JP2585309Y2 - ドラム缶搬送用台車 - Google Patents

ドラム缶搬送用台車

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JP2585309Y2
JP2585309Y2 JP3552993U JP3552993U JP2585309Y2 JP 2585309 Y2 JP2585309 Y2 JP 2585309Y2 JP 3552993 U JP3552993 U JP 3552993U JP 3552993 U JP3552993 U JP 3552993U JP 2585309 Y2 JP2585309 Y2 JP 2585309Y2
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勇 長谷川
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドラム缶を持ち上げ、
移動、傾転及び定置可能とするドラム缶搬送用台車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】工場等の作業場においてドラム缶を搬送
する場合には、図7で示すように、台車フレーム1の後
端に直立したタワー2に左右一対のアーム3を油圧ダン
パ,チェーン,ワイヤー等により昇降動可能に設け、前
記アーム3にドラム缶Dを鉛直軸線で挟み、アーム3に
設けたねじによりドラム缶Dのフランジ又は胴部を押さ
えてアーム3にドラム缶Dを支持し、目的の場所に手押
し搬送している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のドラム缶搬
送用台車では、ドラム缶Dをアーム3に着脱するときに
ねじを締め緩めする操作が必要であり、ワンタッチによ
る着脱ができないと共に、搬送中にねじが緩んだ場合に
はドラム缶Dが落下することがある。また、アーム3に
把持したドラム缶Dは直立したタワー2の上下方向に昇
降動するため、重心が高くなり不安定となる。
【0004】さらに、ドラム缶Dは単に搬送するだけで
はなく、ドラム缶Dを傾けてドラム缶D内の液体を小容
器に移し入れることがある。このような場合、アーム3
に把持されたドラム缶Dは常に鉛直軸線方向の姿勢で傾
転不可能な上記従来のドラム缶搬送用台車では、台車に
搭載した状態でドラム缶D内の液体を小容器に移し入れ
ることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑みてなされたものであり、その特徴とする構成
は、水平方向に延在する台車フレームの後端に固設され
た縦フレームに台車フレームと平行に延在し、かつ上下
方向に旋回可能に枢支され、昇降装置によって昇降動す
る左右一対の昇降アームと、この昇降アームの先端に傾
転ハンドルによって前後方向に傾転可能に軸支され、ド
ラム缶の胴部受け部材と、この胴部受け部材にドラム缶
の胴部を把持する把持ベルトを具備したドラム缶支持体
と、前記昇降アームの昇降量及び前記ドラム缶支持体の
傾転量を表示するメータとを備え、前記ドラム缶支持体
に把持されたドラム缶の下面を支持する受台を前記台車
フレームに設けたものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、ドラム缶はアームの先端に
設けたドラム缶支持体の把持ベルトによりワンタッチで
着脱し、しかも確実に把持状態を保持すると共に、ドラ
ム缶の下面を支持する受台によりドラム缶を脱落するこ
となく搬送することができる。また、ドラム缶支持体
は、ドラム缶を把持した状態で傾転ハンドルの操作で傾
転することができ、これにより台車上でドラム缶Dを傾
けてドラム缶D内の液体を小容器に移し入れを可能とす
る。さらに台車の全高が低くなり、重心が低くなり安全
な作業が可能となる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、10は水平方向に延在する台車フレ
ームであり、その前端には前輪11が、また後端には操
舵ハンドル34によって操舵可能な後輪12が設けられ
ている。13は前記台車フレームの後端の左右に固設さ
れた縦フレームである。
【0008】前記縦フレーム13に台車フレーム10と
平行に延在する左右一対の昇降アーム14が枢支15さ
れ、この枢支15点を支点にして上下方向に旋回可能に
設けられている。この昇降アーム14の先端にはドラム
缶支持体16が取り付けられている。
【0009】上記ドラム缶支持体16の構造は図2でも
示すように、凹部を有するドラム缶Dの胴部受け部材1
7と、この胴部受け部材17の左右位置に円弧状のジョ
イント部材22を介して開閉可能に連結された左右一対
の円弧状の把持バンド18a,18bとから構成されて
いる。そして、一方の把持バンド18aの先端にはフッ
ク19が回動可能に軸支され、他方の把持バンド18b
の先端には前記フック19が係脱する係止軸20が固定
されている。この把持バンド18a、18bを図3で示
す要領によりフック19により係止軸20に係止するこ
とによってドラム缶Dの胴部の円周に沿う円弧を形成
し、前記胴部受け部材17とによりドラム缶Dを把持す
る。21はロックピンであり、前記フック19を係止軸
20に係止した状態で把持バンド18aとフック19と
に開けた差込み穴に差し込むことによりフック19をロ
ックする。
【0010】前記の構造によるドラム缶支持体16は前
記昇降アーム14に前後方向に傾転可能に軸支されてい
る。その機構は図2で示すように、昇降アーム14にド
ラム缶支持体16の胴部受け部材17が回転軸25を介
して軸支され、昇降アーム14に傾転ハンドル23を有
する傾転ギヤボックス24を固設し、この傾転ギヤボッ
クス24内のギヤと前記回転軸25とを連結した構成で
ある。
【0011】前記昇降アーム14の昇降装置37は縦フ
レーム13間のジャッキベースに図6で示すように、油
圧ジャッキ38の下端が軸着され、油圧ジャッキ38の
上端を昇降アーム14に軸着した構造である。この油圧
ジャッキ38は台車フレーム10の後端に固設した取手
33の近傍に配置された上昇用レバー35と下降用レバ
ー36とによって制御される。
【0012】前記昇降装置37の上部にドラム缶位置表
示メータ26が装備されている。このドラム缶位置表示
メータ26は昇降アーム14の昇降量及びドラム缶支持
体16の傾転量を表示するメータである。その構造は図
4で示すように、ドラム缶支持体傾転量表示針27a及
び昇降アームの昇降量表示針27bがそれぞれ左右方向
にスライド可能に設けられ、ドラム缶支持体傾転量表示
針27aの一側にはワイヤーを介してウェイト29aが
結合され、他側にはドラム缶支持体16に結合したワイ
ヤー28aが結合されている。また、昇降アームの昇降
量表示針27bの一側にはワイヤーを介してウェイト2
9bが結合され、他側には昇降装置37のジャッキベー
スに結合したワイヤー28aが結合された構成である。
【0013】前記台車アーム14のドラム缶支持体16
の直下位置にドラム缶支持体16に把持されたドラム缶
Dの下面を支持する受台30が設けられている。この受
台30は台車アーム14に使用状態と退避状態の2位置
に反転可能に軸支された構成である。
【0014】さらに、前輪11にはブレーキ装置が設け
られている。このブレーキ装置は前輪に圧接するブレー
キプレート31が台車アーム14に回動可能に軸支さ
れ、このブレーキプレート31と前記取手33の近傍に
配置したブレーキレバー32とをワイヤーで接続した構
成である。
【0015】上記構成による本考案の動作を説明する。
床面に置かれたドラム缶Dに向けて台車を前進させ、左
右の台車フレーム10の間にドラム缶Dを位置する。こ
のとき、台車フレーム10に設けられている受台30は
退避状態に反転されている。次に図3で示すように、把
持バンド18a、18bでドラム缶Dの上下方向におけ
る中央の胴部円周を把持する。
【0016】その後、昇降アーム14を少しばかり上昇
させドラム缶Dを受台30の位置より上部に持ち上げ、
受台30を使用状態に反転し、昇降アーム14を下降し
てドラム缶Dの下面を受台30に支持する。この状態で
台車を移動してドラム缶Dを所望の場所に搬送する。こ
のとき、ドラム缶Dは、その上下方向における中央の胴
部円周をドラム缶支持体16で把持し、下面は受台30
に支持されているため、ドラム缶Dは低い重心で安定し
た状態で搬送される。
【0017】所望の位置に搬送したドラム缶Dを床面に
載置するには、再び昇降アーム14を少しばかり上昇さ
せドラム缶Dを受台30より持ち上げ、受台30を退避
状態に反転して昇降アーム14を下降してドラム缶Dを
床面に接地し、把持バンド18a、18bを解放する。
【0018】本考案による台車は上記ドラム缶Dの搬送
だけではなく、ドラム缶D内の液体を小容器に移し入れ
するために傾転させることも可能である。この動作は図
6で示すように、前記ドラム缶支持体16で把持したド
ラム缶Dを昇降アーム14の大きな旋回量で上昇位置
し、傾転ハンドル23を操作してドラム缶支持体16を
前転させることによりドラム缶Dの上面は前方に傾転す
る。
【0019】これにより、ドラム缶D内の液体はドラム
缶Dの上面の給排口より流出し小容器に移し入れするこ
とができる。この場合、ドラム缶Dの上面の給排口にコ
ックを装着し、流出量を制御する。
【0020】前記昇降アーム14によるドラム缶Dの上
昇量は昇降量表示針27bで確認し、また、ドラム缶支
持体16によるドラム缶Dの傾転量はドラム缶支持体傾
転量表示針27aで確認する。
【0021】前記ドラム缶Dの傾転時及び坂道の走行時
にはブレーキレバー32を操作してブレーキプレート3
1を前輪11に圧接し、ドラム缶Dの傾転時では安定性
を走行時では安全性を確保する。
【0022】また、台車の走行では、取手33で台車を
押し動かしながら、操舵ハンドル34によって後輪12
を操舵する。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように本考案によると、水平
方向に延在する台車フレームの後端に固設された縦フレ
ームに台車フレームと平行に延在し、かつ上下方向に旋
回可能に枢支され、昇降装置によって昇降動する左右一
対の昇降アームと、この昇降アームの先端に傾転ハンド
ルによって前後方向に傾転可能に軸支され、ドラム缶の
胴部受け部材と、この胴部受け部材にドラム缶の胴部を
把持する把持ベルトを具備したドラム缶支持体と、前記
昇降アームの昇降量及び前記ドラム缶支持体の傾転量を
表示するメータとを備え、前記ドラム缶支持体に把持さ
れたドラム缶の下面を支持する受台を前記台車フレーム
に設けた構成であるから、ドラム缶の着脱がワンタッチ
で行われ、ドラム缶を台車上で安定した状態で保持して
搬送させることができ、台車に把持した状態でドラム缶
を傾転してドラム缶内の液体を小容器に移し入れを可能
とし、その際のドラム缶の上昇量及び傾転量をメータに
よって確認することができるため良好な作業性が得られ
る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図
【図2】ドラム缶支持体の斜視図
【図3】ドラム缶支持体の動作説明図
【図4】メータ構造を示す斜視図
【図5】受台の斜視図
【図6】傾転動作の説明図
【図7】従来のドラム缶搬送用台車の斜視図
【符号の説明】
10 台車フレーム 13 縦フレーム 14 昇降アーム 16 ドラム缶支持体 17 ドラム缶の胴部受け部材 18a 把持バンド 18b 把持バンド 23 傾転ハンドル 26 メータ 30 受台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延在する台車フレームの後端
    に固設された縦フレームに台車フレームと平行に延在
    し、かつ上下方向に旋回可能に枢支され、昇降装置によ
    って昇降動する左右一対の昇降アームと、この昇降アー
    ムの先端に傾転ハンドルによって前後方向に傾転可能に
    軸支され、ドラム缶の胴部受け部材と、この胴部受け部
    材にドラム缶の胴部を把持する把持ベルトを具備したド
    ラム缶支持体と、前記昇降アームの昇降量及び前記ドラ
    ム缶支持体の傾転量を表示するメータとを備え、前記ド
    ラム缶支持体に把持されたドラム缶の下面を支持する受
    台を前記台車フレームに設けたことを特徴とするドラム
    缶搬送用台車。
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JPH09286522A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Pascal:Kk ドラム缶回動装置

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