JPS621209B2 - - Google Patents

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JPS621209B2
JPS621209B2 JP15774979A JP15774979A JPS621209B2 JP S621209 B2 JPS621209 B2 JP S621209B2 JP 15774979 A JP15774979 A JP 15774979A JP 15774979 A JP15774979 A JP 15774979A JP S621209 B2 JPS621209 B2 JP S621209B2
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JP
Japan
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water
water supply
supply pipe
point
differential pressure
Prior art date
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JP15774979A
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English (en)
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JPS5679936A (en
Inventor
Yoshihisa Wada
Naritsuyo Shimizu
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YOKOKAWA DENKI KK
Original Assignee
YOKOKAWA DENKI KK
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Publication date
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は上水道の末端配管の漏水箇所を精度良
く検出する漏水検知方法に関するものである。
上水道は浄水場より各家庭、工場等に上水を配
給されるために配管され、特に都市部に於ては網
の目の様に配管されている。しかしながら最近こ
れら上水道配管からの漏水が資源の有効活用の観
点から大きな社会問題としてクローズアツプされ
るようになつてきた。即ち、配管の老朽化、或は
土木工事による振動、衝撃等により配管に生じた
亀裂から漏れる水量の推定量は、全国で年間24憶
トン、東京都では年間2.8憶トンに及ぶと言われ
ている。この漏水量は供給水量の約15.8%を占
め、年間供給量のうち約2ケ月分は漏水している
ことになり、その損失額は1日7000万円に達する
と推定されている。従つて、上水道の漏水を防止
することは社会的に非常に重要な課題の一つとな
つている。
一般に配水本管から末端の需要家、例えば一般
家庭等へ施設されている給水管を堀り起こす作業
は1mの掘削につき現時点で凡そ20〜30万円を要
すると言われている。従つて漏水を修複する作業
を行う際には、予め正確に漏水箇所を知り、不必
要な掘削作業等を極力避ける必要がある。しかし
ながら上水道の漏水箇所を捜す方法には適切なも
のが少い。例えば音聴方式として配管を流れる流
水管の異常音を作業者が聞き分けて漏水箇所を検
知するといつた方法が用いられているが、都市部
での雑音の増加、漏水時に異常音の発生しにくい
塩ビ管の普及等により、この従来方法による漏水
の検知は年々難かしくなつてきている。
本発明は上述のような社会的な要請により、上
水道の配水本管から末端の需要家に向つて施設さ
れた給水管における漏水箇所及び漏水量を精度良
く検知する方法を提案するものである。
従来では末端の需要家に向けて施設された給水
管の漏水箇所を検知する方法としては次の様な方
法が提唱されている。第1図はその従来方法を説
明するための概略図である。1は上水を配絡する
配水本管であり、配水本管1より各需要家へ給水
管2が配置されている。給水管2の末端部22に
は蛇口23等が設けられている。漏水検知を行う
際には蛇口23等の先に流量計3が設けられ、蛇
口23等と流量計3とを通過した水は弁24を介
して給水管2の流路より排出される。4は給水管
2の末端部22の近傍点例えば蛇口23の近傍4
1の圧力p1と分枝点21又は配水本管1上のある
点42の圧力p2との差圧を測定する差圧測定器で
ある。なお分岐点21と配水管1上のある点42
とはある程度離れた場所であつても配水本管1の
管径は十分大きいため、分岐点21と点42との
間の水頭損は無視できるほど小さく、点21と点
42とで測定される圧力はほぼ等しい。また点4
2は例えば路上の消化栓等が設置された場所でも
よい。ここで蛇口23は開状態とし、測定時の給
水管2の流量調整は弁24で行う。
なお、給水管2の末端部22としては、蛇口2
3が設けられた所ではなく、例えば各需要家への
給水量を測定する給水メータ取付付近でもよく、
この給水メータ取付付近より配管をして、流量計
3、弁24、差圧計4へ接続してもよい。要する
に差圧計4は分岐点21と全長Lの給水管2の末
端部22の差圧を測定し、流量計3は給水管2の
末端部22より弁24を介して流れる流量を測定
する。また分岐点21又は点42と給水管2の末
端部22との距離は大略20〜30mであるので、現
在一般に計測器として使用されている差圧伝送器
によりその差圧を測定することができる。いま配
水本管1と給水管2との分岐点21から給水管2
の末端部22までの給水管の全長をL、分岐点2
1から漏水箇所までの給水管の長さをS、漏水箇
所での漏水流量xとすると次の手順により漏水箇
所を検知することができる。
(1) 弁24が全閉の状態では、分岐点21におけ
る圧力p1と末端部22における圧力p2との圧力
差△P1は次の関係が成り立つ。
△P1=C・S・(x)n ……(1) 但し n;定数で約1.8の値 c;給水管2の太さによつて定まる係数
で、管の内径をdとするほぼC=
196d2.72と表わされる。
上式からもわかるように、若し給水管上に漏
水箇所が存在しなければ、水頭損は生じないた
め圧力差△P1はゼロとなる。又漏水箇所が存在
すると、給水管2の側に水頭損が生じ、このた
め圧力差△P1が生じる。
(2) 漏水箇所の存在が上記(1)の手順により明らか
になると次に弁24を開き、一定量の流量Fを
流す。この時の分岐点21と末端部22とにお
ける圧力差△P2は次の関係が成り立つ。
△P2=C・S・(x+F)n +C・(L−S)・(F)n ……(2) 従つて(1)式及び(2)式を解くことにより、漏水量
x及び分岐点21から漏水箇所までの距離Sを計
算により解くことができる。
この上記方法を用いて漏水箇所を検知する実験
は従来から数多く試みられてきた。しかしながら
このような方法で漏水箇所を精度良く(1m以下
の精度で)検知したという報告は未だなされてい
ない。また本願出願人の実験或は他の多くの実験
報告によると、このような従来方法では精度が悪
く実用に供することができないことが確かめられ
ている。
ここで前述の如く(1)式及び(2)式に含まれる係数
Cは給水管2の管径によつて決まる定数である
が、厳密には給水管2自体の経年数や管の施設方
法等にも帰因する給水管2の内面の粗滑度などに
よつて変化する定数と考えられ、施設された各管
毎に固有の値をとると考えられる。従つて上記(1)
式及び(2)式より求めた漏水量xと漏水点までの距
離Sの計算結果は精度が低いものとならざるを得
ない。
本願発明では、従来技術のこれら欠点を除去し
給水管2の全長Lに対し1m以下の高い精度で漏
水箇所を検出する方法を提案するものであり、上
記Cの値の変化に影響されずに漏水箇所S及び漏
水量xを求める特徴を有する。
第2図は本発明の一実施例を説明するための概
略図であり、第1図と同一要素には同一符号が付
されている。2′は配水本管1より隣接する他の
需要家へ向けて分岐点21′より施設され漏水の
無いことが確かめられた給水管であり、給水管
2′の末端部22′には蛇口23′等が設けられて
いる。差圧計4は蛇口23の近傍41と蛇口2
3′の近傍41′との圧力P1,P2との差圧差△Pを
測定する。しかしながら、第1図の従来方法の説
明においても説明したように、給水管2及び2′
の末端部22及び22′としては給水メータが設
けられた場所を設定してもよく、給水管2及び
2′の施設状況、作業者の意図等によつて給水管
2及び2′の任意の場所を選ぶことができる。
給水管2′は給水管2の分岐点21に於ける圧
力を測定するために用いられるものであり、給水
管2′の流れを止めることにより給水管2′中の水
頭損をゼロとすることができ、このため給水管
2′の末端部22′に於て分岐点21の圧力P2を測
定することができる。なお、この圧力P2の測定は
第1図の例に示すように分岐点21又は配水本管
1上の更に別の点で行つても良い。
5は差圧計4及び流量計3で測定された差圧△
P及び流量Fを入力とし、これら差圧及び流量F
に基いて漏水箇所までの距離Sと漏水量xとを計
算し表示する演算表示器である。
本願発明の方法では、まず始めに、弁24を全
閉とし、、給水管2に漏水箇所が存在するか否か
を調べる。結水管2′は予め漏水が存在しないこ
とが確かめられているので弁24を全閉とする
と、給水管2に漏水箇所が存在する場合には差圧
計4により次式で示す差圧△P1が測定される。
△P1=C・S・(x)n ……(3) 但し、C,nの各係数は既に説明したので省略
するが、本発明では以下に述べる理由によりCの
値は必要としない。
次に差圧計4により差圧△P1が検出され、給水
管2に漏水箇所が存在することが明らかになる
と、弁24を開き第1の流量状態をつくり、流量
F1で上水を給水管2の末端部22より流出させ
る。このとき差圧計4で測定される差圧△P2は次
の式で示される。
△P2=C・S・(x+F1n +C・(L−S)・(F1n ……(4) 以上の手順は従来から知られていた方法に基く
ものであるが、本願発明では更に弁24を操作
し、第2の流量状態をつくり、流量F2で上水を
給水管2の末端部22より流出させる。このとき
差圧計4測定される差圧△P3は次の式で示され
る。
△P3=C・S・(x+F2n +C・(L−S)・(F2n ……(5) 演算表示器では差圧△P1,△P2,△P3及び流量
F1,F2の値を入力とし上記nの値を入力とし、
上記nの値とに約1.8の定数が設定され(3),(4),
(5)式を解くことにより、漏水箇所までの距離S及
び漏水量xを、上記係数Cの値に影響されること
なく計算される。
本願出願人が行つた実験によると給水管の全長
Lが30mで、その管径が13mmの場合に、本願発明
の実施により漏水箇所を1m以内の非常に良い精
度で検出することが確かめられた。
なお、漏水箇所までの距離S及び漏水量xは例
えば次の様にして求めることができる。即ち、上
記(4)式及び(5)式を(3)式で除すと、 △P2/△P1 =(1+F/x)n+(L/S−1)(F/x)n
…(6) △P3/△P1 =(1+F/x)n+(L/S−1)(F/x)n
…(7) の如く、Cの値に影響されない2元の方程式を得
ることができ、(6)式と(7)式より(L/S−1)の項を 消去して次式を得ることができる。
上記(8)式の左辺をyとおき、yをxの関数とし
て、例えばニユートンの遂次近似計算法によりy
がゼロに近づいたxの値を求めることにより、漏
水量xを計算することができる。この漏水量xを
(6)式又は(7)式に代入すれば、漏水箇所までの距離
Sを求めることができる。
なお、給水管2′に漏水箇所が無いことを確認
するには、配水本管1より隣接する他の需要家へ
向けて施設された、第3の給水管を用い、この第
3の給水管と上記給水管2′の末端部の弁を全開
として、両端部の圧力差を測定する。この時の圧
力差がゼロであれば、上記両給水管からは漏水が
ないことが確認される。
以上に述べたように、本発明の方法により漏水
箇所までの距離S及び漏水量xの値は、上記の係
数Cの変化の影響を受けることなく従来では達成
できなかつた良い精度で求めることができるよう
になり、さらに上記の係数Cの値が未知であるよ
うな給水管においても漏水箇所及び漏水量を知る
ことができるようになる。従つて漏水を防止する
際の土木工事等の費用を節約することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の漏水検知方法を説明するための
概略図、第2図は本発明の漏水検知方法を説明す
るための概略図である。 1……配水本質、2,2′……給水管、3……
流量計、4……差圧計、5……演算表示郵、2
2,22′……末端部、24……弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上水道の配水本管より分岐した給水管の漏水
    箇所と漏水量を検知する方法において、上記給水
    管の末端部に設けられた弁を全閉とした場合の上
    記給水管の分岐点及び末端部の間の差圧△P1と、
    上記末端部に設けられた弁を操作して上記末端部
    より流量F1で上水が流出する第1の流量状態を
    つくつた場合の上記分岐点及び上記末端部の間の
    差圧△P2と、上記末端部に設けられた弁を更に操
    作して上記末端部より流量F2で上水が流出する
    第2の流量状態をつくつた場合の上記分岐点及び
    上記末端部の間の差圧△P3とを測定し、漏水量を
    x、上記給水管の全長をL、上記給水管の上記分
    岐点より漏水箇所までの距離をS、給水管によつ
    て決まる係数をC、nを1.8付近の常数としたと
    き、 △P1=C・S・(x)n △P2=C・S・ (x+F1n+C(L−S)・(F1n △P3=C・S・ (x+F2n+C・(L−S)・(F2n なる3つの式にもとづいて上記係数Cの値に関係
    なく漏水量x及び漏水箇所までの距離Sを求める
    ことを特徴とした漏水検知方法。
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