JP2585542Y2 - 絞り弁回動軸の支持構造 - Google Patents

絞り弁回動軸の支持構造

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JP2585542Y2 JP1990074543U JP7454390U JP2585542Y2 JP 2585542 Y2 JP2585542 Y2 JP 2585542Y2 JP 1990074543 U JP1990074543 U JP 1990074543U JP 7454390 U JP7454390 U JP 7454390U JP 2585542 Y2 JP2585542 Y2 JP 2585542Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は蝶形絞り弁を備えたエンジンの空気流量制御
装置であって前記蝶形絞り弁の回動軸が、前記蝶形絞り
弁の両側で球軸受を介して前記エンジンの空気流量制御
装置の筒体に支承され、前記蝶形絞り弁の両側に配置さ
れた球軸受のうちの一方の球軸受の内輪が前記回動軸と
遊合し、他方の球軸受の内輪が前記回動軸に圧入されて
いて、該回動軸の軸方向位置を位置決めしているものに
おける前記絞り弁回動軸の支持構造に関する。
[従来技術] 第4図は蝶形絞り弁1が吸気通路2に配置されたエン
ジンの空気流量制御装置であって前記蝶形絞り弁1の回
動軸3が球軸受4を介して前記空気流量制御装置の筒体
5に支承されているものの一般的構成を示す。各球軸受
4の外輪4−1は両側の側面を前記筒体5と環状部材6
とによって挟持されて位置決めされているから、内輪4
−2の内周面と回動軸3の外周面との間には、第5図に
示す様に微少間隙7を設けて内輪4−2と回動軸3との
嵌合を遊合とし、温度変化の際の回動軸3と筒体5との
熱膨張差によって、球軸受4の外輪4−1と内輪4−2
との間にこじれが生ずるのを防止する構成が多く使用さ
れ、例えば球軸受4の内輪4−2の内径が第6図に示す
様に▲100 -0.008▼耗に対し、回動軸3の外径は第7図
に示す様に▲10-0.025 -0.045▼耗となり、該径の回動軸
材料が標準品として使用されている。
他方、蝶形絞り弁1の回動軸3が球軸受を介して筒体
5に支承されている空気流量制御装置にはエンジンの振
動によって回動軸3が軸方向に移動するのを防止するた
め、蝶形絞り弁1の両側に配置される2つの球軸受4の
うちの一方の球軸受4の内輪4−2を回動軸3に圧入す
る構成も広く採用され、第8図に示す様に球軸受4の内
輪4−2が圧入される部分のみ回動軸3の径を大径、例
えば球軸受4の内輪4−2の内径▲100 -0.008▼耗に対
して▲10+0.016 +0.006▼耗としたものと、第9図の様
に、内輪4−2が圧入される側の球軸受4の内輪圧入部
分から、内輪が遊合する側の球軸受4の内輪嵌合部分に
至る全範囲にわたって回動軸3を大径、例えば球軸受4
の内輪4−2の内径▲100 -0.008▼耗に対して▲10
+0.016 +0.006▼耗とし、内輪4−2が遊合する側の球軸
受4の内輪4−2の遊合部分を小径、例えば▲10-0.025
-0.045▼耗としたものとがある。
尚、第4図において8は回動軸3を回動させる回動レ
バー、9はシール部材である。
[考案が解決しようとする課題] エンジンの振動によって回動軸3が軸方向に移動する
のを防止するため、一方の球軸受4の内輪4−2を回動
軸3に圧入とするための第8図及び第9図の構成では、 (イ)回動軸3の全長を、球軸受4の内輪4−2を圧入
する大径に研磨後、大径部以外の部分(第8図の構成の
場合)又は球軸受4の内輪4−2の遊合部分のみ(第9
図の構成の場合)を小径に研磨しなければならず工数が
かかる。
(ロ)2つの球軸受4の内輪が共に回動軸3に遊合する
第5図の構成に使用される回動軸3と共通の材料を使用
することができない。
(ハ)球軸受4の内輪4−2を回動軸に圧入の際、回動
軸3の正しい軸方向位置に球軸受4を位置決めするため
に特別の手段を必要とすると云う問題がある。
従って2つの球軸受4の内輪が共に遊合となる構成
(第5図)に使用される回動軸3と共通の材料を使用で
きて、内輪が圧入される部分のみ研磨すれば良く、かつ
内輪圧入の際に特別の手段を必要とすることなく、回動
軸3の正しい軸方向位置に球軸受4を位置決めすること
ができる絞り弁回動軸の支持構造を得ることが本考案の
課題である。
[課題を解決するための手段] 蝶形絞り弁を備えたエンジンの空気流量制御装置であ
って、前記蝶形絞り弁の回動軸が、前記蝶形絞り弁の両
側で球軸受を介して前記エンジンの空気流量制御装置の
筒体に支承され、前記蝶形絞り弁の両側に配置された前
記球軸受のうちの一方の球軸受の内輪が前記回動軸と遊
合し、他方の球軸受の内輪に前記回動軸を圧入すること
により、該回動軸の軸方向位置を位置決めしている絞り
弁回動軸支持構造において、前記回動軸に圧入される前
記他方の球軸受の内輪の内径は、前記回動軸に遊合する
前記一方の球軸受の内輪の内径よりも小径とし、前記回
動軸は、均一外径の素材から、前記他方の球軸受の内輪
が圧入される部分と、該部分より前記一方の球軸受に遊
合される側とは反対の端部に至る部分とのみを加工して
小径とし、少なくとも前記他方の球軸受の内輪が圧入さ
れる部分には圧入代を設けることにより、前記他方の球
軸受の内輪へ圧入を可能とした構成とする。
[実施例] 第1図は本案の絞り弁回動軸の支持構造の実施例を示
し、符号1は蝶形絞り弁、2は吸気通路、3は回動軸で
大径部3aと小径部3bとからなり、大径部3aには内輪の内
径が大きい方の球軸受4aの内輪4a−2が遊合し、小径部
3bには内輪の内径が小さい方の球軸受4bの内輪4b−2が
圧入されている。内輪の内径が大きい方の球軸受4aの外
輪4a−1も、内輪の内径が小さい方の球軸受4bの外輪4b
−1も共に両側の側面が空気流量制御装置の筒体5と環
状部材6とによって挟持されて位置決めされていること
は第4図に示した、従来構成の空気流量制御装置と同様
である。内輪の内径が小さい方の球軸受4bの回動軸3に
対する軸方向位置は内輪4b−2の側面が、回動軸3の大
径部3aと小径部3bとが形成する段付部に当接するまで、
内輪4b−2を小径部3bに圧入することによって与えられ
る。
而して例えば該内輪4b−2の内径が第2図に示す▲80
-0.008▼耗の球軸受4bを使用し、第7図に示した回動軸
と共通の材料を使用して、前記内輪4b−2を圧入する部
分を第3図に示す様に圧入代を有する小径▲8+0.016
+0.006▼に加工して、前記内輪4b−2を圧入することが
できる。
尚、第1図中の符号7は内輪4a−2の内周面と絞り弁
回動軸3の大径部との間隙を示す [考案の効果] 空気流量制御装置の絞り弁回動軸を蝶形絞り弁の両側
で支承する球軸受のうち、内輪が前記回動軸に圧入され
る方の球軸受として、内輪が前記回動軸に遊合する方の
球軸受よりも、内輪の径が小径の球軸受を使用し、該内
輪が圧入される部分の前記回動軸の径を、内輪が遊合す
る方の球軸受の内輪が遊合する部分の前記回動軸の径よ
りも小径とした本考案の絞り弁回動軸の支持構造は (1)蝶形絞り弁両側に配置された球軸受の内輪が共に
絞り弁回動軸に遊合した構成の空気流量制御装置に使用
される絞り弁回動軸と共通の材料を使用することがで
き、 (2)小径の内輪が圧入される部分のみを小径に研磨す
れば良いから工数を低減することができ、 (3)小径部と大径部との間に形成される段付部に小径
の内輪の側面が当接するまで該小径の内輪を小径部に圧
入することによって、該内輪が圧入される球軸受の位置
決めを行なうことができる。
と云う効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の絞り弁回動軸の支持構造の実施例を示
す図、第2図は球軸受の圧入される内輪の内径寸法例を
示す図、第3図は絞り弁回動軸の大径部と小径部との外
径寸法例を示す図、第4図は絞り弁回動軸が球軸受で支
承される空気流量制御装置の一般構成を示す図。第5図
は蝶形絞り弁の両側の球軸受の内輪が共に絞り弁回動軸
に遊合している構成を示す図、第6図は第5図の構成に
おける球軸受内輪の内径の寸法例を示す図、第7図は第
5図の構成における絞り弁回動軸の外径寸法例を示す
図、第8図は蝶形絞り弁の両側の球軸受の一方の内輪を
絞り弁回動軸に圧入するため、圧入部のみ絞り弁回動軸
の径を大径とした従来構成を示す図、第9図は蝶形絞り
弁両側の球軸受の一方を絞り弁回動軸に圧入するため、
絞り弁回動軸の外径を内輪が遊合する部分のみ小径と
し、内輪圧入部を含む他の部分を大径とした従来構成を
示す図である。 1…蝶形絞り弁、2…吸気通路、3…絞り弁回動軸、3a
…大径部、3b…小径部、4a…内輪大径(遊合)の球軸
受、4b…内輪小径(圧入)の球軸受、4a−1、4b−1…
外輪、4a−2、4b−2…内輪、5…筒体、6…環状部
材、7…間隙、8…回動レバー、9…シール部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蝶形絞り弁(1)を備えたエンジンの空気
    流量制御装置であって、前記蝶形絞り弁(1)の回動軸
    (3)が、前記蝶形絞り弁(1)の両側で球軸受を介し
    て前記エンジンの空気流量制御装置の筐体(5)に支承
    され、 前記蝶形絞り弁(1)の両側に配置された前記球軸受の
    うちの一方の球軸受の内輪が前記回動軸(3)と遊合
    し、 他方の球軸受の内輪に前記回動軸(3)を圧入すること
    により、該回動軸(3)の軸方向位置を位置決めしてい
    る絞り弁回動軸支持構造において、 前記回動軸に圧入される前記他方の球軸受(4b)の内輪
    (4b−2)の内径は、前記回動軸(3)に遊合する前記
    一方の球軸受(4a)の内輪(4a−2)の内径よりも小径
    とし、 前記回動軸(3)は、均一外径の素材から、前記他方の
    球軸受(4b)の内輪(4b−2)が圧入される部分(3b)
    と、該部分より前記一方の球軸受(4a)に遊合される側
    とは反対の端部に至る部分(3a)とのみを加工して小径
    とし、少なくとも前記他方の球軸受(4b)の内輪(4b−
    2)が圧入される部分(3b)には圧入代を設けることに
    より、前記他方の球軸受(4b)の内輪(4b−2)へ圧入
    を可能としたことを特徴とする絞り弁回動軸支持構造。
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