JP2584558B2 - アクティブ制振装置 - Google Patents

アクティブ制振装置

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JP2584558B2
JP2584558B2 JP3324666A JP32466691A JP2584558B2 JP 2584558 B2 JP2584558 B2 JP 2584558B2 JP 3324666 A JP3324666 A JP 3324666A JP 32466691 A JP32466691 A JP 32466691A JP 2584558 B2 JP2584558 B2 JP 2584558B2
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直宜 津村
正大 嶋田
篤敬 川畑
浩 水野
昭男 君島
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Nippon Chuzo Co Ltd
JFE Engineering Corp
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Nippon Chuzo Co Ltd
Nippon Kokan Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物の振動を抑制す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】構造物のアクティブ制振装置の代表的な
形式としてアクティブ・マス・ダンパ(以下、AMDと
略す)がある。これは図7に示すように、構造物8に固
定したアクチェータ9によって重錘2を駆動し、その際
に発生する反作用力によって構造物の振動を抑制しよう
とするものである。この場合、図8に示すように、構造
物8と重錘2との間に補助的なばね10やダンパ11を
取付けたものもある。
【0003】AMDの駆動方式としては、図9に示すよ
うなモータ駆動のボールねじ12(特開平2−3004
78)や、図10に示すような油圧シリンダ13(特開
昭63−217075)などを用いて重錘2を直線運動
させる方式が知られているが、これら方式では、重錘自
重の支持と復元力の付与において、特に重錘重量が大き
くなった場合に問題を生ずる。
【0004】このため、AMDにおいて、重錘の自重を
支持すると共に適当な復元力を得ることを目的として、
重錘を支柱または索で吊り下げて振り子系を構成するこ
とが行われている。この際、重錘の運動軌跡は円弧とな
るため、上述のような直線駆動方式はそのまま採用でき
ず、駆動方式に何らかの工夫を必要とする。
【0005】図11は、重錘2下端をボールねじ13に
連結して、モータ3で水平方向に駆動するものである
が、重錘2の円弧運動に伴う伴う上下動を吸収するため
に連結部にスライド機構14を採用している(原田ほ
か;高層ビル用パワードパッシブ制振装置の開発、24
41、日本建築学会大会講演梗概集、1990−1
0)。図12は、油圧シリンダ13の両端にピン15を
配して、回動自在にすることにより、伸縮するシリンダ
13が重錘2の円弧軌跡に追随できるようにしている
(山本ほか;二方向アクティブマスダンパの開発、24
31、日本建築学会大会講演梗概集、1990−1
0)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】振り子式AMDを駆動
するために考案された、上記図11、12に示す従来技
術では、いずれも動力伝達経路にスライド機構14やピ
ン15などの可動機構を有するため、駆動系に十分な剛
性を与えることができず、大きな制御力を伝達したり、
周波数の高い現象に追随することが困難となる。
【0007】本発明は、振り子系で構成されるAMDに
おいて、上記のような問題点を解決するために、動力伝
達経路から可動機構を排して、大きな制御力を高効率で
伝達すると共に、高い周波数応答性を確保できるように
したアクティブ制振装置を提供することを課題とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブ制振
装置は、一端が被制振構造物に枢着された、振り子長の
等しい支柱を、振動方向に少なくとも2本有し、これら
支柱の他端に振り子重錘を枢着し、この振り子重錘を駆
動するアクティブ制振装置において、上記振り子重錘に
被駆動歯車を取付けると共に、この被駆動歯車に噛合う
駆動歯車を設け、且つ上記被駆動歯車のピッチ円の中心
と上記駆動歯車のピッチ円の中心との中心間距離を上記
振り子長と等しくしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記振り子重錘に取付けられた被駆動歯車のピ
ッチ円の中心と駆動歯車のピッチ円の中心との中心間距
離を上記振り子長と等しくしたことにより、上記重錘が
円弧運動した際にも、駆動歯車の駆動力を確実に被駆動
歯車に伝達することができる。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例を図1、2により説明す
る。
【0011】被制振構造物8に、振動方向に設けられた
枢着点1a、1aに、振り子長が等しい2本1組の支柱
1、1が2組枢着されている。これら支柱1、1の下端
の枢着点1b、1bに振り子重錘2が枢着されている。
【0012】振り子重錘2に、被駆動歯車4が取付けら
れている。モータ3により駆動される駆動歯車5を被駆
動歯車4に噛合せ、振り子重錘2を直接駆動するように
なっている。この場合、被駆動歯車4のピッチ円の中心
と駆動歯車5のピッチ円の中心との間の間隔が、上記支
柱1の振り子長と等しくなるようになっている。そし
て、被駆動歯車4と駆動歯車5は、振り子の中立位置に
おいて、それらのピッチ円中心が同一鉛直線上に位置す
るようにセットされている。
【0013】なお、モータ3と駆動歯車5との連結は、
図に示すように、減速機6を介してもよいし、直接モー
タ軸に取付けてもよい。またベベルギア等を介すること
によってモータを取付ける向きを変えても差支えない。
【0014】本発明における両歯車のピッチ円半径と振
り子長との関係は、図に示すように、駆動歯車5を被駆
動歯車4の下に配置した場合、次式で表される。この場
合、被駆動歯車4は内歯車となる。 L=R−r (1) ここで、 L;振り子長及び被駆動歯車4と駆動歯車5とのピッチ
円中心間距離 R;被駆動歯車4のピッチ円半径 r;駆動歯車5のピッチ円半径 次に、第2の実施例を図3、4に示す。図に示すよう
に、駆動歯車5を被駆動歯車4の上に配置した場合は、
次式で表される。この場合、被駆動歯車4は外歯車とな
る。 L=R+r (2) 次に、第3の実施例を図5に示す。これは、倒立振子に
した場合である。
【0015】この場合、被駆動歯車4と駆動歯車5の上
下と式(1)、(2)の関係は前記内容と逆になり、図
に示すように、駆動歯車5を被駆動歯車4の下に配置し
た場合は式(2)が対応し、駆動歯車5を被駆動歯車4
の上に配置した場合は式(1)が対応する。次に、本発
明の作用を図1の場合について、図6により説明する。
【0016】座標系(x、y)をとって、振り子支柱1
が角度θだけ回動した状態を考えると、重錘2に取付け
た歯車4と歯車5の接触点座標(xc、yc)は次式で
与えられる。
【0017】 xc=−r・sin θ、yc=L+r・cos θ (3) 歯車4と5の噛合いが、重錘2の円弧状の運動軌跡に追
随して駆動力を伝達できることは、駆動歯車5のピッチ
円座標 x2 +(y−L)2 =r2 (4) および被駆動歯車4の回動後のピッチ円座標
【0018】 {x−Lsin θ}2 +{y−L(1−cos θ}2 =R2 (5) が、接触点座標(xc、yc)を通り、かつ(xc、y
c)において接触勾配が一致することによって確認でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、振り子
式AMDにおいて、動力伝達経路に可動機構を含む必要
がなく、大きな制動力を高効率で伝達すると共に、高い
周波数応答を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の正面図。
【図2】本発明の第1実施例の側面図。
【図3】本発明の第2実施例の正面図。
【図4】本発明の第2実施例の側面図。
【図5】本発明の第3実施例の正面図。
【図6】本発明の第1実施例の作用説明図。
【図7】AMDの原理図。
【図8】AMDの原理図。
【図9】従来の駆動方式の説明図。
【図10】従来の駆動方式の説明図。
【図11】従来の駆動方式の説明図。
【図12】従来の駆動方式の説明図。
【符号の説明】
1…支柱,2…重錘,4…被駆動歯車、5…駆動歯車、
8…被制振構造物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 篤敬 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 水野 浩 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 君島 昭男 神奈川県川崎市川崎区白石町2番1号 日本鋳造株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−350274(JP,A) 特開 平3−28542(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が被制振構造物に枢着された、振り
    子長の等しい支柱を、振動方向に少なくとも2本有し、
    これら支柱の他端に振り子重錘を枢着し、この振り子重
    錘を駆動するアクティブ制振装置において、上記振り子
    重錘に被駆動歯車を取付けると共に、この被駆動歯車に
    噛合う駆動歯車を設け、且つ上記被駆動歯車のピッチ円
    の中心と上記駆動歯車のピッチ円の中心との中心間距離
    を上記振り子長と等しくしたことを特徴とするアクティ
    ブ制振装置。
JP3324666A 1991-12-09 1991-12-09 アクティブ制振装置 Expired - Lifetime JP2584558B2 (ja)

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JPH05158557A JPH05158557A (ja) 1993-06-25
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JP3707298B2 (ja) * 1999-02-25 2005-10-19 株式会社大林組 制振装置
JP5390287B2 (ja) * 2009-07-22 2014-01-15 株式会社竹中工務店 制振装置

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