JP2583958B2 - 電気掃除機用床ノズル - Google Patents
電気掃除機用床ノズルInfo
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- JP2583958B2 JP2583958B2 JP63097100A JP9710088A JP2583958B2 JP 2583958 B2 JP2583958 B2 JP 2583958B2 JP 63097100 A JP63097100 A JP 63097100A JP 9710088 A JP9710088 A JP 9710088A JP 2583958 B2 JP2583958 B2 JP 2583958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor nozzle
- sliding contact
- contact piece
- agitator
- vacuum cleaner
- Prior art date
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L9/00—Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
- A47L9/02—Nozzles
- A47L9/04—Nozzles with driven brushes or agitators
- A47L9/0405—Driving means for the brushes or agitators
- A47L9/0416—Driving means for the brushes or agitators driven by fluid pressure, e.g. by means of an air turbine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L9/00—Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
- A47L9/02—Nozzles
- A47L9/04—Nozzles with driven brushes or agitators
- A47L9/0461—Dust-loosening tools, e.g. agitators, brushes
- A47L9/0483—Reciprocating or oscillating tools, e.g. vibrators, agitators, beaters
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気掃除機用床ノズルに用いるアジテータ
ーに設ける摺接片に関するものである。
ーに設ける摺接片に関するものである。
従来の技術 従来、この種床ノズルのアジテーターは、回転子の周
面にブラシ毛を植設した構成であり、被掃除面、例え
ば、じゅうたん上の塵埃をこのブラシ毛でかき上げ、電
気掃除機の吸引力によって床ノズル内に導入するように
していた。
面にブラシ毛を植設した構成であり、被掃除面、例え
ば、じゅうたん上の塵埃をこのブラシ毛でかき上げ、電
気掃除機の吸引力によって床ノズル内に導入するように
していた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記床ノズルのアジテーターでは、糸くずな
ど紐状のものがブラシ毛にからみつき、ついにはアジテ
ーター全体に巻き付いて所期の機能を失ない、またその
除去に大変な手間を要していた。
ど紐状のものがブラシ毛にからみつき、ついにはアジテ
ーター全体に巻き付いて所期の機能を失ない、またその
除去に大変な手間を要していた。
そのため、アジテーターの回転子周面に植設していた
ブラシに代えて、回転子の周面に軟質塩化ビニル樹脂成
形材やクロロプレンゴム等の可撓性材料からなり、少な
くとも一面に多数の突起を有する摺接片を設けた構成が
提案されている。
ブラシに代えて、回転子の周面に軟質塩化ビニル樹脂成
形材やクロロプレンゴム等の可撓性材料からなり、少な
くとも一面に多数の突起を有する摺接片を設けた構成が
提案されている。
この場合たしかに回転子の周面に糸くずなど紐状のも
のがからみつく現象は解決したが、摺接片の材質を軟質
塩化ビニルにした場合、数時間の使用で摩耗するなど耐
久性面で問題が生じ、またクロロプレンゴム等採用した
場合、ゴム補強のため充填したカーボンブラックが床面
を黒く汚すなどの種々問題点が発生した。
のがからみつく現象は解決したが、摺接片の材質を軟質
塩化ビニルにした場合、数時間の使用で摩耗するなど耐
久性面で問題が生じ、またクロロプレンゴム等採用した
場合、ゴム補強のため充填したカーボンブラックが床面
を黒く汚すなどの種々問題点が発生した。
本発明はこのような従来の問題点を解決したものであ
り、アジテーターの機能を常時良好に保ち得るようにし
たものである。
り、アジテーターの機能を常時良好に保ち得るようにし
たものである。
課題を解決するための手段 本発明はこのような目的を達成するために、回転子の
周面に加硫型ポリウレタンゴムに補強剤及び摩擦係数低
下剤としてのタルク（滑石）を配合した成形材料よりな
り、少なくとも一面に多数の突起を有する摺接片を設け
てアジテーターを構成するとともに、この駆動源ととも
に床ノズル本体内に設けたものである。
周面に加硫型ポリウレタンゴムに補強剤及び摩擦係数低
下剤としてのタルク（滑石）を配合した成形材料よりな
り、少なくとも一面に多数の突起を有する摺接片を設け
てアジテーターを構成するとともに、この駆動源ととも
に床ノズル本体内に設けたものである。
作用 アジテーターにおける摺接片は、その少なくとも一面
（回転方向側の面）に多数の突起が形成してあり、しか
も加硫型ウレタンゴムによる可撓性及び反発弾性のすぐ
れた成形材よりなっているため、被掃除面と接した時、
同面によくなじみ、その表面をしごく作用をする。これ
によって、被掃除面から塵埃が遊離し、しかもこの遊離
塵埃は摺接片の復元力及び電気掃除機の吸引力によって
有効に床ノズル本体内に吸込まれるものである。またこ
の際、摺接片はその先端部に多数の突起を有し、じゅう
たんなど被掃除面に圧接されながら、回転摺動をする
が、使用されている材質が耐摩耗性の優れた加硫型ポリ
ウレタンゴムを使用しその上補強剤及び摩擦係数低下剤
として添加しているタルク等の作用により集塵性能低下
や寿命低下、及び床面への黒色汚れ性のない性能を有し
ている。また摺接片の硬度を50〜70度になるように設定
しているため、被掃除面に接した時、同面に最適な状態
でなごみ現象が起り、その表面を効果的にしごく作用を
するため、被掃除面での集塵性能が一段と向上する効果
を有している。さらにタルクを充填した加硫型ポリウレ
タンゴム中に0.1〜0.5％の極く少量のカーボンブラック
等ゴム着色剤を添加し、薄く着色しているため、床面を
着色剤により汚す恐れがなく、成形時の焼け不良や汚れ
不良等が目立ち難くすることにより、外観不良の低減に
も効果的に寄与している。
（回転方向側の面）に多数の突起が形成してあり、しか
も加硫型ウレタンゴムによる可撓性及び反発弾性のすぐ
れた成形材よりなっているため、被掃除面と接した時、
同面によくなじみ、その表面をしごく作用をする。これ
によって、被掃除面から塵埃が遊離し、しかもこの遊離
塵埃は摺接片の復元力及び電気掃除機の吸引力によって
有効に床ノズル本体内に吸込まれるものである。またこ
の際、摺接片はその先端部に多数の突起を有し、じゅう
たんなど被掃除面に圧接されながら、回転摺動をする
が、使用されている材質が耐摩耗性の優れた加硫型ポリ
ウレタンゴムを使用しその上補強剤及び摩擦係数低下剤
として添加しているタルク等の作用により集塵性能低下
や寿命低下、及び床面への黒色汚れ性のない性能を有し
ている。また摺接片の硬度を50〜70度になるように設定
しているため、被掃除面に接した時、同面に最適な状態
でなごみ現象が起り、その表面を効果的にしごく作用を
するため、被掃除面での集塵性能が一段と向上する効果
を有している。さらにタルクを充填した加硫型ポリウレ
タンゴム中に0.1〜0.5％の極く少量のカーボンブラック
等ゴム着色剤を添加し、薄く着色しているため、床面を
着色剤により汚す恐れがなく、成形時の焼け不良や汚れ
不良等が目立ち難くすることにより、外観不良の低減に
も効果的に寄与している。
実施例 以下その実施例を添付図面とともに説明する。
第１図〜第４図において、床ノズル本体７はバンバー
８を介して上，下本体部材9,10を結合して得たものであ
り、その前方内部には下方開口部を吸込口11とした吸込
室12が、後方内部にはタービン室13がそれぞれ形成して
ある。上記タービン室13は隔壁14によって吸込室12と区
画されており、また開口15を有する後方は円弧状に設定
されている。16は吸込室12内にこれと平行に設けられた
アジテーター、17は吸込室12の両側室壁に設けられたア
ジテーター16の軸受、18は吸込口11の後方に平行に取着
した固定ブラシ、19,20は吸込口11を被掃除面を一定間
隔をおいて位置すべく床ノズル本体１の前後に設けた車
輪である。
８を介して上，下本体部材9,10を結合して得たものであ
り、その前方内部には下方開口部を吸込口11とした吸込
室12が、後方内部にはタービン室13がそれぞれ形成して
ある。上記タービン室13は隔壁14によって吸込室12と区
画されており、また開口15を有する後方は円弧状に設定
されている。16は吸込室12内にこれと平行に設けられた
アジテーター、17は吸込室12の両側室壁に設けられたア
ジテーター16の軸受、18は吸込口11の後方に平行に取着
した固定ブラシ、19,20は吸込口11を被掃除面を一定間
隔をおいて位置すべく床ノズル本体１の前後に設けた車
輪である。
21は上記タービン室13の後方内面に回転自在に摺動す
る略半円筒状の吸込継手で、その周壁の一部から突設し
た円筒状の接続口22にリング23を介して床ノズルパイプ
24が回転自在に取着され、かつこの床ノズルパイプ24に
は電気掃除機の吸引側にホースを介して連通した延長管
が着脱自在に接続される。
る略半円筒状の吸込継手で、その周壁の一部から突設し
た円筒状の接続口22にリング23を介して床ノズルパイプ
24が回転自在に取着され、かつこの床ノズルパイプ24に
は電気掃除機の吸引側にホースを介して連通した延長管
が着脱自在に接続される。
25はタービン室13に配設され、外周の一部を吸込継手
21により包囲されたタービンで、同吸込継手21の一側の
回転軸を貫通してタービン室外に突出した軸体26が一体
的に設けられている。
21により包囲されたタービンで、同吸込継手21の一側の
回転軸を貫通してタービン室外に突出した軸体26が一体
的に設けられている。
27は動力伝達用のベルトで、タービン25の回転をプー
リー28を介してアジテーター16に伝達する。
リー28を介してアジテーター16に伝達する。
また、タービン25はタービン室13のベルト27配設側に
片寄らせて配設してある。29,30は隔壁14に形成した２
個の通気口で、一方の通気口29はタービン25の下半分に
対向し、他方の通気口30はタービン25と非対向で、直接
的に吸込継手21の接続口22に対向している。
片寄らせて配設してある。29,30は隔壁14に形成した２
個の通気口で、一方の通気口29はタービン25の下半分に
対向し、他方の通気口30はタービン25と非対向で、直接
的に吸込継手21の接続口22に対向している。
31は切換レバーで、その一部から突出した遮蔽板32に
は上記の通気口29,30のいずれか一方と択一的に連通す
る開口33が形成されている。
は上記の通気口29,30のいずれか一方と択一的に連通す
る開口33が形成されている。
上記構成において、今、切換レバー31を第２図右方に
摺動し、その遮蔽板32の開口33を通気口29に連通させた
とき、吸込口11→吸込室12→通気口29と流動した吸込空
気はタービン25に衝突し、次いで吸込継手21の接続口22
→床ノズルパイプ24→延長管→ホースと流れて電気掃除
機に至ものである。したがってタービン25が回転し、そ
の回転力はアジテーター16に伝達される。
摺動し、その遮蔽板32の開口33を通気口29に連通させた
とき、吸込口11→吸込室12→通気口29と流動した吸込空
気はタービン25に衝突し、次いで吸込継手21の接続口22
→床ノズルパイプ24→延長管→ホースと流れて電気掃除
機に至ものである。したがってタービン25が回転し、そ
の回転力はアジテーター16に伝達される。
ところで、上記アジテーター16は、回転子34の外周面
長手方向に摺接片35を装着して構成したものである。そ
して、この摺接片35は加硫型ウレタンゴムからなる可撓
性材料でつくられており、しかも、その少なくとも一面
（回転方向側面）には多数の突起36が形成してある。
長手方向に摺接片35を装着して構成したものである。そ
して、この摺接片35は加硫型ウレタンゴムからなる可撓
性材料でつくられており、しかも、その少なくとも一面
（回転方向側面）には多数の突起36が形成してある。
今、アジテーター16が第５図のように時計方向に回転
しているとき、摺接片35は被掃除面と接したところで反
回転方向に変位し、同被掃除面に沿う形となる。その後
摺接片35は被掃除面をなでるように相対的に移動し、こ
の際塵埃はその多数の突起36でしごかれ、上記被掃除面
より遊離されるものである。
しているとき、摺接片35は被掃除面と接したところで反
回転方向に変位し、同被掃除面に沿う形となる。その後
摺接片35は被掃除面をなでるように相対的に移動し、こ
の際塵埃はその多数の突起36でしごかれ、上記被掃除面
より遊離されるものである。
遊離塵埃は摺接片35の直径方向への復元（弾性と遠心
力とによる）時のはじき作用および電気掃除機の吸引力
とによって床ノズル本体７内に有効に導びかれるもので
ある。
力とによる）時のはじき作用および電気掃除機の吸引力
とによって床ノズル本体７内に有効に導びかれるもので
ある。
ここで、摺接片35は被掃除面と接しているとき前方か
らの空気の流れを遮断し、電気掃除機の吸引力が同被掃
除面に集中的に、しかも効果的に働らくのを助長する。
らの空気の流れを遮断し、電気掃除機の吸引力が同被掃
除面に集中的に、しかも効果的に働らくのを助長する。
また摺接片35が帯状であるため、糸くずなどの紐状塵
埃のからみつきも防止できるものである。
埃のからみつきも防止できるものである。
このようにアジテーター16の回転子34の外周面長手方
向に装着されている摺接片35は、被掃除面の塵埃を遊離
し、はじき作用を付与して集塵性能を左右する基本部品
である。
向に装着されている摺接片35は、被掃除面の塵埃を遊離
し、はじき作用を付与して集塵性能を左右する基本部品
である。
また床ノズル使用時アジテーターは3000〜4000回転の
高速で回転し、じゅうたん面に圧接されて、前後に往復
運動し、５年以上の耐久性能が要求されるため、摺接片
としても500時間以上の耐摩耗寿命が保障される必要が
ある。そのため摺接片に採用出来る基本物性としては、 Ｉ、耐溶融摩耗特性が著しく高い II、被掃除面によくなじみ、その表面をしごく作用があ
り、また反発性や復元性が要求されるため、可撓性，高
反発弾性を有している III、床面への汚染性がない などが特に要求される。
高速で回転し、じゅうたん面に圧接されて、前後に往復
運動し、５年以上の耐久性能が要求されるため、摺接片
としても500時間以上の耐摩耗寿命が保障される必要が
ある。そのため摺接片に採用出来る基本物性としては、 Ｉ、耐溶融摩耗特性が著しく高い II、被掃除面によくなじみ、その表面をしごく作用があ
り、また反発性や復元性が要求されるため、可撓性，高
反発弾性を有している III、床面への汚染性がない などが特に要求される。
これ等の要求特性を満足出来る摺接片35用の成形材料
として、天然ゴムやクロロプレンゴム，ニトリルゴム等
も考えられるが、これ等汎用ゴムでは補強材としてホワ
イトカーボンでは満足出来ない。そこで補強効果の高い
カーボンブラックを採用する必要があるが、この場合床
面をこすりつけた際、床面に黒色汚染現象が発生し大き
な問題となる。
として、天然ゴムやクロロプレンゴム，ニトリルゴム等
も考えられるが、これ等汎用ゴムでは補強材としてホワ
イトカーボンでは満足出来ない。そこで補強効果の高い
カーボンブラックを採用する必要があるが、この場合床
面をこすりつけた際、床面に黒色汚染現象が発生し大き
な問題となる。
これ等すべての条件を満足出来る成形材料として加硫
型ポリウレタンゴムを用いることにした。加硫型ポリウ
レタンゴムは補強剤としてカーボンブラックを使用しな
くても充分実用強度を満足させることが可能なため、床
面への黒色汚れの恐れも全く発生しない。但し摺接片は
特に溶融摩耗性が要求されるとともに、特に厳しい使用
条件を必要とするため、特に摩擦係数を低下させ、補強
効果を付与する目的でタルク（滑石）を加硫型ポリウレ
タンゴム100部に対し、30〜60部添加することにより、
床ノズルの寿命５年以上に耐える、摺接片の耐久性500
時以上を満足出来るようになった。
型ポリウレタンゴムを用いることにした。加硫型ポリウ
レタンゴムは補強剤としてカーボンブラックを使用しな
くても充分実用強度を満足させることが可能なため、床
面への黒色汚れの恐れも全く発生しない。但し摺接片は
特に溶融摩耗性が要求されるとともに、特に厳しい使用
条件を必要とするため、特に摩擦係数を低下させ、補強
効果を付与する目的でタルク（滑石）を加硫型ポリウレ
タンゴム100部に対し、30〜60部添加することにより、
床ノズルの寿命５年以上に耐える、摺接片の耐久性500
時以上を満足出来るようになった。
また、床ノズルは耐久性保持は当然のことで、それ以
外に特に被掃除面での塵埃除去能力が最大の重要ポイン
トとなる。そのために特にアジテーターの回転子表面に
取付けた摺接片の働きが重要である。
外に特に被掃除面での塵埃除去能力が最大の重要ポイン
トとなる。そのために特にアジテーターの回転子表面に
取付けた摺接片の働きが重要である。
この摺接片35は、被掃除面と接した時、同面によくな
ごみ、その表面をしごく作用を行い、被掃除面から塵埃
を遊離させ、この遊離させた塵埃を摺接片の復元力によ
って床ノズル本体内に吸込まさせる作用を必要とするた
め、高弾性，高クリープ特性及び柔軟性を必要とする。
そこで硬度はJis K6301、スプリング硬度計によるＡ式
測定、10秒値で50〜70度に設定するのが最適となった。
ごみ、その表面をしごく作用を行い、被掃除面から塵埃
を遊離させ、この遊離させた塵埃を摺接片の復元力によ
って床ノズル本体内に吸込まさせる作用を必要とするた
め、高弾性，高クリープ特性及び柔軟性を必要とする。
そこで硬度はJis K6301、スプリング硬度計によるＡ式
測定、10秒値で50〜70度に設定するのが最適となった。
また加工面では、ちっとした焼けや、汚れ等により外
観不良が、白色の場合発生し易く不良率アップの原因と
なる。またポリウレタンゴムは紫外線による変色が起り
易い等問題がある。そこで、着色顔料として例えばカー
ボンブラック等を0.1〜0.5％配合、着色することによ
り、床面の汚染がなく、外観不良率を著しく低下出来る
とともに耐候変色の防止も可能となる。
観不良が、白色の場合発生し易く不良率アップの原因と
なる。またポリウレタンゴムは紫外線による変色が起り
易い等問題がある。そこで、着色顔料として例えばカー
ボンブラック等を0.1〜0.5％配合、着色することによ
り、床面の汚染がなく、外観不良率を著しく低下出来る
とともに耐候変色の防止も可能となる。
なお以下に、本発明の摺接片35の成形材料、加硫型ポ
リウレタンゴムの配合実施例を示す。
リウレタンゴムの配合実施例を示す。
以上の条件で成形加工した摺接片に使用する加硫型ポ
リウレタンゴムの一般物性値としては、Jis K6301加硫
ゴム試験法に基ずく。
リウレタンゴムの一般物性値としては、Jis K6301加硫
ゴム試験法に基ずく。
引張強さ 200〜300kg/cm2 伸 び 500〜700％ ゴム硬度 55〜65度 引裂強度 30〜50kg/cm2 程度となる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明ではアジテー
ターの回転子周面長手方向に設けた摺接片の成形材料と
して加硫型ポリウレタンゴムを採用し、添加剤としてタ
ルク（滑石）をポリウレタンゴム成分100部に対し、30
〜60部配合している。
ターの回転子周面長手方向に設けた摺接片の成形材料と
して加硫型ポリウレタンゴムを採用し、添加剤としてタ
ルク（滑石）をポリウレタンゴム成分100部に対し、30
〜60部配合している。
その効果としては、加硫型ポリウレタンゴムでは補強
剤として、天然ゴムやクロロプレンゴムなどのようなカ
ーボンブラックを使用しなくても充分実用強度を満足さ
せ、そのため床面への黒色汚染の心配と全くなくなる。
また摺接片は特に溶融摩耗特性が要求され、厳しい使用
条件を満足する必要があるため、一般的に加硫型ポリウ
レタンゴムを使用するだけで充分な耐摩耗性を満足する
が、本発明のようにタルクを配合することにより著しく
摩擦係数を低下させ、より確実に耐久寿命の向上に効果
を奏している。
剤として、天然ゴムやクロロプレンゴムなどのようなカ
ーボンブラックを使用しなくても充分実用強度を満足さ
せ、そのため床面への黒色汚染の心配と全くなくなる。
また摺接片は特に溶融摩耗特性が要求され、厳しい使用
条件を満足する必要があるため、一般的に加硫型ポリウ
レタンゴムを使用するだけで充分な耐摩耗性を満足する
が、本発明のようにタルクを配合することにより著しく
摩擦係数を低下させ、より確実に耐久寿命の向上に効果
を奏している。
次に摺接片の硬度を50〜70度（Jis K6301,スプリング
硬度計Ａ式,10秒後測定）に設定することにより、被掃
除面に接した時、同面に最適な状態でなじみ現象が起
り、その表面を効果的にしごく作用を行い、被掃除面か
ら塵埃を遊離させ、この遊離させた塵埃を摺接片の復元
力により床ノズル本体内に取込み易くしており、集塵効
率アップに大きく貢献している。
硬度計Ａ式,10秒後測定）に設定することにより、被掃
除面に接した時、同面に最適な状態でなじみ現象が起
り、その表面を効果的にしごく作用を行い、被掃除面か
ら塵埃を遊離させ、この遊離させた塵埃を摺接片の復元
力により床ノズル本体内に取込み易くしており、集塵効
率アップに大きく貢献している。
また摺接片の形成材料をタルクを充填した加硫型ポリ
ウレタンゴムにしたため、自身の色は白色系となるた
め、紫外線による黄変等耐候変色性が劣り、また成形加
工時のわずかな焼けや、汚れにより外観不率の要因とな
るなど加工性面でも、厳しい管理が必要となるが、カー
ボンブラック等着色剤を0.1〜0.5％配合し、わずかに着
色することにより、床面汚染の原因とならず、上記の欠
点を容易に改善することが可能となる効果を有してい
る。
ウレタンゴムにしたため、自身の色は白色系となるた
め、紫外線による黄変等耐候変色性が劣り、また成形加
工時のわずかな焼けや、汚れにより外観不率の要因とな
るなど加工性面でも、厳しい管理が必要となるが、カー
ボンブラック等着色剤を0.1〜0.5％配合し、わずかに着
色することにより、床面汚染の原因とならず、上記の欠
点を容易に改善することが可能となる効果を有してい
る。
以上の結果から、高耐久性で高集性能を有した、加工
性の優れた電気掃除機用床ノズルを提供することが可能
となる。
性の優れた電気掃除機用床ノズルを提供することが可能
となる。
第１図は本発明の実施例を示すアジテーターの要部断面
図、第２図は床ノズルの上本体部材を取り除いた状態で
の上面図、第３図は断面図、第４図はアジテーターの要
部側面図、第５図は作用説明図である。 ７……床ノズル本体、16……アジテーター、35……摺接
片、36……突起。
図、第２図は床ノズルの上本体部材を取り除いた状態で
の上面図、第３図は断面図、第４図はアジテーターの要
部側面図、第５図は作用説明図である。 ７……床ノズル本体、16……アジテーター、35……摺接
片、36……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 大隈 武光 大阪府門真市大字門真1006番地 ナショ ナルタイヤ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−110336（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−259824（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】床ノズル本体内に、可撓性の摺動片を回転
子の周面に設けて構成したアジテーターとその駆動源と
を内設し、かつその摺接片は、加硫型ポリウレタンゴム
100部に対しタルクを30〜60部添加したものを使用した
電気掃除機用床ノズル。 - 【請求項２】ゴム硬度をJis K6301、スプリング式硬さ
試験Ａ形で、10秒後測定し、その硬度が50〜70度になる
よう設定した請求項１記載の電気掃除機用床ノズル。 - 【請求項３】摺接片をカーボンブラック等ゴム用着色剤
で0.1〜0.5％着色した請求項１記載の電気掃除機用床ノ
ズル。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63097100A JP2583958B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 電気掃除機用床ノズル |
| US07/339,114 US4901394A (en) | 1988-04-20 | 1989-04-17 | Floor nozzle for electric cleaner |
| ES89303836T ES2047671T3 (es) | 1988-04-20 | 1989-04-18 | Boquilla de suelo para un aparato de limpieza electrico. |
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