JPH0793210A - 共有メモリ管理方式 - Google Patents

共有メモリ管理方式

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JPH0793210A
JPH0793210A JP23615393A JP23615393A JPH0793210A JP H0793210 A JPH0793210 A JP H0793210A JP 23615393 A JP23615393 A JP 23615393A JP 23615393 A JP23615393 A JP 23615393A JP H0793210 A JPH0793210 A JP H0793210A
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memory space
area
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JP23615393A
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Yasuo Ichijo
泰男 一條
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各プロセスから要求される共有メモリ領域のサ
イズにわずらわせることなく、共有メモリ領域がメモリ
空間に動的に割り当てるができ、さらにメモリの使用効
率を高める。 【構成】各プロセスが共有メモリとして必要とするサイ
ズ(単位ページサイズの倍数)を一括して実記憶空間1
上に共有メモリ空間2として割り当て、この物理アドレ
スをページテーブルにより論理アドレスに変換して、仮
想記憶空間3上に共有メモリ空間2を割り当て、さら
に、この実記憶空間1上の共有メモリ空間2内に、空き
領域を探し、各プロセスから要求されたサイズ分のメモ
リ領域10、11を連続した領域に割り当て、この物理
アドレスをページテーブルにより論理アドレスに変換し
て、仮想記憶空間3上に共有メモリ空間2を割り当て、
この論理アドレスを各プロセスに返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、画像の登
録、検索等を行う画像ファイリング装置などが処理を実
行するときの処理単位であるプロセスがメモリ空間上に
共有して使用する共有メモリの領域管理を行う共有メモ
リ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、多量に発生する文書などの画像を
スキャナ(2次元走査装置)によって読取り、この読み
取った画像を光ディスクに記憶し、この記憶されている
任意の画像を光ディスク装置を介して検索して読出し、
それを出力装置たとえばCRTディスプレイ装置あるい
は記録装置で目視し得る状態に出力する画像ファイリン
グ装置が実用化されている。
【0003】このような画像ファイリング装置では、大
容量記憶の要求がますます高まってきている中、光ディ
スク装置を複数接続することにより、アクセスできる光
ディスクの枚数を増加させ、大容量の記憶空間を確保す
ることができる。
【0004】そして、光ディスクに記憶されている画像
データの検索や読み出し等を行うプグラムが、本装置を
動作させるためのソフトウェアの一部として、磁気ディ
スクに格納されている。本装置の全体の制御を司るCP
Uがこのプログラムに従って処理を実行する場合、CP
Uは、その処理単位であるプロセスが処理を行うために
必要な他のプロセスとも共有できる作業用のメモリ領域
(共有メモリ領域)を本装置のメモリ領域内のRAM領
域に、割り当てる。
【0005】CPUが、各プロセスが必要とする共有メ
モリ領域を割り当てる方法として、オペレーティングシ
ステム(OS)のページングによる記憶管理方式を用い
る。ハードウェアとして存在し、物理アドレスで参照さ
れる実際の記憶空間を実記憶空間と呼び、アーキテクチ
ャ上の論理アドレスによって表される仮想の記憶空間を
仮想記憶空間と呼ぶと、ページングによる記憶管理方式
は、この実記憶空間を同サイズで固定長のブロックであ
るページに分割し、実記憶空間のページ位置をページ番
号で表す。そして、物理アドレスをページ番号とページ
内のアドレスとに分けて、論理アドレスに対応させ、そ
の対応関係をページテーブルと呼ばれるアドレス変換表
に格納している。アドレス変換時に、このテーブルを検
索して、論理アドレスから物理アドレスに変換する。
【0006】次に、各プロセスが、その処理を行うため
に必要な共有メモリ領域を獲得する方法について説明す
る。まず、各プロセスは、自身がその処理過程で使用す
る共有メモリ領域の総量を、単位ページサイズの倍数で
算出し、OSに対し、算出した総量で共有メモリ領域の
割り当てを要求する。要求を受けたOSは、共有メモリ
領域が既に実記憶空間上に割り当てられているか否かを
チェックし、割り当てられていなければ、実記憶空間上
にページ単位の空き領域を探して、要求された共有メモ
リ領域に割り当てる。その空き領域の物理アドレスをペ
ージテーブルを検索して論理アドレスにアドレス変換し
て、その論理アドレスをプロセスに返す。プロセスは、
返された論理アドレスを基に、プロセス自身でさらに割
り当てられた共有メモリ領域内を分割して使用し、管理
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】大容量記憶を実現する
ために、光ディスク装置を複数接続すると、これら光デ
ィスク装置に接続される光ディスクに記憶されている画
像データの検索や読み出し、書き込みを行うプロセス
が、その処理を実行していく上で使用する共有メモリ領
域も、使用する光ディスクの数に応じて、その使用容量
が数バイト単位で増大する。
【0008】しかし、プロセスから要求され、OSが共
有メモリ領域を実記憶空間にページングにより割り当て
る場合、ハードウェアに依存するページサイズ(通常数
Kバイト)の倍数にしか割り当てられないので、プロセ
スに割り当てられた共有メモリ領域には未使用領域も多
く含まれる場合があり、メモリの使用効率が悪いという
問題があった。
【0009】また、プロセスがOSに対し、共有メモリ
領域の割り当てを要求する場合、そのプロセス自身が必
要とする共有メモリの総量をあらかじめ算出しておかな
ければならないが、マン・マシン・インタフェイスを持
ち、ユーザからの指示による処理内容によっては、必要
とする共有メモリ領域の総量が大幅に変更することがあ
り、前もって共有メモリの総量を推定することが不可能
な場合もある。
【0010】そこで、本発明は、プロセスが必要とする
共有メモリ領域が数バイト単位で多数必要である場合
や、共有メモリ領域の総量が変動する場合に、各プロセ
スから要求される共有メモリ領域のサイズにわずらわせ
ることなく、共有メモリ領域をメモリ空間に動的に割り
当てることができ、さらにメモリ空間の使用効率を高め
る共有メモリ管理方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の共有メモリ管理
方式は、ハードウェア上の実際のメモリ空間を参照する
物理アドレスをアーキテクチャ上の仮想のメモリ空間を
参照する論理アドレスに変換し、この仮想のメモリ空間
上に、複数のプロセスからの要求に応じて、他のプロセ
スと共有して使用する共有メモリの領域を割り当て、管
理を行う共有メモリ管理方式において、前記複数のプロ
セスが共有メモリとして必要とするサイズを一括して前
記メモリ空間上に確保し、共有メモリ空間として割り当
てる第1の割当手段と、この第1の割当手段により前記
メモリ空間上に割り当てられた前記共有メモリ空間のア
ドレス範囲を管理する第1の管理手段と、この第1の管
理手段により管理されている前記共有メモリ空間内に、
前記複数のプロセスの各々から要求されるサイズ分のメ
モリ領域をそれぞれが連続する領域に割り当てる第2の
割当手段と、この第2の割当手段により割当てられた前
記メモリ領域のアドレス範囲を管理する第2の管理手段
と、この第2の管理手段により管理されている前記メモ
リ領域の開始アドレスをこのメモリ領域を要求したプロ
セスに通知する通知手段と、を具備している。
【0012】また、本発明の共有メモリ管理方式は、画
像の登録、検索等を行う画像ファイリング装置が処理を
実行するときの処理単位であるプロセスがメモリ空間上
に共有して使用する共有メモリの領域管理を行う共有メ
モリ管理方式において、ハードウェア上の実際のメモリ
空間を参照する物理アドレスをアーキテクチャ上の仮想
のメモリ空間を参照する論理アドレスに変換するアドレ
ス変換手段と、前記画像ファイリング装置が処理する全
プロセスのそれぞれが共有メモリとして必要とするサイ
ズを一括して前記実際のメモリ空間上に確保し、共有メ
モリ空間として割り当てる第1の割当手段と、この第1
の割当手段により割り当てられた前記共有メモリ空間の
アドレス範囲を前記アドレス変換手段により論理アドレ
スに変換し、管理する第1の管理手段と、この第1の管
理手段により管理されているアドレス範囲の前記共有メ
モリ空間内に、前記画像ファイリング装置が処理するプ
ロセスの各々から要求されるサイズ分のメモリ領域をそ
れぞれが連続する領域に割り当てる第2の割当手段と、
この第2の割当手段により割当てられた前記メモリ領域
のアドレス範囲を前記アドレス変換手段により論理アド
レスに変換し、管理する第2の管理手段と、この第2の
管理手段により管理されている前記メモリ領域の開始ア
ドレスを前記メモリ領域を要求したプロセスに通知する
通知手段と、を具備している。
【0013】
【作用】本発明は、各プロセスが共有メモリとして必要
とするサイズを、一括してメモリ空間上に確保し、その
確保した共有メモリ空間内で各プロセスに対し各プロセ
スが要求したサイズ分の共有メモリ領域を割り当て、そ
の共有メモリ領域の論理アドレスをプロセスに返すこと
により、各プロセスから要求される共有メモリ領域のサ
イズにわずらわせることなく、共有メモリ領域をメモリ
空間に動的に割り当てることができ、メモリ空間の使用
効率を高める。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図2は、本実施例に係る共有メモリ管理
方式を適用する、例えば、画像ファイリング装置の構成
図を示すものである。すなわち、画像ファイリング装置
は、制御モジュール12、メモリモジュール13、画像
処理モジュール14、通信制御モジュール16、スキャ
ナ装置18、光ディスク20並びに光ディスク装置2
2、キーボード23、CRTディスプレイ装置24、プ
リンタ装置25、磁気ディスク26並びに磁気ディスク
装置27、マウス29、システムバス30によって構成
されている。
【0015】制御モジュール12は、画像の記憶、検索
および編集処理等の全体的な動作およびデータの流れを
制御するCPU34、および複数の光ディスク装置2
2、磁気ディスク装置27、キーボード23、マウス2
9を本装置に接続するためのインターフェース部36、
さらに、メインメモリ38と通信インタフェイスボード
58との間でCPU34の動作に関係なくデータの転送
を行うDMAC32から構成されている。
【0016】光ディスク装置22は、スキャナ装置18
で読取られた画像を光ディスク20に順次記憶するもの
である。また、キーボード23等によって指定される検
索タイトルに対応した画像を光ディスク20から検索す
るものである。光ディスク20は追記形でも書換可能形
でも良い。尚、1台のみならず複数のこの光ディスク装
置22がインタフェイス部36に接続できる。
【0017】磁気ディスク26は、画像の記憶、検索お
よび編集処理等の本装置を動作させたり、管理するため
のプログラムと、キーボード23から入力さる光ディス
ク上の画像の検索を行うための検索タイトルとこの検索
タイトルに対応する画像が記憶される光ディスク20上
の記憶アドレス、画像サイズ等からなる検索データ(検
索情報)とを格納している。
【0018】磁気ディスク装置27は、この磁気ディス
ク装置27に装着された磁気ディスク26からプログラ
ム、または、キーボード23から入力された検索タイト
ルに対応する検索情報を読み出す。
【0019】メモリモジュール12は、メインメモリ3
8、A4サイズの原稿数頁分の画像に対応する記憶容量
を有する画像メモリとしてのページメモリ40、表示用
インターフェースとしての表示メモリ42、および表示
制御部44などから構成されている。ページメモリ40
の一部には、バッファメモリ領域40aが設けられてい
る。ページメモリ40は、例えば光ディスク20に記憶
する画像や光ディスク20から読出された画像を一時記
憶するメモリである。
【0020】メインメモリ38は、本装置を構成するハ
ードウェア、ソフトウェアなどのシステム資源を効率よ
く動作させるための制御プログラム(以下、OSと呼
ぶ。)および管理情報等を記憶し、また、プロセスの作
業用のメモリ領域を有する。
【0021】表示メモリ42は、CRTディスプレイ装
置24によって表示される画像を一時記憶するためのも
のである。この表示メモリ42には、CRTディスプレ
イ装置24における表示ウインドウ内に実際に表示され
る画像、たとえばページメモリ40からの画像、あるい
はバッファメモリ40aからの画像に対して、拡大、縮
小、回転、挿入または白黒反転等を施された画像が記憶
されるものである。表示制御部44は、CRTディスプ
レイ装置24の表示処理の制御等を行うものである。
【0022】上記画像処理モジュール14は、画像の拡
大、縮小処理を施す拡大縮小回路46、画像の回転処理
を行う縦横変換回路48、画像の圧縮(冗長度を少なく
する)を行う符号化処理を施しおよび伸長(少なくされ
た冗長度を元に戻す)を行う復号化処理を施す圧縮伸長
回路(CODEC)50、スキャナ装置18用のスキャ
ナインターフェース52、プリンタ装置25用のプリン
タインターフェース54、および拡大縮小回路46並び
に縦横変換回路48と、圧縮伸長回路50、スキャナイ
ンターフェース52、プリンタインターフェース54と
を接続する内部バス56によって構成されている。
【0023】圧縮伸長回路50は、MH(Modified Huff
man)方式、あるいはMR(ModifiedRead) 方式などを用
いて、帯域圧縮、あるいは帯域伸長が行われるものであ
る。通信制御モジュール16は、たとえばLANやパソ
コン等の外部装置と本装置とを接続するため装置相互間
の電気的、機械的および論理的な境界条件を調整する通
信インタフェイスボード58から構成される。外部装置
とは、ケーブル等の通信回線により接続される。
【0024】システムバス30は、各種装置の制御信号
およびデータ用のバスであり、制御モジュール12とメ
モリモジュール12、画像処理モジュール14、通信制
御モジュール16とを接続するものである。
【0025】スキャナ装置18はたとえば2次元走査装
置で、原稿(文書)上をレーザビーム光で2次元走査す
ることにより、原稿上の画像に応じた電気信号を得るも
のである。
【0026】キーボード23は、光ディスク20に記憶
する画像に対応する固有の検索タイトルおよび記憶、検
索、編集処理等の各種動作指令などを入力するものであ
る。またマウス29は、たとえばCRTディスプレイ装
置24の表示ウインドウ上に表示されるカーソル(図示
せず)を上下、左右方向に任意に移動させ、所望の位置
で指示を与えることにより、カーソルが位置している表
示内容(種々の動作モード、画像編集のための領域指定
またはアイコン等)を選択または指示するものである。
【0027】CRTディスプレイ装置(陰極線管表示装
置)24は、スキャナ装置18で読取られた画像並びに
光ディスク20から検索された画像を表示するものであ
る。このCRTディスプレイ装置24の表示ウインドウ
上の上端、下端、右端にアイコン等が表示される。
【0028】プリンタ装置25は、スキャナ装置18で
読取られた画像、光ディスク20から検索された画像ま
たはCRTディスプレイ装置24で表示している画像を
印字出力(ハードコピー)するものである。
【0029】上記検索データは文書管理テーブルによっ
て管理されるようになっており、この文書管理テーブル
は、図2に示すように、タイトル管理テーブル26a、
頁管理テーブル26b、およびレコード管理テーブル2
6cによって構成されている。
【0030】上記タイトル管理テーブル26aには、複
数の検索キーからなる検索タイトル(画像名)ごとに対
応して1つの書類番号が記憶されている。上記頁管理テ
ーブル26bには、1つの書類の頁単位にレコード番号
が記憶されるもので、1つの頁ごとに1つのレコード番
号が対応して記憶されている。上記レコード管理テーブ
ル26cには、レコード番号ごとに画像の光ディスク1
9における記憶アドレス(記憶開始位置)、文書サイズ
(画像サイズ)、および圧縮方式や解像度などの画像属
性が記憶されている。
【0031】上記記憶アドレスは、論理アドレスであ
り、アクセス時にはここから物理トラックアドレスおよ
び物理セクタアドレスが算出されるようになっている。
図5は、メインメモリ38で管理される共有メモリ空間
2内に割り当てられた各プロセスが要求した共有メモリ
領域を連結したリスト5〜6により表現したビットマッ
プを示したものである。図において、プロセスAに割り
当てられた領域を管理しているリスト5は、他のプロセ
スとの間で定義された共有メモリ空間内の特定な領域の
みをアクセスするため各プロセスから指定可能な指定コ
ード「x」を持ち、共有メモリ内に開始アドレス0から
の8ビットを占有していることを示し、プロセスBに割
り当てられた領域を管理しているリスト6は、指定コー
ド「y」を持ち共有メモリ内に開始アドレス8からの1
0ビットを占有していることを示している。
【0032】次に、上記のような構成において、本発明
の処理の流れについて図4に示すフローチャートを参照
にして説明する。まず、ステップ1で、磁気ディスク2
6に格納されているプログラムに従ってCPU34が処
理を実行する場合、CPUの処理単位であるプロセスが
処理を行うために必要な共有メモリ領域の確保の要求を
するとともに、このプロセスが単独で必要とする共有メ
モリのメモリサイズの情報と、指定コードとを、システ
ムバス30及びCPU34を介してメインメモリ38に
格納されているOSに送り、ステップS2に進む。
【0033】ステップS2では、物理アドレスで参照さ
れる実際の記憶空間(実記憶空間)に共有メモリ空間が
確保されているか否かをページテーブル等でチェック
し、確保されていなければステップS3に進む。
【0034】ステップS3では、本装置に格納されてい
る全プロセスが使用するに足りるメモリサイズ(単位ペ
ージサイズの倍数)を、一括してメモリ空間上に確保す
る。すなわち、図1(a)に示すように、ページングに
より実記憶空間1上に共有メモリ空間2を確保し、この
確保した共有メモリ空間のアドレス範囲をページテーブ
ルによりアドレス変換して仮想記憶空間3上に割り当て
るとともに、このアドレス範囲をページテーブルに登録
して、ステップS4に進む。
【0035】一方、前記ステップS2において、共有メ
モリ空間2がすでに確保されている場合は、ステプS4
に進む。ステップS4では、前記ステップS3において
確保された共有メモリ空間2内に、指定コードにより指
定された特定の領域がすでに割り当てられているか否か
を、たとえば、図5に示すようなビットマップによりチ
ェックし、その特定の領域が割り当てられていなけれ
ば、ステップS5に進む。
【0036】ステップS5では、図1(b)に示すよう
に、ステップS3において確保された共有メモリ空間2
内に、図5で示すようなビットマップにより空き領域の
開始アドレスを探して、要求されたサイズのメモリ領域
を割り当て、その割り当てた領域のアドレス範囲をペー
ジテーブルによりアドレス変換して、仮想記憶空間3上
に割り当てるとともに、このアドレス範囲と指定コード
を図5に示すビットマップに登録して、ステップS6に
進む。
【0037】一方、ステップS4において、共有メモリ
空間内に指定コードにより指定された特定の領域がすで
に割り当てられている場合は、ステップS6に進む。ス
テップS6では、ステップS5で仮想記憶空間3上にプ
ロセスに割り当てられた領域の論理アドレスを共有メモ
リ領域を要求したプロセスに返す。
【0038】ステップS1で、磁気ディスク26に格納
されているプログラムに従ってCPU34が処理を実行
する場合、CPUの処理単位であるプロセスAが、共有
メモリ領域の確保の要求をするとともに、このプロセス
Aが単独で必要とする共有メモリのメモリサイズの情報
「8ビット」と、指定コード「x」とを、システムバス
30及びCPU34を介してメインメモリ38に格納さ
れているOSに送った場合、ステップS2のチェック
で、実記憶空間上に共有メモリ空間が確保されていない
ことが判明したとき、ステップS3において図1(a)
で示す実記憶空間1上に共有メモリ空間2を確保する処
理をおこない、次に、ステップS4でのチェックの結
果、共有メモリ空間内に指定コードにより指定された特
定の領域が割り当てられていないことが判明し、ステッ
プS5に進む。
【0039】ステップS5では、図1(b)で示す共有
メモリ空間2上に、プロセスAが要求したサイズの共有
メモリ領域10が割り当てられる。ここで、図5で示す
ビットマップにおいて開始アドレス0からの8ビット
が、図1で示すプロセスAが要求したサイズの共有メモ
リ領域10である。そして、ステップS6で、共有メモ
リ領域10の仮想記憶空間上の論理アドレスをプロセス
Aに返す。
【0040】次に、ステップS1で、磁気ディスク26
に格納されているプログラムに従ってCPU34が処理
を実行する場合、CPUの処理単位であるプロセスB
が、共有メモリ領域の確保の要求をするとともに、この
プロセスBが単独で必要とする共有メモリのメモリサイ
ズの情報「10ビット」と、指定コード「y」とを、シ
ステムバス30及びCPU34を介してメインメモリ3
8に格納されているOSに送った場合、ステップS2の
チェックで、実記憶空間上に共有メモリ空間がすでに確
保されていることが判明し、ステップS4に進む。
【0041】ステップS4のチェックで、指定コード
「y」を有する共有メモリ領域が割り当てられていない
ことが判明し、ステップS5で、図1(b)で示す共有
メモリ空間2上に、プロセスBが要求したサイズの共有
メモリ領域11が割り当てられる。ここで、図5で示す
ビットマップにおいて開始アドレス0からの8ビット
が、プロセスAにすでに割り当てられ、アドレス8以降
が空領域になっているので、アドレス8からの10ビッ
トをプロセスBに新たに割り当て、これが、図1で示す
プロセスBが要求したサイズの共有メモリ領域11であ
る。そして、ステップS6で、共有メモリ領域11の仮
想記憶空間上の論理アドレスをプロセスBに返す。
【0042】さらに、ステップS1で、プロセスBが共
有メモリ領域の確保の要求をするとともに、このプロセ
スBが単独で必要とする共有メモリのメモリサイズの情
報「8ビット」と、指定コード「x」とを、システムバ
ス30及びCPU34を介してメインメモリ38に格納
されているOSに送った場合、ステップS1〜S3まで
の処理は上記同様で、ステップS4のチェックで指定コ
ード「x」を有する共有メモリ領域(プロセスAが要求
したサイズの共有メモリ領域10)がすでに割り当てら
れていることが判明し、ステップS6に進む。ステップ
S6では、共有メモリ領域10の仮想記憶空間上の論理
アドレスをプロセスBに返す。
【0043】尚、本実施例では、共有メモリ空間内に各
プロセスが要求するメモリ領域を割り当てる場合、ビッ
ト単位で割り当てていたが、これに限らず、たとえばバ
イト単位、ワード単位等で割り当てることも可能であ
る。
【0044】また、本実施例では、各プロセスが共有メ
モリ領域の確保の要求をするときに、指定コードも送信
し、ビットマップでこの指定コードを管理しているが、
共有メモリ空間内の特定な領域をアクセスする必要がな
ければ、この指定コードを使用しなくともよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
プロセスから要求される共有メモリ領域のサイズにわず
らわせることなく、共有メモリ領域をメモリ空間に動的
に割り当てることができ、メモリ空間の使用効率を高め
る共有メモリ管理方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るメモリ空間上の共有メ
モリの割り当て方法を説明する図。
【図2】本発明の位置実施例に係る画像ファイリング装
置の構成を概略的に示すブロック図。
【図3】図2の文書管理テーブルの記憶例を説明する
図。
【図4】メモリ空間上に共有メモリ空間を割り当てる方
法を説明するフローチャート。
【図5】ビットマップを説明する図。
【符号の説明】
1…実記憶空間、2…共有メモリ空間、3…仮想記憶空
間、5…リスト、6…リスト、10…共有メモリ領域、
11…共有メモリ領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェア上の実際のメモリ空間を参
    照する物理アドレスをアーキテクチャ上の仮想のメモリ
    空間を参照する論理アドレスに変換し、この仮想のメモ
    リ空間上に、複数のプロセスからの要求に応じて、他の
    プロセスと共有して使用する共有メモリの領域を割り当
    て、管理を行う共有メモリ管理方式において、 前記複数のプロセスが共有メモリとして必要とするサイ
    ズを一括して前記メモリ空間上に確保し、共有メモリ空
    間として割り当てる第1の割当手段と、 この第1の割当手段により前記メモリ空間上に割り当て
    られた前記共有メモリ空間のアドレス範囲を管理する第
    1の管理手段と、 この第1の管理手段により管理されている前記共有メモ
    リ空間内に、前記複数のプロセスの各々から要求される
    サイズ分のメモリ領域をそれぞれが連続する領域に割り
    当てる第2の割当手段と、 この第2の割当手段により割当てられた前記メモリ領域
    のアドレス範囲を管理する第2の管理手段と、 この第2の管理手段により管理されている前記メモリ領
    域の開始アドレスをこのメモリ領域を要求したプロセス
    に通知する通知手段と、 を具備したことを特徴とする共有メモリ管理方式。
  2. 【請求項2】 画像の登録、検索等を行う画像ファイリ
    ング装置が処理を実行するときの処理単位であるプロセ
    スがメモリ空間上に共有して使用する共有メモリの領域
    管理を行う共有メモリ管理方式において、 ハードウェア上の実際のメモリ空間を参照する物理アド
    レスをアーキテクチャ上の仮想のメモリ空間を参照する
    論理アドレスに変換するアドレス変換手段と、 前記画像ファイリング装置が処理する全プロセスのそれ
    ぞれが共有メモリとして必要とするサイズを一括して前
    記実際のメモリ空間上に確保し、共有メモリ空間として
    割り当てる第1の割当手段と、 この第1の割当手段により割り当てられた前記共有メモ
    リ空間のアドレス範囲を前記アドレス変換手段により論
    理アドレスに変換し、管理する第1の管理手段と、 この第1の管理手段により管理されているアドレス範囲
    の前記共有メモリ空間内に、前記画像ファイリング装置
    が処理するプロセスの各々から要求されるサイズ分のメ
    モリ領域をそれぞれが連続する領域に割り当てる第2の
    割当手段と、 この第2の割当手段により割当てられた前記メモリ領域
    のアドレス範囲を前記アドレス変換手段により論理アド
    レスに変換し、管理する第2の管理手段と、 この第2の管理手段により管理されている前記メモリ領
    域の開始アドレスを前記メモリ領域を要求したプロセス
    に通知する通知手段と、 を具備したことを特徴とする共有メモリ管理方式。
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JP23615393A Pending JPH0793210A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 共有メモリ管理方式

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009065713A (ja) * 2008-12-08 2009-03-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、共有メモリ調停方法、プログラムおよび記録媒体
US8547453B2 (en) 2007-04-25 2013-10-01 Sony Corporation Image processing apparatus and camera system
JP2015075931A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 日本放送協会 映像記録装置及び映像記録方法

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