JP2583675Y2 - 薄膜気相成長装置 - Google Patents

薄膜気相成長装置

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JP2583675Y2
JP2583675Y2 JP7145193U JP7145193U JP2583675Y2 JP 2583675 Y2 JP2583675 Y2 JP 2583675Y2 JP 7145193 U JP7145193 U JP 7145193U JP 7145193 U JP7145193 U JP 7145193U JP 2583675 Y2 JP2583675 Y2 JP 2583675Y2
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JP
Japan
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wafer
susceptor
transfer
ring
chamber
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JP7145193U
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JPH0736441U (ja
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清 久保田
公人 西川
信彦 中村
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロードロック機能を有
する薄膜気相成長装置に係り、成長室内のサセプタに対
しウエハのみを搬出入できる薄膜気相成長装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄膜気相成長装置の成長室のサセプタに
対するウエハのセット、ウエハの取外しは、成長装置に
ロードロック機構が用いられている場合には、成長室の
扉を開け、操作者が直接行っている。薄膜気相成長装置
にロードロック機構を採用した場合は、ウエハ移載用の
専用トレイを用いてウエハの搬出入を行っている。
【0003】かかる専用トレイを用いた薄膜気相成長装
置の一例を図5,6に示す。成長室31に設けられたサ
セプタ32は中央部に同心状の突設部33が形成されて
おり、このサセプタに嵌合するリング34即ちウエハ移
載用の専用トレイには、中央部に前記突設部33に対す
る開口部35と、上端周部に鍔部36が形成されてい
る。サセプタ32にリング34が嵌合してウエハ37を
載置し、ウエハは成膜処理される。成長室31にゲート
バルブ38を介して前室39が結合されており、リング
34の鍔部36に係合するウエハ搬送フォーク40は搬
送棒41で支持され、同棒は前室側面に気密に貫通して
いる。さらに、前室39の底部を気密に貫通する移載棒
42は、その上端部にリング34の開口部35を挿通し
得る大きさの移載板43が取り付けられており、この移
載板にウエハ37を載置して前室と外部との間を昇降す
る。
【0004】成膜処理済みのウエハ37を外部に取り出
すときには、ゲートバルブ38を開け、搬送フォーク4
0を成長室31側に前進させて、ウエハを載置するリン
グ34を保持した後、前室39内の実線で示す所定位置
に搬送フォークを後退させる。ゲートバルブ38を閉じ
た状態で前室39の上部に形成されているウエハ搬入口
を開け、移載板43をリング34の開口部35を挿通し
てウエハ37を載置し、そのまま移載板を外部まで上昇
させてウエハを搬出する。そして、未処理ウエハの外部
から成長室31への搬入は上述とは逆の手順で行われる
(例えば、特開昭61−131542号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、成長室に
対するウエハの搬出入に際し、リング33のような専用
トレイが用いられるが、かかる専用トレイは成膜処理
中、ウエハと同じにサセプタ上にあるから、専用トレイ
には生成物が付着する。したがって、専用トレイに付着
した生成物がウエハの搬出入に伴い成長室から他室へ混
入することになり、パーティクル汚染の原因となる。ま
た、成長室よりウエハのみを取り出せないから、他室内
で専用トレイからウエハを分離する機構が必要となり、
構造的に複雑となり、操作も複雑となる。
【0006】本考案は、成長室内のサセプタに対しウエ
ハのみを搬出入できる薄膜気相成長装置の提供を目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、多数枚のウエ
ハを収納するカセットが設置されているカセット室と、
回転,伸縮,上下可能な搬送ロボットが設置される搬送
室と、原料ガスが導入され、サセプタ上のウエハに薄膜
を気相成長させる成長室とからなる薄膜気相成長装置に
おいて、ウエハが載置される昇降可能のサセプタと、こ
のサセプタの周辺部に嵌合するリング部及びこのリング
部の上方に形成されてウエハを支持する複数のアーム部
を有する搬送リングと、サセプタから分離した搬送リン
グを支持するサポートリングとを備え、前記搬送ロボッ
トのハンドがウエハのみを搬送可能に構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】成膜時、搬送リングはサセプタに嵌合し、ウエ
ハはサセプタに載置されている。処理済みウエハをサセ
プタから搬出するとき、サセプタを下降させる。搬送リ
ングはサセプタから分離し、サポートリングで支持さ
れ、ウエハは搬送リングにおける複数のアーム部によっ
て、リング部より高い位置で支持される。ウエハの下に
搬送ロボットのハンドを挿入し、ハンドを上昇させるこ
とによりウエハをハンドに載せることができる。サセプ
タに未処理ウエハを搬送するときは逆の操作手順が実行
される。
【0009】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
する。図1はロードロック機能を有する薄膜気相成長装
置の全体構成図であり、成長室1、搬送ロボットが設置
された搬送室2及びカセット室3の各室は、ゲ−トバル
ブ4a,4bによって気密遮断可能に、所要の雰囲気状
態にすることができるように、カセット室を含む3室ロ
ードロック方式に構成されている。成長室1にはウエハ
を載置する昇降可能のサセプタ6、搬送室2には回転,
伸縮,上下可能の搬送ロボット7、そしてカセット室3
には多数枚のウエハを収納できるウエハカセット8がそ
れぞれ設けられており、搬送ロボットは電動機構部9に
よって駆動操作される。
【0010】成長室1のサセプタ6上の処理済みウエハ
5は、搬送ロボット7によって成長室からカセット室3
に搬送される。図2は成長室のサセプタ部と搬送ロボッ
トのハンド部の断面図、図3は同両部の上面図であり、
図2は図3のA−A線での断面を示しており、図4は実
施例における各部、搬送ロボットのハンド、搬送リン
グ、サセプタ及びサポートリングの斜視図である。サセ
プタ6の周囲にはサセプタからウエハ5のみを分離する
ための搬送リング10が嵌合している。この搬送リング
のリング部11の外径はサセプタ6の外径より大きく、
同リング部の上方に等角度間隔で3個のアーム部12が
設けられており、リング部の内周テーパ部13と下端面
14がサセプタ6のテーパ部15と段部16に係合する
ことにより搬送リングはサセプタに嵌合し、サセプタ6
の上に載置されているウエハ5の周縁の下に搬送リング
の各アーム部11に形成された段部17が位置してい
る。サセプタ6の上面にはウエハが載置される凹部、ウ
エハの厚み分だけ凹んだザグリ部18が形成されてお
り、またサセプタには搬送リング10の各アーム部12
が入るザグリ部19が形成されている。成膜処理時、ウ
エハ5は搬送リング10とは接触せずにサセプタのザグ
リ部18に載置され、このとき、搬送リング10におけ
るアーム部12の上面とサセプタ6の上面及びウエハ5
の上面はフラットとなるように構成されており、サセプ
タ上面のガスフローの乱れをなくしている。
【0011】サセプタ6に対するウエハの搬出入時、搬
送室2及びカセット室3は真空状態にあり、サセプタか
らウエハ5を搬出するときゲートバルブ4aは開く。搬
送リング10を嵌合支持した状態のままサセプタ6を下
降させる。成長室1にはサセプタ6及びその昇降シャフ
ト120と同心状にサポートリング21が設けられてお
り、サセプタの下降に伴い、搬送リング10はサポート
リングに係合し、その段部22で支持される。このサセ
プタ6の下降過程で、ウエハ5は、サセプタから分離さ
れ、搬送リング10におけるアーム部12の段部17に
載ることになり、ウエハは搬送リングのリング部より高
い位置で支持され、サセプタは一点鎖線の位置まで下が
る。サポートリング21における搬送リング支持用段部
22の上方にはテーパ部23が形成されており、段部2
2に搬送リング10を載せるときの位置決めを行う。
【0012】サセプタ6が下降し、搬送リング10がサ
ポートリング21に置かれると、搬送ロボット7のハン
ド24が挿入される。同ハンドは、搬送リング10のリ
ング部11と、アーム部12に形成された段部13で支
持されているウエハ5との隙間に挿入されて図3の二点
鎖線で示す位置まで進出し、そこから搬送ロボットが上
昇することによりウエハはハンドの上に載る。このとき
ウエハ5はハンド24のエッジ部に形成されたテーパ部
25により位置決めされる。ハンド24を図2の二点鎖
線で示すように後退させ、処理済みウエハ5は搬送室2
に入り、ゲートバルブ4bを開けて、カセット室3のカ
セット8に収納される。次いで未処理ウエハが上述した
搬送手順とは逆の手順のもとでカセット室3からサセプ
タ6に搬送される。
【0013】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成した
ので、成長室に対しウエハのみを搬出入できるから、成
長室から他室にパーティクル物質が混入せず、ウエハの
搬出入に伴うウエハの汚染を防止することができる。
【0014】従来の専用トレイのような各室間を移動す
るウエハの置き換え機構を要することなくウエハのみの
搬送が可能となり、構造が簡素化されると共に搬送時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロードロック機能を有する薄膜気相成長装置の
実施例の全体構成図である。
【図2】実施例の要部である成長室のサセプタ部と搬送
ロボットのハンド部の断面図である。
【図3】実施例の要部である成長室のサセプタ部と搬送
ロボットのハンド部の上面図である。
【図4】実施例における搬送ロボットのハンド、搬送リ
ング、サセプタ、サポートリングの斜視図である。
【図5】従来のウエハ移載機構を備えた気相成長装置の
一例を示す正面断面図である。
【図6】ウエハ移載機構の一部を構成するサセプタとリ
ングの斜視図である。
【符号の説明】
1 成長室 2 搬送室 3 カセット室 4a,4b ゲートバルブ 5 ウエハ 6 サセプタ 7 搬送ロボット 8 ウエハカセット 10 搬送リング 11 搬送リングのリング部 12 搬送リングのアーム部 13 アーム部に形成された段部 14,15 サセプタに形成されたザグリ部 21 サポートリング 22 サポートリングに形成された段部 24 搬送ロボットのハンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/205 B65G 49/06 C23C 16/54 H01L 21/68

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚のウエハを収納するカセットが設
    置されているカセット室と、回転,伸縮,上下可能な搬
    送ロボットが設置される搬送室と、原料ガスが導入さ
    れ、サセプタ上のウエハに薄膜を気相成長させる成長室
    とからなる薄膜気相成長装置において、ウエハが載置さ
    れる昇降可能のサセプタと、このサセプタの周辺部に嵌
    合するリング部及びこのリング部の上方に形成されてウ
    エハを支持する複数のアーム部を有する搬送リングと、
    サセプタから分離した搬送リングを支持するサポートリ
    ングとを備え、前記搬送ロボットのハンドがウエハのみ
    を搬送可能に構成されていることを特徴とする薄膜気相
    成長装置。
JP7145193U 1993-12-08 1993-12-08 薄膜気相成長装置 Expired - Lifetime JP2583675Y2 (ja)

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JPH0736441U JPH0736441U (ja) 1995-07-04
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US11427929B2 (en) 2015-12-21 2022-08-30 Showa Denko K.K. Wafer supporting mechanism, chemical vapor deposition apparatus, and epitaxial wafer manufacturing method

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