JP2585171B2 - 純金表面処理米の製法 - Google Patents
純金表面処理米の製法Info
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- JP2585171B2 JP2585171B2 JP4298942A JP29894292A JP2585171B2 JP 2585171 B2 JP2585171 B2 JP 2585171B2 JP 4298942 A JP4298942 A JP 4298942A JP 29894292 A JP29894292 A JP 29894292A JP 2585171 B2 JP2585171 B2 JP 2585171B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- gold
- pure gold
- gold surface
- treated rice
- Prior art date
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- Cereal-Derived Products (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金箔を表面に付着さ
せた純金表面処理米の製法に関するものである。
せた純金表面処理米の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米に金箔を混ぜ合わせて、米の表
面に金箔を付着させることにより、米に装飾を施すこと
が行われている。そして、このような米は、結納、婚礼
等、祝儀の席では、御飯として食膳に供されることがあ
る。
面に金箔を付着させることにより、米に装飾を施すこと
が行われている。そして、このような米は、結納、婚礼
等、祝儀の席では、御飯として食膳に供されることがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米に金
箔を混ぜ合わせただけでは、金箔が米の表面に堅固に付
着せず、炊飯前に金箔が米の表面から剥がれ落ちてしま
い、商品価値が乏しく、純金表面処理米として商品化す
ることができないという課題を有していた。そこで、こ
の発明は、金箔が米の表面に堅固に付着し、しかも炊飯
時まで金箔が米の表面から剥がれ落ち難い純金表面処理
米の製法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
箔を混ぜ合わせただけでは、金箔が米の表面に堅固に付
着せず、炊飯前に金箔が米の表面から剥がれ落ちてしま
い、商品価値が乏しく、純金表面処理米として商品化す
ることができないという課題を有していた。そこで、こ
の発明は、金箔が米の表面に堅固に付着し、しかも炊飯
時まで金箔が米の表面から剥がれ落ち難い純金表面処理
米の製法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の純
金表面処理米の製法は、可食性糊を米の表面に塗布し、
金箔を前記米に圧力下で付着させ、前記米を低温除湿乾
燥させ、さらに前記米を高温殺菌を行ってから冷却す
る。なお、必要に応じ、前記米を袋に詰め真空パックす
る。
金表面処理米の製法は、可食性糊を米の表面に塗布し、
金箔を前記米に圧力下で付着させ、前記米を低温除湿乾
燥させ、さらに前記米を高温殺菌を行ってから冷却す
る。なお、必要に応じ、前記米を袋に詰め真空パックす
る。
【0005】
【作用】この発明の純金表面処理米の製法は、上記手段
を施したため、金箔が米の表面に堅固に付着することに
なり、炊飯前に金箔が米の表面から剥がれ落ちてしまう
ようなことが少ないだけでなく、充分に乾燥されており
長期に保存しても米が変質することが少ない。また、必
要に応じて袋詰め真空パックすれば、可食性糊が外気の
水分を吸収することがないので、乾燥された状態が持続
可能となり、さらに長期に保存しても米が変質すること
が少ない。
を施したため、金箔が米の表面に堅固に付着することに
なり、炊飯前に金箔が米の表面から剥がれ落ちてしまう
ようなことが少ないだけでなく、充分に乾燥されており
長期に保存しても米が変質することが少ない。また、必
要に応じて袋詰め真空パックすれば、可食性糊が外気の
水分を吸収することがないので、乾燥された状態が持続
可能となり、さらに長期に保存しても米が変質すること
が少ない。
【0006】
【実施例】以下、この発明の純金表面処理米の製法を詳
細に説明する。この発明の純金表面処理米の製法は、次
の第1〜5の工程よりなる。 第一工程:可食性糊を米の表面に塗布する。前記可食性
糊は、例えば米をベースにした澱粉質糊を用いるのが品
質上好ましいが、特にこのような澱粉質糊に限定される
ことはなく、可食性糊であれば何れも使用できる。可食
性糊に澱粉質糊を用いた場合、澱粉質糊は水分が多すぎ
ると、金箔付着乾燥後、光沢不良、色不良となるので、
澱粉質糊の水分割合は澱粉10%に対して水290%を
限度に調製する。なお、澱粉質糊の作成は、一切の薬品
添加物を使用しないで行う。
細に説明する。この発明の純金表面処理米の製法は、次
の第1〜5の工程よりなる。 第一工程:可食性糊を米の表面に塗布する。前記可食性
糊は、例えば米をベースにした澱粉質糊を用いるのが品
質上好ましいが、特にこのような澱粉質糊に限定される
ことはなく、可食性糊であれば何れも使用できる。可食
性糊に澱粉質糊を用いた場合、澱粉質糊は水分が多すぎ
ると、金箔付着乾燥後、光沢不良、色不良となるので、
澱粉質糊の水分割合は澱粉10%に対して水290%を
限度に調製する。なお、澱粉質糊の作成は、一切の薬品
添加物を使用しないで行う。
【0007】第二工程:金箔を前記米に圧力下で付着さ
せる。 金箔の前記米への付着強度を上げるためには、所定の圧
力3〜6Kg/cm2 (余り圧力が高いと、米が割れる
という不良が発生する)下で付着させるのが好ましい。
この場合、前記金箔は8〜16メッシュ程度のフルイに
かけて細かくしておくと、米への付着強度を一層上げる
ことができる。 第三工程:前記米を低温除湿乾燥させる。
せる。 金箔の前記米への付着強度を上げるためには、所定の圧
力3〜6Kg/cm2 (余り圧力が高いと、米が割れる
という不良が発生する)下で付着させるのが好ましい。
この場合、前記金箔は8〜16メッシュ程度のフルイに
かけて細かくしておくと、米への付着強度を一層上げる
ことができる。 第三工程:前記米を低温除湿乾燥させる。
【0008】この工程は、金箔の密着強度を安定させる
ために行われる。第三工程で低温除湿乾燥させずに、第
二工程後直ぐに高温殺菌して乾燥させると、表面にひび
割れが発生し、外観不良、密着不良となる。なお、ここ
で言う低温除湿乾燥の低温とは、生産中の室温と差が少
なければ問題はなく、それ程低い温度にする必要はな
く、湿度に関しても、空調された部屋で充分である。乾
燥時間に関しては、部屋の温度、湿度に左右されるが、
長時間(約1晩ぐらい)かけて行うのが好ましく、余り
短時間で乾燥させると、表面に亀裂や皺等が発生し、外
観不良となる。第四工程:前記米を高温殺菌を行ってか
ら冷却する。
ために行われる。第三工程で低温除湿乾燥させずに、第
二工程後直ぐに高温殺菌して乾燥させると、表面にひび
割れが発生し、外観不良、密着不良となる。なお、ここ
で言う低温除湿乾燥の低温とは、生産中の室温と差が少
なければ問題はなく、それ程低い温度にする必要はな
く、湿度に関しても、空調された部屋で充分である。乾
燥時間に関しては、部屋の温度、湿度に左右されるが、
長時間(約1晩ぐらい)かけて行うのが好ましく、余り
短時間で乾燥させると、表面に亀裂や皺等が発生し、外
観不良となる。第四工程:前記米を高温殺菌を行ってか
ら冷却する。
【0009】前記高温殺菌は、オーブンにより約100
°C、15秒間行う。(充分に乾燥させた後に高温殺菌
処理を施さないと、表面の不良につながる。)なお、こ
の高温殺菌は、米の再乾燥も兼ねており、この工程によ
り前記米の乾燥は完全なものとなる。 第五工程:前記純金表面処理米を袋に詰め真空パックす
る。
°C、15秒間行う。(充分に乾燥させた後に高温殺菌
処理を施さないと、表面の不良につながる。)なお、こ
の高温殺菌は、米の再乾燥も兼ねており、この工程によ
り前記米の乾燥は完全なものとなる。 第五工程:前記純金表面処理米を袋に詰め真空パックす
る。
【0010】この工程は、長期保存する場合に、可食性
糊が水分を吸収して、変質、変色するのを防ぐために行
う。
糊が水分を吸収して、変質、変色するのを防ぐために行
う。
【0011】
【発明の効果】この発明の純金表面処理米の製法は、以
上に述べたように構成されており、金箔が米の表面に堅
固に付着することになり、炊飯前に金箔が米の表面から
剥がれ落ちてしまうようなことが少ないだけでなく、充
分に乾燥されており長期に保存しても変質することが少
ないので、商品価値の高い純金表面処理米を提供するこ
とができる。
上に述べたように構成されており、金箔が米の表面に堅
固に付着することになり、炊飯前に金箔が米の表面から
剥がれ落ちてしまうようなことが少ないだけでなく、充
分に乾燥されており長期に保存しても変質することが少
ないので、商品価値の高い純金表面処理米を提供するこ
とができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 可食性糊を米の表面に塗布し、金箔を前
記米に圧力下で付着させ、前記米を低温除湿乾燥させ、
さらに前記米を高温殺菌を行ってから冷却することを特
徴とする純金表面処理米の製法。 - 【請求項2】 可食性糊を米の表面に塗布し、金箔を前
記米に圧力下で付着させ、前記米を低温除湿乾燥させ、
さらに前記米を高温殺菌を行ってから冷却し、前記米を
袋に詰め真空パックしたことを特徴とする純金表面処理
米の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298942A JP2585171B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 純金表面処理米の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298942A JP2585171B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 純金表面処理米の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06141793A JPH06141793A (ja) | 1994-05-24 |
JP2585171B2 true JP2585171B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=17866184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4298942A Expired - Lifetime JP2585171B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 純金表面処理米の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585171B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101740427B1 (ko) * | 2015-03-17 | 2017-05-26 | 김석우 | 황금 태극삼 정과의 제조방법 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2860631B2 (ja) * | 1993-12-30 | 1999-02-24 | 株式会社ツキオカ | 箔押し材、この箔押し材を用いて箔押しされた食品その他の可食物または水溶性の可食性フィルム、並びに、この箔押し材を用いて箔押しされた水溶性の可食性フィルムを使用した食品その他の可食物または飲物 |
KR100319239B1 (ko) * | 1999-10-06 | 2002-01-05 | 임종우 | 은단 쌀 제조방법 |
JP4824501B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2011-11-30 | 株式会社箔一 | 金属箔被覆粒状食品の製造方法 |
KR100856423B1 (ko) * | 2007-01-10 | 2008-09-04 | 한경옥 | 신규한 기능성 보리 제품 및 그 제조 방법 |
GR20160100336A (el) * | 2016-06-23 | 2018-03-09 | Κωνσταντινος Αθανασιου Σκοπαραντζος | Επιτραπεζια ελια με επικαλυψη βρωσιμου χρυσου και βρωσιμου ασημιου |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6426989U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-15 | ||
JPH0311751A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-21 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の設計方法 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP4298942A patent/JP2585171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101740427B1 (ko) * | 2015-03-17 | 2017-05-26 | 김석우 | 황금 태극삼 정과의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06141793A (ja) | 1994-05-24 |
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