JP2583098Y2 - レーザ入射ユニット - Google Patents
レーザ入射ユニットInfo
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- 239000007924 injection Substances 0.000 title 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 37
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 36
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レーザ発振器からのレ
ーザ光を光ファイバの一端面に入射させるレーザ入射ユ
ニットに関する。
ーザ光を光ファイバの一端面に入射させるレーザ入射ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、レーザ加工装置に用いられる従
来の代表的なレーザ入射ユニットの構成を示す。このレ
ーザ入射ユニットにおいて、ユニット本体100の一端
部(図4では左端部)の光ファイバ取付部104には光
ファイバ102の一端部が取付され、レーザ発振装置
(図示せず)側からユニット本体100の他端部(図4
では右端部)に入ってきたレーザ光LBは円筒状のレン
ズ保持部108に保持されている集光レンズ106を通
って光ファイバ102の一端面に集光入射するようにな
っている。
来の代表的なレーザ入射ユニットの構成を示す。このレ
ーザ入射ユニットにおいて、ユニット本体100の一端
部(図4では左端部)の光ファイバ取付部104には光
ファイバ102の一端部が取付され、レーザ発振装置
(図示せず)側からユニット本体100の他端部(図4
では右端部)に入ってきたレーザ光LBは円筒状のレン
ズ保持部108に保持されている集光レンズ106を通
って光ファイバ102の一端面に集光入射するようにな
っている。
【0003】光ファィバ取付部104の中央部には、光
ファイバ102の一端部を受けるためのリセプタクル1
10が設けられている。このリセプタクル110の外側
面にはX方向の位置調整ネジ112およびコイルバネ1
14のそれぞれの先端部が相対抗して当接するととも
に、Y方向の位置調整ネジおよびコイルバネ(図示せ
ず)のそれぞれの先端部も相対向して当接している。X
方向位置調整ネジ112およびY方向位置調整ネジのそ
れぞれのツマミ(頭部)を回転操作することで、XY方
向におけるリセプタクル110の位置を調整し、ひいて
はXY方向における光ファイバ102の端面の心合わせ
を行うことができる。
ファイバ102の一端部を受けるためのリセプタクル1
10が設けられている。このリセプタクル110の外側
面にはX方向の位置調整ネジ112およびコイルバネ1
14のそれぞれの先端部が相対抗して当接するととも
に、Y方向の位置調整ネジおよびコイルバネ(図示せ
ず)のそれぞれの先端部も相対向して当接している。X
方向位置調整ネジ112およびY方向位置調整ネジのそ
れぞれのツマミ(頭部)を回転操作することで、XY方
向におけるリセプタクル110の位置を調整し、ひいて
はXY方向における光ファイバ102の端面の心合わせ
を行うことができる。
【0004】レンズ保持部108の外壁面には中間部か
ら他端部にかけてネジ山108aが形成されるととも
に、このレンズ保持部108のネジ山108aと対向す
るユニット本体100の内壁面にもネジ山100aが形
成され、これらのネジ山108a,100aは互いに螺
合している。レンズ保持部108の他端部にはレンズ位
置調整リング108bが一体に設けられており、このリ
ング108bを手で把持して回すと、ユニット本体10
0に対してレンズ保持部108が回転しながら光軸方向
(Z方向)に移動するようになっている。その移動方向
は回転方向に対応し、たとえば時計方向にリング108
bを回すとレンズ保持部108はユニット一端側(左
側)へ移動し、反時計方向にリング108bを回すとレ
ンズ保持部108はユニット他端側(右側)へ移動する
ようになっている。
ら他端部にかけてネジ山108aが形成されるととも
に、このレンズ保持部108のネジ山108aと対向す
るユニット本体100の内壁面にもネジ山100aが形
成され、これらのネジ山108a,100aは互いに螺
合している。レンズ保持部108の他端部にはレンズ位
置調整リング108bが一体に設けられており、このリ
ング108bを手で把持して回すと、ユニット本体10
0に対してレンズ保持部108が回転しながら光軸方向
(Z方向)に移動するようになっている。その移動方向
は回転方向に対応し、たとえば時計方向にリング108
bを回すとレンズ保持部108はユニット一端側(左
側)へ移動し、反時計方向にリング108bを回すとレ
ンズ保持部108はユニット他端側(右側)へ移動する
ようになっている。
【0005】このように、リング108bを回すことに
よって、レンズ保持部108を光軸方向(Z方向)に移
動させ、集光レンズ106の焦点を光ファイバ102の
端面に合わせることができる。ユニット本体100の他
端(右端)100bと位置調整リング108bとの間
で、レンズ保持部108のネジ山108aにはレンズ保
持部108の位置を固定(ロック)するためのロックリ
ング116が螺合している。このロックリング116を
ユニット本体100の他端100bに押し付けるように
ネジ回しすると、その押圧力によってユニット本体10
0のネジ山100aとレンズ保持部108のネジ山10
8aとが互いに強く圧接し、レンズ保持部108が回転
できなくなって動かなくなる。これで、光軸方向(Z方
向)における集光レンズ106の位置が固定される。
よって、レンズ保持部108を光軸方向(Z方向)に移
動させ、集光レンズ106の焦点を光ファイバ102の
端面に合わせることができる。ユニット本体100の他
端(右端)100bと位置調整リング108bとの間
で、レンズ保持部108のネジ山108aにはレンズ保
持部108の位置を固定(ロック)するためのロックリ
ング116が螺合している。このロックリング116を
ユニット本体100の他端100bに押し付けるように
ネジ回しすると、その押圧力によってユニット本体10
0のネジ山100aとレンズ保持部108のネジ山10
8aとが互いに強く圧接し、レンズ保持部108が回転
できなくなって動かなくなる。これで、光軸方向(Z方
向)における集光レンズ106の位置が固定される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この種のレーザ入射ユ
ニットにおいては、集光レンズを通ったレーザ光を光フ
ァイバの端面中心部に正確に集光入射させることが肝要
である。レーザ加工に使用されるような高出力レーザ光
の場合、正確に集光入射しないと、入射効率が低下する
だけでなく、ファイバ端面を焼損するおそれもあるの
で、正確な位置合わせが必要とされる。正確な位置合わ
せは、集光レンズと光ファイバ端面との距離間隔を該レ
ンズの焦点距離にほぼ一致させ、かつ光学レンズと光フ
ァイバの心を合わせる、つまり両者を同一軸心上に配置
することによって達成される。
ニットにおいては、集光レンズを通ったレーザ光を光フ
ァイバの端面中心部に正確に集光入射させることが肝要
である。レーザ加工に使用されるような高出力レーザ光
の場合、正確に集光入射しないと、入射効率が低下する
だけでなく、ファイバ端面を焼損するおそれもあるの
で、正確な位置合わせが必要とされる。正確な位置合わ
せは、集光レンズと光ファイバ端面との距離間隔を該レ
ンズの焦点距離にほぼ一致させ、かつ光学レンズと光フ
ァイバの心を合わせる、つまり両者を同一軸心上に配置
することによって達成される。
【0007】上記したような従来のレーザ入射ユニット
では、ユニット本体100に対して螺合しているレンズ
保持部108を回転させながら光軸方向(Z方向)に移
動させることによって、レンズ保持部108内の集光レ
ンズ106を光軸方向に移動させ、焦点調整を行ってい
た。しかし、そのようなレンズ保持部108の回転に伴
って、集光レンズ106の焦点も回転してしまうため、
せっかくリセプタクル110側で心合わせの調整を行っ
ても焦点調整の段階で焦点が光ファイバ102の端面中
心部からずれてしまい、再度リセプタクル110側で心
合わせの調整を行わなければならなかった。
では、ユニット本体100に対して螺合しているレンズ
保持部108を回転させながら光軸方向(Z方向)に移
動させることによって、レンズ保持部108内の集光レ
ンズ106を光軸方向に移動させ、焦点調整を行ってい
た。しかし、そのようなレンズ保持部108の回転に伴
って、集光レンズ106の焦点も回転してしまうため、
せっかくリセプタクル110側で心合わせの調整を行っ
ても焦点調整の段階で焦点が光ファイバ102の端面中
心部からずれてしまい、再度リセプタクル110側で心
合わせの調整を行わなければならなかった。
【0008】また、上記従来のレーザ入射ユニットで
は、焦点調整後にロックリング116をユニット本体1
00の他端100bに押し付けてレンズ保持部108お
よび集光レンズ106の位置を固定するようにしてい
る。しかし、ロックリング116からの押圧力は軸方向
に作用するため、レンズ保持部108が軸方向に位置ず
れしたり傾くおそれがあり、焦点調整した位置で集光レ
ンズ106を正確に固定するのが難しかった。
は、焦点調整後にロックリング116をユニット本体1
00の他端100bに押し付けてレンズ保持部108お
よび集光レンズ106の位置を固定するようにしてい
る。しかし、ロックリング116からの押圧力は軸方向
に作用するため、レンズ保持部108が軸方向に位置ず
れしたり傾くおそれがあり、焦点調整した位置で集光レ
ンズ106を正確に固定するのが難しかった。
【0009】本考案は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、焦点調整を容易かつ正確に行い、心合わせの位
置調整を何度も繰り返さなくて済むようにしたレーザ入
射ユニットを提供することを目的とする。
もので、焦点調整を容易かつ正確に行い、心合わせの位
置調整を何度も繰り返さなくて済むようにしたレーザ入
射ユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の第1のレーザ入射ユニットは、ユニット
本体の一端部に光ファイバの一端部を着脱可能に取付
し、前記ユニット本体の他端側から入ってきたレーザ光
を光学レンズにより集光して前記光ファイバの一端面に
入射せしめるようにしたレーザ入射ユニットにおいて、
前記光ファイバの一端部の取付位置を光軸に垂直な方向
で調整するための光ファイバ位置合わせ調整手段と、内
側面で前記光学レンズを保持し、外側面にネジ部を有
し、前記ユニット本体内に遊嵌される円筒状のレンズ保
持手段と、前記ユニット本体に対して前記レンズ保持手
段を光軸方向にのみ移動可能とする案内手段と、前記レ
ンズ保持手段の外側面のネジ部と螺合するネジ部を有
し、前記ユニット本体に回転可能に取付されるリング状
のレンズ位置調整手段とを具備する構成とした。
めに、本考案の第1のレーザ入射ユニットは、ユニット
本体の一端部に光ファイバの一端部を着脱可能に取付
し、前記ユニット本体の他端側から入ってきたレーザ光
を光学レンズにより集光して前記光ファイバの一端面に
入射せしめるようにしたレーザ入射ユニットにおいて、
前記光ファイバの一端部の取付位置を光軸に垂直な方向
で調整するための光ファイバ位置合わせ調整手段と、内
側面で前記光学レンズを保持し、外側面にネジ部を有
し、前記ユニット本体内に遊嵌される円筒状のレンズ保
持手段と、前記ユニット本体に対して前記レンズ保持手
段を光軸方向にのみ移動可能とする案内手段と、前記レ
ンズ保持手段の外側面のネジ部と螺合するネジ部を有
し、前記ユニット本体に回転可能に取付されるリング状
のレンズ位置調整手段とを具備する構成とした。
【0011】本考案の第2のレーザ入射ユニットは、上
記第1のレーザ入射ユニットにおいて、前記ユニット本
体の側面に形成されたボルト案内溝と、前記ボルト案内
溝を介して前記レンズ保持体に螺着されるボルトとによ
って前記案内手段が構成されるとともに、前記ボルトを
締めることによって前記レンズ保持体が前記ユニット本
体に圧接固定される構成とした。
記第1のレーザ入射ユニットにおいて、前記ユニット本
体の側面に形成されたボルト案内溝と、前記ボルト案内
溝を介して前記レンズ保持体に螺着されるボルトとによ
って前記案内手段が構成されるとともに、前記ボルトを
締めることによって前記レンズ保持体が前記ユニット本
体に圧接固定される構成とした。
【0012】
【作用】本考案の第1のレーザ入射ユニットにおいて
は、案内手段によってレンズ保持手段の移動方向が光軸
方向に規制されているため、レンズ位置調整手段を回転
させると、レンズ保持手段の外側面のネジ部とレンズ保
持手段のネジ部との相対的な送りによってレンズ保持手
段がユニット本体に対して光軸方向に移動する。この移
動の向きはレンズ位置調整手段の回転方向によって決ま
る。このようにして光学レンズの焦点位置の調整が行わ
れるとき、レンズ保持手段および光学レンズは回転する
ことなく光軸方向に移動するので、光学レンズの焦点は
回転することなく一定の光軸(直線)上を移動する。
は、案内手段によってレンズ保持手段の移動方向が光軸
方向に規制されているため、レンズ位置調整手段を回転
させると、レンズ保持手段の外側面のネジ部とレンズ保
持手段のネジ部との相対的な送りによってレンズ保持手
段がユニット本体に対して光軸方向に移動する。この移
動の向きはレンズ位置調整手段の回転方向によって決ま
る。このようにして光学レンズの焦点位置の調整が行わ
れるとき、レンズ保持手段および光学レンズは回転する
ことなく光軸方向に移動するので、光学レンズの焦点は
回転することなく一定の光軸(直線)上を移動する。
【0013】本考案の第2のレーザ入射ユニットにおい
ては、レンズ保持手段に螺着されるボルトが焦点調整を
行うときは案内手段として機能し、レンズ保持手段ない
し光学レンズの位置決め固定するときはレンズ保持手段
として機能する。
ては、レンズ保持手段に螺着されるボルトが焦点調整を
行うときは案内手段として機能し、レンズ保持手段ない
し光学レンズの位置決め固定するときはレンズ保持手段
として機能する。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本考案の実施例
を説明する。図1は、本考案の一実施例によるレーザ入
射ユニットの構成を示す縦断面図、図2はこのユニット
を一端側から見た側面図、図3はこのユニットに設けら
れる支持リングの構成を示す平面図である。
を説明する。図1は、本考案の一実施例によるレーザ入
射ユニットの構成を示す縦断面図、図2はこのユニット
を一端側から見た側面図、図3はこのユニットに設けら
れる支持リングの構成を示す平面図である。
【0015】この実施例のレーザ入射ユニットは、ユニ
ット本体10と、このユニット本体10の一端部(図1
では左端部)に光ファイバ12の一端部を取付する光フ
ァイバ取付部14と、ユニット本体10の他端側(図1
では右端部)より入ってきたレーザ光LBを光ファイバ
12の一端面に集光するための集光レンズ16を保持す
る円筒状のレンズ保持部18とから構成されている。レ
ーザ光LBは、たとえばレーザ発振器(図示せず)より
出射され、光学系(図示せず)を通って空中を伝搬して
きたものである。
ット本体10と、このユニット本体10の一端部(図1
では左端部)に光ファイバ12の一端部を取付する光フ
ァイバ取付部14と、ユニット本体10の他端側(図1
では右端部)より入ってきたレーザ光LBを光ファイバ
12の一端面に集光するための集光レンズ16を保持す
る円筒状のレンズ保持部18とから構成されている。レ
ーザ光LBは、たとえばレーザ発振器(図示せず)より
出射され、光学系(図示せず)を通って空中を伝搬して
きたものである。
【0016】光ファイバ取付部14の中央部には、光フ
ァイバ12の一端部を受けるためのリセプタクル20が
設けられている。このリセプタクル20の外側面にはX
方向の位置調整ネジ22およびコイルバネ24のそれぞ
れの先端部が相対向して当接するとともに、Y方向の位
置調整ネジ26およびコイルバネ(図示せず)のそれぞ
れの先端部も相対向して当接している。X方向のコイル
バネ24およびY方向のコイルバネのバネ圧は、ユニッ
ト本体10の側面に固着されたナット21,23に螺着
しているネジ25,27によって調整される。X方向位
置調整ネジ22およびY方向位置調整ネジ26のそれぞ
れのツマミ(頭部)を回転操作することで、XY方向に
おけるリセプタクル20の位置を調整し、ひいてはXY
方向における光ファイバ12の端面の位置合わせを行え
るようになっている。
ァイバ12の一端部を受けるためのリセプタクル20が
設けられている。このリセプタクル20の外側面にはX
方向の位置調整ネジ22およびコイルバネ24のそれぞ
れの先端部が相対向して当接するとともに、Y方向の位
置調整ネジ26およびコイルバネ(図示せず)のそれぞ
れの先端部も相対向して当接している。X方向のコイル
バネ24およびY方向のコイルバネのバネ圧は、ユニッ
ト本体10の側面に固着されたナット21,23に螺着
しているネジ25,27によって調整される。X方向位
置調整ネジ22およびY方向位置調整ネジ26のそれぞ
れのツマミ(頭部)を回転操作することで、XY方向に
おけるリセプタクル20の位置を調整し、ひいてはXY
方向における光ファイバ12の端面の位置合わせを行え
るようになっている。
【0017】集光レンズ16は、レンズ保持部18の内
壁面の中間部で突起28とストッパリング30間に挟着
保持されている。レンズ保持部18は、ユニット本体1
0の中間部から他端部にかけて延在する円筒部10aの
内側に遊嵌されている。レンズ保持部18の突起28よ
りユニット中央寄りの側面には、後述するボルト34が
螺着するためのネジ孔18aが設けられている。また、
レンズ保持部18の外壁面には中間部から他端部にかけ
てネジ山18bが形成されている。
壁面の中間部で突起28とストッパリング30間に挟着
保持されている。レンズ保持部18は、ユニット本体1
0の中間部から他端部にかけて延在する円筒部10aの
内側に遊嵌されている。レンズ保持部18の突起28よ
りユニット中央寄りの側面には、後述するボルト34が
螺着するためのネジ孔18aが設けられている。また、
レンズ保持部18の外壁面には中間部から他端部にかけ
てネジ山18bが形成されている。
【0018】ユニット本体10の円筒部10aには、光
軸と平行に延在する案内溝32が形成されており、この
案内溝32を介してボルト34がレンズ保持部18のネ
ジ孔18aに螺着している。案内溝32は、ボルト34
の軸部と遊嵌する溝幅の狭い溝部32aとボルト34の
頭部と遊嵌する溝幅の広い溝部32bとからなってい
る。このように、レンズ保持部18に螺着したボルト3
4がユニット本体10の案内溝32によって光軸と平行
な方向にしか移動できないようになっている。これによ
り、ユニット本体10に対してレンズ保持部18は円周
方向に移動できず光軸方向にのみ移動できるようになっ
ている。
軸と平行に延在する案内溝32が形成されており、この
案内溝32を介してボルト34がレンズ保持部18のネ
ジ孔18aに螺着している。案内溝32は、ボルト34
の軸部と遊嵌する溝幅の狭い溝部32aとボルト34の
頭部と遊嵌する溝幅の広い溝部32bとからなってい
る。このように、レンズ保持部18に螺着したボルト3
4がユニット本体10の案内溝32によって光軸と平行
な方向にしか移動できないようになっている。これによ
り、ユニット本体10に対してレンズ保持部18は円周
方向に移動できず光軸方向にのみ移動できるようになっ
ている。
【0019】ユニット本体10の他端部(右端部)には
円周方向に段部36と突起部38が設けられ、この段部
36と突起部38とで画成される円周方向の溝部または
凹部に支持リング40が回転可能に外嵌されている。こ
の外嵌を可能にするため、支持リング40は図3に示す
ように2分割されている。この支持リング40に外側か
ら位置調整リング42が複数本たとえば4本のネジ44
によって固着され、位置調整リング42と支持リング4
0は一体に回転できるようになっている。位置調整リン
グ42の内周面にはネジ山42aが切られており、この
ネジ山42aはレンズ保持部18の外周面のネジ山18
aに螺合している。
円周方向に段部36と突起部38が設けられ、この段部
36と突起部38とで画成される円周方向の溝部または
凹部に支持リング40が回転可能に外嵌されている。こ
の外嵌を可能にするため、支持リング40は図3に示す
ように2分割されている。この支持リング40に外側か
ら位置調整リング42が複数本たとえば4本のネジ44
によって固着され、位置調整リング42と支持リング4
0は一体に回転できるようになっている。位置調整リン
グ42の内周面にはネジ山42aが切られており、この
ネジ山42aはレンズ保持部18の外周面のネジ山18
aに螺合している。
【0020】上記のように、ボルト34と案内溝32に
よってレンズ保持部18の移動方向が光軸方向に規制さ
れているため、位置調整リング42を回転させると、レ
ンズ保持部18がユニット本体10に対して光軸方向に
移動するようになっている。このレンズ保持部18の移
動の向きは位置調整リング42の回転方向によって決ま
る。たとえば、位置調整リング42を時計方向に回転さ
せるとレンズ保持部18はユニット一端側(右側)へ移
動し、位置調整リング42を反時計方向に回転させると
レンズ保持部18はユニット他端側(左側)へ移動する
ようになっている。
よってレンズ保持部18の移動方向が光軸方向に規制さ
れているため、位置調整リング42を回転させると、レ
ンズ保持部18がユニット本体10に対して光軸方向に
移動するようになっている。このレンズ保持部18の移
動の向きは位置調整リング42の回転方向によって決ま
る。たとえば、位置調整リング42を時計方向に回転さ
せるとレンズ保持部18はユニット一端側(右側)へ移
動し、位置調整リング42を反時計方向に回転させると
レンズ保持部18はユニット他端側(左側)へ移動する
ようになっている。
【0021】このように、位置調整リング42を回すこ
とによって、レンズ保持部18を光軸方向(Z方向)に
移動させ、集光レンズ16の焦点を光ファイバ12の端
面に合わせることができる。この焦点調整において、集
光レンズ16は回転することなく光軸方向に移動するの
で、集光レンズ16の焦点は回転することなく一定の光
軸(直線)上を移動する。したがって、光ファイバ14
の心合わせ後に、焦点調整を行っても、焦点が光ファイ
バ14の端面中心部からずれることはない。
とによって、レンズ保持部18を光軸方向(Z方向)に
移動させ、集光レンズ16の焦点を光ファイバ12の端
面に合わせることができる。この焦点調整において、集
光レンズ16は回転することなく光軸方向に移動するの
で、集光レンズ16の焦点は回転することなく一定の光
軸(直線)上を移動する。したがって、光ファイバ14
の心合わせ後に、焦点調整を行っても、焦点が光ファイ
バ14の端面中心部からずれることはない。
【0022】なお、焦点調整を行うときは、レンズ保持
部18がユニット本体10に対して光軸方向に摺動でき
るように、ボルト34を緩めておく。そして、レンズ保
持部18および集光レンズ16を焦点調整した位置で固
定するときに、ボルト34を締め付ける。そうすると、
ボルト34の締結力によってレンズ保持部18がユニッ
ト本体10に圧接固着され、移動できなくなる。このよ
うに、本レーザ入射ユニットでは、レンズ保持部18を
ユニット本体10に対して光軸と垂直な方向に圧接して
固定するため、レンズ保持部18および集光レンズ16
が位置ずれしたり傾いたりすることがない。また、ボル
ト34がレンズ保持部18の回転防止だけでなくレンズ
保持部18の固定にも機能するので、部品が少なくて済
み、構成が簡素化されている。
部18がユニット本体10に対して光軸方向に摺動でき
るように、ボルト34を緩めておく。そして、レンズ保
持部18および集光レンズ16を焦点調整した位置で固
定するときに、ボルト34を締め付ける。そうすると、
ボルト34の締結力によってレンズ保持部18がユニッ
ト本体10に圧接固着され、移動できなくなる。このよ
うに、本レーザ入射ユニットでは、レンズ保持部18を
ユニット本体10に対して光軸と垂直な方向に圧接して
固定するため、レンズ保持部18および集光レンズ16
が位置ずれしたり傾いたりすることがない。また、ボル
ト34がレンズ保持部18の回転防止だけでなくレンズ
保持部18の固定にも機能するので、部品が少なくて済
み、構成が簡素化されている。
【0023】上述した実施例では、レンズ保持部18に
取付されたボルト34とユニット本体10に設けられた
案内溝32とによって本考案の案内手段を構成したが、
たとえばレンズ保持部18の外側面に光軸と平行な突条
を円周方向に1本または複数本設けるとともにユニット
本体10の内側面にそれらの突条と遊嵌する案内溝を設
けることによっても本考案の案内手段を構成することが
可能である。また、光ファイバ位置合わせ調整手段とし
ては、上記のリセタプル20、X方向位置調整ネジ22
およびY方向位置調整ネジ26等からなる構成に限るも
のではなく、従来周知の任意の調整機構を用いることが
可能である。
取付されたボルト34とユニット本体10に設けられた
案内溝32とによって本考案の案内手段を構成したが、
たとえばレンズ保持部18の外側面に光軸と平行な突条
を円周方向に1本または複数本設けるとともにユニット
本体10の内側面にそれらの突条と遊嵌する案内溝を設
けることによっても本考案の案内手段を構成することが
可能である。また、光ファイバ位置合わせ調整手段とし
ては、上記のリセタプル20、X方向位置調整ネジ22
およびY方向位置調整ネジ26等からなる構成に限るも
のではなく、従来周知の任意の調整機構を用いることが
可能である。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の第1のレ
ーザ入射ユニットによれば、案内手段によってレンズ保
持手段の移動方向を光軸方向に規制し、レンズ位置調整
手段によってレンズ保持手段をユニット本体に対して光
軸方向にのみ移動させるようにしたので、光学レンズの
焦点が回転することがなく、容易かつ正確に焦点調整を
行うことができる。したがって、焦点調整の最中に焦点
が光ファイバの端面中心部からずれることがないので、
光ファイバの心合わせを何度も繰り返す必要がなくな
る。また、本考案の第2のレーザ入射ユニットによれ
ば、ボルトを案内手段とレンズ位置固定手段とに兼用さ
せるようにしたので、部品点数の少ない簡易なユニット
構成とすることができる。
ーザ入射ユニットによれば、案内手段によってレンズ保
持手段の移動方向を光軸方向に規制し、レンズ位置調整
手段によってレンズ保持手段をユニット本体に対して光
軸方向にのみ移動させるようにしたので、光学レンズの
焦点が回転することがなく、容易かつ正確に焦点調整を
行うことができる。したがって、焦点調整の最中に焦点
が光ファイバの端面中心部からずれることがないので、
光ファイバの心合わせを何度も繰り返す必要がなくな
る。また、本考案の第2のレーザ入射ユニットによれ
ば、ボルトを案内手段とレンズ位置固定手段とに兼用さ
せるようにしたので、部品点数の少ない簡易なユニット
構成とすることができる。
【図1】本考案の一実施例によるレーザ入射ユニットの
構成を示す縦断面図である。
構成を示す縦断面図である。
【図2】実施例のレーザ入射ユニットにおける光ファイ
バ位置合わせ調整部の外観構造を示す側面図である。
バ位置合わせ調整部の外観構造を示す側面図である。
【図3】実施例のレーザ入射ユニットにおける支持リン
グの構造を示す平面図である。
グの構造を示す平面図である。
【図4】従来のレーザ入射ユニットの構成を示す縦断面
図である。
図である。
10 ユニット本体 12 光ファイバ 14 光ファイバ取付部 16 集光レンズ 18 レンズ保持部 20 リセプタクル 22 X方向位置調整ネジ 24 Y方向位置調整ネジ 32 案内溝 34 ボルト 40 支持リング 42 位置調整リング
Claims (2)
- 【請求項1】 ユニット本体の一端部に光ファイバの一
端部を着脱可能に取付し、前記ユニット本体の他端側か
ら入ってきたレーザ光を光学レンズにより集光して前記
光ファイバの一端面に入射せしめるようにしたレーザ入
射ユニットにおいて、 前記光ファイバの一端部の取付位置を光軸に垂直な方向
で調整するための光ファイバ位置合わせ調整手段と、 内側面で前記光学レンズを保持し、外側面にネジ部を有
し、前記ユニット本体内に遊嵌される円筒状のレンズ保
持手段と、 前記ユニット本体に対して前記レンズ保持手段を光軸方
向にのみ移動可能とする案内手段と、 前記レンズ保持手段の外側面のネジ部と螺合するネジ部
を有し、前記ユニット本体に回転可能に取付されるリン
グ状のレンズ位置調整手段と、 を具備したことを特徴とするレーザ入射ユニット。 - 【請求項2】 前記ユニット本体の側面に形成されたボ
ルト案内溝と、前記ボルト案内溝を介して前記レンズ保
持体に螺着されるボルトとによって前記案内手段が構成
されるとともに、前記ボルトを締めることによって前記
レンズ保持体が前記ユニット本体に圧接固定されるよう
に構成したことを特徴とする請求項1に記載のレーザ入
射ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7974992U JP2583098Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | レーザ入射ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7974992U JP2583098Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | レーザ入射ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637809U JPH0637809U (ja) | 1994-05-20 |
JP2583098Y2 true JP2583098Y2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=13698879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7974992U Expired - Fee Related JP2583098Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | レーザ入射ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583098Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11828987B2 (en) * | 2018-12-13 | 2023-11-28 | Kla Corporation | Axially adjusted, non-rotating barrel fiber collimator |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP7974992U patent/JP2583098Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637809U (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |