JPS59584A

JPS59584A - 密閉形スクロ−ル圧縮機

Info

Publication number: JPS59584A
Application number: JP10842182A
Authority: JP
Inventors: Kazutaka Suefuji; 和孝末藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1982-06-25
Filing date: 1982-06-25
Publication date: 1984-01-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は冷凍、空調用に使用される密閉形スクロール圧
縮機に係り、更に詳しくは固定スクロール及び旋回スク
ロールを互にかみ合わせた圧縮要素と、旋回スクロール
を駆動するクランク軸を結合した電動要素と、圧縮要素
及び電動要素を収納する密閉容器とを備え、固定スクロ
ール及び旋回スクロールを支持する支持フレームと旋回
スクロール背面側との間に中間圧力室を形成し、旋回ス
クロールと固定スクロールとの摺動部に、クランク軸に
穿った油通路及び核油通路に連通して旋回スクロールに
穿った油通路を介して給油するようにした密閉形スクロ
ール圧縮機に関する。

第１図は本発明が対象とする密閉形スクロール圧縮機の
断面図を示し、１は密閉容器で、その内部に圧縮要素と
電動要素とを収納している。圧縮要素は、平板にうず巻
状のラップを直立して互にかみ合わせられた固定スクロ
ール２及び旋回スクロール３から成っている。電動要素
は、旋回スクロール３ｔｌ−駆動するクランク軸６を結
合したロータ５Ａ及びステータ５Ｂから成っ−Ｃいる。

前記固定スクロール２及び旋回スクロール３は支持フレ
ーム４に支持され、該支持フＶ−ム４と旋回スクロール
３背面との間には中間圧力室８が形成さｎている。前記
クランク軸６は支持ノＶ−ム４に具えた軸受１５に支持
されていると共に、ノ（ランスウェイトＩを有している
。このバランスウェイト７は前記中間圧力室８内でクラ
ンク軸６と共に回転する。またクランク軸６には、密閉
容器１底部の油９を軸受１５へ供給するだめの油通路６
ａが穿たれている。前記旋回スクロール３には、固定ス
クロール２との摺動部へ給油するための油通路３ａ及び
給油口３ｂが穿たれ、該油通路３ａはクラ／り軸６の油
通路６ａと連通されている。

前記密閉形スクロール圧縮機の作用について説明すると
、ガスは吸入管１０から固定スクロール２と旋回スクロ
ール３との間の吸入室１０２へ吸入され、両スクロール
の圧縮室１１で圧縮されて固定スクロール２の中央部に
設けた吐出ボート１２から密閉容器１の上部室へ吐出さ
れ、次いで通路１３を通って下部室へ流ｎ１吐出管１４
から外へ吐出される。この時、密閉容器１底部の油がク
ランク軸６の油通路６ａ内へ差圧または遠心力により送
り込まれて軸受１５の潤滑油として供給される。また油
通路６ａの油の一部は旋回スクロール３の油通路３ａを
経て給油口３ｂから旋回スクロール３と固定スクロール
２との摺動部に供給され、その摺動部の油は遂次吸入室
１０へ流入していく。

ところで前述の密閉形スクロール圧縮機においては、前
記中間圧力室８に、軸受１コに供給された油の一部がク
ランク軸６と軸受１５との隙間を介して流入すると共に
、旋回スクロール３と固定スクロール２との摺動部に供
給された油の一部が旋回スクロール３と支持フレーム４
との摺動部の隙間を介して流入してしまう。特に旋回ス
クロール３と支持フレーム４との摺動部の隙間はラピリ
ンスンールに近い隙間ではあるが、油の流れを阻止する
ものがないので、中間圧力室８への油の流入を防ぐこと
はできない。

そし−Ｃ１前記中間圧力室８内に流入する油量が多くな
ると、ここに溜った油の油面が上昇してクランク軸６と
共に回軸するバランスウェイト７への回転抵抗が犬さく
なる、つまりクランク軸６に大きな負荷が加わって圧縮
機人力の増加につながる問題がある。

不発明は、前述の点に鑑みて、旋回スクロールと支持フ
レームとの摺動部の隙間刃）ら中間圧力室内へ流入する
油を阻止して中間圧力室内の油量を減らし、圧縮機入力
の増加を招くことがない密閉形スクロール圧縮機を提供
するにある。

この目的を達成するだめに、本発明は、固定スクロール
及び旋回スクロールを互にかみ合わせた圧縮要素と、旋
回スクロールを駆動するクランク軸を結合した電動要素
と、圧縮要素及び電動要素を収納する密閉容器とを備え
、固定スクロール及び旋回スクロールを支持する支持フ
レームと旋回スクロールの背面との間に中間圧力室を形
成し、旋回スクロールと固定スクロールとの摺動部に、
クランク軸に穿った油通路及び核油通路に連通して旋回
スクロールに穿った油通路を介して給油するようにした
密閉形スクロール圧縮機において、前記旋回スクロール
の支持フレームとの摺動面に、当該摺動部の隙間から旋
回スクロールと固定スクロールとの摺動部に供給された
油が前記中間圧力室に流入するのを阻止する同心円状の
溝を１本以上設けたことを特徴とする。

第２図は本発明による密閉形スクロール圧縮機の要部を
示す断面図、第３１図は第２図における旋回スクロール
の背面図である。図において、２は固定スクロール、３
は旋回スクロール、３ａ及び３Ｉ）は油通路及び給油口
、４は支持フレーム、８は中間圧力室を示している。

前記旋回スクロール３の支持フＶ−ム４との摺動面には
、当該摺動部の隙間１６から中間圧力室８への油の流れ
を阻止する同心円状の溝１７が１本以上（図示では３本
）設けられている。前記溝１７は、その断面が半径方向
外側に長辺をもち、かつ内側に短辺をもつ三角形となさ
れている。尚、図中３０は旋回スクロール３に穿たれて
、中間圧力室８内の油を第１図における圧縮室１１に戻
す中間圧力ボートを示す。

しかるに本発明による密閉形スクロール圧縮機において
、旋回スクロール３の油通路３ａを経て給油口３ｂから
固定スクロール２と旋回スクロール３との摺動部に供給
された油の一部が、旋回スクロール３と支持フレーム４
との摺動部の隙間１６に流入してくるが、旋回スクロー
ル３の旋回運動によシ該旋回スクロール３に設けた同心
円状の溝１７が前記隙間１６に流入した油を押し戻す作
用をする、つまり隙間１６内の油の中間圧力室８内への
流入を阻止する。従って、中間圧力室８内への油の流入
は第１図の軸受１５とクランク軸６との隙間からの流入
量だけとなシ、その油量が少ないのでバランスウェイト
７の回転抵抗が犬きくならず、圧縮機入力の増加を招く
ことはなくなる尚、前記実施例においては、旋回スクロ
ール３に設けた同心円状の溝１７として、その断面を三
角形としたものを示したが、何もこれに限定されるもの
ではなく、例えば第４図に示した如く断面矩形の同心円
状の溝１７′としてもよい。

以上説明したように、本発明によれば、旋回スクロ・−
ルと支持フレームとの摺動部の隙間から中間圧力室内へ
流入する油を阻止して中間圧力室内の油量を減少させる
ことができるから、圧縮機入力の増加を招くことはなく
、圧縮効率の向上を計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が対象とする密閉形スクロール圧縮機の
断面図、第２図は本発明による密閉形スクロール圧縮機
の要部を示す断面図、第３図は第２図における旋回スク
ロールの背面図、第４図は本発明における同心円状溝の
変形例を示す断面図である。１・・・密閉容器　　２・・・固定スクロール　　３・
・・旋回、１．　クロール　　３ａ・・・油通路　　３
ｂ・・・給油口　　４・・・支持フレーム　　５Ａ及び
５Ｂ・・・電動要素のロータ及びステータ　　６・・・
クランク軸６ａ・・・油通路　　７・・・バランスウェ
イト　　８・・・「Ｐ間圧刃室　　１０・・・吸入管　
　ｔＯａ・・・吸入室１１・・・圧縮室　　１２・・・
吐出ポート　　１４・・・吐出管　　１５・・・軸受　
　１６・・・隙間　　１７゜１７’・・・同心円状の溝享４（７）

Claims

【特許請求の範囲】１、固定スクロール及び旋回スクロールを互にかみ合せ
た圧縮要素と、旋回スクロールを駆動するクランク軸を
結合した電動要素と、圧縮要素及び電動要素を収納する
密閉容器とを備え、固定スクロール及び旋回スクロール
を支持する支持フレームと旋回スクロールの背面との間
に中間圧力室を形成し、旋回スクロールと固定スクロー
ルとの摺動部に、クランク軸に穿った油通路及び核油通
路に連通して旋回スクロールに穿った油通路を介して給
油するようにした密閉形スクロール圧縮機において、前
記旋回スクロールの支持フレームとの摺動面に、当該摺
動部の隙間から旋回スクロールと固定スクロールとの摺
動部に供給された油が前記中間圧力室に流入するのを阻
止する同心円状の溝を１本以上設けたことを特徴とする
密閉形スクロール圧縮機。２、同心円状の溝は、その断面が半径方向外側に長辺を
もち、かつ内側に短辺をもつ三角形となっていることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の密閉形スクロー
ル圧縮機。３、同心円状の溝は、その断面が矩形となっていること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の密閉形スクロ
ール圧縮機。