JP2584446Y2 - 二層袋 - Google Patents

二層袋

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JP2584446Y2
JP2584446Y2 JP1991045259U JP4525991U JP2584446Y2 JP 2584446 Y2 JP2584446 Y2 JP 2584446Y2 JP 1991045259 U JP1991045259 U JP 1991045259U JP 4525991 U JP4525991 U JP 4525991U JP 2584446 Y2 JP2584446 Y2 JP 2584446Y2
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JP
Japan
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adhesive
sheet
outer layer
bag
edge
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JP1991045259U
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JPH0526837U (ja
Inventor
茂樹 山本
Original Assignee
共栄製袋株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は糸綴じによって製袋され
た二層袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内、外層紙が、幅方向に所定間隔
を開けて並列に帯状に塗布された接着剤により、全長に
わたって接着されてなる原紙から製袋された二層袋が実
公昭62−4516号として提案されている。
【0003】ところで、帯状の原紙から袋を作るには、
原紙を幅方向に折り曲げて両側部にマチを形成すると共
に筒状にし、次に適当な長さに切断し、端部を糸綴じ等
によって閉塞するのが一般的である。しかし、上記従来
のものは、内、外層紙が折り畳み部、切断部等の各部分
において同じように接着されているので、接着剤が邪魔
になって折り曲げ難く、両端部を切断するとカッターの
刃に接着剤が付着する欠点があった。
【0004】また、袋素材の全面に亘って分布するよう
に、線または点状に部分的に接着剤を層間に介在させた
多層袋が、実開昭51−155208号公報及び特開昭
57−96950号公報に開示されている。 しかし、こ
れらのものも、原紙長手方向の両端縁に沿う部分に接着
剤が付着されているので、原紙を袋の長さに切断する際
に、カッターの刃に接着剤が付着するのを防ぐことがで
きない。 また、袋端部を糸綴じによって塞ぐ場合に、糸
綴じ部分と接着剤付着部分がずれてしまうため、接着剤
による縫い目の補強効果があまり期待できない。
【0005】さらに、原紙長手方向の両端縁寄りにおい
て、層間に点状に接着剤を付着した多層袋が実開平2−
83232号公報及び実開並2−69841号公報に開
示されている。 これらの多層袋によれば、接着剤が原紙
の折り曲げを阻害せず、原紙を切断する際にもカッター
の刃に接着剤が付着することはない。 しかし、これらの
ものは、袋の中間部において内外層紙が全く接着されて
いないので、内層紙と外層紙とが剥がれやすく、前記従
来の多層袋と同様に、糸綴じで袋端部を閉塞する場合
に、接着剤によって縫い目を補強することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の二層袋は、内層
シートと外層シートと重合されると共に、該重合面に
付着された接着剤によって貼着されてシート体形成
、該シート体がその両側縁からそれぞれ間隔をおいた
折り曲げ部から折り曲げられ、前記両側縁同志が接合
てなる二層袋であって、内層シートと外層シートとの
間において、前記側縁に直交する両端縁に沿う部分には
接着剤付着されず、前記折り曲げ部には接着剤多数
の点状に付着され、前記端縁からやや距離をおいて前記
端縁と平行な線状に接着剤付着され、前記端縁に沿う
部分・前記折り曲げ部及び前記両側縁に沿う部分を除い
て、適宜間隔ごとに線状に接着剤付着され前記各接
着剤を介して貼着された前記内層シート及び外層シート
前記折り曲げ部から折り曲げられ、前記両側縁に沿う
部分において、内層シート同志及び外層シート同志が接
着され、前記外層シートの外面から前記端縁と平行に
線状接着剤を付着した部分を挿通して糸綴じ設けられ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の二層袋は、上記
課題を達成するために、内層シートと外層シートとを重
合すると共に、該重合面に付着された接着剤によって貼
着してシート体を形成し、該シート体を折り曲げて両側
縁を接合してなり、内層シートと外層シートの 間におい
て、一方向に延びる両端縁に沿う部分には接着剤を付着
せず、前記方向に直交する方向に沿う両側縁からそれぞ
れ間隔をおいた折り曲げ部には接着剤を多数の点状に付
すると共に、前記端からやや距離をおいて前記端縁
と平行な線状に接着剤を付着し、前記端縁に沿う部分・
前記折り曲げ部及び前記両側縁に沿う部分を除いて、適
宜間隔ごとに線状に接着剤を付着し、接合した前記内層
シート及び外層シートを前記折り曲げ部から折り曲げ、
前記外層シートの外面から前記端縁と平行に線状接着剤
を付着した部分に糸綴じを設けたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。二層袋は、図1に示すように、内層紙2か
らなる内層シートと、これと同寸法で幅方向に位置をず
らせた外層紙3からなる外層シートとが重合され、重合
面に塗布された熱溶融性の接着剤4によって貼着された
シート体1´より構成される。
【0009】シート体1´は、袋幅Wに相当する間隔を
開けて、それぞれ3本の2点鎖線a,b,c及びd,
e,fに沿って襞状に折り曲げられ、図3に示すマチ8
が形成される。また、シート体1´は帯状の内層紙2及
び外層紙3が重合された帯状の原シートが、袋一枚の長
さLごとに一方向に延びる端縁10,10で切断されて
成る。
【0010】そして、図2に示すように、内層紙2及び
外層紙3の重合面の一方に対して、接着剤4は、前記方
向に直交する方向に沿う両側縁からそれぞれ間隔をおい
2点鎖線a,b,c,d,e,fを挟む折り曲げ部分
には千鳥位置に多数の点状に付着され、シート体1´の
前記一方向に延びる両端縁10,10に沿う部分6,6
には付着されず、端10,10からやや距離をおいた
部分7,7には、端縁10,10と平行な線状に付着さ
れる。
【0011】また、接着剤4は、端10,10に沿う
部分6,6、折り曲げ部分及び両側縁に沿う部分5,5
を除いては、適宜間隔毎に山形の線状に付着され、さら
に補強のために適宜間隔をおいて幅方向に付着される。
内層紙2及び外層紙3の両側線に沿う部分5,5は別の
接着剤によって内層紙2どうし及び外層紙3どうしが接
着される。
【0012】次に、二層袋1の形成について説明する。
まず、外周が袋の長さLに相当するようにデザインされ
た判胴を用いて、帯状の内層紙2又は外層紙3の重合面
に上述したように接着剤4を連続して塗布し、内層紙2
又は外層紙3の接着剤塗布面に帯状の外層紙3又は内層
紙2を重ねて加熱及び加圧し、内層紙2と外層紙3とを
貼着して帯状の原シートを構成する。
【0013】 次に、2点鎖線a,b,c,d,e,f
に沿って折り曲げて両側のマチを形成し、接合した前記
内層紙2及び外層紙3を多数の点状に接着された折り曲
げ部から折り曲げると共に、両側線に沿う部分5,5に
おいて、内層紙2どうし及び外層紙3どうしを接着して
筒状とする。さらに、図示しないカッターを用いて、原
シートを端縁10,10に沿って袋の長さLに相当する
長さに切断し、底部を補強紙11で挾んだ後、底部側の
一方の端縁10からやや距離をおいた部分7に付着され
端縁10と平行な接着剤4を挿通して、補強紙11の
両外面から糸綴じ12を施し、図3に示すように底部を
閉塞する。
【0014】 次いで、物品を収納した後、他方の端縁
10からやや距離をおいた部分7に付着された端縁10
と平行な接着剤4を挿通して、外層紙3の外面から糸
綴じ12を施し、袋を閉じる。なお、内層紙2と外層紙
3の重合部分の接着剤4は、斜線状、山形状、横線状あ
るいは縦線状等の任意の線状に適宜組み合わせて付着す
れば良い。
【0015】
【考案の効果】本考案の二層袋は、原シート長手方向の
両端縁に沿う部分において、内層シートと外層シートの
間に接着剤が付着されていないので、原シートを切断す
る際にカッターの刃に接着剤が付着せず、カッターの損
傷を防ぎ、カッターの清掃の手間を省くことができ、折
り曲げ部には接着剤が点状に塗布されているので、折り
曲げ部が接着剤の抵抗を受けることが少なくなって折り
畳み易く、加工が容易となる。
【0016】しかも、折り畳み部に多数の点状に接着剤
が付着されると共に、端縁に沿う部分・折り曲げ部及び
両側縁に沿う部分を除いて適宜間隔ごとに線状に接着剤
が付着されているため、折り曲げ作業に際して接着剤の
抵抗が少なく、折り曲げ部以外の部分は内層シートと外
層シートとが強固に接着されて剥がれる心配がない。
らに、糸綴じ部分には綴じ糸に沿って綴じ糸と同一位置
接着剤が塗布されているので、糸綴じ部分が接着剤に
よって補強され、糸綴じ部から破れたり、内容物が洩れ
る心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の二層袋のシート体の平面図
【図2】本考案の二層袋に係るシートの平面図
【図3】二層袋の斜視図
【符号の説明】
1 二層袋 1´ シート体 2 内層紙(内層シート) 3 外層紙(外層シート) 4 接着剤 5 両側縁に沿う部分 6 端縁に沿う部分 7 端縁からやや距離をおいた部分 8 マチ 10 端 11 補強紙 12 糸綴じ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層シートと外層シートと重合され
    と共に、該重合面に付着された接着剤によって貼着され
    てシート体形成され、該シート体がその両側縁からそ
    れぞれ間隔をおいた折り曲げ部から折り曲げられ、前記
    両側縁同志が接合されてなる二層袋において、内層シー
    トと外層シートとの間において、前記側縁に直交する
    端縁に沿う部分には接着剤付着されず、前記折り曲げ
    部には接着剤多数の点状に付着され、前記端縁からや
    や距離をおいて前記端縁と平行な線状に接着剤付着
    、前記端縁に沿う部分・前記折り曲げ部及び前記両側
    縁に沿う部分を除いて、適宜間隔ごとに線状に接着剤
    付着され前記各接着剤を介して貼着された前記内層シ
    ート及び外層シート前記折り曲げ部から折り曲げ
    れ、前記両側縁に沿う部分において、内層シート同志及
    び外層シート同志が接着され、前記外層シートの外面
    から前記端縁と平行に線状接着剤を付着した部分を挿通
    して糸綴じ設けられたことを特徴とする二層袋。
JP1991045259U 1991-05-21 1991-05-21 二層袋 Expired - Lifetime JP2584446Y2 (ja)

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JPH0526837U JPH0526837U (ja) 1993-04-06
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5796950A (en) * 1980-12-05 1982-06-16 Showa Seitai Mfg Composite paper for manufacturing bag

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JPS51155208U (ja) * 1975-06-03 1976-12-10
JPH0269841U (ja) * 1988-11-16 1990-05-28
JPH066033Y2 (ja) * 1988-12-13 1994-02-16 王子製袋株式会社 多層袋

Patent Citations (1)

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JPS5796950A (en) * 1980-12-05 1982-06-16 Showa Seitai Mfg Composite paper for manufacturing bag

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JPH0526837U (ja) 1993-04-06

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