JP2585100B2 - ガス調理器 - Google Patents
ガス調理器Info
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- JP2585100B2 JP2585100B2 JP1161031A JP16103189A JP2585100B2 JP 2585100 B2 JP2585100 B2 JP 2585100B2 JP 1161031 A JP1161031 A JP 1161031A JP 16103189 A JP16103189 A JP 16103189A JP 2585100 B2 JP2585100 B2 JP 2585100B2
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- hole
- frame
- air passage
- gas burner
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Description
ば屋等で使用されている茹麺器等の火力の強い業務用の
調理器具に関し、特に、釜枠台の加熱を防止すべき釜枠
内において断熱を図る構造に関するものである。
の下部で釜枠台に支持されており、鍋等の調理用容器
を、上記釜枠の上端周縁に載置するように構成されてい
た。
を高める等の目的をもって、釜枠を円筒状ケースとし、
該ケース内にガスバーナを収容し、該ケースの上部開口
に鍋の底部を着座させている。
ガスバーナは、例えば2万〜5万カロリーにも及ぶ火力
の大きいものが使用されるのが一般的である。
用容器によって覆われるため、釜枠の周縁上部に孔を形
成し、その孔から燃焼ガスを外部に排出されている。
ースが相当に高温となる。そして、その熱はケースから
釜枠台に伝導され、釜枠台が高温になるため、調理人に
とって危険である。
台に設置されている。しかしながら、このような構造の
ガス調理器を長時間使用した場合には、時間と共に釜枠
台が加熱されて高温になってしまう。
テーブルに組込んだガスコンロの中には、鍋を載置する
枠体内にガスバーナを収容設置し、該枠体内に空気を上
昇させる空気通路を設けて、ガスバーナからテーブルへ
の熱伝達を防止するようにしたものがある(例えば、実
開昭61−27019号参照)。
比べて、比較的火力の弱いガスコンロが用いられてい
た。このようなガスコンロでは、その炎が小さいので、
ガスバーナと鍋との間の距離が短く、小型に形成されて
いた。このため、その空気通路が短くなり、該空気通路
内を流れる空気の上昇力およびその上昇スピードが極め
て小さかった。
ース内の空間に開口されていたため、その空気通路の下
部から十分な量の冷却空気を得ることが難しかった。さ
らに、その空気通路の上端開口部は、鍋側に開口されて
いるため、その上記空気通路の上部における空気の流れ
が阻害されるかたちとなり、空気通路内の空気の流れが
スムーズに行われない不具合があった。
テーブルへの断熱作用を十分に発揮されることは困難で
あるのが実情であった。このため、上記ガスコンロにみ
られるような断熱構造は、実際上単独で利用されること
はなく、主に吸引ポンプと併用されていた。すなわち、
吸引ポンプによって上記ガスコンロの上部の開口から強
制的に煙等を吸引して、上記空気通路を介して下方へ送
り、外部に排出させるようにしていた。このため、この
空気流による断熱作用や冷却作用を効果的に発揮させる
ことはできなかった。
火力の大きいガスバーナを用いるガス調理器には、上記
ガスコンロにみられたような断熱構造をこのまま適用す
ることはできなかった。
大きいガスバーナを用いたガス調理器の場合でも釜枠に
よる断熱作用を十分に発揮させることができ、これによ
って、釜枠台への熱伝導を十分抑制することができるガ
ス調理器を提供することを目的とする。
下部に火力の大きいガスバーナ2を収容設置し、該釜枠
14内に冷却空気を上昇させる空気通路を設けて成り、上
記釜枠上に鍋20を載置するようにしたガス調理器におい
て、上記ガスバーナ2を収容する円筒状インナケース3
と、該インナケース3の外周に、該ケース3と適宜な間
隔をもって同心状に配設した第1および第2の円筒状ア
ウタケース4,5とによって、上記空気通路を2重の空気
通路9,10とし、上記ガスバーナ2の火力に対応して上記
ガスバーナ2と上記鍋20との間を十分離すべく、上記2
重の空気通路9,11をその上下方向に十分に長く形成し、
水平方向外方に拡がる鍋受部12aと、該鍋受部の外周縁
から下方へ延び上記第2のアウタケース5の上部外周ま
で達する円筒状部12bと、該円筒状部12bの下端から外方
へ拡がるフランジ部12cとから成るカバー12によって、
上記2重の空気通路9,10上端開口を覆い、上記インナケ
ース3の上部に孔3bを形成するとともに、該孔3bに対応
して上記カバーに孔12dを設けて、上記2重の空気通路
9,10の上端開口部と上記釜枠内の空間とを大気に開口さ
せ、かつ上記空気通路の下端開口部を大気に開口させ、
さらに、上記カバー12のフランジ部12cの下面には適宜
個所にスペーサ13を配設するとともに、上記釜枠台14に
孔14bを形成して、該孔14b内に上記釜枠1を挿嵌させ、
上記スペーサ13によって上記釜枠1と釜枠台14との間に
第3の空気通路21を設けた構成としている。
茹麺器の一実施例を示している。
ている。この釜枠1は、ガスバーナ2を収納する円筒状
インナケース3と、該ケースの外周に、同心状に配設さ
れた第1のアウタケース4と第2のアウタケース5とに
よって構成されている。なお、上記各ケース3,4,5はい
ずれもステンレスによって形成されている。
ガスバーナ2は、例えば2万〜5万カロリーにも及ぶ火
力の大きいものである。
3aを有しており、この舌片3aに台6を載置し、この台6
の上にガスバーナ2を載置している。そして、ガスバー
ナ2には、そのノズル2aの基部を取囲むようにして皿状
のステンレス製の遮蔽板7が配設されている。この遮蔽
板7は、その外周縁がインナケース3の周壁近くまで達
しており、ノズル2aの火炎による熱がインナケース3の
下部開口方向へ及ぼないようにしている。また、このイ
ンナケース3の上部の相対向する周壁には、それぞれ複
数個の孔3bが穿設されている。
宜な間隙を保ってインナケース3に固定されている。こ
の間隔により、インナケース3とアウタケース4との間
に第1の空気通路9が形成されている。このアウタケー
ス4は、下端がインナケース3の下端とほぼ同一高さに
位置され、上端がインナケース3の孔3bとほぼ同一高さ
に設定されている。
適宜な間隙を保って第1のアウタケース4に固定されて
いる。この間隔により、アウタケース4,5との間に第2
空気通路11が形成されている。このアウタケース5は、
その下端と上端が第1のアウタケース4のそれと同一高
さにそれぞれ設定されている。
ンレス製カバー12が固定されている。このカバー12は、
水平方向外方に拡がる鍋受部12aと、該鍋受部12aの外周
縁から下方へ延び第2のアウタケース5の上部外周まで
達する円筒状部12bと、該円筒状部12bの下端から外方へ
拡がるフランジ部12cとを有している。そして、上記円
筒状部12bには、上記インナケース3の孔3bと対向する
位置に孔12dが形成されており、また上記フランジ部12c
の下面には適宜個所にスペーサ13が固設されている。
さに対応して、上部に載置される鍋20を効率良く加熱す
ることができるように、上下方向に十分長く形成されて
いる。このため、2重の空気通路9,11も十分長く形成さ
れている。
にステンレス製の釜枠台14に保持される。この釜枠台14
は天板14aに孔14bを有している。この孔14bの周縁に
は、環状台14cが形成されており、上記釜枠1は、その
第2のアウタケース5を孔14b内に挿嵌させ、そのスペ
ーサ13を環状台14に載置することによって釜枠台14に設
置される。このとき、上記スペーサ13によって上記釜枠
1と釜枠台14との間に第3の空気通路21が形成される
(図1参照)。
に、窓14dが形成されている。この窓14dは釜枠1の各ケ
ース3,4,5に穿設した(第3図において、インナケース
3の孔3cのみ示している。)孔を介してガスバーナ2の
火炎を覗くためのものである。このようにすると、上記
孔を介してガスバーナ2の火炎による熱が外部へ放射さ
れる虞れがある。そこで、この茹麺器では、第3図に示
したように、インナケース3の内面に、孔15aをもった
プレート15を上下動可能に添設し、該プレート15の下端
にハンドル16の一端を固着し、該ハンドル16の他端を第
2図に示したように、釜枠台14の前面まで延設させてい
る。したがって、この茹麺器では、ハンドル16の他端を
操作し、プレート15の孔15aをインナケース3の孔3cか
らずらすことによって、インナケース3の孔3cを遮蔽
し、必要の際プレート15の孔15aをインナケース3の孔3
cに合致させて、孔3cを開放する。
火した後に、茹麺用の鍋20が第1図に示したようにし
て、インナケース3の上部開口をほぼ塞ぐようにしてカ
バー12の鍋受台12aに載置される。
うに、インナケース3の孔3b,カバー12の孔12dを経て釜
枠1外へ排出される。このようなガス流は第1のアウタ
ケース4および第2のアウタケース5によって形成され
る2重の空気通路9,11の上端の圧力を低下させる。しか
も、2重に形成した空気通路9,11が十分長く形成されて
いるため、その上下端における温度差も大きくなり、こ
れらの空気通路9,11内に大きくな上昇力を有する上昇気
流が生じる。さらに、この上昇気流は、釜枠1の下方の
冷たい大気からの空気が直接空気通路9,11内に流入した
ものなので、大きな断熱効果と冷却効果を得ることがで
き、インナケース3からアウタケース4,5を経て釜枠台1
4に伝達される熱は確実に遮断される。
に設けた第3の空気通路21によって、釜枠1と釜枠台14
とを完全に切り離すとともに、該第3の空気通路21内に
生じる上昇気流によって第2のアウタケース5を外側か
ら冷却するようにしている。これによって、釜枠1にお
ける断熱作用がさらに確実に発揮される。
を使用しても、釜枠台14の温度は殆んど上昇することは
なかった。
ば、次のような効果を得ることができる。
円筒状インナケース3と、該インナケース3の外周に、
該ケース3と適宜な間隔をもって同心状に配設した第1
および第2の円筒状アウタケース4,5とによって、上記
空気通路を2重の空気通路9,10としているので、釜枠1
における断熱作用をより効果的に発揮させることができ
る。これとともに、上記ガスバーナ2の火力に対応して
上記ガスバーナ2と上記鍋20との間を十分離すべく、上
記2重の空気通路9,11をその上下方向に十分に長く形成
したので、その上下端における温度差も大きくなる。こ
れによって、これらの2重空気通路9,11内に大きな上昇
力を有する上昇気流を生じさせることができ、上記断熱
作用を促進させることができる。
部の外周縁から下方へ延び上記第2のアクタケース5の
上部外周まで達する円筒状部12bと、該円筒状部12bの下
端から外方へ拡がるフランジ部12cとから成るカバー12
によって、上記2重の空気通路9,10上端開口を覆い、上
記インナケース3の上部に孔3bを形成するとともに、該
孔3bに対応して上記カバーに孔12dを設けて、上記2重
の空気通路9,10の上端開口部と上記釜枠内の空間とを大
気に開口させ、かつ上記空気通路の下端開口部を大気に
開口させたことにより、釜枠1の下方の冷たい大気から
の空気を直接空気通路9,11内に流入させることができ
る。これにより、大きな断熱効果と冷却効果を得ること
ができるので、インナケース3からアウタケース4,5を
経て釜枠台14に伝達される熱の伝達を確実に遮断するこ
とができる。
は適宜個所にスペーサ13を配設するとともに、上記釜枠
台14に孔14bを形成して、該孔14b内に上記釜枠1を挿嵌
させ、上記スペーサ13によって上記釜枠1と釜枠台14と
の間に第3の空気通路21を設けたことにより、この第3
の空気通路21によって、釜枠1と釜枠台14とを熱的に完
全に切り離すことができる。そして、上記第3の空気通
路21内に生じる上昇気流によって上記第2のアウタケー
ス5を外側から冷却するようにしているので、釜枠1に
おける断熱作用がさらに確実に発揮される。
路9,11,21によって上記釜枠1の内部とその外部に上昇
気流を生じさせ、釜枠1と釜枠台13との間の熱遮断を行
っているので、上記釜枠台14への熱遮断が確実に行わ
れ、したがって、上記釜枠台14が高熱になる虞れを確実
に無くすことができる。
ので、第1図はその釜枠の構造を示した断面図、第2図
はガス調理器全体を示した概念的な斜視図、第3図はイ
ンナケースの火炎覗孔のシャッタを示した部分断面図で
ある。 1……釜枠、2……ガスバーナ、 2a……ノズル、3……インナケース、 3a……舌片、3b……孔、 3c……孔、4……第1のアウタケース、 5……第2のアウタケース、6……台、 7……遮蔽板、8……スペーサ、 9……第1の空気通路、10……スペーサ、 11……第2の空気通路、12……カバー、 12a……鍋受部、12b……円筒状部、 12c……フランジ部、12d……孔、 13……スペーサ、14……釜枠台、 14a……天板、14b……孔、 14c……環状台、14d……窓、 15……プレート、15a……孔、 16……ハンドル、20……鍋、 21……第3の空気通路。
Claims (1)
- 【請求項1】釜枠14内の下部に火力の大きいガスバーナ
2を収容設置し、該釜枠14内に冷却空気を上昇させる空
気通路を設けて成り、上記釜枠上に鍋20を載置するよう
にしたガス調理器において、 上記ガスバーナ2を収容する円筒状インナケース3と、
該インナケース3の外周に、該ケース3と適宜な間隔を
もって同心状に配設した第1および第2の円筒状アウタ
ケース4,5とによって、上記空気通路を2重の空気通路
9,10とし、 上記ガスバーナ2の火力に対応して上記ガスバーナ2と
上記鍋20との間を十分離すべく、上記2重の空気通路9,
11をその上下方向に十分に長く形成し、 水平方向外方に拡がる鍋受部12aと、該鍋受部の外周縁
から下方へ延び上記第2のアウタケース5の上部外周ま
で達する円筒状部12bと、該円筒状部12bの下端から外方
へ拡がるフランジ部12cとから成るカバー12によって、
上記2重の空気通路9,10上端開口を覆い、上記インナケ
ース3の上部に孔3bを形成するとともに、該孔3bに対応
して上記カバー孔12dを設けて、上記2重の空気通路9,1
0の上端開口部と上記釜枠内の空間とを大気に開口さ
せ、かつ上記空気通路の下端開口部を大気に開口させ、 さらに、上記カバー12のフランジ部12cの下面には適宜
個所にスペーサ13を配設するとともに、上記釜枠台14に
孔14bを形成して、該孔14b内に上記釜枠1を挿嵌させ、
上記スペーサ13によって上記釜枠1と釜枠台14との間に
第3の空気通路21を設けたことを特徴とするガス調理
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1161031A JP2585100B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | ガス調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1161031A JP2585100B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | ガス調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0325226A JPH0325226A (ja) | 1991-02-04 |
JP2585100B2 true JP2585100B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=15727284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1161031A Expired - Lifetime JP2585100B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | ガス調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585100B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127019U (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-18 | 関西興業株式会社 | ガスコンロ |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP1161031A patent/JP2585100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0325226A (ja) | 1991-02-04 |
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