂封止材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05205901A JPH05205901A (ja) 1993-08-13
JP2586002B2 true JP2586002B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=11865302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1458792A Expired - Lifetime JP2586002B2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 エポキシ樹脂封止材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586002B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3294803B2 (ja) 1997-08-18 2002-06-24 株式会社日本触媒 熱硬化性樹脂封止材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05205901A (ja) 1993-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5940688A (en) Epoxy resin composition and semiconductor device encapsulated therewith
JP6394115B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂組成物からなる放熱シート、及び放熱シートを含むパワーデバイス装置
CN113583388A (zh) 一种导热环氧树脂复合材料及其制备方法
JP2853550B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及びその製造方法及びそれを用いた半導体装置
JP3135926B2 (ja) 半導体チップをモールドするためのエポキシ樹脂封止材料及びその製造方法
JP3294803B2 (ja) 熱硬化性樹脂封止材
JP2586002B2 (ja) エポキシ樹脂封止材
JP2006265370A (ja) 光半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び光半導体装置
JPS6296567A (ja) 半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JP2658714B2 (ja) エポキシ樹脂封止材
JPH10173103A (ja) 半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JP2725513B2 (ja) エポキシ樹脂封止材
JP4634083B2 (ja) 半導体封止用タブレットの製法
JP3375107B2 (ja) 半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPS63183915A (ja) 高熱放散性エポキシ樹脂組成物
JP2505485B2 (ja) 半導体樹脂封止用添加剤
JPH0841293A (ja) 封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP2004115747A (ja) ヒートシンク形成用樹脂組成物および電子部品封止装置
JPH08169980A (ja) α−アルミナ粉末含有樹脂組成物及びゴム組成物
JPH1160914A (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP4794706B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP2000169675A (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP3020995B2 (ja) 樹脂用充填材
JPH0782462A (ja) 封止材用エポキシ樹脂マスターバッチとその製造方法
CN112980053A (zh) 一种环氧塑封料的导热填料及其制备方法、环氧塑封料

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 12

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 16