JP2585619Y2 - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JP2585619Y2 JP2585619Y2 JP1992087726U JP8772692U JP2585619Y2 JP 2585619 Y2 JP2585619 Y2 JP 2585619Y2 JP 1992087726 U JP1992087726 U JP 1992087726U JP 8772692 U JP8772692 U JP 8772692U JP 2585619 Y2 JP2585619 Y2 JP 2585619Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば各種装置の軸
封部等に用いられる密封装置、特に泥水の中で用いられ
る密封装置に関する。
封部等に用いられる密封装置、特に泥水の中で用いられ
る密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の密封装置としては、たと
えば図2に示すようなものがある。すなわち、この密封
装置100は、泥水中にて使用されるもので、ハウジン
グ101とハウジング101の中に同軸的に挿入される
軸102との間の環状の隙間をシールするものである。
えば図2に示すようなものがある。すなわち、この密封
装置100は、泥水中にて使用されるもので、ハウジン
グ101とハウジング101の中に同軸的に挿入される
軸102との間の環状の隙間をシールするものである。
【0003】この密封装置100は、外側環体103
と、外側環体103の内壁104に接する2つのダスト
リップ105が一体的に成形された補強環106を備え
た内環シール部107と、内環シール部107に接して
密封流体をシールするシールリップ108が一体的に成
形された外側環体103の外周部にて固定されている内
側環体109を備えた内側シール部110とから成って
おり、泥水側Mからの泥水等を密封流体側Oに入り込ま
ないようにしている。
と、外側環体103の内壁104に接する2つのダスト
リップ105が一体的に成形された補強環106を備え
た内環シール部107と、内環シール部107に接して
密封流体をシールするシールリップ108が一体的に成
形された外側環体103の外周部にて固定されている内
側環体109を備えた内側シール部110とから成って
おり、泥水側Mからの泥水等を密封流体側Oに入り込ま
ないようにしている。
【0004】そして、内環シール部107は、ダストリ
ップ105が一体的に成形されている補強環106の位
置が外側環体103と内側環体109との固定部111
より軸方向密封流体側Oにずれて配設されている。
ップ105が一体的に成形されている補強環106の位
置が外側環体103と内側環体109との固定部111
より軸方向密封流体側Oにずれて配設されている。
【0005】また、補強環106の内周側には、ダスト
リップ105への泥水側Mからの泥水中の異物の侵入を
阻止する補助シールリップ112が一体的に設けられて
いる。この補助シールリップ112は、外側環体103
の補強環106に向かって折り曲げられた曲げ部103
Aの外壁113に接して設けられている。
リップ105への泥水側Mからの泥水中の異物の侵入を
阻止する補助シールリップ112が一体的に設けられて
いる。この補助シールリップ112は、外側環体103
の補強環106に向かって折り曲げられた曲げ部103
Aの外壁113に接して設けられている。
【0006】図3には、ハウジング101と軸102間
の隙間、すなわち密封装置の内外径のスペースが小さい
場合に用いられる第2の従来の密封装置200を示して
いる。この密封装置200は、上記密封装置100と構
成は、同一であるが、内外径のスペースが小さいため外
側環体103の内壁104に接するダストリップ105
が一つとなっている。尚、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
の隙間、すなわち密封装置の内外径のスペースが小さい
場合に用いられる第2の従来の密封装置200を示して
いる。この密封装置200は、上記密封装置100と構
成は、同一であるが、内外径のスペースが小さいため外
側環体103の内壁104に接するダストリップ105
が一つとなっている。尚、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0007】図4は、第3の従来の密封装置300を示
すもので(実開昭64−55371号公報参照)、この
密封装置300は、上記密封装置100において、耐ダ
スト性としての耐泥水性を向上するために内環シール部
107の、内側シール部110に対向する側に、内側シ
ール部110に接する第2ダストリップ114が2つ設
けられている。
すもので(実開昭64−55371号公報参照)、この
密封装置300は、上記密封装置100において、耐ダ
スト性としての耐泥水性を向上するために内環シール部
107の、内側シール部110に対向する側に、内側シ
ール部110に接する第2ダストリップ114が2つ設
けられている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、補助シールリップ112が、泥
水側Mむき出し状態のため、泥水中のわら,草,石等で
破損する場合があり、シール性が低下するという問題が
あった。
た従来技術の場合には、補助シールリップ112が、泥
水側Mむき出し状態のため、泥水中のわら,草,石等で
破損する場合があり、シール性が低下するという問題が
あった。
【0009】また、耐泥水性を向上させるために、図2
及び図4に示す密封装置100,300のようにダスト
リップ105又は第2ダストリップ114の枚数を多く
するには、密封装置の内外径の寸法をある程度広くしな
いと不可であり、図3に示す密封装置200のように内
外径のスペースが小さい場合にはスペースの制約を受け
てダストリップ105の枚数を多く出来ず耐泥水性には
限界があった。
及び図4に示す密封装置100,300のようにダスト
リップ105又は第2ダストリップ114の枚数を多く
するには、密封装置の内外径の寸法をある程度広くしな
いと不可であり、図3に示す密封装置200のように内
外径のスペースが小さい場合にはスペースの制約を受け
てダストリップ105の枚数を多く出来ず耐泥水性には
限界があった。
【0010】本考案は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、補
助シールリップにおけるシール性の向上を図り、また耐
ダスト性の向上をも図り得る密封装置を提供することに
ある。
るためになされたもので、その目的とするところは、補
助シールリップにおけるシール性の向上を図り、また耐
ダスト性の向上をも図り得る密封装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案にあっては、外側環体と、外側環体の内壁に接
するダストリップを有する補強環を備えた内環シール部
と、内環シール部に接して密封流体をシールするシール
リップを有する外側環体の外周部にて固定されている内
側環体を備えた内側シール部とからなり、内環シール部
は、内環シール部の補強環が外側環体と内側環体との間
に配設されると共に、補強環の内周側にダストリップへ
の外部異物の侵入を阻止する補助シールリップを備えた
密封装置において、前記外側環体の内周側に、相手部材
との間に間隙を有するラビリンスシール部を設け、該ラ
ビリンスシール部の内壁に前記補助シールリップが接し
て成ることを特徴とする。
に本考案にあっては、外側環体と、外側環体の内壁に接
するダストリップを有する補強環を備えた内環シール部
と、内環シール部に接して密封流体をシールするシール
リップを有する外側環体の外周部にて固定されている内
側環体を備えた内側シール部とからなり、内環シール部
は、内環シール部の補強環が外側環体と内側環体との間
に配設されると共に、補強環の内周側にダストリップへ
の外部異物の侵入を阻止する補助シールリップを備えた
密封装置において、前記外側環体の内周側に、相手部材
との間に間隙を有するラビリンスシール部を設け、該ラ
ビリンスシール部の内壁に前記補助シールリップが接し
て成ることを特徴とする。
【0012】そして、内環シール部の補強環を外側環体
と内側環体との固定部より軸方向外部にずらして配設す
ることが好適である。
と内側環体との固定部より軸方向外部にずらして配設す
ることが好適である。
【0013】
【作用】上記構成の密封装置にあっては、外側環体の内
周側に、相手部材との間に間隙を有するラビリンスシー
ル部を設け、そのラビリンスシール部の内壁に補助シー
ルリップが接していることから、外側からの異物は外側
環体の内周側のラビリンスシール部によって内壁側に入
りにくくなり、内壁に接して設けられる補助シールリッ
プが異物により破損することはなくなる。したがって、
補助シールリップのシール性の向上が図れる。
周側に、相手部材との間に間隙を有するラビリンスシー
ル部を設け、そのラビリンスシール部の内壁に補助シー
ルリップが接していることから、外側からの異物は外側
環体の内周側のラビリンスシール部によって内壁側に入
りにくくなり、内壁に接して設けられる補助シールリッ
プが異物により破損することはなくなる。したがって、
補助シールリップのシール性の向上が図れる。
【0014】また、内環シール部の補強環を外側環体と
内側環体との固定部より軸方向外部にずらして配設する
ことにより、密封装置の内外径のスペースに関係なくダ
ストリップが設けられる補強環の長さを長くすることが
でき、ダストリップの枚数を多くすることができる。し
たがって、耐ダスト性が向上する。
内側環体との固定部より軸方向外部にずらして配設する
ことにより、密封装置の内外径のスペースに関係なくダ
ストリップが設けられる補強環の長さを長くすることが
でき、ダストリップの枚数を多くすることができる。し
たがって、耐ダスト性が向上する。
【0015】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例に係る密封装置を示す図1にお
いて、この密封装置1は、泥水中にて使用されるもの
で、ハウジング2とハウジング2内に同軸的に挿入され
る軸3との間の環状の隙間をシールすると共に、泥水を
密封流体側Oに侵入させないように構成したものであ
る。
する。本考案の一実施例に係る密封装置を示す図1にお
いて、この密封装置1は、泥水中にて使用されるもの
で、ハウジング2とハウジング2内に同軸的に挿入され
る軸3との間の環状の隙間をシールすると共に、泥水を
密封流体側Oに侵入させないように構成したものであ
る。
【0016】この密封装置1は、概略、外側環体として
の保護板4と、内環シール部5と、内側シール部6とか
ら構成されている。
の保護板4と、内環シール部5と、内側シール部6とか
ら構成されている。
【0017】保護板4は、断面コ字状の円筒部41と、
その円筒部41の外周部に設けられる半径方向外方に伸
びる外向きフランジ部42とから成っている。また円筒
部41の内周部は、相手部材である軸3の外周面と間隙
を有して配しラビリンスシール作用が生じるラビリンス
シール部43となっている。
その円筒部41の外周部に設けられる半径方向外方に伸
びる外向きフランジ部42とから成っている。また円筒
部41の内周部は、相手部材である軸3の外周面と間隙
を有して配しラビリンスシール作用が生じるラビリンス
シール部43となっている。
【0018】内環シール部5は、保護板4の円筒部41
の内壁7に接するダストリップ8と、ダストリップ8が
一体的に成形されている補強環としてのスリーブ環9
と、保護板4のラビリンスシール部43の内壁7に接す
る補助シールリップ10とから成っている。
の内壁7に接するダストリップ8と、ダストリップ8が
一体的に成形されている補強環としてのスリーブ環9
と、保護板4のラビリンスシール部43の内壁7に接す
る補助シールリップ10とから成っている。
【0019】スリーブ環9は、軸方向に段部91を有し
て伸びる環円筒部92と、環円筒部92の泥水側M端部
に設けられる半径方向外方に伸びる環外向きフランジ部
93とから成る断面略L字状で、段部91は環外向きフ
ランジ部93側の環円筒部92が拡径となるようになっ
ている。
て伸びる環円筒部92と、環円筒部92の泥水側M端部
に設けられる半径方向外方に伸びる環外向きフランジ部
93とから成る断面略L字状で、段部91は環外向きフ
ランジ部93側の環円筒部92が拡径となるようになっ
ている。
【0020】そして、スリーブ環9の環外向きフランジ
部93の、保護板4の円筒部41側の端面には、一体的
にダストリップ8が半径方向所定間隔だけ離間して2つ
設けられている。これらダストリップ8は、ゴム状弾性
体で、環外向きフランジ部93の端面から軸方向保護板
4の円筒部41側に伸び半径方向内方に傾いて形成して
おり、ダストリップ8の先端が円筒部41の内壁7に接
して設けられている。
部93の、保護板4の円筒部41側の端面には、一体的
にダストリップ8が半径方向所定間隔だけ離間して2つ
設けられている。これらダストリップ8は、ゴム状弾性
体で、環外向きフランジ部93の端面から軸方向保護板
4の円筒部41側に伸び半径方向内方に傾いて形成して
おり、ダストリップ8の先端が円筒部41の内壁7に接
して設けられている。
【0021】また、環外向きフランジ部93の内周側、
すなわち環円筒部92への曲げ部94の円筒部41側に
は、補助シールリップ10が一体的に設けられている。
この補助シールリップ10は、ゴム状弾性体で断面三角
形状となっており、先端が円筒部41のラビリンスシー
ル部43の内壁7に接している。
すなわち環円筒部92への曲げ部94の円筒部41側に
は、補助シールリップ10が一体的に設けられている。
この補助シールリップ10は、ゴム状弾性体で断面三角
形状となっており、先端が円筒部41のラビリンスシー
ル部43の内壁7に接している。
【0022】さらに、環円筒部92の内周には軸3の外
周面には、密封接触するゴム状弾性体のシールリップ部
11が一体的に設けられており、このシールリップ部1
1と上記ダストリップ8,補助シールリップ10は連続
的にスリーブ環9に一体的に成形されている。
周面には、密封接触するゴム状弾性体のシールリップ部
11が一体的に設けられており、このシールリップ部1
1と上記ダストリップ8,補助シールリップ10は連続
的にスリーブ環9に一体的に成形されている。
【0023】一方、内側シール部6は、内環シール部5
に接して密封流体をシールするシールリップ12と、シ
ールリップ12が一体的に成形されている内側環体とし
てのシール環13とから成っている。
に接して密封流体をシールするシールリップ12と、シ
ールリップ12が一体的に成形されている内側環体とし
てのシール環13とから成っている。
【0024】シール環13は、シール環円筒部13A
と、その一端に形成される半径方向外方に伸びるシール
環外向きフランジ部13Bと、シール環円筒部13Aの
他端に形成される半径方向内方に伸びるシール環内向き
フランジ部13Cとから成ってる。そして、シール環外
向きフランジ部13Bの端面と保護板4の外周側である
外向きフランジ部42の端面同士を合せて、シール環外
向きフランジ部42の端部によってかしめ固定されてお
り、この固定部はつば部14となっている。
と、その一端に形成される半径方向外方に伸びるシール
環外向きフランジ部13Bと、シール環円筒部13Aの
他端に形成される半径方向内方に伸びるシール環内向き
フランジ部13Cとから成ってる。そして、シール環外
向きフランジ部13Bの端面と保護板4の外周側である
外向きフランジ部42の端面同士を合せて、シール環外
向きフランジ部42の端部によってかしめ固定されてお
り、この固定部はつば部14となっている。
【0025】そして、シール環内向きフランジ部13C
の内端にスリーブ環9の外周面に密封接触するシールリ
ップ12が一体的に成形されている。このシールリップ
12は、ゴム等の弾性体で、軸方向密封流体O側に伸び
ており、その内周側に設けた断面楔形のリップ先端12
Aはスリーブ環9の環円筒部92の外周面に密封接触し
ている。また、リップ先端12Aの外周にはスプリング
15が装着されて環円筒部92側に押圧している。
の内端にスリーブ環9の外周面に密封接触するシールリ
ップ12が一体的に成形されている。このシールリップ
12は、ゴム等の弾性体で、軸方向密封流体O側に伸び
ており、その内周側に設けた断面楔形のリップ先端12
Aはスリーブ環9の環円筒部92の外周面に密封接触し
ている。また、リップ先端12Aの外周にはスプリング
15が装着されて環円筒部92側に押圧している。
【0026】また、シール環13のシール環内向きフラ
ンジ部13Cの密封流体側O端面と、シール環円筒部1
3Aの外周面にはゴム状弾性体16が一体的に成形され
ており、このゴム状弾性体16を介して密封装置1がハ
ウジング2の内周に嵌合される。
ンジ部13Cの密封流体側O端面と、シール環円筒部1
3Aの外周面にはゴム状弾性体16が一体的に成形され
ており、このゴム状弾性体16を介して密封装置1がハ
ウジング2の内周に嵌合される。
【0027】さらに、シール環13のシール環内向きフ
ランジ部13Cの泥水側Mの端面とシール環円筒部13
Aの内周面には断面略矩形状のゴム状弾性体17が一体
的に成形されている。このゴム状弾性体17には、スリ
ーブ環9の環円筒部92の外周面および環外向きフラン
ジ部93の密封流体側O端面に接する第2ダストリップ
18が3つ設けられている。1つは小径の環円筒部92
の外周面に接するもので、シール環内向きフランジ部1
3Cの内端から軸方向泥水側Mに伸び半径方向内方に傾
く断面略矩形状となっている。もう一つは、大径の環円
筒部92の外周面に接するもので、ゴム状弾性体17の
角部から軸方向泥水側Mに伸び、半径方向内方に傾く断
面略矩形状となっている。そして最後の一つは、環外向
きフランジ部93の密封流体側O端面に接するもので、
ゴム状弾性体17の泥水側端面から軸方向泥水側Mに伸
びて半径方向内方に傾き、途中から半径方向外方に傾く
断面略>字状となっている。
ランジ部13Cの泥水側Mの端面とシール環円筒部13
Aの内周面には断面略矩形状のゴム状弾性体17が一体
的に成形されている。このゴム状弾性体17には、スリ
ーブ環9の環円筒部92の外周面および環外向きフラン
ジ部93の密封流体側O端面に接する第2ダストリップ
18が3つ設けられている。1つは小径の環円筒部92
の外周面に接するもので、シール環内向きフランジ部1
3Cの内端から軸方向泥水側Mに伸び半径方向内方に傾
く断面略矩形状となっている。もう一つは、大径の環円
筒部92の外周面に接するもので、ゴム状弾性体17の
角部から軸方向泥水側Mに伸び、半径方向内方に傾く断
面略矩形状となっている。そして最後の一つは、環外向
きフランジ部93の密封流体側O端面に接するもので、
ゴム状弾性体17の泥水側端面から軸方向泥水側Mに伸
びて半径方向内方に傾き、途中から半径方向外方に傾く
断面略>字状となっている。
【0028】さらに、シール環円筒部13Aとシール環
外向きフランジ部13Bとの曲げ部の内周側に環外向き
フランジ部93の密封流体側O端面に当接する断面略三
角形状の4つめの第2ダストリップ18が一体的に成形
されている。
外向きフランジ部13Bとの曲げ部の内周側に環外向き
フランジ部93の密封流体側O端面に当接する断面略三
角形状の4つめの第2ダストリップ18が一体的に成形
されている。
【0029】このように構成された密封装置1は、つば
部14がハウジング2の端面に当接して、ハウジング2
と軸3間に装着されている。このとき、ダストリップ8
が一体的に成形されているスリーブ環9の環外向きフラ
ンジ部93の位置がつば部14より軸方向外側にずれる
様に配置されている。このように密封装置が装着されて
いることからハウジング2と軸3間の環状の隙間をシー
ルすると共に、ダストリップ8,第2ダストリップ18
によって泥水側Mの泥水を密封流体側Oへ入り込まない
ようにしている。
部14がハウジング2の端面に当接して、ハウジング2
と軸3間に装着されている。このとき、ダストリップ8
が一体的に成形されているスリーブ環9の環外向きフラ
ンジ部93の位置がつば部14より軸方向外側にずれる
様に配置されている。このように密封装置が装着されて
いることからハウジング2と軸3間の環状の隙間をシー
ルすると共に、ダストリップ8,第2ダストリップ18
によって泥水側Mの泥水を密封流体側Oへ入り込まない
ようにしている。
【0030】上記構成の密封装置にあっては、補助シー
ルリップ10が保護板4のラビリンスシール部43の内
壁7に接する構造であるため、泥水中のわら,草,石等
はラビリンスシール部43と軸3との隙間により入りに
くく、補助シールリップ10には泥水しかこない状態と
なり、破損によるシール性低下を防止できる。
ルリップ10が保護板4のラビリンスシール部43の内
壁7に接する構造であるため、泥水中のわら,草,石等
はラビリンスシール部43と軸3との隙間により入りに
くく、補助シールリップ10には泥水しかこない状態と
なり、破損によるシール性低下を防止できる。
【0031】ダストリップ8を一体成形されるスリーブ
環9の環外向きフランジ部93の位置がつば部14より
軸方向外側にずれているため、密封装置の内外径が小ス
ペースでも環外向きフランジ部93の長さを長くするこ
とができ、容易にダストリップ8の枚数の多い密封装置
を製作することができる。したがって、耐ダスト性とし
ての耐泥水性はダストリップ8の枚数の増加と伴に上昇
することから耐泥水性が向上する。
環9の環外向きフランジ部93の位置がつば部14より
軸方向外側にずれているため、密封装置の内外径が小ス
ペースでも環外向きフランジ部93の長さを長くするこ
とができ、容易にダストリップ8の枚数の多い密封装置
を製作することができる。したがって、耐ダスト性とし
ての耐泥水性はダストリップ8の枚数の増加と伴に上昇
することから耐泥水性が向上する。
【0032】
【考案の効果】本考案は、以上の構成および作用を有す
るもので、外側環体の内周側に、相手部材との間に間隙
を有するラビリンスシール部を設け、そのラビリンスシ
ール部の内壁に補助シールリップが接していることか
ら、外側からの異物は外側環体の内周側のラビリンスシ
ール部によって内壁側に入りにくくなり、内壁に接して
設けられる補助シールリップが異物により破損すること
はなくなる。したがって、補助シールリップのシール性
の向上が図れる。
るもので、外側環体の内周側に、相手部材との間に間隙
を有するラビリンスシール部を設け、そのラビリンスシ
ール部の内壁に補助シールリップが接していることか
ら、外側からの異物は外側環体の内周側のラビリンスシ
ール部によって内壁側に入りにくくなり、内壁に接して
設けられる補助シールリップが異物により破損すること
はなくなる。したがって、補助シールリップのシール性
の向上が図れる。
【0033】また、内環シール部の補強環を外側環体と
内側環体との固定部より軸方向外部にずらして配設する
ことにより、密封装置の内外径のスペースに関係なくダ
ストリップが設けられる補強環の長さを長くすることが
でき、ダストリップの枚数を多くすることができる。し
たがって、耐ダスト性が向上する。
内側環体との固定部より軸方向外部にずらして配設する
ことにより、密封装置の内外径のスペースに関係なくダ
ストリップが設けられる補強環の長さを長くすることが
でき、ダストリップの枚数を多くすることができる。し
たがって、耐ダスト性が向上する。
【図1】図1は本考案の一実施例に係る密封装置の要部
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図2は従来の密封装置の要部縦断面図である。
【図3】図3は第2の従来の密封装置の要部縦断面図で
ある。
ある。
【図4】図4は第3の従来の密封装置の要部縦断面図で
ある。
ある。
1 密封装置 2 ハウジング 3 軸(相手部材) 4 保護板(外側環体) 41 円筒部 42 外向きフランジ部 43 ラビリンスシール部 5 内環シール部 6 内側シール部 7 内壁 8 ダストリップ 9 スリーブ環(補強環) 91 段部 92 環円筒部 93 環外向きフランジ部 94 曲げ部 10 補助シールリップ 11 シールリップ部 12 シールリップ 12A リップ先端 13 シール環(内側環体) 13A シール環円筒部 13B シール環外向きフランジ部 13C シール環内向きフランジ部 14 つば部(固定部) 15 スプリング 16,17 ゴム状弾性体 18 第2ダストリップ
Claims (2)
- 【請求項1】 外側環体と、外側環体の内壁に接するダ
ストリップを有する補強環を備えた内環シール部と、内
環シール部に接して密封流体をシールするシールリップ
を有する外側環体の外周部にて固定されている内側環体
を備えた内側シール部とからなり、内環シール部は、内
環シール部の補強環が外側環体と内側環体との間に配設
されると共に、補強環の内周側にダストリップへの外部
異物の侵入を阻止する補助シールリップを備えた密封装
置において、 前記外側環体の内周側に、相手部材との間に間隙を有す
るラビリンスシール部を設け、該ラビリンスシール部の
内壁に前記補助シールリップが接して成ることを特徴と
する密封装置。 - 【請求項2】 内環シール部の補強環を外側環体と内側
環体との固定部より軸方向外部にずらして配設すること
を特徴とする請求項1に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087726U JP2585619Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087726U JP2585619Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645174U JPH0645174U (ja) | 1994-06-14 |
JP2585619Y2 true JP2585619Y2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=13922923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992087726U Expired - Fee Related JP2585619Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585619Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992087726U patent/JP2585619Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645174U (ja) | 1994-06-14 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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