JP2584170B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2584170B2
JP2584170B2 JP4167173A JP16717392A JP2584170B2 JP 2584170 B2 JP2584170 B2 JP 2584170B2 JP 4167173 A JP4167173 A JP 4167173A JP 16717392 A JP16717392 A JP 16717392A JP 2584170 B2 JP2584170 B2 JP 2584170B2
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弁一 宮崎
幸良 西野
寛爾 若林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0313Container cases
    • G11B23/0316Constructional details, e.g. shape

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばNTSCコンポ
ジット信号のような画像情報等の情報を記録あるいは再
生あるいは消去を行う記録または再生装置(以下、簡単
のため単に、記録再生装置と呼ぶ)に用いられるディス
クを収納するディスクカートリッジに関するものであ
り、特に複数のヘッドを有する記録再生装置に用いられ
るディスクカートリッジに適する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク等のディスクは、塵
や指紋等の付着と記録再生装置の操作性等を考慮して、
ディスクカートリッジの内部に収容されている。このデ
ィスクカートリッジが記録再生装置の所定位置に装着か
つ位置決めされた時に、ディスクが記録再生装置のター
ンテーブルと結合しディスクカートリッジと接触しない
で回転するように、ディスクとディスクカートリッジの
間には所定の隙間が設定されている。このため、非使用
状態において、持ち運び時等にディスクとディスクカー
トリッジとの衝突によりディスクを傷つけるという課題
を有していた。
【0003】この課題を解決するために、例えば、実開
昭62−164658号公報では、非使用時にディスク
のガタを規制できるディスクカートリッジについて提案
されている。
【0004】以下図面を参照しながら、上記した従来の
ディスクカートリッジの一例について説明する。
【0005】図21、図22は従来のディスクカートリ
ッジを示し、図21は従来のディスクカートリッジの上
ケースを除いた平面図、図22は従来のディスクカート
リッジの全体の斜視図を示すものである。
【0006】図21、図22において、ディスクカート
リッジ101は、ディスクガイド部107を有する上ハ
ーフ103、下ハーフ104よりなる筺体102にディ
スク105を収納しており、ディスク105が回転自在
になるようにディスクガイド部107とディスク105
の外周部とは所定の隙間がある。
【0007】ディスク105は、記録再生装置(図示せ
ず)に設けられたディスクモータ(図示せず)のターン
テーブル(図示せず)と結合する中心穴106が設けら
れている。
【0008】また、筺体102に設けられた開口穴、セ
ンタ穴を覆うシャッタ108がラックが切られたシャッ
タガイド109に取り付けられ、シャッタバネ110に
て一方向に付勢されている。筺体102内にはディスク
105の外周部と係合可能な凹部を有する回動部材11
2a、112b、112c、112dが回転自在に軸支
され、回動部材112a、112cとはリンク部材11
1aで、回動部材112b,112dとはリンク部材1
11bで連結されている。
【0009】さらに、回動部材112a、112bには
ギア113a、113bが設けられ、各々中間ギア11
4a、114bおよびホイールギア115a、115b
を介して、CD方向に移動可能なラックを有するスライ
ダ116a、116bと連結している。スライダ116
a、116bはバネ等の付勢力でD方向に付勢されてお
り、かかる状態では回動部材112a、112b、11
2c、112dはディスク105の外周部と係合し、デ
ィスク105のガタを規制している。
【0010】また、スライダ116bにはシャッタガイ
ド109のラックと係合するギアを有する連結バー11
7が取り付けられている。
【0011】以上のように構成された従来のディスクカ
ートリッジについて、以下その動作について説明する。
【0012】ディスクカートリッジ101が記録再生装
置に挿入されると、記録再生装置内にあるカートリッジ
ホルダ(図示せず)に設けられた爪118a、118b
とスライダ116a、116bとが接触し、スライダ1
16a、116bがC方向に押され、その結果ホイール
ギア115a、115b、中間ギア114a、114b
が回転し、回動部材112a、112bおよびリンク部
材111a、111bを介した回動部材112c、11
2dが回動して、ディスク105のガタの規制を解除す
るというものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、シャッタ108がCD方向に比較的長い
ので、特に直径が300mm等の大径のディスク105
の場合には特にシャッタ108のCD方向が長くなるの
で、シャッタ108のCD方向にそりが発生し、シャッ
タ108と筺体102との隙間から塵等が進入するとい
う第1の課題を有していた。
【0014】また、シャッタ108は、剛性を確保して
しかも厚みを薄くするために、通常0.2mm〜0.3
mm程度のステンレス鋼板等の金属板が用いられるが、
この金属製のシャッタ108の開閉のための摺動によ
り、樹脂製の筺体102が削られて、削られた樹脂が筺
体102内に進入するという第1の課題を有していた。
【0015】また、ディスクの片側あるいは両側に複数
のヘッドを設け、情報信号を分割して同時に複数のヘッ
ドで記録したりあるいは再生したりすることにより、記
録再生装置全体としての転送レートを向上させて、NT
SCコンポジット信号等の動画をデジタルで記録・再生
できる記録再生装置が盛んに開発されている。
【0016】しかしながら、上記のような構成では、ヘ
ッド窓が1つしかないので、ディスクの片側あるいは両
側に複数のヘッドが設けられた記録再生装置には対応で
きないという第1の課題を有していた。
【0017】本発明は上記第1の課題に鑑み、第1の目
的として、塵等が筺体の内部に進入することがなく、ま
た筺体が削られて筺体の内部に進入することもなく、し
かも、筺体の分割時に移動させる部品が少なく、構成が
簡単で信頼性が高いだけでなく、記録再生装置のディス
クカートリッジの案内機構も簡単に構成でき、さらにデ
ィスクの片側あるいは両側に複数のヘッドが設けられた
記録再生装置に対応可能なディスクカートリッジを提供
するものである。
【0018】また、上記のような構成では、例えば、複
数のヘッドが挿入可能なように、各々開口穴とシャッタ
を複数個設けて対応しても、記録再生装置にディスクカ
ートリッジが装着かつ位置決めされる時に、記録再生装
置のローディング機構により各々のシャッタを開く必要
があるという第2の課題を有していた。
【0019】本発明は上記第2の課題に鑑み、第2の目
的として、例えば、ディスクの片側あるいは両側に複数
のヘッドが設けられた記録再生装置に対応し、シャッタ
そのものを開閉する必要がなく、筺体の分割動作および
接合動作に連動して自動的にシャッタが開閉されるディ
スクカートリッジを提供するものである。
【0020】また、ディスクの片側あるいは両側により
多く複数のヘッドを設け、さらに転送レートを向上さ
せて、例えばNTSCコンポーネント信号やPAL信号
等の動画をデジタルで記録・再生できる記録再生装置が
開発されている。
【0021】しかしながら、上記のような構成では、デ
ィスクの片側あるいは両側により多くの複数のヘッドが
設けられた記録再生装置に対応していないという第3の
課題を有していた。
【0022】また、上記従来例のようにシャッタで開口
穴を開閉自在に構成すると、上記第1の課題に示したよ
うな課題が存在する。従って、より多くの複数のヘッド
に対応可能なディスクカートリッジにおいても、シャッ
タの数をできる限り減らすことが望まれる。
【0023】本発明は上記第3の課題に鑑み、第3の目
的として、ディスクの片側あるいは両側により多くの複
数のヘッドが設けられた記録再生装置に対応し、シャッ
タの数を減らし、しかもシャッタそのものを開閉する必
要がなく、ディスクカートリッジの筺体の分割動作およ
び接合動作に連動して自動的にシャッタの開閉が可能と
なるディスクカートリッジを提供するものである。
【0024】また、上記のような構成では、ディスクカ
ートリッジが記録再生装置に装着かつ位置決めされる時
に、爪118a、118bでスライダ116a、116
bを引っかけてディスクのガタの規制を解除する動作が
必要であるという第4の課題を有していた。
【0025】本発明は上記第4の課題に鑑み、第4の目
的として、筺体の分割動作あるいは接合動作に連動して
自動的にディスクのガタの規制の解除あるいは作動を可
能とし、特別にディスクのガタの規制の解除や作動を行
う必要のないディスクカートリッジを提供するものであ
る。
【0026】また、本発明は、第5の目的として、筺体
の分割動作でディスクのガタの規制手段がディスクより
離間されることにより自動的にガタの規制が解除され、
逆に筺体の接合動作でディスクのガタの規制手段がディ
スクに接合することにより自動的にガタの規制が作動さ
れるディスクカートリッジを提供するものである。
【0027】また、本発明は、第6の目的として、未使
用時に筺体の分割をロックし、カートリッジ内部への塵
埃の進入やディスクへの傷や指紋の付着を防止すること
ができる信頼性の高いディスクカートリッジを提供する
ものである。
【0028】また、本発明は、第7の目的として、第6
の目的のみならず、未使用時にユーザがロックを解除
し、筺体を分割した時にも、例えばロックのためのバネ
等の付勢部材が机上物等に引っかかることがなく、しか
も第1の筺体に対して第2の筺体を分割する際に、第1
の筺体のストッパ部材で分割のロックの解除も可能にな
信頼性の高いディスクカートリッジを提供するもので
ある。
【0029】また、本発明は、第8の目的として、第7
の目的のみならず、ユーザが不用意に手を振れてロック
を解放することなく、さらに大きな振動や衝撃が加わっ
てもロックが解放することがなく、しかも記録再生装置
に装着時には簡単にロックを解放できるディスクカート
リッジを提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明のディスクカートリッジの第1の構成
は、第1の筺体と前記第1の筺体に対してディスクの記
録面に平行に分割接合可能に連結された第2の筺体とを
有し前記ディスクを収納する筺体を備え、前記第1の筺
体に記録または再生装置のターンテーブルとヘッドの挿
入を可能とする開口部と前記ディスクの直径より大きな
直径を有し少なくとも前記第2の筺体側の一部が切り欠
かれた略円弧形状をしたディスク拘束部を設け、前記第
1の筺体に対して前記第2の筺体が接合された第1の位
置で前記開口部が前記第2の筺体の内部に収納されて塞
がれ、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が分割さ
れた第2の位置で前記開口部が前記第2の筺体の内部か
ら露出されることを特徴とするものである。
【0031】上記第2の目的を達成するために本発明の
ディスクカートリッジの第2の構成は、第1の筺体と前
記第1の筺体に対してディスクの記録面に平行に分割接
合可能に連結された第2の筺体とを有し前記ディスクを
収納する筺体と、記録または再生装置の少なくともヘッ
ドの挿入を可能とするように前記第1の筺体または前記
第2の筺体に少なくともいずれか一方に少なくとも1つ
設けられた開口穴を閉鎖できるように前記第1の筺体ま
たは前記第2の筺体に移動可能に取り付けられた少なく
とも1つのシャッタとを備え、前記第1の筺体に対して
前記第2の筺体 が接合された第1の位置で前記シャッタ
が前記開口穴を閉鎖し、前記第1の筺体に対して前記第
2の筺体が分割された第2の位置で前記シャッタが前記
開口穴を開放することを特徴とするものである。
【0032】上記第3の目的を達成するために本発明の
ディスクカートリッジの第3の構成は、第1の筺体と前
記第1の筺体に対してディスクの記録面に平行に分割接
合可能に連結された第2の筺体とを有し前記ディスクを
収納する筺体と、記録または再生装置の少なくともヘッ
ドの挿入を可能とするように前記第1の筺体または前記
第2の筺体の少なくともいずれか一方に少なくとも1つ
設けられた開口穴を閉鎖できるように前記第1の筺体ま
たは前記第2の筺体に移動可能に取り付けられた少なく
とも1つのシャッタとを備え、前記第1の筺体または前
記第2の筺体の少なくとも一方に前記記録または再生装
置の少なくともヘッドの挿入を可能とする開口部を設
け、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が接合され
た第1の位置で前記開口部が前記第2の筺体の内部に収
納されて塞がれ、かつ前記シャッタが前記開口穴を閉鎖
し、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が分割され
た第2の位置で前記開口部が前記第2の筺体の内部から
露出され、かつ前記シャッタが前記開口穴を開放する
とを特徴とするものである。
【0033】上記第4の目的を達成するために本発明の
ディスクカートリッジの第4の構成は、第1の筺体と前
記第1の筺体に対してディスクの記録面に平行に分割接
合可能に連結された第2の筺体とを有し前記ディスクを
収納する筺体と、前記ディスクを押圧して前記ディスク
のガタを規制する手段とを備え、前記第1の筺体に対し
て前記第2の筺体が接合された第1の位置で前記ディス
クのガタを規制する手段の前記ディスクに対する規制を
作動させ、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が分
割された第2の位置で前記ディスクのガタを規制する手
段の前記ディスクに対する規制を解除することを特徴と
するものである。
【0034】上記第5の目的を達成するために本発明の
ディスクカートリッジの第5の構成は、上記第4の構成
において、第1の筺体に対して第2の筺体が接合された
第1 の位置でディスクのガタを規制する手段が前記ディ
スクの端面に接合し、前記第1の筺体に対して前記第2
の筺体が分割された第2の位置で前記ディスクのガタを
規制する手段が前記ディスクの端面と離間することを特
徴とするものである。
【0035】上記第6の目的を達成するために本発明の
ディスクカートリッジの第7の構成は、第1の筺体と前
記第1の筺体に対してディスクの記録面に平行に分割接
合可能に連結された第2の筺体とを有し前記ディスクを
収納する筺体と、前記第2の筺体に固定され、前記第1
の筺体に対する前記第2の筺体の移動を案内するガイド
と、前記第1の筺体の内部で前記ガイドに連結され、前
記第1の筺体に対する前記第2の筺体の移動をロックす
るロック手段とを備え、前記ロック手段は前記第1の筺
体から少なくとも一部が外部に露呈し、かつ前記第1の
筺体に対して第2の筺体が移動する方向に押圧されるこ
とでロックを解除することを特徴とするものである。
【0036】上記第7の目的を達成するために本発明の
ディスクカートリッジの第8の構成は、上記第7の構成
において、ロック手段は、第1の筺体の内部に回転可能
に軸支され、ガイドと係合するロック爪と、前記ロック
爪を前記ガイドに付勢する付勢部材と、前記第1の筺体
から少なくとも一部が外部に露呈し、かつ前記第1の筺
体に対して第2の筺体が移動する方向に移動可能で前記
ロック爪を押圧するロック解除部を有したロック解放部
材とにより構成されたことを特徴とするものである。
【0037】
【作用】本発明は上記した第1の構成によって、第1の
筺体に対する第2の筺体の分割動作および接合動作に連
動して自動的に開口部を開閉することにより、第1の筺
体と第2の筺体の接合部を隙間なく構成できるので、塵
等が筺体の内部に進入することがなく、またシャッタの
ように筺体が削られて筺体の内部に進入することもな
く、しかもディスクの片側あるいは両側に複数のヘッド
が設けられた記録再生装置に対応可能なディスクカート
リッジを提供できるのである。また、ディスクに対して
移動させる部品は基本的に第2の筺体だけにできるの
で、移動させる部品が少なく、構成が簡単で信頼性が高
いだけでなく、記録再生装置のディスクカートリッジの
案内機構も簡単に構成できるのである。また、第1の筺
体そのものにディスクの直径より大きな直径を有するデ
ィスク拘束部を設けることにより、別部品としてディス
ク拘束手段を設ける必要がなく、第1の筺体にディスク
の回転を許す僅かな隙間の範囲内にディスクを拘束する
ことができるのである。さらに、ディスク拘束部を一部
を切り欠いて構成することにより、第1の筺体の剛性の
確保を容易にし、第2の筺体の内部に収納される部分を
少なくし、その結果その収納体でもある第2の筺体を小
型化できるのである。
【0038】本発明は上記した第2の構成によって、
1の筺体に対する第2の筺体の分割動作および接合動作
に連動したシャッタの移動により開口穴を開閉すること
により、例えばディスクの片側あるいは両側に複数のヘ
ッドが設けられた記録再生装置に対応し、シャッタその
ものを開閉する必要がなく、筺体の分割動作あるいは接
合動作に連動して自動的にシャッタの開閉が可能となる
ディスクカートリッジを提供できるのである。
【0039】本発明は上記した第3の構成によって、第
1の筺体あるいは第2の筺体の少なくとも一方に記録再
生装置の少なくともヘッドの挿入を可能とする開口部を
設け、第1の筺体に対する第2の筺体の分割動作および
接合動作に連動してシャッタを移動し、開口穴と開口部
の両方を開閉することにより、ディスクの片側あるいは
両側により多くの複数のヘッドが設けられた記録再生装
置に対応し、シャッタの数を減らし、しかもシャッタそ
のものを開閉する必要がなく、筺体の分割動作あるいは
接合動作に連動して自動的にシャッタの開閉が可能とな
ディスクカートリッジを提供できるのである。
【0040】本発明は上記した第4の構成によって、
1の筺体に対する第2の筺体の分割動作あるいは接合動
作に連動して自動的にディスクのガタを規制する手段の
規制の解除あるいは作動を行うことにより、特別にディ
スクのガタの規制を解除したり作動させたりする動作が
必要ないディスクカートリッジを提供できるのである。
【0041】本発明は上記した第5の構成によって、第
1の筺体あるいは第2の筺体における第1の筺体に対す
る第2の筺体の分割動作により自動的にディスクと離間
可能な位置にディスクのガタを規制する手段を備えるこ
とにより、筺体の動作に連動させるためのベルト等の連
結部材を必要とせず、筺体の分割動作でディスクのガタ
の規制手段がディスクより離間されることにより自動的
にガタの規制が解除され、逆に筺体の接合動作でディス
クのガタの規制手段がディスクに接合することにより自
動的にガタの規制が作動されるディスクカートリッジを
提供できるのである。
【0042】本発明は上記した第7の構成によって、第
1の筺体に対する第2の筺体の移動を案内するガイドに
筺体の内部で連結され、第1の筺体に対する第2の筺体
の移動をロックするロック手段を設けることにより、筺
体の分割時にも筺体の内部にバネ等の付勢部材を収納し
ているので、未使用時にユーザがロックを解除し、筺体
を分割した時にも、例えばロックのためのバネ等の付勢
部材が机上物等に引っかかることがなく、かつ第1の筺
体に対する第2の筺体の移動方向に押圧されることでロ
ックを解除する構成にしたので、第1の筺体に対する第
2の筺体を分割する際の第1の筺体のストッパ部材をロ
ックを解除する部分に当接可能に構成できるので、その
結果第1の筺体のストッパ部材とロック解除の機構を兼
用してロックの解除が可能となり、記録再生装置に新た
にロック解除のための機構を全く必要とせず、記録再生
装置の構成を簡単にできかつ信頼性の高いディスクカー
トリッジを提供できるのである。
【0043】本発明は上記した第8の構成によって、
ック手段を、第1の筺体の内部に回転可能に軸支し、ガ
イドと係合するロック爪と、ロック爪をガイドに付勢す
る付勢部材と、第1の筺体から少なくとも一部が外部に
露呈し、かつ第1の筺体に対して第2の筺体が移動する
方向に移動可能でロック爪を押圧するロック解除部を
したロック解放部材とにより構成することにより、第1
の筺体にロック解放部材が設けられているので、ユーザ
が不用意に手を振れてロックを解放することなく、ガイ
ドと係合するロック爪を回動可能に構成しているので、
どの方向に大きな振動や衝撃が加わってもロックが解放
することがなく、しかも記録再生装置に装着時にはロッ
ク解放部材をスライドさせるだけで、簡単にロックを解
放できるディスクカートリッジを提供できるのである。
【0044】
【実施例】以下本発明の第1の実施例のディスクカート
リッジについて、図面を参照しながら説明する。
【0045】図1〜図5は本発明における第1の実施例
を示し、図1〜図3は各々一部分の分解斜視図で、図4
は記録再生装置に装着されていない状態の斜視図で、第
1の筺体に対して第2の筺体が接合された第1の位置に
ある状態で、図5は記録再生装置に装着かつ位置決めさ
れた状態の斜視図で、第1の筺体に対して第2の筺体が
分割された第2の位置にある状態を示すものである。
【0046】なお、図4、図5では、記録再生装置の本
体は、図示せず省略している。図1〜図5において、1
はディスクで、片面あるいは両面に記録面を有する。2
は第1の筺体で、ABS等の樹脂で形成された上ハーフ
2aと下ハーフ2bとがネジ止めや熱溶着等で固定され
て構成され、内部にディスク1の一部が収納可能な第1
の凹部2cが形成されている。この第1の凹部2cは、
半円より大きな円弧状の凹部となっており、ディスク1
の直径より大きな直径を有し+X側が切り欠かれたディ
スク拘束部が構成されており、ディスク1が第1の筺体
2に回転可能な状態で拘束されている。また、2dは、
記録再生装置に設けられたターンテーブルとヘッドの挿
入を可能にする開口部で、後述する第2の筺体3の内部
に収納可能になっている。この開口部2dは、さらに記
録再生装置に設けられたクランパの挿入も可能になって
いる。また、2eは、位置決め部で記録再生装置に挿入
された時に挿入方向の概略の位置決めを可能にする。さ
らに、2fは、位置決め穴で、一方を丸穴とし、他方を
長穴とし、記録再生装置に挿入された時に第1の筺体2
の位置決めを可能にする。また、2gは、複数個のディ
スクカートリッジを記録再生装置内に収納し、自動的に
ディスクカートリッジの装着や排出を行ういわゆるスト
ッカータイプの記録再生装置に対応したもので、ディス
クカートリッジの自動装填機構のチャッキングを可能に
する位置決め凹部である。また、2hは、後述するガイ
ド4の4a部をはめ込むための凹部である。また、2i
は、後述する誤消去防止爪7をY方向に移動可能に収納
する凹部である。さらに、2jは、この誤消去防止爪7
が臨めるか否かにより記録可能か否かを検出する検出穴
である。
【0047】3は第2の筺体で、ABS等の樹脂で形成
された上ハーフ3aと下ハーフ3bとがネジ止めや熱溶
着等で固定されて構成され、第1の筺体2に対してX方
向に分割接合可能に連結され、第1の筺体2とでディス
ク1を収納する筺体を構成している。第2の筺体3は、
内部にディスク1の一部が収納可能な第2の凹部3cが
形成され、この第2の凹部3cと上記第1の凹部2cと
でディスク1全体を収納する空間を形成している。な
お、第1の凹部2cと第2の凹部3cには、ディスク1
の外周相当位置と内周相当位置に段を設け、未使用時に
ディスク1の非記録領域を支持するようになっている。
また、3dは、V字状の位置決め凹部で、記録再生装置
に挿入された時にチャッキングを可能にする。また、3
eは、後述するバネ5の一端5aを引っかけて止めるた
めのピンである。
【0048】4はガイドで、4a部が第1の筺体2の凹
部2hにはめ込まれて固定され、4b部が第2の筺体3
が第1の筺体2に対してX方向に移動する際の摺動部を
構成している。このガイド4の材質は、例えばポリアセ
タール等の樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、
それ自体と相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の
樹脂で形成された第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない
樹脂が好ましい。5はバネで、一端5aは第2の筺体3
のピン3eに固定され、他端5bはガイド4のピン4c
に固定され、記録再生装置に装着されていない時すなわ
ち未使用時に、第2の筺体3を第1の筺体2に引き寄せ
るための引っ張りバネである。
【0049】6はディスク1のガタを規制する手段とし
てのディスク押えで、押えキャップ6aと圧縮バネ6b
とキャップホルダ6cとで構成されている。押えキャッ
プ6aは、キャップホルダ6cの先端部6gにはめ込ま
れ、端面6dでディスク1の外周端面を押圧する。
【0050】なお、押えキャップ6aの材質は、ディス
ク1の保護の観点からブチルゴム等の柔らかい材料の方
が好ましい。圧縮バネ6bは、キャップホルダ6cの円
柱部6kに挿入され、一方の端面6fは第2の筺体3の
端面3iで規制され、他方の端面6eはキャップホルダ
6cの端面6jで規制されている。キャップホルダ6c
は、円柱部6hが第2の筺体3の凹部3fにはめ込ま
れ、円柱部6kが第2の筺体3の凹部3gにはめ込ま
れ、このキャップホルダ6cの軸方向に摺動可能に構成
されている。このキャップホルダ6cの材質も、例えば
ポリアセタール等の樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけ
でなく、それ自体と相手材となる樹脂(本実施例ではA
BS等の樹脂で形成された第2の筺体3)の削れや摩耗
が少ない樹脂が好ましい。仮にディスク1が無いと、キ
ャップホルダ6cの端面6jが圧縮バネ6bの復元力で
押され、端面6iが第2の筺体3の端面3hに接合して
いる。ディスク1を組み込むと、第1の筺体2と第2の
筺体3とが接合状態すなわち未使用時には、キャップホ
ルダ6cの端面6iと第2の筺体3の端面3hとは離
れ、圧縮バネ6bは圧縮変形し、この復元力で押えキャ
ップ6aの端面6dをディスク1の外周端面に押圧して
いる。もちろん、この押圧力は、圧縮バネ6bの強さや
変形量等を変更して、所望の大きさに設定することがで
きる。
【0051】7は誤消去防止爪で、第1の筺体2の凹部
2iに組み込まれ、ディスク1が記録可能か否かの検出
を可能にする。
【0052】なお、第1の筺体2と第2の筺体3の接合
部は、1mm〜3mm程度の厚みのある端面同士で接合
される構成になっている。
【0053】以上のように構成された第1の実施例のデ
ィスクカートリッジについて、以下その動作について説
明する。
【0054】まず、ディスクカートリッジを記録再生装
置に装着かつ位置決めする時の動作について説明する。
【0055】ディスクカートリッジの−X側を把持して
記録再生装置に挿入すると、記録再生装置に構成された
カートリッジ案内機構のホルダーピンにより第2の筺体
3の位置決め凹部3dがチャッキングされて+X方向に
案内される。
【0056】そして、第1の筺体2の位置決め部2eが
カートリッジ案内機構の爪の位置までくるとこの爪によ
り第1の筺体2は係止されるが、第2の筺体3はバネ5
の復元力に逆らって開口部2dが完全に開放される位置
まで移動される。すなわち、第1の筺体2に対する第2
の筺体3の分割動作が行われる。この時、第1の筺体2
の第1の凹部2cが半円より大きな円弧状の凹部を有し
ているので、ディスク1は、第1の筺体2の第1の凹部
2cで規制され、第1の筺体2と共に止まっており、デ
ィスク押え6は第2の筺体3と共に移動するので、別の
操作を何もしなくても、ディスク1とディスク押え6と
は離れ、自動的にディスク1のガタの規制が解除され
る。
【0057】さらに、位置決め穴2fを用いて、記録再
生装置の位置決めピン等により第1の筺体2が正確に位
置決めされる。また、開口部2dより記録再生装置のタ
ーンテーブルとクランパが挿入され、ディスク1がター
ンテーブルに同軸的に載置されクランパでクランプされ
る。また、例えばディスク1の両側に各々ターンテーブ
ルの+Y側と−Y側に各々1つの合計4つのヘッドが開
口部2dより挿入される。以上の動作により、情報の記
録あるいは再生あるいは消去が可能になる。
【0058】次に、ディスクカートリッジを記録再生装
置から排出する時の動作について説明する。
【0059】位置決め穴2fを用いた第1の筺体2の位
置決めを解除すると同時に、ディスク1のクランプが解
除され、記録再生装置のヘッドとターンテーブルとクラ
ンパが開口部2dから排出される。
【0060】そして、逆の経路で、ディスクカートリッ
ジは排出される。もちろん、この時、第2の筺体3の位
置決め凹部3dのチャッキングが外されると、バネ5の
復元力により第2の筺体3は第1の筺体2に引き寄せら
れ、開口部2dが第2の筺体3の内部に収納されるよう
にして、完全に開口部2dが閉鎖される。すなわち、第
1の筺体2に対する第2の筺体3の接合動作が行われ
る。また、第2の筺体3が引き寄せられると、第2の筺
体3に取り付けられたディスク押え6もディスク1の外
周面に押圧されて、別の操作を何もしなくても、ディス
ク1のガタの規制が自動的に作動する。
【0061】そして、記録再生装置から排出されても、
バネ5で恒久的に引き寄せられているので、開口部2d
が恒に閉鎖されており、ディスク1のガタも恒に規制さ
れた状態になっている。
【0062】従って、1mm〜3mm程度の厚みのある
第1の筺体2と第2の筺体3の端面同士を接合させるの
で、仮に第1の筺体2あるいは第2の筺体3にそりが発
生してもその接合部をほとんど隙間なく構成することが
でき、塵等が第1の筺体2および第2の筺体3の内部す
なわちディスク1を収納する第1の凹部2cと第2の凹
部3cに進入することがない。また、この接合部分で
は、従来のシャッタを用いたディスクカートリッジのよ
うに第1の筺体2や第2の筺体3が削られてその内部に
進入することもない。また、ディスクに対して移動させ
る部品は、基本的に第2の筺体だけにできるので、移動
させる部品が少なく、構成が簡単で信頼性が高いだけで
なく、記録再生装置のディスクカートリッジの案内機構
も単にストッパ部材として例えば爪を設けるだけで筺体
を分割し、筺体およびディスクを所定位置に装着できる
ので、記録再生装置の構成や動作も非常に簡単にでき
る。
【0063】また、ディスク1の片側あるいは両側に複
数のヘッドが設けられた記録再生装置に対応可能であ
り、例えばターンテーブルの+Y側と−Y側の両方に各
々ディスク1の両側に1つずつ合計4つのヘッドが設け
られた記録再生装置にも対応可能である。
【0064】また、従来のシャッタを用いたディスクカ
ートリッジに対応した記録再生装置と比べても、記録再
生装置の奥行きや幅すなわちX方向やY方向の寸法をほ
とんど大きくするすることなく構成できる。特に、記録
再生装置の幅(Y方向寸法)とターンテーブルより−X
側寸法を従来と等価にすることができる。
【0065】また、記録再生装置に装着かつ位置決めさ
れた時には、第2の筺体3の第2の凹部3cはディスク
1から離間するので、第1の筺体2のみを正確に位置決
めしてやればよく、第2の筺体3は正確な位置決めを必
要としない。
【0066】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作あるいは接合動作に連動してディスク1のガタを規
制する手段の規制の解除あるいは作動を行えるので、特
別にディスク1のガタの規制を解除したり作動させたり
する動作を必要としない。
【0067】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作でディスク1のガタの規制手段がディスク1より離
間されることにより自動的にガタの規制が解除され、逆
にその接合動作でディスク1のガタの規制手段がディス
ク1に接合することにより自動的にガタの規制が作動さ
れるのである。従って、ディスク1を押圧する部材のみ
をディスク1から離間可能な位置に設けるだけでよいの
で、筺体の分割に連動させるための連結部材も必要な
く、非常に簡単な構成でしかも部品点数も少なくでき
る。
【0068】以下本発明の第2の実施例のディスクカー
トリッジについて、図面を参照しながら説明する。
【0069】図6〜図10は本発明における第2の実施
例を示し、図6〜図8は各々一部分の分解斜視図で、図
9は記録再生装置に装着されていない状態の斜視図で
第1の筺体に対して第2の筺体が接合された第1の位置
にある状態であり、図10は記録再生装置に装着かつ位
置決めされた状態の斜視図で、第1の筺体に対して第2
の筺体が分割された第2の位置にある状態を示すもので
ある。
【0070】なお、図9、図10では、記録再生装置の
本体は、図示せず省略している。図6〜図10におい
て、1はディスクで、片面あるいは両面に記録面を有す
る。2は第1の筺体で、ABS等の樹脂で形成された上
ハーフ2aと下ハーフ2bとがネジ止めや熱溶着等で固
定されて構成され、内部にディスク1の一部が収納可能
な第1の凹部2cが形成されている。この第1の凹部2
cは、半円より大きな円弧状の凹部となっており、ディ
スク1の直径より大きな直径を有し+X側が切り欠かれ
たディスク拘束部が構成されており、ディスク1が第1
の筺体2に回転可能な状態で拘束されている。また、2
dは、記録再生装置に設けられたターンテーブルの挿入
を可能にするセンタ穴で、後述する第2の筺体3の内部
に収納可能になっている。このセンタ穴2dは、さらに
記録再生装置に設けられたクランパの挿入も可能になっ
ている。また、2eは、位置決め部で記録再生装置に挿
入された時に挿入方向の概略の位置決めを可能にする。
さらに、2fは、位置決め穴で、一方を丸穴とし、他方
を長穴とし、記録再生装置に挿入された時に第1の筺体
2の位置決めを可能にする。また、2gは、複数個のデ
ィスクカートリッジを記録再生装置内に収納し、自動的
にディスクカートリッジの装着や排出を行ういわゆるス
トッカータイプの記録再生装置に対応したもので、ディ
スクカートリッジの自動装填機構のチャッキングを可能
にする位置決め凹部である。また、2hは、後述するガ
イド4の4a部をはめ込むための凹部である。また、2
iは、後述する誤消去防止爪7をY方向に移動可能に収
納する凹部である。さらに、2jは、この誤消去防止爪
7が臨めるか否かにより記録可能か否かを検出する検出
穴である。また、2kは、記録再生装置に設けられたヘ
ッドの挿入を可能にする開口穴である。また、2lは、
後述するバネ11の一端11aを引っかけて止めるピン
である。また、2mは、後述するプーリ12の取り付け
穴部である。さらに、2nは、後述するシャッタガイド
9の凹部9aがはめ込まれる凸部である。また、2o
は、後述するベルトホルダ13がはめ込み位置決めされ
る位置決め部である。
【0071】3は第2の筺体で、ABS等の樹脂で形成
された上ハーフ3aと下ハーフ3bとがネジ止めや熱溶
着等で固定されて構成され、第1の筺体2に対してX方
向に分割接合可能に連結され、第1の筺体2とでディス
ク1を収納する筺体を構成し ている。第2の筺体3は、
内部にディスク1の一部が収納可能な第2の凹部3cが
形成され、この第2の凹部3cと上記第1の凹部2cと
でディスク1全体を収納する空間を形成している。な
お、第1の凹部2cと第2の凹部3cには、ディスク1
の外周相当位置と内周相当位置に段を設け、未使用時に
ディスク1の非記録領域を支持するようになっている。
また、3dは、V字状の位置決め凹部で、記録再生装置
に挿入された時にチャッキングを可能にする。また、3
jは、記録再生装置に設けられたヘッドの挿入を可能に
する開口穴である。また、3kは、後述するバネ11の
一端11aを引っかけて止めるピンである。また、3l
は、後述するプーリ12の取り付け穴部である。さら
に、3mは、後述するシャッタガイド9の凹部9aがは
め込まれる凸部である。また、3nは、後述するベルト
ホルダ13がはめ込まれ位置決めされる位置決め部であ
る。
【0072】4はガイドで、4a部が第1の筺体2の凹
部2hにはめ込まれて固定され、4b部が第2の筺体3
が第1の筺体2に対してX方向に移動する際の摺動部を
構成している。このガイド4の材質は、例えばポリアセ
タール等の樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、
それ自体と相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の
樹脂で形成された第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない
樹脂が好ましい。
【0073】6はディスク1のガタを規制する手段とし
てのディスク押えで、押えキャップ6aと圧縮バネ6b
とキャップホルダ6cとで構成されている。押えキャッ
プ6aは、キャップホルダ6cの先端部6gにはめ込ま
れ、端面6dでディスク1の外周端面を押圧する。な
お、押えキャップ6aの材質は、ディスク1の保護の観
点からブチルゴム等の柔らかい材料の方が好ましい。圧
縮バネ6bは、キャップホルダ6cの円柱部6kに挿入
され、一方の端面6fは第2の筺体3の端面3iで規制
され、他方の端面6eはキャップホルダ6cの端面6j
で規制されている。キャップホルダ6cは、円柱部6h
が第2の筺体3の凹部3fにはめ込まれ、円柱部6kが
第2の筺体3の凹部3gにはめ込まれ、このキャップホ
ルダ6cの軸方向に摺動可能に構成されている。このキ
ャップホルダ6cの材質も、例えばポリアセタール等の
樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、それ自体と
相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の樹脂で形成
された第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない樹脂が好ま
しい。仮にディスク1が無いと、キャップホルダ6cの
端面6jが圧縮バネ6bの復元力で押され、端面6iが
第2の筺体3の端面3hに接合している。ディスク1を
組み込むと、第1の筺体2と第2の筺体3とが接合状態
すなわち未使用時には、キャップホルダ6cの端面6i
と第2の筺体3の端面3hとは離れ、圧縮バネ6bは圧
縮変形し、この復元力で押えキャップ6aの端面6dを
ディスク1の外周端面に押圧している。もちろん、この
押圧力は、圧縮バネ6bの強さや変形量等を変更して、
所望の大きさに設定することができる。
【0074】7は誤消去防止爪で、第1の筺体2の凹部
2iに組み込まれ、ディスク1が記録可能か否かの検出
を可能にする。
【0075】8はシャッタで、開口穴2kあるいは開口
穴3jを開放したり閉鎖したりする。なお、2つのシャ
ッタ8の大きさは、Z方向とY方向は同じであるが、X
方向は第2の筺体3側の方が第1の筺体2と第2の筺体
3の分割する距離の分長くなっている。9はシャッタガ
イドで、、ネジ穴9bとシャッタ8の穴8aとでシャッ
タ8を固定し、凹部9aが凸部2nあるいは凸部3mに
はめ込まれY方向に摺動可能になっており、シャッタ8
が第1の筺体2あるいは第2の筺体3に対してY方向に
移動する際のガイドを構成している。このシャッタガイ
ド9の材質も、例えばポリアセタール等の樹脂がよく、
摺動抵抗が小さいだけでなく、それ自体と相手材となる
樹脂(本実施例ではABS等の樹脂で形成された第1の
筺体2あるいは第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない樹
脂が好ましい。10はベルトで、穴部10aがシャッタ
ガイド9のネジ穴部9cに固定され、穴部10bが後述
するベルトホルダ13のネジ穴部13aに固定されてい
る。11はバネで、一端11aが第1の筺体2のピン2
lあるいは第2の筺体3のピン3kに引っかけられて固
定され、他端11bがシャッタガイド9の穴部9dに引
っかけられて固定され、記録再生装置に装着されていな
い時すなわち非使用時に、開口穴2kあるいは開口穴3
jを閉鎖するようにシャッタ8を引き寄せるための引っ
張りバネである。12はプーリで、第1の筺体2の取り
付け穴部2mあるいは第2の筺体3の取り付け穴部3l
に取り付けられ、ベルト10をガイドしている。13は
ベルトホルダで、第1の筺体2の位置決め部2oあるい
は第2の筺体3の位置決め部3nにはめ込まれ固定され
る。14はシャッタ押えで、第1の筺体2の段部2pあ
るいは第2の筺体3の段部3oに接着等で固定され、シ
ャッタ8の端部8bのZ方向の浮きを防止している。
【0076】なお、第1の筺体2と第2の筺体3の接合
部は、1mm〜3mm程度の厚みのある端面同士で接合
される構成になっている。
【0077】以上のように構成された第2の実施例のデ
ィスクカートリッジについて、以下その動作について説
明する。
【0078】まず、ディスクカートリッジを記録再生装
置に装着かつ位置決めする時の動作について説明する。
【0079】ディスクカートリッジの−X側を把持して
記録再生装置に挿入すると、記録再生装置に構成された
カートリッジ案内機構のホルダーピンにより第2の筺体
3の位置決め凹部3dがチャッキングされて+X方向に
案内される。
【0080】そして、第1の筺体2の位置決め部2eが
カートリッジ案内機構の爪の位置までくるとこの爪によ
り第1の筺体2は係止されるが、第2の筺体3はバネ1
1の復元力に逆らってセンタ穴2dが完全に開放される
位置まで移動される。すなわち、第1の筺体2に対する
第2の筺体3の分割動作が行われる。同時に、ベルト1
0を介してバネ11が引っ張られることにより、開口穴
2kあるいは開口穴3jを完全に開放するようにシャッ
タ8がY方向に移動される。この時、第1の筺体2の第
1の凹部2cが半円より大きな円弧状の凹部を有してい
るので、ディスク1は、第1の筺体2の第1の凹部2c
で規制され、第1の筺体2と共に止まっており、ディス
ク押え6は第2の筺体3と共に移動するので、別の操作
を何もしなくても、ディスク1とディスク押え6とは離
れ、自動的にディスク1のガタの規制が解除される。
【0081】さらに、位置決め穴2fを用いて、記録再
生装置の位置決めピン等により第1の筺体2が正確に位
置決めされる。また、センタ穴2dより記録再生装置の
ターンテーブルとクランパが挿入され、ディスク1がタ
ーンテーブルに同軸的に載置されクランパでクランプさ
れる。また、開口穴2kおよび開口穴3jの各々より例
えばディスク1の両側に各々1つの合計4つのヘッドが
挿入される。以上の動作により、情報の記録あるいは再
生あるいは消去が可能になる。
【0082】次に、ディスクカートリッジを記録再生装
置から排出する時の動作について説明する。
【0083】位置決め穴2fを用いた第1の筺体2の位
置決めを解除すると同時に、ディスク1のクランプが解
除され、記録再生装置のターンテーブルとクランパがセ
ンタ穴2dから排出され、開口穴2kと開口穴3jから
記録再生装置のヘッドが排出される。
【0084】そして、逆の経路で、ディスクカートリッ
ジは排出される。もちろん、この時、第2の筺体3の位
置決め凹部3dのチャッキングが外されると、バネ11
の復元力により第2の筺体3は第1の筺体2に引き寄せ
られ、センタ穴2dが第2の筺体3の内部に収納される
ようにして、センタ穴2dが完全に閉鎖される。すなわ
ち、第1の筺体2に対する第2の筺体3の接合動作が行
われる。同時に、ベルト10を介してバネ11が復元す
ることにより、開口穴2kあるいは開口穴3jを完全に
閉鎖するようにシャッタ8がY方向に移動される。ま
た、第2の筺体3が引き寄せられると、第2の筺体3に
取り付けられたディスク押え6もディスク1の外周端面
に押圧されて、別の操作を何もしなくても、ディスク1
のガタの規制が自動的に作動する。
【0085】そして、記録再生装置から排出されても、
バネ11で恒久的に引き寄せられているので、センタ穴
2dと開口穴2kと開口穴3jが恒に閉鎖されており、
ディスク1のガタも恒に規制された状態になっている。
【0086】従って、第1の筺体2と第2の筺体3の分
割動作に連動して自動的に開口穴2kあるいは開口穴3
jを開放するように2つのシャッタ8が駆動され、第1
の筺体2と第2の筺体3の接合動作に連動して自動的に
開口穴2kあるいは開口穴3jを閉鎖するように2つの
シャッタ8が駆動されるので、従来のように爪等でシャ
ッタのガイドをチャッキングして開閉する動作を必要と
しないのである。また、唯一の動作すなわち第1の筺体
2と第2の筺体3の分割動作あるいは接合動作によっ
て、複数(本実施例では2つ)のシャッタ8を自動的に
駆動することができるのである。
【0087】さらに、1mm〜3mm程度の厚みのある
第1の筺体2と第2の筺体3の端面同士を接合させるの
で、仮に第1の筺体2あるいは第2の筺体3にそりが発
生してもその接合部をほとんど隙間なく構成することが
でき、接合部から塵等が第1の筺体2および第2の筺体
3の内部すなわちディスク1を収納する第1の凹部2c
と第2の凹部3cに進入することがない。また、この接
合部分では、従来のシャッタを用いたディスクカートリ
ッジのように第1の筺体2と第2の筺体3の接合部が削
られてその内部に進入することもない。また、ディスク
に対して移動させる部品は、基本的に第2の筺体だけに
できるので、移動させる部品が少なく、構成が簡単で信
頼性が高いだけでなく、記録再生装置のディスクカート
リッジの案内機構も単にストッパ部材として例えば爪を
設けるだけで筺体を分割し、筺体およびディスクを所定
位置に装着できるので、記録再生装置の構成や動作も非
常に簡単にできる。
【0088】また、ディスク1の片側あるいは両側に複
数のヘッドが設けられた記録再生装置にも対応可能であ
り、例えばターンテーブルを中心に+X側と−X側の各
々についてディスク1の両側に各々1つずつ合計4つの
ヘッドが設けられた記録再生装置にも対応可能である。
【0089】また、従来のシャッタのみを用いたディス
クカートリッジに対応した記録再生装置と比べても、記
録再生装置の奥行きや幅すなわちX方向やY方向の寸法
をほとんど大きくするすることなく構成できる。特に、
記録再生装置の幅(Y方向寸法)とターンテーブルより
−X側寸法を従来と等価にすることができる。
【0090】また、記録再生装置に装着かつ位置決めさ
れた時には、第2の筺体3の第2の凹部3cはディスク
1から離間するので、第1の筺体2のみを正確に位置決
めしてやればよく、第2の筺体3は正確な位置決めを必
要としない。
【0091】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作あるいは接合動作に連動してディスク1のガタを規
制する手段の規制の解除あるいは作動を行えるので、特
別にディスク1のガタの規制を解除したり作動させたり
する動作を必要としない。
【0092】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作でディスク1のガタの規制手段がディスク1より離
間されることにより自動的にガタの規制が解除され、逆
にその接合動作でディスク1のガタの規制手段がディス
ク1に接合することにより自動的にガタの規制が作動さ
れるのである。従って、ディスク1を押圧する部材のみ
をディスク1から離間可能な位置に設けるだけでよいの
で、筺体の分割に連動させるための連結部材も必要な
く、非常に簡単な構成でしかも部品点数も少なくでき
る。
【0093】以下本発明の第3の実施例のディスクカー
トリッジについて、図面を参照しながら説明する。
【0094】図11〜図15は本発明における第3の実
施例を示し、図11〜図13は各々一部分の分解斜視図
で、図14は記録再生装置に装着されていない状態の斜
視図で、第1の筺体に対して第2の筺体が接合された第
1の位置にある状態であり、図15は記録再生装置に装
着かつ位置決めされた状態の斜視図で、第1の筺体に対
して第2の筺体が分割された第2の位置にある状態を示
すものである。
【0095】なお、図14、図15では、記録再生装置
の本体は、図示せず省略している。図11〜図15にお
いて、1はディスクで、片面あるいは両面に記録面を有
する。2は第1の筺体で、ABS等の樹脂で形成された
上ハーフ2aと下ハーフ2bとがネジ止めや熱溶着等で
固定されて構成され、内部にディスク1の一部が収納可
能な第1の凹部2cが形成されている。この第1の凹部
2cの下ハーフ2b側は、半円より大きな円弧状の凹部
となっており、ディスク1の直径より大きな直径を有し
+X側が切り欠かれたディスク拘束部が構成されてお
り、ディスク1が第1の筺体2に回転可能な状態で拘束
されている。また、2dは、記録再生装置に設けられた
ターンテーブルとヘッドの挿入を可能にする開口部で、
後述する第2の筺体3の内部に収納可能になっている。
この開口部2dは、さらに記録再生装置に設けられたク
ランパの挿入も可能になっている。なお、上ハーフ2a
側の開口部2dは、第1の実施例のように下ハーフ2b
側と同様の穴形状にはせず、完全な開放型にしている。
また、2eは、位置決め部で記録再生装置に挿入された
時に挿入方向の概略の位置決めを可能にする。さらに、
2fは、位置決め穴で、一方を丸穴とし、他方を長穴と
し、記録再生装置に挿入された時に第1の筺体2の位置
決めを可能にする。また、2gは、複数個のディスクカ
ートリッジを記録再生装置内に収納し、自動的にディス
クカートリッジの装着や排出を行ういわゆるストッカー
タイプの記録再生装置に対応したもので、ディスクカー
トリッジの自動装填機構のチャッキングを可能にする位
置決め凹部である。また、2hは、後述するガイド4の
4a部をはめ込むための凹部である。また、2iは、後
述する誤消去防止爪7をY方向に移動可能に収納する凹
部である。さらに、2jは、この誤消去防止爪7が臨め
るか否かにより記録可能か否かを検出する検出穴であ
る。また、2kは、記録再生装置に設けられたヘッドの
挿入を可能にする開口穴である。また、2lは、後述す
るバネ11の一端11aを引っかけて止めるピンであ
る。また、2mは、後述するプーリ12の取り付け穴部
である。さらに、2nは、後述するシャッタガイド9の
凹部9aがはめ込まれる凸部である。また、2oは、後
述するベルトホルダ13がはめ込まれ位置決めされる位
置決め部である。
【0096】3は第2の筺体で、ABS等の樹脂で形成
された上ハーフ3aと下ハーフ3bとがネジ止めや熱溶
着等で固定されて構成され、第1の筺体2に対してX方
向に分割接合可能に連結され、第1の筺体2とでディス
ク1を収納する筺体を構成している。第2の筺体3は、
内部にディスク1の一部が収納可能な第2の凹部3cが
形成され、この第2の凹部3cと上記第1の凹部2cと
でディスク1全体を収納する空間を形成している。な
お、第1の凹部2cと第2の凹部3cには、ディスク1
の外周相当位置と内周相当位置に段を設け、未使用時に
ディスク1の非記録領域を支持するようになっている。
また、3dは、V字状の位置決め凹部で、記録再生装置
に挿入された時にチャッキングを可能にする。また、3
eは、後述するバネ5の一端5aを引っかけて止めるた
めのピンである。また、3jは、記録再生装置に設けら
れたヘッドの挿入を可能にする開口穴である。また、3
kは、後述するバネ11の一端11aを引っかけて止め
るピンである。また、3lは、後述するプーリ12の取
り付け穴部である。さらに、3mは、後述するシャッタ
ガイド9の凹部9aがはめ込まれる凸部である。また、
3nは、後述するベルトホルダ13がはめ込まれ位置決
めされる位置決め部である。
【0097】4はガイドで、4a部が第1の筺体2の凹
部2hにはめ込まれて固定され、4b部が第2の筺体3
が第1の筺体2に対してX方向に移動する際の摺動部を
構成している。このガイド4の材質は、例えばポリアセ
タール等の樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、
それ自体と相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の
樹脂で形成された第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない
樹脂が好ましい。5はバネで、一端5aは第2の筺体3
のピン3eに固定され、他端5bはガイド4のピン4c
に固定され、記録再生装置に装着されていない時すなわ
ち未使用時に、第2の筺体3を第1の筺体2に引き寄せ
るための引っ張りバネである。
【0098】6はディスク1のガタを規制する手段とし
てのディスク押えで、押えキャップ6aと圧縮バネ6b
とキャップホルダ6cとで構成されている。押えキャッ
プ6aは、キャップホルダ6cの先端部6gにはめ込ま
れ、端面6dでディスク1の外周端面を押圧する。な
お、押えキャップ6aの材質は、ディスク1の保護の観
点からブチルゴム等の柔らかい材料の方が好ましい。圧
縮バネ6bは、キャップホルダ6cの円柱部6kに挿入
され、一方の端面6fは第2の筺体3の端面3iで規制
され、他方の端面6eはキャップホルダ6cの端面6j
で規制されている。キャップホルダ6cは、円柱部6h
が第2の筺体3の凹部3fにはめ込まれ、円柱部6kが
第2の筺体3の凹部3gにはめ込まれ、このキャップホ
ルダ6cの軸方向に摺動可能に構成されている。このキ
ャップホルダ6cの材質も、例えばポリアセタール等の
樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、それ自体と
相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の樹脂で形成
された第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない樹脂が好ま
しい。仮にディスク1が無いと、キャップホルダ6cの
端面6jが圧縮バネ6bの復元力で押され、端面6iが
第2の筺体3の端面3hに接合している。ディスク1を
組み込むと、第1の筺体2と第2の筺体3とが接合状態
すなわち未使用時には、キャップホルダ6cの端面6i
と第2の筺体3の端面3hとは離れ、圧縮バネ6bは圧
縮変形し、この復元力で押えキャップ6aの端面6dを
ディスク1の外周端面に押圧している。もちろん、この
押圧力は、圧縮バネ6bの強さや変形量等を変更して、
所望の大きさに設定することができる。
【0099】7は誤消去防止爪で、第1の筺体2の凹部
2iに組み込まれ、ディスク1が記録可能か否かの検出
を可能にする。
【0100】8はシャッタで、開口穴2kあるいは開口
穴3jを開放したり閉鎖したりする。なお、2つのシャ
ッタ8の大きさは、Z方向とY方向は同じであるが、X
方向は第2の筺体3側の方が第1の筺体2と第2の筺体
3の分割する距離の分長くなっている。9はシャッタガ
イドで、、ネジ穴9bとシャッタ8の穴8aとでシャッ
タ8を固定し、凹部9aが凸部2nあるいは凸部3mに
はめ込まれY方向に摺動可能になっており、シャッタ8
が第1の筺体2あるいは第2の筺体3に対してY方向に
移動する際のガイドを構成している。このシャッタガイ
ド9の材質も、例えばポリアセタール等の樹脂がよく、
摺動抵抗が小さいだけでなく、それ自体と相手材となる
樹脂(本実施例ではABS等の樹脂で形成された第1の
筺体2あるいは第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない樹
脂が好ましい。10はベルトで、穴部10aがシャッタ
ガイド9のネジ穴部9cに固定され、穴部10bが後述
するベルトホルダ13のネジ穴部13aに固定されてい
る。11はバネで、一端11aが第1の筺体2のピン2
lあるいは第2の筺体3のピン3kに引っかけられて固
定され、他端11bがシャッタガイド9の穴部9dに引
っかけられて固定され、記録再生装置に装着されていな
い時すなわち非使用時に、開口穴2kあるいは開口穴3
jを閉鎖するようにシャッタ8を引き寄せるための引っ
張りバネである。12はプーリで、第1の筺体2の取り
付け穴部2mあるいは第2の筺体3の取り付け穴部3l
に取り付けられ、ベルト10をガイドしている。13は
ベルトホルダで、第1の筺体2の位置決め部2oあるい
は第2の筺体3の位置決め部3nにはめ込まれ固定され
る。14はシャッタ押えで、第1の筺体2の段部2pあ
るいは第2の筺体3の段部3oに接着等で固定され、シ
ャッタ8の端部8bのZ方向の浮きを防止している。
【0101】なお、第1の筺体2と第2の筺体3の接合
部は、1mm〜3mm程度の厚みのある端面同士で接合
される構成になっている。
【0102】以上のように構成された第3の実施例のデ
ィスクカートリッジについて、以下その動作について説
明する。
【0103】まず、ディスクカートリッジを記録再生装
置に装着かつ位置決めする時の動作について説明する。
【0104】ディスクカートリッジの−X側を把持して
記録再生装置に挿入すると、記録再生装置に構成された
カートリッジ案内機構のホルダーピンにより第2の筺体
3の位置決め凹部3dがチャッキングされて+X方向に
案内される。
【0105】そして、第1の筺体2の位置決め部2eが
カートリッジ案内機構の爪の位置までくるとこの爪によ
り第1の筺体2は係止されるが、第2の筺体3はバネ5
およびバネ11の復元力に逆らって開口部2dが完全に
開放される位置まで移動される。すなわち、第1の筺体
2に対する第2の筺体3の分割動作が行われる。同時
に、ベルト10を介してバネ11が引っ張られることに
より、開口穴2kあるいは開口穴3jを完全に開放する
ようにシャッタ8がY方向に移動される。この時、第1
の筺体2の下ハーフ2b側の第1の凹部2cが半円より
大きな円弧状の凹部を有しているので、ディスク1は、
第1の筺体2の第1の凹部2cで規制され、第1の筺体
2と共に止まっており、ディスク押え6は第2の筺体3
と共に移動するので、別の操作を何もしなくても、ディ
スク1とディスク押え6とは離れ、自動的にディスク1
のガタの規制が解除される。
【0106】さらに、位置決め穴2fを用いて、記録再
生装置の位置決めピン等により第1の筺体2が正確に位
置決めされる。また、開口部2dより記録再生装置のタ
ーンテーブルとクランパが挿入され、ディスク1がター
ンテーブルに同軸的に載置されクランパでクランプされ
る。また、例えばディスク1の両側に各々ターンテーブ
ルの+Y側と−Y側に各々1つの合計4つのヘッドが開
口部2dより挿入される。さらに、開口穴2kおよび開
口穴3jの各々より例えばディスク1の両側に各々1つ
の合計4つのヘッドが挿入される。従って、開口部2d
と開口穴2kと開口穴3jに例えば合計8つのヘッドが
挿入される。以上の動作により、情報の記録あるいは再
生あるいは消去が可能になる。
【0107】次に、ディスクカートリッジを記録再生装
置から排出する時の動作について説明する。
【0108】位置決め穴2fを用いた第1の筺体2の位
置決めを解除すると同時に、ディスク1のクランプが解
除され、記録再生装置のヘッドとターンテーブルとクラ
ンパが開口部2dから排出され、開口穴2kと開口穴3
jから記録再生装置のヘッドが排出される。
【0109】そして、逆の経路で、ディスクカートリッ
ジは排出される。もちろん、この時、第2の筺体3の位
置決め凹部3dのチャッキングが外されると、バネ5と
バネ11の復元力により第2の筺体3は第1の筺体2に
引き寄せられ、開口部2dが第2の筺体3の内部に収納
されるようにして、開口部2dが完全に閉鎖される。す
なわち、第1の筺体2に対する第2の筺体3の接合動作
が行われる。同時に、ベルト10を介してバネ11が復
元することにより、開口穴2kあるいは開口穴3jを完
全に閉鎖するようにシャッタ8がY方向に移動される。
また、第2の筺体3が引き寄せられると、第2の筺体3
に取り付けられたディスク押え6もディスク1の外周端
面に押圧されて、別の操作を何もしなくても、ディスク
1のガタの規制が自動的に作動する。
【0110】そして、記録再生装置から排出されても、
バネ5およびバネ11で恒久的に引き寄せられているの
で、開口部2dと開口穴2kと開口穴3jが恒に閉鎖さ
れており、ディスク1のガタも恒に規制された状態にな
っている。
【0111】従って、シャッタの数をできるだけ少なく
し、内部への塵等の進入や筺体の削れをできるだけ少な
くしている。すなわち、1mm〜3mm程度の厚みのあ
る第1の筺体2と第2の筺体3の端面同士を接合させる
ので、仮に第1の筺体2あるいは第2の筺体3にそりが
発生してもその接合部をほとんど隙間なく構成すること
ができ、接合部から塵等が第1の筺体2および第2の筺
体3の内部すなわちディスク1を収納する第1の凹部2
cと第2の凹部3cに進入することがない。また、この
接合部分では、従来のシャッタを用いたディスクカート
リッジのように第1の筺体2と第2の筺体3の接合部が
削られてその内部に進入することもない。また、ディス
クに対して移動させる部品は、基本的に第2の筺体だけ
にできるので、移動させる部品が少なく、構成が簡単で
信頼性が高いだけでなく、記録再生装置のディスクカー
トリッジの案内機構も単にストッパ部材として例えば爪
を設けるだけで筺体を分割し、筺体およびディスクを所
定位置に装着できるので、記録再生装置の構成や動作も
非常に簡単にできる。
【0112】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作に連動して自動的に開口穴2kあるいは開口穴3j
を開放するように2つのシャッタ8が駆動され、第1の
筺体2と第2の筺体3の接合動作に連動して自動的に開
口穴2kあるいは開口穴3jを閉鎖するように2つのシ
ャッタ8が駆動されるので、従来のように爪等でシャッ
タのガイドをチャッキングして開閉する動作を必要とし
ないのである。また、唯一の動作すなわち第1の筺体2
と第2の筺体3の分割動作あるいは接合動作によって、
複数(本実施例では2つ)のシャッタ8を自動的に駆動
することができるのである。
【0113】また、ディスク1の片側あるいは両側に複
数のより多くのヘッドが設けられた記録再生装置にも対
応可能であり、例えばターンテーブルを中心に+X側と
−X側と+Y側と−Y側の各々についてディスク1の両
側に各々1つずつ合計8つのヘッドが設けられた記録再
生装置にも対応可能である。
【0114】また、従来のシャッタのみを用いたディス
クカートリッジに対応した記録再生装置と比べても、記
録再生装置の奥行きや幅すなわちX方向やY方向の寸法
をほとんど大きくするすることなく構成できる。特に、
記録再生装置の幅(Y方向寸法)とターンテーブルより
−X側寸法を従来と等価にすることができる。
【0115】また、記録再生装置に装着かつ位置決めさ
れた時には、第2の筺体3の第2の凹部3cはディスク
1から離間するので、第1の筺体2のみを正確に位置決
めしてやればよく、第2の筺体3は正確な位置決めを必
要としない。
【0116】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作あるいは接合動作に連動してディスク1のガタを規
制する手段の規制の解除あるいは作動を行えるので、特
別にディスク1のガタの規制を解除したり作動させたり
する動作を必要としない。
【0117】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作でディスク1のガタの規制手段がディスク1より離
間されることにより自動的にガタの規制が解除され、逆
にその接合動作でディスク1のガタの規制手段がディス
ク1に接合することにより自動的にガタの規制が作動さ
れるのである。従って、ディスク1を押圧する部材のみ
をディスク1から離間可能な位置に設けるだけでよいの
で、筺体の分割に連動させるための連結部材も必要な
く、非常に簡単な構成でしかも部品点数も少なくでき
る。
【0118】なお、本第3の実施例では、第1の筺体2
の上ハーフ2a側の開口部2dを穴状にしなかったが、
第1の実施例のように下ハーフ2b側と同じように穴状
に構成させてもよい。逆に、本第1あるいは本第2の実
施例では、第1の筺体2の上ハーフ2a側の開口部2d
あるいはセンタ穴2dを下ハーフ2b側と同じように穴
状に構成させたが、第3の実施例のように穴状にはせ
ず、開放型にしてもよい。穴状の場合、未使用時のディ
スク1をより安定に支持できる。逆に、開放型の場合、
より構造を簡単にでき、安価に構成できる。
【0119】また、本第2、第3の実施例では、シャッ
タ8の数を2つに設定したが、必要に応じて設定すれば
よく、1つでもよいし、4つでもよい。
【0120】また、本第3の実施例では、バネ5とバネ
11の両方を設けたが、第2の実施例のようにバネ11
のみで兼用してもよい。逆に、本第2の実施例では、バ
ネ11のみを設けたが、第3の実施例のようにバネ5と
バネ11の両方を設けてもよい。バネ11のみの場合、
より構造を簡単にでき、安価に構成できる。逆に、バネ
5とバネ11の両方の場合、ベルト10の負荷を軽減
し、ベルト10の疲労による切断等の問題を解消するこ
とができる等、信頼性を向上させることができる。
【0121】以下本発明の第4の実施例のディスクカー
トリッジについて、図面を参照しながら説明する。
【0122】図16〜図20は本発明における第4の実
施例を示し、図16〜図18は各々一部分の分解斜視図
で、図19は記録再生装置に装着されていない状態の斜
視図で、第1の筺体に対して第2の筺体が接合された第
1の位置にある状態であり、図20は記録再生装置に装
着かつ位置決めされた状態の斜視図で、第1の筺体に対
して第2の筺体が分割された第2の位置にある状態を示
すものである。
【0123】なお、図19、図20では、記録再生装置
の本体は、図示せず省略している。図16〜図20にお
いて、1はディスクで、片面あるいは両面に記録面を有
する。2は第1の筺体で、ABS等の樹脂で形成された
上ハーフ2aと下ハーフ2bとがネジ止めや熱溶着等で
固定されて構成され、内部にディスク1の一部が収納可
能な第1の凹部2cが形成されている。この第1の凹部
2cは、半円より大きな円弧状の凹部となっており、デ
ィスク1の直径より大きな直径を有し+X側が切り欠か
れたディスク拘束部が構成されており、ディスク1が第
1の筺体2に回転可能な状態で拘束されている。また、
2dは、記録再生装置に設けられたターンテーブルとヘ
ッドの挿入を可能にする開口部で、後述する第2の筺体
3の内部に収納可能になっている。この開口部2dは、
さらに記録再生装置に設けられたクランパの挿入も可能
になっている。さらに、2fは、位置決め穴で、一方を
丸穴とし、他方を長穴とし、記録再生装置に挿入された
時に第1の筺体2の位置決めを可能にする。また、2g
は、複数個のディスクカートリッジを記録再生装置内に
収納し、自動的にディスクカートリッジの装着や排出を
行ういわゆるストッカータイプの記録再生装置に対応し
たもので、ディスクカートリッジの自動装填機構のチャ
ッキングを可能にする位置決め凹部である。また、2i
は、後述する誤消去防止爪7をY方向に移動可能に収納
する凹部である。さらに、2jは、この誤消去防止爪7
が臨めるか否かにより記録可能か否かを検出する検出穴
である。また、2pは、後述するロック解放部材16の
16a部が挿入されるスリット部である。また、2q
は、後述するロック爪15の軸部15cが挿入される穴
である。さらに、2rは、後述するバネ(付勢部材)1
7の端部17bを止める軸部である。
【0124】3は第2の筺体で、ABS等の樹脂で形成
された上ハーフ3aと下ハーフ3bとがネジ止めや熱溶
着等で固定されて構成され、第1の筺体2に対してX方
向に分割接合可能に連結され、第1の筺体2とでディス
ク1を収納する筺体を構成している。第2の筺体3は、
内部にディスク1の一部が収納可能な第2の凹部3cが
形成され、この第2の凹部3cと上記第1の凹部2cと
でディスク1全体を収納する空間を形成している。な
お、第1の凹部2cと第2の凹部3cには、ディスク1
の外周相当位置と内周相当位置に段を設け、未使用時に
ディスク1の非記録領域を支持するようになっている。
また、3dは、V字状の位置決め凹部で、記録再生装置
に挿入された時にチャッキングを可能にする。また、3
oは、後述するガイド4の4a部がはめ込まれる凹部で
ある。
【0125】4はガイドで、4a部が第2の筺体3の凹
部3oにはめ込まれて固定され、4b部が第2の筺体3
が第1の筺体2に対してX方向に移動する際の摺動部を
構成している。このガイド4の材質は、例えばポリアセ
タール等の樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、
それ自体と相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の
樹脂で形成された第1の筺体2)の削れや摩耗が少ない
樹脂が好ましい。また、4dは、後述するロック爪15
の爪部15aと係合可能な凹部である。
【0126】6はディスク1のガタを規制する手段とし
てのディスク押えで、押えキャップ6aと圧縮バネ6b
とキャップホルダ6cとで構成されている。押えキャッ
プ6aは、キャップホルダ6cの先端部6gにはめ込ま
れ、端面6dでディスク1の外周端面を押圧する。な
お、押えキャップ6aの材質は、ディスク1の保護の観
点からブチルゴム等の柔らかい材料の方が好ましい。圧
縮バネ6bは、キャップホルダ6cの円柱部6kに挿入
され、一方の端面6fは第2の筺体3の端面3iで規制
され、他方の端面6eはキャップホルダ6cの端面6j
で規制されている。キャップホルダ6cは、円柱部6h
が第2の筺体3の凹部3fにはめ込まれ、円柱部6kが
第2の筺体3の凹部3gにはめ込まれ、このキャップホ
ルダ6cの軸方向に摺動可能に構成されている。このキ
ャップホルダ6cの材質も、例えばポリアセタール等の
樹脂がよく、摺動抵抗が小さいだけでなく、それ自体と
相手材となる樹脂(本実施例ではABS等の樹脂で形成
された第2の筺体3)の削れや摩耗が少ない樹脂が好ま
しい。仮にディスク1が無いと、キャップホルダ6cの
端面6jが圧縮バネ6bの復元力で押され、端面6iが
第2の筺体3の端面3hに接合している。ディスク1を
組み込むと、第1の筺体2と第2の筺体3とが接合状態
すなわち未使用時には、キャップホルダ6cの端面6i
と第2の筺体3の端面3hとは離れ、圧縮バネ6bは圧
縮変形し、この復元力で押えキャップ6aの端面6dを
ディスク1の外周端面に押圧している。もちろん、この
押圧力は、圧縮バネ6bの強さや変形量等を変更して、
所望の大きさに設定することができる。
【0127】7は誤消去防止爪で、第1の筺体2の凹部
2iに組み込まれ、ディスク1が記録可能か否かの検出
を可能にする。
【0128】なお、第1の筺体2と第2の筺体3の接合
部は、1mm〜3mm程度の厚みのある端面同士で接合
される構成になっている。
【0129】15はロック爪で、軸部15cが第1の筺
体2の穴2qに回転可能に軸支され、爪部15aがガイ
ド4の凹部4dに係合可能になっている。また、15b
は、後述するロック解放部材16の端面16bにより押
圧される押圧部である。また、15dは、後述するバネ
(付勢部材)17の端部17aを止める軸部である。1
6はロック解放部材で、16a部が第1の筺体2のスリ
ット部2pに挿入され、第1の筺体2の両サイドの凹部
に設けられ、X方向に摺動可能になっている。また、1
6bは、ロック爪15の押圧部15bに当接する端面で
ある。さらに、16cは、ロック解除部を構成すること
ろの端面であり、ロックを解放する際に押圧する端面で
ある。17は付勢部材としてのバネで、端部17aがロ
ック爪15の軸部15dに止められ、端部17bが第1
の筺体2の軸部2rに止められ、ロック爪15の爪部1
5aをガイド4の凹部4dに係合させて付勢するための
引っ張りバネである。従って、ロック爪15とロック解
放部材16とバネ(付勢部材)17とでロック手段を構
成している。
【0130】以上のように構成された第4の実施例のデ
ィスクカートリッジについて、以下その動作について説
明する。
【0131】まず、ディスクカートリッジを記録再生装
置に装着かつ位置決めする時の動作について説明する。
【0132】ディスクカートリッジの−X側を把持して
記録再生装置に挿入すると、記録再生装置に構成された
カートリッジ案内機構のホルダーピンにより第2の筺体
3の位置決め凹部3dがチャッキングされて+X方向に
案内される。
【0133】そして、第1の筺体2の両サイドの凹部に
摺動可能に設けられたロック解放部材16の端面16c
がカートリッジ案内機構の爪の位置までくると、まず、
バネ17の復元力に逆らって、ロック解放部材16が−
X方向にスライドし、その端面16bがロック爪15の
押圧部15bを押圧することにより軸部15c部を回動
中心として回動し、爪部15aとガイド4の凹部4dと
の係合が離れ、ロックが解除される。
【0134】さらに、カートリッジ案内機構の爪により
第1の筺体2は係止されるが、第2の筺体3は開口部2
dが完全に開放される位置まで移動される。すなわち、
第1の筺体2に対する第2の筺体3の分割動作が行われ
る。この時、第1の筺体2の第1の凹部2cが半円より
大きな円弧状の凹部を有しているので、ディスク1は、
第1の筺体2の第1の凹部2cで規制され、第1の筺体
2と共に止まっており、ディスク押え6は第2の筺体3
と共に移動するので、別の操作を何もしなくても、ディ
スク1とディスク押え6とは離れ、自動的にディスク1
のガタの規制が解除される。さらに、位置決め穴2fを
用いて、記録再生装置の位置決めピン等により第1の筺
体2が正確に位置決めされる。また、開口部2dより記
録再生装置のターンテーブルとクランパが挿入され、デ
ィスク1がターンテーブルに同軸的に載置されクランパ
でクランプされる。また、例えばディスク1の両側に各
々ターンテーブルの+Y側と−Y側に各々1つの合計4
つのヘッドが開口部2dより挿入される。以上の動作に
より、情報の記録あるいは再生あるいは消去が可能にな
る。
【0135】次に、ディスクカートリッジを記録再生装
置から排出する時の動作について説明する。
【0136】位置決め穴2fを用いた第1の筺体2の位
置決めを解除すると同時に、ディスク1のクランプが解
除され、記録再生装置のヘッドとターンテーブルとクラ
ンパが開口部2dから排出される。
【0137】そして、逆の経路で、ディスクカートリッ
ジは排出される。この時、第2の筺体3を第1の筺体2
に接合するように第2の筺体3を−X方向に移動させ、
カートリッジ案内機構の爪をロック解放部材16の端面
16cから外すと、ロック爪15はバネ17の復元力で
自動的にガイド4に対して係合状態に戻り、ロックがか
かり、ロック解放部材16も元の位置に戻る。同時に、
開口部2dが第2の筺体3の内部に収納されるようにし
て、完全に開口部2dが閉鎖される。すなわち、第1の
筺体2に対する第2の筺体3の接合動作が行われる。ま
た、第2の筺体3が引き寄せられると、第2の筺体3に
取り付けられたディスク押え6もディスク1の外周面に
押圧されて、別の操作を何もしなくても、ディスク1の
ガタの規制が自動的に作動する。
【0138】そして、記録再生装置から排出されても、
ロック手段15〜17で恒久的に第1の筺体2と第2の
筺体3の分割をロックしているので、開口部2dが恒に
閉鎖されており、ディスク1のガタも恒に規制された状
態になっている。
【0139】従って、未使用時に筺体の分割をロック
し、カートリッジ内部への塵埃の進入やディスクへの傷
や指紋の付着を防止することができる。
【0140】また、筺体の分割時にも筺体の内部にバネ
等の付勢部材を収納しているので、未使用時にユーザが
ロックを解除し、筺体を分割した時にも、例えばロック
のためのバネ等の付勢部材が机上物等に引っかかること
がない。
【0141】また、筺体の凹部にロック解放部材が設け
られているので、ユーザが不用意に手を振れてロックを
解放することがない。
【0142】また、ガイドと係合するロック爪を回動可
能に構成しているので、どの方向に大きな振動や衝撃が
加わってもロックが解放することがない。
【0143】また、記録再生装置に装着時にはロック解
放部材をスライドさせるだけで、簡単にロックを解放で
きる。
【0144】さらに、1mm〜3mm程度の厚みのある
第1の筺体2と第2の筺体3の端面同士を接合させるの
で、仮に第1の筺体2あるいは第2の筺体3にそりが発
生してもその接合部をほとんど隙間なく構成することが
でき、塵等が第1の筺体2および第2の筺体3の内部す
なわちディスク1を収納する第1の凹部2cと第2の凹
部3cに進入することがない。また、この接合部分で
は、従来のシャッタを用いたディスクカートリッジのよ
うに第1の筺体2や第2の筺体3が削られてその内部に
進入することもない。また、ディスクに対して移動させ
る部品は、基本的に第2の筺体だけにできるので、移動
させる部品が少なく、構成が簡単で信頼性が高いだけで
なく、記録再生装置のディスクカートリッジの案内機構
も単にストッパ部材として例えば爪を設けるだけで筺体
を分割し、筺体およびディスクを所定位置に装着できる
ので、記録再生装置の構成や動作も非常に簡単にでき
る。
【0145】また、ディスク1の片側あるいは両側に複
数のヘッドが設けられた記録再生装置に対応可能であ
り、例えばターンテーブルの+Y側と−Y側の両方に各
々ディスク1の両側に1つずつ合計4つのヘッドが設け
られた記録再生装置にも対応可能である。
【0146】また、従来のシャッタを用いたディスクカ
ートリッジに対応した記録再生装置と比べても、記録再
生装置の奥行きや幅すなわちX方向やY方向の寸法をほ
とんど大きくするすることなく構成できる。特に、記録
再生装置の幅(Y方向寸法)とターンテーブルより−X
側寸法を従来と等価にすることができる。
【0147】また、記録再生装置に装着かつ位置決めさ
れた時には、第2の筺体3の第2の凹部3cはディスク
1から離間するので、第1の筺体2のみを正確に位置決
めしてやればよく、第2の筺体3は正確な位置決めを必
要としない。
【0148】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作あるいは接合動作に連動してディスク1のガタを規
制する手段の規制の解除あるいは作動を行えるので、特
別にディスク1のガタの規制を解除したり作動させたり
する動作を必要としない。
【0149】また、第1の筺体2と第2の筺体3の分割
動作でディスク1のガタの規制手段がディスク1より離
間されることにより自動的にガタの規制が解除され、逆
にその接合動作でディスク1のガタの規制手段がディス
ク1に接合することにより自動的にガタの規制が作動さ
れるのである。従って、ディスク1を押圧する部材のみ
をディスク1から離間可能な位置に設けるだけでよいの
で、筺体の分割に連動させるための連結部材も必要な
く、非常に簡単な構成でしかも部品点数も少なくでき
る。
【0150】なお、本第4の実施例では、第1〜第3の
実施例のようにバネ5あるいはバネ11を設けて、第1
の筺体2と第2の筺体3の接合を自動的にディスクカー
トリッジ自身で行えるようにせず、記録再生装置側で接
合動作を行う構成にしたが、第1〜第3の実施例のよう
にバネを設けてディスクカートリッジ自身で自動的に接
合動作を行えるようにしてもよい。
【0151】また、本第4の実施例では、第1の筺体2
と第2の筺体3の分割のロックを第1の実施例と同様な
シャッタのないディスクカートリッジに適用したが、第
2の実施例や第3の実施例のようなシャッタを持つディ
スクカートリッジにも適用してもよい。
【0152】また、本第4の実施例では、ロック手段の
付勢部材17を引っ張りバネで構成させたが、付勢でき
るものであればよく、例えば、ゴムや圧縮バネでもよ
い。
【0153】また、本第1〜第4の実施例では、ディス
クカートリッジの記録再生装置に挿入する側すなわち第
2の筺体3の+X側について、コーナの形状を+Y側を
テーパ状にし、−Y側を円弧状にして、+Y側と−Y側
で形状を変えてディスクカートリッジの表面と裏面の識
別を可能にしたが、同一形状にしてもよく、例えば両方
とも円弧状にしてもよい。コーナ形状を変えた場合、表
面と裏面の識別をしたり、あるいは記録再生装置への逆
方向の装着を防止したりできる。
【0154】また、本第1〜第4の実施例では、ディス
クカートリッジの記録再生装置に挿入する側を+X側す
なわち第2の筺体3側に設定したが、逆に、−X側すな
わち第1の筺体2側に設定してもよい。
【0155】また、本第1〜第4の実施例では、ディス
ク1の種類を限定していないが、種類は何でもよく、例
えば相変化型光ディスクでもよく、光磁気ディスクでも
よく、あるいは可換型の磁気ディスクでもよい。
【0156】また、本第1〜第4の実施例では、ディス
ク1をターンテーブルに固定する方法をいわゆるメカニ
カルクランプ方式すなわちターンテーブルとクランパと
で挟み込んで固定する方式に対応して第1の筺体2の上
ハーフ2a側の開口部2dあるいはセンタ穴2dをクラ
ンパが挿入できるように構成したが、別の固定方法に対
応して構成させてもよく、例えばいわゆるマグネットク
ランプ方式すなわちターンテーブルにマグネットを設け
て、このマグネットに吸着させるようにして固定する方
式に対応して、上ハーフのクランパの挿入相当位置すな
わち上ハーフのディスクの中心近傍に相当する位置を覆
うように構成してもよい。
【0157】また、本第1〜第4の実施例では、第2の
筺体3にディスク押え6を設けてディスク1と離間可能
に構成したが、ディスク押えはディスクと離間可能な位
置にあればよい。
【0158】また、本第1〜第4の実施例では、圧縮バ
ネ6bを用いてディスク押え6がディスク1を押圧でき
るように構成したが、押圧できればよく、例えば、圧縮
バネの代わりにゴムを用いてもよい。
【0159】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1の筺体に対
する第2の筺体の分割動作および接合動作により自動的
開口部を開閉することにより、第1の筺体と第2の筺
体の接合部を隙間なく構成できるので、塵等が筺体の内
部に進入することがなく、またシャッタのように筺体が
削られて筺体の内部に進入することもなく、しかもディ
スクの片側あるいは両側に複数のヘッドが設けられた記
録再生装置に対応可能なディスクカートリッジを提供で
きる。また、ディスクに対して移動させる部品は基本的
に第2の筺体だけにできるので、移動させる部品が少な
く、構成が簡単で信頼性が高いだけでなく、記録再生装
置のディスクカートリッジの案内機構も簡単に構成でき
る。また、第1の筺体そのものにディスクの直径より大
きな直径を有するディスク拘束部を設けることにより、
別部品としてディスク拘束手段を設ける必要がなく、第
1の筺体にディスクの回転を許す僅かな隙間の範囲内に
ディスクを拘束することができる。さらに、ディスク拘
束部を一部を切り欠いて構成することにより、第1の筺
体の剛性の確保を容易にし、第2の筺体の内部に収納さ
れる部分を少なくし、その結果その収納体でもある第2
の筺体を小型化できる。
【0160】また、本発明は、第1の筺体に対する第2
の筺体の分割動作および接合動作に連動したシャッタの
移動により開口穴を開閉することにより、例えばディス
クの片側あるいは両側に複数のヘッドが設けられた記録
再生装置に対応し、シャッタそのものを開閉する必要が
なく、筺体の分割動作あるいは接合動作に連動して自動
的にシャッタの開閉が可能となるディスクカートリッジ
を提供できる。
【0161】また、本発明は、第1の筺体あるいは第2
の筺体の少なくとも一方に記録再生装置の少なくともヘ
ッドの挿入を可能とする開口部を設け、第1の筺体に対
する第2の筺体の分割動作および接合動作に連動してシ
ャッタを移動し、開口穴と開口部の両方を開閉すること
により、ディスクの片側あるいは両側により多くの複数
のヘッドが設けられた記録再生装置に対応し、シャッタ
の数を減らし、しかもシャッタそのものを開閉する必要
がなく、筺体の分割動作あるいは接合動作に連動して自
動的にシャッタの開閉が可能となるディスクカートリッ
ジを提供できる。
【0162】また、本発明は、第1の筺体に対する第2
の筺体の分割動作あるいは接合動作に連動して自動的に
ディスクのガタを規制する手段の規制の解除あるいは作
動を行うことにより、特別にディスクのガタの規制を解
除したり作動させたりする動作が必要ないディスクカー
トリッジを提供できる。
【0163】また、本発明は、第1の筺体あるいは第2
の筺体における第1の筺体に対する第2の筺体の分割動
作により自動的にディスクと離間可能な位置にディスク
のガタを規制する手段を備えることにより、筺体の動作
に連動させるためのベルト等の連結部材が必要なく、筺
体の分割動作でディスクのガタの規制手段がディスクよ
り離間されることにより自動的にガタの規制が解除さ
れ、逆に筺体の接合動作でディスクのガタの規制手段が
ディスクに接合することにより自動的にガタの規制が作
動されるディスクカートリッジを提供できる。
【0164】また、本発明は、第1の筺体に対する第2
の筺体の移動をロックするロック手段を設けることによ
り、未使用時に筺体の分割をロックし、カートリッジ内
部への塵埃の進入やディスクへの傷や指紋の付着を防止
することができる信頼性の高いディスクカートリッジを
提供できる。
【0165】また、本発明は、第1の筺体に対する第2
の筺体の移動を案内するガイドに筺体の内部で連結さ
れ、第1の筺体に対する第2の筺体の移動をロックする
ロック手段を設けることにより、筺体の分割時にも筺体
の内部にバネ等の付勢部材を収納しているので、未使用
時にユーザがロックを解除し、筺体を分割した時にも、
例えばロックのためのバネ等の付勢部材が机上物等に引
かかることがなく、かつ第1の筺体に対する第2の筺
体の移動方向に押圧されることでロックを解除する構成
にしたので、第1の筺体に対する第2の筺体を分割する
際の第1の筺体のストッパ部材をロックを解除する部分
に当接可能に構成できるので、その結果第1の筺体のス
トッパ部材とロック解除の機構を兼用してロックの解除
が可能とな り、記録再生装置に新たにロック解除のため
の機構を全く必要とせず、記録再生装置の構成を簡単に
できかつ信頼性の高いディスクカートリッジを提供でき
る。
【0166】また、本発明は、ロック手段を、第1の筺
体の内部に回転可能に軸支し、ガイドと係合するロック
爪と、ロック爪をガイドに付勢する付勢部材と、第1の
筺体から少なくとも一部が外部に露呈し、かつ第1の筺
体に対して第2の筺体が移動する方向に移動可能でロッ
ク爪を押圧するロック解除部を有したロック解放部材と
により構成することにより、第1の筺体にロック解放部
材が設けられているので、ユーザが不用意に手を振れて
ロックを解放することなく、ガイドと係合するロック爪
を回動可能に構成しているので、どの方向に大きな振動
や衝撃が加わってもロックが解放することがなく、しか
も記録再生装置に装着時にはロック解放部材をスライド
させるだけで、簡単にロックを解放できるディスクカー
トリッジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるディスクカート
リッジの一部分の分解斜視図
【図2】同実施例におけるディスクカートリッジの一部
分の分解斜視図
【図3】同実施例におけるディスクカートリッジの一部
分の分解斜視図
【図4】同実施例におけるディスクカートリッジが記録
再生装置に装着されていない状態の斜視図
【図5】同実施例におけるディスクカートリッジが記録
再生装置に装着かつ位置決めされた状態の斜視図
【図6】本発明の第2の実施例におけるディスクカート
リッジの一部分の分解斜視図
【図7】同実施例におけるディスクカートリッジの一部
分の分解斜視図
【図8】同実施例におけるディスクカートリッジの一部
分の分解斜視図
【図9】同実施例におけるディスクカートリッジが記録
再生装置に装着されていない状態の斜視図
【図10】同実施例におけるディスクカートリッジが記
録再生装置に装着かつ位置決めされた状態の斜視図
【図11】本発明の第3の実施例におけるディスクカー
トリッジの一部分の分解斜視図
【図12】同実施例におけるディスクカートリッジの一
部分の分解斜視図
【図13】同実施例におけるディスクカートリッジの一
部分の分解斜視図
【図14】同実施例におけるディスクカートリッジが記
録再生装置に装着されていない状態の斜視図
【図15】同実施例におけるディスクカートリッジが記
録再生装置に装着かつ位置決めされた状態の斜視図
【図16】本発明の第4の実施例におけるディスクカー
トリッジの一部分の分解斜視図
【図17】同実施例におけるディスクカートリッジの一
部分の分解斜視図
【図18】同実施例におけるディスクカートリッジの一
部分の分解斜視図
【図19】同実施例におけるディスクカートリッジが記
録再生装置に装着されていない状態の斜視図
【図20】同実施例におけるディスクカートリッジが記
録再生装置に装着かつ位置決めされた状態の斜視図
【図21】従来のディスクカートリッジの上ケースを除
いた平面図
【図22】同従来のディスクカートリッジの全体の斜視
【符号の説明】
1 ディスク 2 第1の筺体 2a 上ハーフ 2b 下ハーフ 2c 第1の凹部 2d 開口部(センタ穴) 2k 開口穴 3 第2の筺体 3a 上ハーフ 3b 下ハーフ 3c 第2の凹部 3j 開口穴 6 ディスク押え(ディスクのガタを規
制する手段) 6a 押えキャップ 6b 圧縮バネ 6c キャップホルダ 8 シャッタ 15、16、17 ロック手段 15 ロック爪 16 ロック解放部材 17 バネ(付勢部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−215086(JP,A) 特開 昭60−242562(JP,A) 特開 昭60−58575(JP,A) 特開 昭60−131685(JP,A) 特開 昭59−229776(JP,A) 実開 昭60−74255(JP,U) 実開 昭61−93870(JP,U) 実開 昭61−6974(JP,U) 実開 平3−80569(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の筺体と前記第1の筺体に対してディ
    スクの記録面に平行に分割接合可能に連結された第2の
    筺体とを有し前記ディスクを収納する筺体を備え、 前記第1の筺体は、記録または再生装置のターンテーブ
    ルとヘッドとを挿入可能とする開口部と、前記ディスク
    の直径より大きな直径を有し少なくとも前記第2の筺体
    側の一部が切り欠かれた略円弧形状をしたディスク拘束
    部とを備え、 前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が接合された第
    1の位置で前記開口部が前記第2の筺体の内部に収納さ
    れて塞がれ、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が
    分割された第2の位置で前記開口部が前記第2の筺体の
    内部から露出される ことを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】第1の筺体と前記第1の筺体に対してディ
    スクの記録面に平行に分割接合可能に連結された第2の
    筺体とを有し前記ディスクを収納する筺体と、記録また
    は再生装置の少なくともヘッドの挿入を可能とするよう
    前記第1の筺体または前記第2の筺体に少なくともい
    ずれか一方に少なくとも1つ設けられた開口穴を閉鎖で
    きるように前記第1の筺体または前記第2の筺体に移動
    可能に取り付けられた少なくとも1つのシャッタとを備
    え、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が接合され
    た第1の位置で前記シャッタが前記開口穴を閉鎖し、前
    記第1の筺体に対して前記第2の筺体が分割された第2
    の位置で前記シャッタが前記開口穴を開放することを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】第1の筺体と前記第1の筺体に対してディ
    スクの記録面に平行に分割接合可能に連結された第2の
    筺体とを有し前記ディスクを収納する筺体と、記録また
    は再生装置の少なくともヘッドの挿入を可能とするよう
    に前記第1の筺体または前記第2の筺体の少なくともい
    ずれか一方に少なくとも1つ設けられた開口穴を閉鎖で
    きるように前記第1の筺体または前記第2の筺体に移動
    可能に取り付けられた少なくとも1つのシャッタとを備
    え、前記第1の筺体または前記第2の筺体の少なくとも
    一方に前記記録または再生装置の少なくともヘッドの挿
    入を可能とする開口部を設け、前記第1の筺体に対して
    前記第2の筺体が接合された第1の位置で前記開口部が
    前記第2の筺体の内部に収納されて塞がれ、かつ前記シ
    ャッタが前記開口穴を閉鎖し、前記第1の筺体に対して
    前記第2の筺体が分割された第2の位置で前記開口部が
    前記第2の筺体の内部から露出され、かつ前記シャッタ
    が前記開口穴を開放することを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】第1の筺体と前記第1の筺体に対してディ
    スクの記録面に平行に分割接合可能に連結された第2の
    筺体とを有し前記ディスクを収納する筺体と、前記ディ
    スクを押圧して前記ディスクのガタを規制する手段とを
    備え、前記第1の筺体に対して前記第2の筺体が接合さ
    れた第1の位置で前記ディスクのガタを規制する手段の
    前記ディスクに対する規制を作動させ、前記第1の筺体
    に対して前記第2の筺体が分割された第2の位置で前記
    ディスクのガタを規制する手段の前記ディスクに対する
    規制を解除することを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】第1の筺体に対して第2の筺体が接合され
    た第1の位置でディスクのガタを規制する手段が前記デ
    ィスクの端面に接合し、前記第1の筺体に対して前記第
    2の筺体が分割された第2の位置で前記ディスクのガタ
    を規制する手段が前記ディスクの端面と離間することを
    特徴とする請求項4記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】第1の筺体と前記第1の筺体に対してディ
    スクの記録面に平行に分割接合可能に連結された第2の
    筺体とを有し前記ディスクを収納する筺体と、前記第2
    の筺体に固定され、前記第1の筺体に対する前記第2の
    筺体の移動を案内するガイドと、前記第1の筺体の内部
    で前記ガイドに連結され、前記第1の筺体に対する前記
    第2の筺体の移動をロックするロック手段とを備え、
    記ロック手段は前記第1の筺体から少なくとも一部が外
    部に露呈し、かつ前記第1の筺体に対して第2の筺体が
    移動する方向に押圧されることでロックを解除すること
    特徴とするディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】ロック手段は、第1の筺体の内部に回転可
    能に軸支され、ガイドと係合するロック爪と、前記ロッ
    ク爪を前記ガイドに付勢する付勢部材と、前記第1の筺
    体から少なくとも一部が外部に露呈し、かつ前記第1の
    筺体に対して第2の筺体が移動する方向に移動可能で前
    記ロック爪を押圧するロック解除部を有 したロック解放
    部材とにより構成されたことを特徴とする請求項6記載
    のディスクカートリッジ。
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