JP2583597Y2 - ローダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置 - Google Patents
ローダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置Info
- Publication number
- JP2583597Y2 JP2583597Y2 JP1993031513U JP3151393U JP2583597Y2 JP 2583597 Y2 JP2583597 Y2 JP 2583597Y2 JP 1993031513 U JP1993031513 U JP 1993031513U JP 3151393 U JP3151393 U JP 3151393U JP 2583597 Y2 JP2583597 Y2 JP 2583597Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- loader arm
- fixed
- guide
- outer case
- rail
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はローダー装置におけるロ
ーダーアームの上下動のために使用されるローダーアー
ムの直線運動用ころがり軸受の防塵装置に関するもので
ある。
ーダーアームの上下動のために使用されるローダーアー
ムの直線運動用ころがり軸受の防塵装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のローダー装置を示してお
り、ビーム1に左右方向摺動自在に搬送体2が設けら
れ、搬送体2にローダーアーム3が上下動自在に設けら
れ、ローダーアーム3下部にワーク把持爪が備えられて
いる。ローダーアーム3にはその長手方向に沿って案内
レール4が固着され、その案内レール4に外嵌されるレ
ールガイド5が搬送体2に固着され、案内レール4とレ
ールガイド5の対面する面にはボール転動溝が設けら
れ、ボール転動溝間にボールが挿入されて直線運動用こ
ろがり軸受が構成されている。そして上下両端から側方
へ突出した部材によりねじ軸6が回転自在に支持され、
ねじ軸6に螺合したナットが搬送体2に固着されてい
て、図示しないモーターによってねじ軸6が回転される
と、ローダーアーム3は上昇あるいは下降されるように
なっている。また、直線運動用ころがり軸受に塵埃など
の異物が着かないように蛇腹式カバー7が取付けられて
いる。また、ねじ軸とナットに代えて、ベルトの両端を
ガーダに固着し、ベルトの中間部を駆動プーリーとテン
ションプーリーに巻き掛け、ベルトがベルトガイドの上
端部に接触して上部レールを覆うことにより上部レール
の周囲に塵が入らないようにしたものもある(実開平4
−112788号公報)。
り、ビーム1に左右方向摺動自在に搬送体2が設けら
れ、搬送体2にローダーアーム3が上下動自在に設けら
れ、ローダーアーム3下部にワーク把持爪が備えられて
いる。ローダーアーム3にはその長手方向に沿って案内
レール4が固着され、その案内レール4に外嵌されるレ
ールガイド5が搬送体2に固着され、案内レール4とレ
ールガイド5の対面する面にはボール転動溝が設けら
れ、ボール転動溝間にボールが挿入されて直線運動用こ
ろがり軸受が構成されている。そして上下両端から側方
へ突出した部材によりねじ軸6が回転自在に支持され、
ねじ軸6に螺合したナットが搬送体2に固着されてい
て、図示しないモーターによってねじ軸6が回転される
と、ローダーアーム3は上昇あるいは下降されるように
なっている。また、直線運動用ころがり軸受に塵埃など
の異物が着かないように蛇腹式カバー7が取付けられて
いる。また、ねじ軸とナットに代えて、ベルトの両端を
ガーダに固着し、ベルトの中間部を駆動プーリーとテン
ションプーリーに巻き掛け、ベルトがベルトガイドの上
端部に接触して上部レールを覆うことにより上部レール
の周囲に塵が入らないようにしたものもある(実開平4
−112788号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のような蛇腹
式カバーは寸法が大きくなるという欠点がある。また、
上記従来の平ベルトを駆動と防塵に共用したものは、角
パイプ製のガーダの一側面に一対のベルトガイドを起立
固定し、このベルトガイドにより上部レール及び該上部
レールに係合して案内されるレールガイドを収容する収
容室を形成するようにしていたので、ベルトガイドをガ
ーダに気密に取付けようとすると手数を要する欠点があ
った。さらに、ガーダは角パイプ製であるため、このガ
ーダの中空部内を有効に活用することができなかった。
そこで本考案は比較的に小型安価で且つ確実に防塵の目
的を達成することができるとともに、ローダーアーム本
体の中空部内に配線、電装部品等の収容が容易となるロ
ーダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置を提
供しようとするものである。
式カバーは寸法が大きくなるという欠点がある。また、
上記従来の平ベルトを駆動と防塵に共用したものは、角
パイプ製のガーダの一側面に一対のベルトガイドを起立
固定し、このベルトガイドにより上部レール及び該上部
レールに係合して案内されるレールガイドを収容する収
容室を形成するようにしていたので、ベルトガイドをガ
ーダに気密に取付けようとすると手数を要する欠点があ
った。さらに、ガーダは角パイプ製であるため、このガ
ーダの中空部内を有効に活用することができなかった。
そこで本考案は比較的に小型安価で且つ確実に防塵の目
的を達成することができるとともに、ローダーアーム本
体の中空部内に配線、電装部品等の収容が容易となるロ
ーダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、深い断面コ字形に屈曲された外ケースの開
口端部の内面側に、浅い断面コ字形に屈曲された内ケー
スを前記外ケースと同方向に向けて重ね合わせることに
より、外ケースの底部側に中空部を、内ケースの開口側
に外部に開口した収容部を有する横断面がコ字形のロー
ダーアーム本体 を設け、このローダーアーム本体の内底
面にその長手方向に案内レールが固着され、その案内レ
ールに外嵌されたレールガイドが搬送体に固着され、案
内レールとレールガイドとの対面間にボールが介挿さ
れ、ローダーアーム本体の開口を閉じるに十分な幅の歯
付き平ベルトがその一端をローダーアーム本体の上端に
固着され、中間を搬送体に設けた駆動プーリーに巻き掛
けられ、他端をローダーアーム本体の下端に固着された
構成になっている。
するために、深い断面コ字形に屈曲された外ケースの開
口端部の内面側に、浅い断面コ字形に屈曲された内ケー
スを前記外ケースと同方向に向けて重ね合わせることに
より、外ケースの底部側に中空部を、内ケースの開口側
に外部に開口した収容部を有する横断面がコ字形のロー
ダーアーム本体 を設け、このローダーアーム本体の内底
面にその長手方向に案内レールが固着され、その案内レ
ールに外嵌されたレールガイドが搬送体に固着され、案
内レールとレールガイドとの対面間にボールが介挿さ
れ、ローダーアーム本体の開口を閉じるに十分な幅の歯
付き平ベルトがその一端をローダーアーム本体の上端に
固着され、中間を搬送体に設けた駆動プーリーに巻き掛
けられ、他端をローダーアーム本体の下端に固着された
構成になっている。
【0005】
【作用】駆動プーリーが正逆回転することにより平ベル
トを介してローダーアームは上下動され、直線運動ころ
がり軸受は常にコ字形断面の底面と両側面とベルトとで
閉じられた空間に収まっているので、外部からの塵その
他の異物に害されることがない。また、ローダーアーム
本体は、共にコ字形に屈曲した外ケースと内ケースとを
同方向に向けて重ね合わせて中空部及び直線運動ころが
り軸受部を収容する収容部を形成したので、構造が簡素
になるとともに外ケースと内ケースとを組付ける際に、
外ケースの底部(ローダーアームの中空部)にローダー
アームを制御するための配線、電装部品等を収容するこ
とができる。
トを介してローダーアームは上下動され、直線運動ころ
がり軸受は常にコ字形断面の底面と両側面とベルトとで
閉じられた空間に収まっているので、外部からの塵その
他の異物に害されることがない。また、ローダーアーム
本体は、共にコ字形に屈曲した外ケースと内ケースとを
同方向に向けて重ね合わせて中空部及び直線運動ころが
り軸受部を収容する収容部を形成したので、構造が簡素
になるとともに外ケースと内ケースとを組付ける際に、
外ケースの底部(ローダーアームの中空部)にローダー
アームを制御するための配線、電装部品等を収容するこ
とができる。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1,図2において、ビーム1に左右方向摺動自在に搬送
体2が設けられ、搬送体2にローダーアーム本体3が上
下動自在に設けられている。ローダーアーム本体3は、
深い断面コ字形に屈曲された外ケース31の開口端部の
内面側に、浅い断面コ字形に屈曲された内ケース32を
外ケース31と同方向に向けて重ね合わせることによ
り、外ケース31の底部側に中空部3aを、内ケース3
2の開口側に外部に開口した収容部3bを有する横断面
がコ字形に形成されている。
1,図2において、ビーム1に左右方向摺動自在に搬送
体2が設けられ、搬送体2にローダーアーム本体3が上
下動自在に設けられている。ローダーアーム本体3は、
深い断面コ字形に屈曲された外ケース31の開口端部の
内面側に、浅い断面コ字形に屈曲された内ケース32を
外ケース31と同方向に向けて重ね合わせることによ
り、外ケース31の底部側に中空部3aを、内ケース3
2の開口側に外部に開口した収容部3bを有する横断面
がコ字形に形成されている。
【0007】上記ローダーアーム本体3の長手方向にそ
の内底面3cに案内レール4が固着され、案内レール4
に外嵌されるレームガイド5が搬送体2に固着されてい
る。案内レール4とレールガイド5の対面する面にはボ
ール転動溝9と10が設けられ、ボール転動溝9,10
間にボール11が挿入されて直線運動用ころがり軸受が
構成されている。12はローダーアーム本体3の断面コ
字形の本体の開口3dを閉じる寸法の輻をもち裏面に凹
凸のある歯付き平ベルトである。14は歯付き平ベルト
12が巻き掛けられる凹凸のある駆動プーリーである。
平ベルト12はその一端を開口3dの上面にボルト15
で固着され、中間を駆動プーリー14に巻き掛けられ、
他端を開口3dの下端にぼると16で固着されている。
17は埋子18はガイドプーリーである。搬送体2に取
着された正逆回転モーター19により駆動プーリー14
が駆動されると、平ベルト12を介してローダーアーム
本体3は上昇あるいは下降される。
の内底面3cに案内レール4が固着され、案内レール4
に外嵌されるレームガイド5が搬送体2に固着されてい
る。案内レール4とレールガイド5の対面する面にはボ
ール転動溝9と10が設けられ、ボール転動溝9,10
間にボール11が挿入されて直線運動用ころがり軸受が
構成されている。12はローダーアーム本体3の断面コ
字形の本体の開口3dを閉じる寸法の輻をもち裏面に凹
凸のある歯付き平ベルトである。14は歯付き平ベルト
12が巻き掛けられる凹凸のある駆動プーリーである。
平ベルト12はその一端を開口3dの上面にボルト15
で固着され、中間を駆動プーリー14に巻き掛けられ、
他端を開口3dの下端にぼると16で固着されている。
17は埋子18はガイドプーリーである。搬送体2に取
着された正逆回転モーター19により駆動プーリー14
が駆動されると、平ベルト12を介してローダーアーム
本体3は上昇あるいは下降される。
【0008】
【考案の効果】ローダーアーム本体の腹部内に直線運動
用ころがり軸受が収まっており、腹部の開口はローダー
アーム本体を上下動する平ベルトで閉じられているで、
外部から塵埃が侵入しなくなる。また、ローダーアーム
本体は、断面コ字形に屈曲された外ケースと内ケースを
組み付けて中空部、及び収容部を形成するようにしたの
で、構造が簡素になるとともに、外ケースと内ケースと
を組付ける際に、中空部内にローダーアームを制御する
ための配線、電装部品等を収容することができ、中空部
を有効に活用することができる。
用ころがり軸受が収まっており、腹部の開口はローダー
アーム本体を上下動する平ベルトで閉じられているで、
外部から塵埃が侵入しなくなる。また、ローダーアーム
本体は、断面コ字形に屈曲された外ケースと内ケースを
組み付けて中空部、及び収容部を形成するようにしたの
で、構造が簡素になるとともに、外ケースと内ケースと
を組付ける際に、中空部内にローダーアームを制御する
ための配線、電装部品等を収容することができ、中空部
を有効に活用することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来例の防塵装置の縦断面図である。
2 搬送体 3 ローダーアーム 3a 中空部 3b 収容部 3c 内底面 3d 開口 31 外ケース 32 内ケース 4 案内レール 5 レールガイド 12 平ベルト 14 駆動プーリー 18 ガイドプーリー
Claims (1)
- 【請求項1】深い断面コ字形に屈曲された外ケース(3
1)の開口端部の内面側に、浅い断面コ字形に屈曲され
た内ケース(32)を前記外ケース(31)と同方向に
向けて重ね合わせることにより、外ケース(31)の底
部側に中空部(3a)を、内ケース(32)の開口側に
外部に開口した収容部(3b)を有する横断面がコ字形
のローダーアーム本体(3)を設け、このローダーアー
ム本体(3)の内底面(3c)にその長手方向に案内レ
ール(4)が固着され、その案内レール(4)に外嵌さ
れたレールガイド(5)が搬送体(2)に固着され、案
内レール(4)とレールガイド(5)との対面間にボー
ル(10)が介挿され、ローダーアーム本体(3)の開
口(3d)を閉じるに十分な幅の歯付き平ベルト(1
2)がその一端をローダーアーム本体(3)の上端に固
着され、中間を搬送体(2)に設けた駆動プーリー(1
4)に巻き掛けられ、他端をローダーアーム本体(3)
の下端に固着されたことを特徴とするローダーアームの
直線運動用ころがり軸受の防塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031513U JP2583597Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | ローダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031513U JP2583597Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | ローダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682433U JPH0682433U (ja) | 1994-11-25 |
JP2583597Y2 true JP2583597Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12333297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993031513U Expired - Fee Related JP2583597Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | ローダーアームの直線運動用ころがり軸受の防塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583597Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4769899B2 (ja) * | 2010-01-15 | 2011-09-07 | Thk株式会社 | 防塵機構付きリニアアクチュエータ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3815595A1 (de) * | 1988-05-06 | 1989-11-23 | Star Gmbh | Linearfuehrungseinheit |
JPH0746472Y2 (ja) * | 1991-03-19 | 1995-10-25 | 株式会社安川電機 | 直進走行装置 |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP1993031513U patent/JP2583597Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682433U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |