JP2584360Y2 - パイプ型雌接触子付コネクタ - Google Patents
パイプ型雌接触子付コネクタInfo
- Publication number
- JP2584360Y2 JP2584360Y2 JP7130293U JP7130293U JP2584360Y2 JP 2584360 Y2 JP2584360 Y2 JP 2584360Y2 JP 7130293 U JP7130293 U JP 7130293U JP 7130293 U JP7130293 U JP 7130293U JP 2584360 Y2 JP2584360 Y2 JP 2584360Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- pipe
- female contact
- pin insertion
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として電気機器に電
源等を供給するためのパイプ型雌接触子付コネクタに関
する。
源等を供給するためのパイプ型雌接触子付コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプ型の雌接触子付コネクタと
しては、図7に示すようにハウジング1を貫通するプラ
グピン挿入孔2の内面に、プレス等で成形された円筒形
のパイプ型雌接触子3が圧入されることにより固定さ
れ、突出方向に附勢された押圧子6付きの丸型プラグピ
ン5を挿抜出来るようにしたものが知られている。
しては、図7に示すようにハウジング1を貫通するプラ
グピン挿入孔2の内面に、プレス等で成形された円筒形
のパイプ型雌接触子3が圧入されることにより固定さ
れ、突出方向に附勢された押圧子6付きの丸型プラグピ
ン5を挿抜出来るようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のパイ
プ型雌接触子付コネクタは、コネクタハウジング1のプ
ラグピン挿入孔2の内面にパイプ型雌接触子3を固定す
る際に、プラグピン挿入孔2の直径より大きな外径を有
するパイプ型雌接触子3を押し込むため圧入に力を要
し、またハウジング1の肉厚が薄い場合やハウジングの
プラグピン挿入孔2に対するパイプ型雌接触子の直径が
大き過ぎる場合等においては、クラックや割れを生じる
という問題、またパイプ型雌接触子3は内面が平滑な孔
内に圧入するため、端子の向きに狂いが生じ易く、圧入
力を大きく要する場合には圧入後に向きの狂いを直しに
くいという問題点があった。
プ型雌接触子付コネクタは、コネクタハウジング1のプ
ラグピン挿入孔2の内面にパイプ型雌接触子3を固定す
る際に、プラグピン挿入孔2の直径より大きな外径を有
するパイプ型雌接触子3を押し込むため圧入に力を要
し、またハウジング1の肉厚が薄い場合やハウジングの
プラグピン挿入孔2に対するパイプ型雌接触子の直径が
大き過ぎる場合等においては、クラックや割れを生じる
という問題、またパイプ型雌接触子3は内面が平滑な孔
内に圧入するため、端子の向きに狂いが生じ易く、圧入
力を大きく要する場合には圧入後に向きの狂いを直しに
くいという問題点があった。
【0004】本考案は、このような従来の問題にかんが
み、コネクタのプラグピン挿入孔にパイプ型雌接触子を
嵌め込む際に、ハウジングにクラックや割れを発生させ
ることなく容易に圧入ができ、かつ挿入向きに狂いが生
じないパイプ型雌接触子付コネクタの提供を目的として
なされたものである。
み、コネクタのプラグピン挿入孔にパイプ型雌接触子を
嵌め込む際に、ハウジングにクラックや割れを発生させ
ることなく容易に圧入ができ、かつ挿入向きに狂いが生
じないパイプ型雌接触子付コネクタの提供を目的として
なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本考案の特徴は、
モールド成形されたハウジングのプラグピン挿入孔の内
面に、パイプ型雌接触子を嵌め込み、該接触子と一体に
端子を備えてなるパイプ型雌接触子付コネクタにおい
て、前記パイプ型雌接触子には、軸方向に向けたすり割
りを有し、該すり割り内に、前記ハウジングのプラグピ
ン挿入孔の内面に突設した突条を嵌め込ませたことにあ
る。
解決し、所期の目的を達成するための本考案の特徴は、
モールド成形されたハウジングのプラグピン挿入孔の内
面に、パイプ型雌接触子を嵌め込み、該接触子と一体に
端子を備えてなるパイプ型雌接触子付コネクタにおい
て、前記パイプ型雌接触子には、軸方向に向けたすり割
りを有し、該すり割り内に、前記ハウジングのプラグピ
ン挿入孔の内面に突設した突条を嵌め込ませたことにあ
る。
【0006】
【作用】本考案のパイプ型雌接触子付コネクタは、パイ
プ型雌接触子に軸方向に向けたすり割りがあるため、そ
の外径がプラグピン挿入孔の内径に比べて多少大きめで
あっても、圧入の際に縮径されるため大きな圧入力を要
せず、ハウジングにクラックや割れを生じさせない。ま
た圧入に際しすり割り内にプラグピン挿入孔内面の突条
が嵌め合わされるため、パイプ型雌接触子は常に適正な
向きとなる。
プ型雌接触子に軸方向に向けたすり割りがあるため、そ
の外径がプラグピン挿入孔の内径に比べて多少大きめで
あっても、圧入の際に縮径されるため大きな圧入力を要
せず、ハウジングにクラックや割れを生じさせない。ま
た圧入に際しすり割り内にプラグピン挿入孔内面の突条
が嵌め合わされるため、パイプ型雌接触子は常に適正な
向きとなる。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施の一例を図1〜図6につい
て説明する。
て説明する。
【0008】図において、10はパイプ型雌接触子付コ
ネクタソケットであり、20はコネクタプラグである。
ネクタソケットであり、20はコネクタプラグである。
【0009】コネクタソケット10は、モールド成形さ
れたハウジング11の中央に多ピン挿入部18、及びハ
ウジング11の前面部の左右両端にプラグピン挿入孔1
3を有し、多ピン挿入部18の各々のピン挿入孔18
a,18a……の奥部には雌コンタクト19が、プラグ
ピン挿入孔13にはパイプ型雌接触子14が配置されて
いる。
れたハウジング11の中央に多ピン挿入部18、及びハ
ウジング11の前面部の左右両端にプラグピン挿入孔1
3を有し、多ピン挿入部18の各々のピン挿入孔18
a,18a……の奥部には雌コンタクト19が、プラグ
ピン挿入孔13にはパイプ型雌接触子14が配置されて
いる。
【0010】コネクタプラグ20もパイプ型雌接触子付
コネクタソケット10と同様にモールド成形されたハウ
ジング21を有し、その前面部には、コネクタソケット
10の多ピン挿入部18の各々のピン挿入孔18a,1
8b……に対応してピン24が、またプラグピン挿入孔
13に対応してプラグピン22,22が突設されてい
る。各プラグピン22には、図7に示す押圧子6と同様
に突出方向に附勢された押圧子23が設けられている。
コネクタソケット10と同様にモールド成形されたハウ
ジング21を有し、その前面部には、コネクタソケット
10の多ピン挿入部18の各々のピン挿入孔18a,1
8b……に対応してピン24が、またプラグピン挿入孔
13に対応してプラグピン22,22が突設されてい
る。各プラグピン22には、図7に示す押圧子6と同様
に突出方向に附勢された押圧子23が設けられている。
【0011】コネクタソケット10のハウジング11の
左右両側にあるプラグピン挿入孔13の内面には、軸方
向に向けた細長の突条12が一体に突設されている。こ
のプラグピン挿入孔13に嵌め合わされているパイプ型
雌接触子14は、円筒形の接触子本体部15と、該本体
部の後端側にこれを略直交する向きに一体に突設した端
子16とからなっており、その本体部15には円筒軸方
向に向けたすり割り17が形成されている。このすり割
り17内にプラグピン挿入孔13の内面の突条12を嵌
合してパイプ型雌接触子14がプラグピン挿入孔13内
に圧入されている。圧入に際しては、プラグピン挿入孔
13に対し、すり割り17が突条12に向き合う角度に
雌接触子本体部15を向け、圧入治具により押し込むこ
とにより、すり割り17と突条12が嵌合して雌接触子
本体部15が常に適性な向きに挿入され、端子16の突
出方向が常に適性なものとなる。
左右両側にあるプラグピン挿入孔13の内面には、軸方
向に向けた細長の突条12が一体に突設されている。こ
のプラグピン挿入孔13に嵌め合わされているパイプ型
雌接触子14は、円筒形の接触子本体部15と、該本体
部の後端側にこれを略直交する向きに一体に突設した端
子16とからなっており、その本体部15には円筒軸方
向に向けたすり割り17が形成されている。このすり割
り17内にプラグピン挿入孔13の内面の突条12を嵌
合してパイプ型雌接触子14がプラグピン挿入孔13内
に圧入されている。圧入に際しては、プラグピン挿入孔
13に対し、すり割り17が突条12に向き合う角度に
雌接触子本体部15を向け、圧入治具により押し込むこ
とにより、すり割り17と突条12が嵌合して雌接触子
本体部15が常に適性な向きに挿入され、端子16の突
出方向が常に適性なものとなる。
【0012】また、接触子本体部15の外径がハウジン
グ11のプラグピン挿入孔13の内径より多少大きめで
あっても、すり割り17の存在により、圧入の際に該本
体部が縮径されるため、大きな圧入力を要せず、またハ
ウジング11を損傷せずに圧入ができる。
グ11のプラグピン挿入孔13の内径より多少大きめで
あっても、すり割り17の存在により、圧入の際に該本
体部が縮径されるため、大きな圧入力を要せず、またハ
ウジング11を損傷せずに圧入ができる。
【0013】
【考案の効果】上述したように本考案のパイプ型雌接触
子付コネクタは、パイプ型雌接触子に軸方向に向けたす
り割りを設け、そのすり割り内に、ハウジングのプラグ
ピン挿入孔の内面に突設した突条を嵌め込むようにした
ことにより、パイプ型接触子の径がプラグピン挿入孔よ
り多少大きめであっても、ハウジングにクラックや割れ
を発生させることなく容易に圧入でき、かつその圧入時
に挿入向きの狂いが生じないので、端子の方向性が常に
一定となり、端子の向きが狂った誤挿入がなくなる。
子付コネクタは、パイプ型雌接触子に軸方向に向けたす
り割りを設け、そのすり割り内に、ハウジングのプラグ
ピン挿入孔の内面に突設した突条を嵌め込むようにした
ことにより、パイプ型接触子の径がプラグピン挿入孔よ
り多少大きめであっても、ハウジングにクラックや割れ
を発生させることなく容易に圧入でき、かつその圧入時
に挿入向きの狂いが生じないので、端子の方向性が常に
一定となり、端子の向きが狂った誤挿入がなくなる。
【図1】本考案の実施の一例のパイプ型雌接触子付コネ
クタの要部の分解斜視図である。
クタの要部の分解斜視図である。
【図2】本考案の実施の一例のパイプ型雌接触子付コネ
クタの正面図である。
クタの正面図である。
【図3】本考案の実施の一例のパイプ型雌接触子付コネ
クタの平面図である。
クタの平面図である。
【図4】図2中のA−A線断面図である。
【図5】図1〜図4に示すコネクタに嵌合されるコネク
タプラグの正面図である。
タプラグの正面図である。
【図6】同上の平面図である。
【図7】従来例のパイプ型雌接触子付コネクタ及び適合
コネクタプラグの部分斜視図である。
コネクタプラグの部分斜視図である。
【符号の説明】 10 パイプ型雌接触子付コネクタソケット 11、21 ハウジング 12 突条 13 プラグピン挿入孔 14 パイプ型雌接触子 15 接触子本体 16 端子 17 すり割り 18 多ピン挿入部 19 雌コンタクト 20 コネクタプラグ 22 プラグピン 23 押圧子 24 ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 モールド成形されたハウジングのプラグ
ピン挿入孔の内面に、パイプ型雌接触子を嵌め込み、該
接触子と一体に端子を備えてなるパイプ型雌接触子付コ
ネクタにおいて、前記パイプ型雌接触子には、軸方向に
向けたすり割りを有し、該すり割り内に、前記ハウジン
グのプラグピン挿入孔の内面に突設した突条を嵌め込ま
せたことを特徴としてなるパイプ型雌接触子付コネク
タ。 - 【請求項2】 パイプ型雌接触子の外径をハウジングの
プラグピン挿入孔の内径より稍大きく成形してなる請求
項1に記載のパイプ型雌接触子付コネクタ。 - 【請求項3】 突条をプラグピン挿入孔の軸方向に向け
た細長に成形してなる請求項1又は2に記載のパイプ型
雌接触子付コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130293U JP2584360Y2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | パイプ型雌接触子付コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130293U JP2584360Y2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | パイプ型雌接触子付コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734565U JPH0734565U (ja) | 1995-06-23 |
JP2584360Y2 true JP2584360Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=13456723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7130293U Expired - Lifetime JP2584360Y2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | パイプ型雌接触子付コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584360Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP7130293U patent/JP2584360Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0734565U (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070828 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080828 Year of fee payment: 10 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |