JP2585897B2 - スタータのピニオン移送装置 - Google Patents

スタータのピニオン移送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンを始動させるス
タータに係り、特に、シフトレバーを介してピニオンを
リングギヤ側に移送して噛合わせるスタータのピニオン
移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スタータのピニオン移送装置は、中間部
を旋回可能に支持された二又フォーク形状のシフトレバ
ーで、ピニオンをエンジンのリングギヤ側に押送して、
ピニオンとリングギヤとを噛合わせるものである。従来
のピニオン移送装置は、シフトレバーとピニオンとの連
係部において、特公昭63−44945号公報に記載の
ように、ピニオンスリーブと連行鍔部との軸方向の隙間
にシフトレバーを直接遊嵌させるか、特開昭63−12
9165号公報に記載のように、シフトレバーの二又フ
ォークの先端に半円リング形状の連行板を旋回可能に嵌
合し、この連行板をピニオンスリーブと連行鍔部との軸
方向の隙間に遊嵌させていた。また、特公昭62−56
350号公報に記載のように、シフトレバーの二又フォ
ークの先端に嵌合する連行板を円形リング形状にし、こ
の連行板をピニオンスリーブと連行鍔部との軸方向の隙
間に捜通させていた。連行板を使用する場合、連行板を
シフトレバーに旋回可能に嵌合させるため係合ピンまた
はネジを使用していた。また、上記特公昭62−563
50号公報に記載装置では、シフトレバー及び連行板は
樹脂で成形される。
【0003】更に、ピニオンスリーブと連行鍔部との軸
方向の隙間にシフトレバーを直接遊嵌させる方式には、
特開昭63−215873号公報、特開昭63−213
62号公報等に記載のように、シフトレバーを樹脂で成
形し、樹脂製レバーの上記隙間との嵌合部にグリスを溜
める凹溝を形成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ピニオン移送装置は、連行板を用いる方式(特開昭63
−129165号公報、特公昭62−56350号公
報)と用いない方式(特公昭63−44945号公報、
特開昭63−215873号公報、特開昭63−213
62号公報)に分けられる。また、連行板を用いる方式
でも、円形リング状の連行板を用いる方式(特公昭62
−56350号公報)と、半円リング状の連行板を用い
る方式(特開昭63−129165号公報)とに細分さ
れる。
【0005】連行板を用いない方式では、ピニオンスリ
ーブと連行鍔部との間にシフトレバーを直接遊嵌する軸
方向の隙間を確保する必要があるため、当該軸方向の隙
間が長くなるという問題がある。
【0006】円形リング形状の連行板を用いる方式で
は、連行板をピニオンスリーブと連行鍔部との軸方向の
隙間に捜通させる必要があるため、ピニオンスリーブと
連行鍔部が別体となるという問題がある。
【0007】また、連行板を用いる方式では、いずれ
も、連行板を二又フォーク形状のシフトレバーに旋回可
能に嵌合させる時の組立性について配慮がされておら
ず、連行板のシフトレバーへの嵌合後の外れ防止のため
連行板のシフトレバーへの組立が困難という問題があっ
た。
【0008】更に、半円リング形状の連行板を用いる方
式では、シフトレバーでピニオンをリングギヤ側に移送
して噛合わせ、その直後エンジンを始動させるためにピ
ニオンが高速で回転するという点と、スタータの取付け
方向によってはピニオンスリーブ及びピニオンスリーブ
の連行鍔部と連行板に塗布されているグリスが高温雰囲
気下にさらされ流出・枯渇するという点について配慮が
されておらず、ピニオンスリーブ及び連行鍔部と連行板
との互いに遊嵌する部分の摩耗が大きいという問題が
る。
【0009】本発明の第1の目的は、半円リング形状の
連行板を用いた方式において、連行板のシフトレバーへ
の組立が容易で、嵌合後の外れの無いスタータのピニオ
ン移送装置を提供するである。
【0010】本発明の第2の目的は、半円リング形状の
連行板を用いた方式において、ピニオンスリーブと連行
板又は連行鍔部と連行板との摺動部のグリスの流出・枯
渇を少なく、摩耗を小さくして、寿命を長くするスター
タのピニオン移送装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、シフトレバーの二又フォーク部の
両先端内側に半円リング形状の連行板を回動可能に係合
し、該連行板の半円リング形状部を、ピニオンスリーブ
と該ピニオンスリーブと一体の連行鍔部との軸方向の隙
間に遊嵌させ、連行板と二又フォーク部の両先端内側と
の係合部を、それぞれ、突起と穴部で構成し、かつ2つ
の係合部の各々について突起の端面と穴部周囲の側面の
少なくとも一方に組立案内用の傾斜を設け、かつこれら
傾斜は、突起の端面と穴部周囲の側面の同じ面に属する
ものが互いに交差する方向に傾いて形成されるようにす
る。
【0012】この場合、好ましくは、2つの係合部の各
々において、傾斜は突起の端面と穴部周囲の側面の両方
に形成され、突起端面の傾斜と穴部周囲の傾斜は、連行
板がピニオンスリーブと連行鍔部との軸方向の隙間に遊
嵌する位置から180度回転した位置では同方向を向
き、該遊嵌位置で逆方向を向くように形成される。
【0013】また、好ましくは、シフトレバーと連行板
の少なくとも一方は樹脂で形成される。
【0014】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、更に、連行板の半円リング形状部、ピニオンス
リーブ、連行鍔部のそれぞれの対向側面の少なくとも1
つにグリスを溜める凹溝を設けるものとする。
【0015】この場合、好ましくは、連行板の半円リン
グ形状部、ピニオンスリーブ、連行鍔部のそれぞれの対
向側面の少なくとも1つにグリスを溜める凹溝を設け
る。
【0016】また、好ましくは、連行板を樹脂で成形
し、凹溝を連行板に形成する。
【0017】
【作用】以上のように構成した本発明では、連行板の組
み付け時には、連行板をピニオンスリーブと連行鍔部の
軸方向の隙間への遊嵌位置から180度回転させた状態
とし、この状態で上記傾斜に沿わせて押し込むと、当該
傾斜のカム作用により連行板と二又フォーク部が弾性変
形して突起が穴部のある位置まで押し込まれ、突起が穴
部に係合し、その後連行板を当該組み付け位置から18
0度回転させてピニオンスリーブと連行鍔部との軸方向
の隙間に遊嵌すると、上記傾斜により連行板がシフトレ
バーから外れなくなる
【0018】また、連行板の半円リング形状部、ピニオ
ンスリーブ、連行鍔部のそれぞれの対向側面の少なくと
も1つにグリスを溜める凹溝を設けることにより、グリ
スが凹溝内に収容されることと、凹溝に対向するピニオ
ンスリーブかつ/又は連行鍔部の側面が蓋の役割をする
ことで、グリスの流出・枯渇が少なく、連行板がエンジ
ンリングギヤにピニオンを押付つつピニオンが高速で回
転しても、上記対向側面の摺動部の摩耗は抑えられ、ス
タータのピニオン移送装置の寿命を長くすることができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図4に
より説明する。図1において、1は電磁スイッチであ
り、プランジャ1aを内蔵している。プランジャ1aの
先端には押込みバネ2で中央部を旋回可能に支持された
二又フォーク形状のシフトレバー3が係合し、このシフ
トレバー3で、ピニオン9をエンジンのリングギヤ4側
に押送して、ピニオン9とリングギヤ4とを噛合わせ
る。シフトレバー3の二又フォーク部の両先端内側には
半円リング形状の連行板5を回転可能に係合し、連行板
5の半円リング形状部5aを、ピニオンスリーブ11と
該ピニオンスリーブ11と一体の連行鍔部12との軸方
向の隙間に遊嵌させている。ピニオンスリーブ11は、
先端をフロントケース13の軸受で回転自在に支持され
た電動機6の出力軸7に、図2に示すようにヘリカルス
プライン8を介して軸方向に摺動可能に取付けられてい
る。
【0020】シフトレバー3の二又フォーク部の両先端
内側と半円リング形状の連行板5の回転可能な係合構造
を図3及び図4に示す。シフトレバー3と連行板5は共
に樹脂で成形されている。シフトレバー3の二又フォー
ク部の両先端内側には連行鍔部12方向に突出した突起
10が設けられ、連行板5の半円リング形状部5aの基
部にはピニオンスリーブ11の反対方向に突出したボス
部5bが設けられ、このボス部5bの穴部5cに突起1
0を挿入することによりシフトレバー3の二又フォーク
部の両先端内側は連行板5に回転可能に係合している。
【0021】また、連行板5の半円リング形状部5aの
ピニオンスリーブ11及び連行鍔部12に対面する側面
に凹溝14aが形成され、この凹溝14aにグリスが充
填されている。更に、シフトレバー3の二又フォーク部
の両先端内側に設けた突起10の先端に組立案内用の傾
斜15aが形成され、連行板5に設けたボス部5bの突
起10が挿入される側の穴部15c周囲の側面に組立案
内用の傾斜15bが形成されている。図3の組立後の状
態で見て、傾斜15aは左上方に、傾斜15bは右上方
に、互いに逆方向に傾斜している。また、これら傾斜1
5a,15bは、図2及び図3から明らかなように、突
起10の端面と穴部15c周囲の側面の同じ面に属する
ものが互いに交差する方向に傾いて形成されている。す
なわち、突起10の先端に設けられた組立案内用の傾斜
15aは、図3の図示上側で互いに交差する方向に傾い
て形成され、ボス部5bの側面に設けられた組立案内用
の傾斜15bは、図3の図示下側で互いに交差する方向
に傾いて形成されている。
【0022】上記のピニオン移送装置の動作と各部品の
機能について説明する。図1のスタータ静止状態から、
図示しないキースイッチをONすると、電磁スイッチ1
内のプランジャ1aがC方向に移動し、二又フォーク形
状の樹脂製シフトレバー3のプランジャ1a側の一端が
C方向に引張られ、もう一方の一端、すなわち二又フォ
ークの先端がエンジンのリングギヤ4側に押上げら
れ、二又フォーク部の両先端内側回転可能に係合され
ている半円リング形状の樹脂製連行板5がピニオンスリ
ーブ11と、ピニオンスリーブ11と一対となって移動
するピニオン9とをリングギヤ4側に押送し、リングギ
ヤ4の端面にピニオン9を当接させてピニオン移送の第
一段階が完了する。
【0023】プランジャ1aが押込みバネ2、シフトレ
バー3、電磁スイッチ1内蔵の図示にない戻しバネをた
わませつつさらにC方向に移動し、電磁スイッチ1内蔵
の接点を閉じると、図示しないバッテリから電動機6に
通電され、出力軸7が回転し、ヘリカルスプライン8を
介してピニオン9に伝えられ、リングギヤ4にピニオン
9が噛込み、リングギヤ4が回転し、エンジンが始動し
て、ピニオン移送の第二段階が完了する。
【0024】エンジンの始動が確認されるとキースイッ
チがOFFされ、戻しバネにより電磁スイッチ1内蔵の
接点が開くと、ほぼ同時にプランジャ1aがD方向に戻
り、シフトレバー3のプランジャ1a側の一端がD方向
に押上げられ、連行板5が電動機6側に引張られる。ピ
ニオンスリーブ11とピニオンスリーブ11と一体の連
行鍔部12との軸方向の隙間に遊嵌されている連行板5
の半円リング形状部5aが連行鍔部12にひっかかり、
ピニオン9がリングギヤ4から外れて図1のスタータ静
止状態に戻りピニオン移送が完了する。
【0025】以上説明したピニオン移送動作の繰り返し
において、連行板5と連行鍔部12及びピニオンスリー
ブ11の互いに遊嵌している部分では摺動が繰り返さ
れ、その摺動による摩耗を防止するため、通常はこの遊
嵌部分にグリスが塗布される。しかし、従来は単にグリ
スを塗布するだけなので、スタータの取付け方向によっ
ては塗布されているグリスが高温雰囲気下にさらされて
流出・枯渇し、ピニオンスリーブ11及び連行鍔部12
と連行板5との遊嵌部分の摩耗が大きいという問題があ
った。本実施例では、上記のように、連行板5の半円リ
ング形状部5aの側面に凹溝14aを設け、この凹溝1
4aにグリスを充填している。このため、グリスが凹溝
14a内に収容されることと、凹溝14aに対向するピ
ニオンスリーブ11の側面及び連行鍔部12の側面が蓋
の役割をすることで、グリスの流出・枯渇が少なく、摩
耗は抑えられ、スタータのピニオン移送装置の寿命を長
くすることができる。
【0026】次に、連行板5とシフトレバー3との組立
方法について、図5〜図7により説明する。
【0027】まず、図5に示すように、連行板5がピニ
オンスリーブ11と連行鍔部12との軸方向の隙間に遊
嵌する位置から180度回転させた状態で、連行板5の
ボス部5bの組立案内用の傾斜15bをシフトレバー3
の組立案内用の傾斜15aに沿わせてから、図6に示す
ように突起10がボス部5bの穴部5cに収まるまで連
行板5をB方向に押し込む。このとき、シフトレバー3
及び連行板5が樹脂製なので、樹脂の弾性を利用して傾
斜15a,15bに沿わせることにより、容易に押込み
係合できる。連行板5をピニオンスリーブ11と連行鍔
部12との軸方向の隙間に遊嵌する時は、連行板5を1
80度旋回させて図7の状態にして組み込む。
【0028】本実施例によれば、以下に記載する効果が
ある。
【0029】凹溝14aにグリスを充填し、凹溝14a
に対面するピニオンスリーブ11及び連行鍔部12の側
面が蓋の役割をするので、ピニオン移送動作の繰り返し
による摺動摩耗の促進を抑えることができる。
【0030】凹溝14aにグリスを充填し、凹溝14a
に対面するピニオンスリーブ11及び連行鍔部12の側
面が蓋の役割をするので、多様なスタータの取付け方向
により天地方向がどうなっても、高温雰囲気下でのグリ
スの流出・枯渇を抑えることができ、スタータの取付け
自由度が拡大できる。
【0031】連行板5を樹脂で成形し、この連行板に凹
溝14aを形成するので、連行板の成形と同時に凹溝が
形成され、凹溝の形成が容易となる。
【0032】樹脂製のシフトレバー3と樹脂製の連行板
5の係合部に組立案内用の傾斜15a,15bを設けて
いるので、シフトレバー3と連行板5の組立が容易で、
しかも組立後、連行板5がシフトレバー3から外れるこ
とがない。
【0033】本発明の他の実施例を図8及び図9に示
す。本実施例では、連行板5側に突起10aを設け、シ
フトレバー3側に穴部3aを形成し、突起10aを穴部
3aに挿入して連行板5を回転可能に係合している。突
起10aの先端面には組立案内用の傾斜15cが、二又
フォーク先端の穴部3a周囲の突起10a側の側面に組
立案内用の傾斜15dが設けられ、これら傾斜の方向
は、上記実施例と同様に図示の位置では逆方向を向いて
いる。また、ピニオンスリーブ11と連行鍔部12の連
行板5に対向する側面に凹溝14bを形成し、この凹溝
14bにグリスを充填している。本実施例によっても、
上記実施例と同様の効果が得られる。
【0034】なお、以上の実施例では、連行板5のピニ
オンスリーブ11と連行鍔部12に対面する2つの側
面、又は連行板5に対面するピニオンスリーブ11と連
行鍔部12の両側面にグリスを納める凹溝14a又は1
4bを形成したが、摺動摩擦はピニオンを押すときの連
行板5とピニオンスリーブ11の間が大きいので、この
連行板5とピニオンスリーブ11が対面する側のみに凹
溝を形成しても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、シフトレバーと連行板
の組立性が良く、しかも組立後、連行板がシフトレバー
から外れることがない。また、本発明によれば、互いに
遊嵌する部分の摺動摩耗の促進を抑え、スタータのピニ
オン移送装置の寿命を長くできる。更に、スタータの取
付け方向が変わっても、高温雰囲気下での互いに遊嵌す
る部分に塗布されているグリスの流出・枯渇を抑えるこ
とができ、スタータの取付け自由度が拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるスタータのピニオ
ン移送装置の部分断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1に示すピニオン移送装置の要部の拡大図で
ある。
【図4】図3に示すピニオン移送装置の下面図である。
【図5】図1に示すピニオン移送装置の組立工程初期を
示す図である。
【図6】同ピニオン移送装置の組立工程中期を示す図で
ある。
【図7】同ピニオン移送装置の組立工程終了期を示す図
である。
【図8】本発明の他の実施例によるスタータのピニオン
移送装置の要部の拡大図である。
【図9】図8に示すピニオン移送装置の下面図である。
【符号の説明】
3 シフトレバー 4 リングギヤ 5 連行板 5a 半円リング形状部 5b ボス部 5c 穴部 9 ピニオン 10 突起 11 ピニオンスリーブ 12 連行鍔部 14a,14b 凹溝 15a,15b 傾斜

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間部を回動可能に支持したシフトレバー
    の二又フォーク部で、ピニオンをエンジンのリングギヤ
    側に押送して、該ピニオンと該リングギヤとを噛合わせ
    るスタータのピニオン移送装置において、 前記シフトレバーの二又フォーク部の両先端内側に半円
    リング形状の連行板を回転可能に係合し、該連行板の半
    円リング形状部を、ピニオンスリーブと該ピニオンスリ
    ーブと一体の連行鍔部との軸方向の隙間に遊嵌させ、
    記連行板と二又フォーク部の両先端内側との係合部を、
    それぞれ、突起と穴部で構成し、かつ前記2つの係合部
    の各々について前記突起の端面と前記穴部周囲の側面の
    少なくとも一方に組立案内用の傾斜を設け、かつこれら
    傾斜は、前記突起の端面と穴部周囲の側面の同じ面に属
    するものが互いに交差する方向に傾いて形成されている
    ことを特徴とするスタータのピニオン移送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスタータのピニオン移送装
    置において、前記2つの係合部の各々において、前記傾
    斜は前記突起の端面と前記穴部周囲の側面の両方に形成
    され、前記突起端面の傾斜と穴部周囲の傾斜は、前記連
    行板が前記ピニオンスリーブと連行鍔部との軸方向の隙
    間に遊嵌する位置から180度回転した位置では同方向
    を向き、該遊嵌位置で逆方向を向くように形成されるこ
    とを特徴とするスタータのピニオン移送装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のスタータのピニオン移送装
    置において、前記シフトレバーと連行板の少なくとも一
    方は樹脂で形成されていることを特徴とするスタータの
    ピニオン移送装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のスタータのピニオン移送装
    置において、前記連行板の半円リング形状部、前記ピニ
    オンスリーブ、前記連行鍔部のそれぞれの対向側面の少
    なくとも1つにグリスを溜める凹溝を設けたことを特徴
    とするスタータのピニオン移送装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のスタータのピニオン移送装
    置において、前記連行板を樹脂で成形し、前記凹溝を連
    行板に形成したことを特徴とするスタータのピニオン移
    送装置。
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