JPS60224991A - 密閉形スクロ−ル圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は密閉形スクロール圧縮機、詳しくは固定スク
ロールと公転スクロールとから成る圧縮要素と、前記公
転スクロールを駆動するモータとを密閉ケーシングに内
装すると共に、前記固定スクロールを保持するフレーム
に脚体を設け、該脚体に前記モータの固定子を固定した
密閉形スクロール圧縮機に関する。

（従　米　技　術） 一般にこの種スクロール圧縮機は、密閉ケージング内に
固定スクロールと公転スクロールとから収る圧縮要素と
、クランク軸をもクモータとを内装し、該モータに伴な
う２ランク軸の回転により前記公転スクロールを公転駆
動させ、この公転スクロールと前記固定スクロールとの
間で冷媒を圧縮するごとくしている。

ところで前記スクロール圧縮機では、運転時に前記モー
タの温度が高くなり、特に圧縮比が高く冷媒流量が少な
くなる場合には、前記モータが高温となるのであり、従
って前記圧縮機の運転時には前記モータを冷却する必要
がある。

そこで従来では、例えば特開昭５７−１９８Ｂ８４９Ｆ
公報に記載され、かつ第３図に示すごとく、密閉ケーシ
ング（１）の内方上部に圧縮要素（Ｃ）を、下部にモー
タ（Ｍ）を配置すると共に、前記ケーシング（１）内で
圧Ｍ要素（Ｃ）の上部側に吐出チャンバー（７）を設け
る一方、前記圧縮要素（Ｃ）から密閉ケーシング（１）
の内壁に沿って下方に延びる案内管（ａ）を設け、該案
内管（ａ）で前記吐出チャンバー（７）を前記モータ（
Ｍ）の配置空間に連通させて、前記吐出チャンバー（７
）の冷媒をモータ（Ｍ）側に導き、外部吐出管（９ンか
ら吐出させ、前記モータ（Ｍｊ側に導かれる冷媒により
前記モータ（Ｍ）を冷却するごとくしている。

（本発明が解決しようとする問題） ところが前記のごとき冷却手段では、モータ（Ｍ）を冷
却するのに案内管（ａ）を設ける必要があり、部品点数
が多くなるばかりか、組立加工に手間がかかつて、製作
コストが高くなるのである。

しかも前記従来のものでは、前記案内管（ａ）を前記モ
ータ（Ｍ）の上部において開口させ、該モータ（Ｍ）の
固定子（Ｓ）と密閉ゲージング（１）との間にガス通路
（ｂ）を形成するごとくしているため、前記寮内管（ａ
）から流出される冷媒の前記ガス通路（ｂ）への通過量
れ少なく、冷媒のほとんどが、抵抗の少ないモータ（Ｍ
）の上部空間を経て外部吐出管（９）に至るのであり、
従って前記モータ（Ｍ）の上部側は、通過冷媒量が多い
ことから充分に冷却できるが、モータ（Ｍ）の下部側は
充分に冷却できないのであり、特に圧縮比が高くて冷媒
流量が少ない場合、前記モータ（Ｍ）の下部側に至る冷
媒量が極めて少なく、とのモータ（Ｍ）の下部が高温に
加熱されることがあったのである。

而して本発明が解決しようとする問題は、フレームに設
けるモータ固定子の取付用脚体を利用して、吐出チャン
バー内の冷媒をモータの側方部位に導くことにより、簡
単な構成でもって前記モータを全体的に冷却できるよう
にする点にある。

（問題を解決するための手段） しかして本発明の構成は、前記圧縮要素を前記密閉ケー
シングの一例に配置し、前記モータを他側に配置して、
前記圧縮要素を配置する前記密閉ケーシングの一側に前
記フレームで閉鎖する吐出チャンバーを設けると共に、
前記フレームと、前記脚体とに一端が前記吐出チャンバ
ー（開口し、他端が前記モータの側方部位に開口する吐
出ガス通路を連続状に形成する一方、前記圧縮要素とモ
ータとの間に、外部吐出管を設けたことを特徴とするも
のである。

（作　用） 上記の如く構成したから、前記吐出チャンバー内の冷媒
が前記ガス通路を介してモータの側方部位に導かれ、こ
の結果該モータが前ε冷媒により全体的に冷却されるも
のである。

〔実　施　例〕

以下本発用にかかる密閉形スクロール圧縮機を図面の実
施例によって説明する。

第１図に示す密閉形スクロール圧縮機は、密閉ケーシン
グ（］）に、固定スクロール（２）と公転スクロール（
８）とから成る圧縮要素（Ｃ）と、クランク軸（４）を
もつモータ（Ｍ）とを内装すると共に、前記クランク軸
（４）を前記圧縮要素（Ｃ）の公転スクロール（８）Ｋ
連結して、前記モータ（Ｍ）に伴なうクランク軸（４）
の回転により、前記公転スクロール（８）を公転駆動さ
せて、該公転スクロール（８）の渦巻状ラップ（８ａ）
と前記固定スクロール（２）の渦巻状ラッグ（２ａ）と
の間で冷媒の圧縮を行なうごとくしている。

前記密閉ケーシング（１）内には、フレーム（５）を圧
入手段により組付け、該フレーム（５）に前記圧縮要素
（Ｃ）の固定スクロール（２）をステーボルトＣＢ）に
より固定すると共に、前記７レーム（５）に前記クラン
ク軸（４）を軸受支持させる一方、前記７レーム（５）
に前記モータ（Ｍ）側に延びる複数の脚体（６）を一体
に設けて、該脚体（６）に前記モータ（Ｍ）の固定子（
Ｓ）をステーボルト（Ｂ）を介して固定し、がっＩＩｔ
ｌ記モータ（Ｍ）の回転子（Ｒ）を前記クランク軸（４
）Ｋ同定させている。

しかして前記のごときスクロール圧縮機罠おいて、Ｅｔ
Ｉ記密閉ケーシング（１）の上部側に圧縮要素（Ｃ）を
、かつ前記ケーシング（１）の下部側にモータ（Ｍ）を
配置すると共に、前記ケーシング（１）Ｋおける圧縮要
素（Ｃ）の上部に、前記フレーム（５）で閉鎖された吐
出チャンバー（７）を形成すると共に、前記フレーム（
５）と脚体（６）とに、上端が前記吐出チャンバー（７
）に開口し、下端が前記モータ（Ｍ）の側方部位に開口
する吐出ガス通路（８）を形成する一方、前記ケーシン
グ（１）のＥＥ縮要素（Ｃ）とモータ（Ｍ）との中間に
、外部吐出管（９）を接続するのである。

具体的には、前記フレーム（５）と脚体（６）の外周一
部を切欠き、かつ前記圧縮要素（Ｃ）における固定スク
ロール（２）の外周一部を切欠いて、これら切欠部と前
記ケーシング（１）との間に、前記吐出チャンバー（７
）に連通ずる吐出ガス通路（８）を形成する。

また前記モータ（Ｍ）の固定子（Ｓ）を前記脚体（６）
に固定するにあたって、前記固定子（Ｓ）の外周側部と
前記ゲージング（１）との間に開放部（１０）が形成さ
れるごとく固定するのであり、該開放部（ｌＯ）に前記
ガス通路（８）を開口させて、前記吐出チャンバー（７
）の冷媒を前記ガス通路（８）を介して前記開放部（１
０）に導き、該開放部（ｌＯ）から前記モータ（Ｍ）を
経て前記外部吐出管（９）へと吐出させることにより、
前記冷媒でモータ（Ｍ）を全体的に冷却させるごとくな
すのである。

前記第１図の実施例では、前記フレーム（５）の脚体（
６）を前記モータ（Ｍ）Ｋおける固定子（Ｓ）の上面ま
で延出させ、該固定子（Ｓ）の下方から前記脚体（６）
にステーポル）（Ｂ）を螺装させて、＃Ｊ紀固定子（Ｓ
）を固定すると共に、前記モータ（Ｍ）の回転子（Ｒ）
に結合するクランク軸（４）を前εフレーム（５）Ｋ片
持状に軸受支持させるごとくしたが、本発明は第２図に
示すごとく構成することもできる。

即ち、前記フレーム（５）の脚体（６）を、前記モータ
（Ｍ）における固定子（Ｓ）の外周面を覆うごとく下方
に延設させると共に、前記モータ（Ｍ）の下部ＫＳＩｆ
Ｊ記脚体（６）に当接する立土壁（ｌｌａ）をもつ軸受
体（１１）を設け、この軸受体（ｌｌ）を前記脚体（６
）にステーボルトＣＢ）を介して固定する一方、前記軸
受体（ｌｌ）の中心ボス部（ｌｌｂ）で前記クランク軸
（４）の下端を軸受支持させ、前記クランク軸（４）の
上部を支持するフレーム（５）の軸受部と相俟って、前
記クランク軸（４）を両持支持させるのである。

しかして前記フレーム（５）及び脚体（６〕とｌＩＩ妃
ケーシング（１）との間に、モータ（Ｍ）の下方に延び
る吐出ガス通路（８）を形成すると共に、前記軸受体（
１１）の立上１１（ｌｌａ）に、前記ガス通路（８）を
軸受体（１１）の内部に連通する連通路（１２）を形成
して、前記吐出チャンバー（７）の冷媒を前記ガス通路
（８）及び連通路（１２）を介して軸受体（２）内に導
き、該軸受体（１１）Ｋ至った冷媒を１ｉｒＩ記モータ
（Ｍ）の下方から、該モータ（Ｍ）の固定子（Ｓ）とケ
ーシング（１）との間に形成する流通路（１８）、及び
前記モータ（Ｍ）の固定子（Ｓ）と回転子（Ｒ）間に形
成する隙間を経て、モータ（Ｍ）の上部へと導き、この
モータ（Ｍ）を通過する冷媒で該モータ（Ｍ）を全体的
に冷却させるごとくなすのである。

斯くするときには、吐出チャンバー（７）の冷媒が、途
中でバイパスしたりすることなく、モータ（Ｍ）を全量
通過することになるため、モータ（Ｍ）を確実に冷却で
きるのである。

また前記実施例では、冷媒に混入する潤滑油力、吐出チ
ャンバー（７）から軸受体（ＩＩ）の内部を経てモータ
（Ｍ）の上部空間に至る過程で、確実に分離されるので
ある。

前記実施例では、軸受体（１１）に密閉ケーシング（１
）の底部に設けた油溜部に連通する油孔（１４）を形成
し、該油孔（１４）から軸受体（１１）内の分離油を前
記油溜部に還流させるごとくしている。

前記各実施例においては、フレーム（５）の上部にキー
溝（１５ａ）をもっ受体（１５〕を固定し、該受体（１
５）の上部にオルダムリング（１６）を、そのキー（１
６ａ）を前記キー溝（１５ａ）に介入させて支持させ、
前記オルダムリング（１６）で公転スクロール（３）を
公転させるごとくしている。

また密閉ケーシング（１）の上部に外部吸入管（１７）
を接続し、該吸入管（１７）を介して冷媒を圧Ｎ要素（
Ｃ）内に吸入させるごとくなすと共に、この圧縮要素（
Ｃ）を構成する固定スクロール（２）の中央上部に吐出
口（１８）を形成し、前記吸入管（１７）から吸入され
た冷媒を圧縮要素（Ｃ）で圧縮した後、前記吐出口（１
８）から吐出チャンバー（７）に吐出するごとくしてい
る。

本発明のスクロール圧縮機は以上のごとく構成したもの
で、モータ（Ｍ）に伴なうクランク軸（４）の回転によ
り、公転スクロール（８）が公転駆動され、この公転ス
クロール（８）と固定スクロール（２）との間で冷媒が
圧縮されて、前記固定スクロール（２）の上部に設ける
吐出口（１８〕から吐出チャンバー（７）に吐出される
。

しかして前記吐出チャンバー（７）内の冷媒は、吐出ガ
ス通路（８）を経て前記モータ（Ｍ）の外周部を取巻く
ように迂回されて、外部吐出管（９）から外方に吐出さ
れるのであり、前記モータ（Ｍ）を通過する冷媒で該モ
ータ（Ｍ）が全体的に冷却されるのである。

（発明の効果） 以上説明したごとく本発明の密閉形スクロール圧縮機で
は、７レームに設けたモータ固定子の取付用胛体を利用
して、吐出チャンバーに開口する吐出ガス通路を形成し
、該ガス通路を介して冷媒をモータの外周囲を経て外部
吐出管へと吐出させるごとくしたから、従来に較べて構
造が簡単となり、しかも＃Ｊ記モータを全体的に効率よ
く冷却できて、該モータの加熱事故を確実に防止できる
に至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる密閉形スクロール圧縮機の縦断
面図、第２図は他実施例を示すＭ断面図、第３図は従来
例を示す図面である。 （１）・密閉ケーシング （２）・・・固定スクロール （３）・・・公転スクロール （５）　フレーム　（６）・・・脚体 （７）・・吐出チャンバー （８）・・・吐出ガス通路 （９〕・・・外部吐出管　（Ｃ）・・・圧縮要素（Ｍ）
・・・モー１　（Ｓ）・・・固定子代理人　弁理士　津
　１）直　久　・ＩＩ）１−ミ゛ノーン？ 第２図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （＋ｌ　ＶＡ定ススクロール２）と公転スクロール（３
   ）とから収るＥＥ圧縮要素、前記公転スクロール（８）
   を駆動するモータ（Ｍ）とを密閉ケーシング（１）に内
   装すると共に、ｌＩＩε固定スクロール（２）を保持す
   るフレーム（５）Ｋ脚体（６）を設け、該脚体（６〕に
   前記モータ（Ｍ）の固定子（Ｓ）を固定した密閉形スク
   ロール圧縮機において、前記ｌｔｈ縮要素を前記密閉ケ
   ーシング（１）の−例に配置し、前記モータ（Ｍ）を他
   側に配置して、前記圧縮要素を配置する前記密閉ケーシ
   ング（１）の−側に前記フレーム（５）で閉鎖する吐出
   チャンバー（７〕を設けると共に、前記フレーム（５）
   と、前記脚体（′６）とに一端が前記吐出チャンバー（
   ７）に開口し、他端が前記モータ（Ｍ）の側方部位に開
   口する吐出ガス通路（８）を連続状に形成する一方、前
   記圧縮要素とモータ（Ｍ）との間に、外部吐出管（９）
   を設けたことを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。