JP2583178Y2 - 液体射出装置 - Google Patents
液体射出装置Info
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- JP2583178Y2 JP2583178Y2 JP316393U JP316393U JP2583178Y2 JP 2583178 Y2 JP2583178 Y2 JP 2583178Y2 JP 316393 U JP316393 U JP 316393U JP 316393 U JP316393 U JP 316393U JP 2583178 Y2 JP2583178 Y2 JP 2583178Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手動操作のポンプで形
成した液体射出装置に関する。
成した液体射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種射出装置は従来から多数各種のも
のが提案されていて極く周知であり、実願平2-91802 号
はそれらのなかの1例である。
のが提案されていて極く周知であり、実願平2-91802 号
はそれらのなかの1例である。
【0003】この例から判るように、液体射出装置の基
本は、底部開口に吸込み弁を設けてねじキャップにより
容器体口頸部に内装固定されたシリンダーの固定部と、
このシリンダーに内嵌された筒状ピストン、この筒状ピ
ストンに下部を固定または従動関係に連系して連通され
上方外部に立上ったステム、一側にノズル管を突出して
ステム上端に連通固定された押下げヘッドの吐出弁付き
可動部及び、シリンダーに内設されて可動部を常時押上
げ付勢する復帰ばねとで構成している。
本は、底部開口に吸込み弁を設けてねじキャップにより
容器体口頸部に内装固定されたシリンダーの固定部と、
このシリンダーに内嵌された筒状ピストン、この筒状ピ
ストンに下部を固定または従動関係に連系して連通され
上方外部に立上ったステム、一側にノズル管を突出して
ステム上端に連通固定された押下げヘッドの吐出弁付き
可動部及び、シリンダーに内設されて可動部を常時押上
げ付勢する復帰ばねとで構成している。
【0004】この構成で、液の射出時には押下げヘッド
を介し可動部を復帰ばねに抗し押下げ操作すればよく、
すると吐出弁開弁後筒状ピストンが同体に押下げられて
シリンダー内液を加圧し、この加圧液が吐出弁を通しス
テムを経てノズル管から外部に射出される。
を介し可動部を復帰ばねに抗し押下げ操作すればよく、
すると吐出弁開弁後筒状ピストンが同体に押下げられて
シリンダー内液を加圧し、この加圧液が吐出弁を通しス
テムを経てノズル管から外部に射出される。
【0005】射出終了で押下げを停止すると、可動部が
復帰ばねにより上方に復帰し、この復帰で吐出弁が閉じ
シリンダー内が負圧化し、これにより吸込み弁が開弁し
て容器体内液をシリンダー内に吸上げ、次回の射出に備
える。
復帰ばねにより上方に復帰し、この復帰で吐出弁が閉じ
シリンダー内が負圧化し、これにより吸込み弁が開弁し
て容器体内液をシリンダー内に吸上げ、次回の射出に備
える。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記例を含め、この種
射出装置で可動部を押上げ付勢する復帰ばねは通常シリ
ンダー内に設置されているので、常時液に漬けられた状
態にあり、このため発錆し、ばね自体を損傷して寿命を
短縮するばかりでなく、液を変質させるおそれもある。
射出装置で可動部を押上げ付勢する復帰ばねは通常シリ
ンダー内に設置されているので、常時液に漬けられた状
態にあり、このため発錆し、ばね自体を損傷して寿命を
短縮するばかりでなく、液を変質させるおそれもある。
【0007】本考案は、復帰ばねをねじキャップ上面と
その上方の押下げヘッド下面間の外部空間に配して発錆
を防止すると共に、押下げヘッドを復帰ばねのばね力で
抜け出すおそれのない取付けとした液体射出装置を得る
にある。
その上方の押下げヘッド下面間の外部空間に配して発錆
を防止すると共に、押下げヘッドを復帰ばねのばね力で
抜け出すおそれのない取付けとした液体射出装置を得る
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の液体射出装置
は、ねじキャップ1により容器体口頸部に内装固定さ
れ、底部開口に吸込み弁2を設けたシリンダー3と、下
端開口を閉塞したパイプ体であって、下部側壁に吐出孔
4を開孔し、この吐出孔4下方外面から前記シリンダー
3に内嵌する拡径管5を分岐して上方に立上がり、この
拡径管5に貫通孔6を開孔したピストンガイド7、前記
吐出孔4部のピストンガイド7とシリンダー3間に摺接
するよう配設された従動形の吐出弁兼用の筒状ピストン
8、前記ピストンガイド7に互いの係合突条9と係合凹
溝10の係合により結合して上方外部に延びたステム11、
一側からノズル管12を突出し、下面の連通管13を前記ス
テム11上部に外嵌連通した押下げヘッド14、硬質材によ
るパイプ体であって、外周面の上部には大突刺条15を、
中腹部分には数個の小突刺条16を外向きに突出してステ
ム11から連通管13にかけて内嵌され、小突刺条16群を喰
込みによりステム11内面に結合し、大突刺条15を連通管
13内面に喰込ませ結合してこの連通管13とステム11とを
強固に結合した継ぎ管17との可動部と、前記ねじキャッ
プ1上面と押下げヘッド14下面間に配設された復帰ばね
18とで構成している。
は、ねじキャップ1により容器体口頸部に内装固定さ
れ、底部開口に吸込み弁2を設けたシリンダー3と、下
端開口を閉塞したパイプ体であって、下部側壁に吐出孔
4を開孔し、この吐出孔4下方外面から前記シリンダー
3に内嵌する拡径管5を分岐して上方に立上がり、この
拡径管5に貫通孔6を開孔したピストンガイド7、前記
吐出孔4部のピストンガイド7とシリンダー3間に摺接
するよう配設された従動形の吐出弁兼用の筒状ピストン
8、前記ピストンガイド7に互いの係合突条9と係合凹
溝10の係合により結合して上方外部に延びたステム11、
一側からノズル管12を突出し、下面の連通管13を前記ス
テム11上部に外嵌連通した押下げヘッド14、硬質材によ
るパイプ体であって、外周面の上部には大突刺条15を、
中腹部分には数個の小突刺条16を外向きに突出してステ
ム11から連通管13にかけて内嵌され、小突刺条16群を喰
込みによりステム11内面に結合し、大突刺条15を連通管
13内面に喰込ませ結合してこの連通管13とステム11とを
強固に結合した継ぎ管17との可動部と、前記ねじキャッ
プ1上面と押下げヘッド14下面間に配設された復帰ばね
18とで構成している。
【0009】
【作用】図1は常時の状態を示しており、この状態で押
下げヘッド14、ステム11、ピストンガイド7、吐出
弁兼用の筒状ピストン8の可動部は押下げヘッド14を
介し復帰ばね18により上限位置まで押上げられ、この
位置で吐出弁兼用の筒状ピストン8も上限位置にあって
吐出孔4を塞ぎ、つまり吐出弁を閉じ、このとき吸込み
弁2は開弁状態にある。
下げヘッド14、ステム11、ピストンガイド7、吐出
弁兼用の筒状ピストン8の可動部は押下げヘッド14を
介し復帰ばね18により上限位置まで押上げられ、この
位置で吐出弁兼用の筒状ピストン8も上限位置にあって
吐出孔4を塞ぎ、つまり吐出弁を閉じ、このとき吸込み
弁2は開弁状態にある。
【0010】液射出時には、押下げヘッド14を介し可動
部を復帰ばね18に抗し下方に押下げる。すると、当初ピ
ストンガイド7が筒状ピストン8に対し先行下降するの
で吐出弁が開弁し、このとき吸込み弁2が閉弁状態にあ
ることからシリンダー3内液が従動下降する筒状ピスト
ン8で加圧され、加圧液は貫通孔6、吐出孔4、ピスト
ンガイド7、ステム11を経、ノズル管12から外部に射出
される。
部を復帰ばね18に抗し下方に押下げる。すると、当初ピ
ストンガイド7が筒状ピストン8に対し先行下降するの
で吐出弁が開弁し、このとき吸込み弁2が閉弁状態にあ
ることからシリンダー3内液が従動下降する筒状ピスト
ン8で加圧され、加圧液は貫通孔6、吐出孔4、ピスト
ンガイド7、ステム11を経、ノズル管12から外部に射出
される。
【0011】液射出が終り、押下げを停止すると、可動
部は復帰ばね18により図示の原状態に上昇復帰し、この
復帰当初吐出弁が閉じてシリンダー3内が負圧化し、一
方吸込み弁2は引き上げられ開弁状態になっているの
で、シリンダー3は吸込み弁2を通し図示しない容器体
から液体を吸上げ、つぎの射出に備える。図2a, b,
cの球状弁方式も実質同等の作用なので説明は省略す
る。
部は復帰ばね18により図示の原状態に上昇復帰し、この
復帰当初吐出弁が閉じてシリンダー3内が負圧化し、一
方吸込み弁2は引き上げられ開弁状態になっているの
で、シリンダー3は吸込み弁2を通し図示しない容器体
から液体を吸上げ、つぎの射出に備える。図2a, b,
cの球状弁方式も実質同等の作用なので説明は省略す
る。
【0012】この本考案装置で、復帰ばね18はねじキャ
ップ1上面と押下げヘッド14間の上方外部空間に配設さ
れるので液体に触れることがなく、発錆が防止できる。
またこの復帰ばね18配設では、ばね力が押下げヘッド14
に直接的に加わるので押下げヘッド14がステム11から、
あるいはステム11を伴ないピストンガイド7から外れて
抜け出す懸念があるが、押下げヘッド14とステム11とは
各々に喰込み結合させた継ぎ管17で固く結合させてあ
り、またステム11とピストンガイド7は係合突条9と係
合凹溝10による係合結合なので、各結合は強固であり、
抜け出しのおそれは殆んどない。
ップ1上面と押下げヘッド14間の上方外部空間に配設さ
れるので液体に触れることがなく、発錆が防止できる。
またこの復帰ばね18配設では、ばね力が押下げヘッド14
に直接的に加わるので押下げヘッド14がステム11から、
あるいはステム11を伴ないピストンガイド7から外れて
抜け出す懸念があるが、押下げヘッド14とステム11とは
各々に喰込み結合させた継ぎ管17で固く結合させてあ
り、またステム11とピストンガイド7は係合突条9と係
合凹溝10による係合結合なので、各結合は強固であり、
抜け出しのおそれは殆んどない。
【0013】
【実施例】以下図1a, b, cを参照して一実施例を説
明するに、本考案液体射出装置は固定部、可動部及び復
帰ばねとで構成している。
明するに、本考案液体射出装置は固定部、可動部及び復
帰ばねとで構成している。
【0014】固定部はねじキャップ1、シリンダー3か
らなる。
らなる。
【0015】ねじキャップ1は頂壁中央部を開口し、こ
の開口周縁部に一部断面が逆U字形の挾着筒19を立設
し、この挾着筒19頂部からは上端外周に係止用突条20を
設けた内側固定案内周壁21を、頂壁周縁部からは外側固
定案内周壁22を立設し、取付け周壁23により図示しない
容器体口頸部に螺合装着される。
の開口周縁部に一部断面が逆U字形の挾着筒19を立設
し、この挾着筒19頂部からは上端外周に係止用突条20を
設けた内側固定案内周壁21を、頂壁周縁部からは外側固
定案内周壁22を立設し、取付け周壁23により図示しない
容器体口頸部に螺合装着される。
【0016】シリンダー3は縦形で、下部を傾斜縮径し
て吸込み弁2の弁座24に形成し、この弁座24下方の結合
筒25からは下方に吸上げ管26を連通垂下し、また弁座24
直上の中径部内壁面にb図に示す筒状のバルブストッパ
ー27を固定しており、上部を前記挾着筒19に差込み固定
して容器体口頸部部分に吊下げ内装されている。
て吸込み弁2の弁座24に形成し、この弁座24下方の結合
筒25からは下方に吸上げ管26を連通垂下し、また弁座24
直上の中径部内壁面にb図に示す筒状のバルブストッパ
ー27を固定しており、上部を前記挾着筒19に差込み固定
して容器体口頸部部分に吊下げ内装されている。
【0017】このシリンダー3の軸芯部にはバルブ軸28
がある。このバルブ軸28は下半部が軸太の、上半部が軸
細の形状で、筒状とした下端面を傾斜させてこの部分を
吸込み弁2の弁体29とし、また下部外周にバルブストッ
パー27下端に係止する係止片30を周方向とびとびに突出
させて僅かの距離上下動できるように配され、この上下
動で弁体29が弁座24に接離し開閉弁する吸込み弁2機能
を形成している。
がある。このバルブ軸28は下半部が軸太の、上半部が軸
細の形状で、筒状とした下端面を傾斜させてこの部分を
吸込み弁2の弁体29とし、また下部外周にバルブストッ
パー27下端に係止する係止片30を周方向とびとびに突出
させて僅かの距離上下動できるように配され、この上下
動で弁体29が弁座24に接離し開閉弁する吸込み弁2機能
を形成している。
【0018】つぎに、可動部はピストンガイド7、筒状
ピストン8、ステム11、押下げヘッド14及び継ぎ管17か
らなる。
ピストン8、ステム11、押下げヘッド14及び継ぎ管17か
らなる。
【0019】ピストンガイド7は縦に長いパイプ体で、
下端を前記バルブ軸28上部にスライド可能に圧接外嵌
し、換言すれば下端口をバルブ軸28で閉封し、また下部
からシリンダー3内周に摺接する拡径管5を分岐し、こ
の拡径管5中間部に周方向とびとびに上下方向の貫通孔
6を開け、また下部寄り側壁に吐出孔4を開孔し、さら
に上部外周に係合凹溝10を凹設して上方外部に立ち上げ
られている。
下端を前記バルブ軸28上部にスライド可能に圧接外嵌
し、換言すれば下端口をバルブ軸28で閉封し、また下部
からシリンダー3内周に摺接する拡径管5を分岐し、こ
の拡径管5中間部に周方向とびとびに上下方向の貫通孔
6を開け、また下部寄り側壁に吐出孔4を開孔し、さら
に上部外周に係合凹溝10を凹設して上方外部に立ち上げ
られている。
【0020】筒状ピストン8は吐出弁を兼ねたものであ
り、前記ピストンガイド7外面とシリンダー3内面間に
摺接配置され、それら摺接面を弯曲した弾性面としたも
ので、常時の上限位置で吐出孔4、シリンダー3側の吸
気用孔31を塞いでいる。
り、前記ピストンガイド7外面とシリンダー3内面間に
摺接配置され、それら摺接面を弯曲した弾性面としたも
ので、常時の上限位置で吐出孔4、シリンダー3側の吸
気用孔31を塞いでいる。
【0021】ステム11は、下半部を前記ピストンガイド
7上半部に外嵌して上方に延び、中間部内周に係合突条
9を突出し、この係合突条9を係合凹溝10に係合させて
ピストンガイド7に固く結合している。
7上半部に外嵌して上方に延び、中間部内周に係合突条
9を突出し、この係合突条9を係合凹溝10に係合させて
ピストンガイド7に固く結合している。
【0022】押下げヘッド14は、下面中央に連通管13
を、一側にこの連通管13に連通するノズル管12を突出
し、また周縁から可動側案内筒32を垂設し、この案内筒
32下端内周に係止用突条33を設け、この突条33を前記突
条20に係合させることで外れ抜けを防ぎ、そして連通管
13をステム11上端部に外嵌してステム11に連通させてい
る。34は周方向とびとびの間隔板である。
を、一側にこの連通管13に連通するノズル管12を突出
し、また周縁から可動側案内筒32を垂設し、この案内筒
32下端内周に係止用突条33を設け、この突条33を前記突
条20に係合させることで外れ抜けを防ぎ、そして連通管
13をステム11上端部に外嵌してステム11に連通させてい
る。34は周方向とびとびの間隔板である。
【0023】継ぎ管17は、前記ステム11、押下げヘ
ッド14を形成するポリエチレン樹脂より硬いポリアセ
タール樹脂等の硬質樹脂材からなるもので、c図に拡大
して示すように、上端外面からは上面側を斜めにカット
して周縁が鋭角となる一部断面が三角形の大突刺条15
を突出し、中腹部外面からは適宜上下方向に離間させて
下面側を斜めにカットして周縁が鋭角となる3筋の小突
刺条16を突出した形状のものであり、上端の大突刺条
15を残してステム11に内嵌し、この内嵌で小突刺条
16群をステム11内壁面に喰込ませて一体的に結合
し、またステム11を連通管13に内嵌するとき大突刺
条15を一緒に内嵌し、この内嵌で大突刺条15を連通
管13内壁面に喰込ませて一体的に結合し、これら喰込
み結合によりステム11と押下げヘッド14とを強固に
結合している。この喰込み結合では、係合突条と係合凹
溝の係合のように結合部に隙間が全くないので、結合は
更に強固である。
ッド14を形成するポリエチレン樹脂より硬いポリアセ
タール樹脂等の硬質樹脂材からなるもので、c図に拡大
して示すように、上端外面からは上面側を斜めにカット
して周縁が鋭角となる一部断面が三角形の大突刺条15
を突出し、中腹部外面からは適宜上下方向に離間させて
下面側を斜めにカットして周縁が鋭角となる3筋の小突
刺条16を突出した形状のものであり、上端の大突刺条
15を残してステム11に内嵌し、この内嵌で小突刺条
16群をステム11内壁面に喰込ませて一体的に結合
し、またステム11を連通管13に内嵌するとき大突刺
条15を一緒に内嵌し、この内嵌で大突刺条15を連通
管13内壁面に喰込ませて一体的に結合し、これら喰込
み結合によりステム11と押下げヘッド14とを強固に
結合している。この喰込み結合では、係合突条と係合凹
溝の係合のように結合部に隙間が全くないので、結合は
更に強固である。
【0024】つぎに、復帰ばね18は金属によるコイル状
のもので、前記ねじキャップ1上面側の挾着筒19上面と
押下げヘッド14下面の間隔板34間に配設され、押下げヘ
ッド14を介し可動部を常時上方に押上げ付勢している。
のもので、前記ねじキャップ1上面側の挾着筒19上面と
押下げヘッド14下面の間隔板34間に配設され、押下げヘ
ッド14を介し可動部を常時上方に押上げ付勢している。
【0025】なお、前記ステム11下端外面の突縁はね
じキャップ1の挟着筒19内周の下向き段部35との間
に隙間があり、そしてピストン8外周壁が挟着筒19内
周下端に当接係止している図示状態が可動部の上限位置
である。
じキャップ1の挟着筒19内周の下向き段部35との間
に隙間があり、そしてピストン8外周壁が挟着筒19内
周下端に当接係止している図示状態が可動部の上限位置
である。
【0026】この実施例構造によれば、復帰ばね18はね
じキャップ1上面と押下げヘッド14下面間の外部空間に
配され、収納液に触れることがないので発錆せず、従っ
てばね自体の損傷や液変質等の課題が解決できる。
じキャップ1上面と押下げヘッド14下面間の外部空間に
配され、収納液に触れることがないので発錆せず、従っ
てばね自体の損傷や液変質等の課題が解決できる。
【0027】また押下げヘッド14とステム11、ステム11
とピストンガイド7との嵌合は、従来はc図の符号36,
36に示すように一方の面にリング状の筋目を設け、増大
させた摩擦抵抗による結合だったので、復帰ばね18のば
ね力が押下げヘッド14に直接加わる本考案構造とした場
合、結合が緩んで押下げヘッド14が外れて抜け出すおそ
れがあったが、本考案では、押下げヘッド14とステム11
とは各々に大突刺条15、小突刺条16群による喰込みによ
り一体的に結合させた継ぎ管17で結合し、またステム11
とピストンガイド7とは係合突条9と係合凹溝10による
係合結合としたので、それらの結合は強固であり外れた
りするおそれは解消できる。
とピストンガイド7との嵌合は、従来はc図の符号36,
36に示すように一方の面にリング状の筋目を設け、増大
させた摩擦抵抗による結合だったので、復帰ばね18のば
ね力が押下げヘッド14に直接加わる本考案構造とした場
合、結合が緩んで押下げヘッド14が外れて抜け出すおそ
れがあったが、本考案では、押下げヘッド14とステム11
とは各々に大突刺条15、小突刺条16群による喰込みによ
り一体的に結合させた継ぎ管17で結合し、またステム11
とピストンガイド7とは係合突条9と係合凹溝10による
係合結合としたので、それらの結合は強固であり外れた
りするおそれは解消できる。
【0028】勿論、本考案において、連通管13とステム
11、ステム11とピストンガイド7の結合に従来の摩擦抵
抗による結合を併用することを妨げるものではない。
11、ステム11とピストンガイド7の結合に従来の摩擦抵
抗による結合を併用することを妨げるものではない。
【0029】図2a, b, cは、本考案の突条9と凹溝
10の係合結合と継ぎ管17による喰込み結合とを、吸込み
弁2と吐出弁37としてセラミック、合成樹脂等の発錆し
ない非金属材による球状弁を用いた方式の液体射出装置
に適用した場合を示したものである。従って、吐出弁は
球状吐出弁37と筒状ピストン8による2重弁となってい
る。
10の係合結合と継ぎ管17による喰込み結合とを、吸込み
弁2と吐出弁37としてセラミック、合成樹脂等の発錆し
ない非金属材による球状弁を用いた方式の液体射出装置
に適用した場合を示したものである。従って、吐出弁は
球状吐出弁37と筒状ピストン8による2重弁となってい
る。
【0030】この例では、吸込み弁2が球状弁なので、
バルブストッパー27としてb図に示したように内周面四
方に内方への突出部を設けたものを用い、図1例におけ
るバルブ軸28を省略し、従ってピストンガイド7下端開
口は閉塞端としている。また球状吐出弁37は通常ステム
11上部に配されるので、この例では継ぎ管17の中腹部内
面から斜め内下のフランジ38を設け、このフランジ38上
に配設している。この例においても図1例と同等の作
用、効果を奏する。
バルブストッパー27としてb図に示したように内周面四
方に内方への突出部を設けたものを用い、図1例におけ
るバルブ軸28を省略し、従ってピストンガイド7下端開
口は閉塞端としている。また球状吐出弁37は通常ステム
11上部に配されるので、この例では継ぎ管17の中腹部内
面から斜め内下のフランジ38を設け、このフランジ38上
に配設している。この例においても図1例と同等の作
用、効果を奏する。
【0031】
【考案の効果】上記したように、本考案の液体射出装置
では、復帰ばね18をねじキャップ1上面と押下げヘッド
14下面間の外部空間に配し、また押下げヘッド14とステ
ム11とは各々に喰込み結合させた継ぎ管17で固く結合さ
せ、またステム11とピストンガイド7とは係合突条9と
係合凹溝10で固く係合結合させる結合構造としたので、
復帰ばね18の発錆が防止できるばかりでなく、この復帰
ばね18のばね力が直接加わる押下げヘッド14の抜け出し
のおそれが解消でき、装置の信頼性を向上することがで
きる。
では、復帰ばね18をねじキャップ1上面と押下げヘッド
14下面間の外部空間に配し、また押下げヘッド14とステ
ム11とは各々に喰込み結合させた継ぎ管17で固く結合さ
せ、またステム11とピストンガイド7とは係合突条9と
係合凹溝10で固く係合結合させる結合構造としたので、
復帰ばね18の発錆が防止できるばかりでなく、この復帰
ばね18のばね力が直接加わる押下げヘッド14の抜け出し
のおそれが解消でき、装置の信頼性を向上することがで
きる。
【図1】aは一実施例の半部縦断面図、bは同実施例の
バルブストッパーの外形斜視図、cはaの継ぎ管による
結合部の拡大図である。
バルブストッパーの外形斜視図、cはaの継ぎ管による
結合部の拡大図である。
【図2】球状弁方式の液体射出器に適用した場合の例を
示し、aは半部縦断面図、bはaのバルブストッパーの
外形斜視図、cはaの継ぎ管による結合部の拡大図であ
る。
示し、aは半部縦断面図、bはaのバルブストッパーの
外形斜視図、cはaの継ぎ管による結合部の拡大図であ
る。
1 ねじキャップ 7 ピストンガイド 8 筒状ピストン 9 係合突条 10 係合凹溝 11 ステム 14 押下げヘッド 17 継ぎ管 18 復帰ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじキャップ1により容器体口頸部に内
装固定され、底部開口に吸込み弁2を設けたシリンダー
3と、下端開口を閉塞したパイプ体であって、下部側壁
に吐出孔4を開孔し、この吐出孔4下方外面から前記シ
リンダー3に内嵌する拡径管5を分岐して上方に立上が
り、この拡径管5に貫通孔6を開孔したピストンガイド
7、前記吐出孔4部のピストンガイド7とシリンダー3
間に摺接するよう配設された従動形の吐出弁兼用の筒状
ピストン8、前記ピストンガイド7に互いの係合突条9
と係合凹溝10の係合により結合して上方外部に延びたス
テム11、一側からノズル管12を突出し、下面の連通管13
を前記ステム11上部に外嵌連通した押下げヘッド14、硬
質材によるパイプ体であって、外周面の上部には大突刺
条15を、中腹部分には数個の小突刺条16を外向きに突出
してステム11から連通管13にかけて内嵌され、小突刺条
16群を喰込みによりステム11内面に結合し、大突刺条15
を連通管13内面に喰込ませ結合してこの連通管13とステ
ム11とを強固に結合した継ぎ管17との可動部と、前記ね
じキャップ1上面と押下げヘッド14下面間に配設された
復帰ばね18とからなる液体射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP316393U JP2583178Y2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 液体射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP316393U JP2583178Y2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 液体射出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657449U JPH0657449U (ja) | 1994-08-09 |
JP2583178Y2 true JP2583178Y2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=11549695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP316393U Expired - Fee Related JP2583178Y2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 液体射出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583178Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014198309A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社吉野工業所 | 液体吐出器 |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP316393U patent/JP2583178Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657449U (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |