JP2583703B2 - 記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム - Google Patents

記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム

Info

Publication number
JP2583703B2
JP2583703B2 JP3255265A JP25526591A JP2583703B2 JP 2583703 B2 JP2583703 B2 JP 2583703B2 JP 3255265 A JP3255265 A JP 3255265A JP 25526591 A JP25526591 A JP 25526591A JP 2583703 B2 JP2583703 B2 JP 2583703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
storage
area
optical disk
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3255265A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH052456A (ja
Inventor
豊 高田
▲よし▼規 岡見
直也 高橋
春香 柏崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP3255265A priority Critical patent/JP2583703B2/ja
Publication of JPH052456A publication Critical patent/JPH052456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583703B2 publication Critical patent/JP2583703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の記憶媒
体に対する情報の書き込みおよび読み出しを行う情報記
憶方法、および、そのための情報記憶システムに係り、
特に、記憶媒体上に汎用のオペレーティングシステムで
扱われるデータをそのオペレーティングシステムで扱え
る状態で記憶および再生ができる情報記憶方法およびそ
のための情報記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を記憶する媒体として、光デ
ィスクが開発され、その大きな記憶容量を活かして、画
像情報の記憶に利用されつつある。特に、書き換え可能
型の光ディスクは、従来の磁気ディスクのように情報の
書き換えができるので、ファイルシステムの構築に利用
されている。
【0003】ところで、光ディスクは、主として画像情
報の記憶に用いられていたため、専用の処理プログラム
により画像情報の記憶媒体に対する書き込みおよび読み
出しが処理されていた。そのため、コードデータを記憶
する場合、一旦、画像データに変換して、画像データと
して記憶処理されるようになっていた。しかし、これで
は、読み出したデータをそのまま利用することはでき
ず、コードデータへの変換処理が必要になるという問題
がある。
【0004】これに対して、光ディスク上に、画像デー
タとコードデータとを混在させて記憶することができる
ものが、“伊沢等、東芝レビュー、1989年、第44
巻、1号、49−52頁”に論じられている。この論文
に記載される技術は、光ディスク上に、画像データ用の
階層型の記憶構成(データ構造およびフォーマット)を
持つ領域を作成し、階層構成中の画像データを記憶する
階層の最下層に、コードデータを記憶するものである。
すなわち、この技術では、画像データと1:1に対応し
ている、画像データの付加情報(インデックス情報)
に、画像データとコードデータを区別する情報を付加す
ることにより、画像データと同様にコードデータをコー
ドのまま記憶することができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、画
像データ用の記憶構成の中にコードデータを記憶するも
のである。このため、画像処理プログラムからはコード
データをアクセスすることができるが、汎用オペレーテ
ィングシステム等の記憶構成の異なる他のプログラムか
らアクセスする場合には、直接アクセスできないという
問題があった。この場合、フロッピーディスク等の、他
のプログラムが扱える記憶構成を有する記憶媒体を介し
てアクセスする必要があった。また、逆に、画像処理プ
ログラムからコードデータをアクセスすることができる
ようにするため、画像処理プログラムは、他のプログラ
ムの記憶構成を意識しなければならず、負荷が大きくな
る。
【0006】このため、画像情報の記憶および再生処理
のために専用の処理プログラムを有する情報記憶システ
ムにおいて、記憶媒体上に汎用のオペレーティングシス
テムで扱われるデータをそのオペレーティングシステム
で扱える状態で記憶および再生ができるシステムの開発
が望まれている。
【0007】ところで、例えば、マイクロソフト社のM
S−DOSのような汎用のオペレーティングシステムで
は、物理的記憶装置の記憶領域のサイズに使用領域のサ
イズが限定されないようにするため、物理的記憶装置を
複数の適当なサイズに分割し、分割されたそれぞれの領
域を、分割領域ごとに、論理的に1の記憶装置またはド
ライブ装置とみなして、情報の記憶を行なう技術があ
る。この場合、物理的記憶装置の記憶領域の分割された
各領域には、ユニークに、論理的なドライブ装置名称が
付与される。データの記憶および再生は、オペレータが
物理的な装置およびその領域のアドレスを意識すること
なく、この論理的ドライブ装置名称を指定することによ
り行なうことができる。この技術では、論理的ドライブ
装置名称と物理的記憶領域が1対1となるため、参照し
ようとする記憶領域ごとに、対応する装置名称を指定す
る必要がある。
【0008】記憶媒体を複数領域に分割してそれぞれに
論理的ドライブ装置名称を付与する場合、従来の汎用オ
ペレーティングシステムでは、付与できる論理的ドライ
ブ装置名称の数が有限であることが多い。また、論理的
ドライブ装置名称の付与を簡単化するため、例えば、一
桁の数字や、英文字1字を用いて論理的ドライブ装置名
称を定義することが行なわれている。
【0009】しかし、物理的な記憶容量の増大に伴う分
割領域数の増加に対して、付与し得る論理的ドライブ装
置名称の数が足りなくなるということが起こり得る。例
えば、光ディスク等のように、それ自体の記憶容量が非
常に大きい場合、また、多数の記憶媒体を用いることに
より全体として大きな記憶容量を持つ場合、付与できる
論理的ドライブ装置名称の最大数を用いても、記憶容量
の一部しか用いることができないことが起こり得る。
【0010】一方、記憶領域に、オペレーティングシス
テムが扱える状態で記憶および再生ができるようにする
には、そのオペレーティングシステムが扱える記憶構成
に当該記憶領域を初期設定する必要がある。また、一
旦、初期設定した後、分割領域のサイズを変えるには、
再度、初期設定を行なえばよい。しかし、データが格納
された後に、初期設定を行なうと、格納されたデータが
失われることになる。このため、一旦設定した分割領域
について、そのサイズを変更することは、実際には困難
である。従って、限られた数の論理的ドライブ装置名称
で記憶容量を有効に使用するため、論理的ドライブ装置
名称毎の記憶領域を拡張することが考えられるが、それ
は実現しがたい。
【0011】なお、光ディスクへのコードデータの記憶
に関し、電子情報通信学会論文誌“D-I Vol.J72-D-I N
o.6 pp.414-422”に論じられているように、光ディスク
を1台の仮想ディスクとし既存の汎用OS(オペレーテ
ィングシステム)からアクセス可能としているものがあ
る。しかし、この論文に記載される技術は、光ディスク
を、何度でも書き換え可能であるかのように見せかける
もので、見かけ上、何度でも書き換え可能である仮想セ
クタの集まりである仮想ディスクを考えたものであり、
書き換え可能型の光ディスクに適用することはできな
い。
【0012】本発明の第1の目的は、記憶媒体に、汎用
のオペレーティングシステムで扱い得る大きさに分割さ
れた複数の領域を設け、それらの領域を、それぞれ論理
的ドライブ装置名称を付与して管理することができる情
報記憶方法およびそのための情報記憶システムを提供す
ることにある。
【0013】また、本発明の第2の目的は、限られた数
の論理的ドライブ装置を用いて、大きな記憶容量を有効
に利用することができる情報記憶方法およびそのための
情報記憶システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の一態様によれば、少なくとも1の記
憶媒体と、該記憶媒体に対するデータの入出力を制御す
る入出力制御装置と、データの書き込みおよび読み出し
の制御を含むシステムの制御を行なう制御装置と、制御
装置に対して指示を入力する操作手段とを少なくとも備
える情報記憶システムにおいて、記憶媒体に対するアク
セスを行なうために、上記制御装置上で仮想的に設定さ
れる1以上の論理的ドライブ手段と、各論理的ドライブ
手段について、記憶媒体上の、それがアクセス可能なデ
ータ記憶領域との対応関係を規定する対応関係情報を保
持する対応関係情報保持手段とを有し、上記入出力制御
装置は、データの書き込みおよび読み出しに際し、操作
手段から、使用する論理的ドライブ手段の指定がある
と、対応関係情報保持手段に保持される対応関係情報を
参照して、指定された論理的ドライブ手段に対応する記
憶媒体上のデータ記憶領域にアクセス可能とする制御部
を有することを特徴とする情報記憶システムが提供され
る。
【0015】上記第2の目的を達成するため、本発明の
態様によれば、上記態様において、対応関係情報を書き
換え可能とすることを特徴とする情報記憶システムが提
供される。
【0016】また、コードデータ領域に、関連する画像
データの画像データ領域における格納位置を示す情報を
格納し、再生時に、コードデータを再生すると共、該格
納位置を示す情報を用いて、画像データ領域から画像デ
ータを読みだすことを特徴とする情報記憶方法が提供さ
れる。これにより、画像データとコードデータとを互い
に関連付けてそれぞれ記憶することができると共に、コ
ードデータは、汎用のオペレーティングシステムで取り
扱える記憶構成で記憶することができる情報記憶方法お
よびそのための情報記憶システムが提供される。
【0017】
【作用】光ディスクのような大容量の記憶媒体を扱うた
めには、記憶媒体内を分割し、各データ領域単位に使用
する。
【0018】一方、記憶媒体を扱う場合、記憶媒体およ
び上記のようデータ領域を論理的なドライブ装置と対応
付けることにより、論理的ドライブ装置を指定すること
により記憶媒体に読出し/書込みが可能である。また、
対応付けを変更することによりデータ領域を変えること
が出来る。
【0019】データ領域割振り時、領域の大きさを任意
の大きさに設定することによりフロッピディスクとも、
磁気ディスクとも使える。
【0020】さらに、データ領域には、コードデータ、
画像データ等のデータの種類を問わず記憶することが可
能である。
【0021】加えて、複数の記憶媒体を装着可能なライ
ブラリ装置内の記憶媒体と論理装置を対応付けることが
可能である。
【0022】以上のように本発明によれば、記憶媒体上
に、汎用のオペレーティングシステムで扱われるデータ
をそのオペレーティングシステムで扱える状態で記憶お
よび再生ができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0024】図1に、本発明の情報記憶方式が適用され
る、情報記憶システムの一実施例の構成を示す。
【0025】本実施例の情報記憶システムは、制御装置
1を有し、かつ、この制御装置1に接続されるものとし
て、画像処理プロセッサ5、メモリ4および時計機構1
1と、磁気ディスク入出力制御装置12、フロッピディ
スク入出力制御装置14、光ディスク入出力制御装置
2、および、他の情報処理装置等との接続を行なうため
の入出力制御装置6と、表示装置7と、操作部8とを備
える。
【0026】また、本実施例の情報記憶システムは、画
像入力部9と、印刷装置10と、磁気ディスク13およ
び図示しないその駆動装置と、フロッピディスク15お
よび図示しないその駆動装置と、光ディスク3および図
示しないその駆動装置とを有している。
【0027】光ディスク3は、本実施例では、書き換え
可能型の媒体、例えば、光磁気ディスクが用いられる。
もちろん、本発明は、これに限定されるものではない。
【0028】さらに、本実施例の情報記憶システムは、
上記入出力制御装置6を介して、ワードプロセッサ16
が接続されている。このワードプロセッサに代えて、ま
たは、ワードプロセッサと共に、コンピュータを接続す
ることもできる。
【0029】本実施例の情報記憶システムは、汎用のオ
ペレーティングシステムを制御装置1に搭載して、その
オペレーティングシステムの制御下に、光ディスク3を
含む記憶媒体を用いて情報の記憶/再生を行なう。制御
装置1に搭載されるオペレーティングシステムは、記憶
媒体上に分割して設定される各データ記憶領域をそれぞ
れ論理的に1の記憶装置とみなして、それを論理的にド
ライブ装置として扱い、この論理的ドライブ装置を介し
て記憶媒体に設定される各データ記憶領域に対する情報
の読み書きを行なう指示する機能を有する。そこで、本
実施例の各部の構成を詳細に説明するに先だって、光デ
ィスクのデータデータ記憶領域の構成および論理的ドラ
イブ装置について説明する。
【0030】図2にデータ記憶領域の構成を、図3
(A)および(B)に管理情報の構成を、図5に論理的
ドライブ装置と各記憶装置との対応関係を示す。
【0031】図2において、30は、光ディスク3上の
記憶領域フォーマットを、40は、メモリ4上の記憶領
域フォーマットをそれぞれ示す。本実施例の記憶領域フ
ォーマット30では、光ディスク3上には、画像データ
領域33と、コードデータ領域34と、各データ領域を
管理する領域管理領域31と、対応付け情報を記憶する
対応付け管理領域32とが配置される。また、本実施例
の記憶領域フォーマット40は、メモリ4上には、画像
格納ポインタ41と、対応付け管理テーブル42と、コ
ードデータバッファ43、画像データバッファ44とが
配置される。この対応管理テーブル42は、光ディスク
3に、そのコピーを記憶させておくことができる。
【0032】光ディスク3のデータ記憶領域は、領域管
理領域31のポインタにより区分されている。また、対
応付けされているコードデータ領域は、対応付け管理テ
ーブル42からもポイントされている。
【0033】領域管理領域31には、記憶媒体上に設け
られるデータ記憶領域の所在を示すデータ領域情報F−
1,F−2,…が設けられる。このデータ領域情報F−
1,F−2,…には、各々、図3(A)に示すように、
そのデータ領域の名称を示すファイル名311と、画像
データまたはコードデータというようなデータ属性を示
す属性312と、データ記憶領域の範囲を示すデータ領
域先頭ポインタ313およびデータ領域最終ポインタ3
14とが格納される。
【0034】対応付け管理領域32には、論理的ドライ
ブ装置と上記データ記憶領域との対応関係を示す対応関
係情報L−1,L−2,…が、各論理的ドライブ装置ご
とに設けられる。この対応関係情報L−1,L−2,…
には、図3(B)に示すように、論理的ドライブ装置番
号321と、データ記憶領域の名称を示すファイル名3
22と、データ記憶領域の属性を示す属性323と、デ
ータ記憶領域の範囲を示すデータ領域先頭ポインタ32
4およびデータ領域最終ポインタ325とが格納され
る。
【0035】ここで、論理的ドライブ装置は、物理的な
装置ではなく、制御装置1に搭載されるオペレーティン
グシステムにおいて、仮想的に設定される論理的なドラ
イブ装置である。すなわち、オペレーティングシステム
114が、物理的記憶装置を複数の適当なサイズに分割
し、分割されたそれぞれの領域を、分割領域ごとに論理
的に1の記憶媒体とみなし、その領域ごとに、仮想的に
1のドライブ装置が対応するようにしたものである。例
えば、図5に示すように、複数の論理的ドライブ装置1
7が、例えば、後述する図10に示されるオペレーティ
ングシステムで用意される。これらの論理的ドライブ装
置17には、それぞれに固有の名称が付与される。オペ
レータは、論理的ドライブ装置の名称を指定することに
より、記憶媒体に対する情報の記録/再生を行なうこと
ができる。名称としては、例えば、図5に示すような装
置番号を用いることができる。
【0036】各論理的ドライブ装置は、上述したよう
に、物理的な記憶装置のデータ記憶領域と対応付けられ
る。この対応付けは、図1に示すメモリ4に、図2に示
すような対応付け管理テーブル42を設けることによっ
ても行なわれる。例えば、テーブル42は、各論理的ド
ライブ装置毎に、当該論理的ドライブ装置を表す装置番
号421と、対応するデータ記憶領域の所在情報であ
る、データ記憶領域先頭ポインタ422およびデータ記
憶領域最終ポインタ423とが格納される。
【0037】この論理的ドライブ装置は、当該情報記憶
システムの制御装置1が、それぞれ独立の装置として別
個に扱うことができる外部記憶装置の数に対応した数を
設けることができる。この場合の外部記憶装置として
は、磁気ディスク装置(ハードディスク)、フロッピデ
ィスク装置等の従来1台の装置として扱われていた装置
を単位として考えることができる。例えば、フロッピデ
ィスク装置を6台接続して、データの入出力を管理する
ことができる制御装置1であれば、図5に示すように、
0から5までの6台の論理的ドライブ装置を設定するこ
とができる。もちろん、制御装置1のオペレーティング
システムがさらに多数の外部記憶装置を扱える場合に
は、当該オペレーティングシステムが扱える論理的ドラ
イブ装置台数の範囲内において、論理的ドライブ装置の
数を多くすることができる。
【0038】また、本実施例のように、光ディスク入出
力制御装置2、磁気ディスク入出力制御装置12、フロ
ッピーディスク入出力制御装置14のように、複数種の
入出力制御装置が存在する場合、予め各入出力制御装置
ごとに、専用に使用する論理的ドライブ装置を1または
2以上指定しておくことができる。光ディスク3の場合
は、記憶容量が大きいため、そのデータ記憶領域を分割
して、見かけ上、それぞれを独立の記憶装置とし、これ
らを各々論理的ドライブ装置に対応付ける。従って、光
ディスク3について、制御装置1からは、複数台(論理
的ドライブ装置の台数に相当)の外部記憶装置が存在し
ているように見えることになる。分割される領域の容量
は、ユーザが適宜設定することができる。例えば、磁気
ディスク装置の記憶媒体や、フロッピディスクの容量に
あわせてもよい。
【0039】つぎに、本実施例のシステムの各部の構成
について、さらに詳細に説明する。
【0040】制御装置1は、図示していない中央処理装
置およびメモリを有し、メモリに格納されるプログラム
を実行することにより、本実施例の情報記憶システムの
制御を行なっている。すなわち、制御装置1は、図10
に示すように、オペレーティングシステム114の制御
下に、その内部に、文書作成を含む各種データ処理を実
現するためのプログラム111と、本実施例のシステム
がサポートしているオペレーティングシステムで記憶媒
体上に分割して設定される各データ記憶領域をそれぞれ
論理的に1のドライブ装置として扱うための論理的ドラ
イブ装置処理プログラム112と、画像データについて
書き込み、検索、読み出し等の処理を行なうための画像
処理プログラム113とを有する。ここでオペレーティ
ングシステム114は、汎用のオペレーティングシステ
ムが用いられる。なお、制御装置1のプログラムは、メ
モり4に格納する構成としてもよい。
【0041】光ディスク入出力制御装置2は、図示して
いない中央処理装置およびメモリを有し、メモリに格納
される各種プログラムを実行することにより、制御装置
1の指示下で、各種制御、例えば、光ディスク3の記憶
域の割り振り、光ディスク3とメモリ4との間のデータ
転送や、図示しない通信回線との入出力等を司る。ま
た、磁気ディスク入出力制御装置12およびフロッピデ
ィスク入出力制御装置14も、同様に、制御装置1の指
示下で、それぞれ入出力制御を行なう。
【0042】光ディスク入出力制御装置2は、図10に
示すように、制御装置1およびメモリ4とのインタフェ
ースをとるインタフェース部21と、コードデータの記
憶/再生に関する処理を司る論理的ドライブ装置制御部
22と、画像データの記憶/再生に関する処理を司る画
像制御部23と、読み出し/書込み処理を含む光ディス
クについての管理を行なう光ディスク管理部24とを有
する。
【0043】インタフェース部21は、制御装置1から
の起動信号を受信すると、メモリ4上のコマンドフラグ
を読み取り、コマンドフラグが“1”ならば、画像デー
タを司る画像制御部23を起動し、“0”ならば、コー
ドデータを司る論理的ドライブ装置制御部22を起動す
る。各制御部22,23は、コマンド実行可能ならば
(現在コマンド実行中でないならば)コマンドを受け付
けて、後述する、メモリ4内に設けられる制御部22,
23用の対応するメモリにコマンドを転送し、転送後、
受信応答をインタフェース部21に返す。インタフェー
ス部21は、制御部22または23からの受信応答を待
って、次のコマンドを受け付け状態となる。受信応答
後、各制御部22,23は、必要に応じて光ディスク管
理部24を起動して、各コマンドを実行する。コマンド
実行後、インタフェース部21に終了報告をすると、イ
ンタフェース部21は、制御装置1に対して終了報告を
行う。
【0044】なお、前述のコマンドフラグは、複数の種
類のデータ(コードと画像)を扱う光ディスク入出力制
御装置2にのみ必要なものであり、他の入出力制御装置
では不要である。本フラグは、画像処理プログラム11
3でコマンド発信前にセットし、コマンド実行終了後リ
セットされる。このため、制御装置1において実行され
る各種処理プログラムは、光ディスク3の分割された記
憶領域を論理的ドライブ装置として使用する場合、コマ
ンド実行にあたりコマンドフラグのセット/リセットを
する必要はない。従って、各種処理プログラムは、光デ
ィスク3を、磁気ディスク13やフロッピーディスク1
5と同じ様に使える。すなわち、光ディスク3を使うに
あたり、プログラムの変更は不要である。
【0045】論理的ドライブ装置制御部22は、対応付
けコマンドの他に磁気ディスク入出力制御装置12やフ
ロッピーディスク入出力制御装置14と同様のコマンド
(コードデータの読み出し/書込みコマンド等)を受け
付ける。対応付けコマンドでは、対応付けファイル名お
よび論理的ドライブ装置名のチェック後、対応付け管理
領域32および対応付け管理テーブル42を更新する。
読み出し/書込みコマンドでは、制御装置1内のオペレ
ーティングシステム114や各種処理プログラム111
等が他の記憶装置と異なる物理特性を意識する必要がな
いように、データ長の補正等をコードデータバッファ4
3で行った後、光ディスク管理部24を起動し、コード
データの読み出し/書込みを行う。
【0046】画像制御部23は、画像データの読み出し
/書込みコマンド等を受け付ける。読み出しコマンドで
は画像データの検索処理、書込みコマンドでは画像格納
ポインタ41の示すアドレスに画像を書込み、画像格納
ポインタ41を更新する。
【0047】光ディスク管理部24は、各制御部からの
領域の確保指示があると、光ディスク3の領域管理領域
31より残り記憶容量を調べ、残りの記憶容量が確保指
示の容量より大きい場合は、確保を行う。また、データ
読み出し/書込み時に指定されたアドレスの妥当性のチ
ェックを行う。例えば、コマンドフラグが、セットされ
ているにもかかわらずコードデータ記憶領域にデータ読
み出し/書込み要求の指示があった場合は、読み出し/
書込み処理は行わない。チェック後、光ディスク3とメ
モリ4との間のデータ転送を行う。
【0048】また、光ディスク管理部24は、光ディス
クの装着および交換がされたことを認識すると、光ディ
スク状態情報を“1”にする。各制御部22,23は、
常にこの情報を参照する。本情報が“1”になると、ま
ず、論理的ドライブ装置制御部22が光ディスク管理部
24を起動する。そして、論理的ドライブ装置制御部2
2は、光ディスク管理部24を介して、対応付け管理領
域32を読み出し、その内容を対応付け管理テーブル4
2に再セットする。その後、光ディスク状態情報を
“2”にする。次に、光ディスク状態情報が2になる
と、画像制御部23は、(光ディスク管理部24を起動
し、画像情報の書かれている位置を検索し、)画像格納
ポインタ41を再セットし、光ディスク状態情報を3に
する。光ディスク状態情報が3の場合は、各部22,2
3ともに何もしない。
【0049】制御部22,23は、それぞれ、同時に
は、複数のコマンドを受け付けない。一方、制御部2
2,23は、それぞれ独立に動作できて、相互干渉しな
い構成とすることができる。このため、例えば、画像処
理プログラムからの画像データ読み出しコマンド実行中
(画像制御部23コマンド実行中)、別な処理プログラ
ムからのコードデータ読み出しコマンドは実行可能であ
る。ただし、光ディスク管理部24は1つしかないの
で、各制御部22,23が、光ディスク管理部24に対
して制御装置1からのデータサイズのまま読み出し/書
込みの指示を行うと、次のコマンドの読み出し/書込み
は実行できないので、各制御部は、データサイズをある
サイズ(例えば1トラック)に分割して、光ディスク管
理部24に読み出し/書込み指示を行う。この事によ
り、複数の処理プログラムに同時にデータを渡すことが
できる。例えば、画像処理プログラムからの画像データ
読み出しコマンドとワードプロセッサ処理プログラムか
らのコードデータ読み出しコマンドを同時に受け付ける
ことにより、画像処理プログラムは、画像データを順次
画像プロセッサに処理させ、表示装置7に表示させるこ
とができる。一方、ワードプロセッサ処理プログラムも
読み出されたコードデータを逐次表示装置7に表示させ
ることができ、まるで複数の処理プログラムが同時に実
行しているように見える。なお、表示装置7は、オペレ
ーティングシステムにより表示領域内を分割し各種処理
プログラムに割当てているものとする。
【0050】メモリ4は、コードデータおよび画像デー
タを格納するコードデータバッファ43と、画像データ
バッファ44と、コマンドフラグを格納するコマンドフ
ラグ領域45と、コマンドを格納するコマンドテーブル
46と、光ディスクの状態を示す情報を格納する光ディ
スク状態情報領域49と、論理ドライブ装置制御用デー
タ領域47と、画像制御部用データ領域48とを、それ
ぞれ、内部に領域として設けられる。論理ドライブ装置
制御用データ領域47と画像制御部用データ領域48に
は、図2に示すメモリ4上の記憶領域フォーマット40
に示されるデータの一部が格納される。すなわち、画像
制御部用データ領域48には、画像格納ポインタ41が
格納される。また、論理ドライブ装置制御データ領域4
7には、対応付け管理テーブル42が格納される。
【0051】画像処理プロセッサ5は、メモリ4に一時
的に保持されている画像データを符号化し、光ディスク
入出力装置2を介して光ディスク3に登録する。また、
逆に、光ディスク3の記憶画像データを復合化してメモ
リ4上に展開する。
【0052】操作部8は、例えば、キーボード、マウス
等の入力機器により構成され、オペレータからの指示や
データの入力を受付け、これらを制御装置1に伝達す
る。
【0053】表示装置7は、例えば、CRTディスプレ
イ等からなり、制御装置1の制御下で、操作部8から入
力されたデータや制御情報、メモリ4上のデータを表示
する。
【0054】画像入力部9は、イメージスキャナ等を有
し、図面等の用紙に描かれた図形等のイメージを取り込
んで、画像データを生成して、メモリ4に転送する。
【0055】印刷装置10は、メモリ4上の画像データ
やコードデータを印刷する。また、時計機構11は、時
刻を示す。
【0056】次に、本実施例に係る情報記憶システムの
動作について説明する。
【0057】まず、光ディスク3上に、画像データ用ま
たはコードデータ用のデータ記憶領域の確保を行う場合
について説明する。光ディスク3上に画像データ用また
はコードデータ用のデータ記憶領域の確保する場合、そ
の指示を行うため、オペレータが操作部8を操作する
と、操作部8は、これを受け付けて、その指示を制御装
置1に伝達する。制御装置1は、光ディスク入出力制御
装置2に対して光ディスク3上の領域確保を指示するコ
マンドを発行し、メモリ4上のコマンドテーブル46に
コマンドを格納する。この処理は、例えば、各種処理プ
ログラム111または画像処理プログラム113からオ
ペレーティングシステム114を介して行なうことがで
きる。この時、画像処理プログラム113から指示があ
った場合は、コマンドフラグ45が“1”にセットされ
る。
【0058】また、制御装置1は、コマンドの発行と共
に、光ディスク入出力制御装置2のインタフェース部2
1を起動する。インタフェース部21は、起動される
と、上述したように動作し、コマンドフラグ45のフラ
グの状態に応じて、論理的ドライブ装置制御部22およ
び画像制御部23のうち、いずれかを起動する。ここ
で、例えば、論理的ドライブ装置制御部22が起動され
るとすると、論理的ドライブ装置制御部22は、コマン
ドテーブルに格納されているコマンドを受け付けて、こ
れを論理的ドライブ装置制御用データ領域47に格納す
る。論理的ドライブ装置制御部22は、制御装置1に対
して、コマンドを受け付けた旨の応答を送ると共に、確
保すべき領域のサイズを問い合わせる。制御装置1は、
表示装置7に、確保すべき領域のサイズの入力を要求す
るメッセージを表示させる。
【0059】操作部8を介して領域のサイズが入力され
ると、制御装置1は、論理的ドライブ装置制御部22に
確保すべき領域のサイズを送る。論理的ドライブ装置制
御部22は、光ディスク管理部24を起動する。光ディ
スク管理部24は、論理的ドライブ装置制御部22から
の領域確保の指示を受けると、光ディスク3の領域管理
領域31から、残りの記憶容量を調べ、残りの記憶容量
が上記指示されたサイズより大きい場合、確保し時のコ
マンドを実行する。
【0060】また、オペレータが、操作部8を介して、
光ディスク3上に確保された領域の状態を表示装置7に
表示する指示を行うと、制御装置1は、光ディスク入出
力制御装置2に対して、領域の確保状態を示す確保状態
情報をメモリ4の論理的ドライブ制御用データ領域に転
送するよう指示を行う。さらに、制御装置1は、表示装
置7に対して、メモリ4上の領域の確保状態情報を表示
する指示を行う。これにより、表示装置7には、例え
ば、確保したデータ記憶領域の容量、残り記憶容量、先
頭アドレス等を表示する。
【0061】なお、操作部8から、領域確保を指示する
際に、コマンドと共に領域サイズを制御装置1に送るよ
うにしてもよい。
【0062】次に、論理的ドライブ装置と光ディスク3
上のデータ領域との対応付けについて説明する。すなわ
ち、データを光ディスク3に読み出しおよび書き込むに
あたり、オペレータは、前もって操作部8を介して光デ
ィスク3上の1つまたは複数のデータ記憶領域を論理的
ドライブ装置に見立てる操作を行なう。ここで、制御装
置1、光ディスク入出力制御装置2およびメモリ4の対
応付け管理テーブル42により、対応付け手段が構成さ
れる。
【0063】この指示により、制御装置1は、論理的ド
ライブ装置と使用する記憶媒体のデータ記憶領域との対
応付けを行なうよう光ディスク入出力制御装置2に指示
を行う。光ディスク入出力制御装置2は、指示されたデ
ータ領域の情報をメモリ4内の対応付け管理テーブル4
2に転送する。
【0064】なお、オペレータからの指示がなくても、
光ディスク3上に対応付け情報がある場合は、光ディス
ク3の対応付け管理領域32からメモリ4に対応付け情
報を転送する。
【0065】論理的ドライブ装置とコードデータのデー
タ記憶領域の対応付けは、例えば、図4に示すように行
われる。図4は、論理的ドライブ装置とコードデータ領
域の対応付けの流れを示す。
【0066】まず、本実施例のシステムのセットアップ
時、光ディスク3用の光ディスク入出力制御装置2、1
2、14を、オペレーティングシステムに登録する(ス
テップ101)。
【0067】次に、システム電源投入時、入出力制御装
置2、12、14について、各々割り当てられる論理的
ドライブ装置の台数が、制御装置1に対して、例えば、
操作部8から報告される。報告された台数の論理的ドラ
イブ装置と入出力制御装置2、12、14とを対応付け
る(ステップ102)。この対応付けは、上述したよう
に、例えば、図2に示す対応付け管理テーブル42に、
必要な論理的ドライブ装置の台数分のデータを論理的ド
ライブ装置ごとに設定する。
【0068】次に、システム電源投入時および光ディス
ク装着時、対応付け情報が光ディスク3に記憶されてい
る場合は、光ディスク3により対応付け情報を読み出
し、メモリ4の対応付け管理テーブル42に転送する
(ステップ103)。光ディスク3に記憶されていない
場合は、オペレータの指示により論理的ドライブ装置と
データ記憶領域とを対応付け管理テーブル42を用いて
対応させて、これを記憶する。この時、既に結合されて
いる論理的ドライブ装置が指定された場合でも、新たに
対応付けしなおさせる。
【0069】このように、スイッチを切り替えるよう
に、容易に何度でも、使いたい光ディスクのデータ記憶
領域を切替えられる。
【0070】図5に一例として示す対応付けは、装置番
号が0から5までの論理的ドライブ装置を、フロッピデ
ィスク用2台、磁気ディスク用1台、光ディスク用3台
に割り当てたものである。この場合、磁気ディスク13
およびフロッピディスク15と同様に、光ディスク3も
論理的ドライブ装置で扱えるので、磁気ディスク13と
光ディスク3、フロッピディスク15と光ディスク3お
よび光ディスク3どうしでデータのコピーが、オペレー
ティングシステム114の制御下で容易に行える。
【0071】このように、光ディスク3の任意の領域
を、論理的ドライブ装置と対応付けることにより、例え
ば、磁気ディスクのデータ記憶領域と仮想的に等価に扱
うことができる。このため、論理的ドライブ装置を指定
することにより、光ディスク3との間のデータ転送が、
磁気ディスク装置と同等に行なえる。この場合、光ディ
スクのデータ記憶領域の一部について、論理的ドライブ
装置と対応させ、他の部分については、対応させない構
成としてもよい。例えば、コードデータを記憶させる領
域については、論理的ドライブ装置と対応させ、画像デ
ータについては、論理的ドライブ装置と対応させず、メ
モリ4との間で、直接転送できるようにすることができ
る。
【0072】なお、論理的ドライブ装置の数が、対応さ
せたい分割領域の数より少ない場合、論理的ドライブ装
置との対応関係を書き換えることにより、すべての分割
領域を論理的ドライブ装置と対応させることができる。
これは、光ディスクが交換された場合も、同様に行なう
ことができる。また、光ディスクの分割領域と論理的ド
ライブ装置との対応は、コードデータの転送が可能とな
る。
【0073】次に、本実施例によるデータ転送の一例に
ついて詳細に説明する。
【0074】図6は、データの書き込みおよび読み出し
の流れを示したものである。
【0075】まず、オペレータが論理的ドライブ装置を
指定してデータの読み出しまたは書き込みを指示する
と、制御装置1は、操作部8からのオペレータの指示を
受け付けて、指示がデータの書き込みか読み出しかを判
別する(ステップ61)。制御装置1は、判別結果に応
じて、光ディスク入出力装置2に対して、論理的ドライ
ブ装置番号により読み出しまたは書き込みの指示を行
う。そして、制御装置1は、光ディスク3への書き込み
の場合、オペレータが作成したデータ、任意の入出力装
置から取り出したデータ、任意のプログラム実行時に作
成されたデータ等の書き込むべきデータを、指定された
論理的ドライブ装置17上の記憶空間に展開する(ステ
ップ62)。この記憶空間は、メモリ4上の所定の記憶
領域、例えば、コードデータバッファ43に設定され
る。なお、ここでは、コードデータを転送する場合を例
とする。
【0076】次に、光ディスク入出力制御装置2は、対
応付け管理テーブル42より指定された論理的ドライブ
装置の対応付け情報を取り出す。そして、対応付け情報
に従って、光ディスク入出力制御装置2は、論理的ドラ
イブ装置17上の記憶空間のアドレスを、転送先の物理
的な光ディスク3上の記憶空間にアドレス変換する(ス
テップ63)。最後に、上記変換されたアドレスに、メ
モリ4上のコードデータを転送する(ステップ64)。
【0077】逆に、光ディスク3からデータを読出す場
合は、ステップ63と同様に、対応付け情報に従って、
光ディスク3上のアドレスに変換する(ステップ6
5)。その後、光ディスク3のステップ65で求めたア
ドレスにあるコードデータを、メモリ4のコードデータ
バッファ43に転送する(ステップ66)。
【0078】なお、データ転送すべき光ディスク3上の
データ記憶領域が、対応付けテーブル42にない場合、
光ディスク上に記憶されている対応付け管理領域32を
参照して、対応付け情報を検索し、該当する情報があれ
ば、その内容を対応付けテーブル42の当該論理的ドラ
イブ装置の領域に書き込む。また、論理的ドライブ装置
との対応関係のない、光ディスク3上の未使用のデータ
記憶領域に新規にデータを格納する場合には、操作部8
から指示して、対応関係を新たに設定する。これによ
り、光ディスク3上の領域管理領域31および対応付け
管理領域32に、それぞれ、領域管理情報F−nおよび
対応関係情報L−nが新たに設けられる。
【0079】図7は、前記図6のフローチャートにおけ
るステップ63およびステップ65に示したアドレス変
換を示す。
【0080】論理的ドライブ装置17のいずれかのアド
レスADDR1にある文字コード“ABC”は、物理的
には、光ディスク3上のコードデータ領域34における
アドレスADDR1’にある。ADDR1’は、論理的
ドライブ装置17と対応付けられたコードデータ領域3
4の先頭アドレスADDR2と、論理的ドライブ装置1
7上のアドレスADDR1との和になる。
【0081】次に、画像データの記憶について述べる。
【0082】画像データは、図2に示す画像データ領域
33に記憶され、画像格納ポインタ41に空き領域(未
使用領域)のアドレスを持つ。
【0083】図8は、画像データの光ディスク3への書
き込みおよび読みだしの流れを示したものである。
【0084】まず、制御装置1は、操作部8からのオペ
レータの指示を受け付けて、指示が画像データの書き込
みか読み出しかを判別する(ステップ81)。
【0085】光ディスク3への書き込みの場合、オペレ
ータの指示により、画像入力部9等から画像データが入
力され、メモリ4の画像データバッファ44上に展開さ
れる(ステップ82)。なお、メモリ4に展開される画
像データは、画像入力部9から入力される以外に、光デ
ィスク3から読みだされたデータ、画像処理プロセッサ
5により作成された、または、編集されたデータ等があ
る。
【0086】次に、オペレータの指示した画像データ領
域33の画像格納ポインタ41の位置に、メモリ4上の
画像データを転送する(ステップ83)。この場合、論
理的ドライブ装置17を介さずに転送が行なわれる。最
後に、ステップ83で転送されたデータの大きさ分、画
像格納ポインタ41を更新する(ステップ84)。
【0087】次に、光ディスク3から画像データを読み
出す処理について説明する。
【0088】まず、制御装置1は、画像処理プログラム
113を起動する。画像処理プログラム113に従っ
て、制御装置1は、オペレータの指示した画像を、指定
された検索条件に従って、画像データ領域33内の先頭
から画像格納ポインタまでの間を検索する(ステップ8
5)。検索条件としては、画像データのファイル名、予
め付された検索キー等を指定する。検索キーとしては、
例えば、画像データに含まれる図形や、特定のキーワー
ド、符号、格納日時等がある。画像データのファイル名
は、領域管理領域31に領域管理情報として格納され
る。また、ファイル名以外の検索キーは、画像データ領
域の一部に付加情報領域を設けて、そこに、例えば、フ
ァイル名対応に格納することができる。
【0089】ここで、検索した結果、検索条件に該当す
る画像がない場合は、表示装置7等により、オペレータ
に該当画像がないことを報告する。該当画像がある場
合、検索できた画像データをメモリ4に転送する(ステ
ップ86)。その後、メモリ4上に転送された画像デー
タは、オペレータの指示に従い、画像処理プロセッサ5
により編集されたり、表示装置7に表示されたり、印刷
装置10により紙に印刷される。
【0090】次に、コードデータと画像データの混在す
るデータの書込みについて述べる。
【0091】まず、制御装置1は、コードデータと画像
データとを分割する。すなわち、ファイル中のコードデ
ータ部分と画像データ部分とをそれぞれ独立のファイル
にわける。この時、コードデータ部分と画像データ部分
の配置関係を示す情報を、コードデータ部分のファイル
および画像データ部分ファイルのうち少なくとも一方に
保存しておく。分離されたコードデータの書込みは、図
6において、前述したとおり、論理的ドライブ装置17
のいずれかを指定して、光ディスク3に記憶させる。一
方、画像データの書込みについては、前述した図8にお
いて示した画像データの書込み時に、対応するコードデ
ータ部分を格納するコードデータ領域34に、画像格納
ポインタ41をコードデータと共に書込む。
【0092】次に、コードデータと画像データの混在す
るデータの読み出しに付いて述べる。
【0093】まず、コードデータの読み出しについては
前述したとおりである。一方、画像データの読出しにつ
いては、前述した図8のステップ85の画像データの検
索の代わりに、画像データ書込み時にコードデータ領域
に書き込んだ画像格納ポインタを読み出し、読み出した
画像格納ポインタの示す領域より画像データを読出し、
メモリ4へ転送する。メモリ4において、読み込んだコ
ードデータと画像データを合成する。合成に際しては、
コードデータと画像データとに分離するとき、いずれか
一方に記憶された、両者の配置関係を表す情報を参照す
る。合成されたデータは、表示装置7に表示され、また
は、印刷装置10により紙に出力される。
【0094】次に、光ディスク3のデータ領域割当てに
ついて、第9図を参照して述べる。
【0095】オペレータのデータ領域割当ての指示によ
り、光ディスク入出力装置2は、光ディスク3の領域管
理領域31から領域管理情報を読み出してメモリ4に転
送し、空き領域情報を求める(ステップ91、ステップ
92)。求められた空き領域情報により、オペレータが
指示したサイズのデータ領域が割当て可能か否かチェッ
クする(ステップ93)。チェック結果が割当て不可な
らば処理を中止し、エラーを警告し(ステップ96)、
チェック結果が割当て可能ならば領域管理領域31に新
領域管理情報を追加する(ステップ94)。最後に、デ
ータ領域をデータ記憶可能なように初期設定する(ステ
ップ95)。この初期設定は、例えば、オペレーティン
グシステムにより、当該オペレーティングシステムが使
用する記憶フォーマットに設定される。
【0096】このように、データ領域を割り当てること
により、複数の画像データ領域33、複数のコードデー
タ領域34が、1枚の光ディスク3上に存在できるよう
になり、ワードプロセッサで作った文書を、イメージデ
ータのまま画像データ領域33へ記憶し、また、コード
データをコードデータ領域34に記憶することが1枚の
光ディスクで可能である。
【0097】また、画像データを検索するときのキーを
コードデータ領域34に記憶し、検索時に取り出し検索
することにより、検索の高速度化、簡素化が可能であ
る。
【0098】以上のように本実施例によれば、コードデ
ータ領域と論理的ドライブ装置とを対応付けることによ
り、多くの光ディスク内のコードデータ領域および1光
ディスク内の複数のコードデータ領域を論理的ドライブ
装置として使うことができる。
【0099】また、本実施例は、記憶媒体上に画像デー
タとコードデータを混在して記憶できる。しかも、デー
タ量の多い画像データを、論理的ドライブ装置を介さず
に、直接メモリと光ディスク3との間で、データの転送
を行なう構成としている。したがって、本実施例によれ
ば、記憶されたデータを再度編集して利用することの多
いコードデータについては、制御装置からアクセスでき
る論理的ドライブ装置経由でデータの記憶ができ、一
方、再編集の可能性の小さい画像データについて、高速
転送ができる。
【0100】なお、上記実施例では、光ディスクに対す
るデータの格納について説明したが、磁気ディスクやフ
ロッピディスクに格納する場合には、それらに対応する
論理的ドライブ装置を介して、データのやり取りを行な
う。
【0101】上記実施例では、画像データについて、論
理的ドライブ装置を介さずに書き込みおよび読みだしを
行なう構成となっているが、本発明は、これに限定され
ない。例えば、画像データを論理的ドライブ装置を介し
て、記憶させるようにしてもよい。
【0102】また、本発明は、複数枚の光ディスクを用
いて、多量の情報を格納するシステム、例えば、ライブ
ラリシステムについても適用することができる。この場
合、複数枚の光ディスクのそれぞれについて、論理的ド
ライブ装置を対応付け、光ディスクを駆動装置に装着す
る毎に、対応付け情報を対応付け管理テーブル42に転
送することにより、各光ディスクについて論理的ドライ
ブ装置とデータ格納領域との対応付けができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶媒体に、汎用のオペレーティングシステムで扱い得
る大きさに分割された複数の領域を設け、それらの領域
を、それぞれ論理的ドライブ装置名称を付与して管理す
ることができる。また、本発明によれば、限られた数の
論理的ドライブ装置名称を用いて、大きな記憶容量を有
効に利用することができる。
【0104】さらに、本発明において、画像データとコ
ードデータとを互いに関連付けてそれぞれ記憶すること
により、コードデータは、汎用のオペレーティングシス
テムで取り扱える記憶構成で記憶することができ、画像
データは、汎用のオペレーティングシステムを介さず
に、直接記憶媒体に格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る情報記憶システムの構成
を示すブロック図。
【図2】光ディスクにおける記憶形式およびメモリにお
ける記憶構成を示す説明図。
【図3】光ディスクの管理情報の構成を示す説明図。
【図4】論理的ドライブ装置とデータ領域の結合の処理
の流れを示すフローチャート。
【図5】論理的ドライブ装置と各記憶装置との対応関係
を示す説明図。
【図6】光ディスクに対するデータの読み出しおよび書
き込みの処理の流れを示すフローチャート。
【図7】論理的ドライブ装置と光ディスクの記憶空間を
示す説明図。
【図8】光ディスクに対する画像データの書き込みおよ
び読み出しの流れを示すフローチャート。
【図9】光ディスクのデータ領域の割振り処理の流れを
示すフローチャート。
【図10】本実施例で用いられる制御装置、光ディスク
入出力制御装置およびメモリの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…制御装置、2…光ディスク入出力制御装置、3…光
ディスク、4…メモリ、5…画像処理プロセッサ、6…
入出力装置、7…表示装置、8…操作部、9…画像入力
部、10…印刷装置、11…時計機構、12…磁気ディ
スク入出力制御装置、13…磁気ディスク、14…フロ
ッピディスク入出力制御装置、15…フロッピディス
ク、16…ワードプロセッサ、17…論理的ドライブ装
置、31…管理情報領域、32…対応付け管理領域、3
3…画像データ領域、34…コードデータ領域、41…
画像格納ポインタ、42…対応付け管理テーブル、43
…コードデータバッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 直也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 小田原工場内 (72)発明者 柏崎 春香 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−174754(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1の書き換え可能型の光ディス
    クと、該光ディスクに対するデータの入出力を制御する
    光ディスク入出力制御装置と、データの書き込みおよび
    読み出しの制御を含むシステムの制御を行なう制御装置
    と、制御装置に対して指示を入力する操作手段とを少な
    くとも備える情報記憶システムにおいて、 上記制御装置および光ディスク入出力制御装置からそれ
    ぞれアクセス可能なメモリと、 光ディスクに対するアクセスを行なうために、上記制御
    装置上で仮想的に設定される1以上の論理的ドライブ手
    段と、各論理的ドライブ手段について、記憶媒体上の、
    それがアクセス可能なデータ記憶領域との対応関係を規
    定する対応関係情報を保持する対応関係情報保持手段と
    を有し、 上記光ディスク入出力制御装置は、データの書き込みお
    よび読み出しに際し、操作手段から、使用する論理的ド
    ライブ手段の指定があると、対応関係情報保持手段に保
    持される対応関係情報を参照して、指定された論理的ド
    ライブ手段に対応する光ディスク上のデータ記憶領域に
    アクセス可能とする制御部と、制御装置およびメモリと
    のインタフェースをとるインタフェース部と、コードデ
    ータの記憶/再生に関する処理を司る論理的ドライブ手
    段制御部と、画像データの記憶/再生に関する処理を司
    る画像制御部と、読み出し/書込み処理を含む光ディス
    クについての管理を行なう光ディスク管理部とを有する
    情報記憶システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、メモリは、コードデー
    タを格納するコードデータバッファと、画像データを格
    納する画像データバッファと、光ディスク入出力制御装
    置において実行されるコマンドが格納されるコマンドテ
    ーブルと、処理すべきデータがコードデータか画像デー
    タかを区別するためのコマンドフラグとを格納する領域
    を有する情報記憶システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、メモリは、光ディスク
    の状態を示す情報を格納する光ディスク状態情報領域
    と、論理的ドライブ手段制御用データ領域と、画像制御
    部用データ領域とをさらに備える情報記憶システム。
  4. 【請求項4】少なくとも1の記憶媒体と、該記憶媒体に
    対するデータの入出力を制御する入出力制御装置と、デ
    ータの書き込みおよび読み出しの制御を含むシステムの
    制御を行なう制御装置と、制御装置に対して指示を入力
    する操作手段とを少なくとも備える情報記憶システムに
    おいて、 記憶媒体に対するアクセスを行なうために、上記制御装
    置上で1以上の論理的ドライブ手段を仮想的に設定し、 各論理的ドライブ手段について、記憶媒体上の、それが
    アクセス可能なデータ記憶領域との対応関係を規定する
    対応関係情報を生成して保持し、 データの書き込みおよび読み出しに際し、操作手段か
    ら、使用する論理的ドライブ手段の指定があると、上記
    対応関係情報を参照して、指定された論理的ドライブ手
    段に対応する記憶媒体上のデータ記憶領域にアクセスす
    る情報記憶方法であって、 少なくとも1の記憶媒体を、コードデータ記憶領域と、
    画像データ記憶領域とに分割し、コードデータ領域に、
    関連する画像データの画像データ領域における格納位置
    を示す情報を格納し、再生時に、コードデータを再生す
    ると共に、該格納位置を示す情報を用いて、画像データ
    領域から画像データを読みだすことを特徴とする情報記
    憶方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、対応関係情報として、
    論理的ドライブ手段の名称、格納されているデータのフ
    ァイル名、格納されているデータがコードデータである
    か画像データであるかを示す属性、および、格納されて
    いる領域を示すポインタを有するものである情報記憶方
    法。
JP3255265A 1990-10-02 1991-10-02 記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム Expired - Fee Related JP2583703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255265A JP2583703B2 (ja) 1990-10-02 1991-10-02 記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26474590 1990-10-02
JP2-264745 1990-10-02
JP3255265A JP2583703B2 (ja) 1990-10-02 1991-10-02 記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH052456A JPH052456A (ja) 1993-01-08
JP2583703B2 true JP2583703B2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=26542105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3255265A Expired - Fee Related JP2583703B2 (ja) 1990-10-02 1991-10-02 記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583703B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2973800B2 (ja) * 1993-11-05 1999-11-08 株式会社日立製作所 電子ファイル装置
JP3767818B2 (ja) * 2002-10-28 2006-04-19 株式会社サスライト 着脱式デバイス及びプログラムの起動方法
JP3766429B2 (ja) * 2005-08-04 2006-04-12 株式会社サスライト 着脱式デバイス
JP2009151807A (ja) * 2009-02-09 2009-07-09 Hitachi Ltd 記憶装置
JP2010113727A (ja) * 2009-12-21 2010-05-20 Hitachi Ltd 制御方法及び記憶システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57174754A (en) * 1981-04-21 1982-10-27 Mitsubishi Electric Corp Processing method using magnetic disk device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH052456A (ja) 1993-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2804115B2 (ja) ディスクファイルシステム
JP2005501317A (ja) 外部データ記憶装置管理システムおよび方法
JPS6243766A (ja) 共用資源の状態管理方式
JP2002268933A (ja) クラスタシステム
US5561815A (en) System and method for control of coexisting code and image data in memory
JP2763096B2 (ja) 電子ファイリング装置
JP2583703B2 (ja) 記憶媒体に対する情報記憶方法およびそのためのシステム
JPH1063551A (ja) 情報処理装置
US5165016A (en) Image data output apparatus with display range designation means
US7546403B2 (en) Method and apparatus for a disc drive client interface
JPH1021123A (ja) 情報処理装置
JP3499938B2 (ja) 異種プロトコルの複数システム間の入出力装置共用システム
JPS61245253A (ja) 仮想計算機の入出力制御方式
JP2001086437A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JPH0793210A (ja) 共有メモリ管理方式
WO1991008537A1 (en) Data record copy apparatus for a virtual memory system
JP3531438B2 (ja) データ管理装置、データ管理方法、データ管理システム及び外部記憶装置
JP2767966B2 (ja) 高速ファイルアクセス方式
JPH05108440A (ja) 記録媒体に関するデイレクトリエントリのフオーマツト構造
JP3456234B2 (ja) ターゲット装置
JP2003085014A (ja) ネットワークシステムのボリューム管理方法及び計算機
JP2762878B2 (ja) 画像データ登録装置
JPS62256176A (ja) イメージデータ蓄積処理方法
JPH05289916A (ja) 画像ファイリング装置
JPH05298030A (ja) 外部記憶装置制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees