JP2584559Y2 - ベルト式自転車の後部プーリー着脱用工具 - Google Patents

ベルト式自転車の後部プーリー着脱用工具

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JP2584559Y2
JP2584559Y2 JP2291593U JP2291593U JP2584559Y2 JP 2584559 Y2 JP2584559 Y2 JP 2584559Y2 JP 2291593 U JP2291593 U JP 2291593U JP 2291593 U JP2291593 U JP 2291593U JP 2584559 Y2 JP2584559 Y2 JP 2584559Y2
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JP
Japan
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rear pulley
pulley
attaching
detaching
tool
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JP2291593U
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JPH0679605U (ja
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晴基 今野
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベルトを介して駆動力
を後輪側に伝達するベルト式自転車において、前記ベル
トが掛けられる後部プーリーとこの後部プーリーを螺合
させるフリーホイールとを着脱する際に使用される後部
プーリー着脱用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトを介して駆動力を後輪側に伝達す
るベルト式自転車においては、チェーン式自転車と異な
り、ギヤ部分において歯形を刻んだ巾広のプーリーが使
用されている。
【0003】このプーリーの取り付け構造を以下に説明
する。図4は後車輪側に設けられている後部プーリーの
箇所を示す部分切欠正面図である。同図において、1は
ベルト式自転車の後部ハブで、右回転は伝達し、左回転
は伝達しないフリーホイール2を装着している。フリー
ホイール2は後部ハブ1に設けられた後部ハブ軸3に螺
着されて組付ナット4により組み付けられている。5は
スポーク組付用のフランジである。フリーホイール2の
外周面には雄ねじ部2aが形成され、この雄ねじ部2a
に後部プーリー6の雌ねじ部6aが螺合されて結合され
ている。後部プーリー6には、歯付きのベルト7と噛み
合う歯部6bと、この歯部6bからベルト7が離脱しな
いように防止する一対の鍔部6cとが形成されている。
【0004】ここで、雄ねじ部2aおよび雌ねじ部6a
は、駆動力を伝達するために右ねじとされており、後部
プーリー6は、走行時のベルト7の張力により後部ハブ
1のフリーホイール2に確実に固定されるようになって
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
ベルト式自転車においては、後部プーリー6または後部
ハブ1に不良が発生した場合に両者を分離する必要があ
る。しかしながら、この時、フリーホイール2と後部プ
ーリー6とのねじ部(雄ねじ部2aと雌ねじ部6a)は
往々にして噛み込み、分離させるのが困難となる場合が
多かった。そして、後部ハブ1はフリーホイール2が組
み付けられているためにフリー構造であり、後部プーリ
ー6だけを左回転させようとしても前記ねじ部も共回り
してしまい、フリーホイール2と後部プーリー6とを分
離することができなかった。
【0006】また、この問題を解消するものとして、図
5に示すように、フリーホイール2のフランジ5寄り側
箇所の部分を側面視略四角形状に形成して、このフリー
ホイール2の四角形状部2bにスパナなどを係合可能に
構成したものも提案されているが、この構造によりフリ
ーホイール2側を把持しても、後部プーリー6の側にお
いてつかむところがないため、やはりフリーホイール2
と後部プーリー6との分離は困難であり、サービス性は
悪かった。
【0007】本考案は上記問題を解決するもので、ベル
ト式自転車のフリーホイールと後部プーリーとの分離を
容易に行うことのできる後部プーリー着脱用工具を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本考案の後部プーリー着脱用工具は、後部プーリー着
脱作業時に自転車後輪の直径に沿う方向に配置され、一
部が把持される工具本体と、この工具本体に形成され、
後部ハブ軸に挿通される孔部と、前記工具本体から側方
に延設され、孔部を後部ハブ軸に挿通させた場合に、後
部プーリーの直径方向外周箇所に配置される複数の案内
板と、この案内板に係合されて後部プーリー外周側から
中心側に向かって出退自在に突出され、後部プーリーの
歯部に係合する突起部とを備えたものである。
【0009】
【作用】上記構成において、工具本体の孔部を後部ハブ
軸に挿通させることにより、工具本体が後部プーリーに
対して容易に位置決めされ、案内板が後部プーリーの直
径方向外周箇所に配置される。この状態で、案内板に螺
合されている突起部を後部プーリーの中心側に向かって
突出させて後部プーリーの歯部に係合させる。これによ
り、後部プーリー着脱用工具を後部プーリーに確実に係
合させることができるので、工具本体を把持することに
より、後部プーリーを容易に回転できる。したがって、
この後部プーリー着脱用工具を左回転させ、フリーホイ
ールに係合させたスパナなどを右回転させることによ
り、後部プーリーとフリーホイールとの螺合状態を簡単
に外すことが可能となる。また、上記と逆の動作により
後部プーリーとフリーホイールとを螺合させて結合させ
ることもできる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、ベルト式自転車における後部プーリーな
どの取り付け構造は、図5に示すものと同様であるた
め、これらについては同符号を付して、その説明は省略
する。
【0011】図1および図2に示すように、後部プーリ
ー着脱用工具10は、後部プーリー着脱作業時に自転車
後輪の直径に沿う方向に配置され、一端側11aが把持
される棒状の工具本体11と、この工具本体11に形成
され、後部ハブ軸3に挿通される孔部12と、工具本体
11からの先端および中間部から側方に延設され、孔部
12を後部ハブ軸3に挿通させた場合に、後部プーリー
6の直径方向外周箇所に配置される2つの案内板13
と、この案内板13に螺合されて後部プーリー6の外周
側から中心側に向かって出退自在に突出され、後部プー
リー6の歯部6bに係合するボルトからなる突起部14
とを備えたものである。すなわち、2つの案内板13の
間の寸法Aは後部プーリー6の鍔部6cの外径Bより少
し大きめに設定され、後部プーリー着脱用工具10は一
端11aを把持側とした略F字形状に形成されている。
【0012】後部プーリー6にこの後部プーリー着脱用
工具10を装着する場合、突起部14の案内板13から
の出代を無くし、工具本体11の孔部12を後部ハブ軸
3に挿通させる。これにより、工具本体11が後部プー
リー6に対して容易に位置決めされ、案内板13が後部
プーリー6の直径方向外周箇所に配置される。
【0013】案内板13の突起部14が後部プーリー6
の鍔部6cを乗り越えてから、突起部14の出代を大き
くし、後部プーリー6の歯部6bの谷に突起部14を係
合させる。この結果、後部プーリー6は、工具本体11
の一端11aに小さな力をかけることにより容易に回転
する。
【0014】したがって、フリーホイール2の四角形状
部2bの平面箇所にスパナ9(図2参照)を係合させ、
スパナ9と後部プーリー着脱用工具10とを互いに相反
する矢印方向(例えばスパナ9を右回転させ、後部プー
リー着脱用工具10を左回転させる)へ回転させること
により、フリーホイール2より後部プーリー6を容易に
分離することができる。また、上記と逆動作により後部
プーリー6とフリーホイール2とを螺合させて結合させ
ることもできる。
【0015】なお、上記実施例においては、突起部14
をボルトで構成して、突起部14を案内板13に螺合さ
せた場合を示したが、単に突起部を案内板に係合させて
後部プーリー6の歯部6bに対して出退自在に構成して
もよい。
【0016】また、図3に、他の実施例にかかる歯形保
護具20を示す。この歯形保護具20は後部プーリー着
脱用工具10と組み合わされて使用され、突起部14が
挿入される突起挿入孔21と、後部プーリー6の歯部6
bと噛み合う合わせ歯形22とが形成されている。そし
て、突起部14にこの歯形保護具20を取付ることによ
り、合わせ歯形22が後部プーリー6の歯部6bと噛み
合うため、後部プーリー6の歯部6bを傷つけず、後部
プーリー6の再使用が可能となる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、後部プー
リー着脱用工具として、後部プーリー着脱作業時に自転
車後輪の直径に沿う方向に配置され、一部が把持される
工具本体と、この工具本体に形成され、後部ハブ軸に挿
通される孔部と、前記工具本体から側方に延設され、孔
部を後部ハブ軸に挿通させた場合に、後部プーリーの直
径方向外周箇所に配置される複数の案内板と、この案内
板に係合されて後部プーリー外周側から中心側に向かっ
て出退自在に突出され、後部プーリーの歯部に係合する
突起部とを備えることにより、後部プーリー着脱用工具
を後部プーリーに容易かつ確実に係止することができ
て、この後部プーリー着脱用工具により後部プーリーの
歯部にハブ軸を回転中心とした安定した大きな力をかけ
られるため、後部プーリーを容易かつに確実に取り外す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるベルト式自転車にお
ける後部プーリーなどの取り付け構造および後部プーリ
ー着脱用工具の正面図
【図2】同ベルト式自転車における後部プーリーなどの
取り付け構造および後部プーリー着脱用工具の側面図
【図3】同後部プーリー着脱用工具の歯形保護具の斜視
【図4】従来のベルト式自転車における後部プーリーな
どの取り付け構造の正面図
【図5】ベルト式自転車における後部プーリーなどの取
り付け構造の正面図
【符号の説明】
1 後部ハブ 2 フリーホイール 2a 雄ねじ部 2b 四角形状部 3 後部ハブ軸 6 後部プーリー 6a 雌ねじ部 6b 歯部 7 ベルト 10 後部プーリー着脱用工具 11 工具本体 12 孔部 13 案内板 14 突起部 20 歯形保護具 21 突起挿入孔 22 合わせ歯形

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトを介して駆動力を後輪側に伝達す
    るベルト式自転車において前記ベルトが掛けられる歯部
    付きの後部プーリーとこの後部プーリーと係合するフリ
    ーホイールとを着脱する後部プーリー着脱用工具であっ
    て、後部プーリー着脱作業時に自転車後輪の直径に沿う
    方向に配置され、一部が把持される工具本体と、この工
    具本体に形成され、後部ハブ軸に挿通される孔部と、前
    記工具本体から側方に延設され、孔部を後部ハブ軸に挿
    通させた場合に、後部プーリーの直径方向外周箇所に配
    置される複数の案内板と、この案内板に係合されて後部
    プーリー外周側から中心側に向かって出退自在に突出さ
    れ、後部プーリーの歯部に係合する突起部とを備えたベ
    ルト式自転車の後部プーリー着脱用工具。
JP2291593U 1993-04-30 1993-04-30 ベルト式自転車の後部プーリー着脱用工具 Expired - Lifetime JP2584559Y2 (ja)

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JPH0679605U JPH0679605U (ja) 1994-11-08
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