JP2583467Y2 - 車載用ロッドアンテナの給電機構 - Google Patents

車載用ロッドアンテナの給電機構

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JP2583467Y2
JP2583467Y2 JP4101593U JP4101593U JP2583467Y2 JP 2583467 Y2 JP2583467 Y2 JP 2583467Y2 JP 4101593 U JP4101593 U JP 4101593U JP 4101593 U JP4101593 U JP 4101593U JP 2583467 Y2 JP2583467 Y2 JP 2583467Y2
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assay
neck
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metal fitting
plug pin
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榑男 新井
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Yokowo Co Ltd
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Yokowo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、構造が簡単で且つ確実
にアースがとれる車載用ロッドアンテナの給電機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両用アンテナは、複数のアンテナロッ
ドを伸縮自在に多段配置し、先端ロッドにドライブコー
ドを接続している。ドライブコードにはラック歯が形成
されており、ラック歯がドライブギヤと噛み合い、ドラ
イブコードを介してアンテナエレメントを伸縮させる。
アンテナロッドは、非使用時に短縮状態でアンテナハウ
ジングに収納される。アンテナロッドに対する給電とし
ては、アンテナエレメントに接続されたリードをハウジ
ングに挿通し、このリードに同軸ケーブルの中心導体を
接続した給電機構が採用されている。他方、同軸ケーブ
ルの外側導体は、ハウジングを介してアースされてい
る。
【0003】従来の給電機構は、たとえば図1に示すよ
うにハウジング10にプラグアッセイ20を接続してい
る。ハウジング10は、ハウジング本体11の内面に絶
縁層12をライニングしており、絶縁層12によりハウ
ジング本体11と通電スリーブ13とを絶縁している。
通電スリーブ13には、アンテナエレメントの基端ロッ
ド14が接触する。プラグアッセイ20は、同軸ケーブ
ルの中心導体に接続されるプラグピン21を絶縁樹脂2
2でモールディングし、絶縁樹脂22の外側をプラグ管
23で覆っている。プラグピン21は、プラグ管23か
らハウジング本体11に形成した孔部15を経てハウジ
ング本体11の内部に延び、通電スリーブ13に接続さ
れている。プラグ管23から孔部15までの間にあるプ
ラグピン21は、二次成形された絶縁樹脂突24にモー
ルディングされている。これにより、アンテナエレメン
トは、同軸ケーブルの中心導体に導通する。
【0004】プラグアッセイ20のプラグ管23は、ア
ースラグ25によってハウジング本体10に取り付けら
れる。アースラグ25は、舌片26を備えている。舌片
26がハウジング本体11の内側に位置するようにアー
スラグ25をハウジング本体11に組み込んだ後、舌片
26をポイントAでカシメ,ハンダ付け,スポット止め
等によって舌片26をハウジング本体11に接触させプ
ラグ管23とハウジング本体11との導通を図ってい
る。ハウジング20は、図2(a)に示すようにアース
金具31を介して自動車等の車体30に取り付けられ
る。これにより、プラグ管23は、アース金具31及び
アースラグ25を介して車体30と同じグランド電位
(−)に維持される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の給電機構におけ
るプラグアッセイ20は、一点又は二点でハウジング本
体11に取り付けられている。そのため、プラグアッセ
イ20を固定する力が弱く、補助的に絶縁樹脂24によ
りモールディングすることが必要であった。また、アー
スラグ25を取り付けた後で車体30に対する取付けを
容易にするため、ハウジング本体11に、図2(a)に
示すような段差16を付けていた。そのため、ハウジン
グ本体11が細長くなっている。このハウジング本体1
1の下端から絶縁層12及び通電スリーブ13をハウジ
ング本体11の内部に挿入することは、組立て工程を煩
雑化する原因になっている。
【0006】更に、ハンダ付け,カシメ等によってアー
スラグ25の舌片26がハウジング本体11に接触して
いることから、絶縁樹脂24を使用した二次成形時の高
温,高圧によって舌片26が変形し、ハウジング本体1
1に対する接触点27の接触不良を引き起こし易い。し
かも、アンテナロッドを伝わってきた塩分濃度の高い雨
水等に舌片26が曝されると、腐食が発生する。腐食に
より接触点27の接触抵抗が増加し、アース不良が発生
する原因となる。本考案は、このような問題を解消すべ
く案出されたものであり、プラグアッセイからハウジン
グのネック部までを一体化することにより、確実なアー
スを図ると共に、樹脂による二次成形が不要で且つ組立
て容易な車載用アンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の車載用ロッドア
ンテナの給電機構は、その目的を達成するため、先端に
ネジ部が形成され、ネック部の周面にプラグピンが接触
固定された金具アッセイと、前記ネジ部及び前記プラグ
ピンの基端部を残し、前記ネック部及び前記プラグピン
を包み込む絶縁樹脂製のネックアッセイと、該ネックア
ッセイの筒部及び枝部を挟み込み、湾曲部が形成された
枝部をもつアース金具と、該アース金具が差し込まれる
大径部を先端に有するハウジングとを備え、同軸ケーブ
ルの中心導体は前記プラグピンを介してアンテナエレメ
ントに導通し、前記同軸ケーブルの外側導体は前記アー
ス金具を介して前記ハウジングに導通している。また、
金具アッセイに代え、先端にネジ部が形成され、通電ス
リーブに接触固定されるプラグピンをモールディングし
た絶縁樹脂性のネックアッセイを使用することもでき
る。
【0008】
【実施例】実施例1: 本実施例は、図3(a)に示す構造をもった金具アッセ
イ40を使用する。金具アッセイ40は、車体30(図
2(a)参照)に取り付けられるネジ部41が先端に刻
設されており、プラグピン42が周面にハンダ43で取
り付けられている。また、基端側は、抜止め用の凹溝4
4が金具アッセイ40の周面方向に設けられたネック部
45になっている。金具アッセイ40は、図3(b)に
示すように、ネジ部41を残して絶縁樹脂でモールディ
ングされる。絶縁樹脂製のネックアッセイ50は、金具
アッセイ40のネック部45を包み込む筒部51を備
え、該筒部51から一体的に延びた枝部52でプラグピ
ン42を包み込んでいる。筒部51が凹溝44で金具ア
ッセイ40に食い込んでいるため、金具アッセイ40か
らネックアッセイ50が抜け落ちることがない。
【0009】ネックアッセイ50は、筒部51に係止突
起53,53を、枝部52に膨出部54を形成してい
る。係止突起53,53は、アース金具60の筒部61
に形成した開口部62,62に嵌り込み、アース金具6
0を固定する。膨出部54は、筒部61から延びた枝部
63の湾曲部64,64に挟み込まれる。本実施例で
は、二つ割のアース金具60を使用しているが、これに
拘束されることなく、たとえば軸方向に延びるスリット
を入れた一体的なアース金具を使用することも可能であ
る。この場合、アース金具60の弾撥力でネックアッセ
イ50が挟持される。金具アッセイ40は、ネックアッ
セイ50及びアース金具60を装着した状態でハウジン
グ70に挿入される。ハウジング70は、図3(c)に
示すように、先端側が大径部71となっており、大径部
71に係止孔72,73が形成されている。係止孔7
2,72には、アース金具60の開口部62,62を介
してネックアッセイ50の係止突起53,53が臨む。
係止孔73には、アース金具60の切起し突起65が係
合する。
【0010】ハウジング70に対する金具アッセイ40
の装着は、図3(c)に示すようにハウジング70の先
端側から金具アッセイ40を差し込むだけで良い。金具
アッセイ40が差し込まれた図3(d)の状態では、プ
ラグピン42から金具アッセイ40に対する導通が採ら
れている。ここで、ハウジング70の先端側に形成した
大径部71に金具アッセイ40を装着する方式であるた
め、基端側を小径部71にすることができる。小径部7
1によりモータ等の駆動機構を取り付ける箇所が細くな
り、アンテナの付属機構を小型化することが可能とな
る。プラグピン42に同軸ケーブル80のソケット81
を差し込むと、同軸ケーブル80の中心導体82は、プ
ラス側端子83を経てアンテナエレメントに導通する。
他方、同軸ケーブル80の外側導体84は、マイナス側
端子85を介してアース金具60に接触に、ハウジング
70を経て車体30(図2(a)参照)にアースされ
る。
【0011】図3(d)を図1と対比すると明らかなよ
うに、完全に一体化されたアース金具60を介して導通
を採ることにより、車体30へのアースが確実になる。
特に、アンテナハウジング10にアースラグ25をカシ
メ,ハンダ付け,スポット溶接等で接触固定する作業が
不要になり、良好な接触状態が得られる。また、一回の
成形によりプラグ形状及びネック形状が完成されるた
め、プラグピン21をモールディングする絶縁層22や
プラグ管23が不要になり、一回のモールディングでネ
ックアッセイ50が形成され、組立て工程が簡略化され
る。更に、アース金具60の先端部66でネック部の段
差が形成され、図3(c)に矢印で示した方向からハウ
ジング70に挿入される。この点、従来の方式では長い
アンテナハウジング10の下部から絶縁層12や通電ス
リーブ13を挿入することが必要であったのに比較し、
組立てが大幅に簡単なものとなり、品質が安定した低コ
ストの製品が省力化された作業によって製造される。ま
た、モールディング時にポイントA(図1)の接触不良
を来すこともない。
【0012】実施例2: 本実施例は、実施例1の金具アッセイ40の機能をネッ
クアッセイにもたせ、金具アッセイを省略した例であ
る。ネックアッセイ90は、図4に示すように通電スリ
ーブ13及びプラグピン42をモールディングした一体
構造になっている。通電スリーブ13の途中に円周方向
に延びる溝13aが形成されており、溝13aが樹脂で
充填されるため、モールディングされた通電スリーブ1
3がネックアッセイ90から抜け落ちることはない。ま
た、通電スリーブ13にハンダ付けされた状態でプラグ
ピン42がモールディングされているので、通電スリー
ブ13に対するプラグピン42の接触状態も良好に維持
される。
【0013】ネックアッセイ90は、ネック部91より
先端側にネジ山92を備えている。ネジ山92は、モー
ルディング時に同時成形される。このネックアッセイ9
0は、実施例1と同様にアースされたハウジング(図示
せず)に装着される。車両ボディーに対する取付けに際
しては、ボディーに形成した孔にネジ山92を下から差
し込み、ボディーの上から金属ナットをネジ山92に螺
合させ締結する。このとき、ネジ山92が形成されたネ
ックアッセイが樹脂製であるため、金属ナットが錆びて
も金属ナットとネジ山92との間に錆付きに起因する固
着が生じない。また、軽量化に関し苛酷な要求がされて
いる自動車用部品としても、好適なものとなる。
【0014】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案において
は、ネックアッセイを取り囲むアース金具によって、一
回の成形によりプラグ形状及びネック形状が形成され、
ハウジングを経て車体への確実なアースを図った一体的
な給電機構が得られる。また、組立て作業も容易にな
り、品質が安定した低コストの製品が省力化された作業
によって製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の車載用アンテナの給電機構
【図2】 同給電機構の問題点を説明するための図
【図3】 本考案に従った給電機構の組立て工程図
【図4】 ネジ山形成部分を樹脂製としたネックアッセ
【符号の説明】
40 金具アッセイ 41 ネジ部 42
プラグピン 45 ネック部 50 ネックアッセイ 51
筒部 52 枝部 60 アース金具 63
枝部 64 湾曲部 70 ハウジング 71
大径部 80 同軸ケーブル 82 中心導体 84
外側導体 90 金具アッセイを兼ねた樹脂製のネックアッセイ 91 ネック部 92 ネジ山

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にネジ部が形成され、ネック部の周
    面にプラグピンが接触固定された金具アッセイと、前記
    ネジ部及び前記プラグピンの基端部を残し、前記ネック
    部及び前記プラグピンを包み込む絶縁樹脂製のネックア
    ッセイと、該ネックアッセイの筒部及び枝部を挟み込
    み、湾曲部が形成された枝部をもつアース金具と、該ア
    ース金具が差し込まれる大径部を先端に有するハウジン
    グとを備え、同軸ケーブルの中心導体は前記プラグピン
    を介してアンテナエレメントに導通し、前記同軸ケーブ
    ルの外側導体は前記アース金具を介して前記ハウジング
    に導通している車載用ロッドアンテナの給電機構。
  2. 【請求項2】 先端にネジ部が形成され、通電スリーブ
    に接触固定されるプラグピンをモールディングした絶縁
    樹脂性のネックアッセイと、該ネックアッセイの筒部及
    び枝部を挟み込み、湾曲部が形成された枝部をもつアー
    ス金具と、該アース金具が差し込まれる大径部を先端に
    有するハウジングとを備え、同軸ケーブルの中心導体は
    前記プラグピンを介してアンテナエレメントに導通し、
    前記同軸ケーブルの外側導体は前記アース金具を介して
    前記ハウジングに導通している車載用ロッドアンテナの
    給電機構。
JP4101593U 1993-07-09 1993-07-28 車載用ロッドアンテナの給電機構 Expired - Lifetime JP2583467Y2 (ja)

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JP5-37635 1993-07-09
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JPH0716409U JPH0716409U (ja) 1995-03-17
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