JP2584281Y2 - 薬袋の振り分け装置 - Google Patents
薬袋の振り分け装置Info
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- JP2584281Y2 JP2584281Y2 JP1993024774U JP2477493U JP2584281Y2 JP 2584281 Y2 JP2584281 Y2 JP 2584281Y2 JP 1993024774 U JP1993024774 U JP 1993024774U JP 2477493 U JP2477493 U JP 2477493U JP 2584281 Y2 JP2584281 Y2 JP 2584281Y2
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Description
印字された薬袋などを次工程での取り扱いに合わせて複
数組に振り分けてストックさせる薬袋の振り分け装置に
関する。
対象に調剤薬を提供する薬局では、作業の合理化と患者
への投薬の迅速化のために、薬袋に対する調剤薬の用法
などの記入をコンピュータを用いて処方箋に基づく投薬
情報をプリンタに出力させることによって、プリンタで
印字させて作業の向上を図っている。そして、患者1人
分の投薬についてその調剤のための処方箋を同時にプリ
ントアウトして薬袋とともに供給されて、調剤作業を能
率よく実施できるようにされる方式が多く採用されてい
る。
薬袋への用法などの印字操作と調剤作業との間に両者の
作業上の時間的なずれが生じる。すなわち、調剤並びに
その調剤された薬剤は規則上必ず薬剤師が処方箋と照合
して誤りのないことを確認する監査が必要である。その
ために、処方箋に基づいて調剤する作業や調剤後の薬剤
の監査及び投薬を薬袋に収めて患者に提供する処理につ
いては殆ど人手により行われる。
では、入院患者のほかに外来の患者に対する投薬も同時
に行われているので、このような病院内の薬局では多数
の患者に対する調剤を行わねばならず、その調剤作業は
通常午前中に集中することになる。そのため、特に外来
の患者については時間的に調剤薬の提供を早くしないと
待ち時間が長くなり不都合である。しかしながら、印字
装置で印字されて送り出される薬袋など(調剤用の処方
箋と薬袋)は外来患者も入院患者も区別されることなく
所要事項を印字されて送り出されるので、供給される調
剤の部署で外来患者と入院患者とに区別しなければなら
ず、ただでさえ繁忙である上にその区別作業を同時に行
いながら調剤・投薬を行うことになって作業性が損なわ
れる。
工程の印字装置から供給される印字済みの薬袋などを調
剤作業の緩急に応じて複数組に振り分けて、調剤作業を
合理化できるようにする薬袋の振り分け装置を提供する
ことを目的とする。
に本考案の薬袋の振り分け装置は、投薬情報に基づいて
印字装置により印字された薬袋を複数組に振り分けてス
トックさせる薬袋の振り分け装置であって、前記薬袋の
搬送路の上下位置に対向するように配されるとともに、
上側ローラが下側ローラに対して可動的に支持され、前
記薬袋を搬送する複数組の薬袋搬送ローラ対と、これら
薬袋搬送ローラ対によって搬送される薬袋を順次受け入
れる複数組のストック部と、前記複数組の薬袋搬送ロー
ラ対の配置される間に設けられて回動により前記薬袋の
搬送方向を選択的に切り換える搬送振り分け機構と、前
記印字装置に投薬情報を出力するとともに、印字装置か
ら薬袋が搬送路へ供給されるのに連動して搬送中の薬袋
の投薬情報に基づき前記搬送振り分け機構を作動させる
制御装置とを備えることを特徴とするものである。
配される前面と上面とを開放された所要寸法の受け箱
と、この受け箱の前側に上部をその受け箱もしくは支持
体の適所で枢支されて常時は下端部が前記受け箱の内側
に向かって傾斜される受け入れガイドとを有しているの
が好ましい。そして、前記ストック部の受け箱の下部は
両側板から底部の両側の一部を切り欠いて受け入れ薬袋
が取り出し容易に形成される構成であるのがよい。
は、制御装置より入力された投薬情報に基づいて印字装
置により印字された薬袋が搬送路に送り込まれ、順次複
数の薬袋搬送ローラ対により挟持されて搬送される。こ
の印字装置から薬袋が搬送路に送り込まれた信号を受
け、搬送中の薬袋の投薬情報に基づいて前記制御装置が
搬送振り分け機構を作動させて、例えば入院患者の投薬
用の薬袋については一方のストック部に、また外来患者
の投薬用の薬袋については別のストック部にという具合
にそれぞれ受け入れられるように仕分けされる。なお、
前記制御装置により1患者分の薬袋や調剤用の処方箋を
纏めて送り出すように投薬情報を印字装置に入力し、そ
の1患者分の薬袋や調剤用の処方箋を1ユニットとして
仕分けできるように制御される。したがって、外来患者
と入院患者との投薬が印字済みの薬袋の供給部で先に仕
分けされたことになるので、調剤部署では急ぐ方の調剤
を優先して行えることになり、投薬作業の合理化が促進
できることになる。また、薬袋搬送ローラ対の上側ロー
ラが下側ローラに対して可動的に支持されることから搬
送される薬袋の厚みが厚いものであっても、確実に挟持
して前方へ搬送することができる。
送路を経て送り込まれる印字済み薬袋が受け入れガイド
によって受け箱に順次揃えて受け入れられ、収納される
薬袋を取り出す際には上部で枢支される受け入れガイド
の下部を持ち上げるとストックされている薬袋が容易に
取り出せる。そして、そのストック部の受け箱の下部両
側部とその側部に連なる底部の一部が切り欠いてある
と、ストック部から薬袋を取り出す際に受け入れガイド
を大きく持ち上げることなく簡単に取り出すことができ
る。
て、その一実施例の図面を参照しつつ説明する。図1は
本考案による薬袋の振り分け装置の一具体例の全体斜視
図であり、図2は薬袋の振り分け装置の一具体例の要部
断面図であり、図3は図2における左側面図であり、図
4は薬袋搬送ローラ対の一部を示す図である。
り分け装置1は、図示されない支持体に支持されて搬送
路2に配置され駆動機構(図示せず)によって回転駆動
される二組の薬袋搬送ローラ対3,4と、二組のストッ
ク部10,11と、前記二組の薬袋搬送ローラ対3,4配設
位置の間に設けられる搬送振り分け機構20とで構成され
る。そして、この薬袋の振り分け装置1は薬袋の印字装
置(図示省略)の印字済み薬袋送り出し部に搬送路2が
接続されるようにして設置される。
でガイド板2a,2bが配されて水平方向に被搬送物が搬送
されるように設けられる。そして、その搬送路2の中間
部と先端部とに下向きの案内2c,2dをそれぞれストック
部10,11に向けて被搬送物である薬袋Aが方向変換可能
に設けられる。
薬袋搬送ローラ対3,4が配置され、これら薬袋搬送ロ
ーラ対3,4を図示されない駆動機構によって矢印aの
方向に回転駆動されるようになされている。なお、それ
ら薬袋搬送ローラ対3,4は支持軸31,32上にそれぞれ
幅方向に複数個のローラ33,34が適宜間隔で配列されて
上下に配置して、上側のローラ34の支持軸32に下向きの
押圧力が常時付勢されて搬送される薬袋Aを挟んで移動
させるようになされている。
位置して前記薬袋搬送ローラ対3,4の間隔にほぼ合致
する間隔で設けられる。これらストック部10,11を構成
する受け箱13,13は直立状態で図示されない支持体に取
り付けられ、いずれも前面と上部とが開放されており、
下部の両側部にそれぞれ切り欠き部分13a ,13a を設け
てストックされた薬袋Aの取り出しが容易なように形成
されている。そして、それら受け箱13,13の各開放され
た前面位置に金属線材によって形成される受け入れガイ
ド14,14が、それぞれその上部で受け箱13,13の両側面
部13b ,13b に枢支され、常時下部が受け箱13,13の内
部に入り込むようにして傾斜状態に配設されている。符
号13d は受け箱13の底受け板である。
ラ対3,4の間に設けられている搬送振り分け機構20
は、その搬送路2に設けられる中間部の案内2cの上側位
置に配された枢支軸21に基端を取り付けられて所要回転
角回動されるフラップ22と、このフラップ22を操作する
例えばロータリアクチュエータ(図示せず)とで構成さ
れている。そのフラップ22は常態で搬送路2の上側に位
置して(図2において破線bで示す)その搬送路2内に
送り込まれる印刷済み薬袋Aの直進を妨げないようにさ
れる。そして、前記フラップ22が下側に回動変位される
と、そのフラップ22の先端部が搬送路2の中間部に設け
られている案内2cに進入する状態にされ、搬送路2内を
進行する印字済みの薬袋Aがその案内2c側に誘導される
ようになされている。フラップ22の向きを上下に切り換
えるロータリアクチュエータに対する指示信号は前工程
の薬袋印字装置に対するデータ供給側(コンピュータ)
から印字データに対応して送られるように関係付けられ
る。
り分け装置1は、薬袋の印字装置に付設して使用され
る。薬袋の印字装置から送り出される印字済みの薬袋A
は、その薬袋の印字装置における搬送機構(図示せず)
の出口に連結される搬送路2内に送り込まれ、薬袋搬送
ローラ対3,4によって挟まれて順次進行される。それ
らの薬袋搬送ローラ対3,4は、いずれも上側のローラ
34が上下方向に可動的に支持されてかつ下向きに付勢さ
れているので、薬袋Aの厚みが厚くても確実に挟持して
前方へ推進させる。そして、搬送路2を進行する印字済
みの薬袋Aは所定のストック部10または11に振り分けら
れて送り込まれる。この際、振り分けられた薬袋Aは対
応する案内2cまたは2dに導かれストック部10,11の受け
入れガイド14,14に沿って起立させられて底受け板13d
,13d に受け止められ、受け箱13,13内にそれぞれ受
け入れられる。
振り分ける操作は、薬袋の印字装置(プリンタ)に接続
されるコンピュータ(制御装置)(図示せず)から所要
投薬情報に基づきプリンタが作動して薬袋Aに所要のデ
ータが印字されると、その印字済み薬袋Aがプリンタか
ら送り出されるのに連動して搬送振り分け機構20のロ
ータリアクチュエータに指示信号が与えられる。する
と、その搬送振り分け機構20のフラップ22が予め設
定されている仕分けに応じて停止位置(破線bで示す)
か作動位置(実線で示す)から回動変位され、例えば手
前側のストック部10が外来患者用の投薬Aを受け入
れ、他方のストック部11が入院患者用の薬袋Aを受け
入れ、別のストック部11が入院患者の薬袋Aを受け入
れるように区別しておけば、この仕分けに従って順次印
字されて送り出される薬袋Aが該当するストック部10
または11に受け入れられることになる。
される薬袋Aは、その投薬情報(印字データ)に対応し
て両ストック部10,11に振り分けられて受け入れられ
る。なお、この薬袋Aに対する印字操作時調剤用の処方
箋も合わせて印字されて送り出されるようにすれば、患
者1人分ごとにセットされて順次ストック部10,11内に
収容されるので、調剤作業に際して急ぎの薬袋Aを纏め
て取り出して調剤作業ができることになる。そのストッ
ク部10または11に受け入れられた薬袋Aを取り出すに
は、各受け箱13,13の下部両側部13a ,13a が切り欠か
れているので、当該部分から底受け板13d 上に収容され
ている薬袋Aを掴んで前側に移動させれば、受け入れガ
イド14が上部で枢支されているので回動されて簡単に取
り出すことができる。なお、その受け入れガイド14は下
部が自重によって受け箱13内に進入されるように枢支配
設されているので、薬袋Aが搬送路2から案内2cまたは
2dを経て受け箱13内に送り込まれる際、自動的にその受
け箱13の内面に沿って順次起立されて揃えられるように
作用する。
とともに、薬袋搬送ローラ対を二組設けた装置について
説明したが、必要に応じてさらに一組以上配列すること
も任意なし得られる。また、搬送振り分け機構について
は、そのフラップをロータリアクチュエータによって回
動変位させるもので説明しているが、電磁ソレノイドと
リンクとの組合せ、その他の手段でもって切り替え操作
を行わせることもできる。
と接続して印字装置への投薬情報と連動させて搬送され
る印字済みの薬袋を所定のストック部に振り分けて収容
できるので、次の作業工程である調剤部においての調剤
投薬が緩急区別して作業当初から行えることになり、多
数の患者に対する投薬を特に外来患者に対して優先的に
提供できるように合理化することが可能になる。
全体斜視図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 投薬情報に基づいて印字装置により印字
された薬袋を複数組に振り分けてストックさせる薬袋の
振り分け装置であって、 前記薬袋の搬送路の上下位置に対向するように配される
とともに、上側ローラが下側ローラに対して可動的に支
持され、前記薬袋を搬送する複数組の薬袋搬送ローラ対
と、これら薬袋搬送ローラ対によって搬送される薬袋を
順次受け入れる複数組のストック部と、前記複数組の薬
袋搬送ローラ対の配置される間に設けられて回動により
前記薬袋の搬送方向を選択的に切り換える搬送振り分け
機構と、前記印字装置に投薬情報を出力するとともに、
印字装置から薬袋が搬送路へ供給されるのに連動して搬
送中の薬袋の投薬情報に基づき前記搬送振り分け機構を
作動させる制御装置とを備える ことを特徴とする薬袋の
振り分け装置。 - 【請求項2】 前記ストック部は、起立状態で配される
前面と上面とを開放された所要寸法の受け箱と、この受
け箱の前側に上部をその受け箱もしくは支持体の適所で
枢支されて常時は下端部が前記受け箱の内側に向かって
傾斜される受け入れガイドとを有している請求項1に記
載の薬袋の振り分け装置。 - 【請求項3】 前記ストック部の受け箱の下部は両側板
から底部の両側の一部を切り欠いて受け入れ薬袋が取り
出し容易に形成されている請求項2に記載の薬袋の振り
分け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024774U JP2584281Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 薬袋の振り分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024774U JP2584281Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 薬袋の振り分け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682063U JPH0682063U (ja) | 1994-11-25 |
JP2584281Y2 true JP2584281Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12147526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993024774U Expired - Lifetime JP2584281Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 薬袋の振り分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584281Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4759163B2 (ja) * | 2001-05-10 | 2011-08-31 | 株式会社湯山製作所 | 調剤制御システム及び調剤制御方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6210257Y2 (ja) * | 1980-06-13 | 1987-03-10 | ||
JPS5811463A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | ソ−タ等における紙収受器 |
JPS6162752U (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-28 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP1993024774U patent/JP2584281Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682063U (ja) | 1994-11-25 |
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