JP2585041Y2 - アンテナ切換回路 - Google Patents
アンテナ切換回路Info
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- JP2585041Y2 JP2585041Y2 JP1991082387U JP8238791U JP2585041Y2 JP 2585041 Y2 JP2585041 Y2 JP 2585041Y2 JP 1991082387 U JP1991082387 U JP 1991082387U JP 8238791 U JP8238791 U JP 8238791U JP 2585041 Y2 JP2585041 Y2 JP 2585041Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はアンテナ切換回路に係
り、特に、送受信部共に回路の挿入損失を小さくするの
に好適なアンテナ切換回路に関する。
り、特に、送受信部共に回路の挿入損失を小さくするの
に好適なアンテナ切換回路に関する。
【0002】
【従来技術】従来のアンテナ切換回路としては、例え
ば、図3に示すようなものが提供されていた。
ば、図3に示すようなものが提供されていた。
【0003】図において、1は送信部、2は受信部、3
は電源、4は送受信切換えスイッチ、6はアンテナ、19
は直流カットコンデンサ、20はアンテナローパスフィル
タ、21はサージ防止コイル、22はフィルタコンデンサ、
23はフィルタコイル、24,26は送信切換用ダイオード、25
はフィルタコンデンサである。
は電源、4は送受信切換えスイッチ、6はアンテナ、19
は直流カットコンデンサ、20はアンテナローパスフィル
タ、21はサージ防止コイル、22はフィルタコンデンサ、
23はフィルタコイル、24,26は送信切換用ダイオード、25
はフィルタコンデンサである。
【0004】回路の構成としては送信部1と受信部2と
へ電源3の供給切換えを行う送受信切換えスイッチ4が
あり、送受信切換えスイッチ4の送信側端子からは送信
部1の出力端子へも抵抗11を介して接続されている。
へ電源3の供給切換えを行う送受信切換えスイッチ4が
あり、送受信切換えスイッチ4の送信側端子からは送信
部1の出力端子へも抵抗11を介して接続されている。
【0005】送信部1の出力端子からは送信切換用ダイ
オード26のアノード側が接続され、カソード側は直流カ
ットコンデンサ19を介してアンテナローパスフィルタ20
へ接続されている。
オード26のアノード側が接続され、カソード側は直流カ
ットコンデンサ19を介してアンテナローパスフィルタ20
へ接続されている。
【0006】送信部1の出力端子からは送信切換用ダイ
オード26のアノード側が接続され、カソード側は直流カ
ットコンデンサ19を介してアンテナローパスフィルタ20
へ接続されている。
オード26のアノード側が接続され、カソード側は直流カ
ットコンデンサ19を介してアンテナローパスフィルタ20
へ接続されている。
【0007】尚、ローパスフィルタ20はπ型フィルタに
なっていて、他端はアンテナ6とサージ防止コイル21に
接続されている。
なっていて、他端はアンテナ6とサージ防止コイル21に
接続されている。
【0008】一方、受信部2の入力はフィルタコンデン
サ22,25とフィルタコイル23とで構成されるπ型フィル
タを介して前記送信切換用ダイオード26のカソード側に
接続されていて、更に、フィルタコンデンサ25と並列に
送信切換用ダイオード24がカソードを接地側にして接続
されている。
サ22,25とフィルタコイル23とで構成されるπ型フィル
タを介して前記送信切換用ダイオード26のカソード側に
接続されていて、更に、フィルタコンデンサ25と並列に
送信切換用ダイオード24がカソードを接地側にして接続
されている。
【0009】上記のように構成された回路の送受信切換
え動作としては、送受信切換えスイッチ4が送信側に切
換えられ送信状態のときは送信部1より出力した送信電
力は送信切換えダイオード26、直流カットコンデンサ19
及びアンテナローパスフィルタ20を通ってアンテナ6に
より空中に放射されるがこのとき送受信切換えスイッチ
4は送信側になっているので電源3より供給された直流
電圧は抵抗11を介して送信切換用ダイオード26→フィル
タコイル23→送信切換用ダイオード24を通って接地グラ
ンドに流れることになる。
え動作としては、送受信切換えスイッチ4が送信側に切
換えられ送信状態のときは送信部1より出力した送信電
力は送信切換えダイオード26、直流カットコンデンサ19
及びアンテナローパスフィルタ20を通ってアンテナ6に
より空中に放射されるがこのとき送受信切換えスイッチ
4は送信側になっているので電源3より供給された直流
電圧は抵抗11を介して送信切換用ダイオード26→フィル
タコイル23→送信切換用ダイオード24を通って接地グラ
ンドに流れることになる。
【0010】従って、フィルタコイル23と送信切換用ダ
イオード24の接続点は高周波的に接地されたことになる
ので、受信部2の入力への送信電力の影響はなくなり、
また、送信切換用ダイオード26のカソード側には接地グ
ランドに対してフィルタコンデンサ22とフィルタコイル
23とが並列になって接続されたことになるので、このフ
ィルタコンデンサ22とフィルタコイル23とによる共振回
路の共振周波数を送信周波数と同一になるように設計す
る必要がある。
イオード24の接続点は高周波的に接地されたことになる
ので、受信部2の入力への送信電力の影響はなくなり、
また、送信切換用ダイオード26のカソード側には接地グ
ランドに対してフィルタコンデンサ22とフィルタコイル
23とが並列になって接続されたことになるので、このフ
ィルタコンデンサ22とフィルタコイル23とによる共振回
路の共振周波数を送信周波数と同一になるように設計す
る必要がある。
【0011】また、フィルタコイル23とフィルタコンデ
ンサ22,25 とは受信時には受信用ローパスフィルタとし
て構成されるので送信時と受信時のバランスを考慮して
設計する必要がある。
ンサ22,25 とは受信時には受信用ローパスフィルタとし
て構成されるので送信時と受信時のバランスを考慮して
設計する必要がある。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のアンテナ切換回路においては、図3に示すようにフィ
ルタコイル23とフィルタコンデンサ22,25 で構成する受
信用ローパスフィルタは送信時と受信時のバランスを考
慮して設計しなくてはならないがどうしても正確にバラ
ンスを持った設計は不可能であり、その誤差がそのまま
インピーダンスのミスマッチング即ち、回路の挿入損失
となってくる欠点があり、また、送信切換用ダイオード
26は受信時には逆バイアスが掛らず回路に接続されたま
まになるので、PINダイオードを使用しても周波数の高い
回路では接合容量が残り、この容量により受信電流が引
き込まれて受信感度が低下してしまうといった問題を生
じる欠点があった。
のアンテナ切換回路においては、図3に示すようにフィ
ルタコイル23とフィルタコンデンサ22,25 で構成する受
信用ローパスフィルタは送信時と受信時のバランスを考
慮して設計しなくてはならないがどうしても正確にバラ
ンスを持った設計は不可能であり、その誤差がそのまま
インピーダンスのミスマッチング即ち、回路の挿入損失
となってくる欠点があり、また、送信切換用ダイオード
26は受信時には逆バイアスが掛らず回路に接続されたま
まになるので、PINダイオードを使用しても周波数の高い
回路では接合容量が残り、この容量により受信電流が引
き込まれて受信感度が低下してしまうといった問題を生
じる欠点があった。
【0013】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、送受信部共に回路の挿入損失を極めて小さくし、設
計も容易なアンテナ切換回路を提供するところにある。
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、送受信部共に回路の挿入損失を極めて小さくし、設
計も容易なアンテナ切換回路を提供するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この考案のアンテナ切換
回路は、無線送受信機の送信部出力と受信部入力のアン
テナフィルタ回路への接続をダイオードのON/OFF
動作によって切換えるように構成されたアンテナ切換回
路において、第1の端子と第2の端子を有するアンテナ
フィルタ回路と、前記第1の端子と第2の端子にそれぞ
れ直接接続される送信部出力と受信部入力と、前記第1
の端子と受信部入力の電源端子間に直列接続された第1
のダイオードと一端が接地された受信切換用トランジス
タと、前記第2の端子と送信部出力の電源端子間に直列
接続された第2のダイオードと一端が接地された送信切
換用トランジスタとを備え、前記第2のダイオードと送
信切換用トランジスタ又は前記第1のダイオードと受信
切換用トランジスタを介して、前記アンテナフィルタ回
路の第1の端子及び第2の端子を交互に接地させてアン
テナ切換えを行わせるように構成したものである。
回路は、無線送受信機の送信部出力と受信部入力のアン
テナフィルタ回路への接続をダイオードのON/OFF
動作によって切換えるように構成されたアンテナ切換回
路において、第1の端子と第2の端子を有するアンテナ
フィルタ回路と、前記第1の端子と第2の端子にそれぞ
れ直接接続される送信部出力と受信部入力と、前記第1
の端子と受信部入力の電源端子間に直列接続された第1
のダイオードと一端が接地された受信切換用トランジス
タと、前記第2の端子と送信部出力の電源端子間に直列
接続された第2のダイオードと一端が接地された送信切
換用トランジスタとを備え、前記第2のダイオードと送
信切換用トランジスタ又は前記第1のダイオードと受信
切換用トランジスタを介して、前記アンテナフィルタ回
路の第1の端子及び第2の端子を交互に接地させてアン
テナ切換えを行わせるように構成したものである。
【0015】
【作用】この考案によれば、無線送受信機の送信部出力
と受信部入力のアンテナフィルタ回路への接続をダイオ
ードのON/OFF動作によって切換えるように構成さ
れたアンテナ切換回路において、第1の端子と第2の端
子を有するアンテナフィルタ回路と、前記第1の端子と
第2の端子にそれぞれ直接接続される送信部出力と受信
部入力と、前記第1の端子と受信部入力の電源端子間に
直列接続された第1のダイオードと一端が接地された受
信切換用トランジスタと、前記第2の端子と送信部出力
の電源端子間に直列接続された第2のダイオードと一端
が接地された送信切換用トランジスタとを備え、前記第
2のダイオードと送信切換用トランジスタ又は前記第1
のダイオードと受信切換用トランジスタを介して、前記
アンテナフィルタ回路の第1の端子及び第2の端子を交
互に接地させてアンテナ切換えを行わせるように構成し
たので、送信時の送信部出力よりアンテナ迄の回路損失
及び受信時の受信部入力とアンテナ迄の回路損失を極め
て小さくでき送信時のパワーロスや受信時の感度低下を
大幅に低減する事ができる。
と受信部入力のアンテナフィルタ回路への接続をダイオ
ードのON/OFF動作によって切換えるように構成さ
れたアンテナ切換回路において、第1の端子と第2の端
子を有するアンテナフィルタ回路と、前記第1の端子と
第2の端子にそれぞれ直接接続される送信部出力と受信
部入力と、前記第1の端子と受信部入力の電源端子間に
直列接続された第1のダイオードと一端が接地された受
信切換用トランジスタと、前記第2の端子と送信部出力
の電源端子間に直列接続された第2のダイオードと一端
が接地された送信切換用トランジスタとを備え、前記第
2のダイオードと送信切換用トランジスタ又は前記第1
のダイオードと受信切換用トランジスタを介して、前記
アンテナフィルタ回路の第1の端子及び第2の端子を交
互に接地させてアンテナ切換えを行わせるように構成し
たので、送信時の送信部出力よりアンテナ迄の回路損失
及び受信時の受信部入力とアンテナ迄の回路損失を極め
て小さくでき送信時のパワーロスや受信時の感度低下を
大幅に低減する事ができる。
【0016】
【実施例】この考案に係るアンテナ切換回路の実施例を
図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に基づき説明する。
【0017】図1はこの考案の実施例を示す回路図、図
2はアンテナフィルタに誘電体フィルタを使用する場合
を示す回路図である。
2はアンテナフィルタに誘電体フィルタを使用する場合
を示す回路図である。
【0018】図において、1は送信部、2は受信部、3
は電源、4は送受信切換えスイッチ、5はアンテナフィ
ルタ、6はアンテナ、7は受信切換用トランジスタ、8
は受信切換用ダイオード、9は送信切換用トランジス
タ、10は送信切換用ダイオード、 11,12,13,15,16,17は
抵抗器、14,18はバイパスコンデンサ、Aは誘電体フィル
タである。
は電源、4は送受信切換えスイッチ、5はアンテナフィ
ルタ、6はアンテナ、7は受信切換用トランジスタ、8
は受信切換用ダイオード、9は送信切換用トランジス
タ、10は送信切換用ダイオード、 11,12,13,15,16,17は
抵抗器、14,18はバイパスコンデンサ、Aは誘電体フィル
タである。
【0019】回路の構成としては送信部1の出力及び受
信部2の入力は夫々アンテナフィルタ5の2つの端子
(第1図中のa,b)に対称的に接続され、もう一方の
端子(第1図中のc)はアンテナ6に接続されている。
尚、アンテナフィルタ5の構成はL,Cによるバンドパ
スフィルタとなっている。
信部2の入力は夫々アンテナフィルタ5の2つの端子
(第1図中のa,b)に対称的に接続され、もう一方の
端子(第1図中のc)はアンテナ6に接続されている。
尚、アンテナフィルタ5の構成はL,Cによるバンドパ
スフィルタとなっている。
【0020】電源3は送受信切換えスイッチ4のコモン
端子に接続され、送受信切換えスイッチ4の送信側は送
信部1の電源端子と抵抗11,13,16に夫々接続されてい
て、抵抗11のもう片方の端子は送信部1の出力端子に、
また、抵抗16のもう片方の端子は送信切換用トランジス
タ9のベースに接続されている。
端子に接続され、送受信切換えスイッチ4の送信側は送
信部1の電源端子と抵抗11,13,16に夫々接続されてい
て、抵抗11のもう片方の端子は送信部1の出力端子に、
また、抵抗16のもう片方の端子は送信切換用トランジス
タ9のベースに接続されている。
【0021】送信切換用トランジスタ9のコレクタは送
信切換用ダイオード10のカソード側に接続され、エミッ
タは接地されていて、更に、送信切換用トランジスタ9
のコレクタとエミッタ間にはバイパスコンデンサ18が接
続されている。
信切換用ダイオード10のカソード側に接続され、エミッ
タは接地されていて、更に、送信切換用トランジスタ9
のコレクタとエミッタ間にはバイパスコンデンサ18が接
続されている。
【0022】また、送信切換用ダイオード10のアノード
側は受信部2の入力端子に接続されていて、抵抗器13の
もう片方の端子は受信切換用トランジスタ7のコレクタ
に接続されている。
側は受信部2の入力端子に接続されていて、抵抗器13の
もう片方の端子は受信切換用トランジスタ7のコレクタ
に接続されている。
【0023】一方、送受信切換えスイッチ4の受信側端
子は受信部2の電源端子と抵抗器12,15,17に接続されて
いて、抵抗器12のもう片方の端子は受信切換用トランジ
スタ7のベースに接続されている。
子は受信部2の電源端子と抵抗器12,15,17に接続されて
いて、抵抗器12のもう片方の端子は受信切換用トランジ
スタ7のベースに接続されている。
【0024】受信切換用トランジスタ7のコレクタは受
信切換用ダイオード8のカソード側に接続されエミッタ
は接地されていて、受信切換用トランジスタ7のコレク
タとエミッタ間にはバイパスコンデンサ14が接続されて
いる。
信切換用ダイオード8のカソード側に接続されエミッタ
は接地されていて、受信切換用トランジスタ7のコレク
タとエミッタ間にはバイパスコンデンサ14が接続されて
いる。
【0025】また、受信切換用ダイオード8のアノード
側は送信部1の出力端子に接続されていて、抵抗器17の
もう片方の端子は送信切換用トランジスタ9のコレクタ
に接続されている。
側は送信部1の出力端子に接続されていて、抵抗器17の
もう片方の端子は送信切換用トランジスタ9のコレクタ
に接続されている。
【0026】上記のように構成された回路の送受信切換
え動作としては、送受信切換えスイッチ4が送信側に設
定されて電源3より送信部1の電源端子に電源が印加さ
れると、抵抗器11を介して送信部1の出力端子にも電圧
が印加され、更に抵抗器16を介して送信切換用トランジ
スタ9のベースにも電圧が印加されるので、送信切換用
トランジスタ9は導通する。
え動作としては、送受信切換えスイッチ4が送信側に設
定されて電源3より送信部1の電源端子に電源が印加さ
れると、抵抗器11を介して送信部1の出力端子にも電圧
が印加され、更に抵抗器16を介して送信切換用トランジ
スタ9のベースにも電圧が印加されるので、送信切換用
トランジスタ9は導通する。
【0027】一方、抵抗器13を介して加えられた電圧は
受信切換用ダイオード8に対して逆バイアスとなり、更
に、受信切換用トランジスタ7もベースバイアスがな
く、オフ状態となっている。
受信切換用ダイオード8に対して逆バイアスとなり、更
に、受信切換用トランジスタ7もベースバイアスがな
く、オフ状態となっている。
【0028】抵抗器11に加えられた電圧はアンテナフィ
ルタ5→送信切換用ダイオード10→送信切換用トランジ
スタ9→接地グランドへと電流を流すので、送信切換用
ダイオード10及び送信切換用トランジスタ9が導通状態
になっていて、送信部1よりの高周波電流はバイパスコ
ンデンサ18により接地される。
ルタ5→送信切換用ダイオード10→送信切換用トランジ
スタ9→接地グランドへと電流を流すので、送信切換用
ダイオード10及び送信切換用トランジスタ9が導通状態
になっていて、送信部1よりの高周波電流はバイパスコ
ンデンサ18により接地される。
【0029】尚、受信切換用ダイオード8は逆バイアス
が掛っているので、このダイオード8の接合容量は極め
て小さいものとなる。
が掛っているので、このダイオード8の接合容量は極め
て小さいものとなる。
【0030】従って、送信部1からの送信電力は直接ア
ンテナフィルタ5に印加されスプリアスを除去されてア
ンテナ6より空中に放射される。
ンテナフィルタ5に印加されスプリアスを除去されてア
ンテナ6より空中に放射される。
【0031】また、受信時は送受信切換えスイッチ4が
受信側に接続され、電源3より受信部2の電源端子に印
加されると同時に抵抗器15を介して受信部2の入力端子
にも電圧が印加され、抵抗器12を介して受信切換用トラ
ンジスタ7のベースにも電圧が印加されるので、受信切
換用トランジスタ7は導通状態となっている。
受信側に接続され、電源3より受信部2の電源端子に印
加されると同時に抵抗器15を介して受信部2の入力端子
にも電圧が印加され、抵抗器12を介して受信切換用トラ
ンジスタ7のベースにも電圧が印加されるので、受信切
換用トランジスタ7は導通状態となっている。
【0032】一方、抵抗器17を介した電圧は送信切換用
ダイオード10に対して逆バイアスとして印加され、送信
切換用トランジスタ9もベースにベースバイアスが加わ
っていないので、オフ状態となっている。
ダイオード10に対して逆バイアスとして印加され、送信
切換用トランジスタ9もベースにベースバイアスが加わ
っていないので、オフ状態となっている。
【0033】従って、抵抗器15に加えられた電圧はアン
テナフィルタ5→受信切換用ダイオード8→受信切換用
トランジスタ7→接地グランドへと電流を流すので、受
信切換用ダイオード8及び受信切換用トランジスタ7の
導通により、アンテナ6に誘起した高周波電流はバイパ
スコンデンサ14により接地され、アンテナフィルタ5に
より目的信号を取出し、受信部2の入力端子に印加され
ることになる。
テナフィルタ5→受信切換用ダイオード8→受信切換用
トランジスタ7→接地グランドへと電流を流すので、受
信切換用ダイオード8及び受信切換用トランジスタ7の
導通により、アンテナ6に誘起した高周波電流はバイパ
スコンデンサ14により接地され、アンテナフィルタ5に
より目的信号を取出し、受信部2の入力端子に印加され
ることになる。
【0034】また、送信切換用ダイオード10には抵抗器
17により逆バイアスが掛っているので、このダイオード
10の接合容量は極めて小さくなっている。
17により逆バイアスが掛っているので、このダイオード
10の接合容量は極めて小さくなっている。
【0035】上記の動作によって、送信部1及び受信部
2は直接アンテナフィルタ5に接続されるので、回路の
挿入損失が極めて小さく、送信時のパワーロスや受信時
の感度低下を大幅に低減することができる。
2は直接アンテナフィルタ5に接続されるので、回路の
挿入損失が極めて小さく、送信時のパワーロスや受信時
の感度低下を大幅に低減することができる。
【0036】尚、上記実施例ではアンテナフィルタ5に
L,Cで構成したバンドパスフィルタを用いているがこ
の代わりにヘリカルレゾネータや誘電体フィルタ等も用
いることができ、送信部及び受信部との接続端子a,b
が高周波的及び直流的に可逆型であれば簡単なローパス
フィルタとすることも可能である。
L,Cで構成したバンドパスフィルタを用いているがこ
の代わりにヘリカルレゾネータや誘電体フィルタ等も用
いることができ、送信部及び受信部との接続端子a,b
が高周波的及び直流的に可逆型であれば簡単なローパス
フィルタとすることも可能である。
【0037】また、アンテナフィルタ5に誘電体フィル
タAを使った場合には直流を通さないので、第2図に示
すように抵抗器を外部に付けて直流電流の流れる経路を
設けてやれば良い。
タAを使った場合には直流を通さないので、第2図に示
すように抵抗器を外部に付けて直流電流の流れる経路を
設けてやれば良い。
【0038】
【考案の効果】この考案に係るアンテナ切換回路によれ
ば、上述のように構成したので、以下のような効果を奏
する。
ば、上述のように構成したので、以下のような効果を奏
する。
【0039】送信部出力と受信部入力を直接アンテナフ
ィルタに接続できるので、回路の挿入損失が極めて小さ
く送信時のパワーロスや受信時の感度低下を大幅に低減
させることができる効果がある。
ィルタに接続できるので、回路の挿入損失が極めて小さ
く送信時のパワーロスや受信時の感度低下を大幅に低減
させることができる効果がある。
【0040】回路にインピーダンスを乱す不確定要素が
少ないので、アンテナフィルタを接続したときの再現性
が高く設計も楽にできる効果がある。
少ないので、アンテナフィルタを接続したときの再現性
が高く設計も楽にできる効果がある。
【0041】アンテナフィルタには L,Cフィルタ、ヘリ
カルレゾネータ、誘電体フィルタ等色々な種類のものを
使えるので、LF帯〜 UHF帯迄非常に幅広い周波数帯域で
使用できる効果もある。
カルレゾネータ、誘電体フィルタ等色々な種類のものを
使えるので、LF帯〜 UHF帯迄非常に幅広い周波数帯域で
使用できる効果もある。
【0042】しかも、回路構成部品も高価なものがな
く、実施も容易であるなどの優れた特長を有している。
く、実施も容易であるなどの優れた特長を有している。
【図1】この考案の実施例を示す回路図である。
【図2】アンテナフィルタに誘電体フィルタを使用する
場合を示す回路図である。
場合を示す回路図である。
【図3】従来例の回路図である。
1 送信部 2 受信部 3 電源 4 送受信切換えスイッチ 5 アンテナフィルタ 6 アンテナ 7 受信切換用トランジスタ 8 受信切換用ダイオード 9 送信切換用トランジスタ 10 送信切換用ダイオード 11〜13,15〜17 抵抗器 14,18 バイパスコンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 無線送受信機の送信部出力と受信部入力
のアンテナフィルタ回路への接続をダイオードのON/
OFF動作によって切換えるように構成されたアンテナ
切換回路において、 第1の端子と第2の端子を有するアンテナフィルタ回路
と、 前記第1の端子と第2の端子にそれぞれ直接接続される
送信部出力と受信部入力と、 前記第1の端子と受信部入力の電源端子間に直列接続さ
れた第1のダイオードと一端が接地された受信切換用ト
ランジスタと、 前記第2の端子と送信部出力の電源端子間に直列接続さ
れた第2のダイオードと一端が接地された送信切換用ト
ランジスタとを備え、 前記第2のダイオードと送信切換用トランジスタ又は前
記第1のダイオードと受信切換用トランジスタを介し
て、前記アンテナフィルタ回路の第1の端子及び第2の
端子を交互に接地させてアンテナ切換えを行わせるよう
に構成したことを特徴とするアンテナ切換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991082387U JP2585041Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | アンテナ切換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991082387U JP2585041Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | アンテナ切換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
1991
- 1991-09-13 JP JP1991082387U patent/JP2585041Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0525850U (ja) | 1993-04-02 |
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