JP2584491B2 - クッション体の製造方法 - Google Patents

クッション体の製造方法

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JP2584491B2 JP63147391A JP14739188A JP2584491B2 JP 2584491 B2 JP2584491 B2 JP 2584491B2 JP 63147391 A JP63147391 A JP 63147391A JP 14739188 A JP14739188 A JP 14739188A JP 2584491 B2 JP2584491 B2 JP 2584491B2
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貞男 熊坂
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はクッション体の製造方法に関し、特にヘッド
レストのステーが挿入されるインサートフレームを用い
て自動車の背持たれに使用されるクッション体を製造す
る方法に係わる。
[従来の技術] 背持たれ用クッション体は、通常、第12図に示す構造
の主要部品と、これに連結された図示しない別のウレタ
ン発泡部材により構成されている。即ち、図中の1はウ
レタン発泡部材であり、この発泡部材1内にはインサー
トフレーム2が設けられている。このインサートフレー
ム2は、前記発泡部材1の側面外部に露出した係合金具
3a、3bを両端に有するパイプ材4と、このパイプ材4の
両端付近に取着されたコ字型のフレーム部5と、このフ
レーム部5に互いに平行となるように所定間隔をあけて
取着された2本のステー挿入用パイプ6a,6bとから構成
されている。また、前記発泡部材1表層部には前記パイ
プ6a、6bの一方の開口端と連通する筒穴7a、7bが形成さ
れており、かつ各パイプ6a、6bの他方の開口側端が位置
する前記ウレタン発泡部材1内部には中空穴8a、8bが形
成されている。かかる構造の背持たれ用クッション体に
おいて、同第12図の仮想線に示すヘッドレスト9の2本
のステー10a、10bが発泡部材1の筒穴7a、7b、インサー
トフレーム2の2本のパイプ6a,6bを通して同発泡部材
1の中空穴8a、8bに挿入される。なお、前記ウレタン発
泡部材1には別のウレタン発泡部材(図示せず)がイン
サートフレーム2の係合金具3a、3bを介して連結されて
いる。
ところで、上述した第12図図示の背持たれ用クッショ
ン体の主要部品は、従来、第13図及び第14図に示す成型
用型を用いて製造される。第13図は、前記主要部品を製
造するための成形用型を示す斜視図である。図中の11は
型本体であり、この型本体11には成形室12が形成されて
いる。前記本体11の開口部には、鍔部13が設けられてお
り、かつ該鍔部13には後述する蓋体と当接される傾斜し
た型合せ部14が形成されている。この型合せ部14には、
インサートフレームの係合金具が嵌入される窪み部15
a、15bが形成されている。前記本体11の側壁には、2つ
の穴16a,16bが開孔されており、かつ該本体11の成形室1
2内壁には前記各穴16a、16bと連通する筒状突起部17a、
17bが水平方向に延出されている。なお、これら筒状突
起部17a,17bの先端はテーパ状に加工されている。ま
た、前記本体11には蓋体18が連結部材19を介して開閉自
在に設けられている。この蓋体18の内面には、突出した
枠状部20が設けられており、かつ該枠状部20の前記本体
11の窪み部15a,15bに対応する箇所には窪み部21a、21b
が形成されている。前記枠状部20の外周側面は、傾斜し
て前記本体11の型合せ部14と当接される型合せ面を形成
している。なお、前記蓋体18にはウレタン発泡原液の注
入穴(図示せず)が開孔されている。
次に、背持たれ用クッション体の主要部品の製造方法
を説明する。まず、第14図に示すようにインサートフレ
ーム2を型本体11の成形室12内にセットする。この時、
インサートフレーム2のパイプ材4両端の係合金具3a、
3bを型合せ部14に設けた窪み部15a、15b内に挿入すると
共に、2本のステー挿入用パイプ6a,6bを筒状突起部17
a、17bの先端に嵌合させる。つづいて、2本の棒状治具
22a,22bを型本体11の穴16a、16bから筒状突起部17a,17b
及びステー挿入用パイプ16a,16bを通して成形室12内に
挿入し、所定長さ突出させた後、該棒状治具22a、22bの
本体11の成形室12内に位置する先端付近に離型剤をスプ
レー等により塗布する。ひきつづき、蓋体18を閉じて該
蓋体18の枠状部20の型合せ面を型本体11の型合せ部14に
当接させた後、図示しない注入穴からウレタン発泡原液
を注入し、該注入穴を塞ぐことにより本体11の成形室12
内及び蓋体18の枠状部20内で発泡を行なう。この後、棒
状治具22a,22bを引き抜き、蓋体18を開き、更に成形室1
2内のウレタン発泡部材を取出すことによって前述した
第11図図示の背持たれ用クッション体の主要部品を製造
する。この場合、前記棒状治具22a、22bの引き抜き後に
おいてその先端付近に対応する箇所にウレタン発泡部材
1の中空穴8a、8bが形成される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来方法によれば、発泡の度に、2本
の棒状治具22,22bを型本体11内の穴16a,16bから筒状突
起部17a,17b及びステー挿入用パイプ6a,6bを通して成形
室12内に挿入しなければならないため、作業性が低下す
るという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、従来のよ
うに発泡の度棒状治具を型内に挿入することなく、成型
用型内に取付けた中空穴形成治具を用いることにより作
業性よくクッション体を製造し得る方法を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、2本のステー挿入用パイプが互いに平行と
なるように所定間隔をあけて固定されたインサートフレ
ームを、成型用型内壁に固定された支持具及び該支持具
を支点として一定角度回動可能な中空穴用棒からなる中
空穴形成治具にセットする工程と、前記成型用型内にウ
レタン発泡原液を注入して発泡させる工程とからなるこ
とを要旨とする。
[作用] 本発明によれば、成型用型内壁に固定された支持具及
び該支持具を支点として一定角度回動可能な中空穴用棒
からなる中空穴形成治具を用いることにより、従来のよ
うに発泡の度に棒状治具を成型用型内に挿入することな
く、発泡時は中空穴形成治具の中空穴用棒を型底面に対
して略水平な位置にセットし、かつ発泡後は上型を開い
た後クッション体自身を傾斜させ、中空穴用棒から引抜
くことにより、容易にインサートフレームと一体になっ
たクッション体を得ることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第7図を参照して
詳細に説明する。なお、成形用型は前述した第12図と略
同様なものを用いるため、要点のみを説明する。
第1図において、31a,31bは成型用型の型本体11の内
壁上部に所定間隔あけて固定された中空穴形成治具であ
る。これらの中空穴形成治具31a,31bは、夫々第2図に
示す如く、型本体11の内壁上部に固定された支持具32
と、この支持具32に矢印A方向に一定角度(最大で90
度)回動自在に取付けられた中空穴用棒33とから構成さ
れる。前記支持具32は、第3図〜第5図に示す如く一端
側(型本体の内壁側)は型本体11の内壁に螺合されるネ
ジ部34となっており、他端側は断面コ字型の係合部35に
なっている。この係合部35のコ字型部分にはネジ36を挿
着するためのネジ穴35a,貫通穴35bが同軸方向に夫々設
けられており、更に中空穴用棒33との摺動部分は球面状
でその終端にストッパ部37が設けられている。一方、前
記中空穴用棒33は、前記支持具32の球面状部分と摺動す
る部分に係止部38aを有した係合部材38と、この係合部
材38に嵌合さた棒本体39とからなる。前記支持具32と前
記中空穴用棒33の前記支持具32とは前記ネジ36により一
定角度回動するように係合されており、発泡時中空穴用
棒33が水平のときに前記係止部38aがストッパ部37に係
止し、中空穴用棒33が下方向に移動するのを止める働き
をしている。なお、図中の40は、前記中空穴用棒33に挿
着されるカシメピンである。
こうした中空穴形成治具には、第7図に示すインサー
トフレーム41がセットされる。このインサートフレーム
41は、両端に係合金具42a、42bを有する金属製のパイプ
材43を備えている。このパイプ材43の両端付近には、金
属からなるコ字型のフレーム部44が溶接等により固定さ
れている。このフレーム部44の前記パイプ材43と平行す
る部分には、金属製のパイプ45a、45bが互いに平行とな
るように溶接等により夫々固定されている。
こうした構造の成型用型を用いてポリウレタンフォー
ムを形成するときは、次のよにして行う(但し、簡略の
為第9図〜第11図では上蓋は省略してある)。まず、中
空穴形成治具31の中空穴用棒33を第9図に示す如く点線
で示す位置に回動した状態で、インサートフレーム41の
パイプ45a、45bを前記中空穴用棒33,33に挿着させる。
次に、前記中空穴用棒33,33を水平位置まで戻す。そし
て、インサートフレーム41のパイプ材43両端の係合金具
42a、42bを型合せ部14に設けた窪み部15a、15b内に挿入
し、インサートフレーム41の成型室12内へのセットを完
了する。次いで、前記中空穴用棒33やパイプ45a,45bに
離型剤をスプレーで塗布した。つづいて、蓋体18を閉じ
て該蓋体18の枠状部20の型合せ面を型本体11の型合せ部
14に当接させた後、図示しない注入穴からウレタン発泡
原液を注入し、該注入穴を塞ぐことにより本体11の成形
室12内及び蓋体18の枠状部20内で発泡を行ない、ウレタ
ン発泡部材46を形成した(第10図図示)。この後、蓋体
を開き、更に成形室12内のウレタン発泡部材46を第11図
に示す如く傾斜させて中空穴用棒33から抜いて取出すこ
とによって第8図に示すようにインサートフレーム41
と、係合金具42a、42b以外を包み込み、かつ表層部には
前記パイプ45a、45bの開口端と連通する開口部47a,47b
が形成されたウレタン発泡部材46からなる背持たれ用ク
ッション体の主要部品48を製造する。こうして製造され
た背持たれ用クッション体の主要部品48において、同第
8図の仮想線に示すヘッドレスト50は、2本のステー51
a,51bをウレタン発泡部材46の開口部47a,47bを通してイ
ンサートフレーム41の2本のパイプ部45a,45bに挿入す
ることにより、ウレタン発泡部材46にセットされる。
しかして、本実施例によれば、成型用型内壁に固定さ
れた支持具32及び該支持具32を支点として一定角度回動
可能な中空穴用棒33からなる中空穴形成治具31を用いる
ことにより、従来のように発泡の度に棒状治具を成型用
型内に挿入することなく、発泡時は中空穴形成治具31の
中空穴用棒33を型底面に対して略水平な位置にセット
し、かつ発泡後は上蓋を開いた後ウレタン発泡部材46を
傾斜させ、中空穴用棒33から引抜くことにより、容易に
インサートフレーム41と一体になったクッション体を得
ることができる。従って、従来と比べて作業性を著しく
改善することができる。
[発明の効果] 以上詳述した如く本発明によれば、従来のように発泡
の度棒状治具を型内に挿入することなく、成型用型内に
取付けた中空穴形成治具を用いることにより作業性よく
クッション体を製造し得る方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る成型用型の説明図、第
2図は本発明に係る中空穴形成治具の平面図、第3図は
同中空穴形成治具の支持具の側面図、第4図は同支持具
の正面図、第5図は同支持具の平面図、第6図は中空穴
形成治具の中空穴用棒の平面図、第7図は同成型用型の
使用時に用いられるインサートフレームの説明図、第8
図は本発明に係る背持たれ用クッション体の説明図、第
9図〜第11図は夫々本発明に係るクッション体の製造工
程を示す説明図、第12図は従来の背持たれ用クッション
体の説明図、第13図及び第14図は夫々従来の成型用型の
説明図である。 11……型本体、12……成形室、15a,15b,21a,22b……窪
み部、16a、16b……穴、17a,17b……筒状突起部、18…
…蓋体、20……枠状部、31……中空穴形成治具、32……
支持具、33……中空穴用棒、41……インサートフレー
ム、42a,42b……係合金具、45a,45b……パイプ、46……
ウレタン発泡部材、48……背持たれ用クッション体の主
要部品、50……ヘッドレスト、51a、51b……ステー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のステー挿入用パイプが互いに平行と
    なるように所定間隔をあけて固定されたインサートフレ
    ームを、成型用型内壁に固定された支持具及び該支持具
    を支点として一定角度回動可能な中空穴用棒からなる中
    空穴形成治具にセットする工程と、前記成型用型内にウ
    レタン発泡原液を注入して発泡させる工程とからなるこ
    とを特徴とするクッション体の製造方法。
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