JPH10256835A - トランジスタミキサーのマッチング回路 - Google Patents
トランジスタミキサーのマッチング回路Info
- Publication number
- JPH10256835A JPH10256835A JP8235097A JP8235097A JPH10256835A JP H10256835 A JPH10256835 A JP H10256835A JP 8235097 A JP8235097 A JP 8235097A JP 8235097 A JP8235097 A JP 8235097A JP H10256835 A JPH10256835 A JP H10256835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- coil
- transistor
- series circuit
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンパクトに構成でき、トランジスタミキサの
諸特性の最適値を容易に得ることができるトランジスタ
ミキサーのマッチング回路を提供する。 【解決手段】一端が接地されたコイル(L)コンデンサ
(C)の直列回路の接続点をコンデンサを介してトラン
ジスタT1のベースに接続し、前記直列回路の他端にR
F信号とローカル信号との出力端子を夫々バンドパスフ
イルタ6および5を介して接続した。
諸特性の最適値を容易に得ることができるトランジスタ
ミキサーのマッチング回路を提供する。 【解決手段】一端が接地されたコイル(L)コンデンサ
(C)の直列回路の接続点をコンデンサを介してトラン
ジスタT1のベースに接続し、前記直列回路の他端にR
F信号とローカル信号との出力端子を夫々バンドパスフ
イルタ6および5を介して接続した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランジスタミキ
サーに係わり、特に、1つのトランジスタのベースに2
つの信号が入力されるトランジスタミキサーのマッチン
グ回路に関する。
サーに係わり、特に、1つのトランジスタのベースに2
つの信号が入力されるトランジスタミキサーのマッチン
グ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランジスタミキサーのマッチン
グ回路の例を図2に示す。図に示すトランジスタT1は
ベースに入力された信号を増幅する増幅器を構成してい
る。すなわち、トランジスタT1のコレクタはコイルL
1を介して+電源(Vcc)に接続され、トランジスタ
T1のエミッタは抵抗R3とコンデンサC3の並列回路
を介してグランドに接続されている。
グ回路の例を図2に示す。図に示すトランジスタT1は
ベースに入力された信号を増幅する増幅器を構成してい
る。すなわち、トランジスタT1のコレクタはコイルL
1を介して+電源(Vcc)に接続され、トランジスタ
T1のエミッタは抵抗R3とコンデンサC3の並列回路
を介してグランドに接続されている。
【0003】トランジスタT1のコレクタはさらにコン
デンサC4とコンデンサC5の直列回路を介してグラン
ドに接続され、その接続点から出力信号が取り出され
る。コイルL1と+電源との接続点はノイズ除去のため
でもあり、かつ高周波信号が入力されたときにコンデン
サC2を介してグランドに信号が流れるように接続され
ている。
デンサC4とコンデンサC5の直列回路を介してグラン
ドに接続され、その接続点から出力信号が取り出され
る。コイルL1と+電源との接続点はノイズ除去のため
でもあり、かつ高周波信号が入力されたときにコンデン
サC2を介してグランドに信号が流れるように接続され
ている。
【0004】トランジスタT1のベースは+電源とグラ
ンドの間に接続された抵抗R1と抵抗R2との接続点に
接続されている。このベースにコンデンサC1を介して
信号が入力される。
ンドの間に接続された抵抗R1と抵抗R2との接続点に
接続されている。このベースにコンデンサC1を介して
信号が入力される。
【0005】RF信号とローカル信号は夫々バンドパス
フイルタ6および5を通してT字形に接続されたストリ
ップライン(マイクロ波伝送線路)4、4、4のインピ
ーダンスマッチング回路に入力され、さらに、コンデン
サC1を介してトランジスタT1のベースに注入され
る。
フイルタ6および5を通してT字形に接続されたストリ
ップライン(マイクロ波伝送線路)4、4、4のインピ
ーダンスマッチング回路に入力され、さらに、コンデン
サC1を介してトランジスタT1のベースに注入され
る。
【0006】図3に周波数fsのRF信号と周波数f0
のローカル信号が図2の回路に加えられたときの等価回
路を示す。トランジスタミキサーの動作原理は、2つの
周波数の異なる発振電圧v0 と信号vs を非直線回路ま
たは直線回路に同時に加えると、発振電圧v0 によって
入力コンダクタンスが周期的に変化し、両周波数の和と
差の信号が現れる。すなわち、図に示すように周波数f
sのRF信号と周波数f0 のローカル信号が加算される
が上記のトランジスタミキサから両周波数の和と差の周
波数の信号が出力される。
のローカル信号が図2の回路に加えられたときの等価回
路を示す。トランジスタミキサーの動作原理は、2つの
周波数の異なる発振電圧v0 と信号vs を非直線回路ま
たは直線回路に同時に加えると、発振電圧v0 によって
入力コンダクタンスが周期的に変化し、両周波数の和と
差の信号が現れる。すなわち、図に示すように周波数f
sのRF信号と周波数f0 のローカル信号が加算される
が上記のトランジスタミキサから両周波数の和と差の周
波数の信号が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のトラン
ジスタミキサーのマッチング回路は、ストリップライン
が長いのでプリント基板に広い面積を占め、PHSのよ
うに小型化が要求されるものに用いるときに厄介な問題
となっていた。また、マッチングの調整・変更が困難で
あるという問題があった。
ジスタミキサーのマッチング回路は、ストリップライン
が長いのでプリント基板に広い面積を占め、PHSのよ
うに小型化が要求されるものに用いるときに厄介な問題
となっていた。また、マッチングの調整・変更が困難で
あるという問題があった。
【0008】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、コンパクトでト
ランジスタミキサーの特性を容易に調整・変更できるト
ランジスタミキサーのマッチング回路を提供することに
ある。
のであって、その目的とするところは、コンパクトでト
ランジスタミキサーの特性を容易に調整・変更できるト
ランジスタミキサーのマッチング回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のトランジスタ
ミキサーのマッチング回路は、一端が接地されたコイル
・コンデンサまたはコイル・コイルまたはコンデンサ・
コンデンサの直列回路の接続点をコンデンサを介してト
ランジスタのベースに接続し、前記直列回路の他端にR
F信号とローカル信号との出力端子を夫々バンドパスフ
イルタを介して接続したものである。
ミキサーのマッチング回路は、一端が接地されたコイル
・コンデンサまたはコイル・コイルまたはコンデンサ・
コンデンサの直列回路の接続点をコンデンサを介してト
ランジスタのベースに接続し、前記直列回路の他端にR
F信号とローカル信号との出力端子を夫々バンドパスフ
イルタを介して接続したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施例であるトランジ
スタミキサーのマッチング回路を図面に基づいて説明す
る。図1はPHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム)の電話機に用いたトランジスタミキサーのマッチン
グ回路の例である。マッチング回路はコイルLとコンデ
ンサCとの直列回路で構成されている。
スタミキサーのマッチング回路を図面に基づいて説明す
る。図1はPHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム)の電話機に用いたトランジスタミキサーのマッチン
グ回路の例である。マッチング回路はコイルLとコンデ
ンサCとの直列回路で構成されている。
【0011】RF信号と局部発信器からのローカル信号
は夫々アイソレーションをとるバンドパスフイルタ6お
よびバンドパスフイルタ5を通してコイルLとコンデン
サCとの直列回路の一端に注入される。バンドパスフイ
ルタ5としてMURATA製高周波バンドパスフイルタ
(LFSB25N15B1662B、中間周波数f0=
1.662GHz)を用い、バンドパスフイルタ6とし
てMURATA製高周波バンドパスフイルタ(UFC2
1R90P025LHB、中間周波数f0 =1.9GH
z)を用いた。
は夫々アイソレーションをとるバンドパスフイルタ6お
よびバンドパスフイルタ5を通してコイルLとコンデン
サCとの直列回路の一端に注入される。バンドパスフイ
ルタ5としてMURATA製高周波バンドパスフイルタ
(LFSB25N15B1662B、中間周波数f0=
1.662GHz)を用い、バンドパスフイルタ6とし
てMURATA製高周波バンドパスフイルタ(UFC2
1R90P025LHB、中間周波数f0 =1.9GH
z)を用いた。
【0012】コイルLとコンデンサCとの直列回路の他
端はグランドに接続されており、直列回路の接続点は、
コンデンサC1を介してトランジスタT1のベースに接
続されている。トランジスタT1のコレクタ、エミッタ
およびベースに接続される回路の他の部分は図2で説明
したものと同様である。トランジスタT1としてNEC
製高周波トランジスタ(2SC5185)を用いた。
端はグランドに接続されており、直列回路の接続点は、
コンデンサC1を介してトランジスタT1のベースに接
続されている。トランジスタT1のコレクタ、エミッタ
およびベースに接続される回路の他の部分は図2で説明
したものと同様である。トランジスタT1としてNEC
製高周波トランジスタ(2SC5185)を用いた。
【0013】上記回路において、アイソレーションを保
ったまま、コイルLのインダクタンスおよびコンデンサ
Cの容量を変えながら、トランジスタミキサの諸特性
(変換電力利得、雑音指数、相互変調特性等)の最適値
を得ることができる。また、ストリップラインのインピ
ーダンスマッチング回路を用いていないのでプリント基
板上にコンパクトに構成することができると共に、容易
にL、Cの値を変えられるのでトランジスタミキサーの
最適特性を取ることもできる。
ったまま、コイルLのインダクタンスおよびコンデンサ
Cの容量を変えながら、トランジスタミキサの諸特性
(変換電力利得、雑音指数、相互変調特性等)の最適値
を得ることができる。また、ストリップラインのインピ
ーダンスマッチング回路を用いていないのでプリント基
板上にコンパクトに構成することができると共に、容易
にL、Cの値を変えられるのでトランジスタミキサーの
最適特性を取ることもできる。
【0014】実施例ではLC直列回路を用いたが、前記
のトランジスタT1、バンドパスフイルタ6およびバン
ドパスフイルタ5が異なる特性であるときには、LC直
列回路の代りにLL直列回路、CC直列回路あるいはC
L直列回路のいずれかがより適切なマッチング回路とな
ることもある。
のトランジスタT1、バンドパスフイルタ6およびバン
ドパスフイルタ5が異なる特性であるときには、LC直
列回路の代りにLL直列回路、CC直列回路あるいはC
L直列回路のいずれかがより適切なマッチング回路とな
ることもある。
【0015】
【発明の効果】この発明のトランジスタミキサーのマッ
チング回路によれば、ストリップラインを用いていない
のでプリント基板上にコンパクトに構成することができ
る。
チング回路によれば、ストリップラインを用いていない
のでプリント基板上にコンパクトに構成することができ
る。
【0016】また、プリント基板自体を変えることな
く、コイルLのインダクタンスおよびコンデンサCの容
量を変えながら、トランジスタミキサの諸特性(変換電
力利得、雑音指数、相互変調特性等)の最適値を得るこ
とができるので、設計変更が容易である。
く、コイルLのインダクタンスおよびコンデンサCの容
量を変えながら、トランジスタミキサの諸特性(変換電
力利得、雑音指数、相互変調特性等)の最適値を得るこ
とができるので、設計変更が容易である。
【図1】この発明の実施例であるトランジスタミキサー
のマッチング回路を示す回路図である。
のマッチング回路を示す回路図である。
【図2】従来のトランジスタミキサーのマッチング回路
の例を示す回路図である。
の例を示す回路図である。
【図3】図2のトランジスタミキサーのマッチング回路
の等価回路を示す図である。
の等価回路を示す図である。
1 T、T1 トランジスタ 2 L、L1 コイル 3 C、C1、C2、C3、C4、C5 コンデンサ 4 ストリップライン 5 バンドパスフイルタ 6 バンドパスフイルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が接地されたコイル・コンデンサま
たはコイル・コイルまたはコンデンサ・コンデンサの直
列回路の接続点をコンデンサを介してトランジスタのベ
ースに接続し、前記直列回路の他端にRF信号とローカ
ル信号との出力端子を夫々バンドパスフイルタを介して
接続したことを特徴とするトランジスタミキサーのマッ
チング回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8235097A JPH10256835A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | トランジスタミキサーのマッチング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8235097A JPH10256835A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | トランジスタミキサーのマッチング回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256835A true JPH10256835A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13772128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8235097A Pending JPH10256835A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | トランジスタミキサーのマッチング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10256835A (ja) |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP8235097A patent/JPH10256835A/ja active Pending
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