JP2584222B2 - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

Info

Publication number
JP2584222B2
JP2584222B2 JP62003641A JP364187A JP2584222B2 JP 2584222 B2 JP2584222 B2 JP 2584222B2 JP 62003641 A JP62003641 A JP 62003641A JP 364187 A JP364187 A JP 364187A JP 2584222 B2 JP2584222 B2 JP 2584222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
word
memory
character
character string
speech
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62003641A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63172199A (ja
Inventor
徹 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP62003641A priority Critical patent/JP2584222B2/ja
Publication of JPS63172199A publication Critical patent/JPS63172199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584222B2 publication Critical patent/JP2584222B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、規則による音声合成装置に関するものであ
り、任意の文字列を装置に入力することにより、任意の
合成音声を得ることができるものである。
(ロ) 従来の技術 漢字かな混り文などの日常よく使われている文章から
合成音声を生成する場合、単語同定、読みの付与、アク
セント位置の決定、ブレス(息つぎ)の位置と深さの決
定など言語処理を必要とする。したがって、これらの処
理を行うために、単語の読み、品詞、アクセント形など
を辞書情報として登録した単語辞書を利用する。しか
し、辞書に登録する単語数にも制限があるため、あらゆ
る文章に対して、正しい単語同定が行われるだけではな
く、未登録が生じる。従来、未登録語が生じた場合、漢
字は音読みをあてはめて一文字ずつ間欠的に読んだり、
特開昭60−73725号公報に開示の如く音声出力とは異な
る合図音を発生するなどの処理を行っていたので、未登
録語においてはその音質が不自然であった。
斯様な従来の規則による音声合成装置を第2図に示
す。同図の装置によれば、例えば“彼は廃刊を要求し
た”という文章が外部より入力され、入力文用バッファ
メモリ(1)にコード化されて蓄えられると、入力文用
バッファメモリ(1)のアドレスカウンタ(2)がリセ
ットされる。一方、単語辞書用メモリ(3)のアドレス
カウンタ(4)は最初から順次インクリメントされ、入
力文用バッファメモリ(1)の内容(コード化された文
字列)と第3図に示す如き、単語辞書用メモリ(3)の
見出し情報(コード化された単語文字列)とのマッチン
グがマッチング回路(5)により行われる。マッチング
回路(5)により、入力文用バッファメモリ(1)の内
容の内の数文字文と単語辞書用メモリ(3)の見出し情
報とが一致すれば、マッチング信号(6)が生成され
る。マッチング信号(6)により、第3図に示す如き単
語辞書用メモリ(3)の読み、品詞、アクセント形等の
辞書情報が同定単位メモリ(7)に書き込まれるととも
に、同定単位メモリ(7)のアドレスカウンタ(8)が
インクリメントされ入力文用バッファメモリ(1)のア
ドレスカウンタ(2)がマッチングがとられた単位の文
字数だけインクリメントされるとともに、単語辞書用メ
モリ(3)のアドレスカウンタ(4)がリセットされ
る。例文では、まず“彼”という単語が同定され(マッ
チングし)、つづいて“は”が同定される。
しかし、入力文用バッファ(1)の“廃”という文字
をアドレスカウンタ(2)がさしているとき、仮に“廃
刊”という単語が単語辞書用メモリ(3)に存在しなけ
れば、“廃”という単語、次に“刊”という単語につい
て夫々マッチング処理が行なわれる。即ち、まず“廃”
という文字をアドレスカウンタ(2)をさし、マッチン
グが行われるが、一致する単語が存在せず、未登録語検
出回路(9)により未登録検出信号(10)が発生する
と、同定単位メモリ(7)に未登録語として一文字登録
される。次に“刊”という文字をアドレスカウンタ
(2)がさし、マッチングが行なわれる。この時“刊”
という単語が同定され、同定信号(6)が生成される。
第4図は、上記の例文における同定単位メモリ(7)の
内容を示しており、“廃”が未登録語、“刊”が接尾語
になっている。同定単位メモリ(7)の未登録語は、一
文字の漢字に対して最も使用頻度の高い読みを対応づけ
た漢字辞書用メモリ(11)とマッチング回路(12)によ
りマッチングがとられ、漢字の読みが与えられる。即
ち、“廃”に対しては“はい”が与えられる。そして
“刊”に対しては単語辞書用メモリ(3)に従い接尾語
として“かん”が与えられる。尚(13)は漢字辞書用メ
モリ(11)のアドレスカウンタである。同定単位メモリ
(7)の品詞情報はアクセント結合規則テーブル(14)
とマッチング回路(15)でマッチングがとられ、アクセ
ント句メモリ(16)に単語を結合したアクセント句とそ
のアクセント位置及び単語間結合度などが蓄えられる。
第5図はアクセント句を生成する為の単語間結合の規則
の一部を示したものであり、この規則とのマッチングが
繰り返し、適用する規則がなくなるまで行われる。詳し
くは、例えば、昭和60年電気関係学会関西支部連合大会
の予稿集G15−11「漢字かな混り文による規則合成」に
述べられている。また、息つぎの位置等の決定手法につ
いては例えば特開昭60−195596号公報に詳しい。第6図
は例文について、アクセント句、アクセントの位置など
を示したものである。このようなアクセント句メモリ
(16)の情報に従がい、音声規則合成部(17)が音素メ
モリ(18)の音素信号を接続してスピーカ(19)から合
成音声を出力する。尚、この合成部(17)に於けるピッ
チパターンの生成については例えば日本音響学会講演論
文集の2−1−14「文章の規則合成における韻律規則の
検討」に報告されている。
従って、例文の場合、“廃刊を”が“ハイ",“カン",
“ヲ”というように一文字ずつ間欠的に発音され、未登
録語の部分での合成音声が不自然となる。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は任意の漢字かな混り文などから合成音声を生
成する場合、未登録語の部分で合成音声が不自然になる
ことを緩和しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決する為の手段 本発明の音声合成装置は、文章を構成する文字列がコ
ード化され蓄積された入力文章バッファメモリと、該メ
モリの文字列の各文字種を判別する文字種判別回路と、
単語の品詞、読み、アクセント等の辞書情報を登録した
単語辞書メモリと、該メモリの登録単語と上記文章バッ
ファメモリの文字列とのマッチングを行ない文字列を単
語単位で同定して区別する単語同定部と、該同定部にて
同定されない文字列が存在する場合に上記文字種判別回
路から得られる同種の連続文字列を一単語の未登録語と
して処理する未登録語処理部と、上記単語同定部によっ
て同定された単語について上記単語辞書メモリの読み並
びにアクセント情報に従がい合成音声を生成すると共
に、上記未登録後処理部によって処理された一単語の文
字列の各文字に対応する読み、並びに単語単位での代表
的なアクセントに従がい合成音声を生成する音声合成部
とを備えたものである。
(ホ) 作用 本発明の音声合成装置によれば、未登録語であっても
これに対して各文字の代表的読みと一単語としての代表
的アクセント位置を付与して発音するので、より自然で
正確な発音となる確率が増す事となる。
(ヘ) 実施例 第1図に本発明の規則による音声合成装置を示す。同
図の本発明装置に於いて、第2図の従来装置についての
例文と、同様に“彼は廃刊を要求した”という文章が外
部より入力され、入力文用バッファメモリ(1)に蓄え
られると、入力文用バッファメモリ(1)のアドレスカ
ウンタ(2)がリセットされる。一方、単語辞書用メモ
リ(3)のアドレスカウンタ(4)は最初から順次イン
クリメントされ、入力文用バッファメモリ(1)の内容
と、単語辞書用メモリ(3)の見出し情報とのマッチン
グがマッチング回路(5)により行われる。従来例と同
様にマッチしたときマッチング信号(6)が生成され、
スイッチSw1を閉じて単語辞書用メモリ(3)の第3図
図示の如き読み、品詞、アクセント形等の辞書情報が同
定単位メモリ(7)に書き込まれるとともに、同定単位
メモリ(7)のアドレスカウンタ(8)がインクリメン
トされる。そしてさらに入力文用バッファメモリ(1)
のアドレスカウンタ(2)がマッチングがとられた単位
の文字数だけインクリメントされるとともに、アドレス
カウンタ(4)がリセットされる。
一方マッチング回路(5)でのマッチがとれない時、
例文に於いて“廃刊”が同定できずに、さらに“廃”が
同定できない時、未登録語検出回路(9)はまず“廃”
について未登録語検出信号を未登録語処理回路(20)に
送出する。この時、文字種判別回路(21)では、入力文
用バッファ(1)より出力される文字の種類(例えば、
漢字、ひらがな、カタカナなど)を判別し、文字の種類
を示す信号を出力している。
同図の本発明実施例装置が第2図のそれと異なる所は
この未登録語処理回路(20)と文字種別回路(21)を設
けた点にあり、前者回路(20)は、未登録語検出回路
(9)から1文字単位の未登録語検出信号を受信する
と、後者の回路(21)からの文字種判別信号が変化する
までの間はスイッチSw2を開きこれ等の文字列を一まと
まりの単語と強制的にみなして同定単位メモリ(7)に
格納するのである。例えば、上述の場合“廃”が未登録
であるので、文字種が同じ(漢字)である“刊”を含め
た文字列“廃刊”が一単語とみなされる。さらに、この
未登録語処理回路(20)は未登録語からなる単語に対し
て全てその品詞を名詞であるとみなすと共に、そのアク
セント形を0形であるとみなして、これ等の品詞、アク
セント形情報を同定単位メモリ(7)の未登録の単語の
文字列に付与する。
即ち、未登録語としては種類の非常に多い名詞が最も
可能性が高く、またアクセント位置のない平坦な発音で
ある0形の単語が最も多いので、代表的なアクセントの
付加が可能となっている。
第7図は例文についての同定単位メモリ(7)を示し
ており、未登録単語“廃刊”の読みは漢字辞書用メモリ
(11)とマッチング回路(12)との動作にて“廃”と
“刊”の夫々の代表的な読みを該メモリ(11)から読み
出し、この「読み」の領域に書き込まれている。このよ
うな同定単位メモリ(7)の内容は、アクセント結合規
則テーブル(14)の第5図に示す如き規則等を用いて単
語を適数つないだ句単位のアクセント位置をマッチンク
回路(15)で決定し、アクセント句メモリ(16)に格納
する。第8図はアクセント句メモリ(16)の内容を示し
ている。斯様な結合規則テーブル(14)によるアクセン
ト句の形成方法については日本電信電話公社発行の研究
実用化報告第32巻第11号(1983)2253頁乃至2265頁の論
文「テキストからの音声合成を目的とした日本語アクセ
ント結合規則」に詳しい。
斯してアクセント句メモリ(16)には第8図に示す如
く、例文については“彼は”、“廃刊を”“要求した”
とアクセント句に3分割され、特に未知数“廃刊”を含
んだ第2番目の句に対しても、読み“はいかんを”名詞
句、0形のアクセント句(アクセント位置なし)の情報
が決定され、これによって、合成音声がより自然となる
可能性が高い。
即ち、音声規則合成部(17)は上記アクセント句メモ
リ(16)の情報に従がい音素メモリ(18)の音声信号を
接続し、これにさらにアクセントを付与した自然な合成
音声「カレハ、ハイカンヲ、ヨウキュウシタ」をスピー
カ(19)から発生する事となる。
上述の実施例においては、未登録語に続く同一文字種
を一単語とみなす手法について説明したが、未登録語を
含む同一文字種の文字列を一単語とみなすようにする事
も可能である。即ち、連続する漢字四文字“一触即発”
を例示するなら、“一”と“発”が登録語であっても、
“触”と“即”が未登録であるので、“触即発”なる単
語を仮定するより、“一触即発”を一まとまりの単語と
みなす方が望ましい。
(ト) 発明の効果 本発明の音声合成装置は以上の説明から明らかな如
く、未登録語が存在する連続同一文字種列に対して各文
字の代表的読みと一単語としての代表的アクセント位置
を付与しているので、正しい発音並びにアクセントで音
声合成できる確率が増し、合成音声の自然性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の音声合成装置の一実施例の構成を示す
ブロック図、第2図は従来装置の構成を示すブロック
図、第3図乃至第8図はメモリ図である。 (1)……入力文用バッファメモリ、(3)……単語辞
書用メモリ、(7)……同定単位メモリ、(9)……未
登録語検出回路、(14)……アクセント結合規則テーブ
ル、(16)……アクセント句メモリ、(17)……音声規
則合成部、(20)……未登録語処理回路、(21)……文
字種判別回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文章を構成する文字列がコード化され蓄積
    された入力文章バッファメモリと、該メモリの文字列の
    各文字種を判別する文字種判別回路と、単語の品詞、読
    み、アクセント等の辞書情報を登録した単語辞書メモリ
    と、該メモリの登録単語と上記文章バッファメモリの文
    字列とのマッチングを行ない文字列を単語単位で同定し
    て区別する単語同定部と、該同定部にて同定されない文
    字列が存在する場合に上記文字種判別回路から得られる
    同種の連続文字列を一単語の未登録語として処理する未
    登録語処理部と、上記単語同定部によって同定された単
    語について上記単語辞書メモリの読み並びにアクセント
    情報に従がい合成音声を生成する一方、上記未登録語処
    理部によって処理された一単語の文字列の各文字に対応
    する読み、並びに単語単位での代表的なアクセントに従
    がい合成音声を生成する音声合成部とからなる音声合成
    装置。
JP62003641A 1987-01-09 1987-01-09 音声合成装置 Expired - Lifetime JP2584222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62003641A JP2584222B2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 音声合成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62003641A JP2584222B2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 音声合成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63172199A JPS63172199A (ja) 1988-07-15
JP2584222B2 true JP2584222B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=11563110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62003641A Expired - Lifetime JP2584222B2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09 音声合成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584222B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688200A (en) * 1979-12-20 1981-07-17 Nippon Electric Co Accent pattern generator
JPS6073725A (ja) * 1983-09-29 1985-04-25 Fujitsu Ltd 文書読上げ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688200A (en) * 1979-12-20 1981-07-17 Nippon Electric Co Accent pattern generator
JPS6073725A (ja) * 1983-09-29 1985-04-25 Fujitsu Ltd 文書読上げ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63172199A (ja) 1988-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005034082A1 (en) Method for synthesizing speech
JP5198046B2 (ja) 音声処理装置及びそのプログラム
JP2584222B2 (ja) 音声合成装置
JPH0887297A (ja) 音声合成システム
JP3576066B2 (ja) 音声合成システム、および音声合成方法
JPH08335096A (ja) テキスト音声合成装置
JP3029403B2 (ja) 文章データ音声変換システム
JP2000352990A (ja) 外国語音声合成装置
JPS62119591A (ja) 文章読上げ装置
Dessai et al. Development of Konkani TTS system using concatenative synthesis
JP3364820B2 (ja) 合成音声出力方法及び装置
JP3397406B2 (ja) 音声合成装置及び音声合成方法
JPH096378A (ja) テキスト音声変換装置
JP2003005776A (ja) 音声合成装置
JP2839492B2 (ja) 音声合成装置および方法
JPH054676B2 (ja)
JPH0760378B2 (ja) 文章読み上げ装置
JP2888847B2 (ja) 文章読み上げ装置とその方法及び言語処理装置とその方法
JPH02247696A (ja) テキスト音声合成装置
JP2000187494A (ja) 音声合成方法および音声合成装置
JP2507374B2 (ja) 音声合成装置
JPS63101900A (ja) 音声合成装置
JPH10333692A (ja) 音韻テーブルと音声認識方法及び音声認識プログラムを格納した記録媒体
JPS6326723A (ja) 文章読み上げ装置
JPH04199195A (ja) 音声合成装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term