JPH0537220Y2 - - Google Patents

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JPH0537220Y2
JPH0537220Y2 JP3885386U JP3885386U JPH0537220Y2 JP H0537220 Y2 JPH0537220 Y2 JP H0537220Y2 JP 3885386 U JP3885386 U JP 3885386U JP 3885386 U JP3885386 U JP 3885386U JP H0537220 Y2 JPH0537220 Y2 JP H0537220Y2
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rectifying
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、超音波を用い、流体の流速によつ
て変化する伝播速度や発振周波数等を検出して、
流速を測定する超音波流速計に関する。
〔従来の技術〕
このような超音波流速計として、従来は、閉管
路の外壁に送波器と受波器とを位置を異ならせて
取り付けたものが知られている。この構成による
場合、流速測定用超音波は、送波器から送り出さ
れ、管壁を透過した後、流体中を伝播し、再び管
壁を透過した後、受波器に受け取られるようにな
つている。そして、送波器或は受波器と管壁との
間に空気が存在すると超音波が著しく減衰するの
で、それらの間にグリス等が介装されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、上述した従来構成による場合、長期間
に亘つて使用すると、グリス等が蒸発してしまう
ことがあり、空気が混入することで、所期の性能
を充分に維持できなくなる虞れがあつた。
この考案の目的は、上記実情に鑑み、長期間に
亘つて所期の性能を充分に維持できる超音波流速
計を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による超音波流速計の特徴構成は、流
路に挿入される枠体の先端に整流部を設け、この
整流部により整流された流体の速度を測定するた
めの超音波送受波器を前記整流部に設けたことに
ある。
〔作用〕
つまり、枠体を流路に挿入すれば、その先端に
設けられた整流部は流体中に没するから、この整
流部に設けられた超音波送受波器も流体中に位置
することとなり、長期間に亘つて使用した場合に
も、超音波送受波器と流体との間に空気が混入す
る虞れが少ない。
しかも、整流部によつて整流された流体の流速
を測定するものであるから、超音波送受波器が流
体中に位置していても、測定結果に流体の乱れに
よる悪影響が及ぼされることが少ない。
〔考案の効果〕
その結果、超音波送受波器を流体中に位置させ
て空気の混入を少なくすることで、長期間に亘つ
て所期の性能を維持することができ、しかも、整
流部によつて測定対象である流体を整流すること
で、流体中に位置しながらも乱れの少ない流体の
流速を測定することができるようになつた。さら
に、整流部があることにより、乱れのない流体の
流速を測定するために従来必要とされていた直管
部分を不要にできるから、曲り管の部分等の流速
も測定できるようになり、広範囲に亘る使用が可
能になつた。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、この考案の実施例を説
明する。
第1図及び第2図に示すように、枠体1の先端
に、一対の対向する互いに平行な整流板2,3
と、それらを繋ぐ整流板4とからなり、一対の超
音波送受波器5,6を有する整流部Xをボルト固
定して、超音波流速計を構成してある。整流部X
は、枠体1が閉管路の管壁に固定されるか、或
は、開放された流路の上方に設けられた支持体に
固定されることで、流路内を流れる流体F中に位
置している。
整流部Xを構成する各部分は流線形に形成さ
れ、各整流板2,3,4によつて囲まれる空間S
内を流れる流体Fを整流するように構成されてい
る。一対の超音波送受波器5,6は、何れも、超
音波の発信と受信とに切り替えて用いられるよう
に構成されており、図中上側の整流板2内に埋設
されている。そして、一方の超音波送受波器5又
は6から送り出された超音波は、図中一点鎖線で
示すように、図中下側の整流板3で反射された
後、他方の超音波送受波器6又は5に受け取られ
るように構成されている。それら両超音波送受波
器5,6に接続されるリード線7,8は、リード
線ホルダ9を通り、1本のケーブル10に纒めら
れ、枠体1に沿つて保持されている。
そして、流体Fの上流側の超音波送受波器5か
ら超音波が発信されて下流側の超音波送受波器6
によつて受信されるまでの時間[t1]と、下流側
の超音波送受波器5から超音波が発信されて上流
側の超音波送受波器6によつて受信されるまでの
時間[t2]との間には、超音波の音速を[C]、
伝播距離を[D]、流体の流速を[V]として Δt=t2−t1=2・D・V/C2……〈1〉 の関係があり、音速[C]と伝播距離[D]が既
知であるとして、上記の時間差[Δt]を測り、
上式を用いて、流体Fの流速[V]を求めること
ができるのである。
そして、ケーブル10を介して、一方の超音波
送受波器5又は6に流速測定用超音波の駆動信号
が伝送されるとともに、他方の超音波送受波器6
又は5からは、受信された流速測定用超音波に応
じた信号が、同じくケーブル10を介して信号処
理部(図示せず)に伝送され、信号処理部内で上
述の〈1〉式に基づいて、流体の流速が求められ
るように構成されている。
また、立姿勢の整流板4には、流体圧を測定す
る圧力センサ11が取り付けられている。この圧
力センサ11からのリード線12は、一対の超音
波送受波器5,6に対するリード線7,8と同じ
くケーブル10に纒められている。この圧力セン
サ11による検出信号は信号処理部に入力され、
その流体圧情報が流体の深さの情報に変換される
ように構成されている。
そして、流路の径は既知として、この流体の深
さの情報と、流体の流速の情報とから、開放され
た流路や満水状態でない閉管路における流体の流
量を求めることができるように構成されている。
なお満水状態の閉管路であつて、その内径が既知
であれば、この圧力センサ11を設けなくとも、
一対の超音波送受波器5,6から得られる情報だ
けで、流量を求めることが可能である。
図中[L1]で示される一対の整流板2,3間
の距離、[L2]で示される一対の超音波送受波器
5,6間の距離、及び[θ]で示される流速測定
用超音波の図中下側の整流板3での反射角等の具
体的寸法は、流路の条件、或いは、流体の種類に
応じて任意に変更することが可能である。
一対の超音波送受波器5,6は、先の実施例で
説明したような、何れか一方の整流板2又は3に
ともに設ける構成に替えて、上下の整流板2,3
にひとつづつ設けてもよいが、先の実施例の構成
の方が、図中[L1],[L2]の寸法に比して流速
測定用超音波の伝播距離[D]を長くとることが
できるから、装置をコンパクトなものにしながら
測定精度を高くすることができて有利である。
また、図中[L3],[L4]で示される、一対の
超音波送受波器5,6と各整流板2,3,4の両
端縁までの距離は、流体中の夾雑物等との衝突で
超音波送受波器5,6が損傷を受けることがない
ように、流体に対する夾雑物の混入度に応じて任
意に変更可能である。さらに、特に夾雑物が多く
混入している流路に用いる場合には、第3図に示
すように、櫛目状のスクリーンからなる防絡装置
13を設けるようにすればよい。なお、この防絡
装置13は、整流部Xに対して着脱自在に構成す
ることも可能である。
次に、この超音波流速計を流路Pの一例である
閉管路17に取り付けた使用形態について説明す
る。
第4図及び第5図に示すように、一端に整流部
Xを固定し、他端に信号処理部を内蔵する計測制
御装置14を固定した枠体1が、シール部材15
を介して、図中上下方向に移動自在な状態で、取
付枠16に取り付けられている。そして、この取
付枠16の下端フランジ16aが、管路17に固
定されたバルブ18にボルト固定されている。
この実施例の整流部Xににおいては、一対の超
音波送受波器5,6は図中下方の整流体3にとも
に設けられている。また、信号伝送用のケーブル
は枠体1に内蔵されている。
流速の測定に際しては、第4図に二点鎖線で示
す状態からバルブ18を開放して、その状態で枠
体1を取付枠16に対して相対移動させること
で、整流部Xを管路17内に挿入する。この状態
が第4図及び第5図に示される。図中21は、整
流部Xを管路17内に挿入するための操作用ハン
ドル兼整流部Xの管路17に対する向きを示す指
示バーである。
また、整流部Xに、他の方式による流速計や流
量計を併設することも可能である。第6図及び第
7図に示す実施例は、下側の整流板3の下方に、
電磁流量計19を設けたものを示している。他の
部分は、第1図及び第2図に示したものと同一で
あるので、同一番号を付すのみで詳しい説明は省
略する。なお、この電磁流量計19に対するリー
ド線20は、ケーブル10に纒められている。
先の実施例では、全ての整流部Xを流れ方向の
断面視においてコの字形に形成したものを説明し
た。これに替えて、整流部Xは、流れ方向の断面
視においてロの字形であつてもよい。ただし、夾
雑物の混入の多い流路に用いる場合には、先の実
施例のように、整流部Xが、流れ方向の上流側と
下流側との他に別の方向に開放されている方がメ
ンテナンス面で有利である。さらに、整流部Xと
しては、対向する二枚の整流板2,3がありさえ
すれば、それらを、適当箇所で連結する構成であ
つてもよい。
先の実施例では、上流側に進む超音波と下流側
に進む超音波との伝播時間差から流速を求める時
間差法を用いたものを説明した。流速計の測定原
理としては、その他、パルス的に発振される超音
波のパルスレートの変動を測定するシングアウラ
ンド法や、発振される超音波の周波数の変動を測
定するドツプラー法等、種々のものを用いること
が可能である。
この考案による超音波流速計は、水利設備や排
水設備等における上方が開放された流路や、上下
水道管、油送管、その他、各種流体の給送管等に
おける、流体の流速計測に用いることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る超音波流速計の実施例示
し、第1図は整流部の正面図、第2図は整流部の
側面図、第3図は別の実施例を示す整流部の正面
図、第4図は閉管路における使用状態を示す断面
図、第5図は第4図における−線断面図、第
6図はさらに別の実施例を示す整流部の正面図、
第7図は第6図に示す実施例の整流部の側面図で
ある。 1……枠体、2,3……整流板、5,6……超
音波送受波器、F……流体、P……流路、X……
整流部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流路Pに挿入される枠体1の先端に整流部X
    を設け、この整流部Xにより整流された流体F
    の速度を測定するための超音波送受波器5,6
    を前記整流部Xに設けてある超音波流速計。 前記整流部Xが前記流体Fの流れ方向の断面
    視においてコの字形に形成され、前記超音波送
    受波器5,6を、この整流部Xの対向する一対
    の整流板2,3のうちの一方の整流板3又は2
    を流速測定用超音波の反射面とする状態で、他
    方の整流板2又は3に取り付けてある実用新案
    登録請求の範囲第項に記載の超音波流速計。
JP3885386U 1986-03-17 1986-03-17 Expired - Lifetime JPH0537220Y2 (ja)

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JP2008524616A (ja) * 2004-12-21 2008-07-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 圧力センサを伴う超音波流量計

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JPS62150633U (ja) 1987-09-24

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