JP2584521Y2 - オイルフリー式スクリュ圧縮機 - Google Patents

オイルフリー式スクリュ圧縮機

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JP2584521Y2
JP2584521Y2 JP1990059383U JP5938390U JP2584521Y2 JP 2584521 Y2 JP2584521 Y2 JP 2584521Y2 JP 1990059383 U JP1990059383 U JP 1990059383U JP 5938390 U JP5938390 U JP 5938390U JP 2584521 Y2 JP2584521 Y2 JP 2584521Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スクリュロータの吐出側軸受,軸封部下方
に排油室を備えたオイルフリー式スクリュ圧縮機に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、第2図に示すオイルフリー式スクリュ圧縮機が
公知であり、ケーシング11に形成したロータ室12内にス
クリュロータ13が収納してある。そして、このスクリュ
ロータ13は両側の軸受,軸封部14,15を介してケーシン
グ11に回転可能に支持されている。ケーシング11には、
下方に吸込口16,上方に吐出口17のそれぞれをロータ室1
2の一方の端面に開口させて設けるとともに、この他に
水冷ジャケット18、および排油室19が設けてある。この
水冷ジャケット18は、ロータ室12の下方に吸込口16が、
また、軸受,軸封部14の下方に排油室19が設けてあるた
め、ロータ室12,軸受,軸封部14の全周を取巻く形で設
けることはできず、この下方部が欠けた断面逆U字形の
ものとなっている。
そして、スクリュロータ13により吸込口16から下方よ
り吸込んだガスを圧縮して吐出口17へ吐出する一方、水
冷ジャケット18によりケーシング11,スクリュロータ13
および軸受,軸封部14を冷却するとともに軸受,軸封部
14に供給した油を一旦排油室19に排出し、ここから機外
に排出するように形成してある。
(考案が解決しようとする課題) 上記装置の場合、ロータ室12,スクリュロータ13の吐
出側の温度上昇が特に激しく、この吐出側を冷却して温
度上昇を抑えることが最も重要である。
しかしながら、図示するようにロータ室12の下方に吸
込口16が、また軸受,軸封部14の下方に排油室19がある
ため、上述のようにこの下方部に水冷ジャケット18を設
けることができず、上記吐出側の温度上昇を有効に抑制
できなかった。このため、この吐出側のケーシン11,ス
クリュロータ13の熱膨張が激しく、この結果ケーシング
11とスクリュロータ13,およびスクリュロータ13同志の
接触による破損事故を招くという問題があった。
本考案は、斯る従来の問題点を課題としてなされたも
ので、ロータ室の吐出側部分を冷却して、熱膨張により
スクリュロータ等の接触、破損事故の防止を可能とした
オイルフリー式スクリュ圧縮機を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は、スクリュロー
タの吐出側軸受、軸封部下方に設けた排油室とロータ室
との間に位置するとともに、上記軸封部の下方に位置す
るケーシング厚肉部のロータ室側端部近傍を貫通し、上
記吐出側軸受,軸封部上方および側部にわたって形成し
た逆U字型の水冷ジャケットの両末端部同志を連通させ
る管状の冷却水流路を穿設して形成した。
(作用) 上記のように形成することにより、寸法的に水冷ジャ
ケットを設ける余裕がなく、しかも温度上昇が最も激し
いロータ室の吐出側部分も冷却されるようになる。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図は本考案に係るオイルフリー式スクリュ圧縮機
を示し、第2図に示す装置とは新たに冷却水流路1を設
けた点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応す
る部分には同一番号を付して説明を省略する。
この冷却水流路1は、水冷ジャケット18を設ける寸法
的余裕のないこの部分において、管状にすることにより
排油室19とロータ室12との間のケーシング厚肉部2を有
効に利用して、このケーシング厚肉部2を貫通させ設け
たものである。そして、この冷却水流路1により、特に
温度上昇の激しいスクリュロータ13の吐出側部分および
これに対向するケーシング部分の他、吐出側各部の熱膨
張を最小限に止め、ケーシング11とスクリュロータ13お
よびスクリュロータ13同志が接触する状態に至らせない
ように形成してある。
なお、好ましく上記冷却水流路1は逆U字形の水冷ジ
ャケット18の両側に分かれた下部同志を連通させる状態
で設けるのが良い。
上述のように、構造上の理由から水冷ジャケット18は
逆U字形の形状にせざるを得ず、このためその下部にお
ける水はよどみ、十分な冷却機能を発揮しなくなる。そ
こで、上記のように下部同志を連通させる冷却水流路1
を設ければ、上記吐出側での冷却に加えて、水冷ジャケ
ット18内、特に下部での冷却水の対流を促進し、ロータ
室12の周囲全体にわたって、有効に冷却できるようにな
る。
ところで、上記実施例では下側吸込み,上側吐出の装
置を示したが、本考案はこれに限るものでなく、第1図
に示す部分と共通する部分については同一番号を付した
第3図に示す上側吸込み,下側吐出の装置も含むもので
ある。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案によれば、ス
クリュロータの吐出側軸受,軸封部下方に設けた排油室
とロータ室との間に位置するとともに、上記軸封部の下
方に位置するケーシング厚肉部のロータ室側端部近傍を
貫通し、上記吐出側軸受,軸封部上方および側部にわた
って形成した逆U字型の水冷ジャケットの両末端部同志
を連通させる管状の冷却水流路を穿設して形成してあ
る。
このため、水冷ジャケットだけでは冷却が不十分とな
るスクリュロータ,ロータ室吐出側部分の冷却も可能と
なり、ケーシングとスクリュロータ,スクリュロータ同
志の熱膨張による接触,破損事故を防止することが可能
になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオイルフリー式スクリュ圧縮機の
縦断面図、第2図は従来のオイルフリー式スクリュ圧縮
機の縦断図、第3図は本考案の他の実施例に係るオイル
フリー式スクリュ圧縮機の縦断面図である。 1…冷却水流路、2…ケーシング厚肉部、12…ロータ
室、13…スクリュロータ、14…軸受,軸封部、17…吐出
口、19…排油室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュロータの吐出側軸受,軸封部下方
    に設けた排油室とロータ室との間に位置するとともに、
    上記軸封部の下方に位置するケーシング厚肉部のロータ
    室側端部近傍を貫通し、上記吐出側軸受,軸封部上方お
    よび側部にわたって形成した逆U字型の水冷ジャケット
    の両末端部同志を連通させる管状の冷却水流路を穿設し
    たことを特徴とするオイルフリー式スクリュ圧縮機。
JP1990059383U 1990-06-05 1990-06-05 オイルフリー式スクリュ圧縮機 Expired - Fee Related JP2584521Y2 (ja)

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