JP2583108B2 - 空調設備に於ける外気処理システム - Google Patents

空調設備に於ける外気処理システム

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JP2583108B2
JP2583108B2 JP63151932A JP15193288A JP2583108B2 JP 2583108 B2 JP2583108 B2 JP 2583108B2 JP 63151932 A JP63151932 A JP 63151932A JP 15193288 A JP15193288 A JP 15193288A JP 2583108 B2 JP2583108 B2 JP 2583108B2
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義隆 佐々木
康敏 吉田
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空調設備からの廃熱を回収するために使用
される全熱交換器を利用した空調設備に於ける外気処理
システムに関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来から行われている全熱交換器を利用した空調設備
に於ける外気処理システムとして、第2図に示されるよ
うなシステムがあるが、これは、テナントビル等の複数
の居住域を有する建物で空気調和を行うにあたつて、各
居住域毎に設けられたフアンコイルユニツト等の空調設
備A…Aに新鮮な空気を供給するために取入れられる外
気と、各空調設備つまり居住域から帰還してくる排気と
の間で全熱交換器Bを介して顕熱及び水蒸気圧の全熱交
換を行い、廃熱を回収してエネルギーロスを少なくする
ようにしたもので、外気を各空調設備に供給するメイン
通路に加湿器Cを設けて全居住域の湿度調節を行つてい
た。
しかしながら、このシステムによれば、冬期暖房時の
ウオームアツプ時つまり暖房開始時に冷たい外気を供給
することは不利であるため、外気の供給を断つて各居住
域内の空気を循環させて暖房する時には、循環する空気
は加湿器Cを通過しないため、湿度調節ができない欠点
があり、更に、夏期冷房時には全熱交換器Bによる排気
との水蒸気圧交換によつて供給される外気の絶対湿度が
低下し、各居住域が湿度不足となるため、頻繁に加湿器
Cを運転する必要があつた。
そこで、ウオームアツプ時に加湿できるシステムとし
て、第3図に示されるように、各空調設備A毎に加湿器
Cを設けるようにしたものがあるが、加湿器の台数が増
え、かつ、別途に加湿器への配管工事を必要として機材
並びに工事費が高価となるだけでなく、夏期冷房時の湿
度不足に対処するためには前述のシステムと同様に頻繁
に加湿器Cを運転する必要があつた。
(発明の目的) 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するために、
ウオームアツプ時にも一台の加湿器で全居住域の湿度調
節を可能とし、夏期冷房時には全熱交換器の使用による
湿度不足を解消することができる外気処理システムを提
供することを目的とするものである。
(発明の開示) 本発明に係る空調設備に於ける外気処理システムは、
外気取入口1aから空調設備の給気口1bに至る給気側通路
1と、空調設備の帰還空気口2aから排気口2bに至る排気
側通路2との間に、全熱交換素子31を内蔵する全熱交換
器3を介在させ、同全熱交換素子31の第一、第二の通路
3a、3bをそれぞれ通過する外気と帰還空気との間で顕熱
及び水蒸気圧の全熱交換を行うようにし、かつ、全熱交
換器3から給気口1bに至る途中の通路11に加湿器4を設
けて外気を加湿するようにした空調設備に於ける外気処
理システムに於いて、外気取入口1aから全熱交換器3へ
至る途中の通路12に通路1を開閉するシヤツトオフダン
パ5を設けると共に、同通路12のシヤツトオフダンパ5
より後位置に、全熱交換素子31の第一の通路3aを迂回し
て通路11に短絡するバイパス通路13並びにこのバイパス
通路13に外気を選択的に通過させるバイパスダンパ6を
設け、更に、帰還空気口2aから全熱交換器3へ至る途中
の通路21に、同通路21と前記通路11の加湿器4より前位
置の通路間を短絡するバイパス通路22並びにこのバイパ
ス通路22に帰還空気を選択的に通過させるバイパスダン
パ7を設けたことを特徴とするものである。
尚、図中、8、9はそれぞれ給気用、排気用フアンモ
ータである。また、上記構成で定義する給気口1bとは、
各空調設備に送風するための送風ダクトを接続する接続
口のことをいい、帰還空気口2aとは、各空調設備からの
帰還空気を集めて排気する排気ダクトを接続する接続口
のことをいう。
(発明の作用、効果) 本発明の上記構成に従い、本発明システムの作用、効
果をウオームアツプ運転時及び通常運転時について説明
する。
<ウオームアツプ運転時> 冬期の暖房開始時、シヤツトオフダンパ5を閉として
外気の導入を遮断し、バイパスダンパ7をバイパス通路
22側に切換えて両フアンモータ8、9を駆動すると、各
居住域から排気ダクトを介して集められた帰還空気は帰
還空気口2aから通路21を通り、バイパス通路22を経て給
気側の通路11に流れ込み、加湿器4を通過して給気口1b
に至り、こゝから送風ダクトを介して各空調設備の給気
口に分配供給される。
つまりウオームアツプ時、外気の導入を断つても各居
住域から集められた帰還空気は加湿器4を通過するの
で、各空調設備で暖房運転を開始して帰還空気を循環さ
せても加湿器4を運転することによつて湿度調節を行う
ことができるものである。
ウオームアツプ終了後は、シヤツトオフダンパ5を開
とし、バイパスダンパ7を通常の通路2側に切換えてお
く。
<通常運転時> ウオームアツプ終了後の両ダンパ5、7の切換えによ
り通常の暖房運転が開始されるが、この場合、外気取入
口1aから吸引された外気は通路12を通り、全熱交換素子
31の第一の通路3aを経て通路11並びに加湿器4を通過し
て給気口1bに至り、ここから送風ダクトを介して各空調
設備の給気口に分配供給される。一方、帰還空気口2aか
ら吸引された帰還空気は通路21を通り、全熱交換素子31
の第二の通路3bを通過して排気口2bに至り、こゝから建
物外へ排出される。この給、排気の連続工程に於いて、
外気は全熱交換素子31の第一の通路3aを通過する間に第
二の通路3bを通過する帰還空気から顕熱及び水蒸気圧の
全熱を奪つて加温、加湿される。
而して、夏期冷房運転時にあつても外気及び帰還空気
の流れは同一であるが、冬期暖房運転時と異なり外気は
全熱交換器3によつて冷却、除湿されるので、運転時間
が長くなればなる程、供給される外気の絶対湿度は低下
し、各空調設備による除湿効果と相埃て居住域の湿度が
不足してくる。
このとき、バイパスダンパ6をバイパス通路13側に切
換えて外気を直接通路11に通じてやると、除湿されてい
ない湿度の高い外気がその儘各空調設備に供給されるこ
とになるので、居住域での湿度不足が解消されることに
なる。短時間で湿度不足を解消するためには加湿器4を
運転すればよいものである。
以上述べた如く、本発明に係る空調設備に於ける外気
処理システムによれば、冬期ウオームアツプ運転時には
外気の導入を断つて帰還空気をシステム内の加湿器る通
過させながら循環させることができるようにしたもので
あるから、従来各空調設備毎に加湿器を設けておかなけ
れば不可能であつたウオームアツプ時の湿度の調節が一
台の加湿器で行え、複数の加湿器を設置するための機材
並びに配管工事費を節減することができ、更に、外気を
全熱交換器を通過させないでその儘空調設備に供給でき
るようにしたものであるから、夏期冷房運転時の全熱交
換器使用による湿度不足を、従来システムのように頻繁
に加湿器を運転しなくても解消することができで経済的
であり、それぞれの切換え操作も電動ダンパの使用とこ
れを制御する電子回路の使用により簡単に行え、全自動
的に外気処理を行うことができて便利である 尚、本システムに於いて、ウオームアツプ時にのみ加
湿する場合には、第4図に示すように、バイパス通路22
中に加湿器4を設ければよいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を例示するもので、第1図は本
発明システムを説明するフローチヤート、 第2図、第3図は従来システムを説明するフローチヤー
ト、 第4図は本発明システムの他の実施例を説明するフロー
チヤート である。 1……給気側通路、2……排気側通路、3……全熱交換
器、4……加湿器、5……シヤツトオフダンパ、6、7
……バイパスダンパ、8……給気用フアンモータ、9…
…排気用フアンモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 義隆 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株 式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 吉田 康敏 大阪府大阪市東区大川町1番地 日土地 淀屋橋ビル 新晃工業株式会社内 (72)発明者 鍋島 泰 大阪府大阪市東区大川町1番地 日土地 淀屋橋ビル 新晃工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気取入口1aから空調設備の給気口1bに至
    る給気側通路1と、空調設備の帰還空気口2aから排気口
    2bに至る排気側通路2との間に、全熱交換素子31を内蔵
    する全熱交換器31を介在させ、同全熱交換素子31の第
    一、第二の通路3a、3bをそれぞれ通過する外気と帰還空
    気との間で顕熱及び水蒸気圧の全熱交換を行うように
    し、かつ全熱交換器から給気口1bに至る途中の通路11
    加湿器4を設けて外気を加湿するようにした空調設備に
    於ける外気処理システムに於いて、外気取入口1aから全
    熱交換器3へ至る途中の通路12に通路1を開、閉するシ
    ヤツトオフダンパ5を設けると共に、同通路12のシヤツ
    トオフダンパ5より後位置に、全熱交換素子31の第一の
    通路3aを迂回して通路11に短絡するバイパス通路13並び
    にこのバイパス通路13に外気を選択的に通過させるバイ
    パスダンパ6を設け、更に、帰還空気口2aから全熱交換
    器3へ至る途中の通路21に、同通路21と前記通路11の加
    湿器4より前位置の通路間を短絡するバイパス通路22
    びにこのバイパス通路22に帰還空気を選択的に通過させ
    るバイパスバンパ7を設けたことを特徴とする空調設備
    に於ける外気処理システム。
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