JP2583997B2 - 陶磁器生素地受板 - Google Patents

陶磁器生素地受板

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JP2583997B2
JP2583997B2 JP63225682A JP22568288A JP2583997B2 JP 2583997 B2 JP2583997 B2 JP 2583997B2 JP 63225682 A JP63225682 A JP 63225682A JP 22568288 A JP22568288 A JP 22568288A JP 2583997 B2 JP2583997 B2 JP 2583997B2
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正美 後藤
博之 松井
岳生 榎本
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衛生陶器やタイル等の生素地を載置するため
の受板(敷板或いは受栃)に関する。
(従来の技術) 陶磁器を製造するには、生素地を成形した後これを乾
燥せしめ、この後焼成するようにしている。ここで生素
地は軟らかく容易に変形し易いため、従来から成形後の
生素地は、木材製や石膏製の受板に載置し、この状態の
まま搬送や乾燥に供している。
更に最近ではアルミニウム又はアルミニウム合金から
なる受板が特開昭58−60659号、或いは特開昭62−11375
1号に開示されている。
特開昭58−60659号に開示される受板は、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金からなる受板の載置面に溝を刻
設したものであり、特開昭62−113751号に開示される受
板はアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属製受板
の表面にフェルト等の表面緩衝材を貼着したものであ
る。
(発明が解決しようとする課題) 従来の製品である木材製の受板は、水を吸って膨潤し
腐ってきたり、膨潤・乾燥の繰り返しで変形したり、ま
た可燃物であるため、乾燥の熱で燃えたり焦げたりし耐
久性、乾燥効率に劣る。
また石膏製の受板は表面硬度が小さく、曲げ強度、耐
久性に弱くまた重い。また両受板共、毎回乾燥せねば再
使用は出来ない欠陥を持つ。
特開昭58−60659号に開示される受板にあっては受板
自身の吸水能はないので、受板と接する生素地の底部に
滞留した水で生素地が膨潤し、このため生素地の底部が
圧潰して変形したり、生素地に溝の跡がつくことがあ
り、また生素地が収縮する時滑りが悪く亀裂が発生し易
い。また特開昭62−113751号に開示される受板にあって
は受板表面に緩衝材を貼着しているため、フェルト等に
汚れが付着し、洗浄せねば再使用出来ないが、この洗浄
がし難く、また乾燥せねば再使用出来ない欠陥を持つ。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、成形後の陶磁器の生
素地を載置する受板において、この受板のうち少なくと
も生素地と接する部分は吸水能を有する多孔質体で構成
し、この多孔質体の内部に排水用の中空路を形成した。
この多孔質体は、樹脂と粉体粒子を主成分とした多孔
質からなり、樹脂はエポキシ、ポリエステル、アクリル
等の樹脂であり、また粉体粒子は珪砂、ガラス又は樹脂
ビーズ、ビーズ発泡体、シリカゲル等である。
(作用) 上記多孔質からなる受板を使用することにより、生素
地と接触する受板自身が吸水性が発揮するので、フェル
ト等を受板表面に貼着する必要がなく、表面硬度、曲げ
強度も大きく、また耐久性も大きくなる。更に内部に中
空路を構成することで、毎回乾燥せずに再使用出来るよ
うになる。
又、多孔質体は樹脂と粉体粒子を主成分とするので、
繰返し吹込まれるエアーに対しても十分な強度で有し、
耐久性のある受板を得ることができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る受板を適用した受装置の全体斜
視図、第2図は同受板の断面図であり、受装置は例えば
成形室と乾燥室との間に敷設されるレール1に合板等か
らなるベースプレート2を滑動自在に係合し、このベー
スプレート2の四隅に段積み用の支柱3を立設するとと
もに中央に受板4を固定している。
受板4はエポキシ樹脂と珪砂を主成分とした多孔質か
らなり、その中央には大径の排水孔5が形成され、受板
4の前面に亘って小径の乾燥用孔6が形成されている。
斯る受板4を製造するには以下の如くする。
エポキシ樹脂と珪砂を混合し、受ケースに積層する
か、エポキシ樹脂と珪砂と水とを混合し、受ケースに流
し込み成形するかのいずれかの方法で受板本体を製作
し、しかる後補強材を接着する。受板4の平均気孔径
は、流し込み方式の場合は1〜20μm程度、積層方式の
場合は50〜500μm程度とする。
以上の如き受板4上に成形後の生素地7を載置する
と、生素地7の水分は受板4の表面から内部へ浸透して
ゆき、また乾燥用小孔6での空気接触により効率よく乾
燥せしめることができる。
第3図及び第4図は別実施例を示す断面図であり、第
3図に示す実施例にあっては、受板4の内部に中空路8
を形成し、中空路8の一端からエアを吹き込むことで受
板気孔に吸収された水や中空路8に溜った水を強制的に
除去することで、直ちに再使用し得る構造としており、
第4図に示す実施例にあっては、多孔質体をバックアッ
ププレート9の表面に形成することで受板4の強度で高
めるようにしている。
(発明の効果) 以上に説明した如く本発明によれば、成形後の陶磁器
の生素地を載置する受板において、この受板のうち少な
くとも生素地と接する部分は吸水能を有する多孔質体で
構成し、この多孔質体の内部に排水用の中空路を形成し
たので、生素地中の水分を効率よく吸収し、生素地を速
やかに乾燥せしめることができ、また受板自体の耐久性
にも優れ、受板と生素地とが付着し難く、更に衛生陶器
のような複雑な製品の受板でも形状に合せ容易に製作出
来る特長を有している。
又、多孔質体は樹脂と粉体粒子を主成分とするので、
繰返し吹込まれるエアーに対しても十分な強度を有し、
耐久性のある受板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る受板を適用した受装置の全体斜視
図、第2図は同受板の縦断面図、第3図及び第4図は別
実施例を示す断面図である。 尚、図面中2はベースプレート、3は段積み用支柱、4
は受板、5は排水孔、6は乾燥用孔、7は生素地、8は
中空路、9はバックアッププレートである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−15951(JP,A) 実開 昭60−147639(JP,U) 実開 昭60−140734(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形後の陶磁器の生素地を載置する受板に
    おいて、この受板のうち少なくとも生素地と接する部分
    は吸水能を有する多孔質体で構成し、この多孔質体の内
    部に排水用の中空路を形成したことを特徴とする陶磁器
    生素地受板。
  2. 【請求項2】前記多孔質体は、樹脂と粉体粒子を主成分
    とすることを特徴とする請求項(1)に記載の陶磁器生
    素地受板。
JP63225682A 1988-09-09 1988-09-09 陶磁器生素地受板 Expired - Lifetime JP2583997B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5515951A (en) * 1978-07-17 1980-02-04 Toshiyuki Yamashita Prodution of fired roof tile
JPS5928670A (ja) * 1982-08-11 1984-02-15 Toshiba Corp 電圧表示装置
JPS5935887A (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 Mazda Motor Corp 溶接装置

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JPH0274553A (ja) 1990-03-14

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