JP2583971Y2 - 漏水量測定装置 - Google Patents

漏水量測定装置

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JP2583971Y2
JP2583971Y2 JP1992086620U JP8662092U JP2583971Y2 JP 2583971 Y2 JP2583971 Y2 JP 2583971Y2 JP 1992086620 U JP1992086620 U JP 1992086620U JP 8662092 U JP8662092 U JP 8662092U JP 2583971 Y2 JP2583971 Y2 JP 2583971Y2
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英 五十嵐
均 大平
隆一 本田
義之 山田
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Azbil Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水道水配管の漏水箇所
の有無および漏水量を検査、測定する漏水量測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道施設における漏水量の把握は、漏水
防止作業と水道施設の維持管理を実施する上で不可欠な
要素である。漏水量を把握するための測定方法として
は、大別すると、直接測定方法と、間接測定方法があ
る。前者の方法は給水装置の仕切弁を閉止して使用を完
全に止め、給水側と取水側の水圧差を測定することによ
り漏水量を測定するもので、最も正確に漏水量を把握す
ることができる利点を有する反面、全ての仕切弁を閉止
するための労力、時間および経費がかかり過ぎる等の理
由から特殊な区画のとき以外は、実施困難で実用的でな
い。一方、後者の測定方法には有効率による推定法
と、空き時間利用の夜間最小流量測定法等が知られて
いる。の有効率による推定法は、区画または一定の区
域における一定期間の配水量と有効水量の差から漏水量
を推定するものである。条件としては、区画または一定
の区域を一定期間分離しても給水不良を発生せず、さら
に検針と配水量の測定期間が同じである等が必要であ
る。このため、現在は労力と期間がかかり、条件が難し
い等の理由であまり用いられていない。の夜間最小流
量測定法は、深夜(0時〜4時)の水道使用が殆どない
時間(水道使用の空き時間または水道未使用時間)帯に
流量を測定して得た最小流量値を漏水量と見なすもので
ある。すなわち、この最小流量値は、水道使用のない時
間(空き時間)における流量なので、水道使用量が含ま
れず、(最小流量値) ≒(区画の漏水量)と考えられ
る。そして、この方法は区画の漏水量を間接測定法の簡
便性を持ったまま短時間内に高精度で求められるという
利点を有し、最近では主流を占めている。
【0003】このような夜間最小流量測定法に用いられ
る測定装置としては、例えば実開昭61−1131号公
報に記載された「車上搭載式超音波流量計」が知られて
いる。この流量計は、図4に示すように測定管架台1、
超音波流量検出器(図示せず)を含む流量測定導管2か
らなる測定管本体3、超音波検出器の検出信号を流量信
号に変換する変換器、流量信号を記録する記録装置5等
を測定車6に搭載しており、測定時にピット(量水器
室)7内に設置された仕切弁11の上流側および下流側
の消火栓8a,8bと前記測定管本体3の流量測定導管
2とを消防ホース10a,10bで接続するように構成
したものである。測定に際しては、測定車6により流量
計を市街地等の各所に配置された区画量水器室7まで搬
送し、仕切弁11を閉止したままで仕切弁11の上流側
および下流側の消火栓8a,8bと流量測定導管2の両
端開口部を消防ホース10a,10bを介して接続し、
しかる後仕切弁11を閉塞したままの状態で消火栓本体
9a,9bを開放すると流量測定導管2内に水道水が流
れ、超音波流量検出器で水道水の流量を検出し、その検
出信号を変換器で流量信号に変換し記録装置5に記録す
る。
【0004】なお、超音波流量検出器は従来周知のもの
で、超音波を発射すると、その伝播速度が管内の流速に
左右されて変わるので、流速を超音波が流れの順・逆方
向に伝わる時間差から求め、さらに流量を管断面積と流
速から求める。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記したように従来の
車上搭載式超音波流量計においては、測定にあたって量
水器室7の蓋をあけて導水用の消防ホース10a,10
bにより上流側および下流側の消火栓8a、8bと、測
定車6上もしくは路上に設置した流量測定導管2の両端
開口部を接続していた。そのため、測定中消防ホース1
0a,10bが道路上に横たわり、交通の障害になった
り、また記録装置5の前面を横切ろうとすると障害にな
って作業性が悪く、しかも量水器室7は開口したままで
あるため、作業者や一般歩行者が誤って落下する虞れが
あり、危険度が高いという問題があった。
【0006】本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、消防ホ
ースを必要とせず、量水器室の蓋を閉じたままで測定す
ることができるようにした漏水量測定装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の本考案は、流量測定導管とこの流量測定導管の途
中に接続された流量計を含み、前記流量測定導管の両端
開口部が量水器室内の上流側および下流側の消火全にそ
れぞれ直接接続される測定ユニットと、測定車に搭載さ
れ前記流量計による流量信号を記録する記録計と、前記
測定車に搭載された電源と、前記量水器室を閉塞する蓋
を貫通し前記電源と前記記録計および流量計を電気的に
接続するケーブルとを備えたことを特徴とする。 また、
第2の考案においては、上記第1の考案において、測定
ユニットは、流量測定導管がU字型に屈曲形成され、量
水器室内に挿入配置されることを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案において、流量測定導管は量水器室内に
挿入配置され、上流側及び下流側の消火栓に直接接続さ
れることで、消防ホースを不要にする。ケーブルは量水
器室を閉塞している蓋の鍵穴を通って外部に導出され、
量水器室内に位置する流量計および水圧計と量水器室外
に位置する記録計および電源とを電気的に接続する。
定ユニットは流量測定導管がU字型に屈曲形成されてい
るので、狭いスペースの量水器室内に仕切弁を避けて挿
入設置することができる。特に、量水器室内の消火栓
は、火事等の災害時に迅速に消火ホースが接続され、消
火活動に使われるものであるから、地面(蓋の位置)か
らあまり長い距離離れていない。この場合に、流量測定
導管をU字状に屈曲形成しておくと、量水器室内への挿
入配置を容易にする。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る漏水量測定装置の
測定管ユニットと消火栓を示す断面図、図2(a)、
(b)は測定管ユニットを消火栓に設置した状態を示す
平面図および測定管ユニットの側面図、図3は測定状態
を示す概略構成図である。なお、図中図4と同一構成部
材のものに対しては同一符号を以て示し、その説明を省
略する。これらの図において、漏水量測定装置20は測
定車6に搭載され搬送される記録装置5、測定ユニット
21および直流電源22を備えている。
【0010】測定ユニット21は、所要の導管長(例;
500mm)と管内径(例;50mmφ)を有する流量
測定導管2と、この流量測定導管2の直管部2aに介装
された電磁流量計23および水圧計24とを備え、漏水
量の測定時に測定車6内に設置されている測定管架台1
から引き出されて量水器室7内に挿入され、流量測定導
管2の両端開口部25a,25bが切換弁11の上流側
および下流側の消火栓8a、8bに直接接続されるよう
に構成されている。また流量測定導管2は、量水器室7
内に挿入され得るよう所望形状に屈曲形成され、所要箇
所に空気抜き用パイプ26とドレン抜き用パイプ27お
よび圧力ゲージ28が接続されている。
【0011】電磁流量計23は従来周知(実公平3−5
5063号公報等)のもので、測定管外周面に対向して
配設され測定流体の流れ方向と直交する方向の磁界を発
生させる一対の鞍型励磁コイルと、測定管の軸線方向中
央部に貫通して配設され測定流体の流れ方向および励磁
コイルによる磁束の方向と直交する一対の電極(図示せ
ず)と、発信器29とを備え、磁界の中を水が通過する
と、ファラデーの法則により流速に比例した起電力が流
体中に生じ、この起電力を電極によって取り出し、発信
器29によって演算処理することにより電極間を流れる
流量を算出することができ、この発信器29からの流量
信号が記録装置5に記録される。また、流量測定導管2
を流れる水の電磁流量計23より上流側の水圧も水圧計
24によって検出され、記録装置5に記録される。この
ため、電磁流量計23および水圧計24はケーブル30
によって記録装置5および電源22に接続されている。
【0012】測定に際して、量水器室7は測定ユニット
21が収納され、ケーブル30によって電磁流量計2
3、水圧計24と記録装置5、電源22を電気的に接続
した後蓋31によって閉塞される。蓋31は一般に鍵穴
32を備え、この鍵穴32からケーブル30が外部に導
出される。
【0013】なお、上記実施例は流量計として電磁流量
計23を用いたが、本考案はこれに限定されることな
く、超音波流量計を用いても良いことは勿論である。但
し、電磁流量計23は測定精度が±0.5%指示値で、
超音波流量計の測定精度(±1.0%フルスパン)より
高く、従来装置に比べて測定精度を向上させることがで
きる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る漏水量
測定装置は、測定ユニットを量水器室7内に収納して蓋
で量水器室を閉塞し、測定ユニットと記録装置および電
源とを接続するケーブルを蓋の鍵穴を通して外部に導出
させるように構成したので、図4に示した従来装置にお
いて必要とされる消防ホースが不要で、またホースが不
要になれば量水器室を蓋で完全に閉塞して測定すること
ができるため、作業性および安全性を向上させることが
できる。また、流量測定導管をU字型に屈曲形成してい
るので、狭いスペースの量水器室内に仕切弁を避けて容
易に挿入設備することができる。特に、量水器室内の消
火栓は、火事等の災害事に迅速に消火ホースが接続さ
れ、消火活動に使われるものであるから、地面(蓋の位
置)からあまり長い距離離れていない。この場合に、流
量測定導管をU字状に屈曲形成しておくと、量水器室内
への挿入配置が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る漏水量測定装置の測定管ユニット
と消火栓を示す断面図である。
【図2】(a)、(b)は測定管ユニットを消火栓に設
置した状態を示す平面図および測定管ユニットの側面図
である。
【図3】測定状態を示す概略構成図である。
【図4】従来の超音波流量計の測定状態を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 測定管架台 2 流量測定導管 3 測定管本体 5 記録装置 6 測定車 7 量水器室 8a,8b 消火栓 9a,9b 消火栓本弁 10a,10b 消防ホース 11 仕切弁 20 漏水量測定装置 21 測定ユニット 22 直流電源 23 電磁流量計 24 水圧計 30 ケーブル 31 蓋 32 鍵穴
フロントページの続き (72)考案者 山田 義之 東京都渋谷区渋谷二丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−82141(JP,A) 実開 昭61−1131(JP,U) 実開 昭59−142747(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 3/28 G01F 1/00 G01F 1/58

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量測定導管とこの流量測定導管の途中
    に接続された流量計を含み、前記流量測定導管の両端開
    口部が量水器室内の上流側および下流側の消火栓にそれ
    ぞれ直接接続される測定ユニットと、 測定車に搭載され前記流量計による流量信号を記録する
    記録計と、 前記測定車に搭載された電源と、 前記量水器室を閉塞する蓋を貫通し前記電源と前記記録
    計および流量計を電気的に接続するケーブルとを備えた
    ことを特徴とする漏水量測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の漏水量測定装置におい
    て、 測定ユニットは、流量測定導管がU字型に堀曲形成さ
    れ、量水器室内に挿入配置されることを特徴とする漏水
    量測定装置。
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JPH0658339U JPH0658339U (ja) 1994-08-12
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