JP2584065B2 - ロボットのオフライン教示装置 - Google Patents
ロボットのオフライン教示装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はロボットシステムに係り、特に複数のロボッ
ト間の干渉のチェックをオフラインで行う場合に用いて
好適なオフライン教示装置に関するものである。
ト間の干渉のチェックをオフラインで行う場合に用いて
好適なオフライン教示装置に関するものである。
「従来の技術」 複数の工業用ロボットを同一のライン、あるいは互い
に近接したラインに設けて作業を行う場合、複数のロボ
ットの干渉を避ける配慮が必要とされる。
に近接したラインに設けて作業を行う場合、複数のロボ
ットの干渉を避ける配慮が必要とされる。
ロボットの干渉を避けようとする場合、教示データを
再生して各ロボットを実際に動作させて動作状態を目視
確認すればよいのは言うまでもないが、作業に手間がか
かるとともに、例えば、各ロボットの再生データに時間
軸方向へのずれが生じた場合(任意にずれを生じさせた
場合も含む)に干渉するか否かを判断することはできな
い。
再生して各ロボットを実際に動作させて動作状態を目視
確認すればよいのは言うまでもないが、作業に手間がか
かるとともに、例えば、各ロボットの再生データに時間
軸方向へのずれが生じた場合(任意にずれを生じさせた
場合も含む)に干渉するか否かを判断することはできな
い。
また、特開昭60−99591号公報に記載され従来技術に
よれば、各ロボットの教示データからアーム位置の3次
元座標を求め、この座標からアーム相互間の最短距離を
求め、求められた距離を、予め定められた値と比較する
ことによって、オフラインで干渉の可能性の有無をチェ
ックすることができる。
よれば、各ロボットの教示データからアーム位置の3次
元座標を求め、この座標からアーム相互間の最短距離を
求め、求められた距離を、予め定められた値と比較する
ことによって、オフラインで干渉の可能性の有無をチェ
ックすることができる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら上記従来技術には、複雑な演算によって
アーム間の距離を求めるものであるから処理に長い時間
を要するという問題がある。また、干渉すると判断され
た場合、これを回避するためのプログラムの変更、例え
ば、再生データを時間軸に沿ってシフトさせるといった
処理を行うことが必要とされるが、この場合に、再生デ
ータをいかなる時間に亙ってシフトさせるべきかを判断
するため、さらに複雑な演算が必要とされている。
アーム間の距離を求めるものであるから処理に長い時間
を要するという問題がある。また、干渉すると判断され
た場合、これを回避するためのプログラムの変更、例え
ば、再生データを時間軸に沿ってシフトさせるといった
処理を行うことが必要とされるが、この場合に、再生デ
ータをいかなる時間に亙ってシフトさせるべきかを判断
するため、さらに複雑な演算が必要とされている。
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、干渉の
有無を適確に判定し、かつ、干渉を回避するためのプロ
グラム変更に必要な情報を適確に供給させることを目的
とするものである。
有無を適確に判定し、かつ、干渉を回避するためのプロ
グラム変更に必要な情報を適確に供給させることを目的
とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するため、本発明は、アームの旋回範
囲の一部が互いに重複する相対関係に配置されたロボッ
トを制御して再生動作させるロボット制御装置に供給す
べきデータを演算する計算機を有し、該計算機は、各ロ
ボットの教示データからアームの位置に関するデータを
時系列的に配列する機能と、配列されたデータを時間軸
を同じくして同一画面上に表示する機能とを有する構成
としてなるものである。
囲の一部が互いに重複する相対関係に配置されたロボッ
トを制御して再生動作させるロボット制御装置に供給す
べきデータを演算する計算機を有し、該計算機は、各ロ
ボットの教示データからアームの位置に関するデータを
時系列的に配列する機能と、配列されたデータを時間軸
を同じくして同一画面上に表示する機能とを有する構成
としてなるものである。
「作用」 上記構成であると、両ロボットのアームの位置に関す
るデータが計算機の画面上に時間軸を揃えた状態で表示
され、したがって、ある時刻においてアームが干渉する
か否かの判断基準となる視覚情報を供給することができ
る。
るデータが計算機の画面上に時間軸を揃えた状態で表示
され、したがって、ある時刻においてアームが干渉する
か否かの判断基準となる視覚情報を供給することができ
る。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
まず、第1図によって教示装置全体の構成を説明する
と、符号1はオフラインティーチング装置の本体であっ
て、この本体1は、演算装置、キーボード、CRTなどか
ら構成されるマイクロコンピュータからなる計算機2、
フロッピーディスクドライブからなる記憶手段3、例え
ばデジタイザからなる座標入力装置4、記録出力手段と
してのプリンタ5およびプロッタ6から構成されてい
る。なお、前記座標入力装置4は、ワークの形状を示す
節点データ(形状データ)を図面上の多数のポイントよ
り入力する機能を持つ。
と、符号1はオフラインティーチング装置の本体であっ
て、この本体1は、演算装置、キーボード、CRTなどか
ら構成されるマイクロコンピュータからなる計算機2、
フロッピーディスクドライブからなる記憶手段3、例え
ばデジタイザからなる座標入力装置4、記録出力手段と
してのプリンタ5およびプロッタ6から構成されてい
る。なお、前記座標入力装置4は、ワークの形状を示す
節点データ(形状データ)を図面上の多数のポイントよ
り入力する機能を持つ。
一方、前記オフラインティーチング装置1から供給さ
れた教示データによって動作するロボット7は、ロボッ
ト制御盤8によって制御され、このロボット制御盤8
は、前記オフラインティーチング装置本体1の記憶手段
3によってフロッピーデイスク等の記録媒体9を介して
前記本体1からデータを受け取り、このデータに基づい
てロボット7を制御するようになっている。
れた教示データによって動作するロボット7は、ロボッ
ト制御盤8によって制御され、このロボット制御盤8
は、前記オフラインティーチング装置本体1の記憶手段
3によってフロッピーデイスク等の記録媒体9を介して
前記本体1からデータを受け取り、このデータに基づい
てロボット7を制御するようになっている。
また前記ロボット7は、第2図および第3図に示すよ
うに、ベース10上に垂直軸Cを中心に回動自在に支持さ
れた基台11と、該基台11に軸Oを中心として回動自在に
支持された第1のアーム12と、該第1のアーム12に直交
する軸Sを中心として回動自在に支持された第2のアー
ム13と、該第2のアーム13の先端に回動自在に支持され
た手首機構14とから構成されて、6軸の自由度を持つよ
うになっている。
うに、ベース10上に垂直軸Cを中心に回動自在に支持さ
れた基台11と、該基台11に軸Oを中心として回動自在に
支持された第1のアーム12と、該第1のアーム12に直交
する軸Sを中心として回動自在に支持された第2のアー
ム13と、該第2のアーム13の先端に回動自在に支持され
た手首機構14とから構成されて、6軸の自由度を持つよ
うになっている。
上記ロボットにおける各軸の動作角を第2図および第
3図に示すようにそれぞれθ1〜θ6とし、これらの動
作範囲をθi min〜θi max(i=1〜6)とすれば、1
号機、2号機の2台のロボットを一定の間隔で設置した
場合、第1軸の動作(基台11の旋回)、第2軸の動作
(第1のアーム13の前後の動き)により、アーム13の先
端のA点が移動し得る範囲は第4図に示す通りである。
3図に示すようにそれぞれθ1〜θ6とし、これらの動
作範囲をθi min〜θi max(i=1〜6)とすれば、1
号機、2号機の2台のロボットを一定の間隔で設置した
場合、第1軸の動作(基台11の旋回)、第2軸の動作
(第1のアーム13の前後の動き)により、アーム13の先
端のA点が移動し得る範囲は第4図に示す通りである。
そして、両ロボットの第1軸の動作範囲はロボットア
ーム間の干渉の可能性によって、第4図に示すように3
分割することができる。(なお、角度を示すθの右肩に
付された(1)、または(2)は、1号機、2号機の別を示
す。) θ1min≦θ1<θ11 ……領域A は、第4図中左側に位置する2号機のロボットにおける
1号機のロボットとの干渉注意領域。
ーム間の干渉の可能性によって、第4図に示すように3
分割することができる。(なお、角度を示すθの右肩に
付された(1)、または(2)は、1号機、2号機の別を示
す。) θ1min≦θ1<θ11 ……領域A は、第4図中左側に位置する2号機のロボットにおける
1号機のロボットとの干渉注意領域。
(他方のロボットの旋回角度によって干渉する可能性の
ある領域) θ11≦θ1<θ12 ……領域B は、一方のロボットアームが他方のロボットアームに旋
回角度に拘わらず干渉しない領域。
ある領域) θ11≦θ1<θ12 ……領域B は、一方のロボットアームが他方のロボットアームに旋
回角度に拘わらず干渉しない領域。
θ12≦θ1≦θ1max ……領域C は、1号機のロボットにおける2号機のロボットと、こ
の2号機のロボットの更に左側に位置するロボットとの
干渉注意領域。
の2号機のロボットの更に左側に位置するロボットとの
干渉注意領域。
また、第2軸の動作範囲は、ロボットアームの干渉の
可能性によって、同じく第4図に示すように2分割する
ことができる。
可能性によって、同じく第4図に示すように2分割する
ことができる。
さらに、 θ2min≦θ2<θ21 ……領域D は、一方のロボットアームが他方のロボットアームに旋
回角度に拘わらず干渉しない領域。
回角度に拘わらず干渉しない領域。
θ21≦θ2≦θ2max ……領域E は、一方のロボットアームが他方のロボットアームに旋
回角度により干渉する可能性のある領域。
回角度により干渉する可能性のある領域。
上記各領域は、ロボットアームの実寸法、および、1
号機、2号機の設置位置の相互間隔(それぞれの第1軸
の芯−芯距離)等の諸条件によって定まり、この条件は
計算機2に予め入力、設定されている。そして計算機2
は、1号機、2号機の教示データ(例えば座標入力装置
4を利用して入力される)から、各教示点における第1
軸および第2軸の旋回角度を時間時に沿って配列し、CR
Tに表示する。なお各教示点に対応する時刻は、計算機
において、教示点間の距離(回転角度)を当該区間にお
けるアームの角速度(機械的な条件によって必然的に、
あるいは、作業上の要求によって人為的に決定される)
で除すことによって算出することができる。
号機、2号機の設置位置の相互間隔(それぞれの第1軸
の芯−芯距離)等の諸条件によって定まり、この条件は
計算機2に予め入力、設定されている。そして計算機2
は、1号機、2号機の教示データ(例えば座標入力装置
4を利用して入力される)から、各教示点における第1
軸および第2軸の旋回角度を時間時に沿って配列し、CR
Tに表示する。なお各教示点に対応する時刻は、計算機
において、教示点間の距離(回転角度)を当該区間にお
けるアームの角速度(機械的な条件によって必然的に、
あるいは、作業上の要求によって人為的に決定される)
で除すことによって算出することができる。
第5図は上記CRTの表示画面を示すものである。
第5図上側に示された画面は、図中○印でプロットさ
れた1号機の各教示点における第1軸の旋回角度と、図
中×印でプロットされた2号機の各教示点とを時間軸を
同じくして表示したものである。そして、図中左側に示
した1号機についての目盛りと、図中右側に示した2号
機についての目盛りから、θ1 (1)≧θ12 (1)となる領
域、および、θ1 (2)<θ11 (2)となる領域をそれぞれ目
視確認することができる。そして上記画面を目視するこ
とにより、θ1 (1)およびθ1 (2)が同時に(時間軸方向の
同一の座標において)、前述の領域にある場合(図中ハ
ッチングで示すような領域にある場合)を干渉の可能性
のある領域として認識することができる。
れた1号機の各教示点における第1軸の旋回角度と、図
中×印でプロットされた2号機の各教示点とを時間軸を
同じくして表示したものである。そして、図中左側に示
した1号機についての目盛りと、図中右側に示した2号
機についての目盛りから、θ1 (1)≧θ12 (1)となる領
域、および、θ1 (2)<θ11 (2)となる領域をそれぞれ目
視確認することができる。そして上記画面を目視するこ
とにより、θ1 (1)およびθ1 (2)が同時に(時間軸方向の
同一の座標において)、前述の領域にある場合(図中ハ
ッチングで示すような領域にある場合)を干渉の可能性
のある領域として認識することができる。
一方、第5図の下側の画面は、1号機の各教示点にお
ける第2軸の角度を、○印でプロットして表示し、かつ
2号機の各教示点における第2軸の角度を×印でプロッ
トして表示するようにしたもので、この画面により、θ
2 (1)およびθ2 (2)のそれぞれについて、θ21を超える干
渉の可能性のある領域(図中ハッチングを付して示す)
となる範囲を認識することができる。
ける第2軸の角度を、○印でプロットして表示し、かつ
2号機の各教示点における第2軸の角度を×印でプロッ
トして表示するようにしたもので、この画面により、θ
2 (1)およびθ2 (2)のそれぞれについて、θ21を超える干
渉の可能性のある領域(図中ハッチングを付して示す)
となる範囲を認識することができる。
そして、上述の如く第1軸および第2軸の回転角度を
CRTに表示することにより、第1軸、第2軸がともに干
渉の可能性のある領域にある区間、すなわち、図中t1〜
t2の区間が真の干渉領域(干渉危険領域)である旨を、
作業者が視覚的に認識することができる。
CRTに表示することにより、第1軸、第2軸がともに干
渉の可能性のある領域にある区間、すなわち、図中t1〜
t2の区間が真の干渉領域(干渉危険領域)である旨を、
作業者が視覚的に認識することができる。
なお、CRTへの表示は、図示例のように、時間軸を揃
えて同一画面上に一部オーバラップさせるような態様に
限られず、時間軸を揃えて分割画面にそれぞれオーバラ
ップさせることなく表示する態様、あるいは、複数台の
CRTに別個に表示する態様など、種々の態様を採用し得
るのはもちろんである。
えて同一画面上に一部オーバラップさせるような態様に
限られず、時間軸を揃えて分割画面にそれぞれオーバラ
ップさせることなく表示する態様、あるいは、複数台の
CRTに別個に表示する態様など、種々の態様を採用し得
るのはもちろんである。
次いで、第6図ないし第8図の本発明の第2実施例を
示すものである。
示すものである。
この実施例は、第1軸および第2軸の回転角度θ1お
よびθ2を所定の変換式によって二次元平面上の直交座
標系に変換して示したもので、この座標系において、ア
ーム先端のA点のX,Y座標を判断すると、 1号機について、 X(1)>X11 (1)は、2号機のアームの位置に拘わらず干
渉しない安全領域。(以下G(1)[グリーン]領域とい
う、また、G(1)は1号機のグリーン領域を示すものとす
る。) X11 (1)≧X(1)>X12 (1)は、第2軸の回転角度によって
2号機のアームに干渉する可能性のある干渉注意領域。
具体的には、2号機がこの干渉注意領域にある限り干渉
する可能性がなく、2号機が後述の干渉危険領域にある
と干渉する可能性がある領域。(以下Ye(1)[イェロ
ー]領域という) X12 (1)≧X(1)は、第2軸の回転角度によって2号機の
アームに干渉する可能性が高い干渉危険領域。具体的に
は、2号機の干渉注意領域にあっても干渉する可能性が
ある領域。(以下R(1)[レッド]領域という) 2号機について、 X(2)<X11 (2)は、1号機のアームの位置に拘わらず干
渉しない安全領域。(以下G(2)領域という) X11 (2)≦X(2)<X12 (2)は、第2軸の回転角度によって
1号機のアームに干渉する可能性のある干渉注意領域。
具体的には、1号機がこの干渉注意領域にある限り干渉
する可能性がなく、1号機が前述の干渉危険領域にある
と干渉する可能性がある領域。(以下Ye(2)領域とい
う) X12 (2)≦X(2)は、第2軸の回転角度によって1号機の
アームに干渉する可能性が高い干渉危険領域。具体的に
は、1号機が干渉注意領域にあっても干渉する可能性が
ある領域。(以下R(2)領域という) なお、直交座標系における各座標とロボットアームの
旋回角度θとの関係は第7図に示す通りであり、これら
の角度から、アーム13の先端部の位置を直交座標系にお
いて表現すると、 XA={r1・cosθ2+r2・cos(θ2−θ3)}・sinθ
1 YA={r1・cosθ2+r2・cos(θ2−θ3)}・cosθ
1 ZA=r1・sinθ2+r2・sin(θ2−θ3) となる。
よびθ2を所定の変換式によって二次元平面上の直交座
標系に変換して示したもので、この座標系において、ア
ーム先端のA点のX,Y座標を判断すると、 1号機について、 X(1)>X11 (1)は、2号機のアームの位置に拘わらず干
渉しない安全領域。(以下G(1)[グリーン]領域とい
う、また、G(1)は1号機のグリーン領域を示すものとす
る。) X11 (1)≧X(1)>X12 (1)は、第2軸の回転角度によって
2号機のアームに干渉する可能性のある干渉注意領域。
具体的には、2号機がこの干渉注意領域にある限り干渉
する可能性がなく、2号機が後述の干渉危険領域にある
と干渉する可能性がある領域。(以下Ye(1)[イェロ
ー]領域という) X12 (1)≧X(1)は、第2軸の回転角度によって2号機の
アームに干渉する可能性が高い干渉危険領域。具体的に
は、2号機の干渉注意領域にあっても干渉する可能性が
ある領域。(以下R(1)[レッド]領域という) 2号機について、 X(2)<X11 (2)は、1号機のアームの位置に拘わらず干
渉しない安全領域。(以下G(2)領域という) X11 (2)≦X(2)<X12 (2)は、第2軸の回転角度によって
1号機のアームに干渉する可能性のある干渉注意領域。
具体的には、1号機がこの干渉注意領域にある限り干渉
する可能性がなく、1号機が前述の干渉危険領域にある
と干渉する可能性がある領域。(以下Ye(2)領域とい
う) X12 (2)≦X(2)は、第2軸の回転角度によって1号機の
アームに干渉する可能性が高い干渉危険領域。具体的に
は、1号機が干渉注意領域にあっても干渉する可能性が
ある領域。(以下R(2)領域という) なお、直交座標系における各座標とロボットアームの
旋回角度θとの関係は第7図に示す通りであり、これら
の角度から、アーム13の先端部の位置を直交座標系にお
いて表現すると、 XA={r1・cosθ2+r2・cos(θ2−θ3)}・sinθ
1 YA={r1・cosθ2+r2・cos(θ2−θ3)}・cosθ
1 ZA=r1・sinθ2+r2・sin(θ2−θ3) となる。
そして、1号機、2号機のそれぞれについて上記式に
基づく変換を行い、XAおよびYAの時間的変化を第8図に
示すように計算機2のCRT上に表示する。なお時刻t
は、各i番目の教示点とi+1番目の教示点との間にお
けるX軸、Y軸それぞれの方向に向かう距離と、ロボッ
トアーム先端の移動速度の各方向への成分とによって算
出される。
基づく変換を行い、XAおよびYAの時間的変化を第8図に
示すように計算機2のCRT上に表示する。なお時刻t
は、各i番目の教示点とi+1番目の教示点との間にお
けるX軸、Y軸それぞれの方向に向かう距離と、ロボッ
トアーム先端の移動速度の各方向への成分とによって算
出される。
第8図において、○印でプロットした点は1号機のY
座標を、◎印でプロットした点は1号機のX座標を示
し、その目盛りを図中左側に付す。また、図中×印でプ
ロットした点は2号機のY座標を、△印でプロットした
点は2号機のX座標を示し、その目盛りを図中右側に付
す。
座標を、◎印でプロットした点は1号機のX座標を示
し、その目盛りを図中左側に付す。また、図中×印でプ
ロットした点は2号機のY座標を、△印でプロットした
点は2号機のX座標を示し、その目盛りを図中右側に付
す。
このような画面から、例えば下記の表に従って干渉の
有無を判定することができる。
有無を判定することができる。
すなわち、上記の表の○印に該当する領域が干渉領域
となる。なお、この干渉領域を第8図にハッチングを付
して示す。また、第8図においては、現実に1号機と2
号機とが干渉する領域で画面上のX座標の変位曲線も交
差するように表示されている。
となる。なお、この干渉領域を第8図にハッチングを付
して示す。また、第8図においては、現実に1号機と2
号機とが干渉する領域で画面上のX座標の変位曲線も交
差するように表示されている。
さらに、上記XY座標に基づく判断を応用した第3実施
例を第9図により説明する。
例を第9図により説明する。
まず、1号機を原点として両方のロボットを同一の直
交座標系においた場合の2号機の0点の座標(x0 (2),y0
(2),z0 (2))を算出する。
交座標系においた場合の2号機の0点の座標(x0 (2),y0
(2),z0 (2))を算出する。
次いで、上記第2実施例で述べた変換式を用いて、両
ロボットの0点を原点とするアーム先端点の位置をそれ
ぞれ算出すると、1号機のアーム先端位置の座標XA (1),
YA (1),ZA (1)、2号機のアーム先端位置の座標XA (2),YA
(2),ZA (2)が得られる。
ロボットの0点を原点とするアーム先端点の位置をそれ
ぞれ算出すると、1号機のアーム先端位置の座標XA (1),
YA (1),ZA (1)、2号機のアーム先端位置の座標XA (2),YA
(2),ZA (2)が得られる。
次いで、上記各座標より、X,Y,Z軸方向へのアーム先
端点の差を求める。
端点の差を求める。
ΔX=XA (1)−(XA (2)−x0 (2)) ΔY=YA (1)−(YA (2)−y0 (2)) ΔZ=ZA (1)−(ZA (2)−z0 (2)) さらに、各時刻における上記ΔX,ΔY,ΔZを第9図に
示すように計算機2のCRT上に表示する。そして、この
表示から、下記の条件を満足する場合に干渉注意領域
(第9図にハッチングを付して示す)にある旨を判断す
ることができる。
示すように計算機2のCRT上に表示する。そして、この
表示から、下記の条件を満足する場合に干渉注意領域
(第9図にハッチングを付して示す)にある旨を判断す
ることができる。
ΔX≦Δx1 Ye(X) |ΔY|≦Δy1 Ye(Y) |ΔZ|≦Δz1 Ye(Z) なお、上記Δx1,Δy1,Δz1は、それぞれ、ロボットの
動作特性、アーム先端に取り付けられる手首機構の大き
さなどの条件によって予め定まる定数である。
動作特性、アーム先端に取り付けられる手首機構の大き
さなどの条件によって予め定まる定数である。
そして、上記3軸方向への判断がすべてYe領域に該当
する領域(図中t1〜t2の区間)において、アーム先端が
真に干渉すると判断することができる。
する領域(図中t1〜t2の区間)において、アーム先端が
真に干渉すると判断することができる。
さらに、第10図および第11図は本発明の第4実施例を
示すものである。
示すものである。
この実施例は、第2軸を中心とする全範囲でアームが
移動すると仮定した場合における第1軸の回転角度毎の
A点の位置を示したものである。
移動すると仮定した場合における第1軸の回転角度毎の
A点の位置を示したものである。
ここに、各ロボットの動作範囲を第1軸の旋回角度に
よって下記のように3つの領域に分類することができ
る。
よって下記のように3つの領域に分類することができ
る。
1号機については、 θ1 (1)<θ11 (1) 安全領域(G(1)) θ11 (1)≦θ1 (1)<θ12 (1) 干渉注意領域(Ye(1)) θ12 (1)≦θ1 (1) 干渉危険領域(R(1)) 同様に2号機については、 θ11 (2)<θ1 (2) 安全領域(G(2)) θ12 (2)<θ1 (2)≦θ11 (2) 干渉注意領域(Ye(2)) θ1 (2)<θ12 (2) 干渉危険領域(R(2)) と分類することができる。
そして、各時刻についてのθ1 (1)およびθ2 (2)を第11
図に示すように、計算機2のCRTに時間軸に沿って表示
する。この表示より、1号機および2号機がそれぞれど
の領域にあるかを目視確認すれば、下記の表に従って判
断することができる。
図に示すように、計算機2のCRTに時間軸に沿って表示
する。この表示より、1号機および2号機がそれぞれど
の領域にあるかを目視確認すれば、下記の表に従って判
断することができる。
そして、CRTの画面から上記の表の○印に該当する領
域を干渉領域と判断することができる。
域を干渉領域と判断することができる。
この干渉領域を第11図にハッチングを付して示した。
なお、上記各実施例のように画面上で干渉を生じる旨
が判断された場合、計算機2において1号機または2号
機についての各教示点におけるアーム位置のデータを時
間軸方向にシフトさせ(例えばスタートタイミングをず
らすこと、あるいは、ロボットの速度を一時的に増減さ
せることにより実現することができる)、シフトされた
データを表示させて、再度干渉の有無をチェックする操
作を繰り返すことにより、干渉を避け得る動作タイニン
グを把握することができる。
が判断された場合、計算機2において1号機または2号
機についての各教示点におけるアーム位置のデータを時
間軸方向にシフトさせ(例えばスタートタイミングをず
らすこと、あるいは、ロボットの速度を一時的に増減さ
せることにより実現することができる)、シフトされた
データを表示させて、再度干渉の有無をチェックする操
作を繰り返すことにより、干渉を避け得る動作タイニン
グを把握することができる。
また、教示点を変更する操作と、変更後のロボットア
ームの位置を表示させてこれを確認する操作を繰り返す
ことによっても干渉を回避することができる。
ームの位置を表示させてこれを確認する操作を繰り返す
ことによっても干渉を回避することができる。
そして、以上の操作によって、プログラムを修正した
後、このデータを記憶装置3によって記録媒体9に書き
込み、この記録媒体9を各ロボットの制御盤8に装填し
て再生することにより、2台のロボットを干渉すること
なく動作させることができる。
後、このデータを記憶装置3によって記録媒体9に書き
込み、この記録媒体9を各ロボットの制御盤8に装填し
て再生することにより、2台のロボットを干渉すること
なく動作させることができる。
さらに、上記実施例は2台のロボットを備えたシステ
ムについて説明したが、さらに多数のロボットを備えた
システムにおいても、隣接するロボット間で2台の場合
と同様の処理を行うことにより、全部のロボットについ
て干渉の有無を判断することができる。
ムについて説明したが、さらに多数のロボットを備えた
システムにおいても、隣接するロボット間で2台の場合
と同様の処理を行うことにより、全部のロボットについ
て干渉の有無を判断することができる。
なお、上記判断に基づき、一旦スタートしたロボット
を危険領域への移動の後、ストップするよう自動制御す
るようにしてもよいのはもちろんである。
を危険領域への移動の後、ストップするよう自動制御す
るようにしてもよいのはもちろんである。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、複数
のロボットのアームの先端の位置に関するデータが時系
列的なグラフとして表示装置に示されるから、下記の効
果を奏する。
のロボットのアームの先端の位置に関するデータが時系
列的なグラフとして表示装置に示されるから、下記の効
果を奏する。
(a)オフライン状態で確実に干渉の有無を認識し、ス
タートタイミングをずらすなどの処理によって干渉を回
避することができる。
タートタイミングをずらすなどの処理によって干渉を回
避することができる。
(b)単にロボットアームの回転角度のデータを、その
まま、あるいは、換算式に従って直交座標系に変換する
という単純な演算処理を行ない、かつ、これを時間軸方
向へ揃える処理によって、表示すべきデータが得られ
る。
まま、あるいは、換算式に従って直交座標系に変換する
という単純な演算処理を行ない、かつ、これを時間軸方
向へ揃える処理によって、表示すべきデータが得られ
る。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は教示装置全体の構成を示す斜視図、第2図
はロボットの平面図、第3図はロボットの正面図、第4
図は2台のロボットの干渉領域の説明図、第5図は画面
の表示内容の説明図、第6図ないし第8図は本発明の第
2実施例を示すもので、第6図は2台のロボットの干渉
領域の説明図、第7図は極座標系と直交座標系との関係
を示す図、第8図は画面の表示内容の説明図、第9図は
本発明の第3実施例における画面の表示内容の説明図、
第10図および第11図は本発明の第4実施例を示すもの
で、第10図は干渉領域の説明図、第11図は画面の表示内
容の説明図である。 1……本体、2……コンピュータ、3……記憶手段、4
……座標入力装置、7……ロボット、8……ロボット制
御盤。
で、第1図は教示装置全体の構成を示す斜視図、第2図
はロボットの平面図、第3図はロボットの正面図、第4
図は2台のロボットの干渉領域の説明図、第5図は画面
の表示内容の説明図、第6図ないし第8図は本発明の第
2実施例を示すもので、第6図は2台のロボットの干渉
領域の説明図、第7図は極座標系と直交座標系との関係
を示す図、第8図は画面の表示内容の説明図、第9図は
本発明の第3実施例における画面の表示内容の説明図、
第10図および第11図は本発明の第4実施例を示すもの
で、第10図は干渉領域の説明図、第11図は画面の表示内
容の説明図である。 1……本体、2……コンピュータ、3……記憶手段、4
……座標入力装置、7……ロボット、8……ロボット制
御盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 典之 神奈川県横浜市栄区笠間町1555―1 第 3大船パークタウンF―506 (72)発明者 麓 肇 東京都板橋区志村2―10―1 (56)参考文献 特開 昭62−199338(JP,A) 特開 昭63−303405(JP,A) 特開 昭63−52991(JP,A) 特開 昭63−261403(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】アームの旋回範囲の一部が互いに重複する
相対関係に配置されたロボットを制御して再生動作させ
るロボット制御装置に供給すべきデータを演算する計算
機を有し、該計算機は、各ロボットの教示データからア
ームの位置に関するデータを時系列的に配列する機能
と、配列されたデータを時間軸を同じくして同一画面上
に表示する機能とを有することを特徴とするロボットの
オフライン教示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1212378A JP2584065B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | ロボットのオフライン教示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1212378A JP2584065B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | ロボットのオフライン教示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375904A JPH0375904A (ja) | 1991-03-29 |
JP2584065B2 true JP2584065B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=16621580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1212378A Expired - Fee Related JP2584065B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | ロボットのオフライン教示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584065B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06149339A (ja) * | 1992-11-10 | 1994-05-27 | Nitto Seiko Co Ltd | 教示装置 |
JP6572439B2 (ja) * | 2015-12-17 | 2019-09-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 作業装置および作業装置における作業方法 |
EP3416006B1 (en) * | 2016-02-10 | 2021-12-15 | Fujitsu Limited | Dental technical object manufacturing device, method, and program |
-
1989
- 1989-08-18 JP JP1212378A patent/JP2584065B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0375904A (ja) | 1991-03-29 |
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