JP2584299Y2 - 仕上材付き床パネル、床及び天井の構造 - Google Patents

仕上材付き床パネル、床及び天井の構造

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JP2584299Y2 JP1992090290U JP9029092U JP2584299Y2 JP 2584299 Y2 JP2584299 Y2 JP 2584299Y2 JP 1992090290 U JP1992090290 U JP 1992090290U JP 9029092 U JP9029092 U JP 9029092U JP 2584299 Y2 JP2584299 Y2 JP 2584299Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、仕上材付き床パネルに
係り、特に、パネル工法による家屋の階下の天井にも兼
用される、上階の仕上材付き床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆるパネル工法により組み立
てられる家屋における2階の床部及び、1階の天井部が
図3に図示されている。
【0003】同図において、床パネル16は、芯材18
が方形状に枠組みされ、この枠体の中央部にも長手方向
に芯材18が取り付けられている。この芯材18から形
成される枠体の上面には面材20が貼り付けられてお
り、下面は芯材18が露出する構成になっている。
【0004】2階の床部を形成するために、床パネル1
6は次のようにして取り付けられる。まず、1階壁パネ
ル10の芯材10aの上面に、胴差14及び床パネル1
6の側端部の芯材18を位置させる。そして前記胴差1
4及び前記床パネル16の側端部の上に立設した2階壁
パネル12の芯材12aから、胴差14と床パネル16
の面材20及び芯材18とを介して、1階壁パネル10
の芯材10aへボルト(図示せず)が挿通されており、
このボルトがナット(図示せず)により締められてい
る。また、隣接する床パネル16同士は、隣接する夫々
の芯材18、18にボルト(図示せず)を挿通し、その
ボルトをナット(図示せず)によって締めることにより
結合してある。
【0005】こうして2階の床部が構成され、この床部
の下方には、1階の天井部が次述するように設けられて
いる。すなわち、床パネル16の面材20の下方には、
吊梁24が設けられている。この吊梁24には、複数の
吊木26が取り付けられて、下方向へ延設されており、
この吊木26の長さによって、1階の天井の高さが決定
される。
【0006】次に、この天井の高さ位置で、前記吊木2
6に野縁28を取り付け、この野縁28の下面に天井材
22が取り付けられている。
【0007】こうして、同図に示す天井部は、1階の上
方に設置した吊梁24から吊り下げた吊木24により野
縁28が支持され、この野縁28に平坦な板状の天井材
22が取り付けられることにより構成されている。
【0008】また、面材20と天井材22との間には、
吸音材30が設置されている。
【0009】こうして、床パネル16を取り付け、そし
て、1階の天井部を完成させた後に、床パネル16の上
面に図示しない床仕上材を取り付けて、2階の床部が完
成する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来例におい
て、1階の天井部を構築するには、吊梁24及び吊木2
6を設ける必要があり、床パネル16と天井材22との
間にある程度の間隔を設けなければならず、その結果、
天井材22の位置が低くなり居住者に圧迫感を与えると
いう問題があった。しかも、吊梁24、吊木26及び天
井材22を取り付ける作業は、1階の部屋に脚立を設置
し、その脚立に作業者が跨がって、行わねばならず、か
かる作業は作業者にとって大きな負担となっていた。
【0011】また、床パネル16の下面に、天井材22
を直接貼り付ける構造にすることも可能であるが、この
場合も前述した従来例と同様に、天井材22の貼り付け
作業が困難である。
【0012】さらに、床パネル16の面材20の表面に
は、家屋組立て現場で床仕上材を貼り付ける必要があ
り、このような作業を現場で行うことは、現場での作業
量を増やすこととなり、家屋の工業的量産という要請に
反するものであった。
【0013】また、床パネル16の芯材18の上面に
は、面材20及び床仕上材の2枚の板材を貼り付けてい
るが、貼り け作業を2度行うのは無駄であり、材料費
及び人件費を増加させ建築コストを上昇させることにな
っていた。
【0014】本考案は、上記実情に鑑みなされたもの
で、所定階の天井と、その上階の床部の構築作業を簡略
化でき、しかも安価な仕上材付き床パネル、床及び天井
の構造を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る仕上材付き床パネルは、階下の壁パ
ネル上に取り付けられる階上の床パネルにおいて、方形
状に枠組みされた芯材と、面材として使用可能な強度を
有し該芯材上面に直接貼り付けられた床仕上材と、前記
芯材下面に直接貼り付けられた天井仕上材と、前記床仕
上材及び前記天井仕上材の間に設置された吸音材と、
予め備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項2に係る床及び天井の構造
は、請求項1記載の仕上材付き床パネルを複数枚用いて
形成される床及び天井の構造であって、少なくとも一対
の釘と、細長い板状のジョイント材と、を含み、複数枚
の前記仕上材付き床パネルは、前記芯材相互を当接させ
て前記階下の壁パネル上に設置され、前記一対の釘は、
前記天井仕上材側の面において、隣り合う前記芯材の一
方から他方にそれぞれ打ち込まれ、前記ジョイント材
は、前記天井仕上材側の面において隣り合う前記仕上材
付き床パネルに取り付けられて、前記一対の釘を隠すこ
と、を特徴とする。
【0017】
【作用】上記構成の仕上材付き床パネルによれば、芯材
の下面に天井仕上材を予め貼り付けてあるので、この床
パネルを貼り付けることによって天井も形成され、負担
の多い天井構築作業が不要になる。
【0018】しかも、床パネルの下面が天井となるの
で、階下の天井を高く形成することが可能である。
【0019】また、前記芯材の上面には、予め床仕上材
を貼り付けてあるので、建築現場での床仕上材を貼り付
ける作業を省略でき、さらに、この床仕上材自体が床パ
ネルの面材としての機能も果たすので、面材が不要にな
る。そして、床仕上材と天井仕上材の間に吸音材が配設
されているため、上階の音が階下に伝わりにくい。さら
に、このような床仕上材付き床パネルが、複数枚連接さ
れ、天井仕上材側の面において釘打ちにて連結固定され
ることから、釘の出っ張りがない平坦な床を形成するこ
とができる。また、天井仕上材側の面に取り付けられた
ジョイント材で釘が隠されることから、釘によって天井
仕上材側の室内の美感が損なわれることがない。
【0020】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図1及び図
2を参照しつつ説明する。ここで、図1は本考案に係る
仕上材付き床パネル1(以下、床パネル1と略す)を使
用した床構造を示す断面図、図2は図1に示された床パ
ネル1相互の連結作業を説明する断面図である。尚、図
3に示された従来構成と同一の構成要素については同一
符号を付する。
【0021】図1において、床パネル1は、複数の芯材
32によって方形の枠体が形成され、この複数の芯材3
2の上面に床仕上材34を貼り付け、下面には天井仕上
材36を貼り付けてなるものである。
【0022】この床仕上材34と天井仕上材36は、と
もに化粧合板等からなるものである。ただし、床仕上材
34は、後述するように、芯材32に面材を貼り付けな
いことから、床仕上材34のみで面材としての強度が確
保できるような材質、厚みでなければならない。
【0023】ここで、床パネル1の芯材34の上面に、
2階の床仕上材34が直接貼り付けられているので、面
材が必要ではなくなる。しかも、この床仕上材34の貼
り付けを工場で行えるので、家屋の工業的量産の要請に
沿うことができる。
【0024】また、床パネル1の芯材34の下面に、天
井仕上材36が貼り付けられているので、従来と異なり
2階の床パネルの下に、天井を別個に取り付ける手間が
省け、組み立て現場における負担の大きい作業を省略で
きる。
【0025】しかも、天井仕上材36は、床パネル1を
工場出荷する段階で既に貼り付けられている。従って、
従来の床パネルの下面に天井仕上材を貼り付ける天井構
造においても必要であった作業、即ち、作業者が脚立に
乗って顔を仰向きの状態でする作業が必要でなく、作業
者の負担を軽減することとなる。
【0026】さらに、従来のような吊梁及び吊木を用い
て吊り下げた野縁に天井材を設ける構造が不要なので、
従来より1階の天井の高さを高くすることができる。
【0027】また、床仕上材34と天井仕上げ材36と
の間には吸音材30が設置され、2階における音が1階
に伝わりにくいようになっている。従って、アパートの
ような集合住宅における界床として用いるに最適な状態
となっている。
【0028】上記構成の床パネル1の取り付け構造につ
いて、図1及び図2を参照しつつ以下に説明する。
【0029】まず、従来例と同様に、1階壁パネル10
の芯材10aの上面に胴差14と床パネル1の側端部を
位置させる。そして、前記胴差14と前記床パネル1の
側端部との上に立設した2階壁パネル12の芯材12a
から、胴差14及び床パネル1の側端部を介して、1階
壁パネル10の芯材10aへボルト(図示せず)が挿通
されており、このボルトがナットにより締められてい
る。
【0030】そして、1階壁パネル10の部屋側面材と
床パネル1の天井仕上材36とで形成される角部には、
図1に示されるように木や合成樹脂等からなる迴り縁4
0が取り付けられて角部を覆っている。
【0031】また、床パネル1相互の連結は、図2に示
されるようにして行なわれている。すなわち、隣合う床
パネル1相互は、その側部に配された芯材32,32相
互を接合させると共に、天井仕上材36側において一方
の芯材32側から隣接する他方の芯材32へ釘42を打
ち込んで連結させる(図2参照)。そして、釘打ち後、
釘42,42を打ち込んだ部位には、床パネル1の長手
方向に沿ってジョイント目板44を接着剤等により固着
して、釘打ちの部分が露出しないようになっている。
【0032】尚、本考案は、上述した実施例に限定され
るものではなく、本考案の趣旨の範囲において、種々の
変形が可能である。例えば、本実施例は1階の天井をも
形成する2階の床パネルとして、本考案に係る床パネル
を使用したが、所定階とその階上との間に設置されるも
ので階数には限定されない。
【0033】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案に係る床
パネルは、下面に予め天井仕上材を貼り付けてなるの
で、この床パネルを取り付けることによって、天井も形
成され、天井部を取り付ける作業を省略できるととも
に、天井部を形成するコストを削減できる。
【0034】しかも、床パネルの下面が天井となるの
で、階下の天井を高く形成することができるという効果
がある。
【0035】また、前記床パネルは、上面に予め床仕上
材を貼り付けてなるので、現場で該床仕上材を貼り付け
る作業を省略できるとともに、該床仕上材自体が床パネ
ルの面材としての機能も果たすので、面材を省略できる
という効果がある。
【0036】また、床仕上材と天井仕上材の間に吸音材
が設置されているので、上階の音が階下に伝わりにくい
という効果がある。さらに、複数枚の仕上材付き床パネ
ルが、天井仕上材側の面において釘打ちにて連結固定さ
れることから、釘の出っ張りがない平坦な床を形成する
ことができる。また、天井仕上材側の面に取り付けられ
たジョイント材で釘が隠されることから、釘によって天
井仕上材側の室内の美感が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る仕上材付き床パネルを使用した床
構造を示す断面図である。
【図2】本考案に係る仕上材付き床パネル相互の接合状
態を示す断面図である。
【図3】従来の床部及び天井部の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 床パネル 10 1階壁パネル 12 2階壁パネル 30 吸音材 32 芯材 34 床仕上材 36 天井仕上材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階下の壁パネル上に取り付けられる階上
    の床パネルにおいて、 方形状に枠組みされた芯材と、面材として使用可能な強
    度を有し該芯材上面に直接貼り付けられた床仕上材と、
    前記芯材下面に直接貼り付けられた天井仕上材と、前記
    床仕上材及び前記天井仕上材の間に設置された吸音材
    と、予め備えることを特徴とする仕上材付き床パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仕上材付き床パネルを複
    数枚用いて形成される床及び天井の構造であって、 少なくとも一対の釘と、 細長い板状のジョイント材と、を含み、 複数枚の前記仕上材付き床パネルは、前記芯材相互を当
    接させて前記階下の壁パネル上に設置され、 前記一対の釘は、前記天井仕上材側の面において、隣り
    合う前記芯材の一方から他方にそれぞれ打ち込まれ、 前記ジョイント材は、前記天井仕上材側の面において隣
    り合う前記仕上材付き床パネルに取り付けられて、前記
    一対の釘を隠すこと、を特徴とする床及び天井の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0464640A (ja) * 1990-07-02 1992-02-28 Sekisui Chem Co Ltd 床構造体

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